JP3182570B2 - スロットルバルブ開度センサ - Google Patents

スロットルバルブ開度センサ

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JP3182570B2 JP10868594A JP10868594A JP3182570B2 JP 3182570 B2 JP3182570 B2 JP 3182570B2 JP 10868594 A JP10868594 A JP 10868594A JP 10868594 A JP10868594 A JP 10868594A JP 3182570 B2 JP3182570 B2 JP 3182570B2
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rotor shaft
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関のスロットル
バルブの開度を検出するスロットルバルブ開度センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットルバルブ開度センサは、
内燃機関の吸気系統に設けられたスロットルボディに取
付けられるとともに、スロットルバルブに連動して開度
検出部が作動し、スロットルバルブの開度に対応した電
気信号を制御装置へ出力するように構成されている。
【0003】図4,5は、このようなスロットルバルブ
開度センサの構成を示すものであり、例えば、図4に示
すスロットルバルブ開度センサ50Aは、スロットルボ
ディ60に設けられたスロットルバルブ(図示省略)の
スロットル軸61に連動するロータ軸51と、スロット
ルバルブの開度検出部を有する基板52と、ロータ軸5
1と一体に形成され開度検出部上を摺動する摺動接点5
4を備えたロータ53と、基板52の収容室56および
ロータ軸51を回動可能に支持する軸受部57を有し、
基体部58がスロットルボディ60のセンサ取付部63
に密着して取付けられるハウジング55とを備えて構成
されていた。そして、ロータ軸51とスロットル軸61
が連結されるとともに、基体部58とスロットルボディ
60との間にOリング59を介装して取付けられてい
た。
【0004】また、図5に示すスロットルバルブ開度セ
ンサ50Bは(以下、図4と共通の部分は共通の符号を
以って示し、重複する説明を省略する)、ハウジングが
上ハウジング55aと下ハウジング55bとからなり、
下ハウジング55bがOリング59を介してセンサ取付
部63に密着して取付けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来構成のスロットルバルブ開度センサにおいては、基体
部58または下ハウジング55bと、センサ取付部63
との間からの水,塵埃等の異物の侵入は、Oリング59
で遮断されている。
【0006】一方、スロットル軸61とロータ軸51と
の連結部周辺の空間部64は、内燃機関の運転状態によ
る温度の上昇,下降に伴って大気が出入り(呼吸作用)
するため、上記異物は、スロットルボディ60に設けら
れた制御レバー用の切欠溝62から、2点鎖線矢印で示
すように空間部64に侵入する。
【0007】その結果、ロータ軸51と軸受部57との
隙間から収容室56内に水が入って、電子部品を発錆さ
せるとともに、湿気によってそれらの電気的性能を低下
させるという問題があった。
【0008】また、ロータ軸51と軸受部57との隙間
は微少であるため、異物の入り込みによりロータ53の
回動が不円滑になるという問題があり、さらに、ロータ
軸51,軸受部57の外端面(図4,5における右端)
付近には、異物が付着して固化するため、ロータ53の
回動不良を促進するという問題があった。
【0009】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、防水,防塵
効果に優れ高い耐久性を備えたスロットルバルブ開度セ
ンサを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、本発明のスロットル
バルブ開度センサは、スロットルボディに設けられたス
ロットルバルブに連動可能なロータ軸と、前記スロット
ルバルブの開度検出部を有する基板と、前記ロータ軸に
取付けられて前記開度検出部上を摺動する摺動接点を備
えたロータと、前記基板を収容する収容室および前記ロ
ータ軸を回動可能に支持する軸受部を有し基体部が前記
スロットルボディに取付けられるハウジングと、を備え
たスロットルバルブ開度センサであって、前記ロータ軸
は、その外端部側に外周筒状体を有する筒状被覆部を備
え、前記筒状被覆部が前記ハウジングの基体部側に露出
する前記軸受部の外端部を被覆し、筒状被覆部と軸受部
の外端部との間に断面が屈曲した迷路状隙間が設けられ
ていることを特徴とする。
【0011】
【0012】さらに、筒状被覆部の外周面にその軸線に
直交する方向へ突出した円環状部が形成されてもよい。
【0013】
【作用】この発明は上記のように構成されたものであ
り、ロータ軸の筒状被覆部は、軸受部の外端部を被覆し
て、ロータ軸とスロットル軸との連結部周辺に侵入した
異物の軸受部への侵入,付着を阻止する。
【0014】また、筒状被覆部と軸受部との間の迷路状
隙間は、湿気および微細な異物の軸受部の外端部への侵
入を阻止する。さらに、円環状部は、ロータ軸の回動に
よって、付着した異物を遠心力により外方へ飛散させ
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜3に基づ
いて説明する。
【0016】図において、符号1で示すスロットルバル
ブ開度センサは、ロータ軸10と、開度検出部(図示省
略)を有する基板20と、ロータ軸10に取付けられ開
度検出部上を摺動する摺動接点27を備えたロータ25
と、収容室31および軸受部35を有し基体部34がス
ロットルボディ60のセンサ取付部63に取付けられる
ハウジング30とを備え、ロータ軸10は、外周筒状体
12を有する筒状被覆部11を備えて軸受部35の外端
部を被覆し、筒状被覆部11と軸受部35の外端部との
間には、迷路状隙間40を備え、さらに、筒状被覆部1
1の外周面には、円環状部14が突出されて構成されて
いる。
【0017】ロータ軸10は、実施例では合成樹脂材料
からなり、スロットルバルブのスロットル軸61に連結
可能な連結部17を備え、その外端部側(図1の右側)
に筒状被覆部11、および円環状部14を備えて形成さ
れている。
【0018】筒状被覆部11は、ロータ10の主体部1
6の外周面に対し、所定の間隔をおいて同軸状に形成さ
れた外周筒状体12を有しており、縦断面がコ字状に形
成されている。円環状部14は、外周筒状体12の外周
面に、ロータ軸10の軸線に直交する方向へ突出したつ
ば状に形成されている。また、ロータ軸10の一端側に
は、ロータ25を係止する弾性係止部18が設けられて
いる。
【0019】基板20は、セラミック板材からなり、そ
の一面(図1の左側)には、印刷パターンからなるスロ
ットルバルブの開度検出部が形成されている。
【0020】ロータ25は、合成樹脂材料により平板状
に形成されており、その回転中心には、弾性係止部18
と係合するロータ軸10取付用孔が穿設されている。ま
た、ロータ25には、開度検出部に弾性的に接触して摺
動する摺動接点27が固着されている。
【0021】ハウジング30は、合成樹脂材料よりな
り、基板20およびロータ25を収容する収容室31
と、基体部34との間を貫通してロータ軸10を回動可
能に支持する軸受部35とを備えて形成されている。
【0022】収容室31には、基板20を定置して支持
する基板定置部32、およびロータ25の一面を回転摺
動自在に支持するロータ座33が形成されている。ま
た、軸受部35の外端部側には、内径を拡大した拡径部
36が形成されている。さらにハウジング30の側方に
は、コネクタ部37が延出されており、コネクタ部37
には、開度検出部に電気的に接続された複数のコンタク
ト端子38が設けられている。
【0023】そして、ロータ軸10が軸受部35に嵌入
されて回動可能に支持されたとき、筒状被覆部11の内
側面と、基体部34に露出する軸受部35の外端部との
間には、縦断面がコ字形に屈曲した迷路状隙間40が形
成されるとともに、さらに、円環状部14がその外周側
を覆う形で位置している。なお、符号41はカバーであ
り、ゴム状弾性を有するパッキン42を介して基板20
を基板定置部32上に押圧するとともに、収容室31の
開口部を密閉している。また、ロータ軸10は、戻しば
ね45により戻し方向へ回動付勢されるとともに、図1
の右方向へ付勢されている。
【0024】次に、スロットルバルブ開度センサ1の動
作を説明する。
【0025】スロットルバルブ開度センサ1は、図3に
示すように、その基体部34がスロットルボディ60の
センサ取付部63に密着して取付けられ、ロータ軸10
は、連結部17を介してスロットル軸61に連動可能に
連結される。このとき、ロータ軸10の筒状被覆部11
の外端面、および円環状部14の外側面は、センサ取付
部63内側の空間部64に相対して配設される。
【0026】そして、切欠溝62より侵入した水,塵埃
等の異物は、2点鎖線矢印で示すように、空間部64を
経由して抜き孔65より外部へ排出される。なお、切欠
溝62は上向きに開口し、抜き孔65は下向きに開口し
ている。空間部64においては、上記異物の一部が筒状
被覆部11の外端面,円環状部14の外側面に付着し、
軸受部35への異物付着を防止している。また、円環状
部14の外側より基体部34の内方側へ回り込んだ異物
(特に浮遊する塵埃,湿気等)は、迷路状隙間40によ
り軸受部35外端面への侵入を阻止される。
【0027】従って、これらの構成により、軸受部35
への異物の侵入,付着を防止してロータ軸10の回動抵
抗の増加を防止している。また、円環状部14に付着し
た異物は、ロータ軸10回転による遠心力によって外方
へ飛散され、抜き孔65から排出される。また、迷路状
隙間40における非接触回動は、ロータ軸10の回動抵
抗を増加させることなく、長期間に亙って軸受部35外
端面を被覆することが可能である。
【0028】なお、この発明は上述の説明および図例に
制限されることなく、この発明の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、軸受部は、ハウジングと別体形成されたも
のであっても、同様の作用、効果を奏する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスロット
ルバルブ開度センサによれば、軸受部の外端部をロータ
軸に設けた筒状被覆部で覆った構成なので、外部よりス
ロットルバルブ開度センサとスロットルボディの連結部
へ侵入する異物の、ロータ軸と軸受部との嵌合部への付
着を防止することができる。
【0030】また、迷路状隙間により、ロータ軸の回動
抵抗を増加させることなく軸受部を被覆して、長期間に
亙って異物の侵入,付着を防止することができる。さら
に、円環状部により、それに付着した異物を、スロット
ルバルブ開度センサの回動作動に伴う遠心力によって飛
散させて排出することができる。
【0031】従って、ロータ軸と軸受部との嵌合部、お
よび軸受部の外端面への異物付着を防止して、防水,防
塵効果に優れた高い耐久性を備えることができる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスロットルバルブ開度センサ
の縦断面図。
【図2】ロータ軸の斜視図。
【図3】スロットルボディに取付けた状態を示す断面
図。
【図4】従来のスロットルバルブ開度センサとスロット
ルボディの一例を示す断面図。
【図5】従来のスロットルバルブ開度センサとスロット
ルボディの他例を示す断面図。
【符号の説明】
1 スロットルバルブ開度センサ 10 ロータ軸 11 筒状被覆部 12 外周筒状体 14 円環状部 20 基板 25 ロータ 30 ハウジング 31 収容室 34 基体部 35 軸受部 40 迷路状隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−148815(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01B 21/00 - 21/32 F02D 35/00 364 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルボディに設けられたスロット
    ルバルブに連動可能なロータ軸と、 前記スロットルバルブの開度検出部を有する基板と、 前記ロータ軸に取付けられて前記開度検出部上を摺動す
    る摺動接点を備えたロータと、 前記基板を収容する収容室および前記ロータ軸を回動可
    能に支持する軸受部を有し基体部が前記スロットルボデ
    ィに取付けられるハウジングと、を備えたスロットルバ
    ルブ開度センサであって、 前記ロータ軸は、その外端部側に外周筒状体を有する筒
    状被覆部を備え、前記筒状被覆部が前記ハウジングの基
    体部側に露出する前記軸受部の外端部を被覆し、該筒状
    被覆部と該軸受部の外端部との間に断面が屈曲した迷路
    状隙間が設けられていることを特徴とするスロットルバ
    ルブ開度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項記載のスロットルバルブ開度セ
    ンサであって、 前記筒状被覆部の外周面にその軸線に
    直交する方向へ突出した円環状部が形成されてなること
    を特徴とするスロットルバルブ開度センサ。
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