JPH079197U - 着座センサ付腰掛け便器 - Google Patents

着座センサ付腰掛け便器

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JPH079197U
JPH079197U JP4016993U JP4016993U JPH079197U JP H079197 U JPH079197 U JP H079197U JP 4016993 U JP4016993 U JP 4016993U JP 4016993 U JP4016993 U JP 4016993U JP H079197 U JPH079197 U JP H079197U
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JP
Japan
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toilet seat
sitting
toilet
sensor
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4016993U
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English (en)
Inventor
忠博 大倉
俊幸 吉田
満 貝沼
一男 青木
純 岸上
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Sony Corp
Otax Co Ltd
Original Assignee
Sony Corp
Otax Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腰掛け便器において、人が便座に着座してい
るか否かを確実に検知する。 【構成】 便座1に検知部30を設け、人が便座1に座
ったときに人体の持つ固有の振動をこの検知部30で検
知し、この検知結果に基づき駆動回路50を駆動させ
る。これにより、おしり洗浄、ビデ洗浄、におい消し等
の機能を確実に作動させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は着座センサ付腰掛け便器に係わり、特に多機能を有する着座センサ 付腰掛け便器に関する。
【0002】
【従来の技術及び本考案が解決しようとする課題】
従来から、腰掛け便器にはおしり洗浄、乾燥、暖房、ビデ洗浄及びにおい消し の機能を備えたものがある。おしり洗浄、ビデ洗浄は便器内部に設置された洗浄 ノズルにより行うので、人が便座に座っていない状態でおしり洗浄、ビデ洗浄の 操作スイッチを作動させると、洗浄水が便器外に飛散していた。この様な問題点 に対し、光センサやタッチセンサで人が便座に座っているか否かを検出して、人 が便座に座っていない場合にはおしり洗浄やビデ洗浄などの機能が作動しないよ うに、誤動作防止装置をもうけたものが、提案されている。
【0003】 しかし、光センサは人が便座に座る関係上、便蓋や便座の近傍に設置されるこ とが多く、便蓋や便座にカバーを正しく取り付けていないときや人が便座にきち んと腰掛けていない場合に、正しく作動しないことがあった。また、光センサを 設置するには、腰掛け便器や近傍に設置されたタンクに穴を開けて設置しなけれ ばならず、コストやデザイン上に問題があった。
【0004】 一方、タッチセンサは人体から発生する静電気を利用するもので、タッチセン サが設置された便座に人が座ることにより作動させることができる。しかし、タ ッチセンサの箇所に水分が付いていると人体から発生する静電気が吸収され、ま た脂性の人は静電気の発生が少ないので、タッチセンサが正しく作動せず、便座 に人が座っているにも関わらずおしり洗浄、ビデ洗浄、におい消しなどの機能を 使用することができなくなる問題点があった。
【0005】
【目的】 本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、人が便 座に座っているか否かを確実に検知し、人が座っている時のみ作動させたい便座 の機能を確実に作動させられる快適な便器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本考案の着座センサ付腰掛け便器は、着座センサ付 腰掛け便器において、便座に座った人が発生する低周波振動を検出する検知セン サを備えるものであり、検知センサは便座に装着され、便座に座った人体から発 生する振動を検知する検知部と、検知部の信号から人体特有の低周波信号を取り 出す信号検出部と、検出された低周波信号に基づき便座に人が座っているか否か を検出し、且つ必要により別途設けたスイッチ部からの信号によりおしり洗浄、 ビデ洗浄、におい消しなどの機能を作動させる駆動回路とを備えているものであ る。このような検知センサには、圧力センサ及び加速度センサが使用される。ま た、駆動回路は検知センサから送出される検出信号に基づき、おしり洗浄、ビデ 洗浄、におい消しなどの機能を人が前記便座に着座したときにのみ働くようにし たものである。
【0007】
【作用】
便座に人が座ると便座に人体特有の低周波振動が伝わり、この低周波振動を検 知センサの検知部及び信号検出部で検出することにより便座に人が座っているか 否かを検知する。または伝導部材を介してこの低周波振動を検知部に導き、これ を信号検出部で検出することにより便座に人が座っているか否かを検知する。こ の信号検出部から得られる人体の低周波信号により駆動回路を作動させ、おしり 洗浄、ビデ洗浄、におい消しなどの機能を作動させることにより、誤動作を確実 に防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1に示すように、検知部30を腰掛け便器2の便座1に装着し検知部30か らの信号を、信号検出部51に導き便器洗浄水による振動等の外乱振動による不 要な信号成分を取り除き、人体特有の例えば100Hz以下に集中する信号成分 を抽出し例えばおしり洗浄、ビデ洗浄、におい消し等の駆動回路50に導く。洗 浄等の機能作動スイッチ52からの信号も同様に駆動回路50に導く。信号検出 部51からの人体検出信号が有り且つ機能作動スイッチ52が押された時のみお しり洗浄やビデ洗浄等の機能が働くように駆動回路50において回路を構成する 。また、におい消し等便器使用中は常時作動させたい機能については、信号検出 部51からの信号のみで機能が働くように駆動回路50を構成しても良い。必要 により検知部30に供給する電源の回路を信号検出部51又は駆動回路50に設 け、検知部に意図する信号選択特性を持ったものを使用することより信号検出部 51を省略することもできる。
【0009】 検知部30としては、例えば図2に示すような圧力センサや図3に示す加速度 センサ等が使用できる。 図2ついて簡単に述べると、この圧力センサは例えば導伝性材料に有底円筒状 に形成した容器3と、金属等の導伝性材料を円盤状に形成しFEP等の高分子フ ィルム層5をその片面に形成し該高分子フィルムをエレクトレット処理したバッ クプレート4と、絶縁性材料よりなるスペーサ8と、FET(電解効果トランジ スタ)10とから成る。
【0010】 容器3の底面壁6とバックプレート4の高分子フィルム層5が所定の間隔で対 向する様にスペーサ8を配置する。バックプレート4の反対の面とFET10の ゲート端子を接続し、FET10のソース端子(図ではSと表示)とドレイン端 子(図ではDと表示)及び容器3から取り出すアース端子(図ではEと表示)の 3本の線より出力信号を得る。
【0011】 所定の間隔で対向している底面壁6とバックプレート4の高分子フィルム層5 の間隔が、外部の圧力変動により容器3の底面壁6が変形することにより変化す る。この変化は即ちバックプレート4と容器3の底面壁6とで形成されるコンデ ンサーの容量変化として観測される。この変化信号をFET10によりインピー ダンス変換して信号出力として取り出すことにより圧力変化を検出できる。
【0012】 また図3ついて簡単に述べると、この加速度センサは例えば上記圧力センサの 構成部材に加え薄膜円盤状の導伝性振動板7とリング状スペーサ9から成る。 容器3の底面壁6と導電性振動板7の間隔をとるためのスペーサ9を置きその 上に導電性振動板7を配置する。導電性振動板7とバックプレート4の高分子フ ィルム層5が所定の間隔で対向する様にスペーサ8を配置する。バックプレート 4の反対の面とFET10のゲート端子を接続し、FET10のソース端子(図 ではSと表示)とドレイン端子(図ではDと表示)及び容器3から取り出すアー ス端子(図ではEと表示)の3本の線より出力信号を得る。
【0013】 所定の間隔で対向している導電性振動板7とバックプレート4の高分子フィル ム層5の間隔が、加速度センサの振動によって導電性振動板7が変形することに より変化する。この変化は即ちバックプレート4と導電性振動板7とで形成され るコンデンサの容量変化として観測される。この変化信号をFETによりインピ ーダンス変換して信号出力として取り出すことにより加速度を検出できる。
【0014】 以下に人体振動を検出する検知部の具体例を図面を参照しながら説明する。 図4に腰掛け便器の便座1の内部断面を示す。中空に形成された便座1の下側部 材1bに圧力センサ34を固定し、便座1の上側部材1aの下面に燐青銅等のバ ネ性を有する伝導部材31を固定する。伝導部材31の一端を圧力センサ34の 圧力感知面に軽く圧着するように構成する。便座下側部材1bは便器本体2(図 示せず)にのっており、固定しているものとみなせる。便座上側部材1aは人体 に直接触れる部材であり人体の振動により振動する。この振動が伝導部材31に 伝わり圧力センサ34の感知面に振動を伝える。
【0015】 本来圧力センサは感知面の圧力変動を電気信号に変換するように構成されてい るが、 D=kP で示されるように、被測定圧力Pを感圧面のコンプライアン スkを比例定数として、感圧面の変位Dに変換して、この変位量を電気信号に変 換する構成になっている。そこで便座上面部材1aが振動することにより便座下 面部材1bとの相対距離が変化することを利用し図4のように構成すれば、圧力 センサで振動の検出ができる。
【0016】 図5は便座上面部材1aに圧力センサ34を取り付けた別の実施例である。 図6は便座上面部材1aに圧力センサ34の感圧面を下向きに取り付け、この 圧力センサ34の感圧面に伝導部材32を取り付け、腰掛け便器2を固定部材と した別の実施例である。 図7は中空構造を持たない便座1に圧力センサ34を取り付けた別の実施例で ある。
【0017】 図8は便座1に加速度センサ35を取り付け、直接加速度を検出する別の実施 例を示す。 図9は中空構造を持たない便座1に加速度センサ35を取り付けた別の実施例 である。 図10は便座1に伝導部材33を取り付けその先端に加速度センサ35を取り 付けた別の実施例を示す。伝導部材33を用いることにより加速度センサ35の 位置を便座部以外の自由な場所に設けることができる。またこの伝導部材33を 適度なコンプライアンスを持つ様に形状、材料を選定すれば人体の振動を選択的 に加速度センサ35に伝達でき検出部の回路を省略することができる。
【0018】 図11は便座1に伝達部材33を設け更に適当な位置に支点36を設け伝達部 材33の他端に圧力センサ34を取り付けて構成した検知部の一例である。支点 36の位置を伝達部材33の中央より便座1に近い位置に設けることにより検知 感度を上げることもできる。支点36を省略した構成も取り得る。また図10と 同様、伝達部材33に所定の伝達特性を持たせることもできる。
【0019】 検知部を構成するセンサとして、図2、図3に示した以外に圧電形加速度セン サ、歪ゲージ形加速度センサ、歪ゲージ形圧力センサ、半導体センサその他一般 的に知られているセンサ等も使用できることは言うまでもないが、発明者等の実 験では、図2、図3に示した圧力センサや加速度センサが感度、取付方法、コス トの点で最も良い結果が得られた。
【0020】
【考案の効果】
以上の実施例からも明らかなように、本考案の着座センサ付腰掛け便器によれ ば、便座に座った人体から発生する低周波信号を検出することにより、容易に且 つ確実に便座に人が座っているか否かを検知できるので、おしり洗浄、ビデ洗浄 、におい消し等の機能の誤動作等を防止することができる。
【0021】 また、便座の裏など便座センサの取付位置を自由に設定することができる。こ れにより取付コストを低減でき、更に腰掛け便器の美観を損ねることなく目的を 達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の着座センサ付腰掛け便器の構成の一実
施例を示す図。
【図2】本考案の着座センサ付腰掛け便器に使用される
検知センサである圧力センサの一実施例を示す図。
【図3】本考案の着座センサ付腰掛け便器に使用される
検知センサである加速度センサの一実施例を示す図。
【図4】本考案の検知部の構成例の一実施例を示す図。
【図5】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示す
図。
【図6】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示す
図。
【図7】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示す
図。
【図8】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示す
図。
【図9】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示す
図。
【図10】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示
す図。
【図11】本考案の検知部の構成例の別の一実施例を示
す図。
【符号の説明】
1・・・便座 2・・・腰掛け便器 3・・・容器 4・・・バックプレート 5・・・高分子フィルム層 6・・・底面壁 7・・・導電性振動板 8・・・スペーサ 9・・・スペーサ 10・・・FET(電界効果トランジスタ) D・・・ドレイン端子 S・・・ソース端子 E・・・アース端子 30・・・検知部 31、32、33・・・伝導部材 34・・・圧力センサ 35・・・加速度センサ 36・・・支点 50・・・駆動回路 51・・・信号検出部 52・・・機能作動スイッチ
フロントページの続き (72)考案者 貝沼 満 神奈川県横浜市港北区新羽町1215番地 オ ータックス株式会社内 (72)考案者 青木 一男 神奈川県横浜市港北区新羽町1215番地 オ ータックス株式会社内 (72)考案者 岸上 純 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座センサ付腰掛け便器において、便座に
    座った人が発生する低周波振動を検出する検知センサを
    備えることを特徴とする着座センサ付腰掛け便器。
  2. 【請求項2】前記検知センサは前記便座に装着され、前
    記便座に座った人体から発生する振動を検出する検知部
    と、前記検知部の信号から人体特有の低周波信号を取り
    出す信号検出部と、検出された前記低周波信号に基づき
    前記便座に人が座っているか否かを検出し、且つ必要に
    より別途設けたスイッチ部からの信号によりおしり洗
    浄、ビデ洗浄、におい消しなどの機能を作動させる駆動
    回路とを備えていることを特徴とする請求項1記載の着
    座センサ付腰掛け便器。
  3. 【請求項3】前記検知センサに圧力センサを使用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の着座センサ付腰掛け便
    器。
  4. 【請求項4】前記検知センサに加速度センサを使用する
    ことを特徴とする請求項1記載の着座センサ付腰掛け便
    器。
  5. 【請求項5】前記駆動回路は前記検知センサから送出さ
    れる検出信号に基づき、おしり洗浄、ビデ洗浄、におい
    消しなどの機能を人が前記便座に着座したときにのみ働
    くようにしたことを特徴とする請求項2記載の着座セン
    サ付腰掛け便器。
JP4016993U 1993-07-22 1993-07-22 着座センサ付腰掛け便器 Withdrawn JPH079197U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180398A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 太陽誘電株式会社 着座センサ,座席,及び波形解析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180398A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 太陽誘電株式会社 着座センサ,座席,及び波形解析装置
JPWO2018180398A1 (ja) * 2017-03-29 2020-02-13 太陽誘電株式会社 振動センサ,着座センサ,対象物,及び波形解析装置

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Effective date: 19971106