JP4070550B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents
画像信号処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4070550B2 JP4070550B2 JP2002263486A JP2002263486A JP4070550B2 JP 4070550 B2 JP4070550 B2 JP 4070550B2 JP 2002263486 A JP2002263486 A JP 2002263486A JP 2002263486 A JP2002263486 A JP 2002263486A JP 4070550 B2 JP4070550 B2 JP 4070550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- image signal
- line
- data
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、画像処理装置に関し、特にたとえばディジタルカメラに適用され、入力手段から飛び越し走査(インタレーススキャン)態様で入力されたかつ各々の画素が1色の色情報を有する第1画像信号に色分離を施して各々の画素が複数色の色情報を有する第2画像信号を生成する、画像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の画像信号処理装置が適用されたディジタルカメラの一例が、特許文献1に開示されている。このディジタルカメラでは、イメージセンサから取り込まれた奇数フィールドの画像信号および偶数フィールドの画像信号は、一旦、メモリに記憶される。メモリに記憶された各フィールドの画像信号は、1ラインずつ交互に読み出され、これによって順次走査(プログレッシブスキャン)形式の画像信号に変換される。そして、変換された画像信号に対して色分離,白バランス調整,YUV変換などの信号処理が施され、これによってYUVデータが生成される。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−231003号公報(段落第0028番〜段落第0033番、第1図および第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来技術では、色分離などの信号処理に先立って、両フィールドの画像信号が一旦メモリに記憶されるため、その分、当該信号処理が完了するまでに長い時間が掛かるという問題があった。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、信号処理に要する時間を短縮することができる、画像信号処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、入力手段から飛び越し走査態様で入力されたかつ各々の画素が1色の色情報を有する第1画像信号に色分離を施して各々の画素が複数色の色情報を有する第2画像信号を生成する画像信号処理装置において、入力手段から入力された奇数ラインおよび偶数ラインの一方の第1画像信号を第1バッファメモリに書き込む第1書き込み手段、奇数ラインおよび偶数ラインの他方の第1画像信号が入力手段から入力されるとき第1バッファメモリに格納された第1画像信号を読み出す第1読み出し手段、および第1バッファメモリおよび入力手段から入力された第1画像信号に色分離を施す色分離手段を備えることを特徴とする、画像信号処理装置である。
【0007】
【作用】
この発明では、入力手段から入力された奇数ラインおよび偶数ラインの一方の第1画像信号は、第1書き込み手段によって第1バッファメモリに書き込まれる。そして、奇数ラインおよび偶数ラインの他方の第1画像信号が入力手段から入力されるとき、第1読み出し手段が、当該第1バッファメモリに格納された第1画像信号を読み出し、色分離手段が、当該第1バッファメモリおよび入力手段から入力された第1画像信号に色分離を施す。つまり、奇数ラインおよび偶数ラインの他方の第1画像信号が入力手段から入力されるときに、当該他方の第1画像信号の入力と並行して色分離が施され、第2画像信号が生成される。
【0008】
この発明のある実施例では、第1バッファメモリおよび入力手段から入力された第1画像信号をM+1ラインに相当する容量を持つ第2バッファメモリに循環的に書き込む第2書き込み手段、第2バッファメモリから最新のMラインの第1画像信号を読み出す第2読み出し手段、および第2バッファメモリから最古のMラインの第1画像信号を読み出す第3読み出し手段をさらに備える。そして、色分離手段は、第2読み出し手段によって読み出されたMラインの第1画像信号に色分離を施して1ラインの第2画像信号を生成する第1色分離実行手段、および第3読み出し手段によって読み出されたMラインの第1画像信号に色分離を施して1ラインの第2画像信号を生成する第2色分離実行手段を含む。
【0009】
この場合、第2バッファメモリは、M+1個のラインメモリを含むものとすることができる。そして、第2書き込み手段は、第1バッファメモリおよび入力手段から入力された2ラインの第1画像信号を2個のラインメモリに同時に書き込み、第2読み出し手段および前記第3読み出し手段の各々は、Mラインの第1画像信号をM個のラインメモリから同時に読み出すものとする。
【0010】
また、第2書き込み手段によって書き込みが施されるラインメモリを1ライン期間に2個の割合で更新する書き込み更新手段、第2読み出し手段によって読み出しが施されるラインメモリを1ライン期間に1個の割合で更新する第1読み出し更新手段、および第3読み出し手段によって読み出しが施されるラインメモリを1ライン期間に1個の割合で更新する第2読み出し更新手段をさらに備えてもよい。
【0011】
この発明の他の実施例では、被写体を撮影して第1画像信号を出力する撮影手段をさらに備える。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、奇数ラインおよび偶数ラインの他方の第1画像信号が入力手段から入力されるときに、当該他方の第1画像信号の入力と並行して色分離が施される。したがって、当該他方の第1画像信号が記憶されない分、両フィールドの画像信号が一旦メモリに記憶されるという上述の従来技術に比べて、色分離などの信号処理に要する時間を短縮することができる。
【0013】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【実施例】
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、図示しない色フィルタが前面に設けられた飛び越し走査型のCCDイメージセンサ(以下、単にイメージセンサと言う。)12を備えている。被写体の光学像は、当該色フィルタを通してイメージセンサ12の受光面に入射される。
【0015】
電源スイッチ14の操作によって撮影モードが選択されると、システムコントローラ16が、CPU18に対して、撮影モード選択指令を与える。CPU18は、この指令に応答して、被写体のリアルタイム動画像(スルー画像)を液晶モニタ20に表示すべく、露光および間引き読み出しの繰り返しをTG(Timing Generator)22に命令する。
【0016】
TG22は、CPU18からの命令に対応するタイミング信号をイメージセンサ12に供給し、イメージセンサ12は、供給されたタイミング信号に従って、露光を開始するとともに、当該露光によって蓄積された電荷を間引き方式で出力する。つまり、撮影モードが選択された当初は、低解像度の生画像信号が1フレーム期間毎にイメージセンサ12から出力される。
【0017】
イメージセンサ12から出力された各フレームの低解像度生画像信号は、CDS(Correlated Double Sampling)/AGC(Automatic Gain Control)回路24に入力され、ここで相関二重サンプリング処理およびゲイン調整処理を施された後、A/D変換回路26に入力される。A/D変換回路26は、入力された低解像度生画像信号をディジタル信号である低解像度生画像データに変換し、変換後の低解像度生画像データは、信号処理回路28のデータ入力端子28aに入力される。
【0018】
信号処理回路28は、入力された低解像度生画像データに対して、色分離,白バランス調整,YUV変換などの信号処理を施し、低解像度YUVデータを生成する。生成された低解像度YUVデータは、信号処理回路28のデータ出力端子28bから出力され、スイッチ回路30の入力端子30aに入力される。
【0019】
スイッチ回路30は、入力端子30aの他にもう1つ入力端子30bを有しており、いずれか一方の入力端子30aおよび30bが出力端子30cと接続されるようCPU18によって制御される。なお、この時点(撮影モードが選択された当初の時点)では、CPU18は、入力端子30aが出力端子30cと接続されるようスイッチ回路30を制御する。したがって、入力端子30aに入力された低解像度生YUVデータは、スイッチ回路30(出力端子30c)を介してズーム回路32に入力される。
【0020】
ズーム回路32には、CPU18によって数1に示す水平ズーム倍率および垂直ズーム倍率が設定されており、このズーム回路32に入力された低解像度YUVデータの解像度は、かかる倍率でズーム処理されることによって、液晶モニタ20の画面と同じ解像度まで低減される。
【0021】
【数1】
水平ズーム倍率=モニタの水平画素数/低解像度YUVデータの水平画素数
垂直ズーム倍率=モニタの垂直画素数/低解像度YUVデータの垂直画素数
このズーム回路32による解像度低減後の言わば表示用YUVデータは、バッファ回路34に入力される。
【0022】
図2を参照して、バッファ回路34は、コントローラ34aおよびSRAM34bを有しており、当該バッファ回路34に入力された表示用YUVデータは、コントローラ34aによって一旦SRAM34bに記憶される。このSRAM34bに記憶された表示用YUVデータは、コントローラ34aによって、記憶時よりも早い速度(高い周波数)で読み出される。つまり、周波数変換を施される。そして、読み出された表示用YUVデータは、SDRAMコントローラ36に転送される。
【0023】
SDRAMコントローラ36は、バッファ回路34から転送された表示用YUVデータを、SDRAM38に記憶する。ここで、SDRAM38は、図3に示す要領でマッピングされており、SDRAMコントローラ36は、転送された表示用YUVデータを表示画像記憶エリア38aに記憶する。
【0024】
この表示用画像記憶エリア38aに記憶された表示用YUVデータは、SDRAMコントローラ36によって読み出され、バッファ回路40に入力される。バッファ回路40は、上述した図2に示すバッファ回路34と同様、図示しないコントローラおよびSRAMを有しており、このバッファ回路40に入力された表示用YUVデータは、コントローラによって一旦SRAMに記憶された後、エンコーダに入力される。エンコーダ42は、バッファ回路40から入力された表示用YUVデータをコンポジット画像信号に変換し、変換後のコンポジット画像信号を液晶モニタ20に入力する。この結果、液晶モニタ20の画面に、スルー画像が表示される。
【0025】
次に、シャッタボタン44が押下されると、システムコントローラ16は、CPU18に対して、撮影処理開始指令を与える。CPU18は、この指令に応答して、被写体の撮影像をメモリカード46に記録すべく、1回の露光および1回の全画素読み出しをTG22に命令する。
【0026】
TG22は、CPU18からの命令に対応するタイミング信号をイメージセンサ12に供給し、イメージセンサ12は、供給されたタイミング信号に従って、本露光を行うとともに、当該本露光によって蓄積された全電荷、つまり1フレーム分の高解像度生画像信号を、飛び越し走査形式で出力する。
【0027】
この飛び越し走査形式で最初に出力される奇数(ODD)フィールドの高解像度生画像信号は、CDS/AGC回路24によって上述の相関二重サンプリング処理およびゲイン調整処理を施された後、A/D変換回路26によって高解像度生画像データに変換される。変換された奇数フィールドの高解像度生画像データは、バッファ回路48を介してSDRAMコントローラ36に入力される。SDRAMコントローラ36は、入力された奇数フィールドの高解像度生画像データを、SDRAM38の生画像記憶エリア38bに記憶する。なお、バッファ回路48は、上述のバッファ回路34と同様のものであるので、これについての詳しい説明は省略する。
【0028】
奇数フィールドの高解像度生画像信号に続いてイメージセンサ12から出力される偶数(EVEN)フィールドの高解像度生画像データもまた、CDS/AGC回路24を介してA/D変換回路26に入力され、ここで高解像度生画像データに変換される。そして、変換後の偶数フィールドの高解像度生画像データは、信号処理回路28のデータ入力端子28aに入力される。
【0029】
さらに、このデータ入力端子28aへのデータ入力と同期して、上述のSDRAM38の生画像記憶エリア38bに記憶された奇数フィールドの高解像度生画像データが、SDRAMコントローラ36によって読み出され、バッファ回路50を介して信号処理回路28の別のデータ入力端子28cに入力される。このバッファ回路50も、バッファ回路48と同様の構成とされている。また、信号処理回路28は、制御端子28dを有しており、この制御端子28dには、TG22からHE(Horizontal Enable)信号が供給される。
【0030】
信号処理回路28は、互いに同期して入力される奇数フィールドおよび偶数フィールドの各高解像度生画像データのラインを、上述のHE信号に基づいて並べ替える。そして、この並べ替えを施した後の高解像度生画像データに、上述の色分離,白バランス調整,YUV変換などの一連の処理を施し、奇数フィールド(奇数ライン)および偶数フィールド(偶数ライン)の各々に対応する2つの高解像度YUVデータを同時に生成する。生成された一方の高解像度YUVデータ(これを符号DO−0で表す。)は、データ出力端子28bから出力され、他方の高解像度YUVデータ(これを符号DO−1で表す。)は、別のデータ出力端子28eから出力される。この信号処理回路28の構成および動作については、後で詳しく説明する。
【0031】
信号処理回路28のデータ出力端子28bから出力された高解像度YUVデータDO−0は、スイッチ回路30の入力端子30aに入力される。この時点(シャッタボタン44が押下された直後)でも、入力端子30aは出力端子30cと接続された状態にあり、よって、当該入力端子30aに入力された高解像度YUVデータDO−0は、スイッチ回路30(出力端子30c)を介してズーム回路32に入力される。そして、この高解像度YUVデータDO−0は、別のズーム回路52にも入力される。
【0032】
一方、信号処理回路28のデータ出力端子28eから出力された高解像度YUVデータDO−1もまた、2つのズーム回路32および52に入力される。
【0033】
ズーム回路32には、CPU18によって数2に示す水平ズーム倍率および垂直ズーム倍率が設定されている。このズーム回路32に入力された2つの高解像度YUVデータは、かかる倍率に従うズーム処理を施されることによって、液晶モニタ20の画面と同じ解像度の表示用YUVデータに変換される。
【0034】
【数2】
水平ズーム倍率=モニタの水平画素数/高解像度YUVデータの水平画素数
垂直ズーム倍率=モニタの垂直画素数/高解像度YUVデータの垂直画素数
このズーム回路32による変換後の表示用YUVデータは、バッファ回路34に入力され、ここで上述の周波数変換を施された後、SDRAMコントローラ36に転送される。
【0035】
SDRAMコントローラ36は、バッファ回路34から転送された表示用YUVデータを、SDRAM38の表示画像記憶エリア38aに記憶する。この表示用画像記憶エリア38aに記憶された表示用YUVデータは、SDRAMコントローラ36によって読み出され、バッファ回路40を介してエンコーダ42に入力される。エンコーダ42は、入力された表示用YUVデータをコンポジット画像信号に変換し、変換後のコンポジット画像信号を液晶モニタ20に入力する。この結果、液晶モニタ20の画面に、被写体のフリーズ画像が表示される。
【0036】
一方、ズーム回路52には、CPU18によって“1.0”という水平ズーム倍率および“1.0”という垂直ズーム倍率が設定されている。したがって、このズーム回路52に入力された2つの高解像度YUVデータは、そのままの状態で当該ズーム回路52から出力され、バッファ回路54に入力される。
【0037】
バッファ回路54もまた、バッファ回路34と同様、図4に示すようにコントローラ54aおよびSRAM54bを有している。このバッファ回路54に入力された2つの高解像度YUVデータは、コントローラ54aによって1ラインずつ交互にSRAM54bに記憶される。そして、コントローラ54aは、SRAM54bに記憶された高解像度YUVデータを、記憶された順に1ラインずつ読み出す。つまり、SRAM54bに記憶された高解像度YUVデータは、順次走査形式で読み出される。読み出された高解像度YUVデータ、換言すれば1フレーム分の主画像を形成する言わば主画像データは、SDRAMコントローラ36に転送される。
【0038】
SDRAMコントローラ36は、転送された主画像データを、SDRAM38内の主画像記憶エリア38cに記憶する。この主画像記憶エリア38cに記憶された主画像データは、SDRAMコントローラ36によって読み出され、バッファ回路56を介してJPEG(Joint Photographic Expert Group)コーデック58に入力される。なお、バッファ回路56もまた、上述のバッファ34と同様のものである。
【0039】
JPEGコーデック58は、入力された主画像データにJPEG方式に従う圧縮処理を施し、JPEG圧縮主画像データを生成する。このJPEG圧縮主画像データは、バッファ回路56と同様の構成のバッファ回路60を介して、SDRAMコントローラ36に入力される。SDRAMコントローラ36は、入力されたJPEG圧縮主画像データを、SDRAM38の圧縮主画像記憶エリア38dに記憶する。
【0040】
このJPEG圧縮主画像データの記憶が完了した後、CPU18は、スイッチ回路30を制御して入力端子30bを出力端子30cに接続するとともに、SDRAMコントローラ36に対して上述のフリーズ画像に対応する表示用YUVデータの読み出しを命令する。SDRAMコントローラ36は、この命令に応答して、SDRAM38の表示用画像記憶エリア38aから表示用YUVデータを読みし、読み出した表示用YUVデータを、バッファ50に入力する。バッファ回路50の出力側は、スイッチ回路30の入力端子30bに接続されており、よって、当該バッファ回路50に入力された表示用YUVデータは、スイッチ回路30を介してズーム回路32に入力される。
【0041】
ズーム回路32には、CPU18によって数3に示す水平ズーム倍率および垂直ズーム倍率が設定されており、このズーム回路32に入力された表示用YUVデータは、かかる倍率に従うズーム処理を施されることによって、当該表示用YUVデータの数分の1程度の解像度のサムネイルデータに変換される。
【0042】
【数3】
水平ズーム倍率=サムネイルの水平画素数/表示用YUVデータの水平画素数
垂直ズーム倍率=サムネイルの垂直画素数/表示用YUVデータの垂直画素数
このズーム回路32による変換後のサムネイルデータは、バッファ回路34を介してSDRAMコントローラ36に入力される。
【0043】
SDRAMコントローラ36は、入力されたサムネイルデータを、SDRAM38内のサムネイルサムネイル記憶エリア38eに記憶する。このサムネイル記憶エリア38eに記憶されたサムネイルデータは、SDRAMコントローラ36によって読み出され、バッファ回路56を介してJPEGコーデック58に入力される。
【0044】
JPEGコーデック58は、入力されたサムネイルデータにJPEG方式に従う圧縮処理を施し、JPEG圧縮サムネイルデータを生成する。このJPEG圧縮サムネイルデータは、バッファ回路60を介してSDRAMコントローラ36に入力される。SDRAMコントローラ36は、入力されたJPEG圧縮サムネイルデータを、SDRAM38の圧縮サムネイル記憶エリア38fに記憶する。
【0045】
この圧縮サムネイル記憶エリア38fの記憶完了後、CPU18は、SDRAMコントローラ36に対して、JPEG圧縮主画像データおよびJPEG圧縮サムネイルデータの読み出しを命令する。SDRAMコントローラ36は、この命令に応答して、JPEG圧縮主画像データおよびJPEG圧縮サムネイルデータをSDRAM38の圧縮主画像記憶エリア38dおよび圧縮サムネイル記憶エリア38fから順次読み出す。
【0046】
CPU18は、SDRAMコントローラ36によって読み出されたJPEG圧縮主画像データを含むJPEG画像ファイルを作成し、このJPEG画像ファイルのオプションマーカ(アプリケーション・マーカ・セグメント)に当該SDRAMコントローラ36によって読み出されたJPEG圧縮サムネイルデータを埋め込む。そして、このJPEG圧縮サムネイルデータが埋め込まれたJPEG画像ファイルを、インタフェース回路62を介してメモリカード46に記録する。これで、一連の撮影処理が完了する。
【0047】
このJPEG画像ファイルの記録が完了した後、CPU18は、上述したのと同様の手順でスルー画像を表示すべく、TG22を始めとする各回路を制御する。なお、このCPU18の動作は、CPU18に内蔵されたROM18aに記憶されている制御プログラムによって制御される。また、CPU18,TG22,信号処理回路28,スイッチ回路30,バッファ回路34,40,48,50,54,56および60,ズーム回路32および52,SDRAMコントローラ36,エンコーダ42,JPEGコーデック58およびインタフェース回路62は、ASIC(Application Specified IC)64によって形成されている。
【0048】
ところで、信号処理回路28は、上述した並べ替えを行うために、図5に示すような構成とされている。
【0049】
すなわち、信号処理回路28は、撮影処理時にA/D変換回路26からデータ入力端子28aを介して偶数フィールドの高解像度生画像データ(これを符号DI−0で表す。)が入力される入力セレクタ100を有している。この入力セレクタ100には、バッファ回路50から別のデータ入力端子28cを介して奇数フィールドの高解像度生画像データ(これを符号DI−1で表す。)も入力される。
【0050】
また、信号処理回路28は、R/W(Read/Write)信号生成回路102,CS(Chip Select)信号生成回路104,アドレス信号生成回路106,ラインカウンタ108および110を有しており、これらの各々には、TG22から制御端子28dを介してHE信号が入力される。また、図には示さないが、この信号処理回路28には、基本クロックとしてのCK(クロック)信号も供給されている。
【0051】
R/W信号生成回路102は、後述する5つのラインメモリ112,112,・・・の各々を書き込み(Write)状態および読み出し(Read)状態のいずれにするのかを制御するためのR/W信号を生成する。このR/W信号もまた、入力セレクタ100に入力される。
【0052】
一方、CS信号生成回路104は、各ラインメモリ112,112,・・・の動作の有効/無効を制御するためのアクティブ“L(ロー)”のCS信号を生成する。また、アドレス信号生成回路は、各ラインメモリ112,112,・・・のアドレスを指定するためのアドレス信号を生成する。これらCS信号およびアドレス信号は、全てのラインメモリ112,112,・・・に対して共通に供給される。
【0053】
ラインカウンタ108は、“0”〜“4”までの値をカウントするもので、1水平ライン周期(1H)毎に“2”ずつカウントアップする。ラインカウンタ110もまた、“0”〜“4”までの値をカウントし、1水平ライン周期毎に“2”ずつカウントアップする。なお、ラインカウンタ108によるカウント値(これを符号CNT−Sで表す。)は、ラインカウンタ110によるカウント値(これを符号CNT−Cで表す。)よりも“1”だけ小さくなるように設定されている。ただし、ラインカウンタ110によるカウント値CNT−Cが“0”のときは、ラインカウンタ108によるカウント値CNT−Sは“4”となる。これらのラインカウンタ108および110によるカウント値CNT−0およびCNT−1は、入力セレクタ100の切換制御信号として当該入力セレクタ100に供給されるとともに、後述する出力セレクタ114の切換制御信号として当該出力セレクタ114にも入力される。
【0054】
入力セレクタ100は、データ入力端子28aを介して入力される偶数フィールドの高解像度生画像データDI−0およびR/W信号生成回路102から入力されるR/W信号を、ラインカウンタ110によるカウント値CNT−Cに従って、5つのラインメモリ112,112,・・・のいずれか1つに入力する。具体的には、各ラインメモリ112,112,・・・に“0”〜“4”までの番号が付されているとすると、カウント値CNT−Cが“0”のとき、入力セレクタ100は、図6に示すように“0”という番号が付されたラインカウンタ112に高解像度生画像データDI−0およびR/W信号を入力する。同様に、カウント値CNT−Cがそれぞれ“1”,“2”,“3”および“4”のとき、入力セレクタ100は、それぞれ“1”,“2”,“3”および“4”という番号が付されたラインカウンタ112に高解像度生画像データDI−0およびR/W信号を入力する。つまり、入力セレクタ100は、カウント値CNT−Cと同じ番号が付されたラインメモリ112に高解像度生画像データDI−0およびR/W信号を入力する。
【0055】
さらに、入力セレクタ100は、データ入力端子28cを介して入力される奇数フィールドの高解像度生画像データDI−1およびR/W信号生成回路102から入力されるR/W信号を、ラインカウンタ108によるカウント値CNT−Sに従って、5つのラインメモリ112,112,・・・のいずれか1つに入力する。具体的には、入力セレクタ100は、図7に示すように、カウント値CNT−Sと同じ番号が付されたラインメモリ112に高解像度生画像データDI−1およびR/W信号を入力する。
【0056】
なお、図には示さないが、入力セレクタ100は、CK信号に同期するラッチ回路を内蔵しており、上述の高解像度生画像データDI−0およびDI−1,R/W信号生成回路102は、当該ラッチ回路を介してラインメモリ112に入力される。したがって、厳密には、カウント値CNT−Cに従って出力先として指定されたラインメモリ112には、高解像度生画像データDI−0よりもCK信号の1周期分だけ遅延されたデータDI−0’およびR/W信号よりもCK信号の1周期分だけ遅延されたR/W’信号が入力される。そして、カウント値CNT−Sに従って出力先として指定されたラインメモリ112には、高解像度生画像データDI−1よりもCK信号の1周期分だけ遅延されたデータDI−1’およびR/W信号よりもCK信号の1周期分だけ遅延されたR/W’信号が入力される。
【0057】
入力セレクタ100から高解像度生画像データDI−0’およびR/W’信号が入力されたラインメモリ112は、当該R/W’信号に従ってデータの読み書きを並行して行う。具体的には、入力された高解像度生画像データDI−0’をCK信号に同期して順次自身に書き込むとともに、既に自身に記憶されているデータ、換言すれば前回書き込まれた高解像度生画像データDI−0’に対応するデータRD[m](m:ラインメモリ112の番号を表すインデックス)をCK信号に同期して順次読み出す。
【0058】
一方、入力セレクタ100から高解像度生画像データDI−1’およびR/W’信号が入力されたラインメモリ112もまた、当該R/W’信号に従ってデータの読み書きを並行して行う。具体的には、入力された高解像度生画像データDI−1’をCK信号に同期して順次自身に書き込むとともに、既に自身に記憶されているデータRD[m]をCK信号に同期して順次読み出す。
【0059】
なお、入力セレクタ100から高解像度生画像データDI−0’,DI−1’およびR/W’信号のいずれも入力されていない3つのラインメモリ112,112,112については、常に読み出し状態にある。つまり、これら3つのラインメモリ112,112,112は、既に自身に記憶されているデータRD[m]をCK信号に同期して順次読み出す。
【0060】
各ラインメモリ112,112,・・・から読み出された5つのデータRD[m]は、出力セレクタ114に入力される。出力セレクタ114は、ラインカウンタ110および108によるカウント値CNT−CおよびCNT−Sの組合せに従って、各データRD[m]を各ラインメモリ112,112,・・・に記録された順に並べ替える。具体的には、図8に示すように、カウント値CNT−CおよびCNT−Sがそれぞれ“0”および“4”であるとき、“4”番のラインメモリ112から読み出されたデータRD[4]を、最も古いデータPとして出力する。そして、“0”,“1”,“2”および“3”番の各ラインメモリ112,112,・・・から読み出された各データRD[0],RD[1],RD[2]およびRD[3]を、この順番で古いデータP+1,P+2,P+3およびP+4として出力する。
【0061】
また、カウント値CNT−CおよびCNT−Sがそれぞれ“1”および“0”であるとき、データRD[0],RD[1],RD[2],RD[3]およびRD[4]を、この順番で古いデータP,P+1,P+2,P+3およびP+4として出力し、カウント値CNT−CおよびCNT−Sがそれぞれ“2”および“1”であるとき、データRD[1],RD[2],RD[3],RD[4]およびRD[0]を、データP,P+1,P+2,P+3およびP+4として出力する。さらに、カウント値CNT−CおよびCNT−Sがそれぞれ“3”および“2”であるとき、データRD[2],RD[3],RD[4],RD[0]およびRD[1]を、データP,P+1,P+2,P+3およびP+4として出力し、カウント値CNT−CおよびCNT−Sがそれぞれ“4”および“3”であるとき、データRD[3],RD[4],RD[0],RD[1]およびRD[2]を、データP,P+1,P+2,P+3およびP+4として出力する。
【0062】
この出力カウンタ114から出力される5つのデータP,P+1,P+2,P+3およびP+4のうち、ラインメモリ112への記録順が古い4つのデータP,P+1,P+2およびP+3は、変換回路116に入力される。変換回路116は、これら4つのデータP,P+1,P+2およびP+3に基づいて上述した色分離,白バランス調整,YUV変換などの一連の信号処理を施す。これによって、奇数フィールドに対応する高解像度YUVデータDO−0が生成され、この高解像度YUVデータDO−0は、データ出力端子28bから出力される。
【0063】
一方、出力カウンタ114から出力される5つのデータP,P+1,P+2,P+3およびP+4のうち、ラインメモリ112への記録順が新しい4つのデータP+1,P+2,P+3およびP+4は、変換回路118に入力される。変換回路118は、これら4つのデータP+1,P+2,P+3およびP+4に基づいて色分離を始めとする上述と同様の信号処理を施す。これによって、偶数フィールドに対応する高解像度YUVデータDO−1が生成され、この高解像度YUVデータDO−1は、データ出力端子28eから出力される。
【0064】
かかる信号処理回路28の動作タイミングについて、図9を参照して詳しく説明する。
【0065】
すなわち、図9(a)に示すようにHE信号が“H”レベルであるとき、図9(b)に示すように偶数フィールドの高解像度生画像データDI−0が1ライン分ずつ順次入力されるとともに、図9(c)に示すように奇数フィールドの高解像度生画像データDI−1が1ライン分ずつ順次入力される。そして、当該HE信号に基づいて、1水平ライン周期毎に、図9(d)に示すようにラインカウンタ110によるカウント値CNT−Cが“2”ずつカウントアップするとともに、図9(e)に示すようにラインカウンタ108によるカウント値CNT−Sが“2”ずつカウントアップする。なお、上述したように、カウント値CNT−Sはカウント値CNT−Cよりも常に“1”だけ小さい値となる。
【0066】
ここで、カウント値CNT−CおよびCNT−Sがそれぞれ“0”および“4”であるときに注目する。この場合、上述した図6に示す関係から、“0”番のラインメモリ112に対して入力セレクタ100から高解像度生画像データDI−0’およびR/W’信号が入力される。つまり、“0”番のラインメモリ112は、入力セレクタ100から入力される高解像度生画像データDI−0’を自身に順次書き込むとともに、既に自身に記憶されているデータRD[0]を順次読み出している状態にある。なお、図においては、図9(f)に示すように、当該“0”番のラインメモリ112は、自身に記憶されている“N−3”ライン目のデータRD[0]を読み出している状態にある。このとき、“0”番のラインメモリ112には、図9(b)に示す高解像度生画像データDI−0に基づく“N+2”ライン目(N:任意のラインを表すインデックス)のデータDI−0’が並行して書き込まれる。
【0067】
また、上述の図7に示す関係から、“4”番のラインメモリ112に対して入力セレクタ100から高解像度生画像データDI−1’およびR/W’信号が入力される。つまり、“4”番のラインメモリ112は、入力セレクタ100から入力される高解像度生画像データDI−1’を自身に順次書き込むとともに、既に自身に記憶されているデータRD[4]を順次読み出している状態にある。なお、図においては、図9(j)に示すように、当該“4”番のラインメモリ112は、自身に記憶されている“N−4”ライン目のデータRD[0]を読み出している状態を示す。このとき、“4”番のラインメモリ112には、図9(c)に示す高解像度生画像データDI−1に基づく“N+1”ライン目のデータDI−1’が並行して書き込まれる。
【0068】
そして、これら“0”番および“4”番のラインメモリ112および112以外の3つのラインメモリ112,112,・・・は、上述したように読み出し状態にある。図においては、図9(g)に示すように、“1”番のラインメモリ112は、自身に記憶されている“N−2”ライン目のデータRD[1]を読み出している状態にある。そして、図9(h)および図9(i)に示すように、“2”番および“3”番の各ラインメモリ112および112は、それぞれ自身に記憶された“N−1”ライン目のデータRD[2]および“N”ライン目のデータRD[3]を読み出している状態にある。
【0069】
このようにして各ラインメモリ112,112,・・・から読み出された5つのデータRD[0]〜RD[4]は、出力セレクタ114に入力される。そして、上述の図8に示す関係から、データRD[4],RD[0],RD[1]およびRD[2]がこの順番で古いデータP,P+1,P+2およびP+3として変換回路116に入力される。これによって、図9(k)に示すように、“N−4”ライン目〜“N−1”ライン目までの4本のラインのデータRD[m]に基づいて高解像度YUVデータDO−0が生成される。
【0070】
一方、出力セレクタ114に入力された5つのデータRD[0]〜RD[4]のうち、データRD[0],RD[1],RD[2]およびRD[3]がこの順番で古いデータP+1,P+2,P+3およびP+4として変換回路118に入力される。これによって、図9(m)に示すように、“N−3”ライン目〜“N”ライン目までの4本のラインのデータRD[m]に基づいて高解像度YUVデータDO−1が生成される。
【0071】
この図9において符号αで示される期間のタイミングについて、図10を参照して、さらに詳しく説明する。
【0072】
すなわち、図10(a)に示すCK信号に同期して、当該CK信号の或る立ち上がり時点t0において、図10(b)に示すHE信号が“L”レベルから“H”レベルに変化したとする。すると、このHE信号の立ち上がり時点t0から、図10(c)に示すように各高解像度生画像データDI−0およびDI−1が当該CK信号に同期して1画素分ずつ順次入力される。
【0073】
そして、図10(d)に示すように、R/W信号は、HE信号の立ち上がり時点t0から、CK信号に同期して“H”レベルおよび“L”レベルに交互に遷移する。具体的には、CK信号が“H”レベルであるときR/W信号も“H”レベルとなり、CK信号が“L”レベルであるときR/W信号も“L”レベルとなる。なお、時点t0よりも前は、R/W信号は“H”レベル一定である。
【0074】
さらに、図10(e)に示すように、H−CNT信号で表されるカウント値が、HE信号の立ち上がり時点t0から、CK信号に同期してカウントアップされる。このH−CNT信号は、上述したアドレス信号生成回路106内で生成され、後述するように当該H−CNT信号に基づいてアドレス信号が生成される。
【0075】
そして、図10(f)に示すように、時点t0以降の最初のCK信号の立ち上がり時点t1において、CS信号が“H”レベルから“L”レベルに遷移する。これによって、各ラインメモリ112,112,・・・の動作が有効化される。
【0076】
また、このCS信号が“L”レベルになると同時に、図10(g)に示すように、アドレス信号で表されるアドレス値の更新が開始される。なお、このアドレス信号は、上述したH−CNT信号をCK信号の1周期分だけ遅延させた信号である。
【0077】
そして、図10(h)に示すように、上述の図10(d)に示すR/W信号をCK信号の1周期分だけ遅延させたR/W’信号が、入力セレクタ100から出力先として指定された2つのラインメモリ112および112に入力される。これと同時に、図10(i)に示すように、上述の図10(c)に示す高解像度生画像データDI−0およびDI−1をCK信号の1周期分だけ遅延させたデータDI−0’およびDI−1’も、当該2つのラインメモリ112および112に入力される。
【0078】
したがって、これらのラインメモリ112および112の各々は、図10(j)に示すように、R/W’信号が“H”レベルのときに自身に記憶されたデータRD[m](図10(j)において画素毎にダッシュ記号(’)が付されたデータ)を読み出す。そして、R/W’信号が“L”レベルのとき、当該ラインメモリ112は、高解像度生画像データDI−0’またはDI−1’を自身に書き込む。
【0079】
なお、高解像度生画像データDI−0’およびDI−1’のいずれも入力されていない3つのラインメモリ112,112,112には、R/W’信号として“H”レベル一定の信号が入力されている。これによって、これら3つのラインラインメモリ112,112,112は読み出し状態とされている。
【0080】
以上の説明から判るように、この実施例によれば、一連の撮影処理において、図11(a)に示すように、奇数フィールドの高解像度生画像データは読み出された後、一旦SDRAM38に記憶される。そして、偶数フィールドの高解像度生画像データの読み出し期間中に、当該偶数フィールドの高解像度生画像データの読み出しと並行して色分離などの信号処理が施され、YUVデータが生成される。したがって、図11(b)に示すように、両フィールドの高解像度生画像データが一旦記憶された後に色分離などの信号処理が施されるという上述の従来技術に比べて、偶数フィールドの高解像度生画像データが記憶されない分だけ当該信号処理に要する時間が短縮され、ひいては一連の撮影処理が完了するまでの時間が短縮される。
【0081】
なお、この実施例では、イメージセンサ12としてCCD型のものを用いたが、C−MOS型のものを用いてもよい。また、このイメージセンサ12の前面に設けられる色フィルタとしては、いわゆる原色フィルタおよび補色フィルタのいずれをも用いることができる。
【0082】
また、信号処理回路28内において、4つのデータRD[m]に基づいて高解像度YUVデータDO−0またはDO−1を生成するようにした(つまりM=4とした)が、これに限らない。たとえば、より多くのデータRD[m]に基づいて高解像度YUVデータDO−0またはDO−1を生成するようにすれば、最終的により滑らかな主画像データを得ることができる(つまりM=4に限らない)。
【0083】
そして、信号処理回路28の構成は、図5に示したものに限らない。つまり、偶数フィールドの高解像度生画像データDO−0の取り込み期間中に同時に高解像度YUVデータを生成することができるのであれば、図5以外の構成によって信号処理回路28を実現してもよい。
【0084】
さらに、ASIC64によって一体に形成されたCPU18を始めとする各回路は、各々別個体の構成としてもよい。
【0085】
そして、この実施例では、この発明をディジタルカメラ10に適用する場合について説明したが、これ以外の用途にもこの発明を適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるバッファの詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1におけるSDRAM内のマッピング状態を示す図解図である。
【図4】図2とは別のバッファの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】図1における信号処理回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】図5における入力セレクタの動作パターンを示す図解図である。
【図7】図5における入力セレクタの図6とは別の動作パターンを示す図解図である。
【図8】図5における出力セレクタの動作パターンを示す図解図である。
【図9】図1の実施例における各要部の動作を示すタイミング図である。
【図10】図9の一部分を拡大して示すタイミング図である。
【図11】図1の実施例による効果を説明するための図解図である。
【符号の説明】
10…ディジタルカメラ
12…イメージセンサ
28…信号処理回路
36…SDRAMコントローラ
38…SDRAM
Claims (4)
- 入力手段から飛び越し走査態様で入力されたかつ各々の画素が1色の色情報を有する第1画像信号に色分離を施して各々の画素が複数色の色情報を有する第2画像信号を生成する画像信号処理装置において、
前記入力手段から入力された奇数ラインおよび偶数ラインの一方の第1画像信号を第1バッファメモリに書き込む第1書き込み手段、
前記奇数ラインおよび偶数ラインの他方の第1画像信号が前記入力手段から入力されるとき前記第1バッファメモリに格納された第1画像信号を読み出す第1読み出し手段、
前記第1バッファメモリおよび前記入力手段から入力された第1画像信号に前記色分離を施す色分離手段、
前記第1バッファメモリおよび前記入力手段から入力された第1画像信号をM+1ラインに相当する容量を持つ第2バッファメモリに循環的に書き込む第2書き込み手段、
前記第2バッファメモリから最新のMラインの第1画像信号を読み出す第2読み出し手段、および
前記第2バッファメモリから最古のMラインの第1画像信号を読み出す第3読み出し手段を備え、
前記色分離手段は、前記第2読み出し手段によって読み出されたMラインの第1画像信号に色分離を施して1ラインの第2画像信号を生成する第1色分離実行手段、および前記第3読み出し手段によって読み出されたMラインの第1画像信号に色分離を施して1ラインの第2画像信号を生成する第2色分離実行手段を含む画像信号処理装置。 - 前記第2バッファメモリはM+1個のラインメモリを含み、
前記第2書き込み手段は前記第1バッファメモリおよび前記入力手段から入力された2ラインの第1画像信号を2個のラインメモリに同時に書き込み、
前記第2読み出し手段および前記第3読み出し手段の各々はMラインの第1画像信号をM個のラインメモリから同時に読み出す、請求項1記載の画像信号処理装置。 - 前記第2書き込み手段によって書き込みが施されるラインメモリを1ライン期間に2個の割合で更新する書き込み更新手段、
前記第2読み出し手段によって読み出しが施されるラインメモリを1ライン期間に1個の割合で更新する第1読み出し更新手段、および
前記第3読み出し手段によって読み出しが施されるラインメモリを1ライン期間に1個の割合で更新する第2読み出し更新手段をさらに備える、請求項2記載の画像信号処理装置。 - 被写体を撮影して前記第1画像信号を出力する撮影手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263486A JP4070550B2 (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 画像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263486A JP4070550B2 (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 画像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004104453A JP2004104453A (ja) | 2004-04-02 |
JP4070550B2 true JP4070550B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=32263186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002263486A Expired - Fee Related JP4070550B2 (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 画像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4070550B2 (ja) |
-
2002
- 2002-09-10 JP JP2002263486A patent/JP4070550B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004104453A (ja) | 2004-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4255345B2 (ja) | 撮像装置 | |
US20060044420A1 (en) | Image pickup apparatus | |
JP5829122B2 (ja) | 撮像装置および評価値生成装置 | |
TW201223268A (en) | Imaging apparatus, signal processing method, and program | |
JP2001275028A (ja) | デジタルカメラ | |
US8314875B2 (en) | Image capturing apparatus in which pixel charge signals are divided and output in a different order than an arrangement of pixels on an image capturing element, stored in units of a horizontal line, and read in a same order that corresponding pixels are arranged on the image capturing element, and method thereof | |
JP3902525B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
JP4854620B2 (ja) | 電子ズーム装置およびプログラム | |
JP5959194B2 (ja) | 撮像装置 | |
US20130162873A1 (en) | Imaging apparatus | |
JP2004260265A (ja) | 画素の折り返し機能を有する画素抽出回路、および撮像装置 | |
JP4070550B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
JP3143245B2 (ja) | 撮像装置およびその測光方法およびその合焦制御方法ならびに撮像方法 | |
JP5866826B2 (ja) | 撮像装置 | |
WO2020170728A1 (ja) | 撮像素子、撮像装置、撮像素子の作動方法、及びプログラム | |
JP3858447B2 (ja) | 電子カメラ装置 | |
JP4214781B2 (ja) | 撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
JP2001145005A (ja) | 撮像装置 | |
JP2004153710A (ja) | 撮像装置の制御方法および撮像装置 | |
JP2004135225A (ja) | 電子カメラ | |
JPH05183789A (ja) | 電子スチルカメラ | |
JP6270398B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3768987B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2012124624A (ja) | 撮像装置 | |
JP3977156B2 (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |