JP2003097942A - 回転角センサ - Google Patents

回転角センサ

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JP2003097942A JP2001288234A JP2001288234A JP2003097942A JP 2003097942 A JP2003097942 A JP 2003097942A JP 2001288234 A JP2001288234 A JP 2001288234A JP 2001288234 A JP2001288234 A JP 2001288234A JP 2003097942 A JP2003097942 A JP 2003097942A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から泥や水が付いても測定の信頼性が損
なわれない回転角センサを提供することである。 【解決手段】 中央に貫通孔2aを設けた蓋部2によっ
て上端面が覆われ、下端面底部1aによって閉塞されて
内部に収納空間1hを画成する円筒状のケーシング1
と、貫通孔2aに挿通されると共にケーシング1に回転
可能に保持され上端をケーシング1の外部に突出させ、
他端を収納空間1hに位置させた回転軸5と、その上端
に取り付けられたレバー11と、回転軸5の下端に設け
た回転検出部7,8と、ここからケーシング1の外部へ
導出されるコネクタ端子10とを備え、レバー11はカ
バー部11aと操作部11bとを有し、カバー部11a
がケーシング1の蓋部2に冠せられる基部と、ケーシン
グ1の上端の外側面を覆う壁11fを有し、操作部11
bをカバー部11aの外方に突出して形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転角センサに関
し、特に車室内に設置されるブレーキペダルセンサある
いはアクセルペダルセンサなどの主に自動車用として用
いられる回転角センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転角センサの図面を図10に基
づいて説明すると、図10は一般的な車室内に設置され
るブレーキペダルなどの自動車用回転角センサの配置図
を示す。
【0003】車室内に設置された自動車用回転角センサ
51は、車室内でドライバ用シート52の前にあるブレ
ーキペダルなどのペダル53と係合してフレーム54に
取り付けられて設置されている。ペダル53を踏み込む
とペダルの支軸部にある突起53bと自動車用回転角セ
ンサの本体ケース51aに回転可能に設けられているレ
バー部51bが係合してレバー部51bが回転し、回転
角の信号を出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動車
用回転角センサ51は、車室内に設置されて人間の足に
よって操作されるため人間の靴等についた泥や水が外部
から付きやすく、内部の空間にレバー51bとケース本
体51aの間から泥や水が入ってたまるということが発
生する。この場合内部にシール部材があっても、たまっ
た泥や水が長い間にシール部材を通して内部に侵入する
ことがあり、泥や水が内部のセンサ部に接触し、正しい
回転角の測定が阻害されるという問題があった
【0005】従って、本発明の目的は、外部からの泥や
水が付いても測定の信頼性が損なわれない回転角センサ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の回転角センサ
は、中央に貫通孔を設けた蓋部によって上端面が覆わ
れ、下端面底部によって閉塞されて内部に収納空間を画
成する円筒状のケーシングと、前記貫通孔に挿通される
と共に前記ケーシングに回転可能に保持され上端を前記
ケーシングの外部に突出させ、他端を前記収納空間に位
置させた回転軸と、前記回転軸の上端に取り付けられた
レバーと、前記回転軸の下端に設けた回転検出部と、前
記回転検出部から前記ケーシングの外部へ導出されるコ
ネクタ端子とを備え、前記レバーはカバー部と操作部と
を有し、前記カバー部が前記ケーシングの前記蓋部に冠
せられる基部と、前記ケーシングの上端の外側面を覆う
壁を有し、前記操作部をカバー部の外方に突出して形成
し、前記レバーの前記操作部を回転させることにより前
記カバー部を介して前記回転軸を回転させ前記回転検出
部を回動するようにした。この構成により、カバー部の
周縁がケーシングの上端の外側面を覆っており、従っ
て、外部からの泥や水が収納空間に侵入する侵入経路の
一番外側で阻止することとなり、内部に滞留することも
ないので、蓋部の貫通孔と軸の隙間を経由して水分など
がケーシングの収納空間に入り込まず、検出部の動作に
影響を与えることもなく、よって回転角センサの測定の
信頼性が損なわれない
【0007】また、前記レバーの前記カバー部の基部は
円盤状の形状であって前記壁は前記基部の周縁に設けら
れて下方に突出した壁であり、前記カバー部の中央に前
記回転軸の上端が固定されている。この構成により、レ
バーの構造が簡単で形成が容易であり、確実に収納空間
内への泥や水の侵入を防止することができる。
【0008】また、前記ケーシングの上端の外側面から
外方に突出し略全周に渡り形成されているリング状の突
部を有し、このリング状の突部は前記カバーに設けた壁
と対向している。この構成により、リング状の突部がカ
バー部の周縁との間隔を狭くしているため、外部からの
泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵入
を防止することができ、よって回転角センサの測定の信
頼性が損なわれない。
【0009】また、前記ケーシングの前記上端と前記レ
バーの前記カバー部との間は少なくとも一つのコの字型
の通路断面を有するラビリンス構造となっている。この
構成により、外部から中に入る通路が長くなるため、外
部からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分な
どの侵入を防止することができ、よって、回転角センサ
の測定の信頼性が損なわれない。
【0010】また、前記ケーシングの上端の外側面と前
記カバー部の周縁の壁との間に0リングを挿入した。こ
の構成により、Oリングがケーシング上端を全周に渡り
密封するので外部からの泥や水が付いても確実に収納空
間内への水分などの侵入を防止することができ、よって
回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
【0011】また、前記ケーシングの前記蓋部の上面に
レバー復帰用のコイルバネを配置し、このコイルバネを
前記カバー部で覆うようにした。この構成により、レバ
ーの復帰を確実にできると共に、コイルバネに泥や水が
付着せずコイルバネの機能を確実に維持できる。
【0012】また、前記ケーシングの上端の外側壁及び
前記カバー部の前記壁の内壁を前記回転軸の回転中心を
中心とする円筒の表面形状とした。この構成により、レ
バーの回転に支障なく、レバーの任意の回転位置で全周
に渡って、両者の間隔を小さくでき、よって、外部から
の泥や水が付いても確実に収納空間内への水分などの侵
入を防止できる。
【0013】また、前記リング状の突部、及び前記ケー
シングの上端の外側壁及びカバーの壁の内壁を前記回転
軸の回転中心を中心とする円筒状の表面形状にした。こ
の構成により、レバーの回転に支障なく、レバーの任意
の回転位置で全周に渡って、カバー部の側壁の内壁面
と、リング状の突部リング状の突部及びケーシングの外
側壁との間隔を小さくすることができる。よって、外部
からの泥や水が付いても確実に収納空間内への水分など
の侵入を防止することができる。
【0014】また、前記回転軸を前記ケーシングの前記
底部にピボット支持した。この構成により、外部から大
きな加重が回転軸に伝わりにくく、そのため耐久性を向
上させることができる。この場合貫通孔と回転軸間には
隙間を生じさせておく必要があり、本発明の密閉構造が
より有効となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の回転角センサの第1実施
形態の図面を説明すると、図1は本発明の回転角センサ
の第1実施形態の部分断面図、図2は本発明の回転角セ
ンサの第1実施形態の平面図、図3は本発明の回転角セ
ンサの第1実施形態の正面図、図4は本発明の回転角セ
ンサの第1実施形態の側面図、図5は本発明の回転角セ
ンサの第1実施形態のレバーの平面図、図6は本発明の
回転角センサの第1実施形態のレバーの断面図、図7は
本発明の回転角センサの第1実施形態の抵抗基板の平面
図をそれぞれ示す。
【0016】ケーシング1は、絶縁樹脂製で、上端面に
絶縁樹脂製の蓋部2を有し円筒状の筒からなる周壁を有
し、下端面底部1aによって閉塞され内部に収納空間1
hを有している。蓋部2は外形はお椀形状をなし、中央
部は上方に突出してその中央は貫通孔2aになってお
り、底部には突起2bが形成されている。蓋部2は収納
空間1h上部に嵌合し、蓋部2の周縁は円筒部上端を曲
げてかしめることにより固定されている。蓋部2にはコ
イルバネが収納されている。ケーシング1の底部1aに
は中央に円錐形の凹部1bと端部に矩形状の凹部1cが
設けられている。ケーシング1の上端の外側面では外方
に突出してリング状の突部13が設けられている。ま
た、ケーシング1の側部には外方に向かって突出してい
る突部1fとその内側の凹部1gが形成されている。ケ
ーシング1の下部には、図10におけるフレームに取り
付けるための突部1eが下方に、ネジ部1dが側方に突
出形成されている。
【0017】コイルバネ3は、弾性のある金属線材料を
コイル状に巻回したもので両端に係止部3a,3bを有
している。コイルバネ3は蓋部2の外形部分と中央部分
の間の空間に収納され、一端の係止部3bは蓋部2の底
部の突起2bに係止している。
【0018】軸受けリング4は、金属製で断面L字状で
リング状をなしている。軸受けリングはケーシング1の
中央で、蓋部2の中央の貫通孔2aの内面に設けられて
いる。
【0019】回転軸5は、絶縁樹脂製で中空部5cを有
する円筒で途中に円盤状の腕部5aを有し、下端には円
錐形の突部5bを有している。回転軸5は蓋部2の中央
の貫通孔2aに嵌合し、軸受けリング4と摺接し回転可
能になっている。
【0020】スプリングワッシャー6は、弾性のある金
属板をリング状に抜いてウェーブを付けたワッシャー
で、回転軸5の腕部5aと蓋部2の下端との間に挟持さ
れ、リング状のスプリングワッシャー6の中央には回転
軸5が挿通されている。
【0021】摺動子7は、回転検出部を構成し、弾性の
ある金属片により形成されている。摺動子は回転軸5の
腕部5aに取り付けられ回転軸5と伴に回転可能になっ
ている。
【0022】抵抗基板8は、回転検出部を構成し、中央
に孔8aを有し、表面には電極端子8bと抵抗層8c、
電極層8dが設けられている。摺動子7は抵抗基板8上
の抵抗層8c、電極層8dの上を摺接し回転角の信号を
取り出している。抵抗基板8の孔8aには回転軸5の下
端の円錐形の突部5bが挿通しケーシング1の底部1a
の円錐形の凹部1bに付き当てられピボット構造となっ
ている。ピボット構造は外部から大きな加重が回転軸5
に伝わりにくく、そのため耐久性を向上させることがで
きる。
【0023】接触バネ9は、弾性のある金属片よりな
り、両端に接触部9a,9bを有している。接触バネ9
はケーシング1の底部1aの端部にある矩形状の凹部1
cに収納され、接触バネ9の一端側の接触部9bは抵抗
基板8の電極端子8bに接触している。
【0024】コネクタ端子10は、一端側がケーシング
1の底部1aの端部にある矩形状の凹部1cに収納され
ると共に、他端側は折り曲げられてケーシング1側部の
凹部1gに露出しコネクタとなっている。接触バネ9の
他端側の接触部9aはコネクタ端子10の一端側と接触
している。
【0025】レバー11は、絶縁樹脂製でカバー部11
aと、カバー部11aと一体でカバー部11aから外方
へ突き出る角棒状の操作部11bからなり、カバー部1
1aの基部中央には下方に向かって突き出る軸部11c
が固定され、軸部11cに隣接して孔11dが設けられ
ている。また、中央から外れた部分に下方に突出する突
部11eを有している。操作部11bはこれを回転する
ことにより回転角が検出されるようになっている。レバ
ー11は回転軸5の中空部5cに軸部11cを挿入し、
回転軸5の上端をレバー11の孔11dに挿入してかし
めにより回転軸5とレバー11とを固定している。コイ
ルバネ3は一端の係止部3aをレバー11の突部11e
に係止し、他端の係止部3bを蓋部2内の突部2bに係
止している。コイルバネ3はレバー復帰用に用いられ
る。レバー11のカバー部11aは、円盤状の基部の周
縁からケーシング1の上端より外側面に沿って下方へ突
出したリング状の壁11fを有し、ケーシング1の上端
を外部から覆い、壁11fはケーシング1の上端の外側
面と狭い間隔を空けて対向し、この間隔内に突出してい
るリング状の突部13により更に間隔が狭められてい
る。この構造により、下方から泥や水などの異物が侵入
しないようになっている。
【0026】Oリング12は、ゴム系の材料からなり、
リング状をなしている。Oリング12はレバー11のカ
バー部11aの壁11fとケーシング1の上端との間の
間隙に配置され、レバー11とケーシング1との間を密
封し外部からの泥や水の侵入を更に防止している。
【0027】次に、本発明の第1実施形態の回転角セン
サの組立方法を説明すると、初めにケーシング1の底部
1aに抵抗基板8を嵌合固定する。次に接触バネ9をコ
ネクタ端子10の一端側と抵抗基板8の電極端子8bに
接触させ固定する。次に、回転軸5の円盤状の腕部5a
に摺動子7を取り付け、スプリングワッシャー6の内径
部分を回転軸5にガイドして回転軸5の上端を蓋部2の
中央の貫通孔2aに挿通する。スプリングワッシャー6
を挟持した回転軸5と蓋部2とを、回転軸5の先端をケ
ーシング1の底部1aの円錐形の穴1bに入れるように
して、ケーシング1の中に収納し、ケーシング1の上端
周縁で蓋部2を包み込むようにかしめを行って、ケーシ
ング1に蓋部2を固定する。次に、蓋部2にコイルバネ
3を収納し、コイルバネ3の一端の係止部3bを蓋部2
の突部2bに係止し、コイルバネ3の他端の係止部3a
がレバー11の突部11eに係止されるようにしなが
ら、上からレバー11の軸部11cを回転軸5の中空部
5cに挿入するようにしてレバー11のカバー部11a
でケーシング1を上から覆う。レバー11のカバー部1
1aの中央の孔11dに回転軸5の上端を挿入し、かし
めにより回転軸5とレバー11を一体化する。こうする
とレバー11のカバー部11aの周縁がケーシング1の
上端を上から包み込んで覆うようになる。以上により、
回転角センサの組立が完了する。
【0028】また、壁11fの内壁面は回転軸5の回転
中心を中心とする円柱面であり、また、少なくともこれ
と対向するケーシングの外表面も回転軸5の回転中心を
中心とする円柱面であり、よってレバーの回転に支障な
く全周において両者の隙間を小さくできる。またリング
状の突部13の外表面も円柱面であり壁11fとの隙間
を全周において小さく保つことが可能となる。本実施形
態においてはカバー部11aの半径は15mm程度で、
ケーシングの外表面から壁11fの内壁面までの距離は
1mm、リング状の突部13から壁11fの内壁面まで
の距離は0.5mm程度である。
【0029】そして、従来例と同様、ケーシング1の突
部1eを図10のフレーム54にガイドし、ケーシング
1のネジ部1dにネジを螺合してフレーム54に取り付
ける。そして、一対の操作部11bの間の溝に、突起5
3bを挿通しペダル53が踏み込まれると突起53bが
回転軸の円周方向に沿って移動しこれによってレバー5
3が回転し、ペダルの踏み込み量に対応した電気信号が
出力される。
【0030】次に、本発明の第2実施形態の回転角セン
サの図面について説明すると、図8は本発明の回転角セ
ンサの第2実施形態の部分断面図である。本実施形態の
説明の中で第1実施形態と同じ部分はその説明を省略す
る。
【0031】本発明の回転角センサの第2実施形態は、
前記第1実施形態においてカバー部11aの周囲から下
方へ突出した壁11fを一つ設けたのに対して、カバー
部11aから下方へ壁14と壁15の二つの壁を径方向
に間隔を空けてリング状に設け、これら二つの壁の間の
間隔に、ケーシング1に設けられケーシング1の一部で
ある断面L字状でリング状の突起16を挿入したもの
で、通路断面がコ字状であるいわゆるラビリンス構造と
なっている。また、外側の壁15とその内側のL字状突
起16との間にOリング17を挟持し、ラビリンス構造
と協同して外部からの泥や水の侵入を防止しているもの
である。その他の構成は上記第1実施例と同じであるの
で、同一部品には同一番号を付し、ここではその説明を
省略する。
【0032】次に、本発明の第3実施形態の回転角セン
サの図面について説明すると、図9は本発明の回転角セ
ンサの第3実施形態の部分断面図である。本実施形態の
説明の中で第1実施形態と同じ部分はその説明を省略す
る。
【0033】本発明の回転角センサの第3実施形態は、
前記第1実施形態においてカバー部11aの周囲から下
方へ突出した壁11fを一つ設けたのに対して、カバー
部11aから下方へ壁18と壁19の二つの壁を径方向
に間隔を空けてリング状に設け、内径側の壁18の前後
に、ケーシング1に設けられケーシング1の一部である
突部から上方に延びる二つのリング状の突起20,21
を挿入したもので、通路断面が二つのコ字状であるいわ
ゆるラビリンス構造となっている。また、外側の壁19
の内側と外径側の突起21との間にOリング22を挟持
し、ラビリンス構造と協同して外部からの泥や水の侵入
を防止しているものである。その他の構成は上記第1実
施形態と同じであるので、同一部品には同一番号を付
し、ここではその説明を省略する。
【0034】尚、上記各実施形態において、Oリングを
用いて外部からの泥や水の侵入を防止しているが、必ず
しもOリングは必要ではなく、Oリングがなくとも泥や
水の侵入はある程度防止できる。また、上記各実施形態
においては回転検出部は摺動子と抵抗基板よりなる可変
抵抗器により形成しているが、本発明はこれに限定され
ることなく、摺動子と櫛歯状の導電パターンからなるエ
ンコーダ、あるいは磁石と磁電変換素子からなる磁気式
可変抵抗器を用いてもよい。また、上記各実施形態のケ
ーシングは、底部1aと円筒状の周壁を一体で形成しこ
の開口部に蓋部2を取り付けて構成したが、本発明はこ
れに限定されることなく、円筒状の周壁と蓋部を一体で
形成し、底部を別の部材で形成してもよい。また、上記
各実施形態においてはコイルバネ3を設けているが、レ
バー11に被検出軸となるペダル53を強嵌合させた場
合等、必ずしも必要ではない。また、上記各実施形態に
おいては回転コネクタは自動車用として説明している
が、自動車用以外にも、例えば農業機械にも使用可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転角セ
ンサは、中央に貫通孔を設けた蓋部によって上端面が覆
われ、下端面底部によって閉塞されて内部に収納空間を
画成する円筒状のケーシングと、貫通孔に挿通されると
共にケーシングに回転可能に保持され上端をケーシング
の外部に突出させ、他端を収納空間に位置させた回転軸
と、回転軸の上端に取り付けられたレバーと、回転軸の
下端に設けた回転検出部と、回転検出部からケーシング
の外部へ導出されるコネクタ端子とを備え、レバーはカ
バー部と操作部とを有し、カバー部がケーシングの蓋部
に冠せられる基部と、ケーシングの上端の外側面を覆う
壁を有し、操作部をカバー部の外方に突出して形成し、
レバーの操作部を回転させることによりカバー部を介し
て回転軸を回転させ回転検出部を回動するようにした。
この構成により、カバー部の周縁がケーシングの上端の
外側面を覆っており、従って、外部からの泥や水が収納
空間に侵入する侵入経路の一番外側で阻止することとな
り、内部に滞留することもないので、蓋部の貫通孔と軸
の隙間を経由して水分などがケーシングの収納空間に入
り込まず、検出部の動作に影響を与えることもなく、よ
って回転角センサの測定の信頼性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転角センサの第1実施形態の部分断
面図である。
【図2】本発明の回転角センサ第1実施形態のの平面図
である。
【図3】本発明の回転角センサの第1実施形態の正面図
である。
【図4】本発明の回転角センサの第1実施形態の側面図
である。
【図5】本発明の回転角センサの第1実施形態のレバー
の平面図である。
【図6】本発明の回転角センサの第1実施形態のレバー
の断面図である。
【図7】本発明の回転角センサの第1実施形態の抵抗基
板の平面図である。
【図8】本発明の回転角センサの第2実施形態の部分断
面図であるである。
【図9】本発明の回転角センサの第3実施形態の部分断
面図である。
【図10】従来の一般的な車室内に設置される自動車用
センサの配置図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1h 収納空間部 2 蓋部部 3 コイルバネ 4 軸受けリング 5 回転軸 6 スプリングワッシャー 7 摺動子(回転検出部) 8 抵抗基板(回転検出部) 9 接触バネ 10 コネクタ端子 11 レバー 11a カバー部 11b 操作部 12,17,22 Oリング 13 突部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔を設けた蓋部によって上端
    面が覆われ、下端面底部によって閉塞されて内部に収納
    空間を画成する円筒状のケーシングと、前記貫通孔に挿
    通されると共に前記ケーシングに回転可能に保持され上
    端を前記ケーシングの外部に突出させ、他端を前記収納
    空間に位置させた回転軸と、前記回転軸の上端に取り付
    けられたレバーと、前記回転軸の下端に設けた回転検出
    部と、前記回転検出部から前記ケーシングの外部へ導出
    されるコネクタ端子とを備え、前記レバーはカバー部と
    操作部とを有し、前記カバー部が前記ケーシングの前記
    蓋部に冠せられる基部と、前記ケーシングの上端の外側
    面を覆う壁を有し、前記操作部をカバー部の外方に突出
    して形成し、前記レバーの前記操作部を回転させること
    により前記カバー部を介して前記回転軸を回転させ前記
    回転検出部を回動するようにしたことを特徴とする回転
    角センサ。
  2. 【請求項2】 前記レバーの前記カバー部の基部は円盤
    状の形状であって前記壁は前記基部の周縁に設けられて
    下方に突出した壁であり、前記カバー部の中央に前記回
    転軸の上端が固定されていることを特徴とする請求項1
    記載の回転角センサ。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの上端の外側面から外方
    に突出し略全周に渡り形成されているリング状の突部を
    有し、このリング状の突部は前記カバーに設けた壁と対
    向していることを特徴とする請求項1または2に記載の
    回転角センサ。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングの前記上端と前記レバー
    の前記カバー部との間は少なくとも一つのコの字型の通
    路断面を有するラビリンス構造となっていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の回転角センサ。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングの上端の外側面と前記カ
    バー部の周縁の壁との間に0リングを挿入したことを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の回転角セン
    サ。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングの前記蓋部の上面にレバ
    ー復帰用のコイルバネを配置し、このコイルバネを前記
    カバー部で覆うことを特徴とする請求項1から5のいず
    れかに記載の回転角センサ。
  7. 【請求項7】 前記ケーシングの上端の外側壁及び前記
    カバー部の前記壁の内壁を前記回転軸の回転中心を中心
    とする円筒の表面形状としたことを特徴とする請求項1
    から6のいずれかに記載の回転角センサ。
  8. 【請求項8】 前記リング状の突部、及び前記ケーシン
    グの上端の外側壁及びカバーの壁の内壁を前記回転軸の
    回転中心を中心とする円筒状の表面形状にしたことを特
    徴とする請求項3に記載の回転角センサ。
  9. 【請求項9】 前記回転軸を前記ケーシングの前記底部
    にピボット支持したことを特徴とする請求項1から8の
    いずれかに記載の回転角センサ。
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