JP3029685B2 - 衛生洗浄装置における静電式着座センサの検出方法 - Google Patents

衛生洗浄装置における静電式着座センサの検出方法

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JP3029685B2 JP3041135A JP4113591A JP3029685B2 JP 3029685 B2 JP3029685 B2 JP 3029685B2 JP 3041135 A JP3041135 A JP 3041135A JP 4113591 A JP4113591 A JP 4113591A JP 3029685 B2 JP3029685 B2 JP 3029685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局部の洗浄機能を備え
た衛生洗浄装置において、使用者が便座に着座したこと
を静電的に検知し、制御信号を確実に管理する衛生洗浄
装置における静電式着座センサの検出方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より一般に知られている衛生洗浄装
置の着座検出手段としては、便座内部に一定の間隔を保
って電極を設け、使用者が便座に着座して人体が該電極
間に位置すると、電極間の静電容量が変化(一般に増大
する)するから、その静電容量の変化を検知し、その信
号を電圧の変化に置換した電位により使用者が着座した
ことを検出する方法(特開昭62−37434号)があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の着
座検出手段は、人体の着座により発生する静電容量の変
化という不定量な容量を検出するため、個人差の影響,
便座に対する座り方の影響,衛生洗浄装置自体の個体差
及びシートウォーマーの有無等の機構の影響、または上
記電極を取り巻く空気中の比誘電率が湿度などの雰囲気
の影響により変化し、同様に静電容量を不定量とならし
める要素となっている。これは非着座状態においても同
様であり、衛生洗浄装置の個体差及び周囲環境等の影響
により浮遊的に発生する容量が一定にならない。また、
大地間容量の変化を検出する方法においては、衛生洗浄
装置の設置条件によっても影響を受けるため、更に発生
する静電容量を不安定にするものである。
【0004】更に、図4(a)及び図4(b)に示すよ
うに、従来技術による着座検出方法は、静電容量(Q)
を電圧(V)に変換して、そのレベルと固定されたスレ
ッシュホールドレベル(SHL)とを比較して検知する
ため、該スレッシュホールドレベル(SHL)が幅を持
っているだけでなく、上記したように種々の影響により
変化量(V)が着座領域A或は非着座領域Bに偏って存
在するなど、着座感知のSN比が充分に採れない。ま
た、静電容量を検出し、電圧レベルに変換する手段等も
温度の影響を受けやすいことから、誤検知の恐れがあ
り、然も回路構成も上記影響を軽減するためには非常に
複雑且つ大型になり、高価なものであった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、着座感知のSN比が大きく、設置環境や雰囲
気の変化または使用条件の差異による誤作動がないと共
に、構成が簡単になり且つ安価な構成を得ることができ
る衛生洗浄装置における静電式着座センサの検出方法を
提唱することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る衛生洗浄装
置における静電式着座センサの検出方法は、一例として
衛生洗浄装置の便座に電極を設け、一方の電極に常時一
定の周波数を出力する発振器を接続してなる静電容量検
知センサを構成し、他方の電極に共振回路を直列に挿入
すると共に、該共振回路の後段に整流回路及び直流増幅
回路を介して中央制御回路に入力して電圧レベル検知手
段を構成してなり、前記衛生洗浄装置本体設置後の非着
座時の静電容量を電圧に変換した最低レベルを基準点と
して、その基準点より予め設定した一定レベルをスレッ
シュホールドレベルとしてこれを上回る値又は下回る値
を「着座」,「非着座」の検知信号とすることを要旨と
するものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、人体が便座に着座すると、
この便座に設けた静電式着座センサを構成する電極間の
比誘電率変化から生じる両電極間の静電容量の変化が、
共振回路の共振周波数として検出される。従って、検知
信号は該共振周波数を整流回路により直流に変換した
後、直流増幅回路により増幅した電圧値として得られる
ようになり、該検出値を基準レベル設定手段によって処
理し、予め設定した着座レベル設定手段との比較によっ
て、「着座」又は「非着座」を検知するようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る衛生洗浄装置における静
電式着座センサの検出方法の一実施例を図1乃至図3に
従って説明する。図1は本発明の方法を実施する構成例
を示すブロック線図、図2は着座検出手段の回路例を示
すものである。上記各図において、衛生洗浄装置の便座
10内部には一定の間隔を保って設けた電極11a,1
1bの一方の電極11aに常時一定の周波数を出力する
発振器2を接続した静電容量検知センサ1を構成すると
共に、他方の電極11bにコンデンサC1とインダクタ
L1とからなり、所定の周波数で共振が得られる共振回
路3を直列に挿入してなる。該共振回路3の出力(交
流)は、ダイオードD1と平滑コンデンサC2,及び抵
抗R1とからなる半波整流回路41に印加してなる。そ
してダイオードD1によって半波整流し、平滑コンデン
サC2と抵抗R1により平均化してその出力端から直流
電圧を出力すると共に、該出力された直流電圧を後段の
直流増幅回路42によって増幅した後、A/Dコンバー
タ44によりデジタル化された信号が出力され、マイク
ロコンピュータ43を構成する中央制御装置CPUによ
り電圧レベルを読み取る構成になるもので、上記半波整
流回路41,増幅回路42及びマイクロコンピュータ4
3によって電圧レベル検知手段4を構成してある。
【0009】そして、該電圧レベル検知手段4の後段
に、電圧レベル検知手段4からの電圧に一定値を加算す
る基準レベル設定手段5,比較値を設定する着座レベル
設定手段6、及び着座レベル設定手段6に対する検出値
を比較する着座/非着座判定手段7を順次信号接続して
ある。
【0010】先ず、図3に従って前記実施例の作動につ
いて説明する。便座10に人体が着座していないとき、
電極11a,11b間には空気しか存在しておらず、し
かもこの空気の比誘電率は小さいため両電極11a,1
1b間の静電容量も小さい。しかし、人体が便座10に
着座すると両電極11a,11b間に近接して空気と比
較して比誘電率の大きい人体が存在するようになり、該
両電極11a,11b間の静電容量(Q)が変化し、コ
ンデンサC1に加算されるため、その総合容量とインダ
クタL1とからなる共振回路3の共振周波数が変化す
る。
【0011】そして、上記の「着座」,「非着座」によ
って変化した交流出力は、半波整流回路41のダイオー
ドD1によって半波整流し、平滑コンデンサC2と抵抗
R1により平均化してその出力端から直流電圧を出力す
ると共に、該出力された直流電圧を後段の直流増幅回路
42によって増幅した後、マイクロコンピュータ43の
A/Dコンバータ44によりデジタル化された信号が出
力され、中央制御装置CPUにより電圧レベル(V)を
読み取る構成になる。従って、使用者の着座により前記
共振回路3が発振周波数に近づくと、該共振回路3から
の出力信号の振幅が大になり、これによって半波整流回
路41の出力も大になるため中央制御装置CPUにより
A/Dコンバータ44からのこの「大きい」出力値を読
み取ることができ、電圧レベル検知手段4の検知出力と
なる。
【0012】次に、基準レベル設定手段5における基準
レベルの設定方法について説明する。基準レベルは、衛
生洗浄装置本体設置後の電源投入時に非着座状態を検出
し、そのレベルを基準レベルV1と設定して、基準レベ
ルV1+α[V]のレベル(スレッシュホールドレベル
SHL)を着座レベルV2を感知するように前記マイク
ロコンピュータ43によって自動設定し、上記した方法
によって着座/非着座を判定することができる。
【0013】尚、本発明は前記電極11a,11bの構
成が二極に拘らず、人体着座により大地間容量が変化す
る方式によっても同様に構成することができるものであ
り、大地間容量変化が不安定であってもより正確に且つ
効果的に作動することはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る衛生洗浄装置における静電
式着座センサの検出方法は、以上のように構成したか
ら、人体着座により生じる静電容量の変化を、共振回路
の共振周波数として検出する構成になるため、静電容量
という不定量な容量(個人差,個体差,温度・湿度等の
影響)に左右されず確実に着座/非着座の検出を行なう
ことが可能となった。またコンパクトで安価な静電式着
座スイッチを提供することが可能となる等、本発明実施
後の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検出方法の静電式着座センサを備
えた衛生洗浄装置の構成を示すブロック線図である。
【図2】着座検出手段の回路の一実施例を示す回路図で
ある。
【図3】本発明の着座検出方法を示す概念図である。
【図4】従来の着座検出方法を示す概念図である。
【符号の説明】
10 便座 1 静電容量検知センサ 11a,11b 電極 2 発振器 3 共振回路 4 電圧レベル検知手段 41 半波整流回路 42 直流増幅回路 43 マイクロコンピュータ 44 A/Dコンバータ 5 基準レベル設定手段 6 着座レベル設定手段 7 着座/非着座判定手段 C1 コンデンサ C2 平滑コンデンサ L1 インダクタ D1 ダイオード R1 抵抗 CPU 中央制御装置 SHL スレッシュホールドレベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−93429(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛生洗浄装置の便座に電極を設け、一方
    電極に常時一定の周波数を出力する発振器を接続し
    なる静電容量検知センサを構成し、他方の電極に共振回
    路を直列に挿入すると共に、 該共振回路の後段に整流回路及び直流増幅回路を介して
    中央制御回路に入力して電圧レベル検知手段を構成して
    なり、 前記衛生洗浄装置本体設置後の非着座時の静電容量を電
    圧に変換した最低レベルを基準点として、その基準点よ
    り予め設定した一定レベルをスレッシュホールドレベル
    としてこれを上回る値又は下回る値を「着座」,「非着
    座」の検知信号とすることを特徴とする衛生洗浄装置に
    おける静電式着座センサの検出方法。
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