JP3766260B2 - エンジンの気筒判別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの(所定行程にある)気筒を判別する技術に関し、特に、クランキング開始後、速やかに気筒判別を行なうための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の気筒判別装置としては、クランク角センサからの基準クランク角信号の出力間でカムセンサから気筒数に対応する数の気筒判別信号を出力させて、気筒判別を行わせるものが知られている(特開平5−106500号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を検出して、該回転位相を連続的に可変制御するバルブタイミング制御装置を備えるような場合は、クランクシャフトの回転に同期して出力されるクランク角信号のみで、基準クランク角位置に対する単位クランク角毎のクランク角位置を検出する必要がある。そのため、単位クランク角信号とは別系統で基準クランク角信号を発生させて検出することは、実質的に2個のクランク角センサを設け、信号処理系も2系統必要になるなど、コスト,スペースを要する。また、基準クランク角信号を単位クランク角毎の信号と混在させると、検出が難しくなる。そこで、単位クランク角信号を、基準クランク角位置に相当する部分で抜かす構成として、前後の信号間の周期の比によって基準クランク角位置を検出するような方式が採られることがある。
【0004】
しかし、このように周期比などで基準クランク角位置を検出するようなものでは、クランキング開始直後の回転が不安定な状態では、正確に基準クランク角位置を検出することが難しく、実質的に2回目の基準クランク角位置で検出が可能となり、該基準クランク角位置検出で検出される初回の気筒判別タイミングと次の気筒判別タイミングとの間の気筒判別信号の数に基づいて気筒判別が可能となる。つまり、クランキング開始後に検出される2回目の気筒判別タイミング(最初の検出不可能な気筒判別タイミングを含めると3回目の気筒判別タイミング)で、初めて気筒判別が可能となる。
【0005】
このように、気筒判別が遅れると燃焼が行なわれないまま無駄に燃料噴射されて始動性、排気エミッションが損なわれることがあった。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、クランキング開始後速やかに気筒判別が行なわれるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明は、
クランクシャフトの回転に同期して、気筒間の行程位相差毎の基準クランク角位置を基準とした単位クランク角毎のクランク角位置でクランク角信号を出力するとともに、気筒間の行程位相差毎に気筒判別タイミングを設定し、相前後する気筒判別タイミング間の所定クランク角期間中に被判別気筒に応じて異なる数の気筒判別信号を出力するエンジンにおいて、
クランキング開始後に出力されるクランク角信号の数をカウントすると共に、前記気筒判別信号が出力される毎にそのときのクランク角信号のカウント値を保持し、
クランキング開始後、2つ目の気筒判別タイミングを初回の気筒判別タイミングとして設定し、該初回の気筒判別タイミングにおけるクランク角信号出力数のカウント値から、前記保持された過去の各カウント値をそれぞれ減算した各値を、前記所定クランク角期間中に出力されるクランク角信号の数と比較し、
該クランク角信号の数以下である場合は、前記減算前の保持されたカウント値が、クランキング開始後1つめの気筒判別タイミングから2つ目の気筒判別タイミングまでの所定クランク角期間中に出力された気筒判別信号によって保持されたとして、この期間中にカウント値が保持された回数をこの期間中に出力された気筒判別信号の数として検出し、
該検出した気筒判別信号の数に基づいて、クランキング開始後初回の気筒判別を行うことを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る発明によると、
クランキング開始後、気筒判別信号が出力される毎に、それまでのクランク角信号の出力数カウント値が保持され、これら保持されたカウント値の中、気筒判別タイミングにおけるカウント値との差が一定値以内のものは、前記所定クランク角期間中に気筒判別信号が出力されたためと判別することができ、その結果、該所定クランク角期間中に出力された気筒判別信号の数を検出して、気筒判別を行うことができる。
【0008】
このようにすれば、クランキング開始後、1つ目の気筒判別タイミングをその時点では検出できなくても、2つ目の気筒判別タイミングにおいて、確実に気筒判別を行うことができ、速やかな気筒判別を行なって始動性、排気エミッション性を向上することができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、
クランキング開始後前記クランク角信号が所定数出力されるまでは、前記基準クランク角位置の検出を禁止することを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明によると、
クランキング開始直後に、最初の基準クランク角位置がくるような場合は、該基準クランク角位置検出に基づいて初回の気筒判別タイミングを検出しても、まだ、前記気筒判別が可能な所定のクランク角期間を経過していないため、気筒判別を行うことができず、また、クランキング開始直後はエンジン回転が不安定であるため、基準クランク角位置を誤検出してしまうおそれもある。
【0013】
そこで、クランキング開始後クランク角信号が所定数出力されるまでは、前記基準クランク角位置の検出を禁止することにより、基準クランク角位置の誤検出を防止するとともに、最初の基準クランク角位置検出に基づく初回の気筒判別タイミングで、確実に気筒判別を行うことができる。
【0014】
また、請求項3に係る発明は、
クランキング開始後気筒判別タイミングを検出したときのクランク角信号のカウント値が、前記所定のクランク角期間を経過したときのカウント値に達していないときは、該気筒判別タイミングでの気筒判別を禁止することを特徴とする。
【0015】
請求項3に係る発明によると、
クランキング開始後、とりあえず基準クランク角位置検出を禁止せず、検出された基準クランク角位置に基づいて気筒判別タイミングを検出したときのクランク角信号のカウント値が、前記所定のクランク角期間を経過したときのカウント値に達していないときは、気筒判別を正常に行えなず、基準クランク角位置を誤検出している可能性もあるので、その段階で気筒判別を禁止する。
【0016】
また、請求項4に係る発明は、
エンジンが、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を検出して、該回転位相を連続的に可変制御するバルブタイミング制御装置を備え、前記クランク角信号は、前記クランクシャフトの回転に同期して出力され、前記気筒判別信号は、前記カムシャフトの回転に同期して出力されることを特徴とする。
【0017】
請求項4に係る発明によると、
上記バルブタイミング制御装置を備える場合は、前記カムシャフトの回転位相の検出も兼ねて気筒判別信号をカムシャフトの回転に同期して出力させるのが、合理的であるが、その場合、クランク角信号のみで、基準クランク角位置を検出しようとすると、既述したように一部を歯抜けするなどしてクランク角信号出力間の周期比で検出するようなことが行なわれる。
【0018】
このような場合に、クランキング開始直後の基準クランク角位置を正確に検出することが難しく、ひいては気筒判別に遅れを生じることがあるので、本発明を適用する効用が大きい。
【0019】
また、請求項5に係る発明は、クランキング開始後2回目以降の気筒判別は、前記各気筒判別タイミングの間に出力された気筒判別信号の数を直接検出して行なうことを特徴とする。
【0020】
請求項5に係る発明によると、
本発明にかかるクランキング開始後初回の気筒判別方式を2回目以降の気筒判別に適用することも可能ではあるが、2回目以降の気筒判別は、前記各気筒判別タイミングの間に出力された気筒判別信号の数を直接検出して行なうことにより、演算負荷を軽減できる。
【0021】
また、請求項6に係る発明は、
V型エンジンにおいて、前記気筒判別信号を各バンクのカムシャフトに同期してそれぞれ出力させ、それぞれの気筒判別信号の数の組み合わせにより気筒判別を行なうことを特徴とする。
【0022】
請求項6に係る発明によると、
各バンクのカムシャフトに同期した気筒判別信号の数の組み合わせにより気筒判別を行なう。
【0023】
このようにすれば、バンク毎の気筒判別信号の数を少なくして、高精度に気筒判別を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は直列4気筒エンジン1を示し、吸気側カムシャフト2及び排気側カムシャフト3を備える。
【0025】
そして、前記吸気側カムシャフト2及び排気側カムシャフト3に、シグナルプレート4,5が軸支され、該シグナルプレート4,5に形成される突起部(図示省略)をそれぞれに検出して気筒判別信号Phaseを出力する磁気式のカムセンサ6,7が設けられる。
【0026】
また、クランクプーリに取り付けられたシグナルプレート8に形成される突起部(図示省略)を検出して単位角度(10°)毎のポジション信号POSを出力する磁気式のクランク角センサ9が設けられる。
【0027】
前記クランク角センサ9及びカムセンサ6,7の検出信号はコントロールユニット10に入力され、コントロールユニット10は前記検出信号に基づき気筒判別を行い、該気筒判別結果に基づいてエンジンにおける燃料噴射や点火を制御する。また、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させることで作動角一定のままバルブタイミングを変化させるバルブタイミング制御装置(以下VTCという)を備え、前記検出信号に基づき前記回転位相を検出し、前記回転位相をフィードバック制御する。
【0028】
以下、第1の実施の形態における前記各種制御に用いられる気筒判別について、図2〜図4のタイムチャート及び図5〜図7のフローチャートを併用して説明する。ここで、図2は、上記直列4気筒エンジンにおけるクランク角センサ9、カムセンサ6,7の出力特性と、それに基づく通常時の気筒判別の様子を示し、図3は、本発明にかかるクランキング開始後初回の気筒判別の様子を示し、図4は、クランキング開始直後に行なわれるマスク処理の様子を示す。一方、図5は、気筒判別信号Phase出力による割込みルーチン、図6は、ポジション信号POSによる割込みルーチン、図7は初回の気筒判別処理ルーチンを示す。
【0029】
図2において、クランク角センサ9から出力されるポジション信号POSは、所定の単位クランク角(本実施の形態では10°)毎に出力され、かつ、気筒間の行程位相差に相当する180°毎に歯抜けを生じるように構成される。そして、該歯抜け位置を検出することで基準クランク角位置が検出され、該基準クランク角位置からのポジション信号POSの出力数をカウンタCRACNTで計測することによって単位クランク角毎のクランク角位置が検出される。
【0030】
一方、カムセンサ6,7から出力される気筒判別信号Phaseは、気筒別に気筒ナンバーに対応した数の信号が、所定クランク角(本実施の形態では30°)毎に出力される。
【0031】
そして、通常は、前記クランク角センサ9により検出される気筒行程位相差相当のクランク角期間(本実施の形態では、気筒毎のATDC30°間)180°毎の気筒判別信号Phaseの数を直接計測して(図5のステップ4)、該計測数に対応した気筒を判別する(図6のステップ20)。具体的には、点火順序が#1−#3−#4−#2の場合、カウンタCAMCNTによる気筒判別信号Phaseの計測数が1のときは、次の点火気筒を#3、同様にCAMCNTの値が3のときは#4、CAMCNTの値が4のときは#2、CAMCNTの値が2のときは#1として順次判別する。
【0032】
一方、本発明にかかるクランキング開始後初回の気筒判別は、以下のようにして行なう(図3参照)。
メインカウンタCRACNT0は、クランキング開始後に出力されるポジション信号POS(クランク角信号)の数をカウントする(図6のステップ11)。
【0033】
第1のサブカウンタCMTMPnは、気筒判別信号Phaseが出力される毎に、そのときの前記メインカウンタCRACNT0のカウント値に更新して保持する(図5のステップ2,3)。
【0034】
第2〜第4のサブカウンタCMTMP(n−1)〜CMTMP(n−3)は、前記気筒判別信号Phaseが出力される毎に直前にそれぞれ第1〜第3のサブカウンタCMTMPn〜CMTMP(n−2)に保持されているカウント値に更新して保持する(図5のステップ3)。
【0035】
そして、クランキング開始後初回の気筒判別タイミング(図6のステップ17→18→19)で、前記メインカウンタCRACNT0のカウント値から前記各サブカウンタCMTMPn〜CMTMP(n−3)のカウント値を減算した値に基づいて、気筒判別を行う。
【0036】
図3に示す具体例で説明すると、クランキング開始後メインカウンタCRACNT0のカウント値が2になった後に最初の気筒判別信号Phaseが出力されて第1のサブカウンタCMTMPnに前記メインカウンタCRACNT0のカウント値2が保持され、続いて2番目、3番目の気筒判別信号Phaseが出力される毎に、そのときのメインカウンタCRACNT0のカウント値3、6に更新保持される。そして、第1のサブカウンタCMTMPnは、前記カウント値6を維持したまま、次の気筒判別用の最初の気筒判別信号Phaseが出力されたときに、そのときのメインカウンタCRACNT0のカウント値18に更新保持され、続いて2番目〜4番目の気筒判別信号Phaseが出力される毎に、同様に順次カウント値19,22,24に更新保持される。
【0037】
また、第2のサブカウンタCMTMP(n−1)は、最初の気筒判別信号Phaseが出力されたときは、直前の第1のサブカウンタCMTMPnのカウント値0をそのまま保持し、2番目、3番目の気筒判別信号Phaseが出力される毎に、そのときの第1のサブカウンタCMTMPnのカウント値2、3に更新保持され、次の気筒判別用の4個の気筒判別信号Phaseが出力される毎に、順次カウント値6,18,19,22に更新保持される。
【0038】
以下、同様に第3のサブカウンタCMTMP(n−2)は、クランキング開始後3個目の気筒判別信号Phaseが出力されたときに初めて、0から直前の第2のサブカウンタCMTMP(n−1)のカウント値2に更新保持され、次の気筒判別用の4個の気筒判別信号Phaseが出力される毎に、順次カウント値3,6,18,19に更新保持され、第4のサブカウンタCMTMP(n−3)は、クランキング開始後4個目の気筒判別用の気筒判別信号Phaseが出力されて初めて0から直前の第3のサブカウンタCMTMP(n−2)のカウント値2に更新保持され、以下順次カウント値3,6,18に更新保持される。
【0039】
そして、初回の気筒判別は、クランキング開始後2つ目の気筒判別タイミングで(該2つ目の気筒判別タイミングを初回の気筒判別タイミングとして検出)行なう。即ち、気筒判別は、本発明においても2つの気筒判別タイミングの間における気筒判別信号Phaseの数に基づいて行なうが、基準クランク角位置直後にクランキングが開始される場合は、該基準クランク角位置検出に基づく1つ目の気筒判別タイミングの検出が不可能である。また、クランキング開始直後に基準クランク角位置となる場合は、エンジン回転が不安定であり、周期比に基づく正確な基準クランク角位置検出が難しいので、該基準クランク角位置の検出を禁止する。これにより、該基準クランク角位置に基づく1つ目の気筒判別タイミングも検出されない。しかし、通常時(2回目以降)の気筒判別方式を初回の気筒判別に採用する場合は、さらにもう1回気筒判別タイミングを検出したとき(クランキング開始後検出不可能な気筒判別タイミングを含めて3つ目の気筒判別タイミング)に気筒判別が可能となるのに対し、本発明では、前記2つめの気筒判別タイミングを初回の気筒判別タイミングとして検出したときに、気筒判別が可能となる。
【0040】
ここで、本実施の形態では、前記不安定なエンジン回転時における不正確な基準クランク角位置検出を禁止するとともに、初回の基準クランク角位置検出に応じた初回の気筒判別タイミング検出時に正確に気筒判別が行なえるように、クランキング開始後所定期間、基準クランク角位置の検出を禁止するマスク処理を行なう。
【0041】
図4は、前記マスク処理の様子を示す。具体的な気筒判別タイミングを上死点後(ATDC)30°に設定すると、初回の気筒判別タイミング検出時に気筒判別を可能とするためには、その前に気筒行程位相差相当のクランク角期間(本実施の形態の4気筒エンジンでは180°)を経過していることが必要である。基準クランク角位置(クランク角信号の歯抜け区間後1個目の位置)を上死点前(BTDC)40°に設定すると、該初回の基準クランク角位置検出時から前記初回の気筒判別タイミング検出時までのポジション信号POSの出力数が7個、気筒行程位相差相当のクランク角期間(180°)中のポジション信号POSの出力数が16個であるから、余裕代を1個として、クランキング開始後から基準クランク角位置の検出を禁止するポジション信号POSの出力数(マスク数)は、次式のように求められる。
【0042】
マスク数=16−7+1=10(個)
即ち、クランキング開始後から前記メインカウンタCRACNT0によるポジション信号POSのカウント値が10になるまでは、ポジション信号POSの周期比による基準クランク角位置の検出を禁止し(図6のステップ12の判定がNO)、前記カウント値が10以上となってから基準クランク角位置の検出を開始し(前記ステップ12の判定がYES)、初回の基準クランク角位置後、所定数(7個)のポジション信号POSの出力を検出したとき、初回の気筒判別タイミングとして検出する(ステップ13,14→16,17→18)。
【0043】
次に、このようにして検出された初回の気筒判別タイミングにおける初回の気筒判別について説明する(図3及び図7参照)。
該初回の気筒判別タイミング検出時における前記メインカウンタCRACNT0のカウント値から第1〜第4のサブカウンタCMTMPn〜CMTMP(n−3)のカウント値を、それぞれ減算し、これら減算された4個の値が所定値16以下であるかを判定する。該所定値16とは、気筒間行程位相差相当のクランク角期間、つまりこの間に出力される気筒判別信号の出力数に基づいて気筒判別が可能であるクランク角期間において出力されるポジション信号POSの数である。したがって、前記減算された値が前記所定値16以下の時は、対応するサブカウンタCMTMPのカウント値が、前記所定のクランク角期間に気筒判別信号Phaseの出力によって更新されたことになる。
【0044】
このことを利用し、メインカウンタCRACNT0と第1〜第4のサブカウンタCMTMPn〜CMTMP(n−3)との4個の減算値が全て16以下の場合(図7のステップ31,33,35,37の判定が全てYES)は、所定のクランク角期間に4個の気筒判別信号Phaseが出力されたので、(直後に燃焼行程にある気筒を)#2気筒と判別する(同じくステップ39)。以下同様に、第1〜第3のサブカウンタCMTMPn〜CMTMP(n−2)に対する3個の減算値が16以下の場合は3個の気筒判別信号Phaseが出力されたので#4気筒と判別し(同じくステップ38)、第1及び第2のサブカウンタCMTMPn、CMTMP(n−1)に対する2個の減算値が16以下の場合は2個の気筒判別信号Phaseが出力されたので#1気筒と判別し(同じくステップ36)、第1のサブカウンタCMTMPnに対する1個の減算値のみが16以下の場合は1個の気筒判別信号Phaseが出力されたので#3気筒と判別する(同じくステップ34)。なお、前記4個の減算値が全て16を超えるとき(第1のサブカウンタCMTMPnとの減算値が16を超えるとき)は、前記所定のクランク角期間に気筒判別信号Phaseの出力を1個も検出されなかったことになり、正常ではないので気筒判別を禁止する(同じくステップ32)。
【0045】
次に本発明をV型6気筒エンジンに適用した実施の形態について説明する。
図8において、V型6気筒エンジン1は、各バンク毎に吸気側カムシャフト2a,2b及び排気側カムシャフト3a,3bを備える。
【0046】
そして、左右各バンクの吸気側カムシャフト2a,2bそれぞれにシグナルプレート4,5がそれぞれ軸支され、各シグナルプレート4,5に形成される突起部(図示省略)をそれぞれに検出して気筒判別信号PhaseLH,PhaseRHを出力する磁気式の左側カムセンサ6,右側カムセンサ7が設けられる。
【0047】
但し、左右各バンクの排気側カムシャフト3a,3bそれぞれに左側カムセンサ6、右側カムセンサ7を設けてもよいし、一方のバンクの吸気側カムシャフト2a及び排気側カムシャフト3aに左側カムセンサ6,右側カムセンサ7を設置する構成であっても良い。
【0048】
また、クランクプーリには、第1の実施の形態と同様、シグナルプレート8の突起部(図示省略)を検出して単位角度(10°)毎のポジション信号POSを出力する磁気式のクランク角センサ9が設けられる。
【0049】
さらに、クランクシャフトに対する吸気側、排気側カムシャフトの回転位相を変化させることで作動角一定のままバルブタイミングを変化させる吸気バルブタイミング制御装置及び排気バルブタイミング制御装置を備える。
【0050】
そして、コントロールユニット10が、前記各センサからの検出信号に基づき気筒判別を行いつつエンジン制御を行なうと共に、前記検出信号に基づき吸気側カムシャフトの前記回転位相を検出し、前記回転位相をフィードバック制御する。なお、排気側カムシャフトの回転位相は、図外の別のセンサによる検出信号に基づき検出される。
【0051】
以下、第2の実施の形態における前記各種制御に用いられる気筒判別について、図9〜図11のタイムチャート及び図12〜図15のフローチャートを併用して説明する。ここで、図9は、上記V型6気筒エンジンにおける左側カムセンサ6,右側カムセンサ7及びクランク角センサ9の出力特性と、それに基づく通常時の気筒判別の様子を示し、図10は、本発明にかかるクランキング開始後初回の気筒判別の様子を示し、図11は、クランキング開始直後に行なわれるマスク処理の様子を示す。一方、図12は、気筒判別信号PhaseLH出力による割込みルーチン、図13は、気筒判別信号PhaseRH出力による割込みルーチン、図14は、ポジション信号POSによる割込みルーチン、図15は初回の気筒判別処理ルーチンを示す。
【0052】
図9において、クランク角センサ9から出力されるポジション信号POSは、気筒間の行程位相差に相当する120°毎に歯抜けを生じるように構成され、該歯抜け位置を検出することで基準クランク角位置が検出される。
【0053】
一方、気筒判別タイミングは、BTDC30°に設定され、該気筒判別タイミング間での気筒判別信号PhaseLHと気筒判別信号PhaseRHの出力数の組み合わせで、気筒判別されるようになっている。具体的には、カウンタCAMCNT1によってカウントされる気筒判別信号PhaseLHのカウント値が0で、カウンタCAMCNT2によってカウントされる気筒判別信号PhaseRHのカウント値が1のときは#2、同じく気筒判別信号PhaseLHのカウント値が2、気筒判別信号PhaseRHのカウント値が2のときは#3、気筒判別信号PhaseLHのカウント値が0、気筒判別信号PhaseRHのカウント値が2のときは#4、気筒判別信号PhaseLHのカウント値が1、気筒判別信号PhaseRHのカウント値が0のときは#5、気筒判別信号PhaseLHのカウント値が2、気筒判別信号PhaseRHのカウント値が1のときは#6、気筒判別信号PhaseLHのカウント値が2、気筒判別信号PhaseRHのカウント値が0のときは#1と判別される。
【0054】
そして、クランキング開始後2回目以降の通常の気筒判別時は、実際にカウンタCAMCNT1、CAMCNT2によって気筒判別信号PhaseLH、PhaseRHの出力数をカウントして気筒判別を行うが(図12のステップ54、図13のステップ64、図14のステップ80)、本発明にかかる初回の気筒判別は第1の実施の形態と同様にして実行する。
【0055】
すなわち、図10に示すように、気筒判別信号PhaseLHの出力毎に、メインカウンタCRACNT0によるポジション信号POSのカウント値を更新保持する左側第1サブカウンタCMTMPLH(n)、該左側第1サブカウンタCMTMPLH(n)の直前のカウント値を更新保持する左側第2サブカウンタCMTMPLH(n−1)を設けるとともに(図12参照)、気筒判別信号PhaseRHの出力毎に、メインカウンタCRACNT0によるポジション信号POSのカウント値を更新保持する右側第1サブカウンタCMTMPRH(n)、該右側第1サブカウンタCMTMPRH(n)の直前のカウント値を更新保持する右側第2サブカウンタCMTMPRH(n−1)を設ける(図13参照)。
【0056】
そして、第1の実施の形態と同様な考え方でマスク処理を行なう(図11参照)。6気筒エンジンなので、気筒間行程位相差が120°となり、その間に出力されるポジション信号POSの数は10個、基準クランク角位置(BTDC60°)から気筒判別タイミング(BTDC30°)までのポジション信号POSの出力数が3個であるので、余裕代を1個として、クランキング開始後から基準クランク角位置の検出を禁止するポジション信号POSの出力数(マスク数)は、次式のように求められる。
【0057】
マスク数=10−3+1=8(個)
即ち、クランキング開始後から前記メインカウンタCRACNT0によるポジション信号POSのカウント値が8になるまでは、ポジション信号POSの周期比による基準クランク角位置の検出を禁止し(図14のステップ72の判定がNO)、前記カウント値が8以上となってから基準クランク角位置の検出を開始し(同じくステップ72の判定がYES)、初回の基準クランク角位置検出後、所定数(3個)のポジション信号POSの出力を検出したとき、初回の気筒判別タイミングとして検出する(ステップ73,74→76,77→78)。
【0058】
次に、このようにして検出された初回の気筒判別タイミングにおける初回の気筒判別について説明する。
該初回の気筒判別タイミング検出時における前記メインカウンタCRACNT0のカウント値から、左側第1サブカウンタCMTMPLH(n)、左側第2サブカウンタCMTMPLH(n−1)、右側第1サブカウンタCMTMPRH(n)、右側第2サブカウンタCMTMPRH(n−1)のカウント値を、それぞれ減算し、これら減算された4個の値が所定値10(気筒間行程位相差120°相当のクランク角期間中に出力されるポジション信号POSの数)以下であるかを判定する(図15のステップ91,93,96,98)。前記減算された値が前記所定値10以下の時は、対応するサブカウンタCMTMPのカウント値が、前記所定のクランク角期間に気筒判別信号Phaseの出力によって更新されたことになる。
【0059】
即ち、メインカウンタCRACNT0と左側第1サブカウンタCMTMPLH(n)との減算値が11以上のときは、左側第2サブカウンタCMTMPLH(n−1)との減算値も当然に11以上となり、前記所定のクランク角期間中に気筒判別信号PhaseLHは出力されなかったことになるので、前記カウンタCAMCNT1のカウント値を0にセットする(図15のステップ92)。また、左側第1サブカウンタCMTMPLH(n)との減算値が10以下の場合は、左側第2サブカウンタCMTMPLH(n−1)との減算値が11以上のときは、気筒判別信号PhaseLHが1回出力されたことになるので、前記カウンタCAMCNT1のカウント値を1にセットし(同じくステップ94)、左側第2サブカウンタCMTMPLH(n−1)との減算値も10以下のときは、気筒判別信号PhaseLHが2回出力されたことになるので、前記カウンタCAMCNT1のカウント値を2にセットする(同じくステップ95)。
【0060】
同様に、メインカウンタCRACNT0と、右側第1サブカウンタCMTMPRH(n)、左側第2サブカウンタCMTMPLH(n−1)との減算値が共に11以上のときは、前記所定のクランク角期間中に気筒判別信号PhaseRHは出力されなかったことになるので、前記カウンタCAMCNT2のカウント値を0にセットし(同じくステップ97)、以下右側第1サブカウンタCMTMPRH(n)との減算値が10以下の場合は、右側第2サブカウンタCMTMPRH(n−1)との減算値が11以上のときは、前記カウンタCAMCNT2のカウント値を1にセットし(同じくステップ99)、右側第2サブカウンタCMTMPRH(n−1)との減算値も10以下のときは、前記カウンタCAMCNT2のカウント値を2にセットする(同じくステップ101)。
【0061】
そして、このようにしてセットされたカウンタCAMCNT1、CAMCNT2の値の組み合わせに基づいて、気筒判別を行う。
なお、以上の実施の形態においては、所定数のポジション信号POSが出力されるまでは、基準クランク角位置検出を禁止するマスク処理を行なったが、とりあえず基準クランク角位置検出を禁止せず、検出された基準クランク角位置に基づいて気筒判別タイミングを検出したときのポジション信号POSのカウント値が、気筒間行程位相差相当のクランク角期間を経過したときのカウント値に達していないときは、気筒判別を禁止する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における直列4気筒エンジンのシステム構成を示す図。
【図2】同上実施の形態における通常時の気筒判別の様子を示すタイムチャート。
【図3】同上実施の形態の初回の気筒判別の様子を示すタイムチャート。
【図4】同上実施の形態の初回気筒判別時のマスク処理の様子を示すタイムチャート。
【図5】同上実施の形態の気筒判別信号割込み処理ルーチンを示すフローチャート。
【図6】同上実施の形態のクランク角信号信号割込み処理ルーチンを示すフローチャート。
【図7】同上実施の形態の初回気筒判別処理ルーチンを示すフローチャート。
【図8】第2の実施の形態におけるV型6気筒エンジンのシステム構成を示す図。
【図9】同上実施の形態における通常時の気筒判別の様子を示すタイムチャート。
【図10】同上実施の形態の初回の気筒判別の様子を示すタイムチャート。
【図11】同上実施の形態の初回気筒判別時のマスク処理の様子を示すタイムチャート。
【図12】同上実施の形態の左側バンクの気筒判別信号割込み処理ルーチンを示すフローチャート。
【図13】同上実施の形態の右側バンクの気筒判別信号割込み処理ルーチンを示すフローチャート。
【図14】同上実施の形態のクランク角信号信号割込み処理ルーチンを示すフローチャート。
【図15】同上実施の形態の初回気筒判別処理ルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エンジン
2,2a,2b…吸気側カムシャフト
3,3a,3b…排気側カムシャフト
4,5,8…シグナルプレート
6,7…カムセンサ
9…クランク角センサ
10…コントロールユニット
Claims (6)
- クランクシャフトの回転に同期して、気筒間の行程位相差毎の基準クランク角位置を基準とした単位クランク角毎のクランク角位置でクランク角信号を出力するとともに、気筒間の行程位相差毎に気筒判別タイミングを設定し、相前後する気筒判別タイミング間の所定クランク角期間中に被判別気筒に応じて異なる数の気筒判別信号を出力するエンジンにおいて、
クランキング開始後に出力されるクランク角信号の数をカウントすると共に、前記気筒判別信号が出力される毎にそのときのクランク角信号のカウント値を保持し、
クランキング開始後、2つ目の気筒判別タイミングを初回の気筒判別タイミングとして設定し、該初回の気筒判別タイミングにおけるクランク角信号出力数のカウント値から、前記保持された過去の各カウント値をそれぞれ減算した各値を、前記所定クランク角期間中に出力されるクランク角信号の数と比較し、
該クランク角信号の数以下である場合は、前記減算前の保持されたカウント値が、クランキング開始後1つめの気筒判別タイミングから2つ目の気筒判別タイミングまでの所定クランク角期間中に出力された気筒判別信号によって保持されたとして、この期間中にカウント値が保持された回数をこの期間中に出力された気筒判別信号の数として検出し、
該検出した気筒判別信号の数に基づいて、クランキング開始後初回の気筒判別を行うことを特徴とするエンジンの気筒判別装置。 - クランキング開始後前記クランク角信号が所定数出力されるまでは、前記基準クランク角位置の検出を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの気筒判別装置。
- クランキング開始後気筒判別タイミングを検出したときのクランク角信号のカウント値が、前記所定のクランク角期間を経過したときのカウント値に達していないときは、該気筒判別タイミングでの気筒判別を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの気筒判別装置。
- エンジンが、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を検出して、該回転位相を連続的に可変制御するバルブタイミング制御装置を備え、
前記クランク角信号は、前記クランクシャフトの回転に同期して出力され、前記気筒判別信号は、前記カムシャフトの回転に同期して出力されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエンジンの気筒判別装置。 - クランキング開始後2回目以降の気筒判別は、前記各気筒判別タイミングの間に出力された気筒判別信号の数を直接検出して行なうことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジンの気筒判別装置。
- V型エンジンにおいて、前記気筒判別信号を各バンクのカムシャフトに同期してそれぞれ出力させ、それぞれの気筒判別信号の数の組み合わせにより気筒判別を行なうことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のエンジンの気筒判別装置。
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