JP2548797Y2 - 着座センサを具備する便座 - Google Patents

着座センサを具備する便座

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JP2548797Y2
JP2548797Y2 JP5257091U JP5257091U JP2548797Y2 JP 2548797 Y2 JP2548797 Y2 JP 2548797Y2 JP 5257091 U JP5257091 U JP 5257091U JP 5257091 U JP5257091 U JP 5257091U JP 2548797 Y2 JP2548797 Y2 JP 2548797Y2
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JP
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seating
toilet seat
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seating sensor
excitation electrode
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孝則 松野
孝幸 大谷
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、着座センサを具備する
便座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大便器等の便座には、便座本体に
着座センサを取付けたものがあり、使用者の着座を検出
し、同検出出力に基づいて、脱臭装置や、芳香発生装置
等を作動させている。
【0003】また、着座センサとして、図5に示すよう
に、便器本体69上に設置した便座70の基部の両側に発光
ダイオード71とフォトダイオード72を設け、使用者の着
座動作によって両者間の光の遮断を検出して検出出力を
出す光電センサPや、図示しないが、使用者の体重によ
って作動し検出出力を出す感圧スイッチや、使用者が着
座することによって生じる電極間の静電容量の変化を検
出して検出出力を出す静電容量型センサ等が用いられて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の着座センサはいずれも検出の信頼性という点で完全で
はなかった。即ち、光電センサの場合、使用者が着座し
なくても何らかの形で光が遮られると作動したり、ま
た、受光部の汚れにより感応性が悪化している。感圧ス
イッチの場合、小児等のように体重の軽い人や、背丈の
低い人の場合、作動に必要な圧力が感圧センサに与えら
れない場合がある。また、静電容量型センサの場合、使
用者の座る位置によって感応性が変化する。
【0005】本考案は、上記した課題を解決することが
できる着座センサを具備する便座を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】本考案は、便座本体へ
の使用者の着座を検出する着座センサを具備する便座に
おいて、前記着座センサは、高周波発振器に接続された
励起用電極と、この励起用電極に対し絶縁され、励起用
電極より発振する電磁波を受ける受信用検出部とから構
成し、さらに、同受信用検出部に受信される電圧によっ
て着座の有無を検出する制御部を備えることを特徴とす
る着座センサを具備する便座に係るものである。また、
前記着座センサを複数個備えたことにも特徴を有する。
【0007】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考
案を具体的に説明する。
【0008】図1に本考案に係る着座センサSを具備す
る便座Aを示す。図示するように、便座Aは、便器本体
B上に起立自在に配設した便座本体10と、同便座本体10
の後部に設た機能部11とからなり、機能部11内には、温
水生成装置や、洗浄ノズル装置や、温風発生装置や、脱
臭装置等が一体的に収納されている。
【0009】かかる便座Aの全体構成において、本考案
は、便座本体10の裏面に、使用者が便座A上に着座した
ことを検出する着座センサSを、複数個、便座本体10に
円周方向に間隔を開けて取付けた構成に特徴を有する。
【0010】以下、各着座センサSの構成を、図2及び
図3を参照して具体的に説明する。
【0011】図2に示すように、着座センサSは平板状
のセンサヘッドを有しており、同センサヘッドは、便座
本体10の裏面に形成した凹部17内に重合状態に設けた励
起用電極22と、絶縁板23と、受信用検出部としての受信
用検出コイル24とからなる。
【0012】そして、励起用電極22はリード線25によっ
て制御部C内の高周波発振器26に接続されており、受信
用検出コイル24はリード線27によって制御部C内の高感
度交流電圧計29に接続されている。
【0013】なお、励起用電極22は厚さが0.5 mm程度の
円板であり、受信用検出コイル24は図3に示すように平
面スパイラル状としている。
【0014】着座センサSを上記構成としているので、
高周波発振器26により励起用電極22を介して電磁波が発
振されて高周波電磁場が形成され、電磁波を受信用検出
コイル24で受けることによって受信電圧が発生し、この
電圧を前記高感度交流電圧計29により測定することがで
きる。このとき、ある周波数において共振電圧のピーク
を観察することができる。
【0015】かかる受信電圧のピークは、誘電率及び電
導率により決定されることが分かっている。すなわち、
図4において、周波数F1は電導率に関係したもので、電
導率が大きくなるに従いピークは大きくなる。また、周
波数F2は誘電率に関係したもので、誘電率が大きくなる
に従いピークも大きくなる。従って、受信用検出コイル
24の周辺の変化、すなわち使用者の有無によって、誘電
率、電導率が変化すると受信電圧のピークが変化する。
かかる受信用検出コイル24の受信電圧のピークの変化を
検出すれば、使用者の有無、すなわち、使用者の着座・
非着座を識別することが可能となる。
【0016】このように、本実施例によれば使用者が便
座A上に着座したか否かを容易かつ確実に検出すること
ができる。
【0017】ここで、上記構成を有する着座センサSを
具備する便座Aの使用方法について説明する。
【0018】今、使用者Mが便座A上に着座すると、受
信用検出コイル24の周辺に形成された高周波電磁場内に
使用者Mが介在することになるので、誘電率、電導率が
変化し、複数の着座センサSのうちのいずれかでは、こ
の変化により、高感度交流電圧計29により検出した値が
変化する。かかる検出出力に基づいて制御部Cは着座を
識別し、同制御部Cを介して上述した機能部11内に配設
した脱臭装置等を作動させることができる。
【0019】このように、本実施例では、使用者Mが着
座した際、使用者Mの個体差や着座位置が異なっても、
便座本体10に所要円周方向間隔で設けた複数の着座セン
サSのいずれかが作動して検出出力を出すようにしてい
る。従って、その後の脱臭装置等の駆動制御を確実に行
うことができる。
【0020】また、着座センサSは高周波発振器26と、
励起用電極22と、受信用検出コイル24とからのみで構成
されているため、小型かつコンパクトであり、取付作業
が容易であり、また、安価に着座センサSを製造するこ
とができる。
【0021】
【効果】以上説明してきたように、本考案では、着座セ
ンサは、高周波発振器に接続された励起用電極と、この
励起用電極に対し絶縁され、励起用電極より発振する電
磁波を受ける受信用検出部とから構成し、さらに、同受
信用検出部に受信される電圧によって着座の有無を検出
する制御部を備える構成とし、さらに、前記着座センサ
を複数個備えている。
【0022】従って、使用者が着座した際、使用者の個
体差や着座位置が異なっても、便座本体に所要円周方向
間隔で設けた複数の着座センサのいずれかが作動して検
出出力を出すことができ、その後の脱臭装置等の駆動制
御を確実かつ正確に行うことができる。
【0023】また、着座センサは高周波発振器と、励起
用電極と、受信用検出部とからのみで構成されているた
め、小型かつコンパクトであり、取付作業が容易であ
り、また、安価に着座センサを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る着座センサを具備する便座の全体
構成図である。
【図2】着座センサの全体構成図である。
【図3】図2のI-I 線による矢視図である。
【図4】人体内の共振電圧・共振周波数との関係を示す
グラフである。
【図5】従来の着座センサを具備する便座の斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 便座 S 着座センサ C 制御部 22 励起用電極 24 受信用検出コイル 26 高周波発振器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座本体への使用者の着座を検出する着
    座センサを具備する便座において、 前記着座センサは 、高周波発振器に接続された励起用電
    極と、この励起用電極に対し絶縁され、励起用電極より
    発振する電磁波を受ける受信用検出とから構成し、
    らに、同受信用検出受信される電圧によって着座の
    有無を検出する制御部を備えることを特徴とする着座セ
    ンサを具備する便座。
  2. 【請求項2】 前記着座センサを複数個備えたことを特
    徴とする請求項1記載の着座センサを具備する便座。
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