JP2001297391A - 車輌の運転状況解析システム - Google Patents
車輌の運転状況解析システムInfo
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-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07C—TIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- G07C5/00—Registering or indicating the working of vehicles
- G07C5/002—Analysing tachograph charts
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q50/00—Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
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- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のアナログ式運行記録計での人間の感覚
に頼った運行管理から、チャート紙に記録された運行デ
ータのデジタル化を進めて、デジタル式運行記録計との
併用と、デジタル式運行記録計への移行を円滑に達成す
る事により、コンピュータデータによる公平で的確な運
行管理ができるようにする。 【解決手段】 アナログ式運行記録計によって、円盤状
のチャート紙4に記録された、停車・走行速度・走行距
離等の運行データ記録線を、チャート紙4に極座標形式
で印刷されている時間軸線、走行距離目盛り線及び、走
行速度目盛り線等と共にスキャナー1で読み込み、コン
ピュータ7に画像データとして記憶させ、幾何学演算を
用いた画像処理ソフトにより、この極座標形式に記録さ
れた運行データを含む画像を直交座標形式の運行データ
からなる画像に変換処理して、コンピュータ7のディス
プレイ7aの画面上に表示する。
に頼った運行管理から、チャート紙に記録された運行デ
ータのデジタル化を進めて、デジタル式運行記録計との
併用と、デジタル式運行記録計への移行を円滑に達成す
る事により、コンピュータデータによる公平で的確な運
行管理ができるようにする。 【解決手段】 アナログ式運行記録計によって、円盤状
のチャート紙4に記録された、停車・走行速度・走行距
離等の運行データ記録線を、チャート紙4に極座標形式
で印刷されている時間軸線、走行距離目盛り線及び、走
行速度目盛り線等と共にスキャナー1で読み込み、コン
ピュータ7に画像データとして記憶させ、幾何学演算を
用いた画像処理ソフトにより、この極座標形式に記録さ
れた運行データを含む画像を直交座標形式の運行データ
からなる画像に変換処理して、コンピュータ7のディス
プレイ7aの画面上に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアナログ式運行記録
計による運行データを活用した車輌の運転状況解析シス
テムに関する。
計による運行データを活用した車輌の運転状況解析シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ式運行記録計では、運行
データの判断を目視のみに頼り、車輌の走行状態の解析
が困難という問題点があり、一方、平成11年1月より
デジタル式運行記録計が運輸省により認定されたが、ア
ナログ式運行記録計との併用ではデジタル式運行記録計
の効果が少なく、また、一斉にデジタル式運行記録計に
切り替えるには経済的な負担が大きくなるため、運送業
者は積極的な対応が取れない現状にある。
データの判断を目視のみに頼り、車輌の走行状態の解析
が困難という問題点があり、一方、平成11年1月より
デジタル式運行記録計が運輸省により認定されたが、ア
ナログ式運行記録計との併用ではデジタル式運行記録計
の効果が少なく、また、一斉にデジタル式運行記録計に
切り替えるには経済的な負担が大きくなるため、運送業
者は積極的な対応が取れない現状にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】平成11年1月より、
デジタル式運行記録方式が運輸省により認定されても、
これを採用しようとする運輸業者側では経済上の問題か
ら、またデジタル式運行記録計の製造業者側にとって
も、コンピュータ技術の急速な発展により、これに使用
するメモリーカードも常に形状、及び性能が変化し、且
つメモリーカードの接続端子の汚れ、頻繁な脱着による
摩耗等、多くの問題点を抱えている現状では、その対応
・普及にはかなりの歳月を必要とする等の理由から、使
用する運輸業者も総ての車輌を一斉にデジタル式運行記
録計に取り替えることは容易ではなく、アナログ式の運
行記録計と併用せざるを得ないと思われる。
デジタル式運行記録方式が運輸省により認定されても、
これを採用しようとする運輸業者側では経済上の問題か
ら、またデジタル式運行記録計の製造業者側にとって
も、コンピュータ技術の急速な発展により、これに使用
するメモリーカードも常に形状、及び性能が変化し、且
つメモリーカードの接続端子の汚れ、頻繁な脱着による
摩耗等、多くの問題点を抱えている現状では、その対応
・普及にはかなりの歳月を必要とする等の理由から、使
用する運輸業者も総ての車輌を一斉にデジタル式運行記
録計に取り替えることは容易ではなく、アナログ式の運
行記録計と併用せざるを得ないと思われる。
【0004】そこで本発明では、アナログ式運行記録計
により、円盤状のチャート紙に記録されたアナログ形式
の運行データを、スキャナーで読み込み、極座標形式の
運行データからなる画像としてコンピュータに記憶さ
せ、これを幾何学演算を用いた画像処理ソフトにより、
見易い直交座標形式の運行データ画像に変換してコンピ
ュータのディスプレイに表示し、更に任意時刻間の走行
グラフの拡大表示や印刷等の、コンピュータによる画像
処理を可能にし、更にコンピュータによる画像処理に慣
れたユーザーに対し、チャート紙への書き込み、傷・汚
れ等を無くする手段がとられ、且つ記録針の摩耗による
記録不鮮明がない等、取扱に十分配慮がされ、コンピュ
ータによるデジタルデータ化が可能と判断できた時点
(表示された画面で判断した上)で、チャート紙の時刻
・走行距離・走行速度の基準線や文字等の印刷色を赤色
系に変え、スキャナーに赤色のフィルターを用いること
により、チャート紙に記録された運行データをデジタル
化し、データベースを構築して種々のデジタル処理を行
うシステムを提供することを目的とする。
により、円盤状のチャート紙に記録されたアナログ形式
の運行データを、スキャナーで読み込み、極座標形式の
運行データからなる画像としてコンピュータに記憶さ
せ、これを幾何学演算を用いた画像処理ソフトにより、
見易い直交座標形式の運行データ画像に変換してコンピ
ュータのディスプレイに表示し、更に任意時刻間の走行
グラフの拡大表示や印刷等の、コンピュータによる画像
処理を可能にし、更にコンピュータによる画像処理に慣
れたユーザーに対し、チャート紙への書き込み、傷・汚
れ等を無くする手段がとられ、且つ記録針の摩耗による
記録不鮮明がない等、取扱に十分配慮がされ、コンピュ
ータによるデジタルデータ化が可能と判断できた時点
(表示された画面で判断した上)で、チャート紙の時刻
・走行距離・走行速度の基準線や文字等の印刷色を赤色
系に変え、スキャナーに赤色のフィルターを用いること
により、チャート紙に記録された運行データをデジタル
化し、データベースを構築して種々のデジタル処理を行
うシステムを提供することを目的とする。
【0005】上記目的を達成するために、請求項1記載
の第1の発明は、アナログ式運行記録計によって、円盤
状のチャート紙に記録された、停車・走行速度・走行距
離等の運行データ記録線を、チャート紙に極座標形式で
印刷されている時間軸線、走行距離目盛り線及び、走行
速度目盛り線等と共にスキャナーで読み込み、コンピュ
ータに画像データとして記憶させ、幾何学演算を用いた
画像処理ソフトにより、この極座標形式に記録された運
行データを含む画像を直交座標形式の運行データからな
る画像に変換処理して、コンピュータのディスプレイ上
に表示を行うことを特徴とする車輌の運転状況解析シス
テムである。本発明においては、アナログ式運行記録計
によって、円盤状のチャート紙(4)に記録された、停
車・走行速度・走行距離等の運行データ記録線を総て、
チャート紙に極座標形式で印刷されている、チャート紙
の中心から等角度毎に放射線状に描かれている時間軸線
と、チャート紙の中心から等間隔の同心円として描かれ
ている複数の走行距離目盛り線及び、複数の走行速度目
盛り線等と共に、運行データ記録面を下にしてスキャナ
ー(1)のスキャナー読み込み台(2)の上に載置し
て、画面上の「スキャナー読み込み」ボタンをマウスで
クリックして、コンピュータ(7)に画像データとして
記憶させ、この極座標形式の運行データからなる画像
を、幾何学演算を用いた画像処理ソフトにより、この極
座標形式に印刷してある図形を含む画像を、時間軸線
は、左側からX軸方向にY軸と平行な等間隔線に、走行
距離及び走行速度目盛り線は、画面下側からY軸方向に
X軸と平行な等間隔線となる、直交座標形式の画像に変
換表示することにより、走行距離・走行速度等チャート
紙に記録された運行データを見易く表示し、且つマウス
を用いて、画面上に表示された任意時刻間の運行データ
を指定して、画面上の「拡大」ボタンをマウスでクリッ
クして拡大表示出来るようにし、必要に応じて表示画面
の印刷も可能にすることにより、運行管理者による安全
運転指導をコンピュータ処理により適切・容易に行え
る。
の第1の発明は、アナログ式運行記録計によって、円盤
状のチャート紙に記録された、停車・走行速度・走行距
離等の運行データ記録線を、チャート紙に極座標形式で
印刷されている時間軸線、走行距離目盛り線及び、走行
速度目盛り線等と共にスキャナーで読み込み、コンピュ
ータに画像データとして記憶させ、幾何学演算を用いた
画像処理ソフトにより、この極座標形式に記録された運
行データを含む画像を直交座標形式の運行データからな
る画像に変換処理して、コンピュータのディスプレイ上
に表示を行うことを特徴とする車輌の運転状況解析シス
テムである。本発明においては、アナログ式運行記録計
によって、円盤状のチャート紙(4)に記録された、停
車・走行速度・走行距離等の運行データ記録線を総て、
チャート紙に極座標形式で印刷されている、チャート紙
の中心から等角度毎に放射線状に描かれている時間軸線
と、チャート紙の中心から等間隔の同心円として描かれ
ている複数の走行距離目盛り線及び、複数の走行速度目
盛り線等と共に、運行データ記録面を下にしてスキャナ
ー(1)のスキャナー読み込み台(2)の上に載置し
て、画面上の「スキャナー読み込み」ボタンをマウスで
クリックして、コンピュータ(7)に画像データとして
記憶させ、この極座標形式の運行データからなる画像
を、幾何学演算を用いた画像処理ソフトにより、この極
座標形式に印刷してある図形を含む画像を、時間軸線
は、左側からX軸方向にY軸と平行な等間隔線に、走行
距離及び走行速度目盛り線は、画面下側からY軸方向に
X軸と平行な等間隔線となる、直交座標形式の画像に変
換表示することにより、走行距離・走行速度等チャート
紙に記録された運行データを見易く表示し、且つマウス
を用いて、画面上に表示された任意時刻間の運行データ
を指定して、画面上の「拡大」ボタンをマウスでクリッ
クして拡大表示出来るようにし、必要に応じて表示画面
の印刷も可能にすることにより、運行管理者による安全
運転指導をコンピュータ処理により適切・容易に行え
る。
【0006】請求項2記載の第2の発明は、前記第1の
発明において、チャート紙を固定する台紙を設け、該台
紙には、それぞれチャート紙のセット位置を示す、チャ
ート紙の外円より少し大きめのチャート紙セット円と、
その円の中心部にチャート紙の中心穴より少し大きめの
黒色部を印刷し、この台紙のチャート紙セット円内にチ
ャート紙を固定し、該台紙を介してチャート紙をスキャ
ナーの読み込み台の定位置に載置して読み込むことによ
り、チャート紙の中心穴の黒丸部を黒色ドットの集合と
して検出し、その黒色ドット部について三平方の定理等
によりチャート紙の中心位置を補正算出し、この中心位
置を基準にして、幾何学演算を用いた画像処理ソフトに
より、中心部より放射線状に描かれている時間軸線はY
軸と平行な等間隔線に、中心部を基準に同心円で描かれ
ている複数の走行距離及び走行速度目盛り線はX軸と平
行な等間隔線に変換して、そこに記録された運行データ
記録線も、上記時間軸線と走行目盛り線上に正確に描画
表示されることを特徴とする車輌の運転状況解析システ
ムである。本発明においては、チャート紙(4)をスキ
ャナー(1)で読み込み、コンピュータ(7)に記憶さ
せた、極座標形式の運行データからなる画像を、幾何学
演算を用いた画像処理ソフトにより、直交座標形式の運
行データからなる画像へ、正確に変換を行う手段とし
て、チャート紙(4)を固定する台紙(3又は5)を設
け、該台紙には、チャート紙のセット位置を示すチャー
ト紙の外円より少し大きめのチャート紙セット円と、そ
の円の中心部にチャート紙の中心穴より少し大きめの黒
色部を印刷し、この台紙のチャート紙セット円内にチャ
ート紙を固定し、該台紙を介してチャート紙をスキャナ
ー(1)の読み込み台(2)上の何れかの角を定位置と
して、チャート紙(4)運行データ記録面を下側にして
該台紙を載置してスキャナーでコンピュータに読み込
み、黒色に読み込まれたチャート紙中心部のX方向とY
方向の各ドット数により、三平方の定理等によりチャー
ト紙の中心位置を正確に算出補正し、この中心位置を基
準にして、幾何学演算を用いた画像処理ソフトにより、
中心部より放射線状に描かれている時間軸線はY軸と平
行な等間隔線に、中心部を基準に同心円で描かれている
複数の走行距離及び走行速度目盛り線はX軸と平行な等
間隔線に変換され、そこに記録された運行データ記録線
も、上記時間軸線と走行目盛り線上に見易く、正確に描
画表示される。
発明において、チャート紙を固定する台紙を設け、該台
紙には、それぞれチャート紙のセット位置を示す、チャ
ート紙の外円より少し大きめのチャート紙セット円と、
その円の中心部にチャート紙の中心穴より少し大きめの
黒色部を印刷し、この台紙のチャート紙セット円内にチ
ャート紙を固定し、該台紙を介してチャート紙をスキャ
ナーの読み込み台の定位置に載置して読み込むことによ
り、チャート紙の中心穴の黒丸部を黒色ドットの集合と
して検出し、その黒色ドット部について三平方の定理等
によりチャート紙の中心位置を補正算出し、この中心位
置を基準にして、幾何学演算を用いた画像処理ソフトに
より、中心部より放射線状に描かれている時間軸線はY
軸と平行な等間隔線に、中心部を基準に同心円で描かれ
ている複数の走行距離及び走行速度目盛り線はX軸と平
行な等間隔線に変換して、そこに記録された運行データ
記録線も、上記時間軸線と走行目盛り線上に正確に描画
表示されることを特徴とする車輌の運転状況解析システ
ムである。本発明においては、チャート紙(4)をスキ
ャナー(1)で読み込み、コンピュータ(7)に記憶さ
せた、極座標形式の運行データからなる画像を、幾何学
演算を用いた画像処理ソフトにより、直交座標形式の運
行データからなる画像へ、正確に変換を行う手段とし
て、チャート紙(4)を固定する台紙(3又は5)を設
け、該台紙には、チャート紙のセット位置を示すチャー
ト紙の外円より少し大きめのチャート紙セット円と、そ
の円の中心部にチャート紙の中心穴より少し大きめの黒
色部を印刷し、この台紙のチャート紙セット円内にチャ
ート紙を固定し、該台紙を介してチャート紙をスキャナ
ー(1)の読み込み台(2)上の何れかの角を定位置と
して、チャート紙(4)運行データ記録面を下側にして
該台紙を載置してスキャナーでコンピュータに読み込
み、黒色に読み込まれたチャート紙中心部のX方向とY
方向の各ドット数により、三平方の定理等によりチャー
ト紙の中心位置を正確に算出補正し、この中心位置を基
準にして、幾何学演算を用いた画像処理ソフトにより、
中心部より放射線状に描かれている時間軸線はY軸と平
行な等間隔線に、中心部を基準に同心円で描かれている
複数の走行距離及び走行速度目盛り線はX軸と平行な等
間隔線に変換され、そこに記録された運行データ記録線
も、上記時間軸線と走行目盛り線上に見易く、正確に描
画表示される。
【0007】請求項3記載の第3の発明は、前記第1又
は第2の発明において、前記台紙に、チャート紙セット
円の中心点より台紙の端に向かって、チャート紙セット
円の半径より長めの時刻目印線を印刷して、チャート紙
を台紙に対してチャート紙に印刷されている特定の時間
軸線を前記時刻目印線に合わせてセットすることによ
り、画面表示時に運行グラフが特定の時間を基準にして
左端から右端に表示されることを特徴とする車輌の運転
状況解析システムである。本発明においては、前記台紙
(3又は5)に印刷されている貼付位置を示す円の中心
点より台紙の端に向かって、チャート紙セット円の半径
より長めの時刻目印線を印刷して、チャート紙を台紙に
対してチャート紙に印刷されている特定の時間軸線を、
前記時刻目印線に合わせて、チャート紙セット円内に固
定することにより、運行開始時刻が画面の左端になり、
運行グラフが時間の経過と共に右端(X軸方向)に向か
って表示される。
は第2の発明において、前記台紙に、チャート紙セット
円の中心点より台紙の端に向かって、チャート紙セット
円の半径より長めの時刻目印線を印刷して、チャート紙
を台紙に対してチャート紙に印刷されている特定の時間
軸線を前記時刻目印線に合わせてセットすることによ
り、画面表示時に運行グラフが特定の時間を基準にして
左端から右端に表示されることを特徴とする車輌の運転
状況解析システムである。本発明においては、前記台紙
(3又は5)に印刷されている貼付位置を示す円の中心
点より台紙の端に向かって、チャート紙セット円の半径
より長めの時刻目印線を印刷して、チャート紙を台紙に
対してチャート紙に印刷されている特定の時間軸線を、
前記時刻目印線に合わせて、チャート紙セット円内に固
定することにより、運行開始時刻が画面の左端になり、
運行グラフが時間の経過と共に右端(X軸方向)に向か
って表示される。
【0008】そして請求項4記載の第4の発明は、前記
第1乃至3のいずれかに記載の発明において、チャート
紙の印刷色を赤色系にして、スキャナー読み込み台上に
赤色のフィルターを常置し、その上にチャート紙を載置
して、スキャナーで運行データの記録されたチャート紙
を読み込むことにより、チャート紙に赤色系で印刷され
ている時間軸線、走行距離及び走行速度目盛り線、印刷
文字等を画像処理ソフトにより消去し、中心の黒丸部と
時刻目印線及び運行データ記録線のみを画像データとし
てコンピュータに記憶させ、この運行データ記録線を画
像処理ソフトでデジタル化することを特徴とする車輌の
運転状況解析システムである。本発明においては、チャ
ート紙の走行記録面上に従来運転者が書き込んでいた、
出発・経由地名・帰着等の書込を、別紙又は台紙に記載
欄を設けて記入させるようにして、チャート紙の運行デ
ータ記録面上に書込が絶対されない習慣が運転者に徹底
され、又チャート紙に取扱時の傷や汚れも無いように配
慮がされ、且つ記録用の針が摩耗し運行データが不鮮明
となった場合は直ちに針を取り替える等、運転記録が正
しく記録され、コンピュータによる運行データのデジタ
ル化が可能と判断された場合、希望するユーザーについ
ては、チャート紙の印刷色を現在の緑色から赤色系に変
えたチャート紙を用い、且つ、スキャナー読み込み台
(2)上に赤色のフィルタを常置し、その上にチャート
紙を固定した台紙(3又は5)を載置して、400DPIの解
像度でスキャナー(1)で運行データの記録されたチャ
ート紙を読み込むことにより、チャート紙に赤色系で印
刷されている時間軸線、走行距離及び走行速度目盛り
線、印刷文字等を画像処理ソフトにより消去し、中心位
置補正用の黒丸部・時刻目印線と運行データ記録線を画
像データとしてコンピュータに記憶させ、チャート紙の
中心補正、走行開始時刻の算出をした後、極座標形式で
記録されている運行データ記録線を画像処理ソフトによ
り、時間軸(X軸)方向に約15秒間隔毎のX値(1ド
ットづつ増加)と、その時刻のY値となる黒色のドット
で検出される走行距離及び走行速度等の運行データ記録
線の、中心からのドット数の最小値と最大値を検出し
て、数値データ形式でコンピュータに保存し、この数値
データを用いて、30分間隔の時間軸線、走行距離を1
0Km毎に目盛る距離記録線、10Km/h間隔の走行速度目
盛り線を附加した走行グラフのディスプレイ表示及び印
刷、更に上記数値データの演算処理による、最高速度、
平均速度、走行時間、停車時間、各走行速度帯の走行比
率等の算出や、基準以上の走行速度・回転数・走行時間
・停車時間等、デジタル式運行記録計に近い処理を可能
とする。
第1乃至3のいずれかに記載の発明において、チャート
紙の印刷色を赤色系にして、スキャナー読み込み台上に
赤色のフィルターを常置し、その上にチャート紙を載置
して、スキャナーで運行データの記録されたチャート紙
を読み込むことにより、チャート紙に赤色系で印刷され
ている時間軸線、走行距離及び走行速度目盛り線、印刷
文字等を画像処理ソフトにより消去し、中心の黒丸部と
時刻目印線及び運行データ記録線のみを画像データとし
てコンピュータに記憶させ、この運行データ記録線を画
像処理ソフトでデジタル化することを特徴とする車輌の
運転状況解析システムである。本発明においては、チャ
ート紙の走行記録面上に従来運転者が書き込んでいた、
出発・経由地名・帰着等の書込を、別紙又は台紙に記載
欄を設けて記入させるようにして、チャート紙の運行デ
ータ記録面上に書込が絶対されない習慣が運転者に徹底
され、又チャート紙に取扱時の傷や汚れも無いように配
慮がされ、且つ記録用の針が摩耗し運行データが不鮮明
となった場合は直ちに針を取り替える等、運転記録が正
しく記録され、コンピュータによる運行データのデジタ
ル化が可能と判断された場合、希望するユーザーについ
ては、チャート紙の印刷色を現在の緑色から赤色系に変
えたチャート紙を用い、且つ、スキャナー読み込み台
(2)上に赤色のフィルタを常置し、その上にチャート
紙を固定した台紙(3又は5)を載置して、400DPIの解
像度でスキャナー(1)で運行データの記録されたチャ
ート紙を読み込むことにより、チャート紙に赤色系で印
刷されている時間軸線、走行距離及び走行速度目盛り
線、印刷文字等を画像処理ソフトにより消去し、中心位
置補正用の黒丸部・時刻目印線と運行データ記録線を画
像データとしてコンピュータに記憶させ、チャート紙の
中心補正、走行開始時刻の算出をした後、極座標形式で
記録されている運行データ記録線を画像処理ソフトによ
り、時間軸(X軸)方向に約15秒間隔毎のX値(1ド
ットづつ増加)と、その時刻のY値となる黒色のドット
で検出される走行距離及び走行速度等の運行データ記録
線の、中心からのドット数の最小値と最大値を検出し
て、数値データ形式でコンピュータに保存し、この数値
データを用いて、30分間隔の時間軸線、走行距離を1
0Km毎に目盛る距離記録線、10Km/h間隔の走行速度目
盛り線を附加した走行グラフのディスプレイ表示及び印
刷、更に上記数値データの演算処理による、最高速度、
平均速度、走行時間、停車時間、各走行速度帯の走行比
率等の算出や、基準以上の走行速度・回転数・走行時間
・停車時間等、デジタル式運行記録計に近い処理を可能
とする。
【0009】以上のことから本願発明では、アナログ式
運行記録計で記録された運行データの、コンピュータに
よる単純なデジタル画像処理から、画像の解析によるデ
ジタルデータ化と演算・解析処理、デジタル式運行記録
計との共通処理を行うことにより、アナログ式運行記録
計からデジタル式運行記録計へのスムーズな移行が可能
になる。
運行記録計で記録された運行データの、コンピュータに
よる単純なデジタル画像処理から、画像の解析によるデ
ジタルデータ化と演算・解析処理、デジタル式運行記録
計との共通処理を行うことにより、アナログ式運行記録
計からデジタル式運行記録計へのスムーズな移行が可能
になる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面の実施例に従って説明する。図1、図2におい
て、1はカラースキャナー(以下スキャナーという)
で、蓋が開いた状態を示している。スキャナー1は市販
のカラースキャナーを用いることができる。
態を図面の実施例に従って説明する。図1、図2におい
て、1はカラースキャナー(以下スキャナーという)
で、蓋が開いた状態を示している。スキャナー1は市販
のカラースキャナーを用いることができる。
【0010】図1においては、スキャナー読み込み台2
の角2aに合わせて、チャート紙4を固定した外形が四
角形のチャート紙貼付台紙3を直接読み込み台2上に、
また図2では、透明なプラスチックシート6の内側6´
に、外形が四角形のチャート紙取り付け台紙5が接着一
体化されているものにチャート紙4を挟んだ状態で間接
的に、それぞれチャート紙4の運行データ記録面が読み
込み台2の読み込み面に接するようにして載置した状態
を示している。
の角2aに合わせて、チャート紙4を固定した外形が四
角形のチャート紙貼付台紙3を直接読み込み台2上に、
また図2では、透明なプラスチックシート6の内側6´
に、外形が四角形のチャート紙取り付け台紙5が接着一
体化されているものにチャート紙4を挟んだ状態で間接
的に、それぞれチャート紙4の運行データ記録面が読み
込み台2の読み込み面に接するようにして載置した状態
を示している。
【0011】チャート紙貼付台紙3又はチャート紙取り
付け台紙5は、図3又は図5に示すように、A5乃至A4の
用紙大で、中央にチャート紙4の直径123mm よりやや大
きい径のチャート紙セット円3b又は5bと、時刻目印
線3c又は5cと、セット時にチャート紙4の中央の穴
4aに相当する位置に該穴4aよりやや大きめの黒色に
塗潰した円もしくは多角形からなる黒色部3a又は5a
が印刷してある。
付け台紙5は、図3又は図5に示すように、A5乃至A4の
用紙大で、中央にチャート紙4の直径123mm よりやや大
きい径のチャート紙セット円3b又は5bと、時刻目印
線3c又は5cと、セット時にチャート紙4の中央の穴
4aに相当する位置に該穴4aよりやや大きめの黒色に
塗潰した円もしくは多角形からなる黒色部3a又は5a
が印刷してある。
【0012】図1、図2で、7は画像処理ソフトが組み
込み済みのコンピュータ7で、コンピュータディスプレ
イ7aと協働する。コンピュータ7はスキャナー1と所
定のケーブルCで接続されている。
込み済みのコンピュータ7で、コンピュータディスプレ
イ7aと協働する。コンピュータ7はスキャナー1と所
定のケーブルCで接続されている。
【0013】図6は、1日分の運行データを記録する2
6時間120km/hタイプのチャート紙4で他に24
時間タイプ、140km/hタイプ、エンジン回転数が
記録できるタイプ、3日分又は7日分を記録するタイ
プ、タクシー用の小型タイプ等のチャート紙があり、コ
ンピュータ7にそれぞれのタイプに応じた条件を入力・
設定することにより現在並びに将来のチャート紙に対応
できる。
6時間120km/hタイプのチャート紙4で他に24
時間タイプ、140km/hタイプ、エンジン回転数が
記録できるタイプ、3日分又は7日分を記録するタイ
プ、タクシー用の小型タイプ等のチャート紙があり、コ
ンピュータ7にそれぞれのタイプに応じた条件を入力・
設定することにより現在並びに将来のチャート紙に対応
できる。
【0014】チャート紙4の片面(記録側)表面には、
図6に示すように複数の走行速度目盛り線4b・走行距
離目盛り線4c時間軸線4d等が印刷されており、アナ
ログ式運行記録計によってチャート紙4の表面に記録さ
れた運行データ記録線としての運行データ速度記録線4
e及び運行データ距離記録線4gは黒に近い灰色で罫書
かれている。
図6に示すように複数の走行速度目盛り線4b・走行距
離目盛り線4c時間軸線4d等が印刷されており、アナ
ログ式運行記録計によってチャート紙4の表面に記録さ
れた運行データ記録線としての運行データ速度記録線4
e及び運行データ距離記録線4gは黒に近い灰色で罫書
かれている。
【0015】このシステムを稼働させるには、先ずスキ
ャナー1及びコンピュータディスプレイ7aの電源をON
にして、その後コンピュータ7の電源をONにし、スキャ
ナー1の読み込み用ソフト(通常スキャナーに添付)
で、読み込み範囲、画像のタイプ(フルカラー)、解像
度(400DPI)等読み込み条件を登録したのち、次の操作
を行なう。
ャナー1及びコンピュータディスプレイ7aの電源をON
にして、その後コンピュータ7の電源をONにし、スキャ
ナー1の読み込み用ソフト(通常スキャナーに添付)
で、読み込み範囲、画像のタイプ(フルカラー)、解像
度(400DPI)等読み込み条件を登録したのち、次の操作
を行なう。
【0016】図4に示すように、運行データ速度記録線
4e及び運行データ距離記録線4gが記録されたチャー
ト紙4を、チャート紙貼付台紙3又は、チャート紙取り
付け台紙5に印刷されているチャート紙セット円3b又
は5b内に、走行開始時刻の目印線3c又は5cとチャ
ート紙4の0時の時間軸線4d´部を合わせてセットす
る。このセットの方法は、図3に示すチャート紙貼付台
紙3に対しては、チャート紙4の運行データ記録面を上
にしてチャート紙4をダブルステッカー(両面テープ)
または糊を用いて貼付ける。また、図5に示す取付け台
紙5に対しては、透明な二つ折りのプラスチックシート
6を用いてその片面の内側に接着一体化してある台紙5
上に、運行データ記録面を上にしてチャート紙4を載置
し、プラスチックシート6を運行データ記録面上に閉じ
てチャート紙4を固定する。このチャート紙貼付台紙3
又は、チャート紙取り付け台紙5を接着一体化したした
プラスチックシート6を、スキャナー1の読み込み台2
の内枠の角2aに合わせて所定位置に位置決めし、運行
データが記録されている面がスキャナー読み込み台2に
接するように、すなわち、図1、図2において下向きに
なるようにしてセットし、スキャナー1の蓋1aを閉じ
て、コンピュータ7を操作して、チャート紙4に記録さ
れた運行データを、走行速度目盛り線4b、走行距離目
盛り線4c、時間軸線4dと共に画像データとしてコン
ピュータ7に記録させる。
4e及び運行データ距離記録線4gが記録されたチャー
ト紙4を、チャート紙貼付台紙3又は、チャート紙取り
付け台紙5に印刷されているチャート紙セット円3b又
は5b内に、走行開始時刻の目印線3c又は5cとチャ
ート紙4の0時の時間軸線4d´部を合わせてセットす
る。このセットの方法は、図3に示すチャート紙貼付台
紙3に対しては、チャート紙4の運行データ記録面を上
にしてチャート紙4をダブルステッカー(両面テープ)
または糊を用いて貼付ける。また、図5に示す取付け台
紙5に対しては、透明な二つ折りのプラスチックシート
6を用いてその片面の内側に接着一体化してある台紙5
上に、運行データ記録面を上にしてチャート紙4を載置
し、プラスチックシート6を運行データ記録面上に閉じ
てチャート紙4を固定する。このチャート紙貼付台紙3
又は、チャート紙取り付け台紙5を接着一体化したした
プラスチックシート6を、スキャナー1の読み込み台2
の内枠の角2aに合わせて所定位置に位置決めし、運行
データが記録されている面がスキャナー読み込み台2に
接するように、すなわち、図1、図2において下向きに
なるようにしてセットし、スキャナー1の蓋1aを閉じ
て、コンピュータ7を操作して、チャート紙4に記録さ
れた運行データを、走行速度目盛り線4b、走行距離目
盛り線4c、時間軸線4dと共に画像データとしてコン
ピュータ7に記録させる。
【0017】チャート紙貼付台紙3又はチャート紙取り
付け台紙5に印刷されている、チャート紙4の中心部の
穴よりやや大きい黒色塗潰しの円などの黒色部3a 又は
5aにより、チャート紙4の中心穴4aが黒色で読み込
まれて、チャート紙4の中心検出に用いられる。
付け台紙5に印刷されている、チャート紙4の中心部の
穴よりやや大きい黒色塗潰しの円などの黒色部3a 又は
5aにより、チャート紙4の中心穴4aが黒色で読み込
まれて、チャート紙4の中心検出に用いられる。
【0018】コンピュータ内部に記録された画像データ
は、上記読み込み条件として設定した解像度(400DPI)
により、1インチ(約25.4mm)当たり400ドットの画像
データとして記録される。
は、上記読み込み条件として設定した解像度(400DPI)
により、1インチ(約25.4mm)当たり400ドットの画像
データとして記録される。
【0019】運行データの解析については先ず、上記画
像データより、チャート紙4中心のXY座標を算出する
方法の一例を図4により説明する。チャート紙4は、必
ず所定の大きさ、例えばA5乃至A4大のチャート紙貼付台
紙3又はチャート紙取り付け台紙5にセットされている
ため、取り込んだ画像データ中の黒い中心の丸穴は、毎
回ほぼ同じ位置になる。そこで、実際に起こり得る多少
のズレを考慮して、直径15mmの丸穴4aよりやや大きい
20mmを直径とする黒穴検出用仮想円4f 内のドットにつ
いて、黒色の判定処理を行う。
像データより、チャート紙4中心のXY座標を算出する
方法の一例を図4により説明する。チャート紙4は、必
ず所定の大きさ、例えばA5乃至A4大のチャート紙貼付台
紙3又はチャート紙取り付け台紙5にセットされている
ため、取り込んだ画像データ中の黒い中心の丸穴は、毎
回ほぼ同じ位置になる。そこで、実際に起こり得る多少
のズレを考慮して、直径15mmの丸穴4aよりやや大きい
20mmを直径とする黒穴検出用仮想円4f 内のドットにつ
いて、黒色の判定処理を行う。
【0020】画像データ中のチャート紙4の仮の中心座
標を(Xa,Ya)とすると、仮想円4f の半径は、20÷2
5.4×400 ÷2=157ドットであるので、この円のY座標
は全て(Ya−157)から(Ya+157)の間であり、この仮
想円4f の中に、実際の中心の丸穴4aは存在する。
標を(Xa,Ya)とすると、仮想円4f の半径は、20÷2
5.4×400 ÷2=157ドットであるので、この円のY座標
は全て(Ya−157)から(Ya+157)の間であり、この仮
想円4f の中に、実際の中心の丸穴4aは存在する。
【0021】そこで、画像処理ソフトを用いての色の判
定処理を、上記Y座標の最小値である(Ya−157)ドッ
トの位置から行う。X座標の範囲についてはY座標毎
に、三平方の定理より、{157の2乗−(Y座標−Ya)
の2乗}の平方根(仮にAとする)を計算し、(Xa−
A)から(Xa+A)の間の範囲について、判定処理を行
う。以上のようにして算出された範囲内のドットについ
て、予め画像処理ソフトで設定されている黒色判定基準
値が検出されれば、その数をカウントし、さらにその座
標をXYそれぞれ加算していく。最後に加算されたXY
座標それぞれを合計カウント数で割れば、丸穴部分の重
心が算出され、これが求める実際の中心点となる。中心
部分の丸穴が完全な円でない場合(切欠き等がある場
合)は、画像処理ソフトを用いて色の判定処理を、上記
仮想円の中心から行い黒色判定基準値で判断される丸穴
の円弧部分境目の座標を検出する。検出した境目の座標
は丸穴の中心から等距離に存在するので、検出した境目
の座標から丸円の中心座標と半径を最小二乗法等を用い
て算出する。
定処理を、上記Y座標の最小値である(Ya−157)ドッ
トの位置から行う。X座標の範囲についてはY座標毎
に、三平方の定理より、{157の2乗−(Y座標−Ya)
の2乗}の平方根(仮にAとする)を計算し、(Xa−
A)から(Xa+A)の間の範囲について、判定処理を行
う。以上のようにして算出された範囲内のドットについ
て、予め画像処理ソフトで設定されている黒色判定基準
値が検出されれば、その数をカウントし、さらにその座
標をXYそれぞれ加算していく。最後に加算されたXY
座標それぞれを合計カウント数で割れば、丸穴部分の重
心が算出され、これが求める実際の中心点となる。中心
部分の丸穴が完全な円でない場合(切欠き等がある場
合)は、画像処理ソフトを用いて色の判定処理を、上記
仮想円の中心から行い黒色判定基準値で判断される丸穴
の円弧部分境目の座標を検出する。検出した境目の座標
は丸穴の中心から等距離に存在するので、検出した境目
の座標から丸円の中心座標と半径を最小二乗法等を用い
て算出する。
【0022】次に、運行データの記録開始位置と記録終
了位置の算出についてであるが、第一の実施例である単
純な画像処理の場合、画面上に表示しているチャート紙
4の運行開始位置と運行終了位置をコンピュータ7(マ
ウスでの指示等)で指定することにより変換を行なう画
像の範囲が扇形に表示される。扇形の範囲を時計周りに
変換するので変換後の画像では走行開始位置が常に左端
になる。
了位置の算出についてであるが、第一の実施例である単
純な画像処理の場合、画面上に表示しているチャート紙
4の運行開始位置と運行終了位置をコンピュータ7(マ
ウスでの指示等)で指定することにより変換を行なう画
像の範囲が扇形に表示される。扇形の範囲を時計周りに
変換するので変換後の画像では走行開始位置が常に左端
になる。
【0023】チャート紙4のうち、1枚が周方向に24等
分されているものでは、360÷24=15°が1時間を表し、
切り欠き部があるなど26等分されているものでは、360
÷26=13.846°が1時間を表すものとして、中心点と運
行データの各座標とを結んだ線と、走行開始時刻線との
角度により、その運行データが示す時刻を解析演算する
ことができ、また、中心点と各座標の長さにより、速度
及び距離を解析演算することができる。次に、アナログ
式運行記録計で記録された運行データの画像処理方法に
ついて第一の実施例として説明する。
分されているものでは、360÷24=15°が1時間を表し、
切り欠き部があるなど26等分されているものでは、360
÷26=13.846°が1時間を表すものとして、中心点と運
行データの各座標とを結んだ線と、走行開始時刻線との
角度により、その運行データが示す時刻を解析演算する
ことができ、また、中心点と各座標の長さにより、速度
及び距離を解析演算することができる。次に、アナログ
式運行記録計で記録された運行データの画像処理方法に
ついて第一の実施例として説明する。
【0024】アナログ式運行記録計で運行データを記録
するチャート紙4には、1日用、3日用、7日用があ
り、360度の円形図形に対し1日用は24等分または26等
分、3日用と7日用は26等分されているので、26等分さ
れている最高速度120km/hでエンジン回転記録付きのチ
ャート紙を400DPIの解像度で読み込んだ時、チャート紙
の外径は123mm÷25.4×400=1937ドットで、分解能は36
0°÷(π×1937)=0.059159°秒単位換算で15.381354
秒となる。1分解能(0.059159°)ずつずらしながら、元
の画像を各角度毎に中心点からの半径rがr1=18.5mm÷2
5.4×400=291ドット(チャート紙走行距離目盛り線4c
の内径)から始めてr2=61.5mm÷25.4×400=968ドット
(チャート紙の外径)までの画素を1点ずつ読み出し、
変換画像にX方向に1ドットずつずらしながら、Y方向
に0から始めて968−291=677ドットまでの画
素に書込むことにより、ドーナッツ形の円形図形を走行
開始時刻の画面左端から走行終了時刻の画面右端への方
形図形に変換する。上記のようにして、図形の並べ替え
が行われると、図4のチャート紙4の極座標形式の運行
画面は、コンピュータディスプレイ7aに図7の様な直
交座標の見易い運行グラフに変換表示される。
するチャート紙4には、1日用、3日用、7日用があ
り、360度の円形図形に対し1日用は24等分または26等
分、3日用と7日用は26等分されているので、26等分さ
れている最高速度120km/hでエンジン回転記録付きのチ
ャート紙を400DPIの解像度で読み込んだ時、チャート紙
の外径は123mm÷25.4×400=1937ドットで、分解能は36
0°÷(π×1937)=0.059159°秒単位換算で15.381354
秒となる。1分解能(0.059159°)ずつずらしながら、元
の画像を各角度毎に中心点からの半径rがr1=18.5mm÷2
5.4×400=291ドット(チャート紙走行距離目盛り線4c
の内径)から始めてr2=61.5mm÷25.4×400=968ドット
(チャート紙の外径)までの画素を1点ずつ読み出し、
変換画像にX方向に1ドットずつずらしながら、Y方向
に0から始めて968−291=677ドットまでの画
素に書込むことにより、ドーナッツ形の円形図形を走行
開始時刻の画面左端から走行終了時刻の画面右端への方
形図形に変換する。上記のようにして、図形の並べ替え
が行われると、図4のチャート紙4の極座標形式の運行
画面は、コンピュータディスプレイ7aに図7の様な直
交座標の見易い運行グラフに変換表示される。
【0025】図7の直交座標の運行グラフは、マウスを
用いて、画面上に表示された15時20分から17時00分を拡
大描画領域として指定し、編集メニューで選択した倍率
で拡大表示マウスで拡大描画領域を指定して、画面上の
拡大率ボタン「200%」部をマウスでクリックする
と、図8に示すように運行グラフをコンピュータディス
プレイ7aに拡大表示する。
用いて、画面上に表示された15時20分から17時00分を拡
大描画領域として指定し、編集メニューで選択した倍率
で拡大表示マウスで拡大描画領域を指定して、画面上の
拡大率ボタン「200%」部をマウスでクリックする
と、図8に示すように運行グラフをコンピュータディス
プレイ7aに拡大表示する。
【0026】図7、図8に表示された運行グラフは、画
面上の「グラフ印刷」ボタンをマウスでクリックする
と、それぞれ図7、図8の運行グラフが印刷される。
面上の「グラフ印刷」ボタンをマウスでクリックする
と、それぞれ図7、図8の運行グラフが印刷される。
【0027】以上の実施例は、チャート紙4の走行目盛
り線4b等が赤色以外の緑色等で印刷されている場合で
も読み取る場合であるが、次に走行速度目盛り線4b、
走行距離目盛り線4c、時間軸線4d等を赤色系で印刷
したチャート紙を用いて解析する第二実施例について説
明する。図9に示すように、スキャナー1の上に赤色フ
ィルター8を常置して、前記の赤色系で印刷したチャー
ト紙4を用いて、アナログ式運行記録計で運行データを
記録したチャート紙4を図4のような方法でチャート紙
貼付台紙3に貼付、又はチャート紙取り付け台紙5を接
着したプラスチックシート6の内側に載置し、このチャ
ート紙貼付台紙3又はプラスチックシート6を図9のよ
うにスキャナー読み込み台2上に、前記図1、図2で説
明した方法で載置し、前記の緑色で印刷されたチャート
紙4の読み込み時と同じ操作を行うと、コンピュータ7
には、赤色系で予め印刷されている文字、目盛り線、時
間軸等は総て画像処理ソフトで消去されて、チャート紙
4の中心部分と、アナログ式運行記録計で黒に近い灰色
で記録された運行データのみからなる画像データが記憶
され、チャート紙の中心穴4aの黒丸部を黒色ドットの
集合として検出し、その黒色ドット部について三平方の
定理等によりチャート紙4の中心点の座標が算出され
る。
り線4b等が赤色以外の緑色等で印刷されている場合で
も読み取る場合であるが、次に走行速度目盛り線4b、
走行距離目盛り線4c、時間軸線4d等を赤色系で印刷
したチャート紙を用いて解析する第二実施例について説
明する。図9に示すように、スキャナー1の上に赤色フ
ィルター8を常置して、前記の赤色系で印刷したチャー
ト紙4を用いて、アナログ式運行記録計で運行データを
記録したチャート紙4を図4のような方法でチャート紙
貼付台紙3に貼付、又はチャート紙取り付け台紙5を接
着したプラスチックシート6の内側に載置し、このチャ
ート紙貼付台紙3又はプラスチックシート6を図9のよ
うにスキャナー読み込み台2上に、前記図1、図2で説
明した方法で載置し、前記の緑色で印刷されたチャート
紙4の読み込み時と同じ操作を行うと、コンピュータ7
には、赤色系で予め印刷されている文字、目盛り線、時
間軸等は総て画像処理ソフトで消去されて、チャート紙
4の中心部分と、アナログ式運行記録計で黒に近い灰色
で記録された運行データのみからなる画像データが記憶
され、チャート紙の中心穴4aの黒丸部を黒色ドットの
集合として検出し、その黒色ドット部について三平方の
定理等によりチャート紙4の中心点の座標が算出され
る。
【0028】次に、運行データの記録開始位置である0
時線の算出についてであるが、チャート紙4は、チャー
ト紙貼付台紙3、又はチャート紙取り付け台紙5に印刷
された時刻目印線3c又は5cとチャート紙4の0時の
時間軸線4d´部を合わせて貼付されているので、0時
位置と中心点を結んだ角度は、三角関数でいう90°の位
置にあり、問題になるような角度のズレはないと考えら
れる。しかし、更により時間精度の高いデジタルデータ
を得るために、例えば0.2°ピッチ等でプログラムで微
少の角度補正ができるようにしておく。
時線の算出についてであるが、チャート紙4は、チャー
ト紙貼付台紙3、又はチャート紙取り付け台紙5に印刷
された時刻目印線3c又は5cとチャート紙4の0時の
時間軸線4d´部を合わせて貼付されているので、0時
位置と中心点を結んだ角度は、三角関数でいう90°の位
置にあり、問題になるような角度のズレはないと考えら
れる。しかし、更により時間精度の高いデジタルデータ
を得るために、例えば0.2°ピッチ等でプログラムで微
少の角度補正ができるようにしておく。
【0029】チャート紙4のうち、1日用で1日の時刻
が24等分されているものでは、360÷24=15°が1時間を
表し、3日用、7日用で1日目の24時間分と2日目の
2時間分の運行データが記憶できるチャート紙4は26等
分されているので、360÷26=13.846°が1時間を表す
ものとして、中心点と運行データの各座標とを結んだ線
と、0時の時間軸線4d’との角度により、その運行デ
ータが示す時刻を解析演算することができ、また、中心
点と各座標の長さにより、速度及び距離を解析演算する
ことができる。次に、第二の実施例である運行データの
解析方法、デジタルデータ化について説明する。
が24等分されているものでは、360÷24=15°が1時間を
表し、3日用、7日用で1日目の24時間分と2日目の
2時間分の運行データが記憶できるチャート紙4は26等
分されているので、360÷26=13.846°が1時間を表す
ものとして、中心点と運行データの各座標とを結んだ線
と、0時の時間軸線4d’との角度により、その運行デ
ータが示す時刻を解析演算することができ、また、中心
点と各座標の長さにより、速度及び距離を解析演算する
ことができる。次に、第二の実施例である運行データの
解析方法、デジタルデータ化について説明する。
【0030】チャート紙4の中心点から、図4に示す時
速0Km/hを表す仮想円9の半径をr1ドット、最高速度線
10を表す円の半径をr2ドットとすると、アナログ式運
行記録計で記録された運行データのうち、速度データは
この2つの円の間に記録されている。そこで先ず、解析
を行う運行データについて、おおよその走行開始時刻と
走行終了時刻を目視してコンピュータの指定画面図10
に時・分で入力し、画像処理ソフトにより入力した時刻
を角度に換算して、0時の角度(基本的には90°)か
ら、走行開始時と終了時の角度を算出し、この2つの角
度の範囲内で、単位角度(26等分されている最高速度12
0km/hのチャート紙4を400DPIの解像度で読み込んだ
時、速度記録範囲の最大径(最高速度線を表すの円の直
径)は118mmで分解能は360°÷(π×118mm÷25.4×40
0)=0.061665°、秒単位換算で16.032887秒となる。1
分解能(約0.061665°)ずつずらしながら、各角度毎に
中心点からの長さがr1から始めてr2までのドットについ
て、1ドットずつ色の判定処理を行い、最初に黒色判定
基準値が検出されたドットのr1からの値(最小値)を当
該角度内での最低速度のドット値とし、連続して黒色判
定基準値が検出された最後のドットのr1からの値(最大
値)を当該角度内での最高速度のドット値として、角度
(時刻)・最小値(最低速度)・最大値(最高速度)の
3項目をメモリのワークエリアに速度データとして各角
度毎に、順次記録していく。
速0Km/hを表す仮想円9の半径をr1ドット、最高速度線
10を表す円の半径をr2ドットとすると、アナログ式運
行記録計で記録された運行データのうち、速度データは
この2つの円の間に記録されている。そこで先ず、解析
を行う運行データについて、おおよその走行開始時刻と
走行終了時刻を目視してコンピュータの指定画面図10
に時・分で入力し、画像処理ソフトにより入力した時刻
を角度に換算して、0時の角度(基本的には90°)か
ら、走行開始時と終了時の角度を算出し、この2つの角
度の範囲内で、単位角度(26等分されている最高速度12
0km/hのチャート紙4を400DPIの解像度で読み込んだ
時、速度記録範囲の最大径(最高速度線を表すの円の直
径)は118mmで分解能は360°÷(π×118mm÷25.4×40
0)=0.061665°、秒単位換算で16.032887秒となる。1
分解能(約0.061665°)ずつずらしながら、各角度毎に
中心点からの長さがr1から始めてr2までのドットについ
て、1ドットずつ色の判定処理を行い、最初に黒色判定
基準値が検出されたドットのr1からの値(最小値)を当
該角度内での最低速度のドット値とし、連続して黒色判
定基準値が検出された最後のドットのr1からの値(最大
値)を当該角度内での最高速度のドット値として、角度
(時刻)・最小値(最低速度)・最大値(最高速度)の
3項目をメモリのワークエリアに速度データとして各角
度毎に、順次記録していく。
【0031】この時、入力した時刻は、目視によるもの
で正確なものではないため、1つも黒色判定基準値が検
出されない角度が走行開始時刻を示す角度から連続して
続けば、走行開始以前のデータであると判断して記録し
ない。同様に、1つも基準値が検出されない角度が走行
終了時刻を示す角度まで連続して続けば、走行終了以後
の角度と判断して記録しない。但し、走行開始以後で終
了以前と判断される途中の角度で、1つも基準値が検出
されない時は、その角度は停止と判断して、停止を示す
ドット値を最小値と最大値に代入して記録する。また、
実際の走行開始時刻は、最初に速度データとして記録さ
れたデータの角度を時刻に換算したものであり、走行終
了時刻は、最後に速度データとして記録されたデータの
角度を時刻に換算したものである。
で正確なものではないため、1つも黒色判定基準値が検
出されない角度が走行開始時刻を示す角度から連続して
続けば、走行開始以前のデータであると判断して記録し
ない。同様に、1つも基準値が検出されない角度が走行
終了時刻を示す角度まで連続して続けば、走行終了以後
の角度と判断して記録しない。但し、走行開始以後で終
了以前と判断される途中の角度で、1つも基準値が検出
されない時は、その角度は停止と判断して、停止を示す
ドット値を最小値と最大値に代入して記録する。また、
実際の走行開始時刻は、最初に速度データとして記録さ
れたデータの角度を時刻に換算したものであり、走行終
了時刻は、最後に速度データとして記録されたデータの
角度を時刻に換算したものである。
【0032】ここで使用した単位角度は、最高速度を12
0km/hとする26等分されたチャート紙4を例にして考え
ると、最高速度(120km/h)線の円の直径が118mmであ
ることから、円周は118×3.1416(π)×400÷25.4=58
38ドットとなる。この用紙は26等分されているので、1
周分は、26×60×60=93600秒となり、1ドットは93600
÷5838=16.032887秒を表し、この時の角度は、360÷58
38=0.061665°となる。
0km/hとする26等分されたチャート紙4を例にして考え
ると、最高速度(120km/h)線の円の直径が118mmであ
ることから、円周は118×3.1416(π)×400÷25.4=58
38ドットとなる。この用紙は26等分されているので、1
周分は、26×60×60=93600秒となり、1ドットは93600
÷5838=16.032887秒を表し、この時の角度は、360÷58
38=0.061665°となる。
【0033】色の判定処理を行う単位角度毎のr1からr2
の範囲の各ドットの座標位置は、中心点との角度をθ、
中心点からの長さをrドットとし、画像の左上の座標を
(0,0)と考えると、三角関数より、 X座標=中心点のX座標+r×cosθ Y座標=中心点のY座標−r×sinθ となり、この座標が黒色判定基準値を満たすかどうかを
調べる。
の範囲の各ドットの座標位置は、中心点との角度をθ、
中心点からの長さをrドットとし、画像の左上の座標を
(0,0)と考えると、三角関数より、 X座標=中心点のX座標+r×cosθ Y座標=中心点のY座標−r×sinθ となり、この座標が黒色判定基準値を満たすかどうかを
調べる。
【0034】こうして得られ、メモリのワークエリアに
記録されたXの値、Yの最低ドット値と最高ドット値で
表される速度データについて、走行開始時刻の角度か
ら、走行終了の角度までを図13で示すように、30分
刻みの時間軸線4d及び10Km間隔の走行速度目盛り線
4b上に、X軸の左端を走行開始時刻として、走行終了
時刻までXの値を1ドットずつ進めながら、記録された
Xの値に対応する最低速度(Yの最低ドット値)と最高
速度(Yの最高ドット値)間を直線で結び、直交座標形
式の走行グラフを描くことができ、また走行開始時刻か
ら走行終了時刻まで各角度毎に走行速度がどの速度帯に
属するかを検出し、 検出回数×単位秒数(約16秒)=その速度帯での走行時
間(秒) 1÷最低速度から最高速度までが属する速度帯の数=比
率 により、複数の速度帯にまたがって走行した場合も、最
低速度が属する速度帯から、最高速度が属する速度帯ま
での各速度帯の走行秒数(上記の秒×比率)を算出し、
各速度帯毎の走行時間(秒)及び全走行時間との比率
(%)を算出する。また、角度毎に検出した最高速度
を、その都度比較して、全走行時間中の最高速度(最大
値)とその時の時刻(角度)を更新記録し、更にはその
時点での走行開始からの累積走行距離(後述)等も必要
に応じて容易に演算処理を行うことが可能である。
記録されたXの値、Yの最低ドット値と最高ドット値で
表される速度データについて、走行開始時刻の角度か
ら、走行終了の角度までを図13で示すように、30分
刻みの時間軸線4d及び10Km間隔の走行速度目盛り線
4b上に、X軸の左端を走行開始時刻として、走行終了
時刻までXの値を1ドットずつ進めながら、記録された
Xの値に対応する最低速度(Yの最低ドット値)と最高
速度(Yの最高ドット値)間を直線で結び、直交座標形
式の走行グラフを描くことができ、また走行開始時刻か
ら走行終了時刻まで各角度毎に走行速度がどの速度帯に
属するかを検出し、 検出回数×単位秒数(約16秒)=その速度帯での走行時
間(秒) 1÷最低速度から最高速度までが属する速度帯の数=比
率 により、複数の速度帯にまたがって走行した場合も、最
低速度が属する速度帯から、最高速度が属する速度帯ま
での各速度帯の走行秒数(上記の秒×比率)を算出し、
各速度帯毎の走行時間(秒)及び全走行時間との比率
(%)を算出する。また、角度毎に検出した最高速度
を、その都度比較して、全走行時間中の最高速度(最大
値)とその時の時刻(角度)を更新記録し、更にはその
時点での走行開始からの累積走行距離(後述)等も必要
に応じて容易に演算処理を行うことが可能である。
【0035】次に、アナログ式運行記録計で記録された
走行距離データは、チャート紙4の距離データを記録す
る領域である2つの円11,12の間に記録される。そ
こで、内側の円11の半径r3、外側の円12の半径r4までの
ドットについて、上記走行速度の検出時と同じ各角度毎
に1ドットずつ色の判定処理を行い、黒色判定基準値が
検出された各角度毎に、最低ドット値と最高ドット値を
当該角度内での距離データのドット値として、最低値・
最高値2項目をメモリのワークエリアに、距離データと
して各角度毎に、下記の方法で順次記録していく。
走行距離データは、チャート紙4の距離データを記録す
る領域である2つの円11,12の間に記録される。そ
こで、内側の円11の半径r3、外側の円12の半径r4までの
ドットについて、上記走行速度の検出時と同じ各角度毎
に1ドットずつ色の判定処理を行い、黒色判定基準値が
検出された各角度毎に、最低ドット値と最高ドット値を
当該角度内での距離データのドット値として、最低値・
最高値2項目をメモリのワークエリアに、距離データと
して各角度毎に、下記の方法で順次記録していく。
【0036】走行距離データは、距離データを記録する
内側の円11の半径である中心点からの最小ドット値r3
と、外側の円12の半径である最大ドット値r4=504の間
に記録されており、走行距離データは累積走行距離に応
じて、中心点からの距離がr3からr4までの間を、距離デ
ータ最小値線11と距離データ最大値線12に接した時
点で反転しながら、図11(a)のように記録されてい
るので、ドット値のみでその時点の累積走行距離を算出
することはできない。
内側の円11の半径である中心点からの最小ドット値r3
と、外側の円12の半径である最大ドット値r4=504の間
に記録されており、走行距離データは累積走行距離に応
じて、中心点からの距離がr3からr4までの間を、距離デ
ータ最小値線11と距離データ最大値線12に接した時
点で反転しながら、図11(a)のように記録されてい
るので、ドット値のみでその時点の累積走行距離を算出
することはできない。
【0037】そこで先ず最初に、ワークエリアに記憶さ
れている距離データについて、時間軸Xの値が走行開始
時刻となっている中心点からの距離データの最低値r3’
及び最高値r4’は、ほぼ同一の値であり、走行開始後、
時間軸Xの値が1ドット増す毎に中心点からの距離デー
タが小さくなりr3のドット値に接近していく場合は、r
3’-r3のドット数に比例した走行距離、一方、時間軸X
の値が1ドット増す毎に中心点からの距離データが大き
くなりr4のドット値に接近していく場合は、r4-r4’の
ドット数に比例した走行距離(r4-r4’)×5/(r4-r3)が時
刻内での走行距離であり、図11(b)のように走行距
離記録線x上に直角に中心点からの距離データが最接近
した時刻に対応したxに直角に太い単線と、その下に走
行距離rの値を印刷する。図11(b)ではr3’がr3と
等しい(r3’-r3)×5/(r4-r3)≒0か、r4’がr4と等しく
(r4-r4’)×5/(r4-r3)≒0の時の事例である。次にXの値
を次々に進めて中心点からの距離データがr3に接近した
後は、r3に最接近した都度、中心点からの距離データが
r4に接近した後は、r4に最接近した都度、積算走行距離
値rに+5km加算し、10km毎の最接近位置に対応した
xに直角に太い単線を印刷し、50km毎に積算走行距
離値を図11(b)のように印刷して行く。最後に走行
終了時の(r3’-r3)×5/(r4-r3)又は(r4-r4’)×5/(r4-r
3)の値を前記積算走行距離値に加算して印刷する。
れている距離データについて、時間軸Xの値が走行開始
時刻となっている中心点からの距離データの最低値r3’
及び最高値r4’は、ほぼ同一の値であり、走行開始後、
時間軸Xの値が1ドット増す毎に中心点からの距離デー
タが小さくなりr3のドット値に接近していく場合は、r
3’-r3のドット数に比例した走行距離、一方、時間軸X
の値が1ドット増す毎に中心点からの距離データが大き
くなりr4のドット値に接近していく場合は、r4-r4’の
ドット数に比例した走行距離(r4-r4’)×5/(r4-r3)が時
刻内での走行距離であり、図11(b)のように走行距
離記録線x上に直角に中心点からの距離データが最接近
した時刻に対応したxに直角に太い単線と、その下に走
行距離rの値を印刷する。図11(b)ではr3’がr3と
等しい(r3’-r3)×5/(r4-r3)≒0か、r4’がr4と等しく
(r4-r4’)×5/(r4-r3)≒0の時の事例である。次にXの値
を次々に進めて中心点からの距離データがr3に接近した
後は、r3に最接近した都度、中心点からの距離データが
r4に接近した後は、r4に最接近した都度、積算走行距離
値rに+5km加算し、10km毎の最接近位置に対応した
xに直角に太い単線を印刷し、50km毎に積算走行距
離値を図11(b)のように印刷して行く。最後に走行
終了時の(r3’-r3)×5/(r4-r3)又は(r4-r4’)×5/(r4-r
3)の値を前記積算走行距離値に加算して印刷する。
【0038】こうして、図12のようにコンピュータの
画像処理ソフトにより、コンピュータに記憶された画像
データは、チャート紙4に赤色系で印刷されている時間
軸線4d、走行距離及び走行速度目盛り線4b、印刷文
字等を画像処理ソフトにより消去されているので、走行
速度記録線4e・走行距離記録線4gといった、アナロ
グ式運行記録計で記録された運行データのみ(図14参
照)をチャート紙4の中心部の丸穴4a及び時刻目印線
3c又は5cを基準にし、正確に判別解析処理してデジ
タルデータとしてデータファイルに保存することがで
き、これによりチャート紙4に記録されている1運行デ
ータを図15のような運転日報として、最高速度及びそ
の時刻・停車時間・各走行速度帯毎の走行時間およびそ
の比率・全走行距離等を、コンピュータのディスプレイ
に一覧表示し、必要があれば印刷することも可能であ
り、所属毎の運転者の運転状況比較日報、各運転者別の
運転状況比較月報等の表示・印刷も可能となり安全管理
・労務管理に効果を発揮することができる。
画像処理ソフトにより、コンピュータに記憶された画像
データは、チャート紙4に赤色系で印刷されている時間
軸線4d、走行距離及び走行速度目盛り線4b、印刷文
字等を画像処理ソフトにより消去されているので、走行
速度記録線4e・走行距離記録線4gといった、アナロ
グ式運行記録計で記録された運行データのみ(図14参
照)をチャート紙4の中心部の丸穴4a及び時刻目印線
3c又は5cを基準にし、正確に判別解析処理してデジ
タルデータとしてデータファイルに保存することがで
き、これによりチャート紙4に記録されている1運行デ
ータを図15のような運転日報として、最高速度及びそ
の時刻・停車時間・各走行速度帯毎の走行時間およびそ
の比率・全走行距離等を、コンピュータのディスプレイ
に一覧表示し、必要があれば印刷することも可能であ
り、所属毎の運転者の運転状況比較日報、各運転者別の
運転状況比較月報等の表示・印刷も可能となり安全管理
・労務管理に効果を発揮することができる。
【0039】本請求項1の発明によれば、アナログ式運
行記録計で現在使用している、チャート紙の線・文字等
の印刷色が緑色のものをそのまま用いて、コンピュータ
ディスプレイ上に直交座標で見易く表示でき、また画面
の一部の拡大表示や必要に応じてその画面の印刷も可能
で、これにより運転状況を的確に観察することができ、
安全管理・労務管理に効果を発揮することができる。
行記録計で現在使用している、チャート紙の線・文字等
の印刷色が緑色のものをそのまま用いて、コンピュータ
ディスプレイ上に直交座標で見易く表示でき、また画面
の一部の拡大表示や必要に応じてその画面の印刷も可能
で、これにより運転状況を的確に観察することができ、
安全管理・労務管理に効果を発揮することができる。
【0040】本請求項2の発明によれば、更に、チャー
ト紙のスキャナーへのセット位置が多少ずれていても画
像処理ソフトがチャート紙の中心穴を正確に検出するこ
とにより、常に的確で精度の高い直交座標画像を得る事
ができる。
ト紙のスキャナーへのセット位置が多少ずれていても画
像処理ソフトがチャート紙の中心穴を正確に検出するこ
とにより、常に的確で精度の高い直交座標画像を得る事
ができる。
【0041】本請求項3の発明によれば、更に、画像処
理ソフトで運行グラフの変換開始位置をチャート紙毎に
自由に設定する事で変換後の運行グラフの開始位置が左
端になるように画像変換して、運行データ開始位置を左
端に揃えた見やすい直交座標画像の運行グラフを得る事
ができる。
理ソフトで運行グラフの変換開始位置をチャート紙毎に
自由に設定する事で変換後の運行グラフの開始位置が左
端になるように画像変換して、運行データ開始位置を左
端に揃えた見やすい直交座標画像の運行グラフを得る事
ができる。
【0042】本請求項4の発明によれば、更に、コンピ
ュータに記憶された画像データは、チャート紙に赤色系
で印刷されている時間軸線、走行距離及び走行速度目盛
り線、印刷文字等を画像処理ソフトにより消去し、チャ
ート紙中心補正に必要なチャート紙の中心部の黒丸部、
及び走行速度記録線・走行距離記録線といった、アナロ
グ式運行記録計で記録された運行データのみを、より正
確に判別解析処理してデジタルデータとして約15秒間
隔毎の最低速度、最高速度、区間距離、最低回転数、最
高回転数のデータとしてデータファイルに保存すること
ができ、これによりチャート紙に記録されている1運行
データをグラフ化のデータとして図12のように、コン
ピュータのディスプレイに表示し、また1運行データ内
での最高速度及びその時刻・停車時間・各走行速度帯毎
の走行時間およびその比率・全走行距離等の労務管理・
安全管理等に必要なデータを演算し図15のように、コ
ンピュータのディスプレイに表示し、必要があれば印刷
することも可能となり、安全管理・労務管理に効果を発
揮することができる。
ュータに記憶された画像データは、チャート紙に赤色系
で印刷されている時間軸線、走行距離及び走行速度目盛
り線、印刷文字等を画像処理ソフトにより消去し、チャ
ート紙中心補正に必要なチャート紙の中心部の黒丸部、
及び走行速度記録線・走行距離記録線といった、アナロ
グ式運行記録計で記録された運行データのみを、より正
確に判別解析処理してデジタルデータとして約15秒間
隔毎の最低速度、最高速度、区間距離、最低回転数、最
高回転数のデータとしてデータファイルに保存すること
ができ、これによりチャート紙に記録されている1運行
データをグラフ化のデータとして図12のように、コン
ピュータのディスプレイに表示し、また1運行データ内
での最高速度及びその時刻・停車時間・各走行速度帯毎
の走行時間およびその比率・全走行距離等の労務管理・
安全管理等に必要なデータを演算し図15のように、コ
ンピュータのディスプレイに表示し、必要があれば印刷
することも可能となり、安全管理・労務管理に効果を発
揮することができる。
【0043】本請求項1、本請求項2、本請求項3、本
請求項4の発明により、従来のアナログ式運行記録計で
の人間の感覚に頼った運行管理から、チャート紙に記録
された運行データのデジタル化を進めて、デジタル式運
行記録計との併用と、デジタル式運行記録計への移行を
円滑に達成する事により、コンピュータデータによる公
平で的確な運行管理ができる。
請求項4の発明により、従来のアナログ式運行記録計で
の人間の感覚に頼った運行管理から、チャート紙に記録
された運行データのデジタル化を進めて、デジタル式運
行記録計との併用と、デジタル式運行記録計への移行を
円滑に達成する事により、コンピュータデータによる公
平で的確な運行管理ができる。
【0044】
【図1】本発明の実施例を示すシステム構成図。
【図2】本発明の他の実施例を示すシステム構成図。
【図3】本発明のチャート紙貼付台紙の平面図。
【図4】本発明のチャート紙貼付台紙にチャート紙を貼
った状態の平面図。
った状態の平面図。
【図5】本発明のチャート紙取り付け台紙を接着したプ
ラスチックシート部の平面図。
ラスチックシート部の平面図。
【図6】運行データを記録したチャート紙の表面図。
【図7】本発明でコンピュータディスプレイに表示され
る直交座標形式の運行データ画像。
る直交座標形式の運行データ画像。
【図8】本発明でコンピュータディスプレイに表示され
る直交座標形式の運行データ拡大画像。
る直交座標形式の運行データ拡大画像。
【図9】赤色フィルターを常置した状態のスキャナー斜
視図。
視図。
【図10】走行開始時刻、走行終了時刻の入力画面を示
す図。
す図。
【図11】(a)は走行距離データ変換画像、(b)は
走行距離数値化グラフを示す図。
走行距離数値化グラフを示す図。
【図12】画像処理ソフトのメニュー画面を示す図。
【図13】運行データの解析後のグラフを示す図。
【図14】赤色系で印刷されたチャート紙を用いて運行
データ記録線のみ表示した状態を示す図。
データ記録線のみ表示した状態を示す図。
【図15】運転日報を示す図。
1 …スキャナー 1a…スキャナーの蓋 2 …スキャナー読み込み台 2a…スキャナー読み込み台の角 3 …チャート紙の貼付台紙 3a…黒色塗潰し円(黒色部) 3b…チャート紙セット円 3c…時刻目印線 4 …チャート紙 4a…チャート紙の中心穴 4b…チャート紙の走行速度目盛り線 4c…チャート紙の走行距離目盛り線 4d…チャート紙の時間軸線 4e…運行データ速度記録線 4f…チャート紙の中心穴検出用仮想円 4g…運行データ距離記録線 5 …チャート紙取り付け台紙 5a…黒色塗潰し円(黒色部) 5b…チャート紙セット円 5c…時刻目印線 6 …プラスチックシート 7 …コンピュータ 7a…コンピュータディスプレイ 8 …フィルター 9 …0km/hを示す仮想円 10…最高速度線 11…走行距離の内側の円 12…走行距離の外側の円 13…距離データ最小値線 14…距離データ最大値線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E038 AA07 BA09 BB02 CB02 CB05 CB07 CB08 GA01 5B049 AA01 BB31 CC40 DD00 EE07 FF02 FF03 5H180 AA15 FF10 FF13
Claims (4)
- 【請求項1】 アナログ式運行記録計によって、円盤状
のチャート紙に記録された、停車・走行速度・走行距離
等の運行データ記録線を、チャート紙に極座標形式で印
刷されている時間軸線、走行距離目盛り線及び、走行速
度目盛り線等と共にスキャナーで読み込み、コンピュー
タに画像データとして記憶させ、幾何学演算を用いた画
像処理ソフトにより、この極座標形式に記録された運行
データを含む画像を直交座標形式の運行データからなる
画像に変換処理して、コンピュータのディスプレイ上に
表示を行うことを特徴とする車輌の運転状況解析システ
ム。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の車輌の運転状況解析
システムにおいて、チャート紙を固定する台紙を設け、
該台紙には、それぞれチャート紙のセット位置を示す、
チャート紙の外円より少し大きめのチャート紙セット円
と、その円の中心部にチャート紙の中心穴より少し大き
めの黒色部を印刷し、この台紙のチャート紙セット円内
にチャート紙を固定し、該台紙を介してチャート紙をス
キャナーの読み込み台の定位置に載置して読み込むこと
により、チャート紙の中心穴の黒丸部を黒色ドットの集
合として検出し、その黒色ドット部について三平方の定
理等によりチャート紙の中心位置を補正算出し、この中
心位置を基準にして、幾何学演算を用いた画像処理ソフ
トにより、中心部より放射線状に描かれている時間軸線
はY軸と平行な等間隔線に、中心部を基準に同心円で描
かれている複数の走行距離及び走行速度目盛り線はX軸
と平行な等間隔線に変換して、そこに記録された運行デ
ータ記録線も、上記時間軸線と走行目盛り線上に正確に
描画表示されることを特徴とする車輌の運転状況解析シ
ステム。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2記載の車輌の運転状
況解析システムにおいて、前記台紙に、チャート紙セッ
ト円の中心点より台紙の端に向かって、チャート紙セッ
ト円の半径より長めの時刻目印線を印刷して、チャート
紙を台紙に対してチャート紙に印刷されている特定の時
間軸線を前記時刻目印線に合わせてセットすることによ
り、画面表示時に運行グラフが特定の時間を基準にして
左端から右端に表示されることを特徴とする車輌の運転
状況解析システム。 - 【請求項4】 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の
車輌の運転状況解析システムにおいて、チャート紙の印
刷色を赤色系にして、スキャナー読み込み台上に赤色の
フィルターを常置し、その上にチャート紙を載置して、
スキャナーで運行データの記録されたチャート紙を読み
込むことにより、チャート紙に赤色系で印刷されている
時間軸線、走行距離及び走行速度目盛り線、印刷文字等
を画像処理ソフトにより消去し、中心の黒丸部と時刻目
印線及び運行データ記録線のみを画像データとしてコン
ピュータに記憶させ、この運行データ記録線を画像処理
ソフトでデジタル化することを特徴とする車輌の運転状
況解析システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111529A JP2001297391A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 車輌の運転状況解析システム |
KR1020010019170A KR20010098500A (ko) | 2000-04-13 | 2001-04-11 | 차량의 운전상황 해석시스템 |
EP01303424A EP1146486A3 (en) | 2000-04-13 | 2001-04-11 | System for analyzing operating condition of vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111529A JP2001297391A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 車輌の運転状況解析システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001297391A true JP2001297391A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18623840
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000111529A Pending JP2001297391A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 車輌の運転状況解析システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1146486A3 (ja) |
JP (1) | JP2001297391A (ja) |
KR (1) | KR20010098500A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004078853A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-03-11 | Yazaki Corp | 車両運行管理システム及びこれに用いられる車載通信装置 |
JP2012163408A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Yazaki Corp | 車両速度検出方法および車両用データ記録装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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