JP2009033438A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶する処理においてより効率的なメモリ使用方式を提供する。
【解決手段】 撮影したRAWデータを保持する第1の記憶領域と第2の記憶領域と、第1の記憶領域はアドレス空間で第2の記憶領域に対して下位のアドレスに配置され、第1の記憶領域および第2の記憶領域からRAWデータを読み出しして信号処理する信号処理手段とを備え、第1の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの上位から下位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明はデジタルスチルカメラに関するものであり、特に限られたメモリ容量において連写時におけるメモリの使用効率を向上させる技術に関するものである。
デジタルスチルカメラにおいて連写を行う際のメモリ使用方法として、特開平08−070420に開示されているように、撮影したセンサー出力データ(以下RAWデータと記載する)を複数毎分メモリ等の一時記憶領域に蓄えておき、撮影終了後に信号処理する方法が知られている。
しかしながら近年の半導体技術の発達に伴い、信号処理速度が向上し、1枚のRAWデータを撮影している間に、1枚のRAWデータの信号処理および圧縮が行えるようになった。
これにより、特開2003−87619に開示されているように、RAWデータを2枚記憶する領域を設け、撮影と平行して1枚前のRAWデータを信号処理および圧縮することによって連写を行う方法が知られている。
また、RAWデータを信号処理したあと、その出力である輝度色差信号を一旦メモリ等の一時記憶領域に記憶する場合、限られたメモリ容量を効率てきに使用するため、RAWデータ領域に上書きしてメモリを使用する方法が特開2003−60968に開示されている。
特開平08−070420号公報 特開2003−87619号公報 特開2003−60968号公報
しかしながら、RAWデータ領域を2枚分配置する方法において一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶する処理を行う場合、この輝度色差データを置く領域も2枚分配置する必要がある。
このためRAWデータ領域に輝度色差データを上書きすることによってメモリの使用効率を向上させたとしても2枚分の輝度色差データを配置する必要があった。
このメモリ配置の例を図9に示す、図9においてアドレスa1からa4で区切られる領域901は第1のRAWデータおよび輝度色差データを保持する領域であり、アドレスa4からアドレスa6で区切られる領域902は第2のRAWデータおよび輝度色差データを保持する領域である。
RAWデータの大きさは撮像データのAD変換語長がたとえば12ビットであり、水平1600画素、垂直1200画素の場合は、
1600×1200×12=23040000bit=2880000Byte 式(1)
であり、
輝度色差データの大きさは、4:2:2のサブサンプリングで輝度8ビット、色差8ビットの場合は1画素あたり16bitになり、
1600×1200×16=30720000bit=3840000Byte 式(2)
である。
したがって領域901と領域902はそれぞれ3840000Byte必要であり、合計7680000Byteが必要となる。
これは一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶しない場合に必要となる2枚のRAWデータ領域の大きさ
2880000Byte×2=5760000Byte 式(3)
に比べ約33%ほど大きくなる。
そこで本発明では、一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶する処理においてより効率的なメモリ使用方式を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の撮像装置は、撮像手段により連写した映像を順次記憶する連写機能を有する電子スチルカメラにおいて、
撮影したRAWデータを保持する第1の記憶領域と第2の記憶領域と、
第1の記憶領域はアドレス空間で第2の記憶領域に対して下位のアドレスに配置され、
第1の記憶領域および第2の記憶領域からRAWデータを読み出して信号処理する信号処理手段とを備え、
第1の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの上位から下位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、
第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理することを特徴とする。
また請求項2記載の撮像装置は、撮像手段により連写した映像を順次記憶する連写機能を有する電子スチルカメラにおいて、
撮影したRAWデータを保持する第1の記憶領域と第2の記憶領域と、
第1の記憶領域はアドレス空間で第2の記憶領域に対して下位のアドレスに配置され、
第1の記憶領域および第2の記憶領域からRAWデータを読み出しして信号処理する信号処理手段とを備え、
前記信号処理手段の出力輝度色差信号を前記メモリ空間に書き込まない場合は、
前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、
前記信号処理手段の出力輝度色差信号を前記メモリ空間に書き込む場合は、
第1の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの上位から下位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、
第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理することを特徴とする。
さらに請求項3記載の撮像装置のように、撮像装置において、そのメモリ空間上にアドレスの下位から順次第1のアドレス、第2のアドレス、第3のアドレス、第4のアドレス、第5のアドレス、第6のアドレスを備え、
前記第1の記憶領域は前記第1のアドレスと前記第3のアドレスとで区切られる領域であり、
前記第2の記憶領域は前記第4のアドレスと前記第6のアドレスとで区切られる領域であり、
前記第1の記憶領域にあるRAWデータを信号処理した結果の輝度色差信号を前記メモリ空間に配置するのは前記第2のアドレスと前記第4のアドレスとで区切られる第3の記憶領域であり、
前記第2の記憶領域にあるRAWデータを信号処理した結果の輝度色差信号を前記メモリ空間に配置するのは前記第3のアドレスと前記第5のアドレスとで区切られる第4の記憶領域であり、
前記第3の記憶領域への輝度色差信号の書き込みはアドレス上位から下位に向けて行い、
前記第4の記憶領域への輝度色差信号の書き込みはアドレス下位から上位に向けて行うことを特徴とする。
また請求項4の撮像装置のように、
前記第1のアドレスと前記第2のアドレスの間隔および前記第5のアドレスと前記第6のアドレスとの間隔は、
前記信号処理手段の垂直方向のフィルタのタップ数に応じてあけてもよい。
また請求項5の撮像装置のように、
単写時は前記第1の記憶領域もしくは前記第2の記憶領域のいずれか片方のみを使用してもよい。
本発明によれば、2つのRAWデータ領域と、重なりを持つ2つの輝度色差データ領域によって連写時に一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶する処理を行うことが可能であり、2つの輝度色差データ領域に重なり部分をもたせることでメモリ領域の使用効率を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、単写時のメモリへのアクセスアドレスの方向を切り替える必要がなくなるので、単写時のメモリへのアクセス制御を簡潔に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図3は本発明の実施例の撮像装置の構成を示すブロック図である。図3において301はレンズや絞りからなる光学系であり、302は例えばCCDやCMOS等の撮像素子であり光学系301によって結像された被写体象を光電変換する。303は撮像素子302の出力アナログ電気信号をデジタル信号に変換するAD変換器である。AD変換器303の出力はメモリコントローラ304を通じて、例えばDRAMで構成されるメモリ305に書き込まれる。ここでこの書き込まれたデータは上記RAWデータである。
次にメモリ305に書き込まれたRAWデータはメモリコントローラ304を通じて信号処理回路305へ読み出され、信号処理回路305でホワイトバランス、輝度信号分離、色補間、ガンマ処理、アパーチャー処理等を施し輝度色差信号に変換される。
信号処理回路305の出力はメモリコントローラ304を通じてメモリ305に書き込むことができる。
SW306は圧縮処理回路307の入力データを選択するスイッチであり、スイッチの指示が0のときは信号処理回路305の出力を選択し、スイッチの指示が1のときはメモリコントローラ304を通じてメモリ305の出力データを選択する。
圧縮回路307は画像データの圧縮回路であり、例えばJPEG方式やMPEG方式の圧縮回路である。
圧縮回路307の出力圧縮データはメモリコントローラ304を通じてメモリ305に書き込まれる。308はメディア309へのインターフェイス回路であり、メモリコントローラ304を通じてメモリ305から読み出した圧縮データをメディア309へ書き込む。
メディア309は記録媒体であり、例えば着脱可能なメモリカードである。
システムコントローラ310は、上記メモリコントローラ304へメモリアクセスする場合の開始アドレス、アドレスの更新方法、および読み出しか書き込みかを指示する。
またシステムコントローラ310はSW306のスイッチを指示する。
またシステムコントローラ310はメモリコントローラ304を通じて、メモリ305への読み出しおよび書き込みを行うことができる。
操作部311は本撮像装置の使用者が、撮影動作モードや撮影開始指示等をシステムコントローラ310に指示するための押しボタンスイッチやダイヤル等の操作部材である。
次に図1に本発明の実施例におけるメモリマップを示す。
図1においてアドレスa1とアドレスa3で区切られる領域101は第1のRAWデータを置く領域であり、アドレスa2とa4で区切られる領域103は第1のRAWデータを処理した第1の輝度色差データを置く領域であり、アドレスa4とa6で区切られる領域102は第2のRAWデータを置く領域であり、アドレスa3とa5で区切られる領域104は第2のRAWデータを処理した第2輝度色差データを置く領域であり、アドレスa7とa8で区切られる領域105は圧縮データを置く領域である。
アドレスa1とアドレスa2の間はRAWデータを信号処理する際の垂直フィルタのタップ数に対応したRAWデータのライン数分の間隔をあける。例えば垂直3タップのフィルタ処理を信号処理回路305で行う場合はRAWデータの2ライン分の間隔である。アドレスa5とアドレスa6の間も同様である。
アドレスa3とアドレスa4で区切られる領域は第1の輝度色差データと第2の輝度色差データを置く際に時間軸上で排他的に使用することにより共有される領域である。
この共有について以下説明する。
図1に示したメモリマップに対して時間軸方向でいかにしてメモリアクセスのアドレス発生を行うのかを図2、図4に基づいて説明する。
また、以下の説明においてアドレスの発生方向を正方向と負方向に区別するが、この方向について図6を使って説明する。
図6(A)はアドレスをアドレスayから負方向に発生させる場合のアドレス発生の概念を示す図である。
図6(A)では開始アドレスがay−H、ここでHは画像データの1ライン分に相当するメモリ量である。アドレスは順次インクリメントし、次のアドレスがH分進んだら−2H分アドレスをジャンプさせ、これをアドレスが終了アドレスに至るまで繰り返す。このようなアドレス発生により、1ラインの中ではアドレスがインクリメントするが、ライン単位でアドレスをデクリメントすることになる。
図6(B)はアドレスをアドレスaxから正方向に発生させる場合のアドレス発生の概念を示す図である。
図6(B)では開始アドレスがaxであり、アドレスが順次インクリメントしていく。画像データに対してこのアドレス発生は、1ラインの中ではアドレスがインクリメントし、ライン単位で見てもアドレスをインクリメントしている。また画像データでない場合、例えば圧縮データ、においては単純にアドレスがインクリメントしている。
図2はRAWデータを信号処理し一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶した後に圧縮を行う場合でのアドレス発生の概念を示す図であり、図4はRAWデータを信号処理して、その信号処理出力信号がメモリ305を経由せずに直接圧縮回路307で圧縮する場合のアドレス発生の概念を示す図である。
また連写時に最初に撮影されたRAWデータは領域101に書き込み、次のRAWデータは領域102に書き込み、その次のRAWデータは領域101に書き込み、以下この繰り返しを行う。このため図2および図4には2回目の領域101へのRAWデータ書き込みまでを示す。
[RAWデータを信号処理し一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶した後に圧縮を行う場合]
図2に基づいて説明する。
時刻0から時刻t1では最初のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa1から正方向に発生させ、これを矢印201で示す。
時刻t1から時刻t4では2枚目のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa4から正方向に発生させ、これを矢印206で示す。
時刻t4から時刻t7では3枚目のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa1から正方向に発生させ、これを矢印211で示す。
ここでRAWデータの書き込みが連続して行われているが、実際には露光時間等があり若干の間隔が空くが本発明の主旨には影響ないのでこの間隔については無視する。
時刻t1から時刻t2では領域101からRAWデータを読み出し信号処理回路305で輝度色差信号へ変換しこれを領域103に書き込む。このときRAWデータの読み出しをアドレスa3から負方向にアドレス発生させ、輝度色差信号の書き込みはアドレスa4から負方向に発生させ、それぞれ矢印202、矢印203で示す。つまり画像としては下から上に処理することとなる。
もし、ここで図7に示すようにRAWデータの読み出しをアドレスa1から正方向に発生させ(矢印701)、輝度色差信号の書き込みをアドレスa2から正方向(矢印702)に発生させると読み出す前のRAWデータを輝度色差信号で上書きしてしまうのでRAWデータが破壊されてしまう。したがって図2の矢印202、矢印203のように負方向に発生させる。
また、RAWデータは1画素あたりA/D変換器303の変換語長のデータ量であり、例えば12bitであり、輝度色差信号は例えば4:2:2のサンプリングで輝度8bit、色差8bitだと1画素あたり16bitである。このため矢印202と矢印203の開始アドレスが離れていても次第に近づいていく。
しかしRAWデータ読み出し終了アドレスおよび輝度色差信号の書き込み終了アドレスはそれぞれアドレスa1、アドレスa2であり、アドレスa1とアドレスa2は上記のように適切に間隔をあけてあるので、RAWデータの読み出しアドレスと輝度色差信号の書き込みアドレスは近づくが輝度色差信号の書き込みがRAWデータの読み出しに追いついてRAWデータを破壊することはない。
時刻t2から時刻t3ではシステムコントローラ310はSW306に1を指示し、輝度色差データを領域103から読み出してこれを圧縮回路307で圧縮し、圧縮回路307の出力圧縮データを領域105へ書き込む。このときのアドレスは輝度色差データの読み出しはアドレスa2から正方向に行い、圧縮データの書き込みはアドレスa7から正方向に行う、それぞれ矢印204、矢印205で示す。
時刻t4から時刻t5では領域102からRAWデータを読み出し信号処理回路305で輝度色差信号へ変換しこれを領域104に書き込む。このときRAWデータの読み出しをアドレスa4から正方向にアドレス発生させ、輝度色差信号の書き込みはアドレスa3から正方向に発生させ、それぞれ矢印207、矢印208で示す。つまり画像としては上から下に処理することとなる。領域103と領域104は重なっているが領域103にあった輝度色差データは時刻t3において圧縮データに変換が完了しているので、この重なりにより画像が破壊されることはない。
時刻t5から時刻t6ではSW306に1を指示し、輝度色差データを領域104から読み出してこれを圧縮回路307で圧縮し、圧縮回路307の出力圧縮データを領域105へ書き込む。このときのアドレスは輝度色差データの読み出しはアドレスa3から正方向に行い、圧縮データの書き込みは前回の圧縮データの続きから正方向に行う、それぞれ矢印209、矢印210で示す。
以上の繰り返しをおこなうことによって連写の処理が行える。
[RAWデータを信号処理して、その信号処理出力信号がメモリ305を経由せずに直接圧縮回路307で圧縮する場合]
図4に基づいて説明する。
時刻0から時刻t1では最初のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa1から正方向に発生させ、これを矢印201で示す。
時刻t1から時刻t4では2枚目のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa4から正方向に発生させ、これを矢印206で示す。
時刻t4から時刻t7では3枚目のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa1から正方向に発生させ、これを矢印211で示す。
このようにRAWデータの書き込みは図2と同様である。
時刻t1から時刻t2ではシステムコントローラ310はSW306を0に指示し、RAWデータを領域101から読み出して、これを信号処理回路305で処理し、信号処理回路305の出力である輝度色差信号はSW306を通じて圧縮回路307で圧縮され、圧縮回路307の出力である圧縮データはメモリコントローラ304を通じてメモリ305の領域105に書き込まれる。このときのアドレス発生はRAWデータの読み出しはアドレスa1から正方向であり、矢印401で示される。圧縮データの書き込みはアドレスa7から正方向であり、矢印205で示す。
時刻t4から時刻t5ではシステムコントローラ310はSW306を0に指示し、RAWデータを領域102から読み出して、これを信号処理回路305で処理し、信号処理回路305の出力である輝度色差信号はSW306を通じて圧縮回路307で圧縮され、圧縮回路307の出力である圧縮データはメモリコントローラ304を通じてメモリ305の領域105に書き込まれる。このときのアドレス発生はRAWデータの読み出しはアドレスa4から正方向であり、矢印402で示される。圧縮データの書き込みは前回の圧縮データの続きから正方向に行い、矢印210で示す。
以上の繰り返しをおこなうことによって連写の処理が行える。
次に図2、図4におけるシステムコントローラ310の動作について特にRAWデータの信号処理方向について図5に基づいて説明する。
まずシーケンスS501で一旦輝度色差信号をメモリ等の一時記憶領域に記憶する処理なのか否かを判定する。
一旦輝度色差信号をメモリ等の一時記憶領域に記憶するのは、例えばRAWデータを処理した画像に日付文字などの画像情報を加えた後に画像を圧縮する場合であり、タイミング的は時刻t2や時刻t5で行い。この文字情報の付加を行うか否かは本実施例の撮像装置の使用者が操作部311を通じてシステムコントローラ310に撮影に先立ち予め指示する。
S501からS509へ分岐する場合は図4の動作に相当し、S503に分岐する場合は図2の動作に相当する。
まずS503に分岐した場合を説明する。
S503ではRAWデータの読み出しを領域101から行うのか否かを判定する。本発明ではRAWデータを保持する領域は領域101と領域102のいずれかであるので、領域101でない場合は領域102からRAWデータの読み出しを行う。
S506は領域101からRAWデータを読み出す場合であり、この場合はすでに図2で説明したようにRAWデータの読み出しをアドレスa3から負方向に行うのでRAWデータの読み出し開始アドレスにa3−Hを設定する。ここでHはRAWデータの1ライン分のデータサイズを意味する。また図5に示していないが、輝度色差信号の書き込み開始アドレスにa4−H’を指定する。ここでH’は輝度色差データの1ライン分のデータサイズを意味する。
S507ではメモリコントローラ304に負方向のアドレス更新を行うように指定する。
S504は領域102からRAWデータを読み出す場合であり、この場合はすでに図2で説明したようにRAWデータの読み出しをアドレスa4から正方向に行うのでRAWデータの読み出し開始アドレスにa4を設定する。また図5に示していないが、輝度色差信号の書き込み開始アドレスにa3を指定する。
S505ではメモリコントローラ304に正方向のアドレス更新を行うように指定する。
次にS501からS509に分岐した場合を説明する。
S509ではRAWデータの読み出しを領域101から行うのか領域102から行うのかに応じて、それぞれ読み出し開始アドレスをa1またはa4を指定する。
S510ではメモリコントローラ304に正方向のアドレス更新を行うように指定する。
以上図2、図4、図5で説明したようにRAWデータを信号処理し一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶した後に圧縮を行う場合は、領域101のRAWデータは下から上に処理し、領域102のRAWデータは上から下に処理を行う。RAWデータを信号処理して、その信号処理出力信号がメモリ305を経由せずに直接圧縮回路307で圧縮する場合は、領域101と領域102のいずれのRAWデータに対しても上から下に処理を行う。
このように領域101と領域102のRAWデータの処理における方向を切り替えることによってアドレスa3とアドレスa4で区切られる領域は第1の輝度色差データと第2の輝度色差データを置く際に時間軸上で排他的に使用できる。
このため例えば1600×1200画素でA/D変換語長が12bitで信号処理の垂直タップ数を3タップで輝度色差信号が4:2:2サブサンプリングで輝度8bit、色差8bit精度とした場合、
アドレスa3は
a3 = a1 + 1600×1200×12
= a1 + 23040000bit
= a1 + 2880000byte 式(4)
であり、
アドレスa2は
a2 = a1+1600×2×12
= a1+38400bit
= a1+4800byte 式(5)
であり、
アドレスa4は、
a4 = a2+1600×1200×16
= a2+30720000bit
= a2+3840000byte
= a1+4800byte+3840000byte
= a1+3844800 byte 式(6)
であり、
アドレスa6は、
a6 = a4+1600×1200×12
= a4+23040000bit
= a4+2880000byte
= a1+3844800 byte+2880000byte
= a1+6724800byte 式(7)
である。
したがってRAWデータ2枚分と一旦輝度色差データをメモリ等の一時記憶領域に記憶する領域の大きさは
a6−a1=6724800byte 式(8)
であり、これはRAWデータ2枚分の領域のサイズ(5760000Byte)の約17%増である。
以上連写動作について説明したが単写においても連写と同様にメモリアクセスのアドレス発生を行うことで処理ができる。
また、単写においては2枚分のRAWデータの片側のみを使用しても処理が行える。
図1に示したメモリマップにおいて単写を行う場合に時間軸方向でいかにしてメモリアクセスのアドレス発生を行うのかを図8に基づいて説明する。
時刻0から時刻t7では最初のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa4から正方向に発生させ、これを矢印801で示す。
時刻t7から時刻t8では一旦輝度色差信号をメモリ等の一時記憶領域に記憶する処理を行う。領域102からRAWデータを読み出し信号処理回路305で輝度色差信号へ変換しこれを領域104に書き込む。このときRAWデータの読み出しをアドレスa4から正方向にアドレス発生させ、輝度色差信号の書き込みはアドレスa3から正方向に発生させ、それぞれ矢印802、矢印803で示す。つまり画像としては上から下に処理することとなる。
時刻t8から時刻t9ではシステムコントローラ310はSW306に1を指示し、輝度色差データを領域104から読み出してこれを圧縮回路307で圧縮し、圧縮回路307の出力圧縮データを領域105へ書き込む。このときのアドレスは輝度色差データの読み出しはアドレスa3から正方向に行い、圧縮データの書き込みは前回の圧縮データの続きから正方向に行う、それぞれ矢印804、矢印805で示す。
時刻t10から時刻t11では2枚目のRAWデータの書き込みアドレスをアドレスa4から正方向に発生させ、これを矢印806で示す。
時刻t11から時刻t12ではRAWデータを信号処理して、その信号処理出力信号がメモリ305を経由せずに直接圧縮回路307で圧縮する処理を行う。システムコントローラ310はSW306を0に指示し、RAWデータを領域102から読み出して、これを信号処理回路305で処理し、信号処理回路305の出力である輝度色差信号はSW306を通じて圧縮回路307で圧縮され、圧縮回路307の出力である圧縮データはメモリコントローラ304を通じてメモリ305の領域105に書き込まれる。このときRAWデータの読み出しをアドレスa4から正方向にアドレス発生させ、輝度色差信号の書き込みはアドレスa3から正方向に発生させ、それぞれ矢印807、矢印808で示す。つまり画像としては上から下に処理することとなる。
以上説明したように図1に示したメモリマップにおいて単車では領域101のRAWデータ領域を使用せずに信号処理と圧縮を行える。これによって単写時のメモリへのアクセスアドレスの方向を切り替える必要がなくなるので、単写時のメモリへのアクセス制御を簡潔に行うことができる。
上記説明では単写時にRAWデータを保持する領域として領域102を使用したが、領域101のみを使用してもよい。
本発明のメモリマップを示す図である。 連写で一旦輝度色差信号をメモリに書き出す場合のメモリへのアクセスアドレスの発生を示す図である。 本発明の撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の連写で一旦輝度色差信号をメモリに書き出さない場合のメモリへのアクセスアドレスの発生を示す図である。 本発明のシステムコントローラ310のRAWデータ領域の読み出し制御のフローを示すフローチャート図である。 本発明のアドレス方向の指定におけるアドレス発生の概念を示す図である。 本発明を行わない場合のアドレス発生を示す図である。 本発明の単写でのメモリへのアクセスアドレスの発生を示す図である。 従来の方法によるメモリマップを示す図である。

Claims (5)

  1. 撮像手段により連写した映像を順次記憶する連写機能を有する電子スチルカメラにおいて、
    撮影したRAWデータを保持する第1の記憶領域と第2の記憶領域と、
    第1の記憶領域はアドレス空間で第2の記憶領域に対して下位のアドレスに配置され、
    第1の記憶領域および第2の記憶領域からRAWデータを読み出して信号処理する信号処理手段とを備え、
    第1の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの上位から下位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、
    第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像手段により連写した映像を順次記憶する連写機能を有する電子スチルカメラにおいて、
    撮影したRAWデータを保持する第1の記憶領域と第2の記憶領域と、
    第1の記憶領域はアドレス空間で第2の記憶領域に対して下位のアドレスに配置され、
    第1の記憶領域および第2の記憶領域からRAWデータを読み出して信号処理する信号処理手段とを備え、
    前記信号処理手段の出力輝度色差信号を前記メモリ空間に書き込まない場合は、
    前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、
    前記信号処理手段の出力輝度色差信号を前記メモリ空間に書き込む場合は、
    第1の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの上位から下位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理し、
    第2の記憶領域に書き込まれたRAWデータはアドレスの下位から上位に向けて読み出しながら前記信号処理手段によって処理することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1、2の撮像装置において、そのメモリ空間上にアドレスの下位から順次第1のアドレス、第2のアドレス、第3のアドレス、第4のアドレス、第5のアドレス、第6のアドレスを備え、
    前記第1の記憶領域は前記第1のアドレスと前記第3のアドレスとで区切られる領域であり、
    前記第2の記憶領域は前記第4のアドレスと前記第6のアドレスとで区切られる領域であり、
    前記第1の記憶領域にあるRAWデータを信号処理した結果の輝度色差信号を前記メモリ空間に配置するのは前記第2のアドレスと前記第4のアドレスとで区切られる第3の記憶領域であり、
    前記第2の記憶領域にあるRAWデータを信号処理した結果の輝度色差信号を前記メモリ空間に配置するのは前記第3のアドレスと前記第5のアドレスとで区切られる第4の記憶領域であり、
    前記第3の記憶領域への輝度色差信号の書き込みはアドレス上位から下位に向けて行い、
    前記第4の記憶領域への輝度色差信号の書き込みはアドレス下位から上位に向けて行うことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3の撮像装置において、
    前記第1のアドレスと前記第2のアドレスの間隔および前記第5のアドレスと前記第6のアドレスとの間隔は、
    前記信号処理手段の垂直方向のフィルタのタップ数に応じてあけられることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1、2の撮像装置において、
    単写時は前記第1の記憶領域もしくは前記第2の記憶領域のいずれか片方のみを使用することを特徴とする撮像装置。
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