JP3759218B2 - 変位検出用スイッチおよび該変位検出用スイッチを適用した温水洗浄便座 - Google Patents
変位検出用スイッチおよび該変位検出用スイッチを適用した温水洗浄便座 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、温水洗浄便座に使用する変位検出用スイッチ及び該スイッチを利用した温水洗浄便座に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の便座の変位検出用スイッチを図8を参照しながら説明すると、スイッチ本体1を保持するスイッチ保持用ケーシング3の一端を形成するスイッチ保持用ツメ2の下端の形状が平面かつスイッチ本体1の上部に平行であった。また、スイッチ保持用ツメ2に挾まれた空間部にスイッチ本体1を挿入するためスイッチ保持用ツメ2とスイッチ本体1との間に間隙4が生じざるをえなかった。
【0003】
さらに、スイッチ本体1の外形の寸法公差が大きく、寸法がばらつくため、大きめのスイッチ本体1を嵌挿した場合は、ツメがひっかからずに脱落するということもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べてきたように、このような従来のスイッチ本体の保持構造では、スイッチ本体の外形の寸法公差が大きく、寸法がばらつくため、大きめのスイッチ本体を嵌挿した場合は、ツメがひっかからなかったり、小さめのスイッチ本体を嵌挿した場合は、スイッチ本体とスイッチ保持用ツメとの間に間隙が生じたりするため、スイッチ本体の感圧部の位置にばらつきが生じ、スイッチの検出精度を低下させてしまうという問題があった。
【0005】
また、何らかの理由でスイッチ本体の感圧部に、下方からの過荷重が印加された場合、荷重を逃がす構造になっていないため、スイッチの破損につながるという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、スイッチ本体に下方から過荷重が印加された場合においても、スイッチの検出精度を低下させることなく、荷重を逃がせる構造になっている変位検出用スイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、変位を検出するための変位検出用スイッチと前記スイッチを嵌挿するケーシングと該ケーシングから立ちあげたスイッチ保持用ツメからなるスイッチ保持部材において、スイッチ保持用ツメがスイッチに当接する面においてスイッチがケーシングに付勢されるような曲面構造としたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の変位検出用スイッチにおいて、該スイッチ保持用ツメに弾性を持たせる構造としたことを特徴とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の変位検出用スイッチにおいて、該スイッチ保持用ツメがスイッチに当接する面において、スイッチ本体に感圧部の方向より加重がかかった場合には、スイッチ保持用ツメの弾性によって荷重が吸収される構造としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明では、請求項1から3の何れかに記載の変位検出用スイッチが温水洗浄便座の位置検出手段であることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明では、請求項4記載の温水洗浄便座において、請求項4に記載の変位検出用スイッチが温水洗浄便座の着座検出手段であることを特徴とする。
【0012】
このため、本発明では、上記のようなスイッチ本体の保持方法においては、スイッチ本体がスイッチ保持用ツメの弾性により、常に一定の力で下方に押しつけられるため、スイッチ本体の保持の安定性を保証し、スイッチ本体の感圧部の位置を一定とし、スイッチの検出精度の低下を防ぐことができる。
【0013】
また、本発明では、何らかの理由でスイッチ本体に下方から過荷重が印加された場合には、スイッチ本体は、スイッチ保持用ツメを押し広げて上方へ移動し、荷重を逃がしてスイッチ本体の破損を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明になる変位検出用スイッチおよび該変位検出用スイッチを適用した温水洗浄便座の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1に、本発明の変位検出用スイッチの実施形態を示す。
【0016】
本発明になる変位検出用スイッチは、スイッチ本体1、感圧部1a、スイッチ保持用ツメ2、スイッチ保持用ケーシング3、押圧板5および弾性体6とから構成されている。
【0017】
スイッチ本体1は、好適にはプラスチック成型品、例えば、ABS,PBT、PP,ゴム等の弾性体または、金属の薄板により製作される。そして該スイッチ本体1は、図1の平面図である図2に示すような円筒形の形状に形成されるスイッチ保持用ケーシング3の内部に挿入され、構成される。さらに、該スイッチ本体1は、該スイッチ保持用ケーシング3の上部を形成し、自らの弾性で該スイッチ本体1の上部に対し、曲面部2aで当接するような寸法とした2本のスイッチ保持用ツメ2の間に嵌挿され、構成される。
【0018】
感圧部1aは、スイッチ本体1の下部に形成されており、該感圧部1aに対し、押圧板5を介して下方からの力が加わらない場合はスイッチ本体1のスイッチは,offであり、下方からの力が加わり、該押圧板5が上方に押し上げられると、スイッチ本体1のスイッチは,onとなるように構成されている。
【0019】
スイッチ保持用ケーシング3は、その下部を形成する台座部の上面を介して、便座8と固定され、構成されている。
【0020】
弾性体6は、押圧板5の下部に当接し、該押圧板5を包含しながらスイッチ保持用ケーシング3の下部と接合され、構成されている。該弾性体6は、下部が便器11の上面と接触するようになっており、該下部が該便器11の上面と接触すると上方に変位し、該押圧板5を押し上げ、スイッチ本体1をonとするように構成されている。
【0021】
図3に、本発明の変位検出用スイッチを、温水洗浄便座の着座検出用手段として用いた場合における温水洗浄便座の実施形態の構成を示す。
【0022】
本発明に係る温水洗浄便座は、ふた7、便座8、温水洗浄便座本体9、着座検出用スイッチ10、便器11および操作部12とから構成されている。
【0023】
該着座検出用スイッチ10は、図4に示す便座8の裏面に固定されており、該便座8に使用者が着座すると、着座状態を検知するように構成されている。
【0024】
尚、図5は、図4のAA断面図、図6は図5のBB断面図である。リード線13は、着座スイッチ10のオン、オフ情報伝達手段として使用している。
【0025】
次に、図1のように構成された本実施形態になる変位検出用スイッチの動作について説明する。
【0026】
スイッチ本体1は、スイッチ保持用ツメ2の曲面部2aが該スイッチ1の上部に当接しているため、スイッチ保持用ツメ2が内側に閉じようとする弾性力によってスイッチ保持用ケーシング3に常に押しつけられる。したがって、図8で示される従来の実施例で生じていた、スイッチ保持用ツメ2とスイッチ本体1との間の間隙4をゼロとすることができる。
【0027】
また、便座8に使用者が着座した際に、何らかの理由でスイッチ本体1に対し許容値を越える過荷重が印加された場合には、該スイッチ本体1は、スイッチ保持用ツメ2の曲面部2aに沿うようにスイッチ保持用ツメ2を押し広げて上方に移動するため、スイッチ本体の破損を防止することができる。
【0028】
次に、変位検出用スイッチの他の実施形態を示す。
【0029】
図7に本発明の変位検出用スイッチを、操作部12のスイッチとして用いた場合における実施形態の変位検出用スイッチの取付構成図を示す。
【0030】
該実施形態に係る変位検出用スイッチは、スイッチ本体1、感圧部1a、スイッチ保持用ツメ2、スイッチ保持用ケーシング3および操作パネル14とから構成されている。
【0031】
操作部12のパネルスイッチとして機能する該変位検出用スイッチは、操作パネル14を使用者が押下することによって、感圧部1aも押下されスイッチ本体1がonとなる。また、操作パネル14から何らかの理由でスイッチ本体1に対し許容値を越える過荷重が印加された場合には、該スイッチ本体1は、スイッチ保持用ツメ2の曲面部2aに沿うようにスイッチ保持用ツメ2を押し広げて下方に移動するため、スイッチ本体の破損を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、以下のような効果が得られる。
【0033】
スイッチ本体は、その上部が、スイッチ保持用ツメの曲面部に当接しているため、スイッチ保持用ツメが内側に閉じようとする弾性力によってスイッチ保持用ケーシングに常に押しつけられる。したがって、従来の実施例で生じていた、スイッチ保持用ツメとスイッチ本体との間の間隙をゼロとすることができ、そのため、スイッチ本体の保持の安定性を保証し、スイッチ本体の感圧部の位置を一定とし、スイッチの検出精度の低下を防ぐことができる。
【0034】
また、本発明では、何らかの理由でスイッチ本体に下方から過荷重が印加された場合、スイッチ本体は、スイッチ保持用ツメを押し広げて上方へ移動し、荷重を逃がす構造となっているためスイッチの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる変位検出用スイッチの構成図である。
【図2】図1に示す変位検出用スイッチの平面図である。
【図3】本発明になる変位検出用スイッチを、温水洗浄便座の着座検出用手段として用いた場合における温水洗浄便座の概観図である。
【図4】便座裏面を示す底面図である。
【図5】図4に示すAA断面図である。
【図6】図5に示すBB断面図である。
【図7】本発明になる変位検出用スイッチを位置検出手段として用いた場合の取付構成図である。
【図8】従来の変位検出用スイッチの構成を示す構成図である。
Claims (5)
- 変位を検出するための変位検出用スイッチと前記スイッチを嵌挿するケーシングと該ケーシングから立ちあげたスイッチ保持用ツメからなるスイッチ保持部材において、スイッチ保持用ツメがスイッチに当接する面においてスイッチがケーシングに付勢されるような曲面構造とした、ことを特徴とする変位検出用スイッチ。
- 該スイッチ保持用ツメに弾性を持たせる構造とした、ことを特徴とする請求項1記載の変位検出用スイッチ。
- 該スイッチ保持用ツメがスイッチに当接する面において、スイッチ本体に感圧部の方向より加重がかかった場合には、スイッチ保持用ツメの弾性によって荷重が吸収される構造とした、ことを特徴とする請求項1記載の変位検出用スイッチ。
- 請求項1〜3の何れかに記載の変位検出用スイッチが温水洗浄便座の位置検出手段である、ことを特徴とする温水洗浄便座。
- 請求項4に記載の変位検出用スイッチが温水洗浄便座の着座検出手段である、ことを特徴とする請求項4記載の温水洗浄便座。
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