JP3760805B2 - 車両搭載用電流センサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両の電気接続箱内において導体を流れる電流を検出する車両搭載用電流センサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、過電流を検出して電気負荷を保護するための車両搭載用電流センサーが電気接続箱に取り付けられて利用されている。
【0003】
例えば、図13(a)及び図13(b)に示すように、車両搭載用電流センサー50を構成するハウジング51には、被検知物挿通孔52が貫設されている。被検知物挿通孔52には、車両搭載用電流センサー50とは別体として構成された図示しないバスバーが挿通可能になっている。被検知物挿通孔52は、バスバーの断面形状に対応してスリット状に形成されている。また、ハウジング51内には、図示しない電流検知部が被検知物挿通孔52を包囲するように配設されている。電流検知部は、バスバーに流れる電流を検知するようになっている。また、ハウジング51内には図示しない処理部が収容されている。処理部は、電流検知部による検知結果に基づいて生成した所定の出力信号を外部に出力するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両によっては、被検知物挿通孔52にバスバーを挿通する代わりに、被検知物としての電線を挿通することが要求される場合がある。
【0005】
ところが、上記のタイプの車両搭載用電流センサー50には、バスバーのような金属片に流れる電流を検知するものしか存在しなかったため、電線を流れる電流を検知するためには、電線を被検知物挿通孔52に挿通する必要がある。しかし、被検知物挿通孔52はスリット状に形成されていたため、同被検知物挿通孔52に電線を挿通させるのが困難である。しかも、近年では、高電圧に対応させるために電線の外径は被検知物挿通孔52の幅よりも大きく設定されていることが多く、この場合には車両搭載用電流センサー50の被検知物挿通孔52にその電線を挿通させることができない。ゆえに、被検知物挿通孔52に電線を挿通可能とするためには、被検知物挿通孔52の断面積を電線の断面積よりも大きくした車両搭載用電流センサー50を新たに作製しなければならなかった。つまり、従来の車両搭載用電流センサー50は特定の被検知物しか対象とすることができず、汎用性が低いという問題があった。
【0006】
尚、特開平10−73619号公報に示される車両搭載用電流センサーは、元々電気接続箱内に造り付けられたものであったため、他の用途に用いることができず、汎用性が低いという問題があった。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用性を向上させることができる車両搭載用電流センサーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、被検知物が挿通可能な被検知物挿通孔をハウジングに貫設し、当該被検知物に流れる電流を検知する電流検知部を前記ハウジング内において前記被検知物挿通孔を包囲するように配設し、前記電流検知部による検知結果に基づいて生成した所定の出力信号を外部に出力する処理部を前記ハウジング内に収容した車両搭載用電流センサーにおいて、バスバーが挿通可能なバスバー挿通孔と、前記バスバー挿通孔を包囲するとともに当該バスバーに流れる電流を検知する第1電流検知部と、前記バスバー挿通孔に挿通可能なバスバーの厚さよりも大径の電線が挿通可能な電線挿通孔と、前記電線挿通孔を包囲するとともに当該電線に流れる電流を検知する第2電流検知部とを備えたことを要旨とする。
【0009】
また、前記バスバー及び前記電線のいずれかが選択的に挿通可能な共通の挿通孔を、前記バスバー挿通孔及び前記電線挿通孔として設けるとともに、前記共通の挿通孔を包囲するとともに前記バスバー及び前記電線のいずれかに流れる電流を検知する共通の電流検知部を、前記第1電流検知部及び前記第2電流検知部として設けたことを要旨とする。
【0010】
さらに、前記共通の挿通孔は、前記バスバーの断面形状と前記電線の断面形状とを重ね合わせた形状をなし、前記共通の電流検知部は、内側面が前記共通の挿通孔の外周縁に沿った状態に形成されることを要旨とする。
【0011】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、車両搭載用電流センサーにはバスバー挿通孔と電線挿通孔とが設けられているため、バスバーの厚さよりも大きな直径を有する電線であっても、電線挿通孔に挿通することができる。ゆえに、バスバー挿通孔に対して電線を容易に挿通させるために、車両搭載用電流センサーを新たに作製する必要がない。従って、車両搭載用電流センサーの汎用性を向上させることができる。
【0012】
また、共通の挿通孔にはバスバー及び電線のいずれかが選択的に挿通可能になる。そのため、バスバー挿通孔と電線挿通孔とを別々に設けた場合に比べて、ハウジングにおいて被検知物挿通孔を設けるために必要な容積が小さくなる。それとともに、第1電流検知部と第2電流検知部との共通化が可能になるため、ハウジング内において電流検知部を配置するために必要なスペースが小さくなる。その結果、車両搭載用電流センサーを構成する部品の数が減少する。よって、車両搭載用電流センサーを小型化できるとともに、車両搭載用電流センサーの作製コストを低減できる。
【0013】
さらに、共通の電流検知部の内側面が共通の挿通孔の外周縁に沿った状態に形成されるため、共通の電流検知部とバスバー及び電線との間隔が小さくなる。よって、車両搭載用電流センサーの感度を向上させることができる。また、共通の挿通孔がバスバーの断面形状と電線の断面形状とを重ね合わせた形状をなしているため、バスバーを挿入したときに同バスバーの一部が共通の挿通孔の内側面によって支持される。よって、バスバーが安定し、振動によってガタ付きにくくなる。また、検知精度も向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車用電気接続箱に具体化した車両搭載用電流センサーの一実施形態を図1〜図11に基づき詳細に説明する。
【0015】
図1及び図2に示すように、車両1には電気接続箱24が搭載されている。本実施形態において、電気接続箱24は、車両1の右側後輪が収容されているホイールハウジング内に取り付けられている。図3に示すように、電気接続箱24から突設されるブラケット26にはボルト挿通孔26aが設けられ、同ボルト挿通孔26aにはボルト27が挿通されるようになっている。そして、このボルト27は車両パネル3の裏側に設けられたナット28に螺着されるようになっている。その結果、図2にも併せ示すように、電気接続箱24は車両1に対してほぼ横向きに取り付けられる。本実施形態では、車両1の動力源として、エンジンとモーター1aとをハイブリッド化したものが用いられている。電気接続箱24は、図示しない電気機器に電気的に接続されている。この電気機器は、モーター1aのトルク制御を行うためのものである。
【0016】
図4〜図6に示すように、電気接続箱24は、ケース本体25にアッパーカバー29を取り付けることによって構成されている。ケース本体25には、リレー装着部25b及びヒューズ装着部25aが設けられている。リレー装着部25bにはリレー2が装着されるようになっている。リレー2からは2本の単芯線2aが延出している。各単芯線2aは、ケース本体25に設けられたコネクタハウジング4に接続されている。このコネクタハウジング4は、ケース本体25を貫通して同ケース本体25の外側面に突出している。このコネクタハウジング4には、図示しないコネクタが装着されるようになっている。コネクタは図示しないバッテリーに電気的に接続されている。つまり、バッテリーの電圧は、このコネクタから入力されるようになっている。尚、本実施形態において用いられるバッテリーは、放電時の電圧が36Vのものである。また、リレー2には−側端子2bが設けられている。また、ヒューズ装着部25aにはヒューズ31が装着されるようになっている。ヒューズ31の各端子部は、導電板91,92の一端にそれぞれ接続されている。導電板91の他端は、ケース本体25の外側面に突設されたコネクタハウジング82内に突出している。コネクタハウジング82には、図示しないコネクタが装着されるようになっている。
【0017】
図5及び図6に示すように、ケース本体25には、被検知物としてのバスバー(導電板)71が収容されている。図7に示すように、バスバー71は、導電性を有する金属板を折り曲げることによって形成されている。バスバー71にはボルト挿通部71a,71bが形成されている。各ボルト挿通部71a,71bには、ボルト挿通孔4a,4bが設けられている。図5及び図6に示すように、ボルト挿通孔4bにボルト4cを挿通し、リレー2の−側端子2bに螺着させることにより、バスバー71はリレー2に電気的に接続されるようになっている。また、ボルト挿通孔4aにボルト4cを挿通し、導電板92の他端に螺着させることにより、バスバー71はヒューズ31に電気的に接続されるようになっている。また、図7に示すように、バスバー71にはタブ部71cが設けられている。バスバー71におけるタブ部71cの基端側には係合部71dが設けられている。係合部71dは、ケース本体25に設けられた図6に示すランス5に係合するようになっている。この状態において、タブ部71cは、ケース本体25の外側面に突設されたコネクタハウジング83内に突出している。コネクタハウジング83には、図示しないコネクタが装着されるようになっている。このコネクタは、前記車両1の前記モーター1aに対して電気的に接続されるようになっている。尚、本実施形態において、バスバー71には300Aの電流が流れるようになっている。
【0018】
さらに、ケース本体25には電流センサー装着部25cが設けられている。電流センサー装着部25cには車両搭載用電流センサー41が着脱可能に装着されるようになっている。図6に示すように、電流センサー装着部25c内には、一対の案内部81が車両搭載用電流センサー41の挿脱方向に沿って延設されている。両案内部81は、車両搭載用電流センサー41が電流センサー装着部25cに装着されるのを案内するためのものである。
【0019】
図7、図8(a)及び図8(b)に示すように、車両搭載用電流センサー41を構成するハウジング42の下端部には、リブ46が突設されている。リブ46は、ハウジング42の底面42aの面積を大きくするために設けられているものである。リブ46の一端には切欠部46aが設けられている。切欠部46aは、電流センサー装着部25cに車両搭載用電流センサー41を装着する際に、案内部81を挿通させるためのものである。
【0020】
また、ハウジング42の第1面42b及び第2面42cにはレール部44が設けられている。各レール部44は、第1面42b及び第2面42cの一端において車両搭載用電流センサー41の挿脱方向に沿って延設されている。各レール部44は各案内部81に対応するようになっている。本実施形態では、各レール部44の突出高さは、リブ46の突出高さと同一になっている。
【0021】
さらに、ハウジング42の底面42aにはコネクタハウジング23が突設されている。車両搭載用電流センサー41が電流センサー装着部25cに装着された状態で、コネクタハウジング23はケース本体25の外側面に突出するようになっている。コネクタハウジング23には、図示しないコネクタが装着されるようになっている。コネクタには図示しないゴムリングが設けられている。ゴムリングは、コネクタハウジング23にコネクタが装着されたときに潰されるようになっている。尚、ハウジング42、コネクタハウジング23及びコネクタは完全防水タイプである。
【0022】
図9及び図10に示すように、この車両搭載用電流センサー41には、非接触式の電流検出ユニット16が収容されている。電流検出ユニット16を構成する処理部62は、磁気コア61による検知結果に基づいて生成した所定の出力信号をコネクタハウジング23及びコネクタを介して外部に出力するようになっている。処理部62を構成する回路基板12は、ウレタンからなる密封部47によってハウジング42内に収容されている。回路基板12には、増幅回路13及びコネクタ端子22が取り付けられている。コネクタ端子22は略L字状に折曲形成され、同コネクタ端子22の先端部はコネクタハウジング23内に突出している。
【0023】
また、この電流検出ユニット16を構成する電流検知部としての磁気コア61は、バスバー71を包囲するようになっている。磁気コア61は略C字状をなしており、同磁気コア61の空隙部10Aにはホール素子よりなる磁気電気変換素子11が配置されている。磁気コア61は、第1電流検知部61aと第2電流検知部61bとを兼ねている。磁気コア61において第1電流検知部61aに対応する部分は、バスバー71に流れる被測定電流を検知するようになっている。また、磁気コア61において第2電流検知部61bに対応する部分は、後記する被検知物としての電線72に流れる被測定電流も検知可能になっている。つまり、磁気コア61は、バスバー71及び電線72のいずれかに流れる被測定電流を検知できるようになっている。
【0024】
この電流検出ユニット16は、バスバー71に流れる被測定電流によって発生する磁束を磁気コア61によって吸収するようになっている。そして、磁気コア61内の磁束は、磁気電気変換素子11によって電圧信号に変換されるようになっている。この電圧信号は増幅回路13で増幅され、磁気コア61に巻装されたコイル35に出力されるようになっている。それにより、磁気コア61内には、被測定電流によって発生する磁束の向きとは逆方向の磁束が発生する。そして、被測定電流によって発生する磁束と磁気電気変換素子11によってコイル35から発生する磁束とを平衡状態にする。このとき、コイル35に流れる電流を測定器36で測定することにより、被測定電流が測定される。
【0025】
図7、図8(a)及び図8(b)に示すように、ハウジング42には被検知物挿通孔43が貫設されている。被検知物挿通孔43は、同被検知物挿通孔43の貫通方向において等断面形状をなしている。被検知物挿通孔43は、ハウジング42の第1面42b及び第2面42cにおいて開口している。第1面42b及び第2面42cには、リブ43cが同被検知物挿通孔43の開口部に沿って形成されている。本実施形態では、リブ43cの突出高さは、前記リブ46及び前記レール部44の突出高さと同一になっている。
【0026】
図7、図8(a)及び図8(b)に示すように、被検知物挿通孔43はハウジング42の上端部に配設されている。被検知物挿通孔43は、ハウジング42において前記コネクタハウジング23が設けられる底面42aとは反対側にある面に偏った状態で配設されている。また、被検知物挿通孔43を構成するバスバー挿通孔43a及び電線挿通孔43bは、それぞれ同一方向に貫設されている。バスバー挿通孔43aは、磁気コア61において第1電流検知部61aに対応する部分によって包囲されている。また、電線挿通孔43bは、磁気コア61において第2電流検知部61bに対応する部分によって包囲されている。図8(b)及び図9に示すように、被検知物挿通孔43は、前記磁気コア61の内側面に沿った形状をなしている。被検知物挿通孔43は、バスバー71の断面形状と図11に示す電線72の断面形状とを重ね合わせた形状をなしている。具体的には、被検知物挿通孔43においてバスバー挿通孔43aに対応する部分はスリット状をなし、被検知物挿通孔43において電線挿通孔43bに対応する部分は略円形状をなしている。つまり、被検知物挿通孔43は、バスバー挿通孔43aと電線挿通孔43bとを兼ねている。被検知物挿通孔43は、ハウジング42の第1面42b及び第2面42cにおいて左右対称をなしている。被検知物挿通孔43は断面略土星状をなしている。
【0027】
図7及び図11に示すように、被検知物挿通孔43には、バスバー71及び電線72のいずれかが選択的に挿通可能になっている。具体的には、被検知物挿通孔43においてバスバー挿通孔43aに対応する部分にはバスバー71が挿通可能になっている。本実施形態において、バスバー71がバスバー挿通孔43aに挿通されたとき、バスバー71の外周面及びバスバー挿通孔43aの内周面は、約1mm離間する。バスバー挿通孔43aの内側面はバスバー71を支持できるようになっている。また、被検知物挿通孔43において電線挿通孔43bに対応する部分には電線72が挿通可能になっている。本実施形態において、電線72が電線挿通孔43bに挿通されたとき、電線72の外周面及び電線挿通孔43bの内周面は、約1mm離間する。
【0028】
次に、車両搭載用電流センサー41によって車両1が制御される過程を説明する。
例えば、凍結路、非舗装路等で車輪が空転した場合、モーター1aの回転が上昇してしまうため、同モーター1aには過電流が流れ込む。本実施形態において、モーター1aには300A以上の電流が流れ込む。
【0029】
まず、この電流は、モーター1aに流れる前にリレー2やバスバー71等を介して車両搭載用電流センサー41内に入力される。このとき、バスバー71を流れる電流によって発生する磁束が磁気コア61によって吸収される。そして、磁気コア61内の磁束は、磁気電気変換素子11によって電圧信号に変換される。この電圧信号は増幅回路13で増幅され、コイル35に出力される。それにより、磁気コア61内には、電流によって発生する磁束の向きとは逆方向の磁束が発生する。
【0030】
そして、電流によって発生する磁束と磁気電気変換素子11によってコイル35から発生する磁束とを平衡状態にする。このとき、コイル35に流れる電流を測定器36で測定することにより、モーター1aに過電流が流れていることが検知される。その結果、電流検出ユニット16から制御信号が出力され、同制御信号はコネクタを介して電子機器に入力される。電子機器は、制御信号に基づいてモータのトルク制御を行う。その結果、車輪の空転が抑えられる。
【0031】
次に、車両搭載用電流センサー41を電気接続箱24から取り外した状態で使用する場合について説明する。例えば被検知物が電線72である場合、図11に示すように、被検知物挿通孔43において電線挿通孔43bに対応する部分にその電線72を挿通する。電線72の外径は、バスバー71の厚さよりも大きくなっている。本実施形態において、電線72の外径は15〜20mmの範囲に設定されている。そのため、電線72をそのままの状態でバスバー71に挿通することが困難になっている。
【0032】
尚、この車両搭載用電流センサー41は、特開平7−280845号公報や特開平10−73619号公報に示されるもののように電気接続箱24内に造りつけられたものではない。そのため、車両搭載用電流センサー41を電気接続箱24の外部に配設することができる。よって、車両搭載用電流センサー41の汎用性が向上する。
【0033】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)車両搭載用電流センサー41にはバスバー挿通孔43aと電線挿通孔43bとが設けられている。そのため、バスバー71の厚さよりも大きな直径を有する電線72をバスバー挿通孔43aに挿通できなくても、電線72を電線挿通孔43bに挿通することができる。ゆえに、バスバー挿通孔43aに対して電線72を容易に挿通させるために、車両搭載用電流センサー41を新たに作製する必要がない。従って、車両搭載用電流センサー41の汎用性を向上させることができる。
【0034】
(2)被検知物挿通孔43は、バスバー挿通孔43aと電線挿通孔43bとを兼ねている。よって、被検知物挿通孔43にはバスバー71及び電線72のいずれかが選択的に挿通可能になる。そのため、バスバー挿通孔43aと電線挿通孔43bとを別々に設けた場合に比べて、ハウジング42において被検知物挿通孔43を設けるために必要な容積が小さくなる。それとともに、第1電流検知部61aと第2電流検知部61bとの共通化が可能になるため、ハウジング42内において磁気コア61を配置するために必要なスペースが小さくなる。その結果、車両搭載用電流センサー41を構成する部品の数が減少する。よって、車両搭載用電流センサー41を小型化できるとともに、車両搭載用電流センサー41の作製コストを低減できる。
【0035】
(3)磁気コア61の内側面が被検知物挿通孔43の外周縁に沿った状態に形成されるため、磁気コア61とバスバー71及び電線72との間隔が小さく且つ一定になる。そのため、バスバー71または電線72を流れる被測定電流によって発生する磁束を均一に検知することができる。よって、車両搭載用電流センサー41の感度を向上させることができる。また、被検知物挿通孔43がバスバー71の断面形状と電線72の断面形状とを重ね合わせた形状をなしているため、バスバー71を挿入したときに同バスバー71の一部が被検知物挿通孔43の内側面によって支持される。よって、バスバー71が安定し、振動によってガタ付きにくくなる。ゆえに、車両搭載用電流センサー41の検知精度の向上を図ることができる。
【0036】
(4)被検知物挿通孔43は、ハウジング42においてコネクタハウジング23が設けられる部分とは反対側に配設されている。そのため、例えば、被検知物挿通孔43をハウジング42の中央部に配設した場合とは異なり、回路基板12が分断されることによる処理部62の複雑化が防止される。よって、ハウジング42内において処理部62を搭載するために必要なスペースを小さくなる。従って、車両搭載用電流センサー41を小型化することができる。
【0037】
(5)ハウジング42の外側面には、電気接続箱24に設けられた案内部81に対応するレール部44が設けられている。また、コネクタハウジング23はハウジング42の外側面に突設されている。そのため、車両搭載用電流センサー41を電流センサー装着部25cに装着するときに、レール部44が案内部81に案内されるとともに、コネクタハウジング23がケース本体25に設けられた図示しない貫通孔に案内されて、ケース本体25の外部に突出する。よって、車両搭載用電流センサー41を電流センサー装着部25cに容易且つ確実に装着することができる。
【0038】
(6)ハウジング42及びコネクタハウジング23は完全防水タイプである。そのため、車両搭載用電流センサー41を露出させてもハウジング42内に水が浸入してしまうのが防止される。また、車両搭載用電流センサー41は電流センサー装着部25cに対して着脱可能になっている。よって、車両搭載用電流センサー41を電気接続箱24の外部に配設することができる。例えば、車両搭載用電流センサー41をエンジンルーム内において電気接続箱24から離間させて配置することができる。尚、この場合、錆びを防止するために、被検知物挿通孔43には電線72が挿通されることが望ましい。
【0039】
(7)被検知物挿通孔43は、ハウジング42の第1面42b及び第2面42cにおいて左右対称をなし、断面略土星状をなしている。よって、バスバー71または電線72を流れる被測定電流によって発生する磁束を均一に検知することができる。従って、車両搭載用電流センサー41の感度を向上させることができる。また、バスバー71を挿入したときに、同バスバー71の一部がバスバー挿通孔43aの両端部の内側面によって支持される。よって、バスバー71がより確実に安定する。
【0040】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・図12(a)に示すように、バスバー挿通孔43aと電線挿通孔43bとをハウジング42において別々に設けてもよい。この場合、ハウジング42内において第1電流検知部61a及び第2電流検知部61bを別々に設けてもよい。
【0041】
・前記実施形態では、被検知物挿通孔43は断面略土星状をなしていた。しかし、図12(b)に示すように、バスバー挿通孔43aを電線挿通孔43bの一端に偏らせた状態で重ね合わせることによって、被検知物挿通孔43を構成してもよい。
【0042】
・前記実施形態では、被検知物挿通孔43は、ハウジング42の第1面42b及び第2面42cにおいて左右対称をなしていた。しかし、図12(c)に示すように、バスバー挿通孔43aの開口部の一端に電線挿通孔43bを重ね合わせることによって、被検知物挿通孔43を第1面42b及び第2面42cにおいて左右非対称にしてもよい。
【0043】
・前記実施形態では、被検知物挿通孔43は、ハウジング42においてコネクタハウジング23が設けられる部分とは反対側に配設されていた。しかし、図12(d)に示すように、被検知物挿通孔43を、ハウジング42においてコネクタハウジング23が設けられる側に配設してもよい。また、被検知物挿通孔43をハウジング42の中央部に配設してもよい。
【0044】
・前記実施形態では、磁気コア61の内側面は、被検知物挿通孔43の外周縁に沿った状態に形成されていた。しかし、磁気コア61の内側面は必ずしも被検知物挿通孔43の外周縁に沿っていなくてもよい。
【0045】
・前記実施形態において、ハウジング42に設けられているレール部44を省略してもよい。この場合、車両搭載用電流センサー41は、案内部81の先端がハウジング42の第1面42b及び第2面42cに接触した状態で電流センサー装着部25c内に案内される。また、ケース本体25に設けられている案内部81を省略してもよい。この場合、車両搭載用電流センサー41は、レール部44の先端が電流センサー装着部25cの内側面に接触した状態で電流センサー装着部25c内に案内される。尚、これら案内部81及びレール部44は省略されていてもよい。
【0046】
・ハウジング42に設けられるコネクタハウジング23の位置は前記実施形態に限定されるものではなく、コネクタハウジング23をハウジング42の側面等に設けてもよい。また、コネクタハウジング23をハウジング42の外側面に突設しなくてもよい。
【0047】
・前記実施形態では、ハウジング42及びコネクタハウジング23は完全防水タイプであった。しかし、回路基板12を、密封部47を省略することによって車両搭載用電流センサー41の外部に露出させてもよい。また、回路基板12をウレタンからなる密封部47によって覆う代わりに、合成樹脂製の蓋部によって覆うようにしてもよい。
【0048】
次に、上記実施形態及び別例によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)前記共通の挿通孔を、前記ハウジングにおいて前記所定の出力信号を出力するコネクタハウジングが設けられる部分とは反対側に配設したことを特徴とする車両搭載用電流センサー。よって、技術的思想(1)によれば、車両搭載用電流センサーを小型化することができる。
【0049】
(2)技術的思想(1)において、前記コネクタハウジングを前記ハウジングの外側面に突設したことを特徴とする車両搭載用電流センサー。よって、技術的思想(2)によれば、車両搭載用電流センサーを電気接続箱内に容易に収容することができる。
【0050】
(3)技術的思想(1),(2)のいずれか一項において、前記ハウジング及び前記コネクタハウジングは完全防水タイプであることを特徴とする車両搭載用電流センサー。よって、技術的思想(3)によれば、車両搭載用電流センサーを電気接続箱の外部に配設することができる。
【0051】
(4)技術的思想(1)〜(3)のいずれか一項において、前記ハウジングの外側面に、電気接続箱に設けられた案内部に対応するレール部を設けたことを特徴とする車両搭載用電流センサー。よって、技術的思想(4)によれば、車両搭載用電流センサーを電気接続箱内に確実に収容することができる。
【0052】
(5)被検知物が挿通可能な被検知物挿通孔をハウジングに貫設し、当該被検知物に流れる電流を検知する電流検知部を前記ハウジング内において前記被検知物挿通孔を包囲するように配設し、前記電流検知部による検知結果に基づいて生成した所定の出力信号を外部に出力する処理部を前記ハウジング内に収容した車両搭載用電流センサーが取り付けられる電気接続箱において、バスバーが挿通可能なバスバー挿通孔と、前記バスバー挿通孔を包囲するとともに当該バスバーに流れる電流を検知する第1電流検知部と、前記バスバー挿通孔に挿通可能なバスバーの厚さよりも大径の電線が挿通可能な電線挿通孔と、前記電線挿通孔を包囲するとともに当該電線に流れる電流を検知する第2電流検知部とを備えたことを特徴とする電気接続箱。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、車両搭載用電流センサーの汎用性を向上させることができる。
【0054】
また、車両搭載用電流センサーを小型化できるとともに、車両搭載用電流センサーの作製コストを低減できる。
さらに、車両搭載用電流センサーの感度を向上させることができる。また、バスバーが安定し、振動によってガタ付きにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における電気接続箱の配置を示す概略図。
【図2】 電気接続箱の配置を示す概略図。
【図3】 電気接続箱の取付構造を示す断面図。
【図4】 電気接続箱の分解斜視図。
【図5】 電気接続箱の全体斜視図。
【図6】 電気接続箱の上面図。
【図7】 バスバーが取り付けられた後の状態を示す車両搭載用電流センサーの全体斜視図。
【図8】 (a)は、車両搭載用電流センサーの全体斜視図、(b)は、車両搭載用電流センサーの正面図。
【図9】 図8(b)の9−9線断面図。
【図10】 車両搭載用電流センサーの原理説明図。
【図11】 電線が取り付けられた後の状態を示す車両搭載用電流センサーの全体斜視図。
【図12】 (a)〜(d)は、別例における車両搭載用電流センサーの正面図。
【図13】 (a)は、従来技術における車両搭載用電流センサーの全体斜視図、(b)は、車両搭載用電流センサーの正面図。
【符号の説明】
41…車両搭載用電流センサー、42…ハウジング、43…被検知物挿通孔、43a…バスバー挿通孔、43b…電線挿通孔、61…電流検知部としての磁気コア、61a…第1電流検知部、61b…第2電流検知部、62…処理部、71…被検知物としてのバスバー、72…被検知物としての電線。

Claims (1)

  1. 被検知物が挿通可能な被検知物挿通孔をハウジングに貫設し、当該被検知物に流れる電流を検知する電流検知部を前記ハウジング内において前記被検知物挿通孔を包囲するように配設し、前記電流検知部による検知結果に基づいて生成した所定の出力信号を外部に出力する処理部を前記ハウジング内に収容した車両搭載用電流センサーにおいて、
    バスバーが挿通可能なバスバー挿通孔と、前記バスバー挿通孔を包囲するとともに当該バスバーに流れる電流を検知する第1電流検知部と、前記バスバー挿通孔に挿通可能なバスバーの厚さよりも大径の電線が挿通可能な電線挿通孔と、前記電線挿通孔を包囲するとともに当該電線に流れる電流を検知する第2電流検知部とを備え
    前記バスバー及び前記電線のいずれかが選択的に挿通可能な共通の挿通孔を、前記バスバー挿通孔及び前記電線挿通孔として設けるとともに、前記共通の挿通孔を包囲するとともに前記バスバー及び前記電線のいずれかに流れる電流を検知する共通の電流検知部を、前記第1電流検知部及び前記第2電流検知部として設け、
    前記共通の挿通孔は、前記バスバーの断面形状と前記電線の断面形状とを重ね合わせた形状をなし、前記共通の電流検知部は、内側面が前記共通の挿通孔の外周縁に沿った状態に形成されることを特徴とする車両搭載用電流センサー。
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