JP3762452B2 - 自動循環式索道の握索機の主ばね異常検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
自動循環式索道で握索機に用いた主ばねの異常を検出することを目的とした自動循環式索道の握索機のばね異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の技術について説明する。、特開昭62−50266号「索道握索機の主ばね不良検出装置」により開示された技術は、自動循環式索道の握索機で主ばね異常の判定は握索力を得るための主ばねに加えて、該主ばねの異常を検出するために、別途に複数の検出ばねを組み入れる。そして、主ばねと検出ばねの間には、ばねケースを介在させる。つぎに、本体側には検出片を回動自在に具えて、一端をばねケースに係止した構造にする。このようにして、握索機で主ばねに異常が生じると、検出ばねとの復元力による平衡位置がばねケースの変位になり、さらに、本体側の検出片を回動変位させる。この検出片の回動変位でリミットスイッチあるいは近接スイッチ等の検出スイッチを作動させて、搬器の運転を自動的に停止するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように各握索機に検出ばね、および、検出機構を具えると握索機の構成が複雑になる。本発明の課題は、より構造が簡単で、かつ、正確な握索機の主ばねの異常を検出するための自動循環式索道の握索機の主ばね異常検出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、搬器には索条を握放索自在な握索機を用いた自動循環式索道において、前記握索機の主ばねで附勢されて前記索条へ握放索作用をするクランプレバーと、該クランプレバーに枢着されたリージングローラーと、該リージングローラーが転動して前記クランプレバーを握放索作用をさせるためのプレスレールと、該プレスレールに前記リージングローラーの転動面が連続した面となるように下面を一致させかつ取り外し可能に固着した可撓の検出ブロックと、該検出ブロックの上面に配置され該検出ブロックの変位に対応した電気信号を出力するロードセルと、前記電気信号で前記握索機の主ばねの異常を判定する信号変換部とばね異常判定部とを備えてなり、前記検出ブロックは停留場の滑車に捲き掛けて循環移動する索条の移動径路に沿って配置された前記プレスレールの途中に配置してなり、かつ、該握索機から突出してサスペンダーを懸垂するサスペンダーシャフトの先端部に回転可能に枢着するガイドローラーと、前記ガイドローラーを案内して転動させて握索機を水平姿勢に保って走行させるガイドレールとを有して構成する。
【0005】
【作用】
自動循環式索道の握索機は索条を握索する時に、ばねの弾性復元力を利用して握索力を得る構造になっている。本発明では握索機の主ばねにはトーションスプリングを用いている。そして、本体側に形成した握子部に具えたクランピングシャフトを中心にして上下方向に回動するクランプレバーの先端部にも握子部が形成されており、両握子部間に索条を挟み握索をする。その際、トーションスプリングのねじり復元力の作用位置と、ばね定数の大きさで所定の握索力を得る構造になっている。
【0006】
停留場で上記した握索機の握索または放索動作は下記の要領で行われる。始めに、搬器の握索機が走行する軌条の減速移送装置の直前、および、加速移送装置の直後には軌条に沿ってプレスレールが配設されている。握索機については、クランプレバーの一端に形成した握子部とは反対側の端部にはリージングローラーが回転自在に枢着されている。こうして、索道線路中から停留場に搬器が到着して握索機が到着側の軌条を走行開始してプレスレールを配設した区間を通過すると、握索機のクランプレバーに枢着したリージングローラーがプレスレールの傾斜した転動面に当接して転動しながらクランプレバーが上から下に向けて押圧されて、クランプレバーの先端に形成した握子部が開口して索条を放索した後、減速移送装置を通過すると索道線路中の運転速度から乗客が降車をする。
【0007】
つぎに、回送移送装置により低速ないし微速で到着側より出発側に転向された後に加速移送装置を通過すると、索条の移動速度と等速になり、握索機のクランプレバーに枢着したリージングローラーが出発側に配設したプレスレールの転動面に当接して転動すると、クランプレバーが下方から上方に向けて回動して握子部間でトーションスプリングのねじり反力に起因する握索力で索条を挟み握索する。
【0008】
この握索機のクランプレバーを上から押圧するプレスレールにはリージングローラーの転動面が同一平坦面になるように検出ブロックを嵌着する。そして、検出ブロックにはロードセルを構成する。握索機が軌条を走行するのに伴いリージングローラーが検出ブロックを転動すると、クランプレバーに作用しているトーションスプリングのねじり復元力の押圧作用で検出ブロックに形成した検出部が押圧力に相当する量で歪み、同時に歪み量がロードセルで電気信号に変換されて出力される。つぎに、ロードセルからの電気信号は信号変換部で増幅、整形し、さらに、最大値を抽出してデジタル値に変換した後、ばね異常判定部に入力される。そして、ばね異常判定部では予め設定された所定のばね異常に相当する基準値とデジタル化された検出値との大小関係が比較されて、もし、検出値の最大値の方が小さい場合にはトーションスプリングに異常があると判定して索道の制御装置へ接点出力をして搬器の運行を停止する。この一連の握索機に対するばね異常検出作用が検出ブロックを通過する各握索機毎に行われて、停留場を出発する搬器の握索機のばね異常を電気的に判定する。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の詳細な実施例を図を用いて説明する。始めに、図1は自動循環式索道の停留場1の出発側より見た側面図である。停留場1には搬器30,30,…の進行方向に機械装置を支持するための二つのコラム、即ち、前コラム18と後コラム19とを立設する。前コラム18と後コラム19には索条2を放策した搬器30,30,…の握索機31,31,…のランニングローラー43,43,…が転動して走行するための軌条17を水平に架設する。そして、軌条17に沿ってタイヤ10,10,…を等間隔に並設する。タイヤ10,10,…の回転速度で走行区間により搬器30,30,…の加減速および一定速度での移送が行なわれる。
【0010】
つぎに、索道線路中で搬器30,30,…が運行される索条2を半周巻き掛けた滑車60が水平から僅かに傾斜した状態で機械装置内に枢着されている。そして、滑車60へ向けて索条2を支承して誘導するための受索輪15,15,15および、タイヤ10,10,…を回転駆動するための駆動受索輪25,25を装着する。この内、出発側の軌条17に沿って複数のタイヤ10,10,…を搬器30,30,…の進行方向へ回転が順番に速くなるように並べた加速移送装置6と隣接する所には握索機31,31,…のクランプレバー37,37,…を回転するためのプレスレール22を配設する。そして、機械装置の全体を覆う機械カバー3を設けて積雪から保護するようする。
【0011】
続いて、本発明に係わるばね異常検出装置の詳細な構造について説明する。図2は前記した停留場1の内で特に図示右側のプレスレール22の箇所を図示し、図3は図2の一部を断面にした正面図である。図1に示した停留場1の滑車60に巻き掛けて循環移動する索条2の移動経路に沿って図3に示した如く、断面が凹型をした軌条17をL字型の型鋼材の一辺の先端部を水平に切除して形成した補助レール17aに固着し、さらに、これを長方形の角型鋼管でできた軌条フレーム16上に貼着して軌条17の剛性を確保するようにしている。
【0012】
つぎに、停留場1の出発側の軌条17の索道線路へ向かう先端部には軌条17の上部に縦フレーム4および4間にプレスレール22を懸架して並設する。図3に示すようにプレスレール22は断面がI型および一部が逆T字型の形状をしており、下面は転動面22aが形成されている。そして、軌条17に並設した加速移送装置6のタイヤ10,10,…で握索機31のトラクションプレート44を押圧して加速され索道線路中の移動速度と等速になる所から握索機31のクランプレバー37の先端部に枢着したリージングローラー45がプレスレール22の転動面22aと当接して転動を開始して、プレスレール22の一部区間に設けられた断面が”コ”の字型をした反転部22bを通過すると、クランプレバー37がリンク39の一端側のヒンジピン40がクランピングシャフト33とリンクピン38とを結んだ直線の図示下側に位置するまで死点を越えて上方に回動して、トーションスプリング42のねじり復元力が握索力として作用する方向にする。
【0013】
つぎに、図2で示すようにプレスレール22の一部を成す反転部22bの終端部付近には転動面22aと同一面となるように検出ブロック23が嵌着されている。図5はプレスレール22へ嵌着された検出ブロック23の構造を示した側面図である。検出ブロック23は中央に凹型の窪みを設けて薄肉状の検出部23aを形成し、下面は嵌着した際にプレスレール22の転動面22aと連続した平坦面にする。そして、検出部23aには上面にロードセル23bを構成する。検出ブロック23はプレスレール22へは両端を4箇所のボルト24,24,…とボルト24,24,…とを用いて上部側で固着されている。
【0014】
つぎに、図3および図4は搬器30の握索機31がプレスレール22を配設した軌条17を走行する状態を説明した正面図である。軌条フレーム16の上面には”L”字型の型鋼を先端の円弧部を削除して平坦面を形成した補助フレーム6aを固着し、その上面に断面視で凹型をした軌条17を固着する。軌条17の図示右側には水平フレーム4bへ軸受ブロック14,14,…で駆動受索輪25,25を回転可能に枢着する。つぎに、縦フレーム4aより軌条17側へ向けて固着延出した横フレーム5にはプレート12,12,…で横フレーム5を挟みボルト13,13,…で圧着して移送フレーム7を懸架をする。つぎに、移送フレーム7の下面には軸受ブロック8,8,…を等間隔に固着して懸垂する。そして、各軸受ブロック8,8,…にはタイヤ軸11,11,…を回転自在に枢支して、各タイヤ軸11,11,…には軸受ブロック8,8,…を挟み図示左側にはタイヤ10,10,…を装着し、図示右側にはプーリー9,9,…を装着してタイヤ10,10,…とプーリー9,9,…が一体の関係で回転するようにする。つぎに、隣接するプーリー9,9間にはベルト26,26を巻き掛ける。同様にして隣合うプーリー9,9を対にして 次々にベルト26,26を捲き掛けて回転を伝達するようにする。次に、移送フレーム7を懸架した横フレーム5,5,…の先端で機械カバー3を内面側で固着支持をする。そして、機械カバー3の内側の垂直な側面には、断面が”コ”の字型をしたガイドレール21を、軌条17を握索機31が走行する全行程に亘って固着する。
【0015】
図4はプレスレール22へ嵌着した検出ブロック23で握索機31のばね異常を検出する状態を示したものである。握索機31の概略構造についてを記述すると、メインクランプ32には索条2を握索する一方の握子部32aを形成し、トーションスプリング42の一端側を拘束する。つぎに、クランプレバー37にもメインクランプ32の握子部32aと共働して索条2を握索するための握子部37aを形成する。そして、メインクランプ32の握子部32aにはクランピングシャフト33でクランプレバー37を握子部37aの箇所で上下に回動自在に枢着する。つぎに、クランプレバー37の略中間位置にはリンクピン38でリンク39の一端側を枢着する。また、該リンク39の他端側へはもう一方のリンクピン40でクランプレバー41の先端部を枢着する。該クランプレバー41はトーションスプリング42の軸芯42aを中心にして矢印51、または、矢印52方向へ回動すると共に、トーションスプリング42のもう一方側の拘束端になっている。
【0016】
つぎに、メインクランプ32にはクランプボディー47が上方に向けて突出して固着され、上端部には水平な状態でトラクションプレート44がボルト48,48,…で固着されている。さらに、図示左側には水平にサスペンダーシャフト34を突出してサスペンダー49の頭部を挿入し、つぎに、カラー35を挿入してメインクランプ32との間に挟みサスペンダー49を懸垂する。また、先端部にはガイドグローラー36を回転可能に枢着する。つぎに、図2、3、4で示すようにタイヤ10が握索機31のトラクションプレート44に接触して回転することで、握索機31はランニングローラー43,43が軌条17を転動して移送されると時、機械カバー3の内側に軌条17と並設して巡らしたガイドレール21でガイドグローラー36が案内されて転動することで握索機31が水平姿勢を保ち走行するようにしている。
【0017】
クランプレバー37の動作についてはクランクレバー41が一端側を拘束したトーションスプリング42のねじり復元力の作用で軸芯42aを中心にして矢印53方向へ回動する向きに附勢され、この作用を二つのリンクピン38,40とリンク39により握子部37aのクランピングシャフト33を軸にして矢印52方向へ回転するモーメントを作用するようにする。これにより、クランプレバー37側の握子部37aが矢印55方向へ回動してメインクランプ32側の握子部32aとでモーメントの作用による握索力で索条2を握索する。
【0018】
図1に示した停留場1で握索機31が索条2を握索または放策する動作は、握索機31が軌条17を走行すると共に、クランプレバー37の先端部に枢着したリージングローラー45がプレスレール22の転動面22に当接して転動し、トーションスプリング42のねじり復元力に抗して、さらに、矢印51方向に押し下げることで、握子部37aがクランピングシャフト33を中心に矢印54方向へ回動して握子部32aと37aが開口する。この時、プレスレール22の転動面22aにも反作用でクランプレバー37からねじり復元力がリージングローラー45を仲介して作用する。こうして、リージングローラー45が転動しながら検出ブロック23の検出部23aを通過すると、同様にして、ねじり復元力がリージングローラー45を介して検出部23aにも作用して、押圧力に相当する歪みが生じ、ロードセル23bで電気信号に変換される。
【0019】
図6は検出ブロック23で検出した歪み量の電気信号を基にしてばね異常の判定を行うための処理過程を説明したブロック線図である。また、図7はばねの異常の判定処理を行う過程を示したフローチャート図である。ロードセル23bには信号変換部Aを接続する。信号変換部Aの構成はロードセル23bから出力された電気信号を処理する順番に入力アンプamp、ローパスフィルターrf、ピーク検出回路phおよびA−D変換器exを接続して成っている。
【0020】
信号変換部Aの次にはばね異常判定部Bが接続されている。ばね異常検出部BはROメモリrom、RAメモリram、表示器mn、設定部se、演算器cpuと制御入出力cioとを接続して成っている。次に、ばね異常判定部Bには制御装置Cが接続されている。また、ブリッジ電源Dからはロードセル23bとばね異常判定部Bの演算器cpuに電源を供給している。
【0021】
このように構成したばね異常検出装置で握索機31のばね異常を検出する手順ないし順序を以下に説明する。図1に示した停留場1で索条2を放策して減速移送装置(図示していない。)で減速された搬器30が複数のタイヤ10,10,…を並設して構成した回送移送装置20により低速で到着側から出発側に転向されて、さらに、矢印61方向へ進行すると、回送移送装置20に続けて、同様にしてタイヤ10,10,…を並べてプーリー9,9,…とベルト26,26,…で回転が徐々に増速するように連結した加速移送装置6で低速から索条2の循環移送速度にまで加速される。つぎに、加速移送装置6の図示右隣りには側面視で舟形をしたプレスレール22が軌条17の上方に並設されている。
【0022】
握索機31が放策位置31bの姿勢で軌条17を走行して、プレスレール22へ到るとクランプレバー37の先端部に枢着したリージングローラー45がプレスレール22の転動面22aに当接して転動する。プレスレール22の転動面22aの一部区間には断面が”コ”の字形をした反転部22bが下部に固着されている。クランプレバー37は図4に示した矢印51へ、一旦は押圧された後、リージングローラー45が前記した反転部22bに案内されて転動すると、クランプレバー37は強制的に死点を越えて矢印52へ押し上げられて、リンクピン40がクランピングシャフト33とリンクピン38を結ぶ直線より図示で下方に位置すると、トーションスプリング42のねじり復元力がクランプレバー37を矢印52方向に作用する向きに働くようになる。従って、プレスレール22の転動面22aと同一平坦面となるように嵌着された検出ブロック23をクランプレバー37のリージングローラー45が転動すると、同様にしてトーションスプリング42のねじり復元力が作用する。その結果、図5で示すように、検出ブロック23に形成した薄肉状の検出部23aには押圧力と比例した歪みが生じる。この時、検出部23aの中央に構成したロードセル23bでは歪み量に比例した電気信号が出力される。
【0023】
つぎに、図6に示した検出ブロック23のロードセル23bからの歪み量に相当する電気信号は信号変換部Aの入力アンプampへ入力され増幅される。そして、次にローパスフィルターrfへ出力される。ローパスフィルターrfでは振動やノイズ等の高周波成分を除去して比較的単純な波形に整形され、続いて、ピーク検出回路phへ出力して整形した波形の一定時間毎の最大値を抽出する。つぎに、A−D変換器exに出力してデジタル値に変換をする。以上で信号処理部Aでの処理が終了して続いてばね異常判定部Bにデジタル値が出力される。
【0024】
ばね異常判定部BではA−D変換器exから二つのROメモリrom,RAメモリramに出力されたデジタル値はここで記憶される。続けて、RAメモリramに接続された表示器mnへ出力してその時のデジタル値を表示する。設定器seでは予めばね異常の判定の基準値を設定しておく。そして、RAメモリramに記憶されたデジタル値と基準値を演算器cpuへ出力する。演算部cpuではROメモリromにある演算処理に従って、デジタル値と設定器seで設定した基準値との大小関係を比較する。そして、判定結果を制御入出力cioへ出力する。制御入出力cioでは演算部cpuからの判定結果に基き、次に接続された制御装置Cへ接点出力をする。制御装置Cでは接点出力で搬器30,30,…の運行を続行するか停止をするかの処置が選択される。これとは別に、制御入出力cioには外部から検出ブロック23の繰り返し動作による経時変化をゼロ点補正するための入力接点と、RAメモリramに保持されたデジタル値を帰零するための入力接点があり、搬器30の検出スイッチ(図示していない。)の検出信号を入力する。
【0025】
図7は、プレスレール22の検出ブロック23を通過する握索機31のばね異常を検出する1サイクルのフローチャート図を示したものである。軌条17の所定位置で搬器30が検出スイッチ(図示していない。)で検出されると、図6のRAメモリramのデジタル値を帰零し、同時にばね異常検出を開始する。即ち、検出ブロック23のロードセル23bからの電気信号の取り込みを開始し、次の搬器30が検出されるまで続行する。この間の最大値をピーク検出器phで抽出してA−D変換器exでデジタル値にする。続いて、ばね異常検出部Bではばね異常の基準値とデジタル化した検出値の最大値とを比較して、もし最大値の方が大きい場合には搬器30,30,…の運転を継続して、次に検出ブロック23を通過する搬器30のばね異常を判定する。しかし、検出値の最大値が基準値より小さい場合には握索機31にばね異常があると判定して、搬器30,30,…の運転を停止する。そして、ばね異常が検出された搬器30の握索機31の調査整備を行うようにする。こうして、握索機31のばね異常に起因する事故を未然に防止をする。
【0026】
また、握索機31のトーションスプリング42のねじり復元力、即ち、握索力を検出部23aの歪み量に置換し、ロードセル23bで電気信号にして信号変換部Aでデジル値にした後、ばね異常判定部Bの表示器mnで表示するようにしている。従って、トーションスプリング42のねじり復元力による握索力の変化を随時追跡して監視することで、事前にばね異常が起きそうな握索機31の整備を行って、営業中の搬器30,30,…の運転停止を防ぐことも可能である。引用の握索機31はトーションスプリング42を用いたものであるが、他のコイルスプリングや皿ばねを用いたものでも握索動作をするクランプレバーに作用していれば、本発明のばね異常検出装置の適用は勿論可能である。こうして、自動循環式索道の搬器による乗客の輸送をより安全に行ようにする。
【0027】
【発明の効果】
従来の自動循環式索道の握索機のばね異常検出装置は、握索力を得るための主ばねの外に、検出用のばねを装着して、主ばねと検出用のばねの復元力が平衡する位置をばねケースを介して検出片の回転変位にして、その変位する位置で主ばねの異常を検出する構造のものであった。従って、個々の握索機に主ばねの異常を検出するための機構が組み込まれており、それだけ握索機の構造が複雑なものとなっていた。
【0028】
本発明のばね異常検出装置は、握索機が走行する軌条に沿って並設した握索機を動作するためのプレスレール側に検出ブロックを設けているので、従来のように握索機側には主ばねの異常を検出するための機構を組み込まずに省略することで、握索機の構造をより単純化できる効果がある。
【0029】
検出方法については、索条を握索する一方の握子部を形成したクランプレバーで握索力を検出しているので握索力、即ち、ばね異常の判定がより正確なものとなる。また、握索機側の握索力を得るための機構や構造、あるいは、ばねの種類が異なってもクランプレバーに作用していれば対応可能であること。さらに、握索機のばね異常を検出する検出ブロックを各停留場の一箇所に具え付けておけばよいので、ばね異常検出装置の保守、点検作業が容易に行える効果がある。
【0030】
つぎに、各握索機の握索力を検出ブロックに構成したロードセルで電気信号に変換し、さらに、信号変換部でデジタル値に変換して随時表示することで、主ばねの繰り返し握索放索動作による握索力の低下を追跡して監視することで、事前にばね異常が起きそうな握索機をある程度予測することも可能となるので、営業外時間にこうした握索機の点検整備を実施しておけば、営業中に握索機のばね異常による運転停止を減らすことも出来る。以上、本発明のばね異常検出装置は多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のばね異常検出装置を備えた自動循環式索道の一端の停留場を出発側より見た側面図である。
【図2】 図1の出発側の軌条に並設したプレスレールの検出ブロックを握索機が通過する状態を示した側面図である。
【図3】 図2で示したプレスレールに嵌着した検出ブロックを握索機が通過する状況を説明した正面図である。
【図4】 図3に示した握索機の構造および握索動作をより詳細に説明した握索機の正面図である。
【図5】 図2のプレスレールに嵌着した検出ブロックの構造を拡大した側面図である。
【図6】 図5に示した検出ブロックのロードセルで握索力を電気信号に変換し、判定する信号処理過程を説明したブロック図である。
【図7】 本発明のばね異常検出装置で握索機のばね異常を検出する順序を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1 停留場
2 索条
3 機械カバー
4a 垂直フレーム
4b 水平フレーム
5 横フレーム
6 加速移送装置
7 移送フレーム
8,8,… 軸受ブロック
9,9,… プーリー
10,10,… タイヤ
11,11,… タイヤ軸
12,12,… プレート
13,13,… ボルト
14,14,… 軸受ブロック
15,15,… 受索輪
16 軌条フレーム
16a 補助フレーム
17 軌条
18 前コラム
19 後コラム
20 回送移送装置
21 ガイドレール
22 プレスレール
22a 転動面
22b 反転ガイド
23 検出ブロック
23a 検出部
23b ロードセル
24,24,… ボルト
25,25 駆動受索輪
26,26,… ベルト
30,30,… 搬器
31 握索機
31a 握索位置
31b 放策位置
32 メインクランプ
32a 握子部
33 クランピングシャフト
34 サスペンダーシャフト
35 カラー
36 ガイドローラー
37 クランプレバー
37a 握子部
38 リンクピン
39 リンク
40 リンクピン
41 クランクレバー
42 トーションスプリング
42a 軸芯
43,43 ランニングローラー
44 トラクションプレート
45 リージングローラー
46 ローラシャフト
47 クランプボディー
48,48,… ボルト
49,49,… サスペンダー
50,50,… 座椅子
51,52,53,54,55 矢印
60 滑車
61 矢印
A 信号変換部
B ばね異常判定部
C 制御装置
D ブリッジ電源
amp 入力アンプ
cio 制御入出力
rf ローパスフィルター
ex A−D変換器
ph ピーク検出器
se 設定器
cpu 演算器
ram RAメモリ
rom ROメモリ
Claims (1)
- 搬器には索条を握放索自在な握索機を用いた自動循環式索道において、
前記握索機の主ばねで附勢されて前記索条へ握放索作用をするクランプレバーと、
該クランプレバーに枢着されたリージングローラーと、該リージングローラーが転動して前記クランプレバーを握放索作用をさせるためのプレスレールと、
該プレスレールに前記リージングローラーの転動面が連続した面となるように下面を一致させかつ取り外し可能に固着した可撓の検出ブロックと、該検出ブロックの上面に配置され該検出ブロックの変位に対応した電気信号を出力するロードセルと、
前記電気信号で前記握索機の主ばねの異常を判定する信号変換部とばね異常判定部とを備えてなり、前記検出ブロックは停留場の滑車に捲き掛けて循環移動する索条の移動径路に沿って配置された前記プレスレールの途中に配置してなり、かつ、該握索機から突出してサスペンダーを懸垂するサスペンダーシャフトの先端部に回転可能に枢着するガイドローラーと、
前記ガイドローラーを案内して転動させて握索機を水平姿勢に保って走行させるガイドレールとを有することを特徴とする自動循環式索道の握索機の主ばね異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11926795A JP3762452B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動循環式索道の握索機の主ばね異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11926795A JP3762452B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動循環式索道の握索機の主ばね異常検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290768A JPH08290768A (ja) | 1996-11-05 |
| JP3762452B2 true JP3762452B2 (ja) | 2006-04-05 |
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ID=14757124
Family Applications (1)
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-
1995
- 1995-04-20 JP JP11926795A patent/JP3762452B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08290768A (ja) | 1996-11-05 |
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