JP3632311B2 - 便座用着座検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、便座用着座検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の便座用着座検出装置は、例えば特開平6−138246公報に開示されている。この従来装置においては、センサ部材と大地間の静電容量を基準として、人体が便座に着座したとき、人体と大地間の静電容量が増加するの検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した装置では、大地とセンサ部材間の媒体の変化(温度・水滴・湿気等の)による影響を大きく受けるため、装置の信頼性が必ずしも高いとは言い得なっかた。それ故に、本発明は、環境変化に関係なく高い信頼性でもって作動する便座用着座検出装置を提供せんことを、その技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために請求項1記載の発明において講じた技術的手段は、人が座る便座面を表側に備える便座本体、前記便座本体の裏側に配設されたセンサ部材、一側面が前記センサ部材に隣接して配設された絶縁体、前記便座本体の前記裏側に前記センサ部材及び前記絶縁体を覆うように配設されたシールド部材並びに前記便座面上に人が座ったときの前記センサ部材と前記シールド部材との間のインピーダンスの変化を検知する回路手段からなる便座用着座検出装置を構成したことである。
【0005】
【作用】
上記技術的手段においては、絶縁体によりセンサ部材とシールド部材との間の基準インピーダンスが一義的に決定される。もし、便座面上に人が座ると、これに伴うインピーダンスの減少分が基準インピーダンスに加わるので、この減少分が回路手段にて検知される。かくして、着座が検知される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る便座用着座検出装置の実施の形態の一例を添付図面にもとづいて説明する。図1および図2において、便座装置10は、図示されない便器の後部上側に固定的に設置せられるボックス11および便座本体12を備える。しかして便座本体12は、その基端部がボックス11に枢支されており、便座本体12の便座面12aに人が座ると、図示されない洗浄装置が作動して、便座本体上12の便座面12aの人の局部に向かって温水が噴射されるようになっている。この洗浄装置の作動は、便座本体12の便座面12a上に人が着座しているときのみに許容されるようになっており、この着座有無の検知は、後で説明するように、図4に示される回路手段30により判定されるようになっている。
【0007】
便座用着座検出装置20は、便座本体12の裏面12bに配設されたシールド部材21を備える。このシールド部材21の凹部21aと便座本体12の裏面12bとの間には、センサ部材22、絶縁体23、シールド部材24および絶縁体25が順次積層・介装されている。しかして絶縁体23、シールド部材24および絶縁体25がセンサ部材22とシールド部材21との間に介装されることにより、一義的な値を持つ基準インピーダンスが形成される。もし、便座本体上12の便座面12a上に人が座ると、これに伴うインピーダンスが基準インピーダンスに作用し、この減少分が、回路手段30により検知されるようになっている。尚、基準インピーダンスの形成は、図3に示すように、センサ部材22、絶縁体23およびシールド部材21から形成しても良い。
【0008】
図4に示されるように、回路手段30は発振回路31を備えている。発振回路31は、ハートレー若しくはコルピッツの発振回路であって、コネクタCN2の’1’端子を介してセンサ部材22と電気的に接続されている。そして、基準インピーダンスに加えられる増加のインピーダンスが無い(有る)場合、つまり、便座本体12の便座面12a上に人が着座していない(いる)場合は、発振が停止(継続)するようになっている。この発振回路31の出力は、平滑回路32にてACからDCに変換された後に、増幅回路33でインピーダンスの変化量を示す電圧の変化量が増幅されて、コネクタCN1の’2’端子から、着座の有無を示す信号が出力される。すなわち、着座していない場合は、このコネクタCN1の’2’端子から約2ボルトが出力され、また、着座した直後は0ボルト、その後は約0.2ボルトに収束されて出力され、この出力が図示されないマイコンに送られる。そして、この信号により、洗浄装置の作動の許可・不許可が決定される。
【0009】
回路手段30は更に補正回路34を備える。この補正回路34はセンサ部材22その他の回路素子のばらつき、温度および設置箇所その他の環境条件があっても、非着座時、コネクタCN1の’2’端子から出力される電圧は、常時、約2ボルトに収束されるように、フィードバック制御されるようになっている。着座検出中に、着座非検出にならないように、また、非着座時にコネクタCN1の’2’端子から必ず約2ボルトが出力されるように、フィードバック値制御回路35が、コネクタCN1の’4’端子に印加されるパルス変化を用いて、コネクタCN1の’2’端子の電圧が約0.2ボルトに収束されるようになっている。
【0010】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、便座面上に人が座ると、これに伴うインピーダンスの減少分が、センサ部材、絶縁体およびシールド部材により決定される基準インピーダンスに加わり、回路手段にて検知される。かくして、着座が検知される。しかして、シールド部材は便座本体の裏側においてセンサ部材及び絶縁体を覆ってしまうので、センサ部材の指向性は便座の表面方向に限定され、基準インピーダンスは、便座面側以外からの外乱に影響されることがなく、着座の検知を正確に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る便座用着座検出装置が使用される便座装置の斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】他の便座の断面図である。
【図4】回路手段の回路図である。
【符号の説明】
12 便座本体
12a 便座面
12b 便座本体裏側
21 シールド部材
22 センサ部材
23 絶縁体
30 回路手段
Claims (1)
- 人が座る便座面を表側に備える便座本体、前記便座本体の裏側に配設されたセンサ部材、一側面が前記センサ部材に隣接して配設された絶縁体、前記便座本体の前記裏側に前記センサ部材及び前記絶縁体を覆うように配設されたシールド部材並びに前記便座面上に人が座ったときの前記センサ部材と前記シールド部材との間のインピーダンスの変化を検知する回路手段からなる便座用着座検出装置。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20044296A JP3632311B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 便座用着座検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1033411A JPH1033411A (ja) | 1998-02-10 |
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Family
ID=16424372
Family Applications (1)
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JP20044296A Expired - Fee Related JP3632311B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 便座用着座検出装置 |
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1996
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