JP3759276B2 - 用紙後処理装置および画像形成装置 - Google Patents

用紙後処理装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の排紙部に接続される用紙後処理装置およびその用紙後処理装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の排紙部から排紙された画像形成済みの用紙を受け入れて、ソート、スティプル綴じ、あるいは折り、穴明けなど各種の後処理を施す用紙後処理装置が広く知られている。
そして、例えば特開平2−233430号公報には、スティプルミスの発生を防止するため、搬送路と待機用搬送路との合流部に除電ブラシを設けることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、スティプルトレイ部分における静電気の発生を考慮してはいない。即ち、スティプルモードで用紙をスティプルトレイにスタックする際、摩擦による静電気を防止するために、スタック面に導電性樹脂等で成形されたガイドを使用しているが、スタック枚数が増えていくと、静電気が蓄積されて、用紙同士で貼り付きが発生し、スティプル不揃い、搬送ジャムが生じるおそれがあった。
【0004】
本発明の第1の課題は、処理トレイに進入する用紙の静電気を効率的に除電し、ジャム、スティプルミス等の発生のない信頼性の高い用紙後処理装置および画像形成装置を提供することである。
本発明の第2の課題は、更に、構成がシンプルでスペースを必要とせず、低コスト化を実現することができる用紙後処理装置および画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題は、上方から下方へ向かう用紙進入路より排出されてくる用紙を受け入れて、スティプル綴じなどの後処理を施すための処理トレイと、前記処理トレイの下方に設けられ前記処理トレイ上の用紙をスティプル綴じするスティプル手段と、前記処理トレイの用紙積載面に積載された用紙を排紙トレイに向けて下方から上方へ放出する放出手段とを備えた用紙後処理装置において、前記用紙積載面に向けて除電部材を設置し、前記除電部材の取付角度を前記用紙進入方向に対して平行に、かつ用紙積載面に対して鋭角になるとともに、前記除電部材の取付範囲は、前記用紙積載面の用紙を前記放出手段によって放出する際、前記スティプル手段により綴じられた用紙の針と干渉しない範囲である第1の手段により解決される。
上記第1の課題は、上方から下方へ向かう用紙進入路より排出されてくる用紙を受け入れて、スティプル綴じなどの後処理を施すための処理トレイと、前記処理トレイの下方に設けられ前記処理トレイ上の用紙をスティプル綴じするスティプル手段と、前記処理トレイに対向して設置され、前記処理トレイに用紙を導くガイド面を有したガイド部材と、前記処理トレイの用紙積載面に積載された用紙を排紙トレイに向けて下方から上方へ放出する放出手段とを備えた用紙後処理装置において、前記ガイド部材は、前記処理トレイの用紙積載面に対して傾斜する第1のガイド面と、前記用紙積載面に平行な第2のガイド面を有しており、両ガイド面交点付近に除電部材を設置し、前記第1のガイド面に前記除電部材を取り付けることにより、前記除電部材の取付角度を用紙進入方向に対して平行に、かつ用紙積載面に対して鋭角になるとともに、前記除電部材の取付範囲は、前記用紙積載面の用紙を前記放出手段によって放出する際、前記スティプル手段により綴じられた用紙の針と干渉しない範囲であり、前記用紙進入路から排出された用紙は下方の前記処理トレイの積載面に突き当たりながら、該用紙は撓むことにより、前記除電部材に接触させられるようになっている第2の手段により解決される。
上記第2の課題は、第1または第2の手段において、前記ガイド部材は導電性材質で構成され、前記除電部材は除電ブラシで構成し、前記除電ブラシは導電性両面テープで前記ガイド部材の前記第1のガイド面に貼り付けられ、かつ前記除電ブラシはその用紙ガイド面にガイド用マイラーを貼り付けた2層構造となっている第3の手段により解決される。
上記第1、2の課題は、第1ないし第3の手段の用紙後処理装置を備えた第4の手段により解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は一実施の形態に係る用紙後処理装置の全体構成図である。
図1に示す用紙後処理装置は、画像形成装置1の排紙部に取り付けられており、画像形成装置1より排紙された用紙を切換爪2により直接排紙トレイ(シフトトレイ)3へ導くソート・スタック用の第1搬送路A及び、スティプル綴じまたは反転するための第2搬送路B、正逆転可能な搬送ローラ8の逆転により第2搬送路Bに進入した用紙を再び第1搬送路Aに導く第3搬送路Cを備えている。なお、2aは切換爪2の回動中心である。
【0007】
第3搬送路Cの最下流側に配置した前記排紙トレイ3は、スティプルを行わない用紙とスティプル綴じされた用紙の両者をスタックする機能を有する。
【0008】
本用紙後処理装置の入口部近傍には画像形成装置1より排紙された用紙を受け取る搬送ローラ4及び従動ローラ5を備え、さらにその直前部分には入口センサS1が備えられており、搬送される用紙の先端及び後端が検知されるようになっている。
【0009】
前記搬送ローラ4の下流には、前記切換爪2が配されており、この切換爪2を図示しないソレノイド及びスプリング等により、一点鎖線の位置と実線位置とに切り換えることによって画像形成装置1より排紙された用紙の搬送方向を、第1搬送路A及び第2搬送路Bの何れかの方向へ導くことができるようになっている。
【0010】
第1搬送路Aには搬送ローラ6及びそれに従動する従動ローラ7が配されており、この第1搬送路Aは画像形成装置1より排紙され、一点鎖線位置に切り換えられた切換爪2により導かれた用紙を直接排紙トレイ3に導く。
【0011】
また、第2搬送路Bにおいても、後述するブラシを備えた前記搬送ローラ8及び従動ローラ9が配されており、この第2搬送路Bは画像形成装置1より排紙され、実線位置に切り換えられた切換爪2により導かれた用紙をスティプル時にはスティプルユニットDへ、また反転時には第3搬送路Cへ導くようになっている。
【0012】
なお、図1に示す他のユニットについては後述する図2以下で説明する。
図2はスティプルユニットDの側面(図1を正面とした場合の側面)図、図3は同、正面図である。
スティプルユニットDは、用紙の幅方向に移動可能であって、用紙の所定位置にスティプル綴じを行うスティプラ10、搬送方向に直交する方向へ移動可能であって用紙の幅方向を揃えるためのジョガーフェンス11、スティプル綴じされた用紙を排紙トレイ3へ排紙するための排紙ベルト12、及びそれに固定された排紙爪13、スティプルトレイ20、基準フェンス21等で構成されている。
【0013】
S2は排紙爪13の位置を検知するセンサであり、スティプルユニットDに導かれた用紙のサイズに応じてその用紙の後端の位置が常に一定になるように、排紙爪3は、S2でその位置が検知されることによって、その用紙サイズに合った位置に調節される。
【0014】
なお、図2に示すように、基準フェンス21は用紙反転時の用紙最大幅の位置より外側に配置され、スティプル時の用紙の基準位置になっている。
【0015】
ここで、排紙爪13は、スティプルトレイ(用紙整合トレイ部)20上に導かれた用紙の先端部が突き当てられて揃えられるフェンスとしての機能と、スティプル済みの用紙束を排紙トレイ3に向けて送り出す機能を兼ねている。
【0016】
図4は用紙排紙部の拡大構成図である。
排紙トレイ3への排紙口には、排紙ローラ14及びそれに従動する排紙従動ローラ17が配置されており、スティプルを行わない用紙やスティプル綴じされた用紙、及び反転された用紙を排紙トレイ3に排紙する。
排紙従動ローラ17は、通常は排紙ローラ14に接触した位置にいるが、排紙される用紙の厚さ及びこしに応じて支点aを中心として、排紙ガイド板18と共に矢印の方向に自動的に移動が可能となっている。例えば、一点鎖線の位置に移動する。
【0017】
排紙トレイ3は、上下ガイドコロ15によりガイド板22に沿って上下方向への移動が可能となっており、図示しない駆動機構により駆動される。排紙トレイ3はまた、シフトガイドコロ16により用紙排紙方向に対して直交した方向(図の鉛直方向)にも移動可能となっており、これも図示しない駆動機構によりシフト動作が行われ、排紙された用紙を仕分けられるようになっている。
【0018】
S3は、排紙された用紙の上面を検知するための上面検知センサであり、排紙されスタックされた用紙の上面が常に排紙ローラ14に対して所定の位置になるように、排紙トレイ3の高さが調整される。
【0019】
なお、図1において、23は反転ガイド、S4は反転入口センサを示す。
【0020】
本実施の形態の排紙動作としては、スティプルを行わず、1枚ごとに直接排紙トレイ3に用紙を排紙するソート・スタットモードと、スティプル綴じをした後に排紙するスティプルモードと、反転した後に排紙する反転モードとの3つに分けられていて、画像形成装置1の図示しない操作部の選択キーにより各モードが選択できるようになっている。
【0021】
以下、各モードごとに分けて説明する。
(1)ソート・スタックモード
切換爪2は、図1の一点鎖線の位置となり、画像形成装置1より排紙された用紙は、第1搬送路Aへ送られ、搬送ローラ6により排紙口へ送られる。このとき、常に排紙従動ローラ17は、排紙ローラ14に対して自重で加圧された状態で接しており、用紙はこれにより排紙トレイ3に排紙される。
排紙された用紙は、次々に排紙トレイ3にスタックされる。センサS3がスタックされた用紙の上面を検知することにより、その用紙の上面が常に一定の高さになるように排紙トレイ3の高さが調整される。また、必要に応じて排紙トレイ3は、用紙排紙方向に対して直交する方向に移動してシフト動作を行い、用紙の仕分けを行う。
また、後述する反転モードのときも、排紙トレイ3は同様の昇降及び仕分け動作を行う。
【0022】
(2)スティプルモード
切換爪2は図1の実線の位置となり、画像形成装置1より排紙された用紙は、反転して第2搬送路Bへ導かれ、スティプルユニットDへ搬送される。このとき、排紙爪13は、センサS2の検出出力により、用紙の後端が常に搬送ローラ8に対して用紙搬送方向の下流側に一定の間隔を置いてスタックされるように、スティプルトレイ20の搬送経路上を上下方向に移動される。
また、搬送ローラ8の同軸上には、このローラ8の直径より大きなブラシローラ8′が設けられている。このブラシローラ8′により、スティプルトレイ20に導かれた用紙は、排紙爪13にその先端が突き当たると同時に、その後端がスティプルトレイ20方向に押し付けられた状態でスタックされる。
【0023】
次に、用紙は、ジョガーフェンス11を搬送方向に直交する方向に往復移動することにより基準フェンス21に向かって寄せ動作が行われる。従って、その用紙は基準フェンス21及び排紙爪13に突き当たった状態でスタックされる。
ジョガーフェンス11は、用紙がスティプルトレイ20に進入するごとに同様の寄せ動作を繰り返し、用紙は揃えられた状態でスタックされる。
【0024】
次に、スティプラ10により用紙の綴じ動作が行われる。綴じ動作後、スティプル済みの用紙束は、前記搬送方向の基準となっていた排紙爪13上方向に移動させることにより排紙ローラ14方向へ搬送され、排紙ローラ14により排紙トレイ3上に排紙される。排紙後、その用紙束は、自重でガイド板22に突き当たり、後端が揃えられてスタックされる。スタックされた用紙束は、ソート・スタックモードのときと同様に、その用紙束の上面が常に一定の位置になるように排紙トレイ3の高さが調整される。
【0025】
(3)反転モード
切換爪2は、前記スティプルモードと同様に、図1の実線の位置となり、画像形成装置1より排紙された用紙は、反転して第2搬送路Bへ導かれる。このとき、切換爪2の先端は反転ガイド23にオーバーラップした状態で加圧されており、用紙はこれを押し退けるように搬送される。
次に、その用紙の後端が切換爪2を通過して反転入口センサS4により検知されると搬送ローラ8が逆転する。用紙は、反転した状態でスイッチバックして切換爪2により第3搬送路Cへ導かれ、第3搬送路C及び第1搬送路Aを経て、搬送ローラ6により排紙口へ送られる。
なお、この反転モードの際には、排紙ベルト12に固定された排紙爪13は、第2搬送路Bへ導かれた用紙の先端が当たらない位置に逃げている。この位置は、排紙爪13の位置を検知するセンサS2により設定される。
【0026】
次に、本発明の実施の形態の動作について説明する。
スティプルモードが選択されたとき、画像形成装置1から排出された用紙は、切換爪2によって第2搬送路Bを経てスティプルユニットDへ導かれる。
その際に、排紙爪13は、用紙サイズに応じてスティプルトレイ20の搬送経路に沿って移動され、排紙爪13に用紙先端が突き当たったときに、用紙後端が搬送ローラ8と従動ローラ9のニップ部から離れていて、かつ、ブラシローラ8′と接触する状態になるような位置に停止される。よって、用紙は、その後端がブラシローラ8′により掻き落とされ、スティプルトレイ20方向に押し付けられた状態でスタックされる。
また、スティプル時には、排紙爪13は、スティプラ10の綴じ位置に合わせてスティプルトレイ20の搬送経路上に沿って下方向に移動される。綴じ位置に移動された用紙は、スティプラ10により所定の位置にスティプル綴じが行われる(1カ所または複数カ所)。そしてスティプル後、用紙は排紙爪13をスティプルトレイ20の搬送経路上に沿って上方向に移動させることにより排紙ローラ14方向へ搬送され、排紙ローラ14により排紙トレイ3に排紙される。
【0027】
図5は本発明のスティプル処理動作の一例を示すフローチャートである。
スティプルモードにおいて、画像形成装置1から排紙されて来る用紙のサイズに応じて、用紙後端がブラシローラ8′に対して一定の位置になるように排紙爪13を移動する(S1,S2)。
スティプル綴じされるべき一部(1セット)の最終用紙のスタックが終了されたかどうか判断し(S3)、終了された場合(S3でY)はS4へ行き、終了されていない場合(S3でN)はS3を繰り返す。
スタックが終了された後(S3でY)、スティプルモード選択に選択されたスティプル綴じが1カ所綴じか、複数カ所綴じかを判断し(S4)、複数カ所綴じの場合(S4でY)S8へ行き、1カ所綴じの場合(S4でN)S5へ行く。
【0028】
1カ所綴じの場合(S4でN)は以下のようになる。
用紙サイズに応じて、排紙爪13を用紙受け入れ位置からスティプラ10の綴じ位置にスティプルトレイ20の搬送経路上に沿って下方向に所定の量だけ移動させる(S5)。そしてスティプラ10にて用紙の所定位置に綴じ処理を行う(S6)。次にスティプル動作が終了した用紙束を、排紙爪13をスティプルトレイ20の搬送経路上に沿って上方向に移動させることにより排紙ローラ14方向へ搬送し、排紙ローラ14により排紙トレイ3に排紙する(S7)。
【0029】
複数カ所綴じの場合(S4でY)は以下のようになる。
用紙サイズに応じて排紙爪13を用紙受け入れ位置からスティプラ10の綴じ位置に移動させる(S8)。そして、スティプラ10にて用紙の所定位置に1番目の綴じ処理を行う(S9)。次に、スティプラ10を2番目の綴じ処理を行う位置に移動させ(S10)、スティプラ10にてその位置に2番目の綴じ処理を行う。そして、この動作をスティプル綴じ数に応じて所定回数繰り返す(S12)。
【0030】
次にスティプル動作が終了した用紙束を、排紙爪13をスティプルトレイ20の搬送経路上に沿って上方向に移動させることにより排紙ローラ14方向へ搬送し、排紙ローラ14により排紙トレイ3に排紙する(S7)。
【0031】
このような本発明の実施の形態によれば、排紙爪13、用紙端部を揃える後端フェンスとしての機能も備えているので、スタック動作、スティプル時の用紙移動動作、スティプル動作終了後の用紙排紙動作を行わせることができ、構成が簡略化でき、省スペース化が可能になると共にコストダウンができる。
また、本発明の実施の形態によれば、排紙爪(後端フェンス)13はスティプルトレイ20の搬送経路上に沿って上下に移動可能であるので、ソフトウェア(装置内蔵のコンピュータプログラム)によりスティプル綴じ位置等の微妙な調整が可能となる。
【0032】
次に、本発明の実施の形態に係るスティプルユニットのスティプルトレイを説明する。
図6は本発明の実施の形態に係るスティプルユニットのスティプルトレイ部分の拡大図である。
【0033】
スティプルトレイ20の用紙積載面に近接対向してガイド部材101が設けてある。このガイド部材101は、画像形成装置1側から搬送されてきた用紙をスティプルトレイ20に導く機能を有している。
このガイド部材101は、スティプルトレイ20に対して所定の角度を持った第1のガイド面101aと、スティプルトレイ20に対して平行に位置した第2のガイド面101bを有している。また、ガイド部材101の材質は、用紙搬送時のガイド部材101と用紙の摩擦による静電気を防止するために、静電防止材入り樹脂となっている。
また、ガイド部材101の第1のガイド面101aと第2のガイド面101bの交点付近の第1のガイド面101aには、除電ブラシ102が導電性テープによりこの第1のガイド面101aと平行になるように取り付けられている。
さらに、除電ブラシ102の用紙搬送面側には、用紙の進入時の除電ブラシ102への引っ掛かりを防止する目的で、ガイドマイラー103が取り付けられており、除電ブラシ102は2層構造となっている。
また、除電ブラシ102の先端のブラシ部102aは、ガイド部材101の第2のガイド面101b上へ突出しており、スティプルトレイ20に対して鋭角となるように構成されている。
【0034】
本構成により、用紙進入時における除電ブラシ102への引っ掛かりを防止しつつ、用紙が積層されるときの除電を確実に行うことができる。なお、符号104はスティプルトレイ20に積載された状態の用紙を示す。
【0035】
再び図2に戻り、図2において右隅には、スティプラ10が位置しており、ガイド部材101は用紙搬送幅L1を最小値として、スティプルトレイ20に対向した位置にあり、除電ブラシ102及びガイドマイラー103は、スティプラ10の針位置Pを避けるように設けられている。
これにより、スティプル後の用紙束の放出時、除電ブラシ102及びガイドマイラー103へのスティプル針の引っ掛かりを防止しつつ、用紙のスティプルトレイ20への進入時における安定した除電効果を得ることができる。なお、図2において、L2は針位置Pからジョガーフェンス11(の近傍)までの幅を示す。
【0036】
このような前記実施の形態にあっては、画像形成装置の排紙部から排紙される用紙を受け入れて、スティプル綴じなどの後処理を施すための処理トレイであるスティプルトレイ20と、スティプルトレイ20に対向して設置され、スティプルトレイ20に用紙を導くガイド面を有したガイド部材101とを備えた用紙後処理装置において、ガイド部材101は、スティプルトレイ20に用紙を導く第1のガイド面101aと、スティプルトレイ20に対向した第2のガイド面101bを有しており、両ガイド面101a,101bの交点付近に除電部材(102)を設置したため、スティプルトレイ20への進入時における用紙の静電気を効果的に除電し、ジャム、スティプルミス等のない信頼性の高い用紙後処理装置を提供することができる。
【0037】
また、前記実施の形態にあっては、ガイド部材101は、スティプルトレイ20の用紙積載面に対して傾斜する第1のガイド面101aと、用紙積載面に平行な第2のガイド面101bを有しており、両ガイド面101a,101bの交点付近に除電部材(102)を設置したため、スティプルトレイ20への進入時における用紙の静電気を効果的に除電し、ジャム、スティプルミス等のない信頼性の高い用紙後処理装置を提供することができる。
【0038】
また、前記実施の形態にあっては、除電部材(102)の取付角度を用紙進入方向に対して平行に、かつ用紙積載面に対して鋭角になるように取り付けたため、スティプルトレイ20への用紙の進入をスムーズにし、かつ静電気を効果的に除電できて、ジャム、スティプルミス等のない信頼性の高い用紙後処理装置を提供することができる。
【0039】
また、前記実施の形態にあっては、除電部材(102)の取付範囲は、スティプラの針部と干渉しない範囲であるため、スティプル綴じ後の用紙の放出時における針の除電部材(102)への引っ掛かり及び除電部材(102)の損傷を防止し、針の引っ掛かりによる放出時ジャム等のない信頼性の高い用紙後処理装置を提供することができる。
【0040】
また、前記実施の形態にあっては、ガイド部材101は導電性材質で構成され、除電部材は除電ブラシ102で構成し、除電ブラシ102は導電性両面テープでガイド部材101のガイド面に貼り付けられ、かつ除電ブラシはその用紙ガイド面にガイド用マイラー103を貼り付けた2層構造となっているため、用紙のスティプルトレイ20への進入時の搬送をスムーズにガイドしつつ、用紙の静電気を効率的に除電し、信頼性が高く、かつ構成がシンプルでスペースを必要とせず、低コスト化を実現することができる用紙後処理装置を提供することができる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、用紙進入時には用紙と除電部材は接触しないが、用紙が処理トレイの用紙積載面に突き当たった後、用紙が撓むことにより、除電部材に接触させられて、処理トレイへの用紙の進入をスムーズにし、かつ静電気を効果的に除電できて、ジャム、スティプルミス等のなく、かつ、除電部材を、スティプルの針部を避けて設置したので、スティプル綴じ後の用紙の放出時における針の除電部材への引っ掛かり及び除電部材の損傷を防止し、針の引っ掛かりによる放出時ジャム等のない信頼性の高い用紙後処理装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、用紙の処理トレイへの進入時の搬送をスムーズにガイドしつつ、用紙の静電気を効率的に除電し、信頼性が高く、かつ構成がシンプルでスペースを必要とせず、低コスト化を実現することができる用紙後処理装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3記載の発明による作用効果を奏する画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る用紙後処理装置の全体構成図である。
【図2】スティプルユニットの側面図である。
【図3】同、正面図である。
【図4】用紙排紙部の拡大構成図である。
【図5】スティプルモード時の用紙束排出の様子を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るスティプルユニットのスティプルトレイ部分の拡大図である。
【符号の説明】
20 スティプルトレイ
101 ガイド部材
101a 第1のガイド面
101b 第2のガイド面
102 除電ブラシ
103 ガイドマイラー

Claims (4)

  1. 上方から下方へ向かう用紙進入路より排出されてくる用紙を受け入れて、スティプル綴じなどの後処理を施すための処理トレイと、前記処理トレイの下方に設けられ前記処理トレイ上の用紙をスティプル綴じするスティプル手段と、前記処理トレイの用紙積載面に積載された用紙を排紙トレイに向けて下方から上方へ放出する放出手段とを備えた用紙後処理装置において、
    前記用紙積載面に向けて除電部材を設置し、前記除電部材の取付角度を前記用紙進入方向に対して平行に、かつ用紙積載面に対して鋭角になるとともに、前記除電部材の取付範囲は、前記用紙積載面の用紙を前記放出手段によって放出する際、前記スティプル手段により綴じられた用紙の針と干渉しない範囲であることを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 上方から下方へ向かう用紙進入路より排出されてくる用紙を受け入れて、スティプル綴じなどの後処理を施すための処理トレイと、前記処理トレイの下方に設けられ前記処理トレイ上の用紙をスティプル綴じするスティプル手段と、前記処理トレイに対向して設置され、前記処理トレイに用紙を導くガイド面を有したガイド部材と、前記処理トレイの用紙積載面に積載された用紙を排紙トレイに向けて下方から上方へ放出する放出手段とを備えた用紙後処理装置において、
    前記ガイド部材は、前記処理トレイの用紙積載面に対して傾斜する第1のガイド面と、前記用紙積載面に平行な第2のガイド面を有しており、両ガイド面交点付近に除電部材を設置し、
    前記第1のガイド面に前記除電部材を取り付けることにより、前記除電部材の取付角度を用紙進入方向に対して平行に、かつ用紙積載面に対して鋭角になるとともに、前記除電部材の取付範囲は、前記用紙積載面の用紙を前記放出手段によって放出する際、前記スティプル手段により綴じられた用紙の針と干渉しない範囲であり、
    前記用紙進入路から排出された用紙は下方の前記処理トレイの積載面に突き当たりながら、該用紙は撓むことにより、前記除電部材に接触させられるようになっていることを特徴とする用紙後処理装置。
  3. 請求項1または請求項2記載において、前記ガイド部材は導電性材質で構成され、前記除電部材は除電ブラシで構成し、前記除電ブラシは導電性両面テープで前記ガイド部材の前記第1のガイド面に貼り付けられ、かつ前記除電ブラシはその用紙ガイド面にガイド用マイラーを貼り付けた2層構造となっていることを特徴とする用紙後処理装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一つに記載の用紙後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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