JP3761524B2 - 自転車のペダル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自転車のペダル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、従来の自転車のペダル装置は、左右に水平にのびる駆動鎖車軸(駆動スプロケット軸)の両端部に、左右一対のクランクアームを固定し、各クランクアームの先端部に、外方に水平にのびる(突出する)ペダル軸(ペダル枢着軸)を固定したペダルクランクの各ペダル軸に、ペダルを回動自在に枢着(枢支)した構成からなっている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平6−1916号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3055153号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるにこのような従来のペダル装置におけるペダル軸に対するペダルの回動自在な枢着構成には、雨天のような滑り易い時や、夜間や走り乗り等のようにペダルの確認が不十分な時などに、ペダルに対する足乗せが偏心した形になり易く、ペダルが回動して足を踏み外し、足に打撲や捻挫などの負傷をするという問題のほか、長時間の乗車でも疲れないとされる爪先によるペダル踏みがし難いという問題もある。
【0005】
この発明は、上記のようなペダルの回動自在性による足の踏み外しや爪先によるペダル踏みの難しさの問題に鑑み、自転車のペダル装置として、ペダルが回動不能なもの、特にペダルが常に水平な状態を取るとともに構造がコンパクトなものを提供することを主要な課題としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明に係るペダル装置は、特許請求の範囲の請求項1に記載したように、左右に水平にのびる駆動鎖車軸の両端部に左右一対のクランクアームを固定し、各クランクアームの先端部に外方にのびるペダル軸を固定した第1のペダルクランクの前方部に、左右に水平に延びる回転軸の両端部に左右一対のクランクアームを固定し、各クランクアームの先端部に外方にのびるペダル軸を固定した第2のペダルクランクを設置し、第1と第2のペダルクランクの左右の各ペダル軸に、各ペダルの後端部と前端部を各ペダルが前後に水平にのびるように枢着(枢支)し、かつ駆動鎖車軸と回転軸の間隔を、第1と第2のペダルクランクの両クランクアームの長さより短くするとともに、両クランクアームを、両クランクアームの水平な回転状態において、両クランクアームの長さ方向の一部が内外で隣接するように形成した構成からなる。
【0007】
この発明のペダル装置は、基本的には、左右の各ペダルを前端部と後端部の二点で水平に枢支することにより、常時水平な姿勢を取るように構成したので、必然的に足の踏み外しの問題は生じ得ないとともに、爪先によるペダル踏みを難なく行うことができる。
【0008】
さらにこの発明のペダル装置においては、駆動鎖車軸と回転軸の間隔を、第1と第2のペダルクランクの両クランクアームの長さより短くするとともに、両クランクアームを、両クランクアームの水平な回転状態において、両クランクアームの長さ方向の一部が内外で隣接するように形成するので、特に前後方向の長さが短いコンパクトな形にすることができる。
【0009】
上記のように両クランクアームを、それらの長さ方向の一部が、それらの水平な回転状態において、内外で隣接するように形成する構成としては、具体的には、両クランクアームを長さ方向の中間部において外方に屈折するクランク状の形や、先端部に向かって外向きに傾斜する形を挙げることができる。
【0010】
なお前者のクランク状の構成において、屈折する中間部は中央部を含めて任意に選定することができ、また後者の傾斜構成においても、外向きの傾斜角度は適宜に選定することができる。但し後者の構成の場合には、傾斜角度を大きくすると、外側への突出量が大きくなるため、装置のコンパクト化を損なわない範囲で選定する必要がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図1と図2及び図3と図4に基づいて、この発明に係る自転車のペダル装置の二つの実施形態を説明する。
【0012】
まず図1と図2に示した実施形態では、車枠10に駆動鎖車軸12と回転軸17を介して回転可能に支持した第1と第2のペダルクランク11、16の左右の各クランクアーム13、18は、長さ方向の中央部において外方の反車枠側に屈折したクランク状で、第1のペダルクランクの駆動鎖車軸12と第2のペダルクランク16の回転軸17は、両ペダルクランク11、16が水平な回転状態にある時に、両者のクランクアーム13、18が約1/2の長さ内外において隣接するような間隔をおいて設置してあるとともに、左右の各ペダル20は板状で、前後の端部に形成した軸嵌合穴(軸受穴)21に、両ペダルクランク11、16の左右の各ペダル軸14、19を嵌合することにより、水平に枢着してある。
【0013】
この実施形態は、水平な左右のペダル20の足踏み操作を介して、第1と第2のペダルクランク11、16を駆動鎖車軸12と回転軸17の軸線周りに回転して、駆動鎖車軸12、従って駆動鎖車12aを回転する。
【0014】
次に図3と図4に示した実施形態は、第1と第2のペダルクランク11、16の各クランクアーム13、18を、先端部に向かって外向きの反車枠側に傾斜させてある点以外は、上記の実施形態と同一である。
【0015】
この実施形態でも、水平な左右のペダル20の足踏みにより、第1と第2のペダルクランク11、16の回転を介して、駆動鎖車軸12、従って駆動鎖車12aを回転する。
【0016】
この発明に係るペダル装置は、このほか種々の形態で実施することができるもので、上記の形態に限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載したこの発明の自転車のペダル装置によれば、ペダルが常に水平な姿勢を取ることから、足の踏み外しの問題は発生しないとともに、爪先によるペダル踏みを難なく行うことができ、従って長時間の乗車も楽に行うことができる。
【0018】
またこのようなペダルの水平姿勢保持の点から、ペダルを下死点において走行面に近接させても支障がなく、従って車高を低くして、乗降車をし易くすることができる。
【0019】
さらにこの発明のペダル装置によれば、特に前後方向の長さが短いコンパクトな構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自転車のペダル装置の一実施形態のペダルクランクが水平な回転状態にある時の平面図である。
【図2】図1に示す実施形態のペダルクランクが垂直な回転状態にある時の側面図である。
【図3】他の実施形態の図1と同様の図である。
【図4】図3に示す実施形態の図2と同様の図である。
【符号の説明】
10 車枠
11 第1のペダルクランク
12 駆動鎖車軸
12a 駆動鎖車
13 クランクアーム
14 ペダル軸
16 第2のペダルクランク
17 回転軸
18 クランクアーム
19 ペダル軸
20 ペダル
21 軸嵌合穴(軸受穴)
Claims (1)
- 左右に水平にのびる駆動鎖車軸の両端部に左右一対のクランクアームを固定し、各クランクアームの先端部に外方にのびるペダル軸を固定した第1のペダルクランクの前方部に、左右に水平に延びる回転軸の両端部に左右一対のクランクアームを固定し、各クランクアームの先端部に外方にのびるペダル軸を固定した第2のペダルクランクを設置し、第1と第2のペダルクランクの左右の各ペダル軸に、各ペダルの後端部と前端部を各ペダルが前後に水平にのびるように枢着し、かつ駆動鎖車軸と回転軸の間隔を、第1と第2のペダルクランクのクランクアームの長さより短くするとともに、両クランクアームを、両クランクアームの水平な回転状態において、両クランクアームの長さ方向の一部が内外で隣接するように形成してなる、自転車のペダル装置。
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JP2003025104A JP3761524B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 自転車のペダル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003025104A JP3761524B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 自転車のペダル装置 |
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Family
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Family Applications (1)
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- 2003-01-31 JP JP2003025104A patent/JP3761524B2/ja not_active Expired - Fee Related
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