JP3761638B2 - ロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体に開閉可能に取付けられたカバーをロックするロック装置に関する。
【0002】
【従来技術】
パチンコホールの島には、図8及び図9に示すような玉を磨く研磨機60が配置されている。この研磨機60の本体62には、上下にローラーが設けられており、ローラーの間に、研磨用ベルト64が上下方向に巻き掛けられている。この研磨用ベルト64と対向するように、研磨布66が貼られたカバー68が本体60へ開閉可能に取付けられている。
【0003】
このカバー68を閉じて、図7に示すように、把手70に指を掛けてレバー72を回動させ、カバー68側に設けられたピン74を係止することにより、研磨布66と研磨用ベルト64との間に玉が通過する隙間が形成される。
【0004】
ところで、カバー68を均等に締め付けるため、研磨機60には、複数のレバー72が設けられている。このため、レバー72を指で一つ一つ回転させ、ロック或いはロック解除する作業は手間を要し、また、高い位置にあるレバー72(通常、床面より約2.5mの高さにある)は、手が届かないため、専用の治具を用いて、ロック或いはロック解除作業を行っていた。さらに、レバー72が複数あるため、注意しないとロックし忘れることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る事実を考慮して、1つの動作でレバーを連動して回動させ、カバーをロック或いはロック解除することができるロック装置を提供することを課題とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
請求項1に記載の発明は、電動モータによって駆動力を伝達され回転する下ローラーが回転可能に軸支されると共に、上部に上ローラーが軸支される本体と、前記上ローラーと前記下ローラーとの間に巻き掛けられた研磨用ベルトと、前記本体に開閉可能に取付けられ裏面に研磨布が設けられたカバーと、とを備え、前記研磨用ベルトと前記研磨布の間に玉を挟んで研磨しながら揚送する研磨機に用いられる。カバーには、複数のロック部が上下方向に所定間隔で突設されている。また、本体には、ロック部と同数のレバーが回転可能に取付けられている。
【0007】
このレバーには、連結手段によって、操作ロッドが連結されており、この操作ロッドは複数のレバーに跨っている。そして、カバーを閉じ、レバーの回動軌跡に沿って操作ロッドを押し引きして、本体側又はカバー側へスライドさせることにより、連動手段によって、複数のレバーが連動して回動し、フック部がロック部を係止し、或いは、フック部がロック部から離れる。
【0008】
このように、操作ロッドを押し引きするだけで、一度にカバーをロック或いはロック解除できる。
【0009】
レバーからは連結手段としての連結ピンが突設されており、操作ロッドに形成され連結孔がこの連結ピンへ挿通されている。ここで、操作ロッドを押し引きすると、連結ピンが連結孔の孔壁に押され、レバーが軸部を中心に回転して、フック部がロック部を係止し、或いは、フック部がロック部から離れる。
【0010】
このような簡単な構造で、一度にカバーをロック或いはロック解除できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図5及び図6には、本形態に係るロック装置が取付けられた研磨機10が示されている。この研磨機10は、床面に固定されるベース板12を備えている。このベース板12には、基台14が固定されている。基台14には、電動モータによって駆動力を伝達され回転する下ローラーが回転可能に軸支されている。
【0012】
また、基台14からは、チャンネル状のハウジング16が立ち上げられている。ハウジング16の上部には、上ローラーが軸支されており、この上ローラーと下ローラーとの間には、研磨用ベルト18が巻き掛けられている。
【0013】
また、ハウジング16には、開口部16Aを覆うように、ヒンジを介してカバー20が開閉可能に取付けられている。このカバー20の裏面には、図示しない柔軟弾性体が装着されており、この柔軟弾性体の表面が研磨布22で覆われている。この研磨布22と研磨用ベルト18との間に玉が挟まれ、研磨されながら上方へ揚送される。
【0014】
図1〜図4に示すように、カバー20の側面には、頭部が拡径したロックピン24が上下方向に所定の間隔で突設されている(図6参照)。一方、ハウジング16の側面には、ロックピン24と対応する位置に取付プレート26がビス28で固定されている。このビス28が挿入される長孔30は、水平方向に長円状となっているので、ロックピン24に対して取付プレート26を容易に位置決めできる。
【0015】
また、取付プレート26のカバー20側には、軸32で板状のレバー34が回転可能に軸支されている。このレバー34の中央部には、フック部36が切り欠かれており、レバー34が水平状態になるまで回転したとき、ロックピン24を係止するようになっている。
【0016】
さらに、レバー34からは、止めピン38が突設されている。この止めピン38と取付プレート26から突設された止めピン40の間には、引張ばね42が掛け渡されており、レバー34をハウジング16側に付勢している。
【0017】
また、取付プレート26の上端には、ストッパー44が張り出しており、直立状態となったレバー34の背面に当たって、レバー34をハウジング16側へそれ以上回転させないようにしている。
【0018】
一方、レバー34の自由端側には、連結ピン46が突設されている。この連結ピン46は、図5に示すように、複数のレバー34に跨がるように配置された操作ロッド48の外周面に形成された連結孔50へ遊嵌されている。
【0019】
次に、本形態に係るロック装置の作用を説明する。
図1及び図3に示すように、カバー20のロック状態を解除するには、操作ロッド48を指で把持し、上方へ押し上げながら、レバー34の回転軌跡に沿ってハウジング16側へスライドさせる。
【0020】
これによって、連結孔50の孔壁に連結ピン46が押され、レバー34の回転運動に変換される。この操作ロッド48は、図5に示すように、複数のレバー34に連結されているので、一度に複数のレバー34が連動して回動し、ロックピン24からフック部36が離れる。
【0021】
従って、従来のように、全てのレバーを指で一々回転させ、ロック解除する必要がなくなり、カバー20のロック解除作業が簡単に済む。
【0022】
一方、カバー20をロックする場合は、図2及び図4に示すように、上述した操作を反対の操作を行えば、一度にレバー34のフック部36がロックピン24を係止する。
【0023】
このように、操作ロッド48を押し引きするだけで、一度にカバー20をロック或いはロック解除できるので、研磨用ベルト18及び研磨布22の交換作業が迅速にできる。また、全てのレバー34は連動して動くので、何れかの個所をロックし忘れたといった不都合も生じない。さらに、高い位置にあるレバーも専用の治具を使用せず、簡単に操作できる。
【0024】
なお、本形態では、研磨機10のカバー20を例に採って説明したが、カバーを複数箇所でロックする必要があるロック装置に適用できることは無論である。また、レバー34と操作ロッド48との連結構造は、上述したものに限定されるものではない。例えは、操作ロッド48からピンを突設させ、レバー34に設けた孔へ遊嵌させもよく、また、図7に示す把手70を大きくして、大きな把手に長孔を形成し、長孔へ操作ロッド48を挿通し、操作ロッド48に設けたストッパーでレバーを回動させるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、1つの動作で複数のレバーを連動して回動させ、カバーをロック或いはロック解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態のロック装置でカバーがロックされた状態を示す斜視図である。
【図2】本形態のロック装置によってカバーのロックが解除された状態を示す斜視図である。
【図3】本形態のロック装置でカバーがロックされた状態を示す正面図である。
【図4】本形態のロック装置によってカバーのロックが解除された状態を示す正面図である。
【図5】本形態のロック装置を備えた研磨機のカバーが閉じられた状態を示した斜視図である。
【図6】本形態のロック装置を備えた研磨機のカバーが開放した状態を示した斜視図である。
【図7】従来のロック装置でカバーがロックされた状態を示す斜視図である。
【図8】従来のロック装置を備えた研磨機のカバーが閉じられた状態を示した斜視図である。
【図9】従来のロック装置を備えた研磨機のカバーが開放した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
24 ロックピン(ロック部)
34 レバー
48 操作ロッド
46 連結ピン(連結手段)
50 連結孔(連結手段)
Claims (1)
- 電動モータによって駆動力を伝達され回転する下ローラーが回転可能に軸支されると共に、上部に上ローラーが軸支される本体と、前記上ローラーと前記下ローラーとの間に巻き掛けられた研磨用ベルトと、前記本体に開閉可能に取付けられ裏面に研磨布が設けられたカバーと、とを備え、前記研磨用ベルトと前記研磨布の間に玉を挟んで研磨しながら揚送する研磨機に用いられるロック装置であって、
前記カバーから上下方向に所定間隔で突設されたロック部と、前記本体に回転可能に取付けられ前記カバーの閉止状態で前記ロック部を係止するフック部が形成されたレバーと、で構成されたロック装置において、複数設けられた前記レバーに跨って配置される操作ロッドと、前記操作ロッドを各レバーに連結すると共に、該レバーの回動軌跡に沿って操作ロッドを押し引きし前記本体側又は前記カバー側へスライドさせる動作を各レバーの回動運動に変換する連結手段と、を有し、
前記連結手段が、前記レバーから突設された連結ピンと、前記操作ロッドに形成され前記連結ピンが挿通される連結孔と、で構成されたことを特徴とするロック装置。
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JP26050796A JP3761638B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | ロック装置 |
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JP26050796A JP3761638B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | ロック装置 |
Publications (2)
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ID=17348929
Family Applications (1)
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JP26050796A Expired - Fee Related JP3761638B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | ロック装置 |
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