JPH0338303Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は温水洗浄トイレにおけるスイツチが内
蔵された便座足に関するものである。

（従来の技術） 従来より便座に人体荷重が加わつたことを検知
するスイツチを便座足に内蔵し、このスイツチが
オフのときは洗浄動作をしないようにしたものが
提案されているが、従来における温水洗浄トイレ
の便座足は便座と一体であつたため内蔵されたス
イツチが故障した場合に便座全体を交換しなけれ
ばならない不都合が生じる。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は以上の従来の問題を解決しスイツチが
故障した場合に容易に修理することの出来る温水
洗浄トイレの便座足の提供を目的とする。

（実施例） 以下本考案の温水洗浄トイレの便座足（以下本
考案の便座足という）を図面に示す実施例に従い
説明する。

第１図は本考案の便座足を示し、該便座足３は
温水洗浄トイレＡの便座１の裏面に設けられる。

すなわち便座１の裏板２に第３図に示す様に孔
５が設けられ、該孔５には第４図に示すスイツチ
ホルダー８により支持されたスイツチ７が装着さ
れる。

該スイツチ７を包む状態で第５図に示す便座足
本体９が裏板２の凹所４においてねじ２０により
固定され、次に便座足本体９の底面はゴム等の弾
性材料で作られた便座足キヤツプ１８で被覆され
る。

又便座足キヤツプ１８内にはばね１３により突
出する力を与えられ前記スイツチ７を切り換える
スイツチ押圧体１５が内蔵される。

本考案の実施例はこのような構成からなり、ト
イレの使用時には使用者は便座１に座るが、これ
により荷重が便座足３の便座足キヤツプ１８に作
用する。

この結果弾性材料で作られた便座足キヤツプ１
８は押し込められる。これによりスイツチ押圧体
１５はバネ１３に抗して押し込められスイツチ７
が切り換えられて温水洗浄トイレＡの制御回路に
信号を与える。

ところで、一般に便座足は便座裏板２と一体に
成形され、便座１と便座裏板２とは超音波溶着等
により固着されるのであるが、本考案においては
スイツチ７を内蔵させる便座足は裏板２と別部材
に構成したので、スイツチ７が故障した場合には
便座足キヤツプ１８及び便座足本体９を取り外す
ことによりスイツチ７の取り外しが可能になつて
修理することが出来るのである。

（考案の効果） 本考案の温水洗浄トイレの便座足の実施例は以
上の通りでありその効果を次に列記する。

(1) 本考案の便座足は実用新案登録請求の範囲に
記載した構成であり、特に便座足本体は裏板に
着脱自在に取り付けられるためスイツチが故障
した場合には便座足本体を取り外して容易に修
理することが出来る。

(2) 本考案の便座足は同上の構成であり、特にス
イツチはスイツチホルダーにより支持されるた
め取り付け取り外しが容易である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は便座足の
断面図、第２図は本考案に係る温水洗浄トイレの
全体図、第３図は便座足取付前の状態を示す便座
裏板の要部斜視図、第４図はスイツチとスイツチ
ホルダーの斜視図、第５図は便座足本体の斜視図
である。 １……便座、２……裏板、３……便座足、４…
…凹所、５……孔、７……スイツチ、８……スイ
ツチホルダー、９……便座足本体、１３……ば
ね、１５……スイツチ押圧体、１８……便座足キ
ヤツプ、２０……ねじ、Ａ……温水洗浄トイレ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 便座の裏板の孔においてスイツチホルダーによ
   り支持されて装着されたスイツチと、該スイツチ
   を包む状態で裏板に着脱自在に取り付けられた便
   座足本体と、該便座足本体の底面を被覆し弾性材
   料で作られた着脱自在の便座足キヤツプとからな
   る温水洗浄トイレの便座足。