JP3764130B2 - 混練混合解砕装置 - Google Patents

混練混合解砕装置

Info

Publication number
JP3764130B2
JP3764130B2 JP2002169574A JP2002169574A JP3764130B2 JP 3764130 B2 JP3764130 B2 JP 3764130B2 JP 2002169574 A JP2002169574 A JP 2002169574A JP 2002169574 A JP2002169574 A JP 2002169574A JP 3764130 B2 JP3764130 B2 JP 3764130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
mixing
kneading
crushing
stirring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002169574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004009009A (ja
Inventor
博一 塩田
和男 平田
Original Assignee
神鋼造機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼造機株式会社 filed Critical 神鋼造機株式会社
Priority to JP2002169574A priority Critical patent/JP3764130B2/ja
Publication of JP2004009009A publication Critical patent/JP2004009009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3764130B2 publication Critical patent/JP3764130B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/20Sludge processing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、牛,豚,鶏等の家畜糞尿排泄物や生ゴミに代表される有機性廃棄物と、剪定枝,刈草,廃木材等に代表される植物廃棄物とを利用して堆肥を製造するために、予めこれらを均一に混練混合し且つ好気性醗酵に適した状態の通気性に富んだ解砕物に形成するための混練混合解砕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畜産施設から排出される糞尿排泄物は、従来においては、そのまま垂れ流したり施設の片隅に野積みにして放置される場合が多かったが、悪臭や垂れ流しによる環境汚染の問題が発生して社会問題となってきた。そこで、最近では、これらを用いて有機肥料を製造するための堆肥化設備の導入が検討され、既に実用化が進められている。
【0003】
この堆肥化技術としては、家畜糞尿排泄物にセルロースを含んだ副資材を混合して醗酵処理する方式が一般的であり、このための設備としては、特開平11−12070号公報に開示されている装置がある。この装置は、家畜糞尿に、藁,草,籾殻,おが屑等のセルロースを含有した副資材を混合する混合装置と、この混合装置で混合された混合物を加圧混練する混練装置と、加圧混練された混練物に強制通気しつつ醗酵させる密閉型醗酵装置とからなっている。
【0004】
上記装置において、混合装置は、平行な一対の回転軸に、複数の攪拌羽根を前記回転軸に対して直角方向に取り付けられたものであり、この一対の回転軸の回転によって攪拌羽根を回転させて家畜糞尿と副資材とを混合する様にしたものである。
【0005】
又、混練装置は、図6に示している様に、一端側に前記混合物の投入口61が形成され、他端側には混練物の排出口62が形成された密閉円筒形のケーシング60内に、スクリュー式混練手段63が配置された構成のものである。このスクリュー式混練手段63は、モーター68により回転駆動され、その前半部には回転軸64の外周に沿ってスクリュー羽根65が形成され、後半部には前記回転軸64に突出して回転バー66が配置された構造のものである。又、後半部においては、混練物と回転軸との共回りを防止するために、ケーシング60から内部に突出させて複数の固定バー67が配設されている。これにより、前記混合装置からコンベア69によって前記投入口61に投入される糞尿混合物を、前半部のスクリュー羽根65によって送りつつ、後半部の回転バー66と固定バー67とによって混練し、排出口62から排出する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
係る従来の装置においては、混合装置と混練装置とが別装置となっており、両装置間をベルトコンベアで接続しているが、家畜の糞尿と前記籾殻やおが屑等の副資材とを単に混合するだけの混合装置から送出されてくる混合物では、糞尿の悪臭の発生は避けられない。このため、混合装置自体も密閉構造となすと共に脱臭装置の設置は不可避である。
【0007】
又、前記混練装置では、前半部のスクリュー羽根65によって糞尿混合物を前方に送り、後半部で混練する構造となっており、前記固定バー67と回転バー66とからなる混練部には送り機能がないので、前方への送り作用は専ら前記スクリュー羽根65に依存する構造でなっているが、糞尿混合物の如き粘稠物の場合にあっては、前記混練部で圧密化されて、前記排出部から円滑に排出されない問題がある。
【0008】
一方、圧密化された前記混合物を好気性醗酵させるには、再度解砕する必要があるが、上記装置の場合には、この圧密化された混合物を、そのままコンベアで密閉型醗酵装置に移送して強制通気しつつ醗酵させる構造であるが、前記圧密化された混練物の内部にまで均一に空気を送り込む事は困難であるので、嫌気性醗酵が生じるおそれもあり、この醗酵装置においても悪臭の発生は避けられず、周囲に悪臭公害をもたらすという基本的な問題がある。
【0009】
又、従来から一般に使用されている藁,草,籾殻,おが屑等のセルロースを含有した副資材の吸湿能は限られており、又、これらの副資材自体の堆肥化のための菌床としての機能も低く、従って、これらを混合した糞尿混合物の醗酵速度も遅いという問題点もある。
【0010】
本発明は、係る問題点に鑑み、悪臭発生対策が容易な混練混合装置の提供を第1の目的とし、且つ係る混練混合装置が粘稠物の場合でも確実に前方に移送しつつ混合できるスクリュー式混練混合装置の提供を第2の目的とし、更に、後工程の好気性醗酵に適した通気性と吸湿性に富む解砕物を生成する事のできる解砕装置をも提供する事を第3の目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、係る観点の元になされたものであって、先ず、第1の目的達成のためには、混練装置と混合装置とを一体化するのみならず混練物の解砕装置をも一体化して、混練混合解砕処理を行う間に被処理物と外気との接触を遮断する様になし、第2の目的達成のためには、スクリュー式移送部に続く攪拌部をパドル構造となすと共に該パドルの送り角を大から小を経て再び大となる様に変化させ、且つ排出部には逆向きのスクリュー羽根を配置した構造となし、更に、第3の目的達成のためには、排出部下部に解砕装置を配置して確実に解砕して排出する様に構成するものである。
【0012】
具体的には、一端側に被処理物の投入口を有し、他端側下部に被処理物の排出口を有するケーシング内にスクリュー式移送手段が配置され、該スクリュー式移送手段の回転により、前記被処理物を前記ケーシングの一端側から他端側に移送しつつ該被処理物の混練混合及び解砕を行って、解砕物を排出する様にしてなる混練混合解砕装置であって、
前記スクリュー式移送手段は、前記投入部側から順に、スクリュ−軸の外周部に第1送りスクリュー羽根が配置されて前記被処理物を前方に移送する第1移送部と、前記スクリュー軸の外周面に配置されたパドルによって前記被処理物の攪拌混合を行う攪拌混合部と、前記攪拌混合された被処理物を下方に排出する排出部とから構成されており、
前記攪拌混合部には、複数のパドルが、各パドルの送り力が前記第1移送部から遠ざかるに連れて順次小さくなった後に再度順次大きくなる様に、前記スクリュー軸の外周面に、その長手方向に沿って螺旋状に取り付けられており、
前記排出部の先端部には、前記第1送りスクリュー羽根とは逆向きのスクリュー羽根が前記スクリュー軸に配置され、該逆向きスクリュー羽根の手前側に前記スクリュー軸の周囲に突出して複数の落下解砕促進バーが配置されて、前記排出口に前記攪拌混合された被処理物を落下させる様にしてなり、
該排出口の下部には、回転軸と該回転軸から突出する複数の解砕バーとからなる解砕手段が配置され、これによって前記混練混合された前記被処理物を解砕して解砕物として外部に排出するものである。
【0013】
上記装置において、前記攪拌混合部と前記排出部との間に、前記スクリュー軸の外周部に第2送りスクリュー羽根が配置されて前記攪拌混合部で攪拌混合された被処理物の前方への移送を行う第2移送部を設ける事も可能である。この場合には、攪拌混合された被処理物の排出部への移送が確実となる。
【0014】
又、前記排出部の先端部の前記逆向きスクリュー羽根と前記第1送りスクリュー羽根又は第2送りスクリュー羽根の先端部との中間部に、前記スクリュー軸の周囲に突出して複数の落下解砕促進バーを配置しておくのも好ましい実施態様であり、これにより、混練混合物を一部解砕して下方の解砕部に落下させる事ができる。更に、前記排出部の先端部の前記逆向きスクリュー羽根と前記第1送りスクリュー羽根又は前記第2送りスクリュー羽根の先端部との間に、前記ケーシングに固定して内側に突出する複数の固定バーを設けるのも好ましい実施態様であり、これにより、排出部における被処理物のスクリュー軸との共回りを防止することができる。
【0015】
又、前記スクリュー式移送手段は、前記スクリュー軸の複数本が平行に配置され、且つ隣接する各スクリュー軸の回転方向が互いに逆方向に設定されており、前記解砕手段は、前記スクリュー軸と平行に、該スクリュー軸と同数の回転軸が互いに平行に配置され、且つ隣接する各回転軸の回転方向が逆方向に設定されているのも好ましい実施態様である。即ち、複数軸のスクリュー式移送手段の採用によって、その処理量の増大化を図るものである。
【0016】
又、前記複数のパドルは、その送り力を任意に調整できる様になすのも好ましい実施態様であり、被処理物の粘稠度合い等の物性に応じて最適なパドル角度を選定できる様にしたものである。
【0017】
更に、前記ケーシングに、外部からpH調整剤等の副資材の供給を可能とするノズル部を形成しておくのも好ましい実施態様である。これにより、被処理物が家畜の糞尿の様な場合には、腐食酸を供給して混合したり、水分が不足する様な場合には、混練混合の途中段階でも水分を供給したりする事も可能となる。
【0018】
尚、前記被処理物として、剪定枝,刈草,藻類,籾殻,稲藁,麦藁,廃木材等の1種以上からなる植物性廃棄物を、スクリュー式加圧粉砕解繊装置によって擂り潰しつつ粉砕解繊処理して得られる通気性に富む植物性粉砕物と、家畜の糞尿,生ゴミ又はその粉砕物又は汚泥の1種以上との混合物を選択するのも好ましい実施態様である。この場合には、家畜の糞尿や生ゴミ或いは汚泥特有の悪臭成分が、前記通気性に富む植物性粉砕物に吸収されて悪臭の発生が全くなくなり、従来装置では必須となっていた脱臭装置が不要となるのみならず、通気性に富むため好気性醗酵が極めて容易に進行する効果がある。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明について、図面及び実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る混練混合解砕装置の要部断面図であり、図2は、そのA−A断面図である。両図に示されている様に、本発明の混練混合解砕装置は、ケーシング1の一端部に上方に開口した被処理物投入口3が形成され、他端部には下方に開口した被処理物排出口4が形成されており、該ケーシング1内には、モーター10及び減速機10aによって回転駆動されて、前記投入口3側からケーシング1内に投入される被処理物を前記排出口4に向けて移送するスクリュー式移送手段2が配置されている。このスクリュー式移送手段2には、前記モーター10により減速機10aを介して回転駆動されるスクリュー軸2aと、その外周面に配置された送り部材及び攪拌部材とからなり、配置された部材の種類によって次の4つに区分されている。
【0020】
先ず、被処理物投入口3側(図中右側)から説明すると、前記スクリュー軸2aの外周面に螺旋状に第1送りスクリュー羽根2bが配置されて第1移送部2Aを形成する。ここでは、前記投入口3から投入された被処理物を、ケーシングの前方(図中左の方向)に移送する機能を有している。例えば、牛糞や豚糞等の家畜の糞尿と、剪定枝や籾殻,稲藁,麦藁,刈り草,藻類,廃木材等の1種以上からなる植物性廃棄物を、後述するスクリュー式加圧粉砕解繊装置によって擂り潰しつつ粉砕解繊処理して得られる通気性に富む植物性粉砕物(以下単に「植物性粉砕物」という)との混合物を前記投入口3から投入すると、第1送りスクリュー羽根2bの回転によって、混練されつつ前方に移送される。この混練過程で、前記吸湿性に富む植物性粉砕物に前記家畜糞尿の水分と共に水分に溶解している悪臭成分も次第に吸収されて、粘稠性も次第に低下してくる。尚、この段階では前記家畜糞尿と前記植物性粉砕物との均一混合は不完全である。
【0021】
次に、前記家畜糞尿と植物性粉砕物とからなる被処理物は、前記第1移送部2Aに続いて形成されている攪拌混合部2Bに移送される。ここでは、前記スクリュー軸2aの外周部に、その軸線方向に沿って螺旋状の位置に攪拌用のパドル5が複数個配置されて混合部2Bを形成している。このパドル5の取付け角度は、前方に行くほど送り力が次第に小さくなり、続いて、次第に送り力が大きくなる様に、各パドル5の取付け角度が異なっている。即ち、前記第1移送部2Aに最も近い位置に配置されているパドル5aの取付け角度は、該第1移送部2Aの第1スクリュー羽根2bの角度より若干水平方向に傾いた角度に形成され、送り力は多少小さくなっているが、更に前方に位置するパドル5bでは、その角度は水平に近くなり、攪拌部中央に位置するパドル5cの取付け角度は、前記スクリュー軸2aの軸線方向と平行になっている。従って、この中央のパドル5cには前方への移送力はなく、単に攪拌能力を具備しているに過ぎない。続いて、更に前方に位置するに従って、再びパドルの送り力次第に大きくなり、最前部に位置するパドル5dの取付け角度は、次に説明する第2送りスクリュー羽根2cの羽根角度に近い角度になっている。このため、該攪拌混合部2Bでは、前記第1移送部2Aから送給されてきた被処理物は、パドル5の回転により前方に移送されつつ攪拌されて、前記家畜糞尿と植物性粉砕物とが混合され、均一混合度合いが進行する。尚、図中のパドルの角度を示す図面は、理解を容易にするために、その取付け位置を無視して記載しているが、実際のパドル5のスクリュー軸2aへの取付けは、該スクリュー軸2aの外周部に、軸線方向に螺旋状に配置されているものである。
【0022】
この攪拌混合部2Bにおいては、前記家畜糞尿中の水分と該水分に溶解している悪臭成分の前記植物性粉砕物への吸収は一層進行し、被処理物の粘稠性は更に低下して行く。又、該攪拌混合部2Bのパドル5の送り力が次第に小さくなっていく前半部分では、前記第1移送部2Aから送給されてくる被処理物によって圧縮される事になるが、この圧縮力は、前記家畜糞尿中の悪臭成分を溶解している水分を中側から絞り出す効果があり、この絞り出された水分が前記パドル5による攪拌作用によって植物性粉砕物と接触し、水分の植物性粉砕物への吸収を促進する事になる。一方、前記パドル5に送り力が次第に大きくなる後半部分では、前半部分で圧縮密着している被処理物の圧縮力が次第に開放される結果、前記植物性粉砕物の持つ弾性力によって次第に膨潤して嵩密度が次第に小さくなってくるので、この状態では、被処理物には、家畜糞尿特有の粘稠性は殆どなくなっている。
【0023】
尚、前記攪拌混合部2Bに配置された前記パドル5は、攪拌混合作用を有する羽根部5eと、該羽根部5eを一端に有し前記スクリュー軸2aを貫通して配置されるボルト部5fと、該ボルト部5fの先端に締結される締め付けナット5gとからなっており、前記羽根部5eの前記スクリュー軸2aの軸線に対する取付け角度を自由に調整できる様になっている。従って、被処理物の種類や粘稠度及び嵩密度等の物性に応じて、装置の組立前に適宜調整する事になる。
【0024】
この様にして攪拌混合され、粘稠性の低下した被処理物は、続いて、前記スクリュー軸2aの外周面に第2送りスクリュー羽根2cが配置された第2移送部2Cに移送され、前記攪拌混合部2Bに滞留する事なく、確実に次の排出部2Dに送給される。ここでは、前記攪拌混合部2Bほどの混合作用はないが、前記第2送りスクリュー羽根2cの回転による送り作用の過程で混練作用を受けて、前記家畜糞尿中の水分の前記植物性粉砕物への吸収は更に進行していく。
【0025】
次に、前記攪拌混合されて粘稠性を殆ど失った被処理物は、次の排出部2Dに送給される。ここには、前記スクリュー軸2aの最先端部に、前記第2送りスクリュー羽根2cの送り方向とは逆向きのスクリュー羽根2dが配置されており、スクリュー軸の先端部にまで送り込まれてきた被処理物を押し戻しつつ、前記ケーシング1の先端部下方に形成されている排出口4に向けて落下させる様になっている。又、前記第2送りスクリュー羽根2cの先端部と前記逆向きスクリュー羽根2dの後端部との略中央位置には、前記スクリュー軸2aから突出する様に複数の落下解砕促進バー2eが取付けられている。この落下解砕促進バー2eは前記スクリュー軸2aの回りに3本乃至8本が等間隔で配置されており、前記第2移送部2Cから移送されてくる固まり状態の被処理物を、該バー2eで固まりを部分的に解砕すると共に、下方に落下させる機能を有するものである。
【0026】
尚、前記第2送りスクリュー羽根2cの先端部と前記逆向きスクリュー羽根2dの後端部との間隔dが充分に広く、自然に落下する様な場合には、該落下解砕促進バー2eを省略する事も可能である。一方、前記間隔dを、設置場所等の関係で広くとる事が困難な場合には、前記落下解砕促進バー2eに代えて或いは該落下解砕促進バー2eと共に、図中符号11で示した固定バーを前記ケーシング1を貫通して内部に突出させておくのが好ましい。これにより、装置の運転の過程において、被処理物の物性の突然の変化等により、該排出部2Dにおいて被処理物が圧密化される状態が生じた場合においても、被処理物とスクリュー軸2aとの共回りを確実に防止して落下と解砕が一層促進される事になる。
【0027】
次に、前記排出口4に向けて落下してきた被処理物は、前記スクリュー軸2aと平行に、その下部に設置されている解砕手段8によって解砕され、排出口4から排出される事になる。前記解砕手段8は、前記排出口4の周囲を囲繞する様に配置された保護カバー13に保持されて、モーター12によって減速機12aを介して回転駆動される回転軸6と、該回転軸6から突出して配置された多数の解砕バー7とからなり、前記排出口4から落下してくる被処理物の固まりを前記解砕バー7によってバラバラの略粒状に解砕するものである。尚、上記解繊バー7は、図示の例では前記回転軸6の外周面に沿って4本づつ等間隔に2列配置されているが、これは6本或いは8本を等間隔に配置したものでもよいことは言うまでもない。
【0028】
係る解砕手段8においては、特に、前記家畜糞尿を植物性粉砕物と混合したものの場合には、前述の通り前記攪拌混合部2Bで殆ど粘稠性を失っているので、前記解砕手段8によって解砕された被処理物の状態は、湿ったおが屑の如き状態であり、手で摘んで握り締めて開放しても、直ちにバラバラの状態となり、手に付いた被処理物の粒子も手で払い落とす事が可能な程度の状態となっている。特筆すべきは、この解砕物中に前記家畜糞尿が含まれているにも拘らず、悪臭は全くなくなっている事である。これは、前記攪拌混合部2Bにおいて、前記吸湿性の高い植物性粉砕物中に家畜糞尿中の悪臭成分が水分と共に吸収され、その吸水保持力によって悪臭成分が植物性粉砕物中に閉じ込められているものと考えられる。
【0029】
上述した説明においては、攪拌混合部2Bに続いて第2送りスクリュー羽根2cを有する第2移送部2Cが形成されているが、上述の通り、前記攪拌混合部2Bは送り機能を有しており、且つ、該攪拌混合部2Bにおいて、前記植物性粉砕物と家畜糞尿との均一混合は略完了しているので、前記家畜糞尿の悪臭成分も植物性粉砕物に充分に吸収されて悪臭も殆ど感じない状態に達しているから、前述の第2移送部を省略し、前記攪拌混合部2Bの直後に前記排出部2Dを形成する事も可能である。
【0030】
尚、前記ケーシング1の側面には、長手方向に沿ってノズル部9が適当数配置されている。これは、家畜糞尿を好気性醗酵させて堆肥化する場合には、腐食酸を注入して被処理物のpH調整を行う必要があるので、係る副資材を注入するためのノズルであり、剪定枝の粉砕物と新聞紙等の古紙とを混合する場合には、適宜、水や他の混合材料である油粕等の注入を行うノズルとしても使用されるものである。
【0031】
次に、前述の植物性粉砕物を製造するスクリュー式加圧粉砕解繊装置について説明する。同装置は、特開平8−253385号公報或いは特開平8−337985号公報等に記載されている如く、スクリューの回転によって、剪定枝や新聞紙等の繊維質廃棄物を圧縮しつつ混練粉砕し且つ植物繊維を解繊して先端から押し出す装置として知られている。
【0032】
この装置20は、図4に示す様に、ケーシング22と、該ケーシング22内に回転自在に挿入されたスクリュー23と、該ケーシング先端部にボルト43aによって固定されたトップカバー27と、該トップカバー27の中央部に配置され前記スクリュー23の先端32を回転自在に支持する支持部材31と、前記トップカバー27の内面に摺接するカッター29とを有しており、前記ケーシング22の後端側には、ロート状の被処理体投入用のホッパー30が、その下部開口である投入口33が前記ケーシング内に開口する様に設けられている。更に、前記トップカバー27には、粉砕物を排出するための多数の排出孔26が設けられた構成となっている。
【0033】
前記カッター29は、前記トップカバー27の内側表面に接触若しくは近接する様に配置されており、前記スクリュー23の回転軸40の先端に取り付けられて回転軸40と共に回転する様になっている。又、前記トップカバー27の中心には前記スクリュー支持部材31が設けられており、スクリュー23の先端32は、スクリュー支持部材31に回転自在に支持されている。更に、スクリュー23の回転軸40は、前記ケーシング22にボルト43bで固着されたリアカバー28に回転自在に保持され、その後端は、コネクタを介して適宜の駆動源に取り付けられて該回転軸40をケーシング22内で回転自在に支持する構造となっている。又、前記ケーシング22の内側前方側には、該ケーシング22の長手方向に沿って複数の剪断刃部材24がボルト25によって固着されている。
【0034】
係る構成の装置1により、スクリューの回転力によって被処理体をスクリュー23とケーシング22の内面とによって擂り潰しつつ粉砕混練し、更に、該スクリュー23の羽根23aの間隔が先端に行くに従って狭くなる様に形成されているので、これにより被処理体をスクリュー23の回転力によって前方に圧送し、前記トップカバー27の排出孔26から押し出す様になっている。この押し出しの直前で、前記ケーシング22内の排出孔26の手前に設けられたカッター29により、被処理体の繊維質を切断し、これにより排出孔26の目詰まりを防止する様になっている。
【0035】
尚、ケーシング2の内側には、該ケーシング22の長手方向に沿って複数の剪断刃部材24が形成されており、図5に概念的に示している様に被処理物の切断による粉砕を行う。即ち、先ず同図(a)に示している様に、スクリューの回転によって圧送されてきた被処理物45は、スクリュー羽根23aの外周縁と前記剪断刃部材24とに挟まれる状態となる。次に同図(b)に示している様に、被処理物45はスクリュー23の回転(図中矢印方向)によってスクリュー羽根23aの外周縁と前記剪断刃部材24のテーパ状剪断刃面24aとの間で剪断力を受け、同図(c)に示している様に、スクリュー羽根23aの外周縁と前記テーパ状剪断刃面24aとの間に存在する被処理物45は、両部材の相対運動により擂り潰し作用を受けて被処理物中の繊維質はほぐされつつ剪断・粉砕されていく事になる。
【0036】
以上の様にして、ケーシング22内に投入された被処理物45は、次第に小片45a,45bに粉砕されつつ混練され擂り潰されて、更により小さな粒子へと粉砕されてゆく事になる。特に、スクリュー23の羽根ピッチは、前方ほど狭くなっているので、スクリューの前方に行くほどスクリューの回転力によって被処理物は圧縮されて圧密化され、その状態で更に混練作用による擂り潰しと粉砕作用を受けて、一層細かな粒子へと粉砕されてゆく事になる。
【0037】
尚、スクリュー先端部においては、粉砕物が圧密化されているので、被処理物の種類や状態によっては、スクリュー先端の空間44内で粉砕物がスクリューと共回りし、前記トップカバー27の排出孔26から円滑に排出されない現象が生じる場合があるので、該スクリュー先端空間44内に突入する如く、抵抗棒35を進退自在にケーシング22に取り付けている。これにより、スクリュー先端空間44における圧密化された粉砕物の共回り現象が防止され、粉砕物の円滑な排出が行われる。
【0038】
本発明では、係るスクリュー式加圧粉砕解繊装置を用いて、剪定枝や刈り草,葦,藻類或いは廃木材等の植物性廃棄物を粉砕処理して得られる植物性粉砕物を用いる様にしており、係る粉砕物は、粉砕過程で前記切断刃部材24とスクリューの羽部23aとの剪断力によって切断され、且つ、両剪断部材23a,24の間でスクリュー23の回転力によって擂り潰され、この擂り潰し作用によって繊維質はほぐされて解繊されると共に、摩擦熱によって80〜100℃以上に昇温しているので、該粉砕物は、恰も“高温高圧状態に圧縮された綿”の如き状態で前記排出孔26から排出されるが、排出後は、スクリューによる加圧状態から解放されるので、粉砕物中の植物繊維内或いは繊維間に含有されて高圧状態にある水分が大気圧下で急速に膨張して蒸発する結果、繊維は、恰もボップコーンの様に膨潤して一層ほぐされ、通気性に富んだ、換言すると吸湿性に富んだ植物性粉砕物となっている。又、この植物性粉砕物は、落ち葉や枯れ草等から自然界で形成される腐葉土,腐植土の如く、好気性醗酵をし易い状態に変質している。従って、本発明の混練混合解砕装置に係る植物性粉砕物を投入して家畜糞尿等と混合すると、家畜糞尿等の好気性醗酵は極めて容易に進行し、嫌気性醗酵は生じ難いので、家畜糞尿の堆肥化も極めて容易に行う事が可能となる。
【0039】
次に、本発明に係る混練混合解砕装置を用いて、家畜糞尿と前記植物性粉砕物とから好気性醗酵させて堆肥を製造するための堆肥化原料を製造する装置について説明する。図5は、同装置の平面図であり、同図において、家畜糞尿は、定量排出装置51aを備えた家畜糞尿ホッパ51に適宜投入され、前記図3に示したスクリュー式加圧粉砕解繊装置によって粉砕処理された植物性粉砕物は、定量排出装置52aを備えた植物性粉砕物ホッパ52に適宜投入される。家畜糞尿は、前記家畜糞尿ホッパ51から定量排出装置51aによって定量排出が行われ、糞尿コンベア53を経て主コンベア54に送られる。植物性粉砕物は、前記植物性粉砕物ホッパ52から定量排出装置52aによって定量排出が行われ、前記主コンベア54上に排出される。該主コンベア54では、前記糞尿コンベア53から送られる糞尿と一緒になって、本発明に係る前記混練混合解砕装置55の前記投入口から定量投入される。該混練混合解砕装置55から排出される前述の解砕物は、コンベア56上に落下し、該コンベア56から受槽57内に送給される様になっている。
【0040】
次に、図5に示した装置を用いた本発明の実施例について説明する。
〔実施例1〕 水分80%の生牛糞を家畜糞尿ホッパ51に投入し、樹木の剪定枝を図3に示したスクリュー式加圧粉砕解繊装置によって粉砕処理されたままの水分50%の植物性粉砕物を前記植物性粉砕物ホッパ52に投入して、原料の準備を終えた。次に、各ホッパに付設の定量排出装置51a,52aの排出量を、体積比で生牛糞3に対して植物性粉砕物4の比率(重量比で、生牛糞:植物性粉砕物=3:1)で排出される様に設定し、装置の運転を開始した。前記主コンベア54からは、前記混練混合解砕装置55の投入口に連続的に牛糞と植物性粉砕物との混合物が上記割合で連続的に供給され、該混練混合解砕装置55の排出部からは解砕物が連続的に排出され、受槽57内に連続的に送給されていた。
【0041】
生牛糞を投入したホッパ51,糞尿コンベア53及び主コンベア56並びに混練混合解砕装置55の投入口の近傍では、牛糞特有の悪臭が発生していたが、解砕物を搬送するコンベア56の周りでは、悪臭は感じなかった。該コンベア56上を搬送されている解砕物は、サラサラとした感じであり、手で摘んで臭いを嗅いでみても、全く悪臭はなかった。又、手で握り固めて前記コンベア56に戻すと、直ちにバラバラになって、固まりを維持する事はできなかった。更に、掌に付着している前記解砕物を叩くと、極めて容易に落下し、掌には何も残らず、掌にはなんらの臭いも付着していなかった。この事から、本発明装置による解砕物は、通気性に富み、好気性醗酵に適している事が確認された。
【0042】
以上の説明では、主として家畜糞尿と植物性粉砕物との混合物の混練混合解砕について説明したが、本発明の装置は、これに限定されるものではなく、家畜糞尿に代えて生ゴミ或いはこの粉砕物と前記植物性粉砕物との混合物、又は、汚泥と前記植物性粉砕物との混合物を混練攪拌して解砕する事により、前記家畜糞尿の場合と同様に堆肥化原料を製造する事も可能である。更に、前記植物性粉砕物に適宜のバインダーを均一混合させて解砕し、これを型に入れてブロック状に形成する育苗床を成形するための原料の調整等に使用する事も可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の混練混合解砕装置によれば、スクリュー式移送手段を用いて、家畜糞尿と植物性粉砕物との混合物等を均一に混合するに当り、スクリュー式混練部とパドル式攪拌混合部及び解砕部とを、1つのケーシング内に配置する構造であるので、最も悪臭の発生する混練物や攪拌混合物が大気から隔離されているので、周囲に悪臭を漂わせる事なく、混練混合解砕処理の各工程を行う事が可能となる。
【0044】
特に、前記攪拌混合部2Bの構成として、パドル型攪拌装置を使用し、且つ該パドル5の取付け角度を調整して、パドル5自体にも送り機能を持たせる様にしているので、混練部と攪拌混合部とを一体化する事を可能にしている。又、パドルの取付け角度を自在に変更可能にしておけば、被処理物の特性に応じて最適な状態での装置運転が可能となる。
【0045】
更に、パドル5の取付け角度により生じる送り能力を、順次大から小に、そして再度小から大になる様に調整しているので、パドル列からなる前記攪拌混合部の前半部分では、被処理物には圧縮力が作用して、被処理物中の水分を絞り出す効果が作用する事になり、この水分が、被処理物中の前記植物性粉砕物等の吸湿材料に吸収され、この結果、水分中に溶解している悪臭成分の吸湿材料への吸収量も増加して、解砕物からの悪臭発生度合いを大幅に低下させる事ができる様になっている。一方、前記パドルによる送り能力が、小から大に変化する後半部分では、前記前半部分で圧縮されている被処理物が膨潤して圧密度が低下し、次工程の解砕装置による解砕を容易にしている。
【0046】
又、家畜糞尿と、前述のスクリュー式加圧粉砕解繊装置によって擂り潰しつつ粉砕解繊処理された通気性に富む(吸湿生に富む)植物性粉砕物との混合物を、本発明装置によって混練混合解砕処理を行うと、その処理過程で家畜糞尿中の水分と共に、糞尿中の水中に溶解している悪臭成分が該植物性粉砕物に吸収されて安定的に保持される結果、得られた解砕物は全く悪臭のしない解砕物となっている。従って、その後の好気性醗酵処理のための移送や醗酵工程での家畜糞尿特有の悪臭の発生もないので、醗酵処理装置の悪臭対策が不要となり、設備コストと堆肥化コストの大幅な低減が可能となり、家畜糞尿を原料とした有機肥料の普及が促進される事になる。
【0047】
この事実は、生ゴミと前記植物性粉砕物との混合物から堆肥化原料を調整する場合についても同様であるので、大型ホテルやレストラン等の事業所から発生する生ゴミの堆肥化にも、悪臭対策が不要となるので、都会の真ん中に存在するホテル等においても、堆肥化原料の調整装置としての利用が可能となり、都市部で発生する生ゴミの資源化利用を大きく前進させる効果が期待される等、本発明装置による社会的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混練混合解砕装置の1例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明で使用する植物性廃棄物のスクリュー式加圧粉砕解繊装置の要部断面図である。
【図4】図3に示した装置による植物性廃棄物の粉砕解繊工程を示す概念図である。
【図5】図5は、本発明に係る混練混合解砕装置を用いて堆肥化原料を製造する設備の平面図である。
【図6】図6は、従来の糞尿処理装置に使用する混合装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 スクリュー式移送手段
2a スクリュー軸
2b 第1送りスクリュー羽根
2c 第2送りスクリュー羽根
2d 逆向きスクリュー羽根
2e 落下解砕促進バー
2A 第1移送部
2B 攪拌混合部
2C 第2移送部
2D 排出部
3 投入口
4 排出口
5 パドル
6 回転軸
7 解砕バー
8 解砕部
9 ノズル部
20 スクリュー式加圧粉砕解繊装置

Claims (10)

  1. 一端側に被処理物の投入口(3)を有し、他端側下部に被処理物の排出口(4)を有するケーシング(1)内にスクリュー式移送手段(2)が配置され、該スクリュー式移送手段(2)の回転により、前記被処理物を前記ケーシング(1)の一端側から他端側に移送しつつ該被処理物の混練混合及び解砕を行って、解砕物を排出する様にしてなる混練混合解砕装置であって、
    前記スクリュー式移送手段(2)は、前記投入口(3)側から順に、スクリュ−軸(2a)の外周部に第1送りスクリュー羽根(2b)が配置されて前記被処理物を前方に移送する第1移送部(2A)と、前記スクリュー軸(2a)の外周面に配置されたパドル(5)によって前記被処理物の攪拌混合を行う攪拌混合部(2B)と、前記攪拌混合された被処理物を下方に排出する排出部(2D)とから構成されており、
    前記攪拌混合部(2B)には、複数のパドル(5)が、各パドルの送り力が前記第1移送部(2A)から遠ざかるに連れて順次小さくなった後に再度順次大きくなる様に、前記スクリュー軸(2a)の外周面に、その軸線方向に沿って螺旋状に取り付けられており、
    前記排出部(2D)の先端部には、前記第1送りスクリュー羽根(2b)とは逆向きのスクリュー羽根(2d)が前記スクリュー軸(2a)に配置され、該逆向きスクリュー羽根(2d)の手前側で且つ前記排出口(4)の上方位置に前記スクリュー軸(2a)の周囲に突出する複数の落下解砕促進バー(2e)が配置され、前記排出口(4)に前記攪拌混合された被処理物を落下させる様にしてなり、
    該排出口(4)の下部には、回転軸(6)と該回転軸(6)から突出する複数の解砕バー(7)とからなる解砕手段(8)が配置され、これによって前記混練混合された前記被処理物を解砕して解砕物として外部に排出する様にしてなる事を特徴とする混練混合解砕装置
  2. 前記排出部(2D)の先端部の前記逆向きスクリュー羽根(2d)の手前側で且つ前記排出口(4)の上方位置に、前記ケーシング(1)から内部に突出する様に固定バー(11)を配置してなる請求項1に記載の混練混合解砕装置
  3. 一端側に被処理物の投入口(3)を有し、他端側下部に被処理物の排出口(4)を有するケーシング(1)内にスクリュー式移送手段(2)が配置され、該スクリュー式移送手
    段(2)の回転により、前記被処理物を前記ケーシング(1)の一端側から他端側に移送しつつ該被処理物の混練混合及び解砕を行って、解砕物を排出する様にしてなる混練混合解砕装置であって、
    前記スクリュー式移送手段(2)は、前記投入口(3)側から順に、スクリュ−軸(2a)の外周部に第1送りスクリュー羽根(2b)が配置されて前記被処理物を前方に移送する第1移送部(2A)と、前記スクリュー軸(2a)の外周面に配置されたパドル(5)によって前記被処理物の攪拌混合を行う攪拌混合部(2B)と、前記スクリュー軸(2a)の外周部に第2送りスクリュー羽根(2c)が配置されて前記攪拌混合された被処理物の前方への移送を行う第2移送部(2C)と、前記第2移送部(2C)から送給されてきた被処理物を下方に排出する排出部(2D)とから構成されており、
    前記攪拌混合部(2B)には、複数のパドル(5)が、各パドルの送り力が前記第1移送部(2A)から遠ざかるに連れて順次小さくなった後に再度順次大きくなる様に、前記スクリュー軸(2a)の外周面に、その長手方向に沿って螺旋状に取り付けられており、
    前記排出部(2D)の先端部には、前記第2送りスクリュー羽根(2c)とは逆向きのスクリュー羽根(2d)が前記スクリュー軸(2a)に配置され、該排出部(2D)から前記排出口(4)に前記攪拌混合された被処理物を落下させる様にしてなり、
    該排出口(4)の下部には、回転軸(6)と該回転軸(6)から突出する複数の解砕バー(7)とからなる解砕手段(8)が配置され、これによって前記混練混合された前記被処理物を解砕して解砕物として外部に排出する様にしてなる事を特徴とする混練混合解砕装置
  4. 前記排出部(D)の先端部の前記逆向きスクリュー羽根(2d)と前記第2送りスクリュー羽根(2c)の先端部との中間部に、前記スクリュー軸(2a)の周囲に突出して複数の落下解砕促進バー(2e)が配置されている請求項に記載の混練混合解砕装置
  5. 前記排出部(D)の先端部の前記逆向きスクリュー羽根(2d)と前記第2送りスクリュー羽根(2c)との間に、前記ケーシング(1)から内部に突出する様に固定バー(11)を配置してなる請求項又はに記載の混練混合解砕装置
  6. 前記スクリュー式移送手段(2)は、前記スクリュー軸(2a)の複数本が平行に配置され、且つ隣接する各スクリュー軸(2a)の回転方向が互いに逆方向に設定されており、前記解砕手段(8)は、前記スクリュー軸(2a)と平行に、該スクリュー軸(2a)と同数の回転軸(6)が互いに平行に配置され、且つ隣接する各回転軸(6)の回転方向が逆方向に設定されている請求項1乃至のいずれかに記載の混練混合解砕装置
  7. 前記攪拌部(B)の複数のパドル(5)は、その送り力が調整できる様に、前記スクリュー軸(2a)に対する取付角度が調整可能に取り付けられている請求項1乃至のいずれかに記載の混練混合解砕装置
  8. 前記ケーシング(1)には、外部からpH調整剤等の副資材の供給を可能とするノズル部(9)が形成されている請求項1乃至のいずれかに記載の混練混合解砕装置
  9. 前記被処理物が、剪定枝,刈草,藻類,籾殻,稲藁,麦藁又は廃木材等の1種以上からなる植物性廃棄物をスクリュー式加圧粉砕解繊装置(20)によって擂り潰しつつ粉砕解繊処理して得られる通気性に富む植物性粉砕物と、家畜の糞尿,生ゴミ又はその粉砕物又は汚泥の1種以上との混合物であり、これらの混合物を混練混合解砕して好気性醗酵による堆肥化のための原料を製造するものである請求項1乃至のいずれかに記載の混練混合解砕装置
  10. 前記家畜の糞尿が、牛糞又は豚糞或いはこれらを含む混合糞尿である請求項に記載の
    混練混合解砕装置
JP2002169574A 2002-06-11 2002-06-11 混練混合解砕装置 Expired - Fee Related JP3764130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002169574A JP3764130B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 混練混合解砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002169574A JP3764130B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 混練混合解砕装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004009009A JP2004009009A (ja) 2004-01-15
JP3764130B2 true JP3764130B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=30436096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002169574A Expired - Fee Related JP3764130B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 混練混合解砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3764130B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870548B1 (ko) * 2007-07-03 2008-11-26 최영식 롤러 콤팩타
CN105983565A (zh) * 2015-02-16 2016-10-05 江苏维尔利环保科技股份有限公司 用于餐厨垃圾加热水解设备
CN111872077A (zh) * 2020-08-31 2020-11-03 苏州清溪环保科技有限公司 一种垃圾粉碎分离设备

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281076A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Hitachi Building Systems Co Ltd 廃棄物の定量供給装置
KR101018416B1 (ko) 2007-09-20 2011-03-02 명원환경 주식회사 하수 슬러지 재활용 처리장치
JP4834707B2 (ja) * 2008-09-30 2011-12-14 株式会社タジリ 生ゴミ分別装置
WO2010081477A1 (en) * 2009-01-13 2010-07-22 Biogasol Ipr Aps Apparatus for rapid mixing of media and method
KR200447694Y1 (ko) 2009-06-02 2010-02-11 (주)동방엔지니어링 수분을 함유한 폐기물 처리장치용 스크류
EP2353707B1 (de) * 2010-01-28 2013-08-28 Bühler AG Vorrichtung und Verfahren zum Mischen und Kneten von Massen, insbesondere Schokoladenmassen
JP2014054583A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Kitagawa Iron Works Co Ltd 混合手段を備える連続式混合装置
JP6018484B2 (ja) * 2012-11-15 2016-11-02 Kyb株式会社 混合機
KR101561110B1 (ko) 2014-09-05 2015-10-16 호암엔지니어링 주식회사 이송과 혼합 뒤집기 기능을 갖는 호미형 패들을 포함하는 연속 혼합 장치
CN106955889A (zh) * 2017-05-15 2017-07-18 中国农业大学 病死畜禽无害化连续处理装置
KR102098566B1 (ko) * 2020-01-14 2020-04-10 (주)조은이엔티 유기성 폐기물의 퇴비화 제조방법 및 유기성 폐기물의 퇴비화 제조장치
CN112048440B (zh) * 2020-09-16 2023-12-08 湖南金汇龙科技有限公司 一种微生物发酵装置
CN114653245B (zh) * 2022-04-26 2023-06-30 山东兴元化工有限公司 一种粉体供料装置及其混料装置
CN116491310B (zh) * 2023-06-25 2023-09-05 黑龙江省农业科学院畜牧兽医分院 一种驴养殖的秸秆饲料切割装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870548B1 (ko) * 2007-07-03 2008-11-26 최영식 롤러 콤팩타
CN105983565A (zh) * 2015-02-16 2016-10-05 江苏维尔利环保科技股份有限公司 用于餐厨垃圾加热水解设备
CN111872077A (zh) * 2020-08-31 2020-11-03 苏州清溪环保科技有限公司 一种垃圾粉碎分离设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004009009A (ja) 2004-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3764130B2 (ja) 混練混合解砕装置
EP0489158B1 (en) Method and apparatus for making organic fertilizer
JP3621390B2 (ja) 破砕機
JP3926549B2 (ja) 生ゴミ処理方法
KR200399083Y1 (ko) 유기질 비료와 이의 제조 장치
EP0480030B1 (en) Method and apparatus for composting mixture of livestock excretion and barn mat
JPH08253385A (ja) 植物繊維を植え込みした有機質生肥料及びその製造方法並びに処理装置
JP3634689B2 (ja) 有機性廃棄物の処理方法
KR100684295B1 (ko) 유기질 비료와 이의 제조방법 및 장치
JP2003212680A (ja) 有機土壌改良資材又は有機肥料の製造方法及び施肥方法
KR100993762B1 (ko) 유기성 폐기물을 이용한 석회처리비료 제조 시스템
JPH10496A (ja) 有機性物質の処理方法及び装置
JP3670400B2 (ja) 繊維質有機廃棄物の加圧・破砕処理装置
JPH09255461A (ja) 有機性肥料の製造装置
KR19990084655A (ko) 음식물 찌꺼기를 이용한 사료 제조장치
KR100229860B1 (ko) 부엌쓰레기 처리장치
JP2002166295A (ja) 家畜糞尿処理材及び方法
KR100494350B1 (ko) 퇴비나 비료로 재활용하기위한 유기질 폐기물의 처리방법
CN216987474U (zh) 果树有机肥生产系统
JP4018648B2 (ja) 飼料の製造方法と製造プラント
JP3926550B2 (ja) 柑橘類廃棄物又は該柑橘類廃棄物と茶殼廃棄物の好気性醗酵処理方法
JP2000279929A (ja) 有機性廃棄物の醗酵処理方法及びその装置
JP4096082B2 (ja) 自走式攪拌解砕装置
KR19980033719A (ko) 음식물 쓰레기 재활용 장치
CN213493440U (zh) 一种有机肥干湿原料掺混及上料装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140127

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees