JPH0639034Y2 - 排煙窓用ラッチ機構 - Google Patents

排煙窓用ラッチ機構

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JPH0639034Y2
JPH0639034Y2 JP15450787U JP15450787U JPH0639034Y2 JP H0639034 Y2 JPH0639034 Y2 JP H0639034Y2 JP 15450787 U JP15450787 U JP 15450787U JP 15450787 U JP15450787 U JP 15450787U JP H0639034 Y2 JPH0639034 Y2 JP H0639034Y2
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JP
Japan
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window
lever
wire
spring
tension
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JP15450787U
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利治 楢崎
久二 安西
敬則 井岡
勉 中西
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窓開放力付与装置の開放力に抗して閉窓ロッ
クし、火災時にあって、ワイヤーの張力が解除されるこ
とで窓の閉窓ロックを解除して窓を瞬時に開放できるよ
うにした排煙窓用のラッチ機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、排煙窓は、窓の上側、又は下側を回動中心として
窓を開閉させるようにしており、その窓の復帰装置とし
ては、窓の開き解除用ワイヤーと、窓開閉用のワイヤー
との2本のワイヤーで窓の閉窓ロック及びロック解除
と、窓の開閉操作を行うようにした構造のもの(実公昭
51-13155号公報参照)が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来装置によれば、窓の開閉に際
し、2本のワイヤーを操作する必要があって操作が面倒
であるだけでなく両ワイヤーの操作順番を誤ることもあ
る等して火災時における窓開放の迅速性に欠け、又2本
のワイヤーが窓の内側に露出し、外観上の意匠感も良く
ない等の問題点がある。
本考案は上述従来の問題点に鑑みてなされたもので、窓
開放力付与装置で窓を開放するようにした排煙窓におい
て、閉窓用のワイヤーを利用して閉窓ロック及びロック
解除可能に構成したことによって、窓の開閉と閉窓ロッ
ク及びロック解除を一本のワイヤーによって操作性良く
操作できるようにすると共に、ワイヤーの張力を解除し
て緊張を解くことで直にロック解除され、窓を瞬時に開
放可能とした排煙窓用ラッチ機構を提供しようとするの
が、その目的である。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本考案は、窓の上縁または下縁を回動中心として窓
開放力付与装置により窓が開放される排煙窓において、
窓枠下縁または上縁に固定されるケースに軸支されて、
一端を窓枠に固定したワイヤーを掛装する滑車と、窓に
軸支され該ワイヤーを掛装する滑車と、上記ケースに回
動可能に軸支されて引張りバネにて回動付勢され、先端
部に掛装されるワイヤーの張力により引張りバネに抗し
て回動するローラーレバーと、上記ケースに回動可能
に、かつ上記ローラーレバー側へバネにて付勢されて軸
支され、上記ワイヤーの張力解除により上記バネに抗し
て上記ローラーレバーにより押圧回動されるロックレバ
ーと、上記ケースに軸支された上記滑車とロックレバー
との間に回動可能に軸支され、上記ロックレバー及び窓
に取り付けたフックと夫々係脱自在に、かつこれらとの
係止が解除されると共に、閉窓時上記フックによりバネ
に抗して押圧回動されるラッチとを備えて構成し、上述
問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば、第1
図ないし第5図に示したように、ケース1の一端にワイ
ヤー2を掛装する滑車3が回転自在に軸支され、ケース
1内の他端にローラーレバー4の基端を支軸5にて回動
可能に軸支してあり、一端を同レバー4に、他端をケー
ス1のバネ掛け6に夫々掛止して張設した引張りバネ7
により上記ローラーレバー4は第1図の矢印A方向へ回
転力が付勢されている。
上記ローラーレバー4の先端と基端にローラー8、8′
が回転自在に軸支してあり、上記ワイヤー2が、先端側
のローラー8の下部と、基端側のローラー8′の上部に
夫々掛装させてあり、上記ワイヤー2が緊張された時の
張力で引張りバネ7に抗してローラーレバー4は第1図
の反矢印A方向へ回動され、上記張力がなくなると、引
張りバネ7により矢印A方向へ回転されるようにしてあ
る。
上記ケース1内にあって、上記ローラーレバー4の下方
部位にはロックレバー9が、上記ローラーレバー4と反
対向きで上下方向へ回転可能に支軸10にて軸支され、一
端を同ローラーレバー4に、他端をケース1に夫々掛止
して上記支軸10に外装支持したバネ11によりロックレバ
ー9は第1図の矢印B方向へ回転力が付勢されている。
又、上記ローラーレバー4が下方へ回転されることで同
レバー4から突設した突起部4aがロックレバー9に当
り、引張りバネ7によりバネ11に抗してロックレバー9
は下方、即ち反矢印B方向へ押圧回動されるようにして
ある。
又、上記ケース1内にあって、上記滑車3とロックレバ
ー9との間にラッチ12が支軸13にて回転自在に、かつ、
一端を同ラッチ12、他端をケース1に夫々掛止して支軸
13に外装支持したバネ14にて第1図に示す矢印c方向へ
回転力が付勢されている。
上記ラッチ12には、上記ロックレバー9に切欠形成した
係合凹部9aに係脱自在に係止する係合突起12aが一側か
ら半径方向へ突出させてある。こゝで、後述する窓閉窓
動作による上記ラッチ12の反矢印c方向への回動によっ
て上記係合凹部9aと円滑に係止されるよう、上記係合突
起12aの先端下縁を曲面、又は図示例の如く傾斜面12bに
形成すると良い。
又、上記ラッチ12には、第2図,第3図及び第6図に示
す窓框15に固定されたフック16を係脱可能に係止する係
合凹部12cが横向きに凹設させてあると共に、閉窓時に
上記フック16と当接して当該ラッチ12がバネ14に抗して
反矢印c方向へ回動されるよう、上記係合凹部12cの開
口部一側を曲面、又は図示例の如く傾斜面12dに形成し
てある。
又、上記バネ掛け6は、ケース1の底壁に螺合貫通した
調整ネジ17の内端に回転可能に支持させてあり、ケース
1に対して調整ネジ17を螺進退してバネ掛け6を上下方
向へ移動することによりローラーレバー4に対する引張
りバネ7の付勢力を調整可能としてある。
而して上記構成において、これを用いる時は、第6図、
第7図に例示したように、窓18の上縁を回動中心として
窓18の下縁を開閉するよう窓枠19に窓框15の上縁をヒン
ジ20…にて枢着し、窓竪框15a等に内装した窓開放力付
与装置21によって開放される窓18の窓框15の下縁に適数
の滑車22…と、適数の上記フック16…をビス23止め等に
て固定し、一方窓枠19の下縁には当該ラッチ機構aを、
上記フック16の数と位置に対応してビス24…にて固定
し、端部2aを窓枠19に固定したワイヤー2を第1図ない
し第5図に示した如く滑車3、22…に掛装するのである
が、この際ワイヤー2の固定側が上記滑車3に掛装され
るよう当該ラッチ機構aの向きを設定して窓枠19に固定
する。又ワイヤー2は上記ローラーレバー4の先端と基
端に軸支したローラー8の下部とローラー8′の上部に
夫々掛装した後、ケース1から外部へ延出した他端を操
作ボックス25内の図示しないドラムに巻着する。
こゝで、操作ボックス25には、ワイヤー巻取りハンドル
26と、図示しないワイヤー固定機構を解除する押しボタ
ン27を備えている。
かくして、巻き取りハンドル26によりワイヤー2が巻き
取られて緊張し、同ワイヤー2に張力が働いている時は
フック16がラッチ12に係止され、窓18は開放不可能な状
態にある。
この状態(第1図の状態)から操作ボックス25の押しボ
タン27を押すとワイヤー2の固定が解除されて緊張が解
かれ、ワイヤー2の張力がなくなると、ローラーレバー
4が引張りバネ7により第1図の矢印A方向に回転し、
突起部4aがロックレバー9に当たり、該ロックレバー9
がバネ11に抗して反矢印B方向に回転する。これにより
ロックレバー9とラッチ12との係合が外れるのでラッチ
12はバネ14により矢印C方向に回転してフック16の係合
を解除する。
以上の動作により第4図に示す状態となり、窓18は開放
力付与装置21により第7図に示した如く開放される。
次に、閉窓する場合は、操作ボックス25の巻き取りハン
ドル26を回しワイヤー2に巻き取っていくと、ワイヤー
2は緊張されて張力が働く為、該ワイヤー2により第4
図において、ローラーレバー4を反矢印A方向に回転す
る。
この時、ロックレバー9はバネ11により反矢印B方向に
回転して第5図に示す位置まで戻る。
この状態で、更にワイヤー2を巻き取っていくと、ワイ
ヤー2が窓框15に固定された滑車22を引き寄せて窓18が
閉じられていき、フック16がラッチ12の傾斜面12dに当
り押圧するので、ラッチ12を第5図の反矢印C方向に回
転させ、該ラッチ12の係合突起12aがロックレバー9の
係合凹部に係合されて閉窓が完了する。(第1図の状
態) 第1図の閉窓状態で多少ワイヤー2が緩んでもローラー
レバー4がロックレバー9を押し下げるまではラッチ12
は解除されない。
尚、本案ラッチ機構は図示例の一箇の窓以外に連窓にも
適用できることはもとよりである。また本実施例は窓の
上縁を回動中心として開放される排煙窓について説明し
たが、窓の下縁を回動中心とした排煙窓にも適用でき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る排煙窓用ラッチ機構は
構成したから、閉窓に際し、ワイヤー2を巻き取り、該
ワイヤー2の張力によりローラーレバー4を押し上げ回
転させ、ロックレバー9にラッチ12が係止して閉窓係止
し、又ワイヤー2の固定を解除し、該ワイヤー2を緩め
ることによりローラーレバー4が回転し、ロックレバー
9を押し下げ回転させ、ラッチ12の係止が外れてフック
16の係止を解除し、開窓するようにして、閉窓用ワイヤ
ーを利用して窓18の閉窓ロック及びロック解除を行うよ
うにしたので、単一ワイヤー2の固定解除と巻き取りの
みの容易な操作によって窓の開閉を素早く、かつ誤動作
なく確実に行い得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排煙窓用ラッチ機構の実施例を示
す閉窓状態の横断平面図、第2図は第1図におけるII-I
I線矢視断面図、第3図は第1図におけるIII-III線矢視
断面図、第4図は同実施例における開窓状態の横断平面
図、第5図は同実施例における閉窓操作開始状態の横断
平面図、第6図は同実施例の使用例を示す正面図、第7
図は同実施例の使用例を示す開窓状態の側面図である。 1……ケース、2……ワイヤー、3……滑車 4……ローラーレバー、7……引張りバネ 9……ロックレバー、11、14……バネ 12……ラッチ、15……窓框 16……フック、18……窓 19……窓枠、21……窓開放力付与装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓の上縁または下縁を回動中心として窓開
    放力付与装置により窓が開放される排煙窓において、窓
    枠下縁または上縁に固定されるケースに軸支されて、一
    端を窓枠に固定したワイヤーを掛装する滑車と、窓に軸
    支され該ワイヤーを掛装する滑車と、上記ケースに回動
    可能に軸支されて引張りバネにて回動付勢され、先端部
    に掛装されるワイヤーの張力により引張りバネに抗して
    回動するローラーレバーと、上記ケースに回動可能に、
    かつ上記ローラーレバー側へバネにて付勢されて軸支さ
    れ、上記ワイヤーの張力解除により上記バネに抗して上
    記ローラーレバーにより押圧回動されるロックレバー
    と、上記ケースに軸支された上記滑車とロックレバーと
    の間に回動可能に軸支され、上記ロックレバー及び窓に
    取り付けたフックと夫々係脱自在に、かつこれらとの係
    止が解除されると共に、閉窓時上記フックによりバネに
    抗して押圧回動されるラッチとを備えてなることを特徴
    とする排煙窓用ラッチ機構。
JP15450787U 1987-10-07 1987-10-07 排煙窓用ラッチ機構 Expired - Lifetime JPH0639034Y2 (ja)

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JP15450787U JPH0639034Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07 排煙窓用ラッチ機構

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JPH0159152U JPH0159152U (ja) 1989-04-13
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JPH03269018A (ja) * 1990-03-20 1991-11-29 Ricoh Co Ltd ポリアニリン類の製造方法
JP2546125Y2 (ja) * 1990-06-27 1997-08-27 新日軽株式会社 窓用サッシュの換気装置

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