JP3767688B2 - 回転角センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転角センサに関し、特に車室内に設置されるブレーキペダルセンサあるいはアクセルペダルセンサなどの主に自動車用として用いられる回転角センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転角センサの図面を図10に基づいて説明すると、図10は一般的な車室内に設置されるブレーキペダルなどの自動車用回転角センサの配置図を示す。
【0003】
車室内に設置された自動車用回転角センサ51は、車室内でドライバ用シート52の前にあるブレーキペダルなどのペダル53と係合してフレーム54に取り付けられて設置されている。ペダル53を踏み込むとペダルの支軸部にある突起53bと自動車用回転角センサの本体ケース51aに回転可能に設けられているレバー部51bが係合してレバー部51bが回転し、回転角の信号を出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の自動車用回転角センサ51は、車室内に設置されて人間の足によって操作されるため人間の靴等についた泥や水が外部から付きやすく、内部の空間にレバー51bとケース本体51aの間から泥や水が入ってたまるということが発生する。この場合内部にシール部材があっても、たまった泥や水が長い間にシール部材を通して内部に侵入することがあり、泥や水が内部のセンサ部に接触し、正しい回転角の測定が阻害されるという問題があった
【0005】
従って、本発明の目的は、外部からの泥や水が付いても測定の信頼性が損なわれない回転角センサを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転角センサは、中央に貫通孔を設けた蓋部によって上端面が覆われ、下端面底部によって閉塞されて内部に収納空間を画成する円筒状のケーシングと、前記貫通孔に挿通されると共に前記ケーシングに回転可能に保持され上端を前記ケーシングの外部に突出させ、他端を前記収納空間に位置させた回転軸と、前記回転軸の上端に取り付けられたレバーと、前記回転軸の下端に設けた回転検出部と、前記回転検出部から前記ケーシングの外部へ導出されるコネクタ端子とを備え、前記レバーはカバー部と操作部とを有し、前記カバー部が前記ケーシングの前記蓋部に冠せられる円盤状の基部と、この基部の周縁に設けられて下方に突出して前記ケーシングの上端の外側面を覆う壁を有し、前記ケーシングの前記上端と前記カバー部との間を少なくとも一つのコの字型の通路断面を有するラビリンス構造となし、前記ケーシングの上端の外側面と前記カバー部の周縁の前記壁との間に0リングを挿入し、前記カバー部の中央に前記回転軸の上端を固定して前記操作部をカバー部の外方に突出して形成し、前記レバーの前記操作部を回転させることにより前記カバー部を介して前記回転軸を回転させ前記回転検出部を回動するようにした。
この構成により、カバー部の周縁がケーシングの上端の外側面を覆っており、従って、外部からの泥や水が収納空間に侵入する侵入経路の一番外側で阻止することとなり、内部に滞留することもないので、蓋部の貫通孔と軸の隙間を経由して水分などがケーシングの収納空間に入り込まず、検出部の動作に影響を与えることもなく、よって回転角センサの測定の信頼性が損なわれない
また、この構成により、レバーの構造が簡単で形成が容易であり、確実に収納空間内への泥や水の侵入を防止することができる。
また、この構成により、外部から中に入る通路が長くなるため、外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止することができ、よって、回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
また、この構成により、Oリングがケーシング上端を全周に渡り密封するので外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止することができ、よって回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
【0008】
また、前記ケーシングの上端の外側面から外方に突出し略全周に渡り形成されているリング状の突部を有し、このリング状の突部は前記カバーに設けた壁と対向している。
この構成により、リング状の突部がカバー部の周縁との間隔を狭くしているため、外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止することができ、よって回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
【0011】
また、前記ケーシングの前記蓋部の上面にレバー復帰用のコイルバネを配置し、このコイルバネを前記カバー部で覆うようにした。
この構成により、レバーの復帰を確実にできると共に、コイルバネに泥や水が付着せずコイルバネの機能を確実に維持できる。
【0012】
また、前記ケーシングの上端の外側壁及び前記カバー部の前記壁の内壁を前記回転軸の回転中心を中心とする円筒の表面形状とした。
この構成により、レバーの回転に支障なく、レバーの任意の回転位置で全周に渡って、両者の間隔を小さくでき、よって、外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止できる。
【0013】
また、前記リング状の突部、及び前記ケーシングの上端の外側壁及びカバーの壁の内壁を前記回転軸の回転中心を中心とする円筒状の表面形状にした。
この構成により、レバーの回転に支障なく、レバーの任意の回転位置で全周に渡って、カバー部の側壁の内壁面と、リング状の突部リング状の突部及びケーシングの外側壁との間隔を小さくすることができる。よって、外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止することができる。
【0014】
また、前記回転軸を前記ケーシングの前記底部にピボット支持した。
この構成により、外部から大きな加重が回転軸に伝わりにくく、そのため耐久性を向上させることができる。この場合貫通孔と回転軸間には隙間を生じさせておく必要があり、本発明の密閉構造がより有効となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の回転角センサの第1実施形態の図面を説明すると、図1は本発明の回転角センサの第1実施形態の部分断面図、図2は本発明の回転角センサの第1実施形態の平面図、図3は本発明の回転角センサの第1実施形態の正面図、図4は本発明の回転角センサの第1実施形態の側面図、図5は本発明の回転角センサの第1実施形態のレバーの平面図、図6は本発明の回転角センサの第1実施形態のレバーの断面図、図7は本発明の回転角センサの第1実施形態の抵抗基板の平面図をそれぞれ示す。
【0016】
ケーシング1は、絶縁樹脂製で、上端面に絶縁樹脂製の蓋部2を有し円筒状の筒からなる周壁を有し、下端面底部1aによって閉塞され内部に収納空間1hを有している。蓋部2は外形はお椀形状をなし、中央部は上方に突出してその中央は貫通孔2aになっており、底部には突起2bが形成されている。蓋部2は収納空間1h上部に嵌合し、蓋部2の周縁は円筒部上端を曲げてかしめることにより固定されている。蓋部2にはコイルバネが収納されている。ケーシング1の底部1aには中央に円錐形の凹部1bと端部に矩形状の凹部1cが設けられている。ケーシング1の上端の外側面では外方に突出してリング状の突部13が設けられている。
また、ケーシング1の側部には外方に向かって突出している突部1fとその内側の凹部1gが形成されている。ケーシング1の下部には、図10におけるフレームに取り付けるための突部1eが下方に、ネジ部1dが側方に突出形成されている。
【0017】
コイルバネ3は、弾性のある金属線材料をコイル状に巻回したもので両端に係止部3a,3bを有している。コイルバネ3は蓋部2の外形部分と中央部分の間の空間に収納され、一端の係止部3bは蓋部2の底部の突起2bに係止している。
【0018】
軸受けリング4は、金属製で断面L字状でリング状をなしている。軸受けリングはケーシング1の中央で、蓋部2の中央の貫通孔2aの内面に設けられている。
【0019】
回転軸5は、絶縁樹脂製で中空部5cを有する円筒で途中に円盤状の腕部5aを有し、下端には円錐形の突部5bを有している。回転軸5は蓋部2の中央の貫通孔2aに嵌合し、軸受けリング4と摺接し回転可能になっている。
【0020】
スプリングワッシャー6は、弾性のある金属板をリング状に抜いてウェーブを付けたワッシャーで、回転軸5の腕部5aと蓋部2の下端との間に挟持され、リング状のスプリングワッシャー6の中央には回転軸5が挿通されている。
【0021】
摺動子7は、回転検出部を構成し、弾性のある金属片により形成されている。摺動子は回転軸5の腕部5aに取り付けられ回転軸5と伴に回転可能になっている。
【0022】
抵抗基板8は、回転検出部を構成し、中央に孔8aを有し、表面には電極端子8bと抵抗層8c、電極層8dが設けられている。摺動子7は抵抗基板8上の抵抗層8c、電極層8dの上を摺接し回転角の信号を取り出している。抵抗基板8の孔8aには回転軸5の下端の円錐形の突部5bが挿通しケーシング1の底部1aの円錐形の凹部1bに付き当てられピボット構造となっている。ピボット構造は外部から大きな加重が回転軸5に伝わりにくく、そのため耐久性を向上させることができる。
【0023】
接触バネ9は、弾性のある金属片よりなり、両端に接触部9a,9bを有している。接触バネ9はケーシング1の底部1aの端部にある矩形状の凹部1cに収納され、接触バネ9の一端側の接触部9bは抵抗基板8の電極端子8bに接触している。
【0024】
コネクタ端子10は、一端側がケーシング1の底部1aの端部にある矩形状の凹部1cに収納されると共に、他端側は折り曲げられてケーシング1側部の凹部1gに露出しコネクタとなっている。接触バネ9の他端側の接触部9aはコネクタ端子10の一端側と接触している。
【0025】
レバー11は、絶縁樹脂製でカバー部11aと、カバー部11aと一体でカバー部11aから外方へ突き出る角棒状の操作部11bからなり、カバー部11aの基部中央には下方に向かって突き出る軸部11cが固定され、軸部11cに隣接して孔11dが設けられている。また、中央から外れた部分に下方に突出する突部11eを有している。操作部11bはこれを回転することにより回転角が検出されるようになっている。レバー11は回転軸5の中空部5cに軸部11cを挿入し、回転軸5の上端をレバー11の孔11dに挿入してかしめにより回転軸5とレバー11とを固定している。コイルバネ3は一端の係止部3aをレバー11の突部11eに係止し、他端の係止部3bを蓋部2内の突部2bに係止している。コイルバネ3はレバー復帰用に用いられる。レバー11のカバー部11aは、円盤状の基部の周縁からケーシング1の上端より外側面に沿って下方へ突出したリング状の壁11fを有し、ケーシング1の上端を外部から覆い、壁11fはケーシング1の上端の外側面と狭い間隔を空けて対向し、この間隔内に突出しているリング状の突部13により更に間隔が狭められている。この構造により、下方から泥や水などの異物が侵入しないようになっている。
【0026】
Oリング12は、ゴム系の材料からなり、リング状をなしている。Oリング12はレバー11のカバー部11aの壁11fとケーシング1の上端との間の間隙に配置され、レバー11とケーシング1との間を密封し外部からの泥や水の侵入を更に防止している。
【0027】
次に、本発明の第1実施形態の回転角センサの組立方法を説明すると、初めにケーシング1の底部1aに抵抗基板8を嵌合固定する。次に接触バネ9をコネクタ端子10の一端側と抵抗基板8の電極端子8bに接触させ固定する。次に、回転軸5の円盤状の腕部5aに摺動子7を取り付け、スプリングワッシャー6の内径部分を回転軸5にガイドして回転軸5の上端を蓋部2の中央の貫通孔2aに挿通する。スプリングワッシャー6を挟持した回転軸5と蓋部2とを、回転軸5の先端をケーシング1の底部1aの円錐形の穴1bに入れるようにして、ケーシング1の中に収納し、ケーシング1の上端周縁で蓋部2を包み込むようにかしめを行って、ケーシング1に蓋部2を固定する。次に、蓋部2にコイルバネ3を収納し、コイルバネ3の一端の係止部3bを蓋部2の突部2bに係止し、コイルバネ3の他端の係止部3aがレバー11の突部11eに係止されるようにしながら、上からレバー11の軸部11cを回転軸5の中空部5cに挿入するようにしてレバー11のカバー部11aでケーシング1を上から覆う。レバー11のカバー部11aの中央の孔11dに回転軸5の上端を挿入し、かしめにより回転軸5とレバー11を一体化する。こうするとレバー11のカバー部11aの周縁がケーシング1の上端を上から包み込んで覆うようになる。以上により、回転角センサの組立が完了する。
【0028】
また、壁11fの内壁面は回転軸5の回転中心を中心とする円柱面であり、また、少なくともこれと対向するケーシングの外表面も回転軸5の回転中心を中心とする円柱面であり、よってレバーの回転に支障なく全周において両者の隙間を小さくできる。またリング状の突部13の外表面も円柱面であり壁11fとの隙間を全周において小さく保つことが可能となる。本実施形態においてはカバー部11aの半径は15mm程度で、ケーシングの外表面から壁11fの内壁面までの距離は1mm、リング状の突部13から壁11fの内壁面までの距離は0.5mm程度である。
【0029】
そして、従来例と同様、ケーシング1の突部1eを図10のフレーム54にガイドし、ケーシング1のネジ部1dにネジを螺合してフレーム54に取り付ける。そして、一対の操作部11bの間の溝に、突起53bを挿通しペダル53が踏み込まれると突起53bが回転軸の円周方向に沿って移動しこれによってレバー53が回転し、ペダルの踏み込み量に対応した電気信号が出力される。
【0030】
次に、本発明の第2実施形態の回転角センサの図面について説明すると、図8は本発明の回転角センサの第2実施形態の部分断面図である。本実施形態の説明の中で第1実施形態と同じ部分はその説明を省略する。
【0031】
本発明の回転角センサの第2実施形態は、前記第1実施形態においてカバー部11aの周囲から下方へ突出した壁11fを一つ設けたのに対して、カバー部11aから下方へ壁14と壁15の二つの壁を径方向に間隔を空けてリング状に設け、これら二つの壁の間の間隔に、ケーシング1に設けられケーシング1の一部である断面L字状でリング状の突起16を挿入したもので、通路断面がコ字状であるいわゆるラビリンス構造となっている。また、外側の壁15とその内側のL字状突起16との間にOリング17を挟持し、ラビリンス構造と協同して外部からの泥や水の侵入を防止しているものである。その他の構成は上記第1実施例と同じであるので、同一部品には同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0032】
次に、本発明の第3実施形態の回転角センサの図面について説明すると、図9は本発明の回転角センサの第3実施形態の部分断面図である。本実施形態の説明の中で第1実施形態と同じ部分はその説明を省略する。
【0033】
本発明の回転角センサの第3実施形態は、前記第1実施形態においてカバー部11aの周囲から下方へ突出した壁11fを一つ設けたのに対して、カバー部11aから下方へ壁18と壁19の二つの壁を径方向に間隔を空けてリング状に設け、内径側の壁18の前後に、ケーシング1に設けられケーシング1の一部である突部から上方に延びる二つのリング状の突起20,21を挿入したもので、通路断面が二つのコ字状であるいわゆるラビリンス構造となっている。また、外側の壁19の内側と外径側の突起21との間にOリング22を挟持し、ラビリンス構造と協同して外部からの泥や水の侵入を防止しているものである。その他の構成は上記第1実施形態と同じであるので、同一部品には同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0034】
尚、上記各実施形態において、Oリングを用いて外部からの泥や水の侵入を防止しているが、必ずしもOリングは必要ではなく、Oリングがなくとも泥や水の侵入はある程度防止できる。
また、上記各実施形態においては回転検出部は摺動子と抵抗基板よりなる可変抵抗器により形成しているが、本発明はこれに限定されることなく、摺動子と櫛歯状の導電パターンからなるエンコーダ、あるいは磁石と磁電変換素子からなる磁気式可変抵抗器を用いてもよい。
また、上記各実施形態のケーシングは、底部1aと円筒状の周壁を一体で形成しこの開口部に蓋部2を取り付けて構成したが、本発明はこれに限定されることなく、円筒状の周壁と蓋部を一体で形成し、底部を別の部材で形成してもよい。
また、上記各実施形態においてはコイルバネ3を設けているが、レバー11に被検出軸となるペダル53を強嵌合させた場合等、必ずしも必要ではない。
また、上記各実施形態においては回転コネクタは自動車用として説明しているが、自動車用以外にも、例えば農業機械にも使用可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の回転角センサは、中央に貫通孔を設けた蓋部によって上端面が覆われ、下端面底部によって閉塞されて内部に収納空間を画成する円筒状のケーシングと、貫通孔に挿通されると共にケーシングに回転可能に保持され上端をケーシングの外部に突出させ、他端を収納空間に位置させた回転軸と、回転軸の上端に取り付けられたレバーと、回転軸の下端に設けた回転検出部と、回転検出部からケーシングの外部へ導出されるコネクタ端子とを備え、レバーはカバー部と操作部とを有し、カバー部がケーシングの蓋部に冠せられる基部と、ケーシングの上端の外側面を覆う壁を有し、操作部をカバー部の外方に突出して形成し、レバーの操作部を回転させることによりカバー部を介して回転軸を回転させ回転検出部を回動するようにした。
この構成により、カバー部の周縁がケーシングの上端の外側面を覆っており、従って、外部からの泥や水が収納空間に侵入する侵入経路の一番外側で阻止することとなり、内部に滞留することもないので、蓋部の貫通孔と軸の隙間を経由して水分などがケーシングの収納空間に入り込まず、検出部の動作に影響を与えることもなく、よって回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
また、この構成により、レバーの構造が簡単で形成が容易であり、確実に収納空間内への泥や水の侵入を防止することができる。
また、この構成により、外部から中に入る通路が長くなるため、外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止することができ、よって、回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
また、この構成により、Oリングがケーシング上端を全周に渡り密封するので外部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入を防止することができ、よって回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転角センサの第1実施形態の部分断面図である。
【図2】本発明の回転角センサ第1実施形態のの平面図である。
【図3】本発明の回転角センサの第1実施形態の正面図である。
【図4】本発明の回転角センサの第1実施形態の側面図である。
【図5】本発明の回転角センサの第1実施形態のレバーの平面図である。
【図6】本発明の回転角センサの第1実施形態のレバーの断面図である。
【図7】本発明の回転角センサの第1実施形態の抵抗基板の平面図である。
【図8】本発明の回転角センサの第2実施形態の部分断面図であるである。
【図9】本発明の回転角センサの第3実施形態の部分断面図である。
【図10】従来の一般的な車室内に設置される自動車用センサの配置図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
1h 収納空間部
2 蓋部部
3 コイルバネ
4 軸受けリング
5 回転軸
6 スプリングワッシャー
7 摺動子(回転検出部)
8 抵抗基板(回転検出部)
9 接触バネ
10 コネクタ端子
11 レバー
11a カバー部
11b 操作部
12,17,22 Oリング
13 突部

Claims (6)

  1. 中央に貫通孔を設けた蓋部によって上端面が覆われ、下端面底部によって閉塞されて内部に収納空間を画成する円筒状のケーシングと、前記貫通孔に挿通されると共に前記ケーシングに回転可能に保持され上端を前記ケーシングの外部に突出させ、他端を前記収納空間に位置させた回転軸と、前記回転軸の上端に取り付けられたレバーと、前記回転軸の下端に設けた回転検出部と、前記回転検出部から前記ケーシングの外部へ導出されるコネクタ端子とを備え、前記レバーはカバー部と操作部とを有し、前記カバー部が前記ケーシングの前記蓋部に冠せられる円盤状の基部と、この基部の周縁に設けられて下方に突出して前記ケーシングの上端の外側面を覆う壁を有し、前記ケーシングの前記上端と前記カバー部との間を少なくとも一つのコの字型の通路断面を有するラビリンス構造となし、前記ケーシングの上端の外側面と前記カバー部の周縁の前記壁との間に0リングを挿入し、前記カバー部の中央に前記回転軸の上端を固定して前記操作部をカバー部の外方に突出して形成し、前記レバーの前記操作部を回転させることにより前記カバー部を介して前記回転軸を回転させ前記回転検出部を回動するようにしたことを特徴とする回転角センサ。
  2. 前記ケーシングの上端の外側面から外方に突出し略全周に渡り形成されているリング状の突部を有し、このリング状の突部は前記カバーに設けた壁と対向していることを特徴とする請求項1に記載の回転角センサ。
  3. 前記ケーシングの前記蓋部の上面にレバー復帰用のコイルバネを配置し、このコイルバネを前記カバー部で覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の回転角センサ。
  4. 前記ケーシングの上端の外側壁及び前記カバー部の前記壁の内壁を前記回転軸の回転中心を中心とする円筒の表面形状としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の回転角センサ。
  5. 前記リング状の突部、及び前記ケーシングの上端の外側壁及びカバーの壁の内壁を前記回転軸の回転中心を中心とする円筒状の表面形状にしたことを特徴とする請求項に記載の回転角センサ。
  6. 前記回転軸を前記ケーシングの前記底部にピボット支持したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の回転角センサ。
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