JPH056314Y2 - - Google Patents

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JPH056314Y2
JPH056314Y2 JP8584288U JP8584288U JPH056314Y2 JP H056314 Y2 JPH056314 Y2 JP H056314Y2 JP 8584288 U JP8584288 U JP 8584288U JP 8584288 U JP8584288 U JP 8584288U JP H056314 Y2 JPH056314 Y2 JP H056314Y2
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JP
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moving handrail
handrail
grasping
pair
graspers
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エスカレータ等の乗客コンベアに備
えられる移動手すりの走行力測定装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、乗客コンベアにおいては、昇降機の検査
標準の解説書などに基づいて、乗客コンベアの運
転中に、作業者が移動手すりを把握して走行方向
の反対側の引張つて移動手すりを停止させ、この
ときの力を概略20〜25Kg程度であることを推測に
より確認するようになつていた。
そして、このような作業者の勘に頼るものを改
善するため、例えば特開昭61−145096号公報に示
されるように、移動手すりを把握する把握体と、
この把握体を介し駆動され、この駆動力を測定す
る測定体とを備えた移動手すりの走行力測定装置
が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような従来の移動手すりの走
行力測定装置にあつては、構造が複雑で、重量が
8Kg程度もあつて重いことから、取扱い操作が困
難であるとともに、測定値の精度が低いという問
題があつた。また、移動手すりへ装着するのに乗
客コンベアの停止を要することや、移動手すりの
幅寸法や構造が異なる種々の乗客コンベアには適
用できないという不具合もあつた。
本考案はこのような従来技術における実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、構造が簡単で
あり、把握体を移動手すりに容易に装着できると
ともに、この把握体の把握子の操作を要すること
なく、この1対の把握子を自動的に移動手すりに
密着させることのできる移動手すりの走行力測定
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案は、移動手す
りの両側部にそれぞれ当接可能な1対の把握子
と、これらの把握子に連結される本体を有し、前
記移動手すりの走行に応じて移動可能な把握体
と、この把握体を介し駆動され、この駆動力を測
定する測定体とを備えた移動手すりの走行力測定
装置において、前記把握体の把握子および本体の
いずれか一方に、前記移動手すりの走行方向に沿
つて互いに接近する1対の溝を設け、いずれか他
方に、この1対の溝にそれぞれ移動可能に嵌入さ
れるピンを相対的回動可能に設けるとともに、前
記測定体に、前記本体に設けた係合部に係合する
係合部と、人手により保持される保持部とを取付
けた構成にしてある。
〔作用〕
本考案は上記のように構成したことから、走行
する移動手すりを1対の把握子が挾む状態で、こ
の移動手すりに把握子にピンを介し連結される本
体を配置すると、これらの把握子はそれぞれ溝に
案内されながら移動する。そして、この1対の溝
が移動手すりの走行方向に沿つて互いに接近する
ことから、把握子が移動手すりの両側部に向かつ
て移動して、この1対の把握子により移動手すり
が徐々に狭圧される。また、上述した本体の係合
部に係合する係合部が取付けられる測定体は、把
握体を介し駆動されるとともに、人手により保持
部を介し釣り合い状態に保持されており、このと
きの駆動力を測定するようになつている。これに
より、走行する移動手すりに把握体を容易に装着
できるとともに、この把握体の把握子の操作を要
することなく、この1対の把握子を自動的に移動
手すりに密着させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の移動手すりの走行力測定装置を
図に基づいて説明する。
第1図は本考案の移動手すりの走行力測定装置
の一実施例を示す平面図、第2図は第1図の実施
例に備えられる把握体を示す斜視図、第3図は第
1図の実施例に備えられる把握体の下側部分を示
す拡大斜視図、第4図は第1図の実施例が装着さ
れる乗客コンベアの要部構成を示す側面図であ
る。
第4図において、1は乗客コンベア、例えばエ
スカレータ、2はこのエスカレータ1に備えられ
る移動手すり、3は移動手すり2を把握する把握
体、4は把握体3を介し駆動され、この駆動力を
測定する測定体で、これらの把握体3と測定体4
とから移動手すり2の走行力測定装置が構成され
ている。5は測定体4の一端を保持する作業者、
6は移動手すり2の走行方向を示す矢印、7はこ
の走行方向の反対側の方向を示す矢印である。
次に、上述した走行力測定装置を第1図〜第3
図によつて詳述すると、3aは把握体3の本体、
11,11aは本体3aに設けられる1対の溝
で、この1対の溝11,11aは矢印6で示す移
動手すり2の走行方向に沿つて互いに接近するハ
の字形に形成されている。12,12aは上述し
た1対の溝11,11aにそれぞれ移動可能に嵌
入されるピン、13,13aはこの1対のピン1
2,12aに回動可能に支持され、移動手すり2
の両側部にそれぞれ当接する1対の把握子、14
は、本体3aの一端に固設される係合部、例えば
牽引具で、把握子13,13aは本体3aの下部
に設けられており、これらの本体3a、溝11,
11a、ピン12,12a、把握子13,13
a、牽引具14により把握体3が構成されてい
る。また、15は測定体4の一端に取付けられ、
本体3aの牽引具14に係合する係合部、例えば
フツク、16は測定体4の他端に設けられ、作業
者5により保持される保持部、例えば引き手であ
る。
この実施例にあつて、第2図の矢印6で示す方
向に走行する移動手すり2を1対の把握子13,
13aが挾む状態で、本体3aを移動手すり2の
上部に配置し、本体3aの後端の牽引具14に測
定体4のラツク15を係合させると、移動手すり
2の走行とともに、把握子13、ピン12が溝1
1に沿つて、また、把握子13a、ピン12aが
溝11aに沿つてそれぞれ矢印6で示す方向に移
動する。このとき、把握子13,13aはそれぞ
れ移動手すり2の両側部に接近してこの両側部を
挾圧し、把握体3が移動手すり2を把握しながら
矢印6で示す方向に移動する。そして、測定体4
は牽引具14、フツク15を介し矢印6で示す方
向に駆動されるとともに、作業者5が矢印7に示
す方向に引き手16を引つ張ることによつて、こ
の測定体4が釣り合い状態に保たれる。そこで、
作業者5は測定体4の測定値を読み取るようにな
つている。
このように構成した実施例では、把握体3を容
易に移動手すり2に装着できるとともに、把握子
13,13aは移動手すり2に向かつて溝11,
11aによつて案内され、かつ、ピン12,12
aにより回動可能に支持されることから、この1
対の把握子13,13aの操作を要することな
く、これらの把握子13,13aを自動的に移動
手すり2の両側部に密着させることができる。ま
た、把握子13,13aの操作を要さないことか
ら、把握体3の構造を簡単なものにすることがで
きる。さらに、1対の把握子13,13aが移動
手すり2の両側部に密着することから、移動手す
り2の表面を損傷することなく、確実に移動手す
り2を把握することもできる。
なお、測定体3として、例えばばね秤りや握力
計を備えることができる。また、この実施例では
本体3aに溝11,11a、一方、把握子13,
13aにピン12,12aをそれぞれ設けたが、
本考案はこれに限らず、本体3aにピン12,1
2aと同様の1対のピン、把握子13,13aに
溝12,12aと同様の1対の溝をそれぞれ設け
ることもできる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したことから、構造
が簡単であり、把握体を移動手すりに容易に装着
できるとともに、この把握体の把握子の操作を要
することなく、この1対の把握子を自動的に移動
手すりにそれぞれ密着させることができ、したが
つて、乗客コンベアを停止することなく、容易な
操作で正確に移動手すりの走行力を測定でき、ま
た、移動手すりの幅寸法や構造の異なる種々の乗
客コンベアに適用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の移動手すりの走行力測定装置
の一実施例を示す平面図、第2図は第1図の実施
例に備えられる把握体を示す斜視図、第3図は第
1図の実施例に備えられる把握体の下側部分を示
す拡大斜視図、第4図は第1図の実施例が装着さ
れる乗客コンベアの要部構成を示す側面図であ
る。 1……乗客コンベア、2……移動手すり、3…
…把握体、3a……本体、4……測定体、5……
作業者、11,11a……溝、12,12a……
ピン、13,13a……把握子、14……牽引具
(係合部)、15……フツク(係合部)、16……
引き手(保持部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗客コンベアの移動手すりの両側部にそれぞれ
    当接可能な1対の把握子と、これらの把握子に連
    結される本体を有し、前記手すりの走行に応じて
    移動可能な把握体と、この把握体を介し駆動さ
    れ、この駆動力を測定する測定体とを備えた移動
    手すりの走行力測定装置において、前記把握体の
    把握子および本体のいずれか一方に、前記移動手
    すりの走行方向に沿つて互いに接近する1対の溝
    を設け、いずれか他方に、この1対の溝にそれぞ
    れ移動可能に嵌入されるピンを相対的回動可能に
    設けるとともに、前記測定体に、前記本体に設け
    た係合部に係合する係合部と、人手により保持さ
    れる保持部とを取付けたことを特徴とする移動手
    すりの走行力測定装置。
JP8584288U 1988-06-30 1988-06-30 Expired - Lifetime JPH056314Y2 (ja)

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JP8584288U JPH056314Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

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JP8584288U JPH056314Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

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JPH0210382U JPH0210382U (ja) 1990-01-23
JPH056314Y2 true JPH056314Y2 (ja) 1993-02-18

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JP5371020B2 (ja) * 2012-03-08 2013-12-18 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアの移動手摺引張力測定治具

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JPH0210382U (ja) 1990-01-23

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