JP3764712B2 - 車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既成のアナログ式タコグラフを用いつつ、位置情報や加速度情報を付加した情報収集を可能にする車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
定められた所定の営業車両等においては、時間、距離、速度の法定3要素の記録、及びこの記録の所定期間の保管が義務づけられており、このような記録及び保管を実現する装置としてアナログ式タコグラフが普及している。このアナログ式タコグラフは、運行車両内のフロント部に装着され、円盤状のチャート紙を時間の進行にともなって回転させ、このチャート紙の回転方向と直交して、速度記録針及び走行距離記録針を駆動させて、各針でチャート紙表面の塗料を掻きとることによって、速度及び走行距離を記録するように構成されている。
【0003】
また、法定3要素の他に、スイッチボックスと呼ばれる作業ボタンにて入力された作業情報も、作業記録針でチャート紙表面の塗料を掻きとることによって、予め定められた作業区分のいずれかを記録できるように構成されており、作業の効率化を高めるのに役立っている。このような従来のアナログ式タコグラフは、特許2921649号公報、特開平9−344925号等にも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のアナログ式タコグラフは、作業記録及び運行記録が一目で管理できるという大きな長所を有するが、その反面いくつかの問題点もある。すなわち、その問題点のひとつとして、チャート紙上の記録からは位置情報が不明であることが挙げられる。作業分析や速度分析等をより正確かつ綿密に行うためには位置情報が必要となり、近年、位置情報も付加された運行情報を取得できる装置が求められている。
【0005】
また、従来のアナログ式タコグラフでは、運転解析や事故分析等のために、加速度情報を記録された速度波形から読みとることも可能ではあるが、そのために熟練を要したり詳細情報が読みとりづらいという問題もあった。
【0006】
更に、他の問題点として、チャート紙は、基本的に、1日に1枚づつ使用されるので、複数の車両を有する会社では、その管理に多大な労力を要することになる。すなわち、大量のチャート紙のための保管場所や保管方法を講ずる必要があるうえ、目的とするチャート紙の検索に多大な時間を要していた。
【0007】
位置情報取得機能を備えたディジタル式タコグラフも提案されているが、既に導入済みの大量のアナログ式タコグラフを廃棄して、高価なディジタル式タコグラフに買い替えるのにはコスト上の問題がある。
【0008】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、既成のアナログ式タコグラフを用いながらも、低コストで位置情報や加速度情報を付加した、作業記録及び運行記録を収集可能にする車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置を提供することを課題とする。また、本発明は、必要な運行情報やチャート紙を容易に検索することを可能にした車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、車両に搭載される、少なくとも、アナログ式タコグラフ13から得られる情報を利用して車両運行管理を行うシステムであって、前記車両に搭載されて、前記アナログ式タコグラフ13から得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報をトリガとして、GPS信号に基づき自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記車両に搭載されて、前記位置情報を取得した時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記車両に搭載されて、自車両を特定する車両特定情報を格納する車両特定情報格納手段と、前記車両に搭載されて、前記車両特定情報格納手段から前記車両特定情報を取得する車両特定情報取得手段と、前記車両に搭載されて、無線回線を含む所定の通信網を介して前記車両の管理センタ側に、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を送信する送信手段と、前記管理センタに装備されて、前記通信網を介して、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を受信する受信手段と、前記管理センタに装備されて、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を運行履歴情報として保存する運行履歴情報保存手段と、前記アナログ式タコグラフにてチャート紙上に記録された前記車両の運行に関する情報を、チャート紙上の記録形式が維持された画像データとして読み込むチャート紙読込手段と、前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、をリンクさせたチャート紙情報を生成するチャート紙情報生成手段と、前記チャート紙情報を保存するチャート紙情報保存手段と、を含み、前記チャート紙情報に基づいて、前記チャート紙上の記録形式が維持された前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、を同一画面に表示する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、アナログ式タコグラフ13から得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報をトリガとして、このアナタコ出力情報と共に位置情報、時刻情報及び車両特定情報が車両側から送信される。そして、管理センタ側にて、これらアナタコ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が受信及び保存される。したがって、アナログ式タコグラフ13から得られる情報において欠落していた位置情報が得られる。また、この位置情報は、運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報をトリガとして取得されるため、必要時のみに取得される。また、請求項1記載の発明によれば、チャート紙15上に記録された車両の運行に関する情報が画像データとして読み込まれ、これがアナタコ出力情報、時刻情報、位置情報及び車両特定情報とリンクされて保存されるので、必要時にはチャート紙15上に記録されている情報と位置情報とを容易に対応づけて取得可能になる。
【0013】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1記載の車両運行管理システムにおいて、前記アナタコ出力情報は、予め定められた作業内容が変化したことを示す作業記録情報である、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、アナタコ出力情報は作業内容が変化したことを示す作業記録情報であるので、作業内容が変化する毎にそれに対応する位置情報等が得られる。すなわち、各作業の開始時点における位置情報がわかるので、目的とする作業が正確に行われたかどうかの確認が容易になる。
【0015】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項2記載の車両運行管理システムにおいて、前記送信手段は、作業内容の変化をトリガとする替わりに、周期的に、前記アナログ式タコグラフ13から得られる前記アナタコ出力情報を、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と共に送信する、ことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、周期的に、アナログ式タコグラフ13から得られるアナタコ出力情報が、時刻情報、位置情報及び車両特定情報と共に送信されるので、時間ずらしや速度針固定等のアナログ式タコグラフ13の不正使用が防止可能になる。
【0017】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、車両に搭載されるアナログ式タコグラフ13又は加速度センサ14から得られる情報を利用して車両運行管理を行うシステムであって、前記車両に搭載されて、前記アナログ式タコグラフ13から得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報又は前記加速度センサ14から得られる急激な加速度変化を伴う加速度センサ出力情報をトリガとして、GPS信号に基づき自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段1aと、前記車両に搭載されて、前記位置情報又は前記加速度センサ出力情報を取得した時刻情報を取得する時刻情報取得手段1bと、前記車両に搭載されて、自車両を特定する車両特定情報を格納する車両特定情報格納手段1cと、前記車両に搭載されて、前記車両特定情報格納手段から前記車両特定情報を取得する車両特定情報取得手段1dと、前記車両に搭載されて、無線回線を含む所定の通信網を介して前記車両の管理センタ側に、前記アナタコ出力情報又は前記加速度センサ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を送信する送信手段1eと、前記管理センタに装備されて、前記通信網を介して、前記アナタコ出力情報又は前記加速度センサ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を受信する受信手段3aと、前記管理センタに装備されて、前記アナタコ出力情報又は前記加速度センサ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を運行履歴情報として保存する運行履歴情報保存手段3bと、前記アナログ式タコグラフにてチャート紙上に記録された前記車両の運行に関する情報を、チャート紙上の記録形式が維持された画像データとして読み込むチャート紙読込手段と、前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、をリンクさせたチャート紙情報を生成するチャート紙情報生成手段と、前記チャート紙情報を保存するチャート紙情報保存手段と、を含み、前記チャート紙情報に基づいて、前記チャート紙上の記録形式が維持された前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、を同一画面に表示する、ことを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、アナログ式タコグラフ13から得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報又は急激な加速度変化を伴う加速度センサ出力情報をトリガとして、これらアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報が、位置情報、時刻情報及び車両特定情報と共に、車両側から送信される。そして、管理センタ側にて、これらアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が受信及び保存される。したがって、従来、アナログ式タコグラフ13から得られる情報において欠落していた位置情報やより正確な加速度情報が、管理センタ側で得られるようになる。したがって、アナログ式タコグラフ13の持つ長所を踏襲しつつ、位置情報を含めたより正確な車両運行管理や、不経済運転の実証、危険運転の解析、事故検証等が可能になる。また、請求項4記載の発明によれば、チャート紙15上に記録された車両の運行に関する情報が画像データとして読み込まれ、これがアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、時刻情報、位置情報及び車両特定情報とリンクされて保存されるので、必要時にはチャート紙15上に記録されている情報と位置情報、加速度センサ出力情報とを容易に対応づけて取得可能になる。また、従来のように、手元に大量のチャート紙15を保管しておく必要もなくなる。
【0021】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は4記載の車両運行管理システムにおいて、所定の検索条件にしたがって、前記チャート紙情報保存手段に保存されている前記チャート紙情報の中からこの検索条件に合致する情報を検索する検索手段と、この検索手段による検索結果を出力する検索結果出力手段と、を更に含むことを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、保存されているチャート紙情報の中から所定の検索条件に合致する情報が検索されてその結果が出力されるので、上記のように位置情報が付加された所望のチャート紙を即座に視認することができる。
【0023】
上記課題を解決するためになされた請求項6記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項5記載の車両運行管理システムにおいて、前記検索結果出力手段は、前記検索条件を前記検索結果に併記して表示する、ことを特徴とする。
【0024】
請求項6記載の発明によれば、検索結果に検索条件が併記されて表示されるので検索効率が向上する。
【0025】
上記課題を解決するためになされた請求項7記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項2〜6のいずれか一項に記載の車両運行管理システムにおいて、前記受信手段、前記運行履歴情報保存手段、前記チャート紙読込手段、前記チャート紙情報生成手段及び前記チャート紙情報保存手段は共に、インターネットを介して前記車両が帰属する会社からアクセス可能なアプリケーションサービスプロバイダに装備されており、このアプリケーションサービスプロバイダは前記無線通信網としてのデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して前記送信手段と通信し、更に前記チャート紙を保管する保管手段を有する、ことを特徴とする。
【0026】
請求項7記載の発明によれば、受信手段3a、運行履歴情報保存手段3b、チャート紙読込手段3c、チャート紙情報生成手段3d及びチャート紙情報保存手段3eは共に、インターネットを介して車両が帰属する会社からアクセス可能なアプリケーションサービスプロバイダに装備されており、このアプリケーションサービスプロバイダは無線通信網としてのデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して車両側と通信し、更にチャート紙15も保管することができるので、車両が帰属する会社は、チャート紙15の保管場所を心配することなく、導入済みのアナログ式タコグラフ13を有効利用しつつ、最小限のハードウエア及びソフトウエア投資で、必要時に上記のように位置情報が付加された所望の運行情報を即座に得ることができる。
【0027】
上記課題を解決するためになされた請求項8記載の車両運行管理システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項2〜6のいずれか一項に記載の車両運行管理システムにおいて、前記受信手段、前記運行履歴情報保存手段、前記チャート紙読込手段及び前記チャート紙情報生成手段は共に、前記無線通信網としてのデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して前記送信手段と通信可能なチャート紙管理会社に装備され、このチャート紙管理会社は、前記チャート紙情報を可搬型記録媒体にて前記車両が帰属する会社に提供するための提供手段を有する、ことを特徴とする。
【0028】
請求項8記載の発明によれば、受信手段3a、運行履歴情報保存手段3b、チャート紙読込手段3c及びチャート紙情報生成手段3dは共に、データ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して車両側と通信可能なチャート紙管理会社に装備されており、このチャート紙管理会社はチャート紙情報を可搬型記録媒体にて車両が帰属する会社に提供することができるので、車両が帰属する会社は、導入済みのアナログ式タコグラフ13を有効利用しつつ、必要時には可搬型記録媒体から上記のように位置情報が付加された所望の運行情報を容易に得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るシステム構成の一例を示す図である。本車両運行管理システムに係るシステムとしては、基本的に、ASP(Application Service Provider)のサーバを利用して車両運行管理を行うASP型システムと、自社サーバを利用して自社の車両運行管理を行うスタンドアロン型システムとが考えられるが、ここでは、代表してASP型システムを用いて本車両運行管理システムを説明する。
【0034】
図2において、運行車両1(又は単に、車両1ともいう)は、携帯電話パケット通信網2を介して、チャート紙管理センタ3(又は単に、管理センタ3ともいう)に通信接続されている。チャート紙管理センタ3は上記ASPであり、車両1の運行に関する情報を収集及び集積し、これをインターネット4を介して、運行車両1が帰属する会社の事務所5に提供する。事務所5に帰属する運行車両1は、実際的には複数台存在するが、ここでは代表して1台のみを示している。複数台の運行車両1は、この事務所5を起点として、出庫、入庫を繰り返している。
【0035】
運行車両1には、車載通信装置12、アナログ式タコグラフ13、加速度センサ14等が搭載されている。車載通信装置12は、GPS(Global Positioning Systems)衛星6を利用した位置情報取得や、アナログ式タコグラフ13からの情報取得や、加速度センサ14からの情報取得や、携帯電話パケット通信網2を利用した無線通信機能を備える。アナログ式タコグラフ13は、速度及び走行距離等の運行情報を所定のセンサを利用して取得し、これを円盤状のチャート紙15に記録する機能を備える。また、アナログ式タコグラフ13は、所定の方法にて入力された作業記録情報を記録する機能も備える。また、アナログ式タコグラフ13は、運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報、特に、作業機録情報を含むアナタコ出力情報を外部に出力する機能も備える。また、加速度センサ14は、加速度を検出して、急激な加速度変化が伴う加速度センサ出力情報を外部に出力する機能を備える。なお、これらについては図3以降で詳述する。なお、本明細書中、アナタコとはアナログ式タコグラフを意味する。
【0036】
携帯電話パケット通信網2は、例えば、株式会社NTTドコモからサービス提供されているDoPaが利用される。このサービスは、携帯電話網においてパケット交換方式を利用したデータ通信サービスであり、通信したデータ量に応じて通信料が計算されるデータ従量制課金方式である。この方式は低料金で本システムを提供する際の一助となる。この携帯電話パケット通信網2には、図示しない無線基地局を介して、上記車載通信装置12から接続可能である。この携帯電話パケット通信網2は、例えば、NTTドコモのiモードセンタと呼ばれる接続センタ21を介してインターネット4にも通信接続されている。
【0037】
接続センタ21に専用線を介して接続されるチャート紙管理センタ3は、近年普及しつつある、インターネット等の広域通信網を使って各種サービスを提供するASPであり、これは、例えば、本出願人である。チャート紙管理センタ3は、上記接続センタ21を介して、携帯電話パケット通信網2及びインターネット4にも通信接続されている。このチャート紙管理センタ3は、携帯電話パケット通信網2及びインターネット4に接続される各通信装置に対して所定のデータを授受したり、各種処理制御を行うサーバとしてのコンピュータ31を装備している。また、チャート紙管理センタ3は、ユーザである事務所5から提供されるチャート紙15上の運行情報を画像データに変換するためのスキャナ装置32(請求項のチャート紙読込手段、提供手段に相当)も装備している。更に、チャート紙管理センタ3は、事務所5から提供される大量のチャート紙15を安全に保管するための保管倉庫や保管台(請求項の保管手段に相当)も有し、チャート紙保管サービスも行っている。この接続センタ21は、請求項6においてはアプリケーションサービスプロバイダに相当し、請求項7においてはチャート紙管理会社に相当する。
【0038】
このコンピュータ31に含まれる記憶装置又はコンピュータ31に接続される記憶装置には、履歴情報33やチャート紙情報34が保存されている。履歴情報33には、各車両1から送信されてくる、アナタコ出力情報、加速度センサ出力情報、時刻情報、位置情報及び車両特定情報が含まれ、チャート紙情報34には画像データ化されたチャート紙15とこれにリンクする履歴情報33が含まれる。履歴情報33は、運行車両1から送信されるデータに基づいて常時更新されている。また、記憶装置には、位置情報に関連する地図情報(これは他のウエブサイトから取得するようにしてもよい)や、事務所5に関する各種データベース、運行車両1に関する車両データベース等も格納されている。すなわち、チャート紙管理センタ3は、事務所5の仮想サーバとして機能している。
【0039】
インターネット4には、事務所5に配備されたコンピュータ51が接続される。この事務所5を有する会社は、コンピュータ51でウェブブラウザからチャート紙管理センタ3のURL(Uniform Resource Locators)を指定して、インターネット4を介してチャート紙管理センタ3にアクセスすることにより、履歴情報33やチャート紙情報34を適宜取得することができる。このため、事務所5を有する会社は、特別な設備を構築することなく、車両運行管理を行うことが可能になる。
【0040】
上記構成における動作を簡単に説明すると、まず、車両1側から、アナログ式タコグラフ13や加速度センサ14から得られる、アナタコ出力情報や加速センサ出力情報をトリガとして、これらの情報と共に位置情報、時刻情報及び車両特定情報が、携帯電話パケット通信網2を介して、チャート紙管理センタ3に送信される。これと同時に、車両1側では、アナログ式タコグラフ13にて、チャート紙15に運行及び作業記録が行われている。アナタコ出力情報や加速センサ出力情報、加速度情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報は、管理センタ3側にて受信されて履歴情報33として保存される。
【0041】
そして、事務所5側から、コンピュータ51にてウェブブラウザからチャート紙管理センタ3のURLを指定して、履歴情報33やチャート紙情報34が取得される。また、事務所5側では、チャート紙検索ソフト52を利用して、インターネット4を利用してチャート紙管理センタ3から取得したチャート紙情報34や、矢印付破線で示すようにCD−ROM35で提供されるチャート紙情報34に基づき、必要な情報が検索される。
【0042】
また、矢印付点線で示すように、アナログ式タコグラフ13にて運行及び作業情報が記録されたチャート紙15は自社事務所5にて一旦回収されるが、このようなチャート紙15はチャート紙管理センタ3において保管可能であると共に、上記のようにチャート紙管理センタ3にて画像データに変換された後、履歴情報33とリンクされる。
【0043】
このように、本車両運行管理システムによれば、アナログ式タコグラフ13から得られる情報において欠落していた位置情報や正確な加速度情報が得られるようになる。また、従来のように、手元に大量のチャート紙15を保管しておく必要もなくなる。事務所5では、通常時には、インターネット4やCD−ROM35を用いて、必要な運行情報やチャート紙15の画像データを所得し、必要時にのみ、チャート紙管理センタ3からチャート紙15を取り寄せればよい。
【0044】
次に、図3を用いて、本発明の実施形態に係る運行車両側の構成を説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る車載通信装置、アナログ式タコグラフ及びこれらに接続される周辺装置の構成を示すブロック図である。
【0045】
図3に示すように、運行車両1には、車載バッテリ11、車載通信装置12、及びアナログ式タコグラフ13等が搭載されている。公知の12ボルト型の車載バッテリ11と車載通信装置12及びアナログ式タコグラフ13との間には、オフポジション、アクセサリポジション、オンポジション、及びエンジンスタートポジションを有するエンジンキースイッチ111が介設され、このスタートポジションにはエンジンを始動させるスタータモータ(不図示)が接続されている。また、車載バッテリ11からのバッテリ出力は、車載通信装置12の他、アナログ式タコグラフ13等にも供給されている。車載バッテリ11は12ボルト型以外のものであってもよい。
【0046】
車載通信装置12は、電源回路部121、GPS受信部122、携帯電話通信部123、制御部124、記憶部125、及びインターフェース(I/F)回路126を含んで構成される。
【0047】
電源回路部121は、基本的に直流変圧回路から構成されている。すなわち、電源入力端子RX12aに印加される車載バッテリ11からのバッテリ電圧は、この電源回路部121に含まれる直流変圧回路にて、この車載通信装置12の各電子回路部に適した電圧値、例えば、5ボルトに変換されて、各部に分配供給される。なお、この電源回路部121には、バックアップ電池が含まれていてもよい。また、この電源回路部121を電源アダプタユニットとして、車載通信装置12から別筐体で構成するようにしてもよい。
【0048】
GPS受信部122は、GPSアンテナ122aを介してGPSを構成する複数のGPS衛星6から提供されるGPS信号を受信して現在位置情報を測定し、これを制御部124に供給する。また、GPS受信部122は、GPS信号と同時に提供される時刻情報も受信して、これを制御部124に供給する。携帯電話通信部123は、固有の携帯電話番号が割り当てられており、パケット通信アンテナ123aを介して、携帯電話パケット通信網2の無線基地局に無線接続される。これらGPS受信部122及び携帯電話通信部123は、公知の装置を利用可能である。より正確に現在位置情報を測定するために、車速センサ、加速度センサ等を併用してもよい。上記GPS受信部122は、請求項の位置情報取得手段及び時刻情報取得手段に相当する。
【0049】
制御部124は、基本的にCPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成され、CPUはROMに記憶されている制御プログラムにしたがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実行する。RAMにはCPUが各種の処理を実行するうえにおいて必要なデータ、プログラム等が適宜記憶される。この制御部124に接続される記憶部125には、少なくとも、車両特定情報125aが格納されている。この車両特定情報は、この車載通信装置12自体固有のIDであってもよい。要は、各運行車両1をそれぞれ特定できる情報であればよい。この他に、記憶部125には、運行車両1の車種、色、車体番号等も格納するようにしてもよい。この記憶部125は請求項の車両特定情報格納手段に相当する。
【0050】
制御部124は、上記制御プログラムにしたがって、記憶部125に格納されている車両特定情報125aを読み出したり、GPS受信部122を利用して現在位置情報を取得したりする。また、制御部124は、信号入力端子RX12cを介してアナログ式タコグラフ13から上記アナタコ出力情報を受信したり、信号入力端子RX12dを介して加速度センサ14から加速度センサ出力情報を受信可能である。そして、これらをトリガーとして位置情報や時刻情報等を取得して、取得した情報の送信指令も行なう。これらに係る処理については後述する。
【0051】
I/F126は、キーポジション入力端子RX12bにエンジンキースイッチ111からキーポジションがACC又はOFFであることを示す信号の入力がある場合、これを制御部124に適した信号に変換して供給する。制御部124は、I/F126からこの信号を受けた場合、すなわち、エンジンキーがアクセサリー又はオフポジションに移行したことに応答して、省電力モードで動作させるようにしてもよい。
【0052】
一方、アナログ式タコグラフ13は、制御部133、記憶部134、タイマ135、記録針駆動機構136、記録針136a〜136d及びチャート紙駆動機構137を含んで構成される。このアナログ式タコグラフ13には、上記エンジンキースイッチ111や、速度センサ131及び作業ボタン132が接続されている。
【0053】
速度センサ131は走行速度に応じた周期のパルス信号を出力する。作業ボタン132は、荷積、荷卸、待機及び休憩等の作業状態を手動入力可能なスイッチボックスと呼ばれるユニットである。
【0054】
制御部133は、基本的にCPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成され、CPUはROMに記憶されている制御プログラムにしたがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実行する。RAMにはCPUが各種の処理を実行するうえにおいて必要なデータ、プログラム等が適宜記憶される。
【0055】
記憶部134には、制御部133に供給される速度センサ131から供給される速度に応じたパルス信号、作業ボタンから供給される作業状態を示す信号、タイマ135から供給される時刻信号、エンジンキースイッチ111から供給されるエンジン稼働信号と、記録針駆動機構136及びチャート紙駆動機構137の指針制御、搬送制御等を行うための制御信号と、の対応テーブル等が格納されている。制御部133は、このテーブルを参照しつつ、チャート紙15に対する記録動作を制御する。
【0056】
記録針駆動機構136及びチャート紙駆動機構137はそれぞれ、制御部133に指令されて、記録針136a〜136dを上下動作させたり、円盤状のチャート紙15を時間の進行にともなって回転させる。これにより、各針136a〜136dがチャート紙表面の塗料を掻きとることによって、速度及び走行距離等が記録されるように構成されている。
【0057】
チャート紙15上には、例えば、図4(A)に示すように、最外周に速度記録14a、最内周に走行記録14b、これらの間に作業記録14c、14dが行われる。これら記録14a〜14dはそれぞれ、チャート紙15の回転にともなう記録針136a〜136dの上下移動により行われる。特に、作業記録14c、14dは、例えば、図4(B)に示すように、太線と細線との組み合わせにより、荷積、荷卸、待機及び休憩がそれぞれ識別可能になっている。また、図示しないが、円盤状のチャート紙15の中央部付近には、運転者名(必ずしもひとりとは限らない)、車両番号、運行日付が記入可能になっている。チャート紙15には、若干記録方法の異なるものや、1日記録用、1週間記録用等、いくつかのバリエーションがあり、本発明は、図4に示したタイプに限定されるものではない。上記記録14a〜14dに対応する情報や速度記録に対応する情報は、信号出力端子TX13cから、上記アナタコ出力情報として、出力可能になっている。
【0058】
また、加速度センサ14は、例えば、矢崎計器株式会社から販売されている「安全チェッカー」とよばれる製品が利用可能である。この加速度センサ14は、このセンサを搭載する車両の加速度を検出して、これが所定のしきい値を越えた場合、急加速、急減速、急旋回を判断して、その情報をG値と共に、加速度センサ出力情報として、出力する基本機能を備える。加速度センサ出力情報は、車載通信装置12の信号入力端子RX12dに出力される。
【0059】
このような構成の車載通信装置を用いた本車両運行管理システムに係る処理手順、通信シーケンス及び表示例を、図5〜図9を用いて説明する。図5は、運行車両側処理、管理センタ側処理及びこれらの間の通信シーケンスを示すフローチャートである。図6(A)及び図6(B)はそれぞれ、チャート紙保存処理及びチャート紙検索処理を示すフローチャートである。図7は運行履歴情報の一例を示し、図8はチャート紙情報の一例を示す図である。図9は、チャート紙検索結果の表示例を示す図である。なお、現実的には、複数台の運行車両が管理センタと通信するが、各車両の通信シーケンスは同様であるので、図5においては、代表してひとつの運行車両の処理手順のみを示す。
【0060】
図5に示す運行車両側処理のステップS101及びステップS102においてはそれぞれ、アナタコ出力情報及び加速度センサ出力信号が待機されている(ステップS101のN及びステップS102のN)。すなわち、ステップS101においては、制御部124にて、アナタコ出力情報、特に、作業内容の変化を伴う作業記録情報の受信が待機されている。作業内容の変化とは、例えば、図4(B)において、「荷卸」から「待機」への変化である。このように、作業記録情報を利用すると、各作業の開始時点における位置情報がわかるので、目的とする作業が正確に行われたかどうかの確認が容易になり、有効な車両運行管理が可能になる。また、ステップS102においては、制御部124にて、加速度センサ14からの加速度センサ出力信号が待機されている。
【0061】
ここで、端子RX12c、端子RX12dを介して、上記アナタコ出力情報、又は、加速度センサ出力信号が受信されると(ステップS101のY、又は、ステップS101のN且つステップS102のY)、これらをトリガーとしてステップS103以降に進む。
【0062】
ステップS103においては、位置情報が取得される。すなわち、GPS受信部112が起動されて受信動作が開始され、受信されたGPS信号に基づき公知の手法を用いて現在の位置情報が取得される。これと共に、ステップS104において、GPS信号に含まれる時刻情報も取得される。更に、ステップS105において、車両特定情報125aが取得される。すなわち、記憶部125から上記車両特定情報125aが読み出される。このステップS105は、請求項の車両特定情報取得手段に相当する。
【0063】
そして、ステップS106において、上記取得された、アナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が、携帯電話通信部123、携帯電話パケット通信網2を介して、チャート紙管理センタ3に送信される。このステップS106及び関連するハードウエアは、請求項の送信手段に相当する。なお、上記ステップS101〜ステップS106の処理は、所定の開始トリガ(例えば出庫操作)が検出されてから所定の終了トリガ(例えば入庫操作)が検出されるまで継続的に実行される。
【0064】
このように、アナログ式タコグラフ13から得られる情報において欠落していた位置情報やより正確な加速度情報が得られるようになる。特に、位置情報は、アナタコ出力情報又は加速度センサ出力信号をトリガとして取得されるため、必要時のみに位置情報が取得されて、通信データの節約の効果もある。
【0065】
なお、上記ステップS101の替わりに、所定時間経過をトリガとして、周期的に、アナタコ出力情報又は加速度センサ出力信号を、時刻情報、位置情報及び車両特定情報と共に送信するようにしてもよい(請求項4に相当)。こうすることにより、時間ずらしや速度針固定等のアナログ式タコグラフ13の不正使用を防止できる。
【0066】
一方、図5に示す管理センタ側処理のステップS301a及びステップS301bにおいては、運行車両側からのアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が受信待機されており(ステップS301bのN)、これらがパーソナルコンピュータ31にて受信されるとステップS302に進む(ステップS301bのY)。ステップS301a及びステップS301b、並びに関連するハードウエアは、請求項の受信手段に相当する。
【0067】
ステップS302においては、受信されたアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が、パーソナルコンピュータ31の記憶部に保存される。詳しくは、ここに保存される情報は、図7のd1〜d10、…に示すように、受信毎に記憶部に履歴情報33として、逐次追記されていく。図7に示すように、履歴情報33は、アナタコ出力情報に含まれる作業記録情報33e、位置情報33c、33d、時刻情報33b、及び車両特定情報33aが含んで構される。特に、加速度センサ出力情報が受信された場合には、d5〜d7に示すように、加速度センサ出力情報33fも更に含んで構成される。いうまでもなく、サービスに加入している全ての運行車両に対して、受信毎に上記と同様のデータが保存される。このステップS302及び関連するハードウエアは、請求項の運行履歴情報保存手段に相当する。なお、上記ステップS301a〜ステップS302の処理は、継続的に実行されている。
【0068】
このように保存された履歴情報33は、上記のように事務所5側から、インターネット4を利用して取得可能である。管理センタ3と事務所5との間の通信シーケンスは、周知の手法にて行われるのでここでは説明を省略する。また、事務所5側が、直接的に携帯電話パケット通信網2及び専用回線を介して、車両側と通信し、履歴情報33等を独自に保存するスタンドアロン型システムの場合には、図5の管理センタ3側の処理手順を、事務所側の処理手順と考えればよい。
【0069】
次に、チャート紙保存処理について図6(A)及び図8を用いて説明する。ここでは、ASP型システムを想定して、チャート紙保存処理は、チャート紙管理センタ3のコンピュータ31にて行われるものと想定する。なお、スタンドアロン型システムの場合には、チャート紙保存処理は、事務所5のコンピュータ51にて行われることになる。
【0070】
図6(A)に示すチャート紙保存処理のステップS401においては、チャート紙15がスキャナ装置32にセットされた後の開始スイッチ操作による読み込み指令が待機されており(ステップS401のN)、読み込み指令があると(ステップS401のY)、ステップS402に進んでチャート紙15がスキャンされる。スキャンされたチャート紙15は画像データに変換される。これらステップS401及びステップS402は公知の手法で実行可能である。なお、いうまでもないが、チャート紙15において運行や作業が記録されている面がスキャンされる。
【0071】
次に、ステップS403においては、日付、車両番号、運転者名の入力が待機されており(ステップS403のN)、これらの入力があればステップS404に進む(ステップS403のY)。日付、車両番号、運転者名は、上記のようにチャート紙15の中央部付近に記入されているものを、基本的に、コンピュータ31に含まれるキーボードやマウスを用いて入力されるが、OCRを用いてもよい。
【0072】
次に、ステップS404においては、入力された日付、車両番号、運転者名のうちで、例えば、車両番号及び日付をキーにして、上記記憶部に保存されている履歴情報33から対応するデータが抽出される。次に、ステップS405において、抽出された履歴情報33に、ステップS402のスキャンの結果生成されたチャート紙15の画像データがリンクされた、チャート紙情報34が生成される。このチャート紙情報34は、例えば、図8に示すようなイメージとなる。図8に示すように、チャート紙情報34は、チャート紙15の画像データ14′と、車両番号及び日付をキーに履歴情報33から抽出されたデータに運転者名14a′が付加された文字データd1′、d4′、d5′、d6′d7′、d10′と、がリンクされたものとなる。そして、ステップS406において、このようなチャート紙情報34が記憶部に保存される。上記ステップS405及びステップS406はそれぞれ、請求項のチャート紙情報生成手段及びチャート紙情報保存手段に相当する。
【0073】
なお、ステップS407に示すように、上記チャート紙情報34は、公知の手法を用いて、例えば、会社毎に、CD−ROM(請求項の可搬型記録媒体に相当)に焼き付けるようにしてもよい。そして、このCD−ROMを事務所側に提供するようにする。これにより、車両が帰属する会社は、導入済みのアナログ式タコグラフ13を有効利用しつつ、必要時にはCD−ROMから、位置情報の付加されたチャート紙15の画像情報を容易に得ることができる。CD−ROMに替えて、DVD−R等であってもよいことはいうまでもない。
【0074】
次に、チャート紙検索処理について図6(B)及び図9を用いて説明する。この検索処理では、基本的に、事務所5のコンピュータ51にインストールされた、チャート紙管理センタ3から提供されるチャート紙検索ソフト52を利用して行われる。ASP型システムの場合には、インターネット4を介して、チャート紙管理センタ3の記憶部の保存されているチャート紙情報34にアクセスして検索処理が行われ、スタンドアロン型システムの場合には、チャート紙管理センタ3から提供されるCD−ROM35に保存されているチャート紙情報34に基づいて検索処理が行われる。勿論、ASP型システムの場合でも、上記CD−ROM35に保存されているチャート紙情報34に基づいて検索処理が行われてもよい。
【0075】
図6(B)に示すチャート紙検索処理のステップS501においては、所定の検索条件の入力が待機されており(ステップS501のN)、所定の検索条件の入力があるとステップS502に進む(ステップS501のY)。すなわち、検索条件は、図9に示すように、例えば、運転者名50a、車両番号50b及び日付50cの「AND」条件とし、これらは、コンピュータ51に含まれるキーボードやマウスを用いて入力可能である。検索条件は、ここに示すように、上記のように運転者名50a、車両番号50b及び日付50cの「AND」条件としてもよいし、或いは、「OR」条件としてもよい。そして、所定の検索条件が入力された後、検索ボタン50dがクリックされると検索が開始される。
【0076】
そして、ステップS502において入力された検索条件にマッチするチャート紙情報が抽出され、ステップS503においてこれらが検索条件と共に表示される。すなわち、図9に示すように、実際に入力された運転者名50a、車両番号50b及び日付50cにそれぞれ対応する検索条件50a′、50b′、及び50c′の「AND」条件にマッチするチャート紙15の画像データ14′と、これにリンクする文字データd1″、d4″、d5″、d6″、d7″、d10″とが抽出されて、これらが検索条件50a′、50b′、及び50c′と共に表示される。表示形態は、公知のアルバムソフト等に用いられているサムネール形式にしてもよい。なお、上記ステップS502及びステップS503はそれぞれ、請求項の検索手段及び検索結果出力手段に相当する。
【0077】
このように、位置情報が付加された所望のチャート紙15を即座に視認することができる。また、チャート紙15は画像データ化されているので、従来のチャート紙15の長所である一目管理も踏襲される。更に、検索結果の上方に検索条件が併記されて表示されるので検索効率が向上する。サムネール表示等をした際の検索も容易になる。
【0078】
以上、本実施形態によれば、既成のアナログ式タコグラフを用いながらも、低コストで位置情報や加速度情報が付加された、作業記録及び運行記録を収集可能にした車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置が提供される。すなわち、アナログ式タコグラフ13の持つ長所を踏襲しつつ、位置情報を含めたより正確な車両運行管理や、より綿密な不経済運転の実証、危険運転の解析、事故検証等が可能になる。更に、必要な運行情報やチャート紙15を容易に検索することを可能にした車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置が提供される。
【0079】
なお、上記実施形態では、ASP型システムを例示したが、本発明はこれに限定されない。また、アナログ式タコグラフやチャート紙のタイプも、実施形態で例示したものに限定されない。更に、上記加速度センサ14は、しきい値を越えた場合のG値及びその回数を出力する機能を有するので、このような情報も利用することにより、更に綿密な不経済運転の実証、危険運転の解析、事故検証等が可能になる。本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、アナログ式タコグラフ13から得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報をトリガとして、このアナタコ出力情報と共に位置情報、時刻情報及び車両特定情報が車両側から送信される。そして、管理センタ側にて、これらアナタコ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が受信及び保存される。したがって、従来、アナログ式タコグラフ13から得られる情報において欠落していた位置情報が得られるようになり、位置情報を含めたより正確な車両運行管理が可能になる。また、位置情報は、運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報をトリガとして取得されるため、必要時のみに位置情報が取得されて、通信データの節約の効果もある。また、請求項1記載の発明によれば、チャート紙15上に記録された車両の運行に関する情報が画像データとして読み込まれ、これがアナタコ出力情報、時刻情報、位置情報及び車両特定情報とリンクされて保存されるので、必要時にはチャート紙15上に記録されている情報と位置情報とを容易に対応づけて取得可能になる。また、従来のように、手元に大量のチャート紙15を保管しておく必要もなくなる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、アナタコ出力情報は作業内容が変化したことを示す作業記録情報であるので、作業内容が変化する毎にそれに対応する位置情報等が得られる。すなわち、各作業の開始時点における位置情報がわかるので、目的とする作業が正確に行われたかどうかの確認が容易になり、有効な車両運行管理が可能になる。
【0083】
請求項3記載の発明によれば、周期的に、アナログ式タコグラフ13から得られるアナタコ出力情報が、時刻情報、位置情報及び車両特定情報と共に送信されるので、時間ずらしや速度針固定等のアナログ式タコグラフ13の不正使用が防止可能になる。
【0084】
請求項4記載の発明によれば、アナログ式タコグラフ13から得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報又は急激な加速度変化を伴う加速度センサ出力情報をトリガとして、これらアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報が、位置情報、時刻情報及び車両特定情報と共に、車両側から送信される。そして、管理センタ側にて、これらアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、位置情報、時刻情報及び車両特定情報が受信及び保存される。したがって、従来、アナログ式タコグラフ13から得られる情報において欠落していた位置情報やより正確な加速度情報が、管理センタ側で得られるようになる。したがって、アナログ式タコグラフ13の持つ長所を踏襲しつつ、位置情報を含めたより正確な車両運行管理や、より綿密な不経済運転の実証、危険運転の解析、事故検証等が可能になる。また、請求項4記載の発明によれば、チャート紙15上に記録された車両の運行に関する情報が画像データとして読み込まれ、これがアナタコ出力情報又は加速度センサ出力情報、時刻情報、位置情報及び車両特定情報とリンクされて保存されるので、必要時にはチャート紙15上に記録されている情報と位置情報、加速度センサ出力情報とを容易に対応づけて取得可能になる。また、従来のように、手元に大量のチャート紙15を保管しておく必要もなくなる。
【0086】
請求項5記載の発明によれば、保存されているチャート紙情報の中から所定の検索条件に合致する情報が検索されてその結果が出力されるので、上記のように位置情報が付加された所望のチャート紙を即座に視認することができる。また、チャート紙15は画像データ化されているので、従来のチャート紙の長所である一目管理も踏襲される。
【0087】
請求項6記載の発明によれば、検索結果に検索条件が併記されて表示されるので検索効率が向上する。サムネール表示等をした際の検索も容易になる。
【0088】
請求項7記載の発明によれば、受信手段3a、運行履歴情報保存手段3b、チャート紙読込手段3c、チャート紙情報生成手段3d及びチャート紙情報保存手段3eは共に、インターネットを介して車両が帰属する会社からアクセス可能なアプリケーションサービスプロバイダに装備されており、このアプリケーションサービスプロバイダは無線通信網としてのデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して車両側と通信し、更にチャート紙15も保管することができるので、車両が帰属する会社は、チャート紙15の保管場所を心配することなく、導入済みのアナログ式タコグラフ13を有効利用しつつ、最小限のハードウエア及びソフトウエア投資で、必要時に上記のように位置情報が付加された所望の運行情報を即座に得ることができる。
【0089】
請求項8記載の発明によれば、受信手段3a、運行履歴情報保存手段3b、チャート紙読込手段3c及びチャート紙情報生成手段3dは共に、データ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して車両側と通信可能なチャート紙管理会社に装備されており、このチャート紙管理会社はチャート紙情報を可搬型記録媒体にて車両が帰属する会社に提供することができるので、車両が帰属する会社は、導入済みのアナログ式タコグラフ13を有効利用しつつ、必要時には可搬型記録媒体から上記のように位置情報が付加された所望の運行情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るシステム構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車載通信装置、アナログ式タコグラフ及びこれらに接続される周辺装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図4(A)はチャート紙上の速度記録、走行記録及び作業記録の一例を示す図であり、図4(B)は作業記録の方法を示す図である。
【図5】運行車両側処理、管理センタ側処理及びこれらの間の通信シーケンスを示すフローチャートである。
【図6】図6(A)及び図6(B)はそれぞれ、チャート紙保存処理及びチャート紙検索処理を示すフローチャートである。
【図7】運行履歴情報の一例を示す図である。
【図8】チャート紙情報の一例を示す図である。
【図9】チャート紙検索結果の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 運行車両
2 携帯電話パケット通信網
3 チャート紙管理センタ
4 インターネット
5 事務所
6 GPS衛星
12 車載通信装置
13 アナログ式タコグラフ
14 加速度センサ
15 チャート紙
31、51 コンピュータ
32 スキャナ装置
33 履歴情報
34 チャート紙情報
Claims (8)
- 車両に搭載される、少なくとも、アナログ式タコグラフから得られる情報を利用して車両運行管理を行うシステムであって、
前記車両に搭載されて、前記アナログ式タコグラフから得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報をトリガとして、GPS信号に基づき自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記車両に搭載されて、前記位置情報を取得した時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記車両に搭載されて、自車両を特定する車両特定情報を格納する車両特定情報格納手段と、
前記車両に搭載されて、前記車両特定情報格納手段から前記車両特定情報を取得する車両特定情報取得手段と、
前記車両に搭載されて、無線回線を含む所定の通信網を介して前記車両の管理センタ側に、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を送信する送信手段と、
前記管理センタに装備されて、前記通信網を介して、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を受信する受信手段と、
前記管理センタに装備されて、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を運行履歴情報として保存する運行履歴情報保存手段と、
前記アナログ式タコグラフにてチャート紙上に記録された前記車両の運行に関する情報を、チャート紙上の記録形式が維持された画像データとして読み込むチャート紙読込手段と、
前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、をリンクさせたチャート紙情報を生成するチャート紙情報生成手段と、
前記チャート紙情報を保存するチャート紙情報保存手段と、を含み、
前記チャート紙情報に基づいて、前記チャート紙上の記録形式が維持された前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、を同一画面に表示する、
ことを特徴とする車両運行管理システム。 - 請求項1記載の車両運行管理システムにおいて、
前記アナタコ出力情報は、予め定められた作業内容が変化したことを示す作業記録情報である、
ことを特徴とする車両運行管理システム。 - 請求項2記載の車両運行管理システムにおいて、
前記送信手段は、作業内容の変化をトリガとする替わりに、周期的に、前記アナログ式タコグラフから得られる前記アナタコ出力情報を、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と共に送信する、
ことを特徴とする車両運行管理システム。 - 車両に搭載されるアナログ式タコグラフ又は加速度センサから得られる情報を利用して車両運行管理を行うシステムであって、
前記車両に搭載されて、前記アナログ式タコグラフから得られる運行や作業の状態変化を伴うアナタコ出力情報又は前記加速度センサから得られる急激な加速度変化を伴う加速度センサ出力情報をトリガとして、GPS信号に基づき自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記車両に搭載されて、前記位置情報又は前記加速度センサ出力情報を取得した時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記車両に搭載されて、自車両を特定する車両特定情報を格納する車両特定情報格納手段と、
前記車両に搭載されて、前記車両特定情報格納手段から前記車両特定情報を取得する車両特定情報取得手段と、
前記車両に搭載されて、無線回線を含む所定の通信網を介して前記車両の管理センタ側に、前記アナタコ出力情報又は前記加速度センサ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を送信する送信手段と、
前記管理センタに装備されて、前記通信網を介して、前記アナタコ出力情報又は前記加速度センサ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を受信する受信手段と、
前記管理センタに装備されて、前記アナタコ出力情報又は前記加速度センサ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報を運行履歴情報として保存する運行履歴情報保存手段と、
前記アナログ式タコグラフにてチャート紙上に記録された前記車両の運行に関する情報を、チャート紙上の記録形式が維持された画像データとして読み込むチャート紙読込手段と、
前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、をリンクさせたチャート紙情報を生成するチャート紙情報生成手段と、
前記チャート紙情報を保存するチャート紙情報保存手段と、を含み、
前記チャート紙情報に基づいて、前記チャート紙上の記録形式が維持された前記画像データと、前記アナタコ出力情報、前記時刻情報、前記位置情報及び前記車両特定情報と、を同一画面に表示する、
ことを特徴とする車両運行管理システム。 - 請求項1又は4記載の車両運行管理システムにおいて、
所定の検索条件にしたがって、前記チャート紙情報保存手段に保存されている前記チャート紙情報の中からこの検索条件に合致する情報を検索する検索手段と、
この検索手段による検索結果を出力する検索結果出力手段と、
を更に含むことを特徴とする車両運行管理システム。 - 請求項5記載の車両運行管理システムにおいて、
前記検索結果出力手段は、前記検索条件を前記検索結果に併記して表示する、
ことを特徴とする車両運行管理システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両運行管理システムにおいて、
前記受信手段、前記運行履歴情報保存手段、前記チャート紙読込手段、前記チャート紙情報生成手段及び前記チャート紙情報保存手段は共に、インターネットを介して前記車両が帰属する会社からアクセス可能なアプリケーションサービスプロバイダに装備されており、
このアプリケーションサービスプロバイダは前記無線通信網としてのデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して前記送信手段と通信し、更に前記チャート紙を保管する保管手段を有する、
ことを特徴とする車両運行管理システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両運行管理システムにおいて、
前記受信手段、前記運行履歴情報保存手段、前記チャート紙読込手段及び前記チャート紙情報生成手段は共に、前記無線通信網としてのデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通信網を介して前記送信手段と通信可能なチャート紙管理会社に装備され、
このチャート紙管理会社は、前記チャート紙情報を可搬型記録媒体にて前記車両が帰属する会社に提供するための提供手段を有する、
ことを特徴とする車両運行管理システム。
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