JP3760504B2 - 回路遮断器のハンドルロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、配線用遮断器や漏電遮断器などの回路遮断器の操作用のハンドルを開路状態および閉路状態にロックするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回路遮断器には、不用意に開路操作されたり閉路操作されたりすることを避けるために、操作用のハンドルをロックするための専用の部品がある。
図11は、従来の回路遮断器のハンドルロック装置の構成を示す斜視図である。ハンドルロック装置1は、枠部2に突起部3が突設されたものからなり、枠部2の枠穴2Aの側壁には錠穴2Bが貫通している。また、突起部3には、鉤溝3Aが形成されている。後述される様に、枠穴2Aにはハンドルの摘まみ部を貫通させ、錠穴2Bには南京錠のかんぬきを貫通させるためのものである。また、鉤溝3Aは、ハンドルをロックさせたときの表示用として表示札の紐などを括るためのものである。
【0003】
図12は、図11のハンドルロック装置を用いて回路遮断器を閉路状態にロックしたときの断面図である。ケース5の上部がカバー4で覆われ、このケース5の内部に図示されていない回路遮断器の本体が収納されている。回路遮断器は、レバー8をその一方端8Aを支点にして回動させることにより、主回路を開閉させる。ハンドル6は、レバー8の反支点側の端部に固定されるとともに、摘まみ部9を備えでいる。摘まみ部9は、カバー4の開口部4Aを貫通してケース5の外部に突出している。この摘まみ部9を手動で左または右に倒すことによって主回路を手動で開閉させることができる。また、摘まみ部9には、紙面に垂直方向にくり抜かれた肉ぬすみ部9Aが形成されている。この肉ぬすみ部9Aは、ハンドル6を樹脂成形するときに摘まみ部9が変形しないようにするためのものであるとともに、必要な樹脂量を減らためのものでもある。この摘まみ部9がハンドルロック装置の枠部2の枠穴に通されると同時に突起部3が開口部4A内に嵌め込まれる。摘まみ部9が枠部2によって抑えられているので、この状態でもハンドル6がロックされている。しかし、部外者が不用意にハンドルロック装置をつかみ上げてしまうと、摘まみ部9がフリーになり回路遮断器が開路されるという危険性が残る。そのために、摘まみ部9には、図示されていない錠穴を予め貫通させておき、この錠穴とハンドルロック装置の錠穴2B(図11)とに南京錠10(点線)のかんぬき10Aを通し、南京錠10を施錠しておけば安全である。
【0004】
図13は、図11のハンドルロック装置を用いて回路遮断器を開路状態にロックしたときの断面図である。この場合は、摘まみ部9が右側に傾斜しているが、図11のハンドルロック装置を裏返しにして使用する。図12の場合と同様にして、摘まみ部9をハンドルロック装置の枠部2の枠穴に通すと同時に突起部3を開口部4A内に嵌め込む。これによって、摘まみ部9が枠部2によって抑えられているので、ハンドル6がロックされる。なお、摘まみ部9と枠部2とを図のように南京錠10で施錠することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来のハンドルロック装置は、南京錠で施錠する場合、予め摘まみ部に錠穴を明けておかねばならないと言う問題があった。
摘まみ部の錠穴は、製品出荷時に予め穴加工しておくか、または、一度出荷されたものは製造工場へ一旦戻し、穴加工した後、再び出荷時しなければならなかった。組み立てられた状態では、穴加工することができないので、回路遮断器のユーザが、急に仕様変更するときに非常に不便していた。
【0006】
この発明の目的は、摘まみ部の錠穴がなくても、ハンドルロックが可能になるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、回路遮断器本体を収納するケースと、このケースを覆うカバーと、回路遮断器本体と連動し回動させることにより回路遮断器を開閉駆動させるハンドルと、このハンドルに固定されるとともにカバーの開口部を通してケース外部に突出し、ハンドルが回動する面と平行な側の両側面に肉ぬすみ穴を備えた摘まみ部とにより構成された回路遮断器の前記ハンドルを回路遮断器の開路状態および閉路状態にロックするための装置であって、
可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第一部品と、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第二部品と、かんぬきを備えた南京錠とが設けられ、前記第一部品の両腕部内に前記摘まみ部が嵌挿可能に形成され、第一部品の両腕部のそれぞれに凸部と突起部が設けられ、凸部は両腕部の内側に互いに向き合うようにして突設されるとともに前記摘まみ部の肉ぬすみ穴に嵌合可能に形成され、突起部は両腕部の付け根側に腕部の幅方向に突設されるとともに凸部を肉ぬすみ穴に嵌合させたときに前記開口部に嵌まり込み開口部の縁部に当接するように形成されており、
前記第二部品の両腕部内に第一部品が嵌挿可能に形成され、第二部品の一方の腕部にスリットが設けられ、このスリットは腕部の付け根から端部まで形成されるとともに第一部品の一方の腕部に設けられたガイドに嵌合可能であり、第一部品の他方の腕部および第二部品の他方の腕部にはそれぞれ錠穴が貫通し、この錠穴は前記南京錠のかんぬきが貫通可能であるものとするとよい。ハンドルを第一部品でロックするときは第一部品の両腕部を一旦拡げて摘まみ部を挟み付け、凸部を肉ぬすみ穴に嵌合させるとともに突起部をカバーの開口部に嵌め込み開口部の縁部に当接させる。ハンドルのロック状態において摘まみ部を倒そうとすると、肉ぬすみ穴に嵌合している凸部を介して第一部品に力がかかるが、カバー開口部の縁部と当接している突起部がその縁部のところで突っ張るので摘まみ部は決して動かない。
また、ハンドルを第一部品及び第二部品でロックするときは、第二部品の両腕部で第一部品を挟み込み、第二部品のスリットを第一部品のガイドに嵌合させるとともにガイドに沿ってスライドさせ、第二部品の内部に第一部品を嵌挿させた後、南京錠のかんぬきを第一部品と第二部品の双方の錠穴に貫通させる。それによって、ハンドルロック装置が施錠される。
【0009】
また、かかる構成において、スリットの開口幅を狭くするスロート部が腕部の端部側に設けられ、このスロート部に嵌合可能な凹み穴がガイドに設けられてなるものとしてもよい。ハンドルロックされていないときには、スロート部が凹み部に嵌合した状態になるので、第一部品と第二部品とが常時つながり離れることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明は、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第一部品と、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第二部品と、かんぬきを備えた南京錠とが設けられ、前記第一部品の両腕部内に前記摘まみ部が嵌挿可能に形成され、第一部品の両腕部のそれぞれに凸部と突起部が設けられ、凸部は両腕部の内側に互いに向き合うようにして突設されるとともに前記摘まみ部の肉ぬすみ穴に嵌合可能に形成され、突起部は両腕部の付け根側に腕部の幅方向に突設されるとともに凸部を肉ぬすみ穴に嵌合させたときに前記開口部に嵌まり込み開口部の縁部に当接するように形成されており、前記第二部品の両腕部内に第一部品が嵌挿可能に形成され、第二部品の一方の腕部にスリットが設けられ、このスリットは腕部の付け根から端部まで形成されるとともに第一部品の一方の腕部に設けられたガイドに嵌合可能であり、第一部品の他方の腕部および第二部品の他方の腕部にはそれぞれ錠穴が貫通し、この錠穴は前記南京錠のかんぬきが貫通可能であるものである。以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1は、この発明の実施例にかかる回路遮断器のハンドルロックの第一部品の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は図1(A)のA矢視図、(C)は図1(A)のB−B断面図である。図1(A)において、第一部品20がU字状に形成され、腕部20A,20Bを備えている。腕部20Aの外側(左面)には上下方向に長く設けられたガイド21が突設されるとともに、このガイド21の上部に紙面に垂直な凹み穴22が形成されている。また、腕部20Aの下部の両側には、図1の(C)に見られるような鉤溝23が形成されている。さらに、腕部20A,20Bの下部にはL字状の嵌合部26が設けられるとともに、腕部20A,20Bの双方の内面には、図1の(C)に見られるような凸部25と段差24とがそれぞれ設けられている。図1(A)の右側の嵌合部26と腕部20Bとの双方を貫通する錠穴27が、図1の(B)に見られるように設けられている。
【0012】
図1の第一部品20は、ナイロンやABS樹脂など可撓性を有する材質から形成され、腕部20A,20Bの開口側(上部側)を拡げることができる。鉤溝23は、図11の従来の装置で備えられていた鉤溝3Aと同じ役目のものである。また、錠穴27は、南京錠のかんぬきを通すためのものである。嵌合部26の役目は後述されるが、第二部品を嵌挿させたときにその腕部の端部を収めるものである。凸部25と段差24との役目も後述されるが、摘まみ部に嵌合する役目を担う。
【0013】
図2は、図1のハンドルロック装置の第一部品を用いて回路遮断器を閉路状態にロックするときの分解斜視図である。回路遮断器のケース5およびカバー4は、図12の従来の装置で述べたものと同じ構成であり、図12と同じ部分には同一参照符号を付け、詳細な説明をここで繰り返すことは省略する。摘まみ部9は上方に向けられ閉路状態になっている。第一部品20の腕部20A,20Bの端部を上に向けるとともにその端部の間隙を僅かに開き、点線の矢印28の経路を辿って摘まみ部9の肉ぬすみ穴9Aに凸部25を嵌合させる。段差24は、摘まみ部9に外形に沿うように嵌め込まれる。
【0014】
図3は、図2の構成において回路遮断器が閉路状態にロックされた状態を示す斜視図である。摘まみ部9に凸部を嵌合させるとともに、腕部20A,20Bの突起部30を開口部4Aに嵌め込み、開口部4Aの縁部に当接させる。この状態で摘まみ部9を下方に倒そうとしても、摘まみ部9が第一部品20を介して開口部4Aの下部の縁部で抑えられるので、摘まみ部9は決して動かない。
【0015】
図4は、図1のハンドルロック装置の第一部品を用いて回路遮断器を開路状態にロックするときの分解斜視図である。摘まみ部9は下方に向けられ開路状態になっている。第一部品20の腕部20A,20Bの端部を下に向けるとともにその端部の間隙を僅かに開き、点線の矢印29の経路を辿って摘まみ部9の肉ぬすみ穴9Aに凸部25を嵌合させる。その他は、図2の構成と同じである。
【0016】
図5は、図4の構成において回路遮断器が開路状態にロックされた状態を示す斜視図である。摘まみ部9に凸部を嵌合させるとともに、腕部20A,20Bの突起部30を開口部4Aに嵌め込み、開口部4Aの縁部に当接させる。この状態で摘まみ部9を上方に持ち上げようとしても、摘まみ部9が第一部品20を介して開口部4Aの上部の縁部で抑えられるので、摘まみ部9は決して動かない。
【0017】
図1(C)に戻り、凸部25が複数あるのは、開路状態や閉路状態でハンドルの摘まみ部がいずれの方向に向いても、その肉ぬすみ部に凸部25が丁度嵌合するようにしたためである。また、下部の段差24がヘの字になっているのも同様な理由による。
図6は、この発明の実施例にかかる回路遮断器のハンドルロックの第二部品の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は図6(A)のC矢視図、(C)は図6(A)のD矢視図、(D)は図6(A)のE矢視図である。図6(A)において、第二部品31がU字状に形成され、腕部31A,31Bを備えている。腕部31Aには、錠穴32が図6の(B)に見られるように設けられている。腕部31A,31Bの外側両面(左右面)に複数の突起33が設けられている。腕部31Bには、図6の(C),(D)に見られるようにスリット34が形成されている。スリット34の端部には、図6の(C)に見られるようにスリット34の開口幅を狭くするスロート部35が設けられている。
【0018】
図6の第二部品31も、第一部品と同様に可撓性を有する材質から形成されている。錠穴32は、南京錠のかんぬきを通すためのものである。また、突起33は、第二部品31を手でつかんだときの滑り止めである。スリット34は、図1の第一部品20の腕部20Aに設けられたガイド21と嵌合可能であり、第二部品31をスリット34の長さ方向(上下方向)にガイドする役目を担う。また、スロート部35は、図1の第一部品20のガイド21に設けられた凹み穴22に嵌合可能である。可撓性があるのでスリット34が開き、スロート部35は凹み穴22と着脱可能である。
【0019】
図7は、図1の第一部品および図6の第二部品を用いて回路遮断器を閉路状態にロックするときの分解斜視図である。回路遮断器のケース5およびカバー4は、図2で述べたものと同じ構成である。摘まみ部9は上方に向けられ閉路状態になっている。第一部品20の腕部20A,20Bの端部を上に向けるとともに第二部品31のスリット34を第一部品20のガイド21に嵌合させておく。スリット34には図6で述べたスロート部35が、ガイド21には図1で述べた凹み部22が設けられているので、そのスロート部35が凹み部22に嵌まっている。そのために、第二部品31が第一部品20から離れることはなく、第二部品31が紛失することがないと言う効果がある。第一部品20の両腕部20A,20Aの端部の間隙を僅かに開き、点線の矢印28の経路を辿って摘まみ部9の肉ぬすみ穴9Aに凸部25を嵌合させる。
【0020】
図8(A)は、図7の構成において回路遮断器が閉路状態にロックされる途中の状態を示す斜視図であり、(B)は、図8(A)の状態に続いて回路遮断器が閉路状態にロックされた状態を示す斜視図である。図8(A)において、摘まみ部9に第一部品20の凸部を嵌合させるとともに、第一部品20の突起部30を開口部4Aに嵌め込み開口部4Aの縁部に当接させる。第二部品31を第一部品20の上部に被せ、スリット34をガイド21に沿わせながら第二部品31を押し下げる。前述のように、第二部品31に可撓性があるのでスリット34が開き、スロート部が凹み穴から抜ける。図8(B)のように第二部品31を下げると、第二部品31の両腕が嵌合部26に嵌まるとともにその錠穴32が第一部品20の錠穴27と合うようになっている。南京錠10のかんぬき10Aを双方の錠穴に通し、施錠することによってハンドルがロックされる。
【0021】
図3の状態でもハンドルがロックされるが、不用意に第一部品20を取り除けば、ハンドルロックが外れてしまう。図8(B)のように南京錠10を掛けて施錠しておけば、第一部品20を手前に抜こうとしても摘まみ部9が内部の凸部に係止されるので第一部品20と第二部品31とはともに外されることはない。
図9は、図1の第一部品および図6の第二部品を用いて回路遮断器を開路状態にロックするときの分解斜視図である。回路遮断器のケース5およびカバー4は、図4で述べたものと同じ構成である。摘まみ部9は下方に向けられ開路状態になっている。第一部品20の腕部20A,20Bの端部を下に向けるとともに第二部品31のスリット34を第一部品20のガイド(図では見えない)に嵌合させておく。第一部品20の両腕部の端部の間隙を僅かに開き、点線の矢印29の経路を辿って摘まみ部9の肉ぬすみ穴9Aに凸部25を嵌合させる。
【0022】
図10(A)は、図9の構成において回路遮断器が開路状態にロックされる途中の状態を示す斜視図であり、(B)は、図10(A)の状態に続いて回路遮断器が開路状態にロックされた状態を示す斜視図である。図10(A)において、摘まみ部9に第一部品20の凸部を嵌合させるとともに、第一部品20の突起部30を開口部4Aに嵌め込み開口部4Aの縁部に当接させる。第二部品31を第一部品20の下部に被せ、スリット34をガイドに沿わせながら第二部品31を押し上げる。図10(B)のように第二部品31を上げると、第二部品31の両腕が嵌合部26に嵌まるとともに錠穴32が第一部品20の錠穴27と合うようになっている。南京錠10のかんぬき10Aを双方の錠穴に通し、施錠することによってハンドルがロックされる。
【0023】
図5の状態でもハンドルがロックされるが、不用意に第一部品20を手前に抜けば、ハンドルロックが外れてしまう。図10(B)のように南京錠10を掛けておけば、第一部品20を手前に抜こうとしても摘まみ部9が内部の凸部に係止されるので第一部品20と第二部品31とはともに外れることはない。
【0024】
【発明の効果】
この発明は前述のように、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第一部品と、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第二部品と、かんぬきを備えた南京錠とが設けられ、前記第一部品の両腕部内に前記摘まみ部が嵌挿可能に形成され、第一部品の両腕部のそれぞれに凸部と突起部が設けられ、凸部は両腕部の内側に互いに向き合うようにして突設されるとともに前記摘まみ部の肉ぬすみ穴に嵌合可能に形成され、突起部は両腕部の付け根側に腕部の幅方向に突設されるとともに凸部を肉ぬすみ穴に嵌合させたときに前記開口部に嵌まり込み開口部の縁部に当接するように形成されており、前記第二部品の両腕部内に第一部品が嵌挿可能に形成され、第二部品の一方の腕部にスリットが設けられ、このスリットは腕部の付け根から端部まで形成されるとともに第一部品の一方の腕部に設けられたガイドに嵌合可能であり、第一部品の他方の腕部および第二部品の他方の腕部にはそれぞれ錠穴が貫通し、この錠穴は前記南京錠のかんぬきが貫通可能である。
これによって、第一部品を回路遮断器の摘まみ部に挟み込むだけで簡単にハンドルをロックすることができるとともに、回路遮断器の摘まみ部に予め錠穴がなくてもハンドルをロックすることができる。摘まみ部に錠穴のない回路遮断器を使っていたユーザが、急に仕様変更するときにそのままですぐに対応することができるので、非常に便利である。
【0026】
また、かかる構成において、スリットの開口幅を狭くするスロート部が腕部の端部側に設けられ、このスロート部に嵌合可能な凹み穴がガイドに設けられる。それによって、第二部品が第一部品から離れることはなくなり、第二部品が紛失することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる回路遮断器のハンドルロックの第一部品の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は図1(A)のA矢視図、(C)は図1(A)のB−B断面図
【図2】図1のハンドルロック装置の第一部品を用いて回路遮断器を閉路状態にロックするときの分解斜視図
【図3】図2の構成において回路遮断器が閉路状態にロックされた構成を示す斜視図
【図4】図1のハンドルロック装置の第一部品を用いて回路遮断器を開路状態にロックするときの分解斜視図
【図5】図4の構成において回路遮断器が開路状態にロックされた状態を示す斜視図
【図6】この発明の実施例にかかる回路遮断器のハンドルロックの第二部品の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は図6(A)のC矢視図、(C)は図6(A)のD矢視図、(D)は図6(A)のE矢視図
【図7】図1の第一部品および図6の第二部品を用いて回路遮断器を閉路状態にロックするときの分解斜視図
【図8】図8(A)は、図7の構成において回路遮断器が閉路状態にロックされる途中の状態を示す斜視図、(B)は、図8(A)の状態に続いて回路遮断器が閉路状態にロックされた状態を示す斜視図
【図9】図1の第一部品および図6の第二部品を用いて回路遮断器を開路状態にロックするときの分解斜視図
【図10】図10(A)は、図9の構成において回路遮断器が開路状態にロックされる途中の状態を示す斜視図、(B)は、図10(A)の状態に続いて回路遮断器が開路状態にロックされた状態を示す斜視図
【図11】従来のハンドルロック装置の構成を示す斜視図
【図12】図11のハンドルロック装置を用いて回路遮断器を閉路状態にロックしたときの断面図
【図13】図11のハンドルロック装置を用いて回路遮断器を開路状態にロックしたときの断面図
【符号の説明】
4:カバー、4A:開口部、5:ケース、9:摘まみ部、9A:肉ぬすみ部、20:第一部品、31:第二部品、20A,20B,31A,31B:腕部、21:ガイド、22:凹み穴、25:凸部、30:突起部、27,32:錠穴、34:スリット、35:スロート部
Claims (2)
- 回路遮断器本体を収納するケースと、このケースを覆うカバーと、回路遮断器本体と連動し回動させることにより回路遮断器を開閉駆動させるハンドルと、このハンドルに固定されるとともにカバーの開口部を通してケース外部に突出し、ハンドルが回動する面と平行な側の両側面に肉ぬすみ穴を備えた摘まみ部とにより構成された回路遮断器の前記ハンドルを回路遮断器の開路状態および閉路状態にロックするための装置であって、
可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第一部品と、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第二部品と、かんぬきを備えた南京錠とが設けられ、前記第一部品の両腕部内に前記摘まみ部が嵌挿可能に形成され、第一部品の両腕部のそれぞれに凸部と突起部が設けられ、凸部は両腕部の内側に互いに向き合うようにして突設されるとともに前記摘まみ部の肉ぬすみ穴に嵌合可能に形成され、突起部は両腕部の付け根側に腕部の幅方向に突設されるとともに凸部を肉ぬすみ穴に嵌合させたときに前記開口部に嵌まり込み開口部の縁部に当接するように形成されており、
前記第二部品の両腕部内に第一部品が嵌挿可能に形成され、第二部品の一方の腕部にスリットが設けられ、このスリットは腕部の付け根から端部まで形成されるとともに第一部品の一方の腕部に設けられたガイドに嵌合可能であり、第一部品の他方の腕部および第二部品の他方の腕部にはそれぞれ錠穴が貫通し、この錠穴は前記南京錠のかんぬきが貫通可能であることを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。 - 請求項1に記載のものにおいて、スリットの開口幅を狭くするスロート部が腕部の端部側に設けられ、このスロート部に嵌合可能な凹み穴がガイドに設けられてなることを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。
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CN102376473B (zh) * | 2010-08-24 | 2014-12-03 | 西门子公司 | 切换装置的锁定机构及其切换装置 |
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JPH09270224A (ja) | 1997-10-14 |
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