JP3764963B2 - 画像表示装置、画像表示方法及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像されたカラー画像データからカラー表示信号を生成して表示する画像表示装置、画像表示方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカメラ等で扱われるカラー静止画像は、その撮像した画像信号を輝度成分と色成分に分けて処理する場合、その輝度成分の処理がより重要になっている。このため一般的なデジタルカメラにおいては、例えばCCD(Charge Coupled Device )などの撮像素子によって撮像された画像データから抽出される4画素分の輝度成分データ(Yデータ)に対して、Cb(色素信号:B−Y)、Cr(色素信号:R−Y)各1つずつの色成分データを抽出して処理するようにしている。すなわち、4画素分の輝度成分データに対してCb、Crの各色成分データは、水平方向、垂直方向に1/2ずつ間引かれた状態で処理されていることになる。
【0003】
このため、デジタルカメラ内で、その輝度成分データと色成分データとからビデオエンコーダ部においてビデオ信号を生成する際には、水平方向で2ドットずつ、垂直方向で2ラインずつ同じ色成分データを処理することになる。その水平方向の処理では、該当する2ドットの各色成分データは、同一フィールドのライン内で必ず隣り合っているため、当該2ドットの各色成分データを画像メモリから1度で続けて読み込むことが可能である。一方、垂直方向の処理では、該当する2ドットの各色成分データは、一方が第1フィールドのラインに、もう一方が第2フィールドの別のラインのデータとなるため、当該2ドットの各色成分データを画像メモリから2度に分けて読み込む必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のビデオカメラ内のビデオエンコーダ部にあっては、垂直方向の処理では、該当する2ドットの各色成分データは、一方が第1フィールドのラインに、もう一方が第2フィールドの別のラインのデータとなるため、当該2ドットの各色成分データを画像メモリから2度に分けて読み込むようになっていたため、以下に述べるような問題があった。
【0005】
すなわち、ビデオエンコーダ部は、水平方向の処理において、画像メモリに書き込まれた1画面分の画像データのうち、最初のラインから1ライン置きに画像データ(第1フィールド)を処理した後に、残ったラインの画像データ(第2フィールド)を1ライン置きに処理していく。そして、ビデオエンコーダ部は、垂直方向の処理において、同一の色成分データを2ラインずつ処理することになるため、各ラインの各色成分データは第1フィールドと第2フィールドで2度処理されることになる。このため、垂直方向の処理では、画像メモリ内の同一色成分データへのアクセスを2度ずつ行うことになり、そのデジタルカメラ内の画像処理システム全体の処理速度を低下させるとともに、消費電力を増大させるという問題を発生させていた。
【0006】
本発明の課題は、1画面分の画像データから1/2ずつ間引かれて抽出されるCb、Crの各色成分データを1ライン分記憶する色成分メモリを設け、画像メモリからは各ライン毎にCbあるいはCrのいずれか一方の色成分データを交互に読み出して、前ラインの処理で色成分メモリに記憶しておいた相対するCrあるいはCb色成分データと組み合わせて表示データを生成して、画像メモリにアクセスする回数を減らして、画像表示装置における処理速度と消費電力を改善する画像表示装置、画像表示方法及び記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出す画像データ読出手段と、
前記画像記憶手段から読み出された色成分データを前記色成分記憶手段に書き込む色成分書込手段と、
を更に備え、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴としている。
【0008】
この請求項1記載の発明によれば、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出す画像データ読出手段と、
前記画像記憶手段から読み出された色成分データを前記色成分記憶手段に書き込む色成分書込手段と、
を更に備え、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0009】
したがって、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像表示装置内のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像表示装置において、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、一定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該一定数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出された輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することが有効である。
【0011】
この請求項2記載の発明によれば、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、一定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該一定数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出された輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0012】
したがって、1フレームの画像データ転送処理により、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分の画像データを作成してカラー表示信号を作成ことができる。このため、例えば、1種類の入力カラー画像データからビデオエンコーダにおいてライン数の異なるNTSCとPALの2種類のビデオ信号を作成することができ、画像表示装置内の部品点数を削減することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像記憶手段は、前記色成分書込手段により、前記入力カラー画像データの水平ラインを奇数又は偶数ライン毎に区分した1フィールド分の前記入力カラー画像データに含まれる1水平ライン分の色成分データを前記色成分記憶手段に記憶し、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段からインターレース動作で前記1水平ライン置きに色成分データを読み出して、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示することが有効である。
【0014】
この請求項3記載の発明によれば、
前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像記憶手段は、前記色成分書込手段により、前記入力カラー画像データの水平ラインを奇数又は偶数ライン毎に区分した1フィールド分の前記入力カラー画像データに含まれる1水平ライン分の色成分データを前記色成分記憶手段に記憶し、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段からインターレース動作で前記1水平ライン置きに色成分データを読み出して、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示する。
【0015】
したがって、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、以降ライン毎の2種類の色成分データの読み出しを当該画像記憶手段と当該色成分記憶手段とから交互に行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び水平ライン毎に読み出された2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示することが有効である。
【0017】
この請求項4記載の発明によれば、
前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、以降ライン毎の2種類の色成分データの読み出しを当該画像記憶手段と当該色成分記憶手段とから交互に行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び水平ライン毎に読み出された2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示する。
【0018】
したがって、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0019】
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの第1、第2のフィールド置きに2種類の色成分が1組となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、前記色成分記憶手段に1水平ライン分の色成分データを記憶し、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記第1のフィールドの最初の水平ラインにおいては第1の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、第2の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、第2のフィールドの最初の水平ラインにおいては第1の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、第2の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、以降ライン毎の第1、第2の色成分データの読み出しを当該画像記憶手段と当該色成分記憶手段とから交互に行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及びフィールド毎に読み出された2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示することが有効である。
【0020】
この請求項5記載の発明によれば、
前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの第1、第2のフィールド置きに2種類の色成分が1組となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、前記表示画像生成手段は、前記色成分記憶手段に1水平ライン分の色成分データを記憶し、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記第1のフィールドの最初の水平ラインにおいては第1の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、第2の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、第2のフィールドの最初の水平ラインにおいては第1の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、第2の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、以降ライン毎の第1、第2の色成分データの読み出しを当該画像記憶手段と当該色成分記憶手段とから交互に行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及びフィールド毎に読み出された2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示する。
【0021】
したがって、フィールド毎にインターレース動作で画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データの読み出し場所が変更されるため、その2種類の色成分データの夫々に2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0022】
請求項6記載の発明は、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する第1の色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する第2の色成分記憶手段と、
前記水平ライン毎に画像画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込む色成分書込手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち前記色成分書込手段により選択されていない方から読み出す画像データ読出手段と、
を更に備え、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記色成分書込手段により前記第1、第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴としている。
【0023】
この請求項6記載の発明によれば、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する第1の色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する第2の色成分記憶手段と、
前記水平ライン毎に画像画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込む色成分書込手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち前記色成分書込手段により選択されていない方から読み出す画像データ読出手段と、
を更に備え、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記色成分書込手段により前記第1、第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0024】
したがって、1フレームの画像データ転送処理により、水平ライン毎に2種類の色成分データの読み出し場所として、画像記憶手段と色成分記憶手段とが画像データの転送状態に応じて選択されるため、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0025】
請求項7記載の発明は、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出される輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成する画素生成手段と、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを前記色成分記憶手段に書き込む色成分書込手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出す画像データ読出手段と、
を更に備え、
前記画像データ読出手段により水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴としている。
【0026】
この請求項7記載の発明によれば、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出される輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成する画素生成手段と、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを前記色成分記憶手段に書き込む色成分書込手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出す画像データ読出手段と、
を更に備え、
前記画像データ読出手段により水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0027】
したがって、1フレームの画像データ転送処理により、所定数の水平ライン置きに輝度成分データと色成分データを複数回読み出して、同一ラインで複数のカラー表示信号を生成することにより、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分のカラー表示信号を作成ことができる。このため、例えば、1種類の入力カラー画像データからビデオエンコーダにおいてライン数の異なるNTSCとPALの2種類のビデオ信号を作成することができ、画像表示装置内の部品点数を削減することができる。
【0028】
請求項8記載の発明は、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように各色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出された1水平ライン分の色成分データを色成分記憶手段に記憶し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴としている。
【0029】
この請求項8記載の発明によれば、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように各色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出された1水平ライン分の色成分データを色成分記憶手段に記憶し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0030】
したがって、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる画像表示方法を提供することができる。
【0031】
請求項9記載の発明は、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第1の色成分記憶手段に記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第2の色成分記憶手段に記憶し、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち選択されていない方から読み出し、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴としている。
【0032】
この請求項9記載の発明によれば、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第1の色成分記憶手段に記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第2の色成分記憶手段に記憶し、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち選択されていない方から読み出し、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0033】
したがって、1フレームの画像データ転送処理により、水平ライン毎に2種類の色成分データの読み出し場所として、画像記憶手段と色成分記憶手段とが画像データの転送状態に応じて選択されるため、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる画像表示方法を提供することができる。
【0034】
請求項10記載の発明は、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出された輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成し、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを色成分記憶手段に書き込み、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、
前記水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴としている。
【0035】
この請求項10記載の発明によれば、
入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出された輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成し、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを色成分記憶手段に書き込み、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、
前記水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示する。
【0036】
したがって、1フレームの画像データ転送処理により、所定数の水平ライン置きに輝度成分データと色成分データを複数回読み出して、同一ラインで複数のカラー表示信号を生成することにより、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分のカラー表示信号を作成ことができる画像表示方法を提供することができる。
【0037】
請求項11記載の発明は、
カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように各色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出された1水平ライン分の色成分データを色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納したことを特徴としている。
【0038】
この請求項11記載の発明によれば、
カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように各色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出された1水平ライン分の色成分データを色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納する。
【0039】
したがって、コンピュータによって記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することで、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0040】
請求項12記載の発明は、
カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第1の色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第2の色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込ませるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち選択されていない方から読み出させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記第1、第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納したことを特徴としている。
【0041】
この請求項12記載の発明によれば、
カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第1の色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第2の色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込ませるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち選択されていない方から読み出させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記第1、第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納する。
【0042】
したがって、コンピュータによって記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することで、1フレームの画像データ転送処理により、水平ライン毎に2種類の色成分データの読み出し場所として、画像記憶手段と色成分記憶手段とが画像データの転送状態に応じて選択されるため、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0043】
請求項13記載の発明は、
カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出された輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成させるプログラムコードと
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを色成分記憶手段に書き込ませるプログラムコードと、
、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納したことを特徴としている。
【0044】
この請求項13記載の発明によれば、
カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出された輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを色成分記憶手段に書き込ませるプログラムコードと、
、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納する。
【0045】
したがって、コンピュータによって記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することで、1フレームの画像データ転送処理により、所定数の水平ライン置きに輝度成分データと色成分データを複数回読み出して、同一ラインで複数のカラー表示信号を生成することにより、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分のカラー表示信号を作成ことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0047】
(第1の実施の形態)
図1〜図7は、本発明の画像表示装置及び画像表示方法を適用した第1の実施の形態のデジタルカメラを示す図である。
【0048】
まず、構成を説明する。
【0049】
図1は、本第1の実施の形態のデジタルカメラ1の要部構成を示すブロック図である。この図1において、デジタルカメラ1は、CCD2、CCD制御部3、YUVプロセッサ4、メモリコントローラ5、画像メモリ6、キー処理部7、CPU8、ROM9、記憶媒体10、ビデオエンコーダ11及び液晶モジュール12により構成されている。
【0050】
CCD(Charge Coupled Device )2は、フォトダイオード等の受光部に転送電極を重ねた素子(画素)を平面状に多数配設した画素面と、各画素に蓄積された電荷を電圧に変換して出力するバッファを有する出力部と、から構成される。このCCD2では、図外の図示しない撮像レンズを介して入射した光が前記画素面で受光され、各画素には受光量に比例した電荷が蓄積される。各画素の蓄積電荷は、CCD制御部3から供給される駆動信号に応じて前記出力部により電気信号として1画素分ずつ順次読み出され、撮像信号(アナログ信号)としてバッファを介してCCD制御部3に出力される。
【0051】
CCD制御部3は、CCD2から入力される撮像信号をA/D(Analog to D-igital)変換するA/D変換回路と、CCD2の露光及び読み出しタイミングを駆動制御する駆動制御回路と、その駆動制御回路における駆動タイミングを制御するタイミングジェネレータと、から構成される。このCCD制御部3では、CCD2からその出力部のバッファを介して入力される撮像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してタイミングジェネレータに供給し、タイミングジェネレータは、そのA/D変換回路から供給されたデジタル信号を撮像信号としてYUVプロセッサに出力する。また、駆動制御回路では、タイミングジェネレータから供給されるタイミング信号に基づいてCCD2の露光及び読み出しタイミングを駆動制御する。
【0052】
YUVプロセッサ4は、CCD制御部3内のタイミングジェネレータを介して供給された撮像信号(デジタル信号)に対して色演算処理を行ない、4画素分の画像データに対して、4つの輝度データ(Y)とCb、Cr各1つの色データを生成し、この4つの輝度データ(Yデータ)とCbデータあるいはCrデータのうち1つの色データから構成されるYUVデータをメモリコントローラ5に順次出力する。
【0053】
メモリコントローラ5は、YUVプロセッサ4から4画素分の画像データ毎に順次入力される4つの輝度データ(Y)とCb、Cr各1つの色データを画像メモリ6に順次転送して蓄積させ、すなわち、CCD2の4画素数分の各画像データから順次生成されて転送される1フレーム分の3種類のデータを画像メモリ6に順次蓄積させる。また、メモリコントローラ5は、後述する1フレームの転送処理を実行して、画像メモリ6に蓄積した1フレームの画像データをビデオエンコーダ11に転送する。この1フレームの画像データ処理を実行するため、メモリコントローラ5は、転送するライン番号をセットするライン番号レジスタと、そのライン毎に転送するCデータ(色データ)がCbデータかCrデータを設定するカラーフラグ(0:Cbデータ,1:Crデータ)と、を内蔵している。
【0054】
画像メモリ6は、メモリコントローラ5により転送される3種類のデータ(4つの輝度データ(Yデータ)とCbデータ、Crデータの各1つの色データ)をCCD2の4画素数分ずつYUVデータとして蓄積する。したがって、画像メモリ6には、CCD2の全画素数分の輝度データと、縦横に半分に間引かれた(全画素数/4)個分のCbデータ、同じく(全画素数/4)個分のCrデータが1フレーム分記憶されることになる。
【0055】
キー処理部7は、図示しないモード切換スイッチ、電源スイッチ、及びシャッターキー等により構成され、各キーの押圧操作に応じた各種操作信号をCPU8に出力する。
【0056】
CPU(Central Processing Unit )8は、ROM9に格納される各種制御プログラムに従ってデジタルカメラ1の各部を制御する中央演算処理装置である。具体的には、CPU8は、モード切換スイッチがスライド操作されて撮影モードが指定されると、CCD制御部3によりCCD2を駆動制御させて、CCD制御部3、YUVプロセッサ4、及びメモリコントローラ5により撮影に係る処理を実行させる。
【0057】
この撮影処理に際して、CCD2により撮像されたアナログ信号の画像信号が、CCD制御部3によりA/D変換され、そのデジタル画像信号がYUVプロセッサ4により色演算処理が行なわれて、4画素分ずつの画像データに対して、4つの輝度データ(Y)とCb、Cr各1つの色データが順次生成されてメモリコントローラ5に入力されると、メモリコントローラ5により画像メモリ6に蓄積された後、キー処理部7においてモード切換スイッチがスライド操作されて画像表示モードが指定されると、メモリコントローラ5、及びビデオエンコーダ11に対して後述する画像データの転送処理を実行させる。
【0058】
すなわち、CPU8は、メモリコントローラ5、及びビデオエンコーダ11に対して画像メモリ6に蓄積された3種類のデータ(輝度データ、及びCb、Cr各色成分データ)を、ビデオエンコーダ11内に設けられた色信号メモリにフィールド毎のライン毎にCbあるいはCrのいずれか一方の色成分データを交互に読み出して記憶させ、前ラインの処理で色成分メモリに記憶しておいた相対するCrあるいはCb色成分データと組み合わせて表示データを順次生成させて、液晶モジュール12に順次転送させて表示させ、画像メモリに2回ずつアクセスするとを不要にする。
【0059】
ROM(Read Only Memory)9は、CPU8がデジタルカメラ1の各部を制御するための各種制御プログラムを格納するとともに、CPU8により実行される後述する画像転送処理プログラムを格納している。
【0060】
記憶媒体10は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリにより構成されており、CPU8から転送される画像データを、その格納順に格納No.データと対応付けて複数格納する。
【0061】
ビデオエンコーダ11は、その内部の回路構成は図2に示すように、入力インターフェース111、YC分離部112、現ラインY信号処理部113、現ラインC信号処理部114、C信号メモリ115、ラッチ回路116、前ラインC信号処理部117、ビデオ信号作成部118、及び出力インターフェース19により構成されている。
【0062】
入力インターフェース111は、メモリコントローラ5により画像メモリ6から第1フィールド、第2フィールドに応じて1ライン置きに読み出されて順次転送されるYデータ、CbデータあるいはCrデータの3種類のデータから構成された画像データを、その信号名「input」としてYC分離部112に順次出力する。
【0063】
YC分離部112は、入力インターフェース111から「input」として順次入力されるYデータ、CbデータあるいはCrデータから構成された画像データをYデータとCbデータあるいはCrデータに分離し、その分離したYデータを現ラインY信号処理部113に信号名「y in」として出力し、その分離したCデータ(CbあるいはCr)を現ラインC信号処理部114に「c1 in」として出力するとともに、C信号メモリ115に「c1 in」として出力して記憶させる。
【0064】
現ラインY信号処理部113は、YC分離部112から信号名「y in」として入力されるYデータを信号処理して信号名「y data」としてビデオ信号作成部118に出力する。
【0065】
現ラインC信号処理部114は、YC分離部112から信号名「c1 in」として入力されるCデータ(CbあるいはCr)を信号処理して信号名「c1 data」としてビデオ信号作成部118に出力する。
【0066】
C信号メモリ115は、YC分離部112から「c1 in」として転送されるCb、Crデータを1ライン分記憶するメモリ容量を有する。このC信号メモリ115では、現ラインのCデータ「c1 in」が入力する前に、前ラインの同じ水平位置のCデータ(CbあるいはCr)を読み出して信号名「mem out」としてラッチ回路116に出力する。
【0067】
ラッチ回路116は、C信号メモリ115から「mem out」として入力される前ラインの同じ水平位置のCデータ(CbあるいはCr)を所定時間(前ラインから現ラインのデータ処理に移行するまでの時間)ラッチした後、信号名「c2 in」として前ラインC信号処理部117に出力する。
【0068】
前ラインC信号処理部117は、ラッチ回路116から信号名「c2 in」として入力される前ラインの同じ水平位置のCデータ(CbあるいはCr)を信号処理して信号名「c2 data」としてビデオ信号作成部118に出力する。
【0069】
ビデオ信号作成部118は、現ラインY信号処理部113から「y data」として入力される現ラインのYデータと、現ラインC信号処理部114から「c1 data」として入力されるCデータ(CbあるいはCr)と、前ラインC信号処理部117から「c2 data」として入力される前ラインの同じ水平位置のCデータ(CbあるいはCr)と、からビデオ信号を作成して信号名「output」として出力インターフェース119に出力する。
【0070】
出力インターフェース119は、ビデオ信号作成部118から「output」として入力されるビデオ信号を図1の液晶モジュール12に出力する。
【0071】
再度、図1において液晶モジュール12は、ビデオエンコーダ11から入力されるビデオ信号に基づいて表示画面に画像を表示する。
【0072】
次に、本第1の実施の形態の動作を説明する。
【0073】
まず、図1のCCD2及びCCD制御部3により撮像された撮像データが、YUVプロセッサ4により色変換された後、メモリコントローラ5により画像メモリ6に蓄積された1画面分の画像データ(デジタルデータ)のデータ構成について図3を参照して説明する。
【0074】
この図3に示す画像データでは、そのCCD2の画素数が垂直640ドット(dot=0〜639)×水平480ドット(line=0〜479)である場合であり、隣接する4画素を1つのYUVユニットとすると、1つのYUVユニットの中にはYデータ(輝度データ)が4つ、Cbデータが1つ、Crデータが1つ含まれている。すなわち、撮像データには、CCD2の全画素に対してYデータが全画素数個、Cb,Crデータがそれぞれ(画素数/4)個あることになる。例えば、図3において、矢印で示すYUVユニット(=4画素)では、4つのYデータ(Y(0,12),Y(0,13),Y(1,12),Y(1,13))に対して、1つのCbデータ(Cb(0,12))と、1つのCrデータ(Cr(0,12))があることになる。
【0075】
そして、この画像メモリ6に蓄積された1画面分の画像データがメモリコントローラ5によりビデオエンコーダ11に入力される際のデータ入力状態について図4を参照して説明する。
【0076】
この図4に示す1画面分の画像データのうち、メモリコントローラ5により画像メモリ6から最初に転送される第1フィールドの画像データは、line0,line2,line4,・・・・,line476,line478と1ライン置きに転送されるが、この時、図中のline0,line4,・・・・,line472,line476ではYデータとCbデータを入力し、line2,line6,・・・・,line474,line478ではYデータとCrデータを入力する。
【0077】
また、図4に示す1画面分の画像データのうち、メモリコントローラ5により画像メモリ6から次に転送される第2フィールドの画像データは、line1,line3,line5,・・・・,line477,line479と1ライン置きに転送されるが、この時、図中のline1,line5,・・・・,line473,line477ではYデータとCrデータを入力し、line3,line7,・・・・,line475,line479ではYデータとCbデータを入力する。
【0078】
以上の各ラインでのデータ転送順序は、Yデータ2つに対して、CbデータまたはCrデータを転送していけばよく、例えば、line0ではY−Y−Cb−Y−Y−Cb・・・あるいはY−Y−Cr−Y−Y−Cr・・・の順に転送していけばよい。
【0079】
これらのメモリコントローラ5におけるビデオエンコーダ11に対する1フレームの画像データの転送処理について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0080】
メモリコントローラ5は、内蔵するライン番号レジスタに「0」をセットし(ステップS1)、画像メモリ6に蓄積した1フレームの画像データのうち第1フィールドの最初のラインから転送するCデータ(色データ)をCbデータとするために内蔵するカラーフラグを「0」に設定する(ステップS2)。次いで、そのライン番号レジスタにセットした「0」に相当するline=0の1ライン分のデータを画像メモリ6から順次読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する(ステップS3)。
【0081】
この1ラインデータの転送処理の詳細について図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0082】
まず、画像メモリ6から該当ライン、すなわちline=0の最初のYデータ(dot=0)を読み出してビデオエンコーダ11に転送し(ステップS21)、次いで、当該ラインの2番目のYデータ(dot=1)を読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS22)。そして、上記ステップS2の処理で設定されたカラーフラグの設定「0」を確認し、そのカラーフラグ「0」に対応するCbデータを画像メモリ6から読み出してビデオエンコーダ11に転送し(ステップS23)、そのline=0の最後のデータまで転送が終了したか否かを確認する(ステップS24)。
【0083】
そのline=0の最後のデータまで転送が終了していなければ、ステップS21の処理に戻って画像メモリ6から次のYデータ(dot=2)を読み出してビデオエンコーダ11に転送し、次いで、当該ラインの次の4番目のYデータ(dot=3)を読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS22)。上記ステップS2の処理で設定されたカラーフラグの設定「0」を確認し、そのカラーフラグ「0」に対応するCbデータを画像メモリ6から読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS23)。そして、そのline=0の最後のデータまで転送が終了していなければ、再度ステップS21の処理に戻って、上記2つのYデータ、及び1つのCbデータのビデオエンコーダ11への転送処理を繰返し実行する。また、line=0の最後のデータまで転送が終了していれば、本1ラインデータの転送処理を終了する。
【0084】
従って、ここでは、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=0の1ライン分(line=0でdot=0〜639)の画像データが読み出されるが、2ドット分のYデータ(輝度データ)に対して1ドットのCbデータの割合で順次転送されることになる。
【0085】
次いで、インターレース処理のためライン番号を「2」進めて、ライン番号レジスタに「2」をセットし(ステップS4)、カラーフラグを反転する。すなわち、第1フィールドの次のライン(line=2)から転送するCデータをCrデータとするためにカラーフラグの設定を「1」に変更する(ステップS5)。そして、第1フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS6)、転送が終了していなければ、ステップS3の処理に戻って、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=2の1ライン分(line=2でdot=0〜639)の画像データを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0086】
そして、また、インターレース処理のためライン番号を「2」進めて、ライン番号レジスタに「4」をセットし(ステップS4)、カラーフラグを反転する。すなわち、第1フィールドの次のライン(line=4)から転送するCデータをCbデータとするためにカラーフラグの設定を「0」に変更する(ステップS5)。そして、第1フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS6)、転送が終了していなければ、ステップS3の処理に戻って、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=4の1ライン分(line=4でdot=0〜639)の画像データを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0087】
以上のステップS3〜ステップS6の処理を繰返し実行することにより、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データの第1フィールドの画像データが水平方向に1ラインずつ、2つのYデータと1つのCbデータあるいはCrデータがビデオエンコーダ11に順次転送されることになる。
【0088】
そして、第1フィールドの全ラインの水平方向の画像データ転送処理が終了したことを確認すると(ステップS6)、ライン番号レジスタに「1」をセットし(ステップS7)、画像メモリ6に蓄積した1フレームの画像データのうち第2フィールドの最初のラインから転送するCデータ(色データ)をCrデータとするために内蔵するカラーフラグを「1」に設定する(ステップS8)。次いで、そのライン番号レジスタにセットした「1」に相当するline=1の1ライン分のデータを画像メモリ6から順次読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する(ステップS9)。
【0089】
このステップS9の処理では、上記図6に示した1ラインデータの転送処理のフローチャートを実行することにより、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=1の1ライン分(line=1でdot=0〜639)の画像データが読み出されるが、2ドットのYデータ(輝度データ)に対して1ドットのCrデータの割合で順次転送されることになる。
【0090】
次いで、インターレース処理のためライン番号を「2」進めて、ライン番号レジスタに「3」をセットし(ステップS10)、カラーフラグを反転する。すなわち、第2フィールドの次のライン(line=3)から転送するCデータをCbデータとするためにカラーフラグの設定を「0」に変更する(ステップS11)。そして、第2フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS12)、転送が終了していなければ、ステップS9の処理に戻って、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=3の1ライン分(line=3でdot=0〜639)の画像データを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0091】
そして、また、インターレース処理のためライン番号を「2」進めて、ライン番号レジスタに「5」をセットし(ステップS10)、カラーフラグを反転する。すなわち、第2フィールドの次のライン(line=5)から転送するCデータをCrデータとするためにカラーフラグの設定を「1」に変更する(ステップS11)。そして、第2フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS12)、転送が終了していなければ、ステップS9の処理に戻って、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=5の1ライン分(line=5でdot=0〜639)の画像データを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0092】
以上のステップS9〜ステップS12の処理を繰返し実行することにより、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データの第2フィールドの画像データが水平方向に1ラインずつ、2つのYデータと1つのCrデータあるいはCbデータがビデオエンコーダ11に順次転送されることになる。
【0093】
そして、第2フィールドの全ラインの水平方向の画像データ転送処理が終了したことを確認すると(ステップS12)、本1フレームの転送処理を終了する。
【0094】
以上の1フレームの転送処理によりメモリコントローラ5からビデオエンコーダ11に対して1フレームの画像データが転送入力されると、ビデオエンコーダ11における動作について図7に示す各部信号のタイミングチャートを参照して説明する。
【0095】
この図7において、(a)は図2のビデオエンコーダ11内の各部の動作タイミングを設定する基本クロック信号clkを示しており、(b)は図2の入力インターフェース111からYC分離器112に出力されるYデータ、CbデータあるいはCrデータの3種類のデータから構成された画像データである信号名「input」を示しており、(c)はYC分離器112により信号名「input」の画像データから分離されて図2の現ラインY信号処理部113に出力されるYデータである信号名「y in」を示しており、(d)はYC分離器112により信号名「input」の画像データから分離されて図2の現ラインC信号処理部114及びC信号メモリ115に出力される現在のCデータである信号名「c1 in」を示している。
【0096】
そして図7において、(e)はYC分離器112により入力される現在のCデータである信号名「c1 in」、あるいは前ラインのCデータを図2のC信号メモリ115に対して、書き込み/読み出す際に指定されるメモリアドレスである信号名「mem adrs」を示しており、(f)はYC分離器112により入力される現在のCデータである信号名「c1 in」をC信号メモリ115に書き込む際に出力される書き込み信号である信号名「mem we」を示しており、(g)はC信号メモリ115から読み出されて図2のラッチ回路116に出力される前ラインのCデータである信号名「mem out」を示しており、(h)はラッチ回路116によりラッチされて図2の前ラインC信号処理部117に出力される前ラインのCデータである信号名「c2 in」を示している。
【0097】
さらに図7において、(i)は現ラインY信号処理部113により処理された後で図2のビデオ信号部作成118に出力される現在のYデータである信号名「y data」を示しており、(j)は現ラインY信号処理部113により処理された後でビデオ信号部作成118に出力される現在のCデータである信号名「c1 data」を示しており、(k)は前ラインC信号処理部117により処理された後でビデオ信号部作成118に出力される前ラインのCデータである信号名「c2 data」を示しており、(l)はビデオ信号作成部118により作成されて図2の出力インターフェース119に出力されるビデオ信号である信号名「output」を示している。
【0098】
図2のビデオエンコーダ11において、上記メモリコントローラ5により実行された1フレームの転送処理により、画像メモリ6に蓄積された1画面分の画像データが1ライン毎に読み出されて、Y−Y−Cb−Y−Y−Cb・・・あるいはY−Y−Cr−Y−Y−Cr・・・の順に転送入力されると、入力インターフェース111では、その各画像データを図7(a)のクロック信号clkのクロックタイミングに基づいて、同図(b)に示すように信号inputとして、Y0−Y1−C0−Y2−Y3−C1・・・の順番でYC分離部112に出力される。
【0099】
YC分離部112では、入力インターフェース111からY0−Y1−C0−Y2−Y3−C1・・・の順番で入力される信号inputが、図7(a)のクロック信号clkの立下がりに同期してラッチされた後、YデータとCデータに分離され、その信号inputから分離されたYデータは同図(c)に示すタイミングで信号y inとして現ラインY信号処理部113に出力され、その信号inputから分離されたCデータは同図(d)に示すタイミングで信号c1 inとして現ラインC信号処理部114とC信号メモリ115に出力される。
【0100】
C信号メモリ115では、YC分離部112から入力される現ラインのCデータである信号c1 inのCbデータあるいはCrデータが、その信号c1 inの図7(d)に示す各Cデータの転送サイクルと同一のサイクルで、信号c1inのCデータの読み出し動作/書き込み動作が行われ、図7(e)のメモリアドレス信号mem adrsにより指定されるC信号メモリ115内の読み出し/書き込みアドレス(0,1,2,3,4,・・・)と、同図(f)の書き込み信号mem weによる書き込みタイミングで現ラインのCデータである信号c1 inを1ライン分書き込むタイミングが設定される。
【0101】
そして、現ラインの前のラインでC信号メモリ115に書き込まれた前ラインのCbデータあるいはCrデータが、同図(g)に示す各Cデータの転送サイクルの前半のタイミングで読み出されて、前ラインのCデータである信号mem out(M0,M1,M2,M3,・・・)としてラッチ回路116に出力される。次いで、同図(g)に示す各Cデータの転送サイクルの後半のタイミングで、YC分離部112から入力される現ラインのCデータである信号c1 inのCbデータあるいはCrデータが、同図(f)の書き込み信号mem weによる書き込みタイミングで、上記書き込みアドレス(0,1,2,3,4,・・・)と同一アドレス順にC信号メモリ115に書き込まれる。
【0102】
ラッチ回路116では、C信号メモリ115から入力される前ラインのCデータである信号mem out(M0,M1,M2,M3,・・・)が、現ラインY信号処理部113、及び現ラインC信号処理部114に各信号y in、c1inが入力されるまでラッチされた後、図7(h)の前ラインのCデータである信号c2 inの転送タイミングで前ラインC信号処理部117に出力される。そして、現ラインY信号処理部113、及び現ラインC信号処理部114では、それぞれYC分離部112により信号inputから分離されたYデータ、及びCデータがそれぞれ処理された後、図7(i)の現ラインのYデータ(Y0,Y1,Y2,Y3,・・・)である信号y data、及び同図(j)の現ラインのCデータ(C0,C1,C2,C3,・・・)である信号c1 dataとしてビデオ信号作成部118に出力される。また、前ラインC信号処理部117では、現ラインY信号処理部113、及び現ラインC信号処理部114における処理タイミングと合わせて、ラッチ回路116から入力される前ラインのCデータである信号c2 inが処理されて、同図(k)の前ラインのCデータ(M0,M1,M2,M3,・・・)である信号c2 dataとしてビデオ信号作成部118に出力される。
【0103】
そして、ビデオ信号作成部118では、現ラインY信号処理部113、現ラインC信号処理部114、及び前ラインC信号処理部117から同一タイミングで入力される信号y data、信号c1 data、及び信号c2 dataがビデオ信号に変換された後、図7(l)のビデオ信号(D0,D1,D2,D3・・・)である信号outputとして出力インターフェース119に出力される。出力インターフェース119では、ビデオ信号作成部118から入力されるビデオ信号outputが図1の液晶モジュール12に出力されて、画像表示される。
【0104】
以上のように、ビデオエンコーダ11内では、1フレーム分の画像データ(Yデータ、Cbデータ、Crデータ)がライン毎に転送される際には、現ラインの2つのYデータと、現ラインの1つのCデータ(CbデータあるいはCbデータ)と、C信号メモリ115に格納された前ラインの1つのCデータ(CbデータあるいはCbデータ)と、が当該現ラインのデータ転送タイミングでビデオ信号作成部118でビデオ信号に転送される。
【0105】
すなわち、図4に示したビデオエンコーダ11に入力される画像データ構成において、上記データ転送処理が実行されると、各ラインのデータ転送順序は、以下に示すようになる。
【0106】
line=0のデータ転送順序
Y(0,0)−Y(0,1)−Cb(0,0)−Y(0,2)−Y(0,3)−Cb(0,2)−・・・・
line=1のデータ転送順序
Y(1,0)−Y(1,1)−Cr(0,0)−Y(1,2)−Y(1,3)−Cr(0,2)−・・・・
line=2のデータ転送順序
Y(2,0)−Y(2,1)−Cr(2,0)−Y(2,2)−Y(2,3)−Cr(2,2)−・・・・
line=3のデータ転送順序
Y(3,0)−Y(3,1)−Cb(2,0)−Y(3,2)−Y(3,3)−Cb(2,2)−・・・・
↓
line=476のデータ転送順序
Y(476,0)−Y(476,1)−Cb(476,0)−Y(476,2)−Y(476,3)−Cb(476,2)−・・・・
line=477のデータ転送順序
Y(477,0)−Y(477,1)−Cr(476,0)−Y(477,2)−Y(477,3)−Cr(476,2)−・・・・
line=478のデータ転送順序
Y(478,0)−Y(478,1)−Cr(478,0)−Y(478,2)−Y(478,3)−Cr(478,2)−・・・・
line=479のデータ転送順序
Y(479,0)−Y(479,1)−Cb(478,0)−Y(479,2)−Y(479,3)−Cb(478,2)−・・・・
したがって、ビデオエンコーダ11内のデータ転送に際して、現ラインでCデータとしてCbデータ(あるいはCrデータ)が転送された場合は、前ラインではCデータとしてCrデータ(あるいはCbデータ)が転送されるようにして、1ライン分の転送タイミングでYデータ、Cbデータ、Crデータの3種類のデータがビデオ信号作成部118に転送されて、ビデオ信号が作成されるように構成したため、画像メモリ6内に蓄積された1フレームの画像データ内の同一のCデータに2回ずつアクセスする必要がなくなり、デジタルカメラ1内のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0107】
なお、上記第1の実施の形態のビデオエンコーダ11では、各ラインの画像データの転送順序をY−Y−C−Y−Y−C−としたが、Y−C−Y−Y−C−Y−、Y−Y−C−C−Y−Y−等として、1ライン中のYデータの個数とCデータの個数との関係が2:1になっていれば、その転送順序は制限されるものではない。
【0108】
また、上記第1の実施の形態のビデオエンコーダ11では、第1フィールドの最初のライン(line=0)のCデータはCb、第2フィールドの最初のライン(line=0)のCデータはCrとしたが、第1フィールドの最初のラインのCデータをCr、第2フィールドの最初のラインのCデータをCbと逆に設定してもよいことは勿論である。
【0109】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、1ライン分のCデータ(色データ)を保存するC信号メモリ115をビデオエンコーダ11内に設け、前ラインのCデータの読み出し動作と現ラインのCデータの書き込み動作を連続して行っていたが、本第2の実施の形態では、1ライン分のCデータを保存するC信号メモリをビデオエンコーダ11内に2つ設けて、一方を読み出し専用、もう一方を書き込み専用として利用する場合を説明する。
【0110】
図8〜図9は、本発明の画像表示装置及び画像表示方法を適用した第2の実施の形態のデジタルカメラを示す図である。
【0111】
まず、構成を説明する。
【0112】
図8は、本第2の実施の形態のデジタルカメラ1内のビデオエンコーダ20の回路構成を示すブロック図であり、上記図2に示したビデオエンコーダ11内の回路構成と同一部分には同一の符号を付して構成説明を省略する。
【0113】
また、本第2の実施の形態のデジタルカメラの全体構成は、上記図1に示したデジタルカメラ1と同一構成であるため、その図示及び構成説明は省略する。
【0114】
図8において、ビデオエンコーダ20は、入力インターフェース111、YC分離部112、現ラインY信号処理部113、現ラインC信号処理部114、C信号メモリ21、22、セレクタ回路23、前ラインC信号処理部117、ビデオ信号作成部118、及び出力インターフェース19により構成されている。
【0115】
C信号メモリ21、22は、それぞれYC分離部112から「c1 in」として転送されるCb、Crデータを1ライン分記憶するメモリ容量を有する。このC信号メモリ21、22では、例えば、C信号メモリ21にCデータが書き込まれておらず、C信号メモリ22に前ラインのCデータである信号c1 inが書き込まれているとすると、C信号メモリ21に対してYC分離部112から入力されるCデータが書き込まれるとともに、C信号メモリ22から前ラインのCデータが読み出されてセレクタ23を介して前ラインC信号処理部117に出力される。
【0116】
すなわち、C信号メモリ21とC信号メモリ22では、ビデオエンコーダ20内の動作状態に応じて、一方がCデータの書き込み動作専用、もう一方が読み出し動作動作専用として利用されるように構成されている。
【0117】
セレクタ23は、C信号メモリ21とC信号メモリ22のうち読み出し動作専用として利用される方を選択し、その選択した読み出し動作専用のC信号メモリ21、22から読み出されるCデータ(CbデータあるいはCrデータ)を前ラインC信号処理部117に出力する。
【0118】
次に、本第2の実施の形態の動作を説明する。
【0119】
上記ビデオエンコーダ20における動作について図9に示す各部信号のタイミングチャートを参照して説明する。
【0120】
この図9において(a)〜(e)に示す各信号は、上記図7の(a)〜(e)に示した各信号と同一であり、また、図9の(j)〜(m)に示す各信号は、上記図7の(i)〜(l)に示した各信号と同一であるため、これら各信号についての説明は省略する。
【0121】
本第2の実施の形態のビデオエンコーダ20では、C信号メモリ21、22をビデオエンコーダ20内の動作状態に応じて、一方がCデータの書き込み動作専用、もう一方が読み出し動作動作専用として利用するため、図9(f)に示す書き込み動作専用信号である信号名「mem1 we」と、同図(g)に示す読み出し動作専用信号である信号名「mem2 we」と、を設定している。
【0122】
図8のビデオエンコーダ20において、上記メモリコントローラ5により実行された図5に示した1フレームの転送処理により、画像メモリ6に蓄積された1画面分の画像データが1ライン毎に読み出されて、Y−Y−Cb−Y−Y−Cb・・・あるいはY−Y−Cr−Y−Y−Cr・・・の順に転送入力されると、入力インターフェース111では、その各画像データを図9(a)のクロック信号clkのクロックタイミングに基づいて、同図(b)に示すように信号inputとして、Y0−Y1−C0−Y2−Y3−C1・・・の順番でYC分離部112に出力される。
【0123】
YC分離部112では、入力インターフェース111からY0−Y1−C0−Y2−Y3−C1・・・の順番で入力される信号inputが、図9(a)のクロック信号clkの立下がりに同期してラッチされた後、YデータとCデータに分離され、その信号inputから分離されたYデータは同図(c)に示すタイミングで信号y inとして現ラインY信号処理部113に出力され、その信号inputから分離されたCデータは同図(d)に示すタイミングで信号c1 inとして現ラインC信号処理部114とC信号メモリ115に出力される。
【0124】
C信号メモリ21あるいはC信号メモリ22では、YC分離部112から入力される現ラインのCデータである信号c1 inのCbデータあるいはCrデータが、その信号c1 inの図9(d)に示す各Cデータの転送サイクルと同一のサイクルで、信号c1 inのCデータの読み出し専用動作/書き込み専用動作が行われ、図9(e)のメモリアドレス信号mem adrsにより指定されるC信号メモリ21あるいはC信号メモリ22内の読み出しアドレス、及び書き込みアドレス(0,1,2,3,4,・・・)と、同図(f)の書き込み動作専用信号mem1 weによる書き込みタイミングで現ラインのCデータである信号c1 inを1ライン分書き込むタイミングが設定される。
【0125】
そして、現ラインの前のラインでC信号メモリ21に前ラインのCbデータあるいはCrデータが書き込まれていたとすると、同図(g)に示す読み出し動作専用信号mem2 weによりC信号メモリ21から前ラインのCbデータあるいはCrデータの読み出されて、セレクタ23によりC信号メモリ21の出力側が選択されて、前ラインのCデータである信号mem out(M0,M1,M2,M3,・・・)として前ラインC信号処理部117に出力される。このC信号メモリ21における読み出し動作と同時に、C信号メモリ22では、同図(f)に示す書き込み動作専用信号mem1 weによる書き込みタイミングで、YC分離部112から入力される現ラインのCデータである信号c1 inのCbデータあるいはCrデータが、上記書き込みアドレス(0,1,2,3,4,・・・)と同一アドレス順に書き込まれる。
【0126】
また、現ラインの前のラインでC信号メモリ22に前ラインのCbデータあるいはCrデータが書き込まれていたとすると、同図(g)に示す読み出し動作専用信号mem2 weによりC信号メモリ22から前ラインのCbデータあるいはCrデータの読み出されて、セレクタ23によりC信号メモリ22の出力側が選択されて、前ラインのCデータである信号mem out(M0,M1,M2,M3,・・・)として前ラインC信号処理部117に出力される。このC信号メモリ22における読み出し動作と同時に、C信号メモリ21では、同図(f)に示す書き込み動作専用信号mem1 weによる書き込みタイミングで、YC分離部112から入力される現ラインのCデータである信号c1 inのCbデータあるいはCrデータが、上記書き込みアドレス(0,1,2,3,4,・・・)と同一アドレス順に書き込まれる。
【0127】
そして、現ラインY信号処理部113、及び現ラインC信号処理部114では、それぞれYC分離部112により信号inputから分離されたYデータ、及びCデータがそれぞれ処理された後、図9(j)の現ラインのYデータ(Y0,Y1,Y2,Y3,・・・)である信号y data、及び同図(k)の現ラインのCデータ(C0,C1,C2,C3,・・・)である信号c1 dataとしてビデオ信号作成部118に出力される。また、前ラインC信号処理部117では、現ラインY信号処理部113、及び現ラインC信号処理部114における処理タイミングと合わせて、セレクタ回路23から入力される前ラインのCデータである信号c2 inが処理されて、同図(l)の前ラインのCデータ(M0,M1,M2,M3,・・・)である信号c2 dataとしてビデオ信号作成部118に出力される。
【0128】
そして、ビデオ信号作成部118では、現ラインY信号処理部113、現ラインC信号処理部114、及び前ラインC信号処理部117から同一タイミングで入力される信号y data、信号c1 data、及び信号c2 dataがビデオ信号に変換された後、図9(m)のビデオ信号(D0,D1,D2,D3・・・)である信号outputとして出力インターフェース119に出力される。出力インターフェース119では、ビデオ信号作成部118から入力されるビデオ信号outputが図1の液晶モジュール12に出力されて、画像表示される。
【0129】
以上のように、ビデオエンコーダ20内では、1フレーム分の画像データ(Yデータ、Cbデータ、Crデータ)がライン毎に転送される際には、現ラインの2つのYデータと、現ラインの1つのCデータ(CbデータあるいはCbデータ)と、C信号メモリ21あるいはC信号メモリ22を読み出し専用あるいは書き込み専用として利用して処理された前ラインの1つのCデータ(CbデータあるいはCbデータ)と、が当該現ラインのデータ転送タイミングでビデオ信号作成部118でビデオ信号に転送される。
【0130】
したがって、ビデオエンコーダ20内のデータ転送に際して、現ラインでCデータとしてCbデータ(あるいはCrデータ)が転送された場合は、前ラインではCデータとしてCrデータ(あるいはCbデータ)が転送されるようにするとともに、C信号メモリ21とC信号メモリ22と2つ設けられて、動作状態に応じて一方が読み出し専用、もう一方が書き込み専用として利用され、1ライン分の転送タイミングでYデータ、Cbデータ、Crデータの3種類のデータがビデオ信号作成部118に転送されて、ビデオ信号が作成されるように構成したため、画像メモリ6内に蓄積された1フレームの画像データ内の同一のCデータに2回ずつアクセスする必要がなくなり、C信号メモリに対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、デジタルカメラ1内のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0131】
(第3の実施の形態)
上記第1及び第2の各実施の形態では、CCD2により撮像される画像データのライン数(480本)とビデオエンコーダ11あるいはビデオエンコーダ20により処理されるライン数(480本)が同じ場合の例を示したが、本第3の実施の形態では、CCD2により撮像される画像データのライン数よりもビデオエンコーダ11で処理されるライン数が多い場合を説明する。
【0132】
例えば、CCDにより撮像された画像データのライン数が480本で、この画像データからNTSC(有効ライン数480本)とPAL(有効ライン数576本)の2種類のビデオ信号を出力するビデオエンコーダである場合、NTSCビデオ信号の作成処理が第1及び第2の各実施の形態に示した処理に相当し、PALビデオ信号の作成処理が本第3の実施の形態に示す処理に相当する。
【0133】
上記第1及び第2の各実施の形態では、CCD2で撮像された画像データのライン数とビデオエンコーダ11、20で処理する画像データのライン数が同じであったため、メモリコントローラ5ではCCD2から取り込んだ画像データをライン毎に順番にビデオエンコーダ11、20に転送すればよかったが、本第3の実施の形態では、ビデオエンコーダで処理するライン数が576本とCCDから取り込んだライン数480本よりも多いため、数ライン(5ライン)に1ラインの画像データを2度転送する必要がある。
【0134】
本第3の実施の形態では、このメモリコントローラによるビデオエンコーダへの1フレームの画像データ転送処理について説明する。
【0135】
図10〜図13は、本発明の画像表示装置及び画像表示方法を適用した第3の実施の形態のデジタルカメラにおけるメモリコントローラの動作を説明するための図である。なお、本第3の実施の形態のデジタルカメラ1内の回路構成は、上記第1の実施の形態の図1に示した内の回路構成と同一であるため、その図示及び構成説明は省略し、メモリコントローラ5における動作を説明する。
【0136】
図10は、メモリコントローラ5により画像メモリ6に蓄積された1画面分の画像データがメモリコントローラ5によりビデオエンコーダ11に入力される際のデータ入力状態を示す図である。
【0137】
ビデオエンコーダ11が必要とする画像データのライン数が、図10に示す画像データのline=0〜line=575の576ラインであるのに対して、CCD2からCCD制御部3及びYUVプロセッサ4を介して取り込んで画像メモリ6に蓄積した1フレームの画像テータは、図3に示したようにline=0〜line=479(Y(0,*)〜Y(479,*)、但し、*=dot0〜dot639)の480ライン分である。このためメモリコントローラ5では、画像データを構成するYデータの転送において、Y(0,*)〜Y(4,*)の最初の5ラインのデータのうち、Y(0,*)を2度(第1フィールドと第2フィールド)転送して、画像メモリ6に蓄積された1ライン分のYデータからline=0,1の2ライン分のYデータを転送する。同様に、Y(5,*),Y(10,*),・・・・,Y(475,*)をそれぞれ2度ずつ転送する。
【0138】
また、Cデータの転送においては、各ライン(line=0〜479)のCデータであるCb(0,*)〜Cb(8,*)と、Cr(0,*)〜Cr(8,*)の最初の10ライン分のCデータのうち、Cb(2,*)とCr(4,*)を2度(第1フィールドと第2フィールド)ずつ転送する。更にこの時、メモリコントローラ5では、同一フィールド内でCbデータが蓄積されたラインと、Crデータが蓄積されたラインが交互に転送するようにする。そして同様に、Cb(12,*),Cr(14,*),・・・・,Cb(472,*),Cr(474,*)をそれぞれ2度ずつ転送する。
【0139】
以上のメモリコントローラ5による1フレームの画像データ転送処理により、480ライン分の画像データから576ライン分の画像データを作成してビデオエンコーダ11に転送することができる。
【0140】
このメモリコントローラ5により実行される1フレームの転送処理について図11に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0141】
メモリコントローラ5は、まず、内蔵する転送元Yライン番号レジスタと転送元Cライン番号レジスタを共に「0」にセットする(ステップS31)。この転送元Yライン番号レジスタとは、CCD2により撮像されて画像メモリ6に蓄積された480ライン分の画像データのうち、ビデオエンコーダ11に転送するYデータの転送元となるライン番号を示すために設けられたものである。また、転送元Cライン番号レジスタは、CCD2により撮像されて画像メモリ6に蓄積された480ライン分の画像データのうち、ビデオエンコーダ11に転送するCbデータあるいはCrデータの転送元となるライン番号を示すために設けられたものである。
【0142】
次いで、メモリコントローラ5に内蔵する転送先ラインカウンタを「0」にセットする(ステップS32)。この転送先ラインカウンタは、ビデオエンコーダ11に1ライン分の画像データを転送する毎に1ずつカウントアップされ、6ライン転送されるとリセットされて0に戻される。
【0143】
そして、画像メモリ6に蓄積した1フレームの画像データのうち第1フィールドの最初のライン(line=0)から転送するCデータ(色データ)をCbデータとするために内蔵するカラーフラグを「0」に設定する(ステップS33)。次いで、そのライン番号レジスタにセットした「0」に相当するline=0の1ライン分のデータを画像メモリ6から順次読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する(ステップS34)。
【0144】
この1ラインデータの転送処理の詳細について図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0145】
まず、画像メモリ6から転送元Yライン番号、すなわちline=0の最初のYデータ(dot=0)を読み出してビデオエンコーダ11に転送し(ステップS51)、次いで、当該ラインの2番目のYデータ(dot=1)を読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS52)。そして、上記ステップS2の処理で設定されたカラーフラグの設定「0」を確認し、そのカラーフラグ「0」に対応するCbデータを画像メモリ6から読み出してビデオエンコーダ11に転送し(ステップS53)、そのline=0の最後のデータまで転送が終了したか否かを確認する(ステップS54)。
【0146】
そのline=0の最後のデータまで転送が終了していなければ、ステップS51の処理に戻って画像メモリ6から次の転送元Yライン番号、すなわちline=0の次のYデータ(dot=2)を読み出してビデオエンコーダ11に転送し、次いで、当該ラインの次の4番目のYデータ(dot=3)を読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS52)。上記ステップS52の処理で設定されたカラーフラグの設定「0」を確認し、そのカラーフラグ「0」に対応するCbデータを画像メモリ6から読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS53)。そして、そのline=0の最後のデータまで転送が終了していなければ、再度ステップS21の処理に戻って、上記2つのYデータ、及び1つのCbデータのビデオエンコーダ11への転送処理を繰返し実行する。また、line=0の最後のデータまで転送が終了していれば、本1ラインデータの転送処理を終了する。
【0147】
従って、ここでは、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=0の1ライン分(line=0でdot=0〜639)の画像データが読み出されるが、2ドット分のYデータ(輝度データ)に対して1ドットのCbデータの割合で順次転送されることになる。
【0148】
次いで、図13に示す転送元ライン番号の増加量表に設定された転送先ラインカウンタのカウント値に基づく各フィールドにおける転送元Yライン番号増加量あるいは転送元Cライン番号増加量に従って、転送元Yライン番号と転送元Cライン番号を更新する(ステップS35)。すなわち、上記ステップS31の処理で設定された転送元Yライン番号と転送元Cライン番号は「0」、上記ステップS31の処理で設定された転送先ラインカウント値は「0」、に設定されているため、図13の転送元ライン番号の増加量表では、転送先ラインカウント値が「0」の時は、第1フィールドの転送元Yライン番号増加量は「1」、転送元Cライン番号増加量は「2」であり、Yデータの転送元ライン番号はline=1とし、Cデータの転送元ライン番号はline=2とする。
【0149】
次いで、転送先ラインカウンタのカウント値をインクリメントして「0」から「1」にし(ステップS36)、カラーフラグを反転する(ステップS37)。すなわち、第1フィールドの次のライン(line=2)から転送するCデータをCrデータとするためにカラーフラグの設定を「1」に変更する。そして、第1フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS38)、転送が終了していなければ、ステップS34の処理に戻って、図12の1ラインデータの転送処理を実行して、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=1の1ライン分(line=1でdot=0〜639)のYデータを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0150】
次いで、図13の転送元ライン番号の増加量表に従って、転送元Yライン番号と転送元Cライン番号を更新する(ステップS35)。すなわち、前回のステップS35の処理で更新された転送元Yライン番号「1」と転送元Cライン番号「2」、前回のステップS36の処理で増加された転送先ラインカウント値は「1」、に設定されているため、図13の転送元ライン番号の増加量表では、転送先ラインカウント値が「1」の時は、第1フィールドの転送元Yライン番号増加量は「2」、転送元Cライン番号増加量は「0」であり、Yデータの転送元ライン番号はline=3とし、Cデータの転送元ライン番号はline=2のままとする。
【0151】
次いで、転送先ラインカウンタのカウント値をインクリメントして「1」から「2」にし(ステップS36)、カラーフラグを反転する(ステップS37)。すなわち、第1フィールドの同一ライン(line=2)から転送するCデータをCbデータとするためにカラーフラグの設定を「0」に変更する。そして、第1フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS38)、転送が終了していなければ、ステップS34の処理に戻って、図12の1ラインデータの転送処理を実行して、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=3の1ライン分(line=3でdot=0〜639)のYデータを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0152】
以上のステップS34〜ステップS38の処理のうち、ステップS35とステップS36の各処理を繰返し実行すると、転送先ラインカウンタが0,1,2,3,4,5と増加した時、第1フィールドの転送元Yライン番号は、0,1,3,5,6,8,10,・・・,478と変化する。
【0153】
また、上記ステップS35〜ステップS37の各処理を繰返し実行すると、転送先ラインカウンタが0,1,2,3,4,5と増加した時、第1フィールドの転送元Cライン番号は、0,2,2,4,6,8,10,・・・,478と変化するとともに、カラーフラグも変化するため、ビデオエンコーダ11に転送されるCデータは、Cb0,Cr2,Cb2,Cr4,Cb6,Cr8,Cb10,・・・,Cr478と変化する。
【0154】
そして、第1フィールドの全ラインの水平方向の画像データ転送処理が終了したことを確認すると(ステップS38)、内蔵する転送元Yライン番号レジスタと転送元Cライン番号レジスタを共に「0」にセットし(ステップS39)、内蔵する転送先ラインカウンタを「0」にセットする(ステップS40)。画像メモリ6に蓄積した1フレームの画像データのうち第1フィールドの最初のライン(line=0)から転送するCデータ(色データ)をCrデータとするために内蔵するカラーフラグを「1」に設定する(ステップS41)。次いで、そのライン番号レジスタにセットした「0」に相当するline=0の1ライン分のデータを画像メモリ6から順次読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する(ステップS42)。
【0155】
この1ラインデータの転送処理の詳細について図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0156】
まず、画像メモリ6から転送元Yライン番号、すなわちline=0の最初のYデータ(dot=0)を読み出してビデオエンコーダ11に転送し(ステップS51)、次いで、当該ラインの2番目のYデータ(dot=1)を読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS52)。そして、上記ステップS2の処理で設定されたカラーフラグの設定「0」を確認し、そのカラーフラグ「0」に対応するCrデータを画像メモリ6から読み出してビデオエンコーダ11に転送し(ステップS53)、そのline=0の最後のデータまで転送が終了したか否かを確認する(ステップS54)。
【0157】
そのline=0の最後のデータまで転送が終了していなければ、ステップS51の処理に戻って画像メモリ6から次の転送元Yライン番号、すなわちline=0の次のYデータ(dot=2)を読み出してビデオエンコーダ11に転送し、次いで、当該ラインの次の4番目のYデータ(dot=3)を読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS52)。上記ステップS52の処理で設定されたカラーフラグの設定「0」を確認し、そのカラーフラグ「0」に対応するCrデータを画像メモリ6から読み出してビデオエンコーダ11に転送する(ステップS53)。そして、そのline=0の最後のデータまで転送が終了していなければ、再度ステップS21の処理に戻って、上記2つのYデータ、及び1つのCrデータのビデオエンコーダ11への転送処理を繰返し実行する。また、line=0の最後のデータまで転送が終了していれば、本1ラインデータの転送処理を終了する。
【0158】
従って、ここでは、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=0の1ライン分(line=0でdot=0〜639)の画像データが読み出されるが、2ドット分のYデータ(輝度データ)に対して1ドットのCrデータの割合で順次転送されることになる。
【0159】
次いで、図13の転送元ライン番号の増加量表に従って、転送元Yライン番号と転送元Cライン番号を更新する(ステップS43)。すなわち、上記ステップS39の処理で設定された転送元Yライン番号と転送元Cライン番号は「0」、上記ステップS39の処理で設定された転送先ラインカウント値は「0」、に設定されているため、図13の転送元ライン番号の増加量表では、転送先ラインカウント値が「0」の時は、第2フィールドの転送元Yライン番号増加量は「2」、転送元Cライン番号増加量は「2」であり、Yデータの転送元ライン番号はline=2とし、Cデータの転送元ライン番号はline=2とする。
【0160】
次いで、転送先ラインカウンタのカウント値をインクリメントして「0」から「1」にし(ステップS44)、カラーフラグを反転する(ステップS45)。すなわち、第1フィールドの次のライン(line=2)から転送するCデータをCbデータとするためにカラーフラグの設定を「0」に変更する。そして、第2フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS46)、転送が終了していなければ、ステップS42の処理に戻って、図12の1ラインデータの転送処理を実行して、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=1の1ライン分(line=1でdot=0〜639)のYデータを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0161】
次いで、図13の転送元ライン番号の増加量表に従って、転送元Yライン番号と転送元Cライン番号を更新する(ステップS43)。すなわち、前回のステップS43の処理で更新された転送元Yライン番号「2」と転送元Cライン番号「2」、前回のステップS44の処理で増加された転送先ラインカウント値は「1」、に設定されているため、図13の転送元ライン番号の増加量表では、転送先ラインカウント値が「1」の時は、第2フィールドの転送元Yライン番号増加量は「2」、転送元Cライン番号増加量は「2」であり、Yデータの転送元ライン番号はline=4とし、Cデータの転送元ライン番号はline=4とする。
【0162】
次いで、転送先ラインカウンタのカウント値をインクリメントして「1」から「2」にし(ステップS44)、カラーフラグを反転する(ステップS45)。すなわち、第2フィールドの次のライン(line=4)から転送するCデータをCrデータとするためにカラーフラグの設定を「1」に変更する。そして、第2フィールドの全ラインの画像テータの転送を終了したか否かを確認し(ステップS46)、転送が終了していなければ、ステップS42の処理に戻って、図12の1ラインデータの転送処理を実行して、画像メモリ6に蓄積された1フレーム分の画像データのうちline=4の1ライン分(line=4でdot=0〜639)のYデータを読み出してビデオエンコーダ11に順次転送する。
【0163】
以上のステップS42〜ステップS46の処理のうち、ステップS43とステップS44の各処理を繰返し実行すると、転送先ラインカウンタが0,1,2,3,4,5と増加した時、第2フィールドの転送元Yライン番号は、0,2,4,5,7,9,10,・・・,478と変化する。すなわち、転送元Yライン番号0,5,10,・・・,457のYデータを第1フィールドと第2フィールドの両方で使用してYデータを当該各ラインで2度ずつ転送することにより、480ラインの元Yデータから576ライン分のYデータを作成することになる。
【0164】
同様に転送先ラインカウンタが0,1,2,3,4,5と増加した時、第2フィールドの転送元Cライン番号は、0,2,4,4,6,8,10,・・・,478と変化するとともに、カラーフラグも変化するため、ビデオエンコーダ11に転送されるCデータは、Cr0,Cb2,Cr4,Cb4,Cr6,Cb8,Cr10,・・・,Cb478と変化する。すなわち、転送元Cライン番号のCデータは、Cb2,Cr4,・・・,Cr474を第1フィールドと第2フィールドの両方で使用してCデータを当該各ラインで2度ずつ転送することにより、480ラインの元Cデータから576ライン分のCデータ(Cbデータ、Crデータ)を作成することになる。
【0165】
すなわち、図10に示したビデオエンコーダ11に入力される画像データ構成において、上記データ転送処理が実行されると、各ラインのデータ転送順序は、以下に示すようになる。
【0166】
line=0のデータ転送順序
Y(0,0)−Y(0,1)−Cb(0,0)−Y(0,2)−Y(0,3)−Cb(0,2)−・・・・
Y(0,0)−Y(0,1)−Cr(0,0)−Y(0,2)−Y(0,3)−Cr(0,2)−・・・・
line=1のデータ転送順序
Y(1,0)−Y(1,1)−Cr(2,0)−Y(1,2)−Y(1,3)−Cr(2,2)−・・・・
line=2のデータ転送順序
Y(2,0)−Y(2,1)−Cb(2,0)−Y(2,2)−Y(2,3)−Cb(2,2)−・・・・
line=3のデータ転送順序
Y(3,0)−Y(3,1)−Cb(2,0)−Y(3,2)−Y(3,3)−Cb(2,2)−・・・・
line=4のデータ転送順序
Y(4,0)−Y(4,1)−Cr(4,0)−Y(4,2)−Y(4,3)−Cr(4,2)−・・・・
line=5のデータ転送順序
Y(5,0)−Y(5,1)−Cr(4,0)−Y(5,2)−Y(5,3)−Cr(4,2)−・・・・
Y(5,0)−Y(5,1)−Cb(4,0)−Y(5,2)−Y(5,3)−Cb(4,2)−・・・・
line=6のデータ転送順序
Y(6,0)−Y(6,1)−Cb(6,0)−Y(6,2)−Y(6,3)−Cb(6,2)−・・・・
line=7のデータ転送順序
Y(7,0)−Y(7,1)−Cr(6,0)−Y(7,2)−Y(7,3)−Cr(6,2)−・・・・
line=8のデータ転送順序
Y(8,0)−Y(8,1)−Cr(8,0)−Y(8,2)−Y(8,3)−Cr(8,2)−・・・・
line=9のデータ転送順序
Y(9,0)−Y(9,1)−Cb(8,0)−Y(9,2)−Y(9,3)−Cb(8,2)−・・・・
↓
line=475のデータ転送順序
Y(475,0)−Y(475,1)−Cr(474,0)−Y(475,2)−Y(475,3)−Cr(474,2)−・・・・
Y(475,0)−Y(475,1)−Cb(474,0)−Y(475,2)−Y(475,3)−Cb(474,2)−・・・・
line=476のデータ転送順序
Y(476,0)−Y(476,1)−Cb(476,0)−Y(476,2)−Y(476,3)−Cb(476,2)−・・・・
line=477のデータ転送順序
Y(477,0)−Y(477,1)−Cr(476,0)−Y(477,2)−Y(477,3)−Cr(476,2)−・・・・
line=478のデータ転送順序
Y(478,0)−Y(478,1)−Cr(478,0)−Y(478,2)−Y(478,3)−Cr(478,2)−・・・・
line=479のデータ転送順序
Y(479,0)−Y(479,1)−Cb(478,0)−Y(479,2)−Y(479,3)−Cb(478,2)−・・・・
以上のメモリコントローラ5による1フレームの画像データ転送処理により、480ライン分の画像データから576ライン分の画像データを作成してビデオエンコーダ11に転送することができる。1つのCCD2のチップセットからビデオエンコーダ11においてライン数の異なるNTSCとPALの2種類のビデオ信号を作成することができ、ビデオカメラ内の部品点数を削減することができる。
【0167】
なお、上記第3の実施の形態では、CCD2により撮像される画像データのライン数よりもビデオエンコーダ11で処理されるライン数が多い場合を説明したが、逆にCCD2により撮像される画像データのライン数の方がビデオエンコーダ11で処理されるライン数よりも多い場合は、同じ回路構成で転送元ライン番号の増加量を変更することにより、メモリコントローラ5によるビデオエンコーダ11への画像データの転送処理を実現することができる。
【0168】
また、上記第3の実施の形態では、転送元ライン番号の増加量表におけるライン番号の増加量は一定ではないが、イランデータの補完処理を実行してライン番号の増加量が一定になるようにすることができ、この処理により垂直方向の画像の変化を滑らかにすることができる。
【0169】
また、上記各実施の形態では、デジタルカメラ1において撮像手段をCCDとしたが、撮像管やCMOS撮像素子としてもよい。
【0170】
また、本発明は、例えば、CCDカメラを備えたPCMCIA(Personal Co-mputer Memory Card International Association)規格のPCカメラカードなどを装着することにより撮像機能(画像入力機能)を有することとなるパーソナルコンピュータなどの電子機器に対しても適用可能である。
【0171】
また、上記各実施の形態におけるデジタルカメラ1では、各種制御プログラムを記憶媒体であるROMに格納する構成としたが、記憶媒体はROMに代表される半導体メモリに限定されるものではなく、磁気的、光学的記録媒体などであってもよい。また、この記憶媒体は、デジタルカメラに対して着脱自在に装着可能なものであってもよい。
【0172】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像表示装置によれば、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像表示装置内のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0173】
請求項2記載の発明の画像表示装置によれば、1フレームの画像データ転送処理により、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分の画像データを作成してカラー表示信号を作成ことができる。このため、例えば、1種類の入力カラー画像データからビデオエンコーダにおいてライン数の異なるNTSCとPALの2種類のビデオ信号を作成することができ、画像表示装置内の部品点数を削減することができる。
【0174】
請求項3記載の発明の画像表示装置によれば、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0175】
請求項4記載の発明の画像表示装置によれば、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0176】
請求項5記載の発明の画像表示装置によれば、フィールド毎にインターレース動作で画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データの読み出し場所が変更されるため、その2種類の色成分データの夫々に2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0177】
請求項6記載の発明の画像表示装置によれば、1フレームの画像データ転送処理により、水平ライン毎に2種類の色成分データの読み出し場所として、画像記憶手段と色成分記憶手段とが画像データの転送状態に応じて選択されるため、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置のデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0178】
請求項7記載の発明の画像表示装置によれば、1フレームの画像データ転送処理により、所定数の水平ライン置きに輝度成分データと色成分データを複数回読み出して、同一ラインで複数のカラー表示信号を生成することにより、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分のカラー表示信号を作成ことができる。このため、例えば、1種類の入力カラー画像データからビデオエンコーダにおいてライン数の異なるNTSCとPALの2種類のビデオ信号を作成することができ、画像表示装置内の部品点数を削減することができる。
【0179】
請求項8記載の発明の画像表示方法によれば、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる画像表示方法を提供することができる。
【0180】
請求項9記載の発明の画像表示方法によれば、1フレームの画像データ転送処理により、水平ライン毎に2種類の色成分データの読み出し場所として、画像記憶手段と色成分記憶手段とが画像データの転送状態に応じて選択されるため、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる画像表示方法を提供することができる。
【0181】
請求項10記載の発明の画像表示方法によれば、1フレームの画像データ転送処理により、所定数の水平ライン置きに輝度成分データと色成分データを複数回読み出して、同一ラインで複数のカラー表示信号を生成することにより、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分のカラー表示信号を作成ことができる画像表示方法を提供することができる。
【0182】
請求項11記載の発明の記憶媒体によれば、コンピュータによって記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することで、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の同一の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0183】
請求項12記載の発明の記憶媒体によれば、コンピュータによって記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することで、1フレームの画像データ転送処理により、水平ライン毎に2種類の色成分データの読み出し場所として、画像記憶手段と色成分記憶手段とが画像データの転送状態に応じて選択されるため、画像記憶手段に蓄積された1フレームの画像データ内の2種類の色成分データに2回ずつアクセスする必要がなくなり、画像記憶手段と色成分記憶手段に対するアクセス時間に余裕を持たせることができ、画像表示装置におけるデータ処理速度の高速化と消費電力の低減を図ることができる。
【0184】
請求項13記載の発明の記憶媒体によれば、コンピュータによって記憶媒体に格納されているプログラムを読み出して実行することで、1フレームの画像データ転送処理により、所定数の水平ライン置きに輝度成分データと色成分データを複数回読み出して、同一ラインで複数のカラー表示信号を生成することにより、例えば、480ライン分の入力カラー画像データから576ライン分のカラー表示信号を作成ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置及び画像表示方法を適用した第1の実施の形態のデジタルカメラ1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のビデオエンコーダ11内部の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1のCCD2及びCCD制御部3により取り込まれる画像データのデータ構成の一例を示す図である。
【図4】図3の画像データが図1のビデオエンコーダ11に入力される際の画像データの入力状態を示す図である。
【図5】図1のメモリコントローラ5により実行される1フレームの転送処理を示すフローチャートである。
【図6】図1のメモリコントローラ5により実行される1ラインデータの転送処理を示すフローチャートである。
【図7】図2のビデオエンコーダ11内の各部における信号のタイミングチャートを示す図である。
【図8】本発明の画像表示装置及び画像表示方法を適用した第2の実施の形態のデジタルカメラに搭載されたビデオエンコーダ11内部の回路構成を示すブロック図である。
【図9】図8のビデオエンコーダ11内の各部における信号のタイミングチャートを示す図である。
【図10】本発明の画像表示装置及び画像表示方法を適用した第3の実施の形態のデジタルカメラ1内のビデオエンコーダ11に入力される際の画像データの入力状態を示す図である。
【図11】第3の実施の形態のデジタルカメラ1内のメモリコントローラ5により実行される1フレームの転送処理を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態のデジタルカメラ1内のメモリコントローラ5により実行される1ラインデータの転送処理を示すフローチャートである。
【図13】図11のメモリコントローラ5により実行される1フレームの転送処理に際して参照される転送元ライン番号の増加量表の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ
2 CCD
3 CCD制御部
4 YUVプロセッサ
5 メモリコントローラ
6 画像メモリ
7 キー処理部
8 CPU
9 ROM
10 記憶媒体
11 ビデオエンコーダ
12 液晶モジュール
111 入力インターフェース
112 YC分離部
113 現ラインY信号処理部
114 現ラインC信号処理部
115 C信号メモリ
116 ラッチ回路
117 前ラインC信号処理部
118 ビデオ信号作成部
119 出力インターフェース
Claims (13)
- 入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出す画像データ読出手段と、
前記画像記憶手段から読み出された色成分データを前記色成分記憶手段に書き込む色成分書込手段と、
を更に備え、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする画像表示装置。 - 前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、一定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該一定数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出された輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像記憶手段は、前記色成分書込手段により、前記入力カラー画像データの水平ラインを奇数又は偶数ライン毎に区分した1フィールド分の前記入力カラー画像データに含まれる1水平ライン分の色成分データを前記色成分記憶手段に記憶し、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段からインターレース動作で前記1水平ライン置きに色成分データを読み出して、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示することを特徴とする請求 項1又は2記載の画像表示装置。 - 前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、以降ライン毎の2種類の色成分データの読み出しを当該画像記憶手段と当該色成分記憶手段とから交互に行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び水平ライン毎に読み出された2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示装置。 - 前記画像記憶制御手段は、前記入力カラー画像データの第1、第2のフィールド置きに2種類の色成分が1組となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、前記色成分記憶手段に1水平ライン分の色成分データを記憶し、前記画像データ読出手段により前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記第1のフィールドの最初の水平ラインにおいては第1の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、第2の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、第2のフィールドの最初の水平ラインにおいては第1の色成分データを前記色成分記憶手段から読み出し、第2の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、以降ライン毎の第1、第2の色成分データの読み出しを当該画像記憶手段と当該色成分記憶手段とから交互に行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及びフィールド毎に読み出された2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にフィールド毎にカラー画像を表示することを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。 - 入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する第1の色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを記憶する第2の色成分記憶手段と、
前記水平ライン毎に画像画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込む色成分書込手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち前記色成分書込手段により選択されていない方から読み出す画像データ読出手段と、
を更に備え、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記色成分書込手段により前記第1、第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする画像表示装置。 - 入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶する画像記憶制御手段と、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する表示画像生成手段と、を備えた画像表示装置において、
前記画像記憶制御手段は、前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記表示画像生成手段は、
色成分記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出される輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成する画素生成手段と、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを前記色成分記憶手段に書き込む色成分書込手段と、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出す画像データ読出手段と、
を更に備え、
前記画像データ読出手段により水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする画像表示装置。 - 入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように各色成分データを水平 ライン毎に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出された1水平ライン分の色成分データを色成分記憶手段に記憶し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする画像表示方法。 - 入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記画像記憶手段に前記入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第1の色成分記憶手段に記憶し、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第2の色成分記憶手段に記憶し、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち選択されていない方から読み出し、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする画像表示方法。 - 入力される所定解像度のカラー画像データを輝度成分データと色成分データとに分離して画像記憶手段に一画面分記憶し、この画像記憶手段に記憶された一画面分の輝度成分データと色成分データを水平ライン方向に順次読み出し、この読み出した水平ライン方向の輝度成分データと色成分データに基づいてカラー表示信号を順次生成して表示手段にカラー画像を表示する画像表示方法において、
前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に前記画像記憶手段に一画面分記憶し、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分デ ータを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出された輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成し、
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを色成分記憶手段に書き込み、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、
前記水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示することを特徴とする画像表示方法。 - カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように各色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出された1水平ライン分の色成分データを色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記画像記憶手段に記憶された当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを交互に読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データを読み出させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出す際に、前記所定画素数の水平ライン置きに輝度成分データを読み出すとともに、当該所定画素数の水平ライン置きに色成分データを前記画像記憶手段あるいは前記色成分記憶手段から読み出して、この水平ライン毎に順次読み出された輝度成分データと色成分データとに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納したことを特徴とする記憶媒体。 - カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の1画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第1の色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段から水平ライン方向に読み出した1水平ライン分の色成分データを第2の色成分記憶手段に記憶させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された色成分データを、前記第1あるいは第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込ませるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データをインターレース動作で1水平ライン置きに読み出すとともに、前記色成分データを読み出す際に、同一水平ラインにおいては前記2種類の色成分データのうち一方の色成分データを前記画像記憶手段から読み出し、他方の色成分データを前記第1、第2の色成分記憶手段のうち選択されていない方から読み出させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に前記画像記憶手段から読み出された2種類の色成分データを、前記第1、第2の色成分記憶手段を交互に選択して書き込み、該2種類の色成分データの読み出しを前記画像記憶手段と前記第1、第2の色成分記憶手段とから順次替えて行って、このインターレース動作で順次読み出された輝度成分データ、及び2種類の色成分データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納したことを特徴とする記憶媒体。 - カラー画像データの表示機能を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
画像記憶手段に入力カラー画像データの垂直方向の全画素数に1対1に対応する輝度成分データを一画面分記憶するとともに、前記入力カラー画像データの垂直方向の所定画素数置きに2種類の色成分が1組の共通色成分となるように色成分データを水平ライン毎に一画面分記憶させるプログラムコードと、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを所定数の水平ライン置きに輝度成分データを複数回読み出すとともに、当該所定数の水平ライン置きに当該水平ライン位置に含まれる2種類の色成分データを前記画像記憶手段から複数回ずつ交互に読み出し、あるいは前記色成分記憶手段から複数回読み出し、この複数回読み出された輝度データと色成分データとに基づいて前記表示手段における表示画面の垂直方向の画素データを生成させるプログラムコードと
前記水平ライン毎に画像記憶手段から読み出される色成分データあるいは前記画素生成手段により生成された画素データを色成分記憶手段に書き込ませるプログラムコードと、
、
前記画像記憶手段に記憶された輝度成分データを水平ライン方向に順次読み出すとともに、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていなければ、前記色成分書込手段により当該色成分記憶手段に記憶された当該水平ライン位置の画素データを読み出し、当該水平ライン位置の色成分データが前記色成分記憶手段に記憶されていれば、該色成分記憶手段から当該水平ライン位置の色成分データに含まれる2種類の色成分データを交互に読み出させるプログラムコードと、
前記水平ライン毎に読み出される輝度成分データと色成分データ、及び一定数の水平ライン置きに複数回読み出される輝度成分データと色成分データあるいは画素データに基づいてカラー表示信号を生成して表示手段にカラー画像を表示させるプログラムコードと、
を格納したことを特徴とする記憶媒体。
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