JP3766797B2 - プレス加工方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプレス加工方法に関し、板状素材から、孔周縁にバーリング部を有する製品、例えば自動車の排気系に用いるフランジを打ち抜くプレス加工方法に係る。
【0002】
【従来の技術】
通常、プレス加工、特に、プレス打ち抜き加工によって板状素材から所定形状の製品を製造する際には、打ち抜き時に肩部(角部)にダレが生じ、所謂「肩部ダレ」となる。この肩部ダレは、当然、製品の平面度を確保する際の障害となるので、極力小さくすることが望ましい。特に、自動車の排気系におけるパイプ接続用継手フランジ(以下、単にフランジという)に関し、接続相手部品との接続時に排気ガスのシール手段たるガスケットを挟持する場合には、このガスケットの座面として、中央のガス流通孔回りに、フランジの接合面に対して段差を形成する平面が必要となるので、肩部ダレがあればその部分は座面として利用できない。一方、車両搭載上のスペースおよび重量低減の要求からフランジをできるだけ小さくすることが要請されており、その外形を最小にすることが必要となるので、フランジの外形を拡大する訳にはいかず、十分な座面を確保することが困難な状況となっている。
【0003】
上記のプレス打ち抜き加工によってフランジを製造する場合のように、板状素材からの加工時に、確保すべき面に対して障害となる肩部ダレを回避する方法が種々提案されている。例えば、特開平2−147128号公報には、金属板をバーリング加工して軸受孔部を形成する軸受加工法に関し、バーリング加工の特性上、軸受孔部がテーパ形状となることを問題として、テーパ形状を呈せず高精度軸受を構成する方法が提案されている。この軸受加工方法においては、金属板を下孔加工して後、又は該下孔加工と同時に該孔部をバーリング加工して一側方向に突出せしめ、更に、該突出部を上下のダイにてコイニング加工し、該コイニング加工時に前記金属板の下孔近傍の肉部を前記下孔中央部に向かって塑性流動せしめて肉厚に形成すると共に、該孔部を高精度に仕上げることとしている。
【0004】
また、特開平10−225729号公報には、バーリングする前の素材の穴の大きさによってワークに発生する欠陥が左右されることに鑑み、ワークに欠陥が発生しないバーリング加工方法が提案されている。即ち、バーリングによって立ち上げられるべき筒状部に似た凸部を、バーリングに先立ち、あらかじめ形成しておくこととしている。具体的には、「板状の素材を用いて半抜き加工、後方押し出し、下穴抜き、バーリングの各工程を経て所望のワークを得る。あるいは、板状の素材を用いてコイニング、後方押し出し、下穴抜き、バーリングの各工程を経て所望の製品を得る。」(同公報の段落〔0006〕)としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、孔周縁にバーリング部を有する製品として、自動車の排気系においては、孔周縁の表面側にガスケット用の座面を有すると共に、裏面側には管部材との溶接の便宜に供するバーリング部を有するフランジが用いられる。このようなフランジをプレス加工によって製造する際、フランジの表面側はガスケット用の座面確保とフランジの外形の最小化という背反事項を両立させるために肩部ダレを最小にすると同時に、裏面側には上記のバーリング部を形成することが必要となる。
【0006】
例えば前掲の特開平2−147128号公報に記載の軸受加工法によれば肩部ダレを無くすことができるが、例えばコイニングを行なうためには、素材の上下左右を拘束する強固な金型が必要になると共に、専用のプレス加工装置も必要となる。従って、製造コストという点でも、サイクルタイムという点でも、量産に適さず、自動車の排気系部品の製造には不向きである。
【0007】
一方、前掲の特開平10−225729号公報に記載のバーリング加工方法によれば、確かにガスケット用の座面及びバーリング部は形成されるが、最終工程のバーリング加工によって、座面に接する角部に肩部ダレが生じ、依然として座面と肩部ダレが干渉するという問題は解消されない。
【0008】
そこで、本発明は、板状素材から、孔周縁にバーリング部を有する製品を打ち抜く際に、その表面側の肩部ダレを最小にすると共に、裏面側に環状のバーリング部を適切に形成し得るプレス加工方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載のように、板状素材から、孔周縁にバーリング部を有する製品を打ち抜くプレス加工方法において、第1のパンチによって前記板状素材に孔を穿設すると共に、該孔の周縁から径方向外側に向かって前記板状素材の表面側の段差が深くなるように傾斜した略テーパ状の環状座部を形成する第1のプレス工程と、第2のパンチによって前記板状素材の表面側から前記環状座部を押圧して前記板状素材の表面側に環状の平滑座面を形成すると共に、前記板状素材の裏面側に前記孔の周縁部から突出する環状のバーリング部を形成する第2のプレス工程と、第3のパンチによって前記製品の輪郭の全周に沿って切断する第3のプレス工程を含むことを特徴とするものである。
【0010】
上記請求項1に記載のプレス加工方法において、請求項2に記載のように、前記第1のプレス工程、前記第2のプレス工程及び前記第3のプレス工程を、順送型によって同時に行なうように構成するとよい。
【0011】
また、上記請求項1に記載のプレス加工方法において、請求項3に記載のように、前記第2のプレス工程と前記第3のプレス工程との間に、前記孔の内周面に対しシェービングを行なうシェービング工程を付加することとしてもよい。尚、シェービング方法としては種々の態様があるが、パンチあるいはトリム刃によってプレス工程の一環として行なうことができる。
【0012】
更に、上記請求項1、2又は3に記載のプレス加工方法において、請求項4に記載のように、前記第1のパンチは、前記板状素材に穿設する孔と同径の押圧面を有する円柱部と、該円柱部の裾部外縁から径方向外側に向かって漸次突出しテーパ状の押圧面を形成する環状凸部とを備え、該環状凸部の押圧面の前記円柱部に接する部分に環状溝を形成したものとするとよい。而して、第1のプレス工程によって板状素材の孔周縁に形成される環状座部の表面側には、第1のパンチの環状溝に対応した環状突起が孔周縁から突出するように形成され、この環状突起が第2のプレス工程時に塑性流動してバーリング部を構成する材料の一部に供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプレス加工方法の望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明のプレス加工方法によって金属製板状素材のワークWから、自動車の排気系に供するフランジ40を製造する際に生ずる加工途中のワークW及び打ち抜かれた部材を示すもので、第1のプレス工程後の状態を示す(A)部分と、第2のプレス工程後の状態を示す(B)部分と、シェービング工程後の状態を示す(C)部分と、第3のプレス工程後の状態を示す(D)部分が表れている。
【0014】
また、図6は、これらの四工程が順送型(図6にその一部を示す)によって行なわれる状態を示すもので、板状素材のワークWが左右方向に延在しており、プレス装置(図示せず)の起動後、プレスストローク終了毎に右方へ移動し、図6の(1)、(2)、(3)及び(4)の順に、順送り工程でワークWに対する加工が行なわれる。従って、図6の(4)以降は上記の四工程が同時に行なわれることになる。尚、図3に第1のプレス工程における穴抜き時の状態を拡大して示し、図4に第2のプレス工程における押圧時の状態を拡大して示し、図5にシェービング工程におけるシェービング時の状態を拡大して示している。
【0015】
本実施形態における第1のプレス工程は、第1のパンチ(図7の100)によって板状素材のワークWに孔11を穿設すると共に、この孔11の周縁から径方向外側に向かって表裏面が傾斜した略テーパ状の環状座部12を形成するもので、本実施形態では穴抜き工程という。第2のプレス工程は、第2のパンチ(図示せず)によって環状座部12を押圧してワークWの表面側に環状の平滑座面13を形成すると共に、ワークWの裏面側に孔11の周縁部から突出する環状のバーリング部15を形成するもので、押圧工程という。そして、第3のプレス工程は、第3のパンチ(図示せず)によって製品(フランジ40)の輪郭の全周に沿って切断するもので、本実施形態では外形抜き工程という。
【0016】
而して、図1乃至図3(並びに図6及び図7)を参照して、先ず第1のプレス工程である穴抜き工程(図1及び図2の(A)部分)について説明する。この工程では、図7に示す第1のパンチ100が下降駆動され、これによってワークWに孔11が打ち抜かれると共に環状座部12が形成される。これにより、図1に白抜き矢印で示すように、スクラップ20が切り離されて除去される。環状座部12は、図3に拡大して示すように、孔11の周縁に環状突起12aを有し、ここから径方向外側に向かって表面f及び裏面rが傾斜し、略テーパ状に形成されたもので、次の押圧工程において肩部ダレ防止及びバーリング部の形成に供されるが、これについては後述する。
【0017】
この穴抜き工程で用いられる装置は、図7に示すように構成されている。即ち、下型LDの上にワークWを載置し、上型UDを下降駆動することによって孔11等の打ち抜くように構成されている。この上型UDに、所定形状の押圧面を有する第1のパンチ100が装着され、下型LDには、同様に所定形状の押圧面を有するダイ200が装着されている。第1のパンチ100は、ワークWに穿設する孔11と同径の押圧面を有する円柱部101と、この円柱部101の裾部外縁から径方向外側に向かって漸次突出しテーパ状の押圧面を構成する環状凸部102とを備えている。更に、環状凸部102の押圧面の円柱部101に接する部分に環状溝103が形成されている。この環状溝103により前述の環状突起12aが形成される。また、ダイ200にも、第1のパンチ100の環状凸部102に対応する位置に、テーパ状の押圧面を構成する環状凹部202が形成されている。
【0018】
図7に示すように、上型UDには、第1のパンチ100の回りにプレッシャプレート300が配置されており、ワークWのプレス加工時にはワークWはプレッシャプレート300によってダイ200に強く押しつけられて固定される。更に、下型LDには、ダイ200の中心にイジェクタ400が配置されており、第1のパンチ100の下降駆動によってスクラップ20が打ち抜かれる際に、図示しない付勢手段によってイジェクタ400がスクラップ20を押し上げるように構成されている。これにより、切り離されたスクラップ20は第1のパンチ100の上昇後に、イジェクタ400によってスクラップ20がワークWの上方に押し出され、除去される。
【0019】
次に、第2のプレス工程の押圧工程(図1及び図2の(B)部分)について説明する。上記の穴抜き工程で形成された環状座部12は、この押圧工程で第2のパンチ(図示せず)によって押圧され、ワークWの表面側に、環状座部12の最も深い段差と略等しい段差上に、環状の平滑座面13が形成される。同時に、ワークWの裏面側の孔11回りに、環状の段部14及びバーリング部15が形成される。
【0020】
この場合において、ワークWの表面側に平滑座面13が形成され、裏面側に段部14及びバーリング部15が形成される際に、環状座部12の金属材料が塑性流動して過不足なく用いられるように設定されている。特に、本実施形態では、図3に示すように、穴抜き工程時にワークWの孔11周縁に形成される略テーパ状の環状座部12の表面側には、第1のパンチ100の環状溝103(図7)に対応した環状突起12aが孔周縁から突出するように形成され、この環状突起12aは押圧工程時に塑性流動してバーリング部15を構成する材料の一部に供される。而して、この押圧工程で形成される平滑座面13、段部14及びバーリング部15の形状精度が高くなり、孔11周縁の肩部ダレを最小に抑えることができる。
【0021】
続いて、シェービング工程(図1及び図2の(C)部分)において、上型UD(図6)の下降に伴い、例えばトリム刃(図示せず)によって、ワークWの側部の金属材料が剪断切除されつつ側部が削ぎ落されて、最終形状の孔16が形成されると共に、最終形状のバーリング部17が形成され、図1に白抜き矢印で示すように、スクラップ30が切り離されて除去される。尚、上記トリム刃に限らず、プレス加工の一環としてシェービングを行い得るものであればよく、例えばパンチを用いることとしてもよい。このシェービング工程は必須ではないが、孔16の内周面に高い形状精度が要求される場合に付加するとよい。
【0022】
次に、第3のプレス工程として行なわれる外形抜き工程(図1及び図2の(D)部分)について説明する。ここでは、ワークWに対し上型UDが下降駆動に応じて第3のパンチ(図示せず)によって、図2の(D)に示す小孔41が打ち抜かれると共に、製品の輪郭の全周、即ち外周(孔18に対応)に沿って剪断される。而して、製品たるフランジ40が打ち抜かれる。
【0023】
尚、本実施形態においては上型UDの下降駆動によるものに統一して説明したが、プレス装置による打ち抜き方向(プレス方向)は逆方向にしてもよい。更に、通常のプレス装置ではなくファインブランキングの設備を用い、あるいはファインブランキングと組合せて実施することとしてもよい。更に、製品としては上記のフランジ40に限るものではなく、種々の製品に適用することができる。
【0024】
図8及び図9は、本発明のプレス加工方法によって他の製品を製造する実施形態を示すもので、本実施形態によれば複数の孔を有する多孔連結型のフランジ400を製造することができる。即ち、図8に示すように、第1のプレス工程(図8の(A)部分の穴抜き工程)において、第1のパンチ(図示せず)によってワークWに孔111乃至114を穿設すると共に、これらの孔111乃至114の周縁から径方向外側に向かって表裏面が傾斜した略テーパ状の環状座部121乃至124を形成する。このとき、スクラップ(図示せず)が切り離されて除去される。次に、第2のプレス工程(図8の(B)部分の押圧工程)において、第2のパンチ(図示せず)によって環状座部121乃至124を押圧してワークWの表面側に環状の平滑座面131乃至134を形成すると共に、ワークWの裏面側に孔111乃至114の周縁部から突出する環状のバーリング部(図示せず)を形成する。
【0025】
続いて、シェービング工程(図8の(C)部分)において、トリム刃(図示せず)によってワークWの側部の金属材料を剪断切除しつつ側部を削ぎ落して、最終形状の孔161乃至164を形成すると共に、最終形状のバーリング部(図示せず)を形成する。このときには、スクラップ(図示せず)が切り離されて除去される。そして、第3のプレス工程(外形抜き工程)において、第3のパンチ(図示せず)によって図8の(D)に実線で示す小孔410が打ち抜かれると共に、製品(フランジ400)の輪郭の全周、即ち外周(孔180に対応)に沿って切断する。尚、図9は、上記の四工程が順送型によって行なわれる状態を示すもので、板状素材のワークWが左右方向に延在しており、プレス装置(図示せず)の起動後、プレスストローク終了毎に右方へ移動し、図9の(1)、(2)、(3)及び(4)の順に、順送り工程でワークWに対する加工が行なわれる。従って、図9の(4)以降は上記の四工程が同時に行なわれることになる。
【0026】
而して、本実施形態によれば、多孔連結型のフランジ400を製造する際にも、孔111乃至114周縁の肩部ダレを最小に抑え、高い形状精度で平滑座面131乃至134、段部141乃至144及びバーリング部(図示せず)を形成することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているので以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項1に記載のプレス加工方法においては、従来のプレス装置および加工方法に若干の変更を加えるだけで、板状素材から、孔周縁にバーリング部を有する製品を打ち抜く際に、孔の表面側の周縁に肩部ダレが生ずることなく、裏面側に環状のバーリング部を有する製品を、安価かつ迅速に形成することができる。例えば、自動車の排気系に供するフランジを製造する際には、ガスケットの座面と干渉する肩部ダレを実質上問題ない量に抑え、所期の座面を確保することができるので、設計自由度が飛躍的に高まる。
【0028】
特に、請求項2に記載のように構成することにより、通常の順送のプレス装置が使用できるので、一層経済的であるとともに、加工信頼度が高まる。
【0029】
更に、請求項3に記載のように構成することとすれば、形状精度が向上し、製品の孔の周縁に肩部ダレがない製品を安価かつ迅速に形成することができる。
【0030】
また、請求項4に記載のように構成することとすれば、第2のプレス工程における塑性流動による材料を過不足なく供給することができるので、製品の孔の周縁及びバーリング部の形状精度が向上し、孔の表面側の周縁に肩部ダレが生ずることなく、裏面側に環状のバーリング部を有する製品を、安価かつ迅速に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス加工方法の一実施形態によってフランジを打ち抜いた状態の 板状素材、及び切除されたスクラップを示す断面図である。
【図2】本発明のプレス加工方法の一実施形態によって板状素材からフランジを打ち抜いた後、フランジを取り出す前の状態を示す平面図である。
【図3】図1に示す実施形態における穴抜き工程で孔を打ち抜いた状態の板状素材、及び切除されたスクラップを拡大して示す断面図である。
【図4】図1に示す実施形態における押圧工程で平滑座面、段部及びバーリング部を形成した状態の板状素材を拡大して示す断面図である。
【図5】図1に示す実施形態におけるシェービング工程でシェービング行なった状態の板状素材、及び切除されたスクラップを拡大して示す断面図である。
【図6】本発明のプレス加工方法の一実施形態によって板状素材からフランジを形成するときの各プレス工程における板状素材を示す平面図である。
【図7】図1に示す実施形態における穴抜き工程に供するプレス装置の一部を示す断面図である。
【図8】本発明のプレス加工方法の一実施形態によって、板状素材から複数の孔を有するフランジを打ち抜いた後の状態を示す平面図である。
【図9】本発明のプレス加工方法の一実施形態によって、板状素材から複数の孔を有するフランジを形成するときの各プレス工程における板状素材を示す平面図である。
【符号の説明】
W 板状素材, 11 孔, 12 環状座部, 13 平滑座面,
14 段部, 15 バーリング部, 16 孔, 17 バーリング部,
20,30 スクラップ, 40 フランジ, UD 上型,
LD 下型, 100 第1のパンチ, 200 ダイ

Claims (4)

  1. 板状素材から、孔周縁にバーリング部を有する製品を打ち抜くプレス加工方法において、第1のパンチによって前記板状素材に孔を穿設すると共に、該孔の周縁から径方向外側に向かって前記板状素材の表面側の段差が深くなるように傾斜した略テーパ状の環状座部を形成する第1のプレス工程と、第2のパンチによって前記板状素材の表面側から前記環状座部を押圧して前記板状素材の表面側に環状の平滑座面を形成すると共に、前記板状素材の裏面側に前記孔の周縁部から突出する環状のバーリング部を形成する第2のプレス工程と、第3のパンチによって前記製品の輪郭の全周に沿って切断する第3のプレス工程を含むことを特徴とするプレス加工方法。
  2. 前記第1のプレス工程、前記第2のプレス工程及び前記第3のプレス工程を、順送型によって同時に行なうことを特徴とする請求項1記載のプレス加工方法。
  3. 前記第2のプレス工程と前記第3のプレス工程との間に、前記孔の内周面に対しシェービングを行なうシェービング工程を付加することを特徴とする請求項1記載のプレス加工方法。
  4. 前記第1のパンチは、前記板状素材に穿設する孔と同径の押圧面を有する円柱部と、該円柱部の裾部外縁から径方向外側に向かって漸次突出しテーパ状の押圧面を形成する環状凸部とを備え、該環状凸部の押圧面の前記円柱部に接する部分に環状溝を形成して成ることを特徴とする請求項1、2又は3記載のプレス加工方法。
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