JPH09195365A - 変位検出用スイッチおよび該変位検出用スイッチを適用した温水洗浄便座 - Google Patents

変位検出用スイッチおよび該変位検出用スイッチを適用した温水洗浄便座

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JPH09195365A
JPH09195365A JP830596A JP830596A JPH09195365A JP H09195365 A JPH09195365 A JP H09195365A JP 830596 A JP830596 A JP 830596A JP 830596 A JP830596 A JP 830596A JP H09195365 A JPH09195365 A JP H09195365A
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switch
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displacement detecting
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Aritaka Kuboi
有孝 久保井
Takeshi Noguchi
剛 野口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水洗浄便座等に用いる便座の位置検出用ス
イッチの検出精度の向上を図るとともに、過荷重印加時
のスイッチの破損を防ぐ。 【解決手段】 温水洗浄便座等に用いる変位検出用スイ
ッチにおいて、スイッチ本体1が内部に挿入されるスイ
ッチ保持用ケーシング3の一端を形成するスイッチ保持
用ツメ2を曲面構造とし、弾性を持たせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、温水洗浄便
座に使用する変位検出用スイッチ及び該スイッチを利用
した温水洗浄便座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の便座の変位検出用スイッチを図8
を参照しながら説明すると、スイッチ本体1を保持する
スイッチ保持用ケーシング3の一端を形成するスイッチ
保持用ツメ2の下端の形状が平面かつスイッチ本体1の
上部に平行であった。また、スイッチ保持用ツメ2に挾
まれた空間部にスイッチ本体1を挿入するためスイッチ
保持用ツメ2とスイッチ本体1との間に間隙4が生じざ
るをえなかった。
【0003】さらに、スイッチ本体1の外形の寸法公差
が大きく、寸法がばらつくため、大きめのスイッチ本体
1を嵌挿した場合は、ツメがひっかからずに脱落すると
いうこともあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、このような従来のスイッチ本体の保持構造では、ス
イッチ本体の外形の寸法公差が大きく、寸法がばらつく
ため、大きめのスイッチ本体を嵌挿した場合は、ツメが
ひっかからなかったり、小さめのスイッチ本体を嵌挿し
た場合は、スイッチ本体とスイッチ保持用ツメとの間に
間隙が生じたりするため、スイッチ本体の感圧部の位置
にばらつきが生じ、スイッチの検出精度を低下させてし
まうという問題があった。
【0005】また、何らかの理由でスイッチ本体の感圧
部に、下方からの過荷重が印加された場合、荷重を逃が
す構造になっていないため、スイッチの破損につながる
という問題もあった。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点に着目
してなされたもので、スイッチ本体に下方から過荷重が
印加された場合においても、スイッチの検出精度を低下
させることなく、荷重を逃がせる構造になっている変位
検出用スイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、変位を検出するための変
位検出用スイッチと前記スイッチを嵌挿するケーシング
と該ケーシングから立ちあげたスイッチ保持用ツメから
なるスイッチ保持部材において、スイッチ保持用ツメが
スイッチに当接する面においてスイッチがケーシングに
付勢されるような曲面構造としたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
変位検出用スイッチにおいて、該スイッチ保持用ツメに
弾性を持たせる構造としたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
変位検出用スイッチにおいて、該スイッチ保持用ツメが
スイッチに当接する面において、スイッチ本体に下方よ
り加重がかかった場合には、スイッチ保持用ツメの弾性
によって荷重が吸収される構造としたことを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明では、該変位検出用ス
イッチが温水洗浄便座の位置検出手段であることを特徴
とする。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
温水洗浄便座において、該位置検出用スイッチが温水洗
浄便座の着座検出手段であることを特徴とする。
【0012】このため、本発明では、上記のようなスイ
ッチ本体の保持方法においては、スイッチ本体がスイッ
チ保持用ツメの弾性により、常に一定の力で下方に押し
つけられるため、スイッチ本体の保持の安定性を保証
し、スイッチ本体の感圧部の位置を一定とし、スイッチ
の検出精度の低下を防ぐことができる。
【0013】また、本発明では、何らかの理由でスイッ
チ本体に下方から過荷重が印加された場合には、スイッ
チ本体は、スイッチ保持用ツメを押し広げて上方へ移動
し、荷重を逃がしてスイッチ本体の破損を防止すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明になる変位検出用ス
イッチおよび該変位検出用スイッチを適用した温水洗浄
便座の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1に、本発明の変位検出用スイッチの実
施形態を示す。
【0016】本発明になる変位検出用スイッチは、スイ
ッチ本体1、感圧部1a、スイッチ保持用ツメ2、スイ
ッチ保持用ケーシング3、押圧板5および弾性体6とか
ら構成されている。
【0017】スイッチ本体1は、好適にはプラスチック
成型品、例えば、ABS,PBT、PP,ゴム等の弾性
体または、金属の薄板により製作される。そして該スイ
ッチ本体1は、図1の平面図である図2に示すような円
筒形の形状に形成されるスイッチ保持用ケーシング3の
内部に挿入され、構成される。さらに、該スイッチ本体
1は、該スイッチ保持用ケーシング3の上部を形成し、
自らの弾性で該スイッチ本体1の上部に対し、曲面部2
aで当接するような寸法とした2本のスイッチ保持用ツ
メ2の間に嵌挿され、構成される。
【0018】感圧部1aは、スイッチ本体1の下部に形
成されており、該感圧部1aに対し、押圧板5を介して
下方からの力が加わらない場合はスイッチ本体1のスイ
ッチは,offであり、下方からの力が加わり、該押圧
板5が上方に押し上げられると、スイッチ本体1のスイ
ッチは,onとなるように構成されている。
【0019】スイッチ保持用ケーシング3は、その下部
を形成する台座部の上面を介して、便座8と固定され、
構成されている。
【0020】弾性体6は、押圧板5の下部に当接し、該
押圧板5を包含しながらスイッチ保持用ケーシング3の
下部と接合され、構成されている。該弾性体6は、下部
が便器11の上面と接触するようになっており、該下部
が該便器11の上面と接触すると上方に変位し、該押圧
板5を押し上げ、スイッチ本体1をonとするように構
成されている。
【0021】図3に、本発明の変位検出用スイッチを、
温水洗浄便座の着座検出用手段として用いた場合におけ
る温水洗浄便座の実施形態の構成を示す。
【0022】本発明に係る温水洗浄便座は、ふた7、便
座8、温水洗浄便座本体9、着座検出用スイッチ10、
便器11および操作部12とから構成されている。
【0023】該着座検出用スイッチ10は、図4に示す
便座8の裏面に固定されており、該便座8に使用者が着
座すると、着座状態を検知するように構成されている。
【0024】尚、図5は、図4のAA断面図、図6は図
5のBB断面図である。リード線13は、着座スイッチ
10のオン、オフ情報伝達手段として使用している。
【0025】次に、図1のように構成された本実施形態
になる変位検出用スイッチの動作について説明する。
【0026】スイッチ本体1は、スイッチ保持用ツメ2
の曲面部2aが該スイッチ1の上部に当接しているた
め、スイッチ保持用ツメ2が内側に閉じようとする弾性
力によってスイッチ保持用ケーシング3に常に押しつけ
られる。したがって、図8で示される従来の実施例で生
じていた、スイッチ保持用ツメ2とスイッチ本体1との
間の間隙4をゼロとすることができる。
【0027】また、便座8に使用者が着座した際に、何
らかの理由でスイッチ本体1に対し許容値を越える過荷
重が印加された場合には、該スイッチ本体1は、スイッ
チ保持用ツメ2の曲面部2aに沿うようにスイッチ保持
用ツメ2を押し広げて上方に移動するため、スイッチ本
体の破損を防止することができる。
【0028】次に、変位検出用スイッチの他の実施形態
を示す。
【0029】図7に本発明の変位検出用スイッチを、操
作部12のスイッチとして用いた場合における実施形態
の変位検出用スイッチの取付構成図を示す。
【0030】該実施形態に係る変位検出用スイッチは、
スイッチ本体1、感圧部1a、スイッチ保持用ツメ2、
スイッチ保持用ケーシング3および操作パネル14とか
ら構成されている。
【0031】操作部12のパネルスイッチとして機能す
る該変位検出用スイッチは、操作パネル14を使用者が
押下することによって、感圧部1aも押下されスイッチ
本体1がonとなる。また、操作パネル14から何らか
の理由でスイッチ本体1に対し許容値を越える過荷重が
印加された場合には、該スイッチ本体1は、スイッチ保
持用ツメ2の曲面部2aに沿うようにスイッチ保持用ツ
メ2を押し広げて下方に移動するため、スイッチ本体の
破損を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、以下
のような効果が得られる。
【0033】スイッチ本体は、その上部が、スイッチ保
持用ツメの曲面部に当接しているため、スイッチ保持用
ツメが内側に閉じようとする弾性力によってスイッチ保
持用ケーシングに常に押しつけられる。したがって、従
来の実施例で生じていた、スイッチ保持用ツメとスイッ
チ本体との間の間隙をゼロとすることができ、そのた
め、スイッチ本体の保持の安定性を保証し、スイッチ本
体の感圧部の位置を一定とし、スイッチの検出精度の低
下を防ぐことができる。
【0034】また、本発明では、何らかの理由でスイッ
チ本体に下方から過荷重が印加された場合、スイッチ本
体は、スイッチ保持用ツメを押し広げて上方へ移動し、
荷重を逃がす構造となっているためスイッチの破損を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる変位検出用スイッチの構成図であ
る。
【図2】図1に示す変位検出用スイッチの平面図であ
る。
【図3】位置検出用スイッチを、温水洗浄便座の着座検
出用手段として用いた場合における温水洗浄便座の概観
図である。
【図4】便座裏面を示す底面図である。
【図5】図4に示すAA断面図である。
【図6】図5に示すBB断面図である。
【図7】本発明になる変位検出用スイッチを位置検出用
手段として用いた場合の取付構成図である。
【図8】従来の変位検出用スイッチの構成を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 スイッチ本体 1a 感圧部 2 スイッチ保持用ツメ 3 スイッチ保持用ケーシング 4 間隙 5 押圧板 6 弾性体 7 ふた 8 便座 9 温水洗浄便座本体 10 着座検出用スイッチ 11 便座 12 操作部 13 リード線 14 操作パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変位を検出するための変位検出用スイッ
    チと前記スイッチを嵌挿するケーシングと該ケーシング
    から立ちあげたスイッチ保持用ツメからなるスイッチ保
    持部材において、スイッチ保持用ツメがスイッチに当接
    する面においてスイッチがケーシングに付勢されるよう
    な曲面構造とした、ことを特徴とする変位検出用スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 該スイッチ保持用ツメに弾性を持たせる
    構造とした、ことを特徴とする請求項1記載の変位検出
    用スイッチ。
  3. 【請求項3】 該スイッチ保持用ツメがスイッチに当接
    する面において、スイッチ本体に下方より加重がかかっ
    た場合には、スイッチ保持用ツメの弾性によって荷重が
    吸収される構造とした、ことを特徴とする請求項1記載
    の変位検出用スイッチ。
  4. 【請求項4】 該変位検出用スイッチが温水洗浄便座の
    位置検出手段である、ことを特徴とする温水洗浄便座。
  5. 【請求項5】 該位置検出用スイッチが温水洗浄便座の
    着座検出手段である、ことを特徴とする請求項4記載の
    温水洗浄便座。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020048771A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 便座装置

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