JPH04315089A - 非接触感知方式 - Google Patents

非接触感知方式

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JPH04315089A
JPH04315089A JP3106358A JP10635891A JPH04315089A JP H04315089 A JPH04315089 A JP H04315089A JP 3106358 A JP3106358 A JP 3106358A JP 10635891 A JP10635891 A JP 10635891A JP H04315089 A JPH04315089 A JP H04315089A
Authority
JP
Japan
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sensing
bridge circuit
ground
electrodes
capacitance
Prior art date
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Pending
Application number
JP3106358A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Eda
欣弘 江田
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家屋等の防犯装置や、自
動化された製造、または検査ライン等において人や物体
の通過を認識する場合などに用いる非接触の感知方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】このような感知方式としては、赤外線、
可視光線、超音波、電磁波等の送受信装置を1組以上備
えたシステムが主流となっている。ここで、上述のシス
テムを利用した代表的な方式として、次の2つが挙げら
れる。 (1)対向する送信装置、受信装置間の信号伝搬経路を
感知物が遮断することによって感知する方式。 (2)送出信号の特定反射体による反射波を受信するシ
ステムにおいて、感知物がその信号伝搬経路に侵入した
際に生じる、信号伝達時間の変化によって感知する方式
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述1の方式は、物体
の存在を認識するという観点からは信頼性の高い方式と
いえるが、信号の伝搬経路を物体が遮断したときのみが
感知可能であり、遮断前の状態にある物体の早期感知は
不可能である。上述2の方式においては、送出信号が、
特定反射体以外の既設物体によって反射する可能性もあ
り、感知の確度低下を招く恐れがある。また、上述1、
2の方式では、信号伝搬経路を遮断する物体全てを感知
してしまうため、希望する感知物以外の物体まで、不必
要に感知する恐れがある。さらに、赤外線、可視光線、
超音波、電磁波等は、外部へのエネルギー放射があり、
市販の探知装置を用いることにより、容易に、これらの
存在を把握することが可能であるため、これらの媒体を
防犯装置に適用した場合、その装置等の存在が判ってし
まい、システムの効果が低減する恐れもある。本発明は
、上記問題点を解決するためになされたもので、その目
的とするところは、離れた場所から容易に探知し得ない
静電容量を感知媒体とし、かつ、対向電極間および、そ
の周辺に生じる電界に変動を与える人または物体を非接
触で感知することを可能とした、感知方式を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明にかかる物体感知方式は、物体の感知媒体とし
て対向電極間に発生する静電容量の変化を利用すること
により、対向電極間または、その周辺に存在する人また
は物体の感知を可能にする。
【0005】
【作用】対向電極間または、その周辺に存在する人や物
体(以下では物体と総称する)によって起こる静電容量
の変化について、図と式を用いて説明する。対向電極に
関しては、説明を単純化するため、2枚の平行平板電極
を有するコンデンサを用いることにする。まず、平行平
板電極間に存在する物体によって起こる、静電容量の変
化について説明する。図1は、面積S0をそれぞれ有す
る2枚の電極1a、1bが間隔d0をもって平行に対向
するコンデンサを示す一例である。図1中の電極1a、
1b間の誘電率をε0とすると、その静電容量C0は、
下記の数1のようになる。
【0006】
【数1】
【0007】いま、図1の電極1a、1b間に、面積S
0、厚さd1(0<d1≦d0)で、誘電率ε1(ε1
≠ε0)なる誘電体3を電極1a、1bと平行して図2
のように挿入したとき、図2の等価回路図は図3に示す
ようなコンデンサCa,Cbの直列接続となるため、そ
の端子2a,2b間の合成静電容量C1は、下記の数2
のようになり、明らかに、図1に示すコンデンサの静電
容量C0と図2に示すコンデンサの静電容量C1は異な
った値を持つ。
【0008】
【数2】
【0009】また、図2において挿入される誘電体3に
代わり、導体4を挿入した場合である図4についても説
明する。尚、説明の便宜上、導体4は、誘電体3と同形
同体積の電気良導体であると仮定する。この場合も、等
価回路は、図5に示すようなコンデンサCcで表現でき
るため、この端子2a,2b間の合成静電容量をC2と
すると、下記の数3のようになり、やはり、静電容量C
0,C1とC2は、それぞれ異なった値を持つことが明
白である。
【0010】
【数3】
【0011】次に、平行平板電極周辺に存在する物体に
よって起こる静電容量の変化について説明する。一般に
、図6のごとく正電荷帯電電極5と負電荷帯電電極6の
間には、多数の電束7が仮想的に存在しているとされて
おり、この電束7に垂直な単位面積当りの電束、即ち電
束密度は、正電荷帯電電極5と負電荷帯電電極6の間が
最も高く、正電荷帯電電極5と負電荷帯電電極6の周辺
にも、比較的弱小ではあるが、電束7は存在しつづける
とされている。これは、仮想的に平行平板電極の面積が
拡張されたことにも置換が可能であり、平行平板電極周
辺に存在する物体に関しても、平行平板電極間に存在す
る物体と同様の取扱いが可能であることを意味する。 上述してきたような理由から、対向電極間または、その
周辺に存在する物体による対向電極間の静電容量の変化
を利用して、物体の感知が可能になる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。まず、
上述してきた対向電極間または、その周辺に存在する物
体を感知するための方法例について説明する。一つの方
法例は、図7に示すようなブリッジ回路8を利用したも
のである。ブリッジ回路8のインピーダンスZ1,Z2
,Z3と本発明の対向電極部分が有するインピーダンス
Zdの間に、下記の数4のような関係が成立するとき、
接点9a、9b間の電位差がなくなることは電気工学上
広く知られている理論である。
【0013】
【数4】
【0014】つまり、このとき、図7中の受信装置10
に対して、信号の送出は行われず、平衡状態が保たれて
いる。いま、感知器部分に物体が存在しているとする。 感知器部分は基本的に、コンデンサの原理で構成されて
いるため、既に説明してきたように、物体の存在により
感知器部分の静電容量Cdが変化することになる。  
また、対向電極部分が有するインピーダンスZdは、下
記の数5で与えられているため、接点9c,9dに接続
される交流電源11の周波数f0が一定であれば、静電
容量Cdの変化により、対向電極間が有するインピーダ
ンスZdも変化することになる。
【0015】
【数5】
【0016】このため、数4の関係は成立しなくなり、
9a、9b間に発生する電位差によって、交流電源10
の周波数f0をもつ信号が、受信装置10に対して送出
される。このように、受信装置10により受信される信
号の有無により、感知が可能になる。また、受信装置1
0には、ブザー付リレー等の使用も考えられる。なお、
インピーダンスZ1,Z2,Z3には、数4の条件を満
たせるものであれば、抵抗器、コイル、コンデンサ等の
素子を用いることが可能である。さらにもう一つの方法
例としては、図8に示すようなシステムが考えられる。 前述の方法例では、数5により、交流電源11の周波数
f0が一定であるとき、感知器部分の静電容量Cdの変
化が、対向電極間が有するインピーダンスZdの変化と
なることを説明した。この方法例では、インピーダンス
Zdの変化をネットワーク・アナライザ等の測定器12
の利用で、直接観測することを可能にしている。次に、
本発明の適用実施例について説明する。一つの適用実施
例は、家屋等の防犯装置として適用するもので、そのシ
ステムの一例を図9を用いて説明する。この例は、図7
を用いて説明した、ブリッジ回路で構成されたシステム
となっている。図9の大地13は図7の接点9cに相当
し、また同時に、極板14との間に生じる対地間静電容
量により、図7のインピーダンスZdに相当するものを
生み出している。図9のインピーダンスZa,Zb,Z
cは、それぞれ図7のインピーダンスZ1,Z2,Z3
に相当し、図9中の受信装置16、交流電源15は、そ
れぞれ図7の受信装置10、交流電源11に相当してい
る。さらに、これらのシステムは、大地13と同電位で
ある建物17内に設置されるため、感知器部分である、
大地13と極板14との間を除き、全てが建物17によ
って遮蔽され、システムの安定性を確保している。尚、
極板14は建物17との導通をなくすため、絶縁板18
によって絶縁してある。この状態が、いわゆるブリッジ
回路の平衡状態となるように、インピーダンスZa、Z
b,Zcを調整すれば、大地13と極板14との間やそ
の周辺に物体19が存在するときに、その対地間静電容
量が変化し、これまでに述べてきたような理由により、
物体19を感知することになる。つまり、この大地13
と極板14を用いて建物17の出入口を挟めば、人間、
動物等の侵入、退出を感知することが可能となり、家屋
等の防犯装置として利用できる。もう一つの例は、自動
化された製造や検査ライン等において、物体の通過認識
装置として使用するものである。実施方法の基本的な部
分は、前述の例と同様のブリッジ回路を利用したシステ
ムであるが、図10は、感知器部分を対向する平行平板
電極20a、20bとし、ベルトコンベア21の一部分
を挟むようにした例である。ベルトコンベア21は、常
に流動しているが、均質な一本の環状ベルトが周回して
いるものであるため、平行平板電極20a、20b間の
静電容量に変化は生じない。ところが、いま、このベル
トコンベア21に物体22を載せてこの平行平板電極2
0a、20b間を通過しようとすると、物体22の存在
のためにこの間の静電容量が変化する。この変化のため
に、平行平板電極20a、20bとインピーダンス23
a、23b,23cによって構成されているブリッジ回
路の平衡状態が崩れ、交流電源24が発する信号を受信
装置25を用いて受信できるようになり、物体22の感
知ができる。この平衡状態が崩れる回数をカウントする
ことで、平行平板電極20a、20b間を通過した物体
22の個数を認識することができる。また、ベルトコン
ベア21上の物体22が同質、同体積の物体のみを対象
とすれば、異質、異体積の物体も静電容量の違いとして
検出することができる。尚、この例を実施する場合にお
いては、誤認識を避けるために、平行平板電極20a、
20b周辺部の電束密度を低下させたり、物体22同士
の間隔を広げる等の調整が必要である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる非接触感
知方式によれば、ある間隔をもって対向する電極間また
は、その周辺に存在する物体を静電容量の変化として感
知することが可能となり、それによって得られる、離れ
た場所から感知媒体を探知することが極めて困難である
という特性を活用し、感知システムの秘匿性をも確保す
ることが可能となる。また、図5に示したようなシステ
ム構成にて実施した場合、回路構成の単純化、システム
の低価格化が図れ、さらに、感知特性を把握した上で、
受信装置10の受信感度調整やブリッジ回路内のインピ
ーダンスZ1,Z2,Z3を変化させることにより、感
知物体の対象選択や特定も、大まかではあるが可能とな
る。さらに、アンテナ理論を用いれば、対向電極間の角
度調整によって、物体感知範囲に指向性を付加すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】平行平板コンデンサの一例を示す図である。
【図2】誘電率ε1なる誘電体を挿入した平行平板コン
デンサの一例を立体的に示した図である。
【図3】図2に示す平行平板コンデンサの等価回路図で
ある。
【図4】導体を挿入した平行平板コンデンサの一例を立
体的に示した図である。
【図5】図4に示す平行平板コンデンサの等価回路図で
ある。
【図6】正電荷、負電荷をそれぞれ帯電した平行平板電
極間に生ずる電束の一例を示す図である。
【図7】対向電極間および、その周辺に存在する物体を
感知するための方法として、ブリッジ回路を利用する、
システム構成の一例を示す図である。
【図8】対向電極間および、その周辺に存在する物体を
感知するための方法として、ネットワーク・アナライザ
等の測定器を利用する、システム構成の一例を示す図で
ある。
【図9】本発明を、家屋等の防犯装置として適用した、
一例を示す図である。
【図10】本発明を、自動化された製造または、検査ラ
イン等に用いられる、物体通過認識装置として適用した
、一例を示す図である。
【符号の説明】
1a  平板電極 1b  平板電極 2a  端子 2b  端子 3    誘電体 4    導体 5    正電荷帯電電極 6    負電荷帯電電極 7    電束 8    ブリッジ回路 9a  接点 9b  接点 9c  接点 9d  接点 10  受信装置 11  交流電源 12  ネットワーク・アナライザ等の測定器13  
大地 14  極板 15  受信装置 16  交流電源 17  建物 18  絶縁板 19  物体 20a平行平板電極 20b平行平板電極 21  ベルトコンベア 22  物体 23aインピーダンス 23bインピーダンス 23cインピーダンス 24  交流電源 25  受信装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ある間隔をもって対向する電極間に生
    じる静電容量の変化を観測することによって、電極間ま
    たは、その周辺に存在する人または物体を感知する非接
    触感知方式。
JP3106358A 1991-04-12 1991-04-12 非接触感知方式 Pending JPH04315089A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3106358A JPH04315089A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 非接触感知方式

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JP3106358A JPH04315089A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 非接触感知方式

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JP3106358A Pending JPH04315089A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 非接触感知方式

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JP (1) JPH04315089A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06194456A (ja) * 1992-12-22 1994-07-15 Matsushita Electric Works Ltd 駐車センサ
JPH06194453A (ja) * 1992-12-22 1994-07-15 Matsushita Electric Works Ltd フットスイッチ
JPH1033411A (ja) * 1996-07-30 1998-02-10 Aisin Seiki Co Ltd 便座用着座検出装置
JP2010117174A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Fujikura Ltd 位置検出装置

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