JP3766853B2 - 鋼管杭用鉄筋接続具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ねじ節鉄筋を鋼管杭の頭部に接続するための鋼管杭用鉄筋接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリートの基礎スラブや土台を構築するときに、地中に打ち込んだ鋼管杭の地表への突出部分、すなわち鋼管杭の頭部の外周に所要本数の鉄筋を接続し、それらの鉄筋を利用して基礎スラブなどを構築することが行われている。
【0003】
従来、鋼管杭の頭部に鉄筋を接続する方法として、鋼管杭の頭部の外周に鉄筋の下端部を直接に溶接して接続する方法のほか、特公平3−54736号公報に見られるように、鋼管杭の頭部の外周にねじ孔を有するカプラを溶接して接合し、そのカプラのねじ孔にねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせて接続する方法、などがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法は、鉄筋またはカプラを鋼管杭の頭部の外周に溶接する必要があり、その溶接作業を鉄筋コンクリートの施工現場で行う場合には、天候によってその溶接作業の作業性が左右されることがあるだけでなく、溶接姿勢として、熟練を必要とする隅肉上進方法を採用することが不可欠であった。
【0005】
本発明は以上の事情の下でなされたものであり、溶接を行わずに鉄筋を鋼管杭の頭部の外周に接続するための鋼管杭用鉄筋接続具を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、ねじ山として活用することのできる外周に螺旋凸条を備えたねじ節鉄筋の接続に有利な鋼管杭用鉄筋接続具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【0009】
本発明に係る鋼管杭用接続具は、鋼管杭の頭部に外嵌合される筒状の取付部と、この取付部の上端部に設けられ上記鋼管杭の上端面に係止される内鍔部と、ねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせ可能なねじ孔を備える筒部と、上記取付部の内周側に設けられその取付部が上記鋼管杭の上記頭部に外嵌合されたときに上記鋼管杭の外周側に形成されている第1環状溝に対向する第2環状溝と、上記第1環状溝および上記鋼管杭の上記頭部に外嵌合された上記取付部の上記第2環状溝の相互間に跨がってそれら第1および第2の上記環状溝に嵌合状に保持される抜止めリングと、を有する、というものである。この鋼管杭用接続具においては、上記抜止めリングを保持している上記第1環状溝および上記第2環状溝により形成される空間にグラウトを注入するためのグラウト注入口が、上記取付部に設けられていることが望ましい。
【0010】
この発明によれば、鋼管杭側の第1環状溝および鋼管杭の頭部に外嵌合された取付部の第2環状溝の相互間に跨がって抜止めリングをそれら第1および第2の環状溝に嵌合状に保持させておくことにより、その抜止めリングを介して鋼管杭の頭部と当該接続具とが抜けないように連結される。したがって、当該接続具の筒部のねじ孔にねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせるだけで、そのねじ節鉄筋が鋼管杭の頭部に接続される。そして、上記取付部にグラウト注入口が設けられているものでは、そのグラウト注入口から上記第1環状溝および上記第2環状溝により形成される空間にグラウトを注入しておけば、その空間をグラウトで埋めておくことができる。
【0011】
本発明に係る他の鋼管杭用接続具は、内板部と外板部との相互間に嵌合溝部が形成された断面逆U字状の取付部と、上記内外板部の上端どうしをつなぎ鋼管杭の上端面に係止される内鍔部と、ねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせ可能なねじ孔を備えた筒部とを一体に備え、上記取付部の外板部にねじ孔が設けられ、このねじ孔にねじ込まれて上記嵌合溝部が嵌合された鋼管杭の頭部をその径方向内方に押し付ける押付ボルトを有する、というものである。この鋼管杭用接続具においては、上記取付部の上記内板部に、上記押付ボルトによって径方向内方に押し付けられた上記鋼管杭の頭部の内面に喰い込む突起が設けられていることが望ましく、また、上記押付ボルトの先端に、上記鋼管杭の頭部の外面に食い込むエッジ部が設けられていることが望ましい。さらに、上記取付部が平面視円弧状に形成されていることが望ましい。
【0012】
この発明によれば、取付部の嵌合溝部を利用してその取付部を鋼管杭の頭部に嵌合した後、その取付部の外板部のねじ孔に押付ボルトをねじ込むと、その押付ボルトによって鋼管杭の頭部がその径方向内方に押し付けられて当該接続具が鋼管杭の頭部に結合される。したがって、当該接続具の筒部のねじ孔にねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせるだけで、そのねじ節鉄筋が鋼管杭の頭部に接続される。この発明において、取付部の内板部に突起が設けられていると、その突起のエッジ部が上記押付ボルトによって径方向内方に押し付けられた上記鋼管杭の頭部の内面に喰い込むので、当該接続具と鋼管杭の頭部との結合強度が高まる。また、押付ボルトの先端に、上記鋼管杭の頭部の外面に食い込むエッジ部が設けられていると、当該接続具と鋼管杭の頭部との結合強度がさらに高まる。また、この発明において、取付部は平面視円環状であってもよいが、その取付部が平面視円弧状に形成されていると、取付部の曲率半径と鋼管杭の頭部の曲率半径とが正確に一致していなくても、その取付部を鋼管杭の頭部に無理なく結合することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
発明の参考例に係る接続具1を図1〜図8を参照して説明する。図1は接続具1を用いて鋼管杭100の頭部110に所要本数のねじ節鉄筋9…を接続した接続構造を概略的に示した一部破断正面図、図2は上記接続構造の概略平面図、図3は図1の要部を拡大した部分正面図、図4は接続具1とねじ節鉄筋9とのねじ合わせ構造を示す一部破断側面図、図5は図3のV−V線に沿う横断平面図、図6は接続具1の取付部と鋼管杭100の頭部110の外周との間に隙間Sが生じた状態を示す横断平面図、図7は変形例による接続具1を用いた図3に相応する部分正面図、図8は他の変形例による接続具1とねじ節鉄筋9とのねじ合わせ構造を示す一部破断側面図である。
【0014】
図3〜図5のように、接続具1は、鋼管杭100の頭部110の外周面の曲率半径に合わせて湾曲された平板状の取付部2と、この取付部2の幅方向中央に一体に設けられた筒部3とを備えている。この接続具1は鋳物製であっても鋼製であってもよいが、量産化や低コスト化を図る上で鋳物製であることが望ましい。上記取付部2は複数の適所にボルト挿通孔21を備えている。そして、取付部2のボルト挿通孔21が、鋼管杭100の頭部110側に設けられたボルト挿通孔121に重なるようにその取付部2が上記頭部110の外周に重ね合わされ、それらのボルト挿通孔21,121に外側から挿通されたボルト4にナット5がねじ合わされて締め付けられることにより、接続具1が鋼管杭100の頭部110の外周に結合される。この場合、図1に示したように、複数の接続具1が鋼管杭100の頭部110の外周に千鳥配列されるようにしておくと、鋼管杭100の頭部110の周方向に多数のボルト挿通孔121が並んでその頭部110の強度低下を来すといった事態が回避される。
【0015】
鋼管杭100の頭部110に多数のボルト挿通孔121を設けることによってその頭部110の強度低下が懸念されるような場合には、たとえば図13のように、鋼管杭100の頭部110を肉寄せしてその頭部110を厚肉化し、そのように厚肉化された箇所にボルト挿通孔121を形成することが強度低下を防ぐ上で有効である。また、図14のように、鋼管杭100に厚肉の円筒部材を溶接140で接合し、その円筒部材を頭部110とし、そこにボルト挿入孔121を形成してもよい。さらに、図15のように、鋼管杭100の頭部110の内側に別の部材112を重ね合わせた上で、その頭部110と部材112とにボルト挿入孔121を形成してもよい。
【0016】
接続具1の筒部3には、その筒部3を上下に貫通するねじ孔31が備わっており、このねじ孔31に、ねじ節鉄筋9の下端部91に具備されている螺旋状の凸条92がねじ込まれ、これによってねじ節鉄筋9が接続具1を介して鋼管杭100の頭部110に接続される。なお、ねじ節鉄筋9の螺旋状の凸条92は、コンクリートに対するねじ節鉄筋9の滑りを抑えるなどのためにそのねじ節鉄筋9に設けられており、ねじ節鉄筋9では、その凸条92を螺旋状のねじ山として活用することができる。
【0017】
図3および図4のように、上記筒部3の上下方向中間部にグラウト注入口32が備わっており、このグラウト注入口32からグラウトを注入すると、筒部3とねじ節鉄筋9の下端部91との隙間の全体にグラウトが充填されるので、その隙間をグラウトで埋めておくことが可能である。また、図3に示したように、上記筒部3の外面にはエンボス33が設けられている。このエンボス33は、打設したコンクリートと接続具1との滑り止めを行うアンカーとして役立つ。
【0018】
接続具1の取付部2は、図3のように正面視矩形であっても、あるいは図7のように、ボルト挿通孔形成箇所が側方へ張り出した正面視形状であってもよい。
【0019】
ボルト4とナット5とを用いて接続具1の取付部2を鋼管杭100の頭部110に結合した場合、取付部2の内面の曲率半径が鋼管杭100の頭部110の外周面の曲率半径に一致しておらず、それらの曲率半径に多少の相違があるときには、たとえば図6の取付部2と鋼管杭100の頭部110との間に隙間S1が生じる。このような隙間S1が生じたときには、この隙間S1にグラウトを注入してその隙間S1をグラウトで埋めておくとよい。なお、この場合のグラウト注入口は、鋼管杭100の頭部110や接続具1の取付部2に設けておくとよい。
【0020】
図3、図4、図7などには、ねじ節鉄筋9の下端部91を接続具1の筒部3の下方に突き出すまでねじ孔31にねじ込んでいるけれども、この点は、そのねじ込み量を減らすことによって、ねじ節鉄筋9の下端部91が接続具1の筒部3の下方に突き出さないようにしてもよい。
【0021】
また、図8に示したように、接続具1の筒部3のねじ孔31にプラスチック製の詰め物34を詰め込み、この詰め物34によって筒部3の下端でねじ孔31を塞いでおいてもよい。この場合、詰め物34にグラウト注入口35を設けておくことが可能である。筒部3の下端でねじ孔31を塞ぐ他の手段として、筒部3に一体に底部を形成しておくことも可能である。
【0022】
なお、図1において、Cは捨てコンを示している。
【0023】
請求項および請求項に記載した発明に係る接続具1の実施形態を図9および図10を参照して説明する。図9は接続具1と鋼管杭100の頭部110との結合構造を示した要部の縦断側面図、図10は同平面図である。
【0024】
この実施形態の接続具1は、筒状の取付部61と、この取付部61の外周の複数の適所に一体に設けられた筒部62とを備えている。この接続具1は鋳物製であっても鋼製であってもよいが、量産化や低コスト化を図る上で鋳物製であることが望ましい。筒状の取付部61は、その内周側に環状溝63を有していると共に、その環状溝63に通じるグラウト注入口64を有している。また、取付部61の上端部に内鍔部65が環状に設けられている。
【0025】
これに対し、鋼管杭100の頭部110の外周側にも環状溝130が絞り加工などの適宜手段で形成されている。そして、図9のように、上記取付部61を鋼管杭100の頭部110に外嵌合させてその内鍔部65を鋼管杭100の端面122に係止させたときに、鋼管杭100側の環状溝(以下「第1環状溝」という)130に取付部61側の環状溝(以下「第2環状溝」という)63が対向するようになっている。
【0026】
上記第1環状溝130および鋼管杭100の頭部110に外嵌合された上記取付部61の第2環状溝63の相互間に跨がって、それら第1および第2の環状溝130,63に抜止めリング66が嵌合状に保持されている。この抜止めリング66は、縮径可能な形状、たとえば周方向の一箇所が切欠された欠円形状に形成されている。したがって、鋼管杭100側の第1環状溝130にその抜止めリング66を予め収容保持させておき、その状態から、接続具1の取付部61を鋼管杭100の頭部110に押し込むと、その取付部61が抜止めリング66を縮径させながらその抜止めリング66を乗り越え、その抜止めリング66が上記したように第1および第2の環状溝130,63に抜止めリング66が嵌合状に保持される。
【0027】
図9のように第1および第2の環状溝130,63に抜止めリング66が嵌合状に保持されていると、その抜止めリング66を介して接続具1が鋼管杭100の頭部110に連結ないし結合される。また、グラウト注入口64からグラウトを注入すると、抜止めリング66を保持している第1環状溝130や第2環状溝63、さらには取付部61と鋼管杭100との隙間がグラウトによって埋められ、取付部61が鋼管杭100に確実に固定される。
【0028】
接続具1の筒部62には、図4や図8などで説明した筒部3と同様に、ねじ孔67が備わっており、このねじ孔67に、ねじ節鉄筋9の下端部91に具備されている螺旋状の凸条92がねじ込まれ、これによってねじ節鉄筋9が接続具1を介して鋼管杭100の頭部110に接続される。
【0029】
図9および図10で説明した筒部62についても、ねじ孔67が上下方向に貫通していても、そのねじ孔67が筒部62の下端で塞がっていてもよい。ねじ節鉄筋9の下端部91のねじ孔67へのねじ込み量については、図9のようにねじ節鉄筋9の下端部91が筒部62の下方に突き出さない量であっても、図示していないが突き出す量であってもよい。
【0030】
請求項、請求項、請求項、請求項に記載した発明に係る接続具1の実施形態を図11および図12を参照して説明する。図11は接続具1と鋼管杭100の頭部110との連結構造を示した要部の縦断側面図、図12は押付ボルト8の一部破断側面図である。
【0031】
この実施形態の接続具1は、内板部71と外板部72との相互間に嵌合溝部73が形成された断面逆U字状で平面視円弧状の取付部70と、内外板部71,72の上端どうしをつないだ内鍔部77と、この取付部70に一体に設けられた筒部74とを備えている。この接続具1は鋳物製であっても鋼製であってもよいが、量産化や低コスト化を図る上で鋳物製であることが望ましい。取付部70の外板部72の複数の適所にねじ孔75が設けられ、これらのねじ孔75に押付ボルト8がねじ込まれている。また、取付部70の内板部71の複数箇所に先尖り状の突起76が設けられている。したがって、図11のように取付部70の嵌合溝部73を利用してその取付部70を鋼管杭100の頭部110に嵌合して内鍔部77を鋼管杭100の上端面122に係止させた後、その取付部70の外板部72のねじ孔75にねじ込んだ押付ボルト8をさらにねじ込むと、その押付ボルト8によって鋼管杭100の頭部110がその径方向内方に押し付けられる一方、押付ボルト8によって径方向内方に押し付けられた鋼管杭100の頭部110の内面に突起76が喰い込む。これによって当該接続具1が鋼管杭100の頭部110に強固に結合される。この場合、図12のように、押付ボルト8の先端にエッジ部81が設けられていると、そのエッジ部81が鋼管杭100の頭部110の外面に喰い込むので、このことが、上記した突起76の喰込み作用と相まって、当該接続具1と鋼管杭100の頭部110とがいっそう強固に結合される。
【0032】
接続具1の筒部74には、図4や図8などで説明した筒部3と同様に、ねじ孔が備わっており、このねじ孔に、ねじ節鉄筋9の下端部91に具備されている螺旋状の凸条92がねじ込まれ、これによってねじ節鉄筋9が接続具1を介して鋼管杭100の頭部110に接続される。なお、図11に示した筒部74についても、そのねじ孔が上下方向に貫通していても、そのねじ孔が筒部74の下端で塞がっていてもよい。ねじ節鉄筋9の下端部91のねじ孔67へのねじ込み量については、図11のようにねじ節鉄筋9の下端部91が筒部74の下方に突き出さない量であっても、図示していないが突き出す量であってもよい。
【0033】
上記取付部70は、平面視円弧状に形成されているので、取付部70の曲率半径と鋼管杭100の頭部110の曲率半径とが正確に一致していなくても、そのその嵌合溝部73を鋼管杭100の頭部110に無理なく嵌合でき、しかも、その取付部70を鋼管杭の頭部に無理なく結合することができる利点がある。なお、取付部70を平面視円環状に形成しておいてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明の鋼管杭用鉄筋接続具は、溶接を用いずに鋼管杭の頭部に取り付けることができ、しかも、ねじ節鉄筋の下端部を当該接続具の筒部のねじ孔にねじ込むだけでよいので、鉄筋コンクリートの施工現場で、天候に左右されずに、しかも熟練を必要とする溶接を行わずに、ねじ節鉄筋を鋼管杭の頭部の外周に接続することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係る接続具の使用状態を概略的に示す一部破断正面図である。
【図2】 上記使用状態の概略平面図である。
【図3】 図1の要部を拡大した部分正面図である。
【図4】 接続具とねじ節鉄筋とのねじ合わせ構造を示す一部破断側面図である。
【図5】 図3のV−V線に沿う横断平面図である。
【図6】 接続具と鋼管杭との間に隙間が生じた状態を示す横断平面図である。
【図7】 変形例による接続具を用いた図3に相応する部分正面図である。
【図8】 他の変形例による接続具とねじ節鉄筋とのねじ合わせ構造を示す一部破断側面図である。
【図9】 本発明に係る接続具の使用状態を示した要部の縦断側面図である。
【図10】 本発明に係る接続具の使用状態を示した要部の平面図である。
【図11】 本発明に係る他の接続具の使用状態示した要部の縦断側面図である。
【図12】 押付ボルトの一部破断側面図である。
【図13】 鋼管杭の頭部の補強対策を説明するための縦断側面図である。
【図14】 鋼管杭の頭部の他の補強対策を説明するための縦断側面図である。
【図15】 鋼管杭の頭部のさらに他の補強対策を説明するための縦断側面図である。
【符号の説明】
2 取付部
3 筒部
4 ボルト
5 ナット
8 押付ボルト
9 ねじ節鉄筋
91 ねじ節鉄筋の下端部
31 ねじ孔
21,121 ボルト挿通孔
32 グラウト注入口
61 取付部
62 筒部
63 第2環状溝
64 グラウト注入口
65 内鍔部
66 抜止めリング
70 取付部
71 内板部
72 外板部
73 嵌合溝部
74 筒部
75 ねじ孔
76 突起
77 内鍔部
81 エッジ部
100 鋼管杭
110 鋼管杭の頭部
130 第1環状溝

Claims (6)

  1. 鋼管杭の頭部に外嵌合される筒状の取付部と、この取付部の上端部に設けられ上記鋼管杭の上端面に係止される内鍔部と、ねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせ可能なねじ孔を備える筒部と、上記取付部の内周側に設けられその取付部が上記鋼管杭の上記頭部に外嵌合されたときに上記鋼管杭の外周側に形成されている第1環状溝に対向する第2環状溝と、上記第1環状溝および上記鋼管杭の上記頭部に外嵌合された上記取付部の上記第2環状溝の相互間に跨がってそれら第1および第2の上記環状溝に嵌合状に保持される抜止めリングと、を有することを特徴とする鋼管杭用鉄筋接続具。
  2. 上記抜止めリングを保持している上記第1環状溝および上記第2環状溝により形成される空間にグラウトを注入するためのグラウト注入口が、上記取付部に設けられている請求項に記載した鋼管杭用鉄筋接続具。
  3. 内板部と外板部との相互間に嵌合溝部が形成された断面逆U字状の取付部と、上記内外板部の上端どうしをつなぎ鋼管杭の上端面に係止される内鍔部と、ねじ節鉄筋の下端部をねじ合わせ可能なねじ孔を備えた筒部とを一体に備え、上記取付部の外板部にねじ孔が設けられ、このねじ孔にねじ込まれて上記嵌合溝部が嵌合された鋼管杭の頭部をその径方向内方に押し付ける押付ボルトを有することを特徴とする鋼管杭用鉄筋接続具。
  4. 上記取付部の上記内板部に、上記押付ボルトによって径方向内方に押し付けられた上記鋼管杭の頭部の内面に喰い込む突起が設けられている請求項に記載した鋼管杭用鉄筋接続具。
  5. 上記押付ボルトの先端に、上記鋼管杭の頭部の外面に食い込むエッジ部が設けられている請求項または請求項に記載した鋼管杭用鉄筋接続具。
  6. 上記取付部が平面視円弧状に形成されている請求項、請求項、請求項のいずれかに記載した鋼管杭用鉄筋接続具。
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