JP3855314B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は衛生洗浄装置に関するもので、特に便座への着座を検出するスイッチのONの判定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衛生洗浄装置には、人体検知機能が備えられており、便座に人が着座しているとき以外には、洗浄水を放出しないようにしている。こうすることで、例えば掃除のときに誤って洗浄を開始するボタンに触れても、人体や衣服に水がかかることもないし、幼児のいたずらで洗浄水が放出されて床を濡らすことも防ぐことができる。この人体検知は、人体が便座に着座したときの便座のたわみをスイッチで検出することで行っている。
【0003】
以下、従来の衛生洗浄装置を図2から図3に基づいて説明する。図2は従来の衛生洗浄装置の外観図で、9は衛生洗浄装置本体、10は便器、11は便器10上に設置された便座である。
【0004】
図3は、従来の衛生洗浄装置の制御装置の部分回路図である。人体検知は、便座11に人が着座したときの便座11のたわみにより、スイッチ2がONし、この信号を制御手段5に伝えることで行なっている。1は電源、3は抵抗、4はスイッチ2のON/OFFを判定する判定手段である。スイッチ2がONのときは、判定手段4の入力4aがLoになり、このとき判定手段4はスイッチ2がONと判断し、その情報を4cから5cの経路で制御手段5に伝える。スイッチ2がOFFのときは判定手段4の入力4aには、プルアップ抵抗3によりHiが入力される。このとき判定手段4はスイッチ2がOFFと判断する。
【0005】
操作装置6の操作で洗浄を開始するようにしたときは、制御手段5は、判定手段4からの信号により、スイッチ2がONであれば人体を検知しているので洗浄水を放出するため洗浄装置7を動作させるが、スイッチ2がOFFであれば人体無しであるので、洗浄装置7を停止させて洗浄水を放出しないようにする。
【0006】
温水洗浄装置9が使用されるトイレの使用環境を考えると、水際で使用されることから、結露が発生しやすい。スイッチ2が結露すると、スイッチ2の接点間に抵抗が発生し、これによりスイッチ2がOFFしていても入力4aがLoとなってスイッチ2がONと誤判定してしまう。この問題を防ぐためにスイッチ2は、防水型を使用し、外部との空気の流通を遮断して、結露を防ぐようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の構成では、結露対策のため防水型のスイッチを使用しなければならず、スイッチのコストが高くなるという課題があった。また、スイッチ信号回路の故障があっても、検出することができないという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の衛生洗浄装置は、上記従来の課題を解決するために、電源と、前記電源の電圧を分圧し便座のたわみによりONするスイッチと、スイッチがONであるか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段は、入力された電圧が所定の電圧範囲である場合に限り前記スイッチがONであると判定する構成としたものである。
【0009】
上記発明によれば、前記スイッチが結露した場合に、前記判定手段に入力される電圧ではスイッチONと判定しないようにできるので、防水型のスイッチを使用しなくてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、電源と、前記電源の電圧を分圧し便座のたわみにより接点をONするスイッチと、スイッチの接点がONであるか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段は、入力された電圧が所定の電圧範囲である場合に限り前記スイッチがONであると判定する構成としたものであり、上記発明によれば、前記スイッチが結露した場合に、前記判定手段に入力される電圧ではスイッチONと判定しないようにできるので、前記スイッチに防水性を必要としないものである。
【0011】
また、電源と、前記電源の電圧を分圧するスイッチと、スイッチがONであるか否かを判定する判定手段とを備え、スイッチ回路を所定の周期で断続させることにより、前記判定手段に入力される電圧が、前記周期に同期して所定の電圧範囲とそれ以外の電圧を交互に繰り返す場合に限り、前記判定手段は前記スイッチがONであると判定する構成としたものであり、スイッチ信号回路の故障を検出する事ができるものである。
【0012】
(実施例)
以下本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0013】
図2は従来例のもので、衛生洗浄装置の外観図である。9は衛生洗浄装置本体、10は便器、11は便器10上に設置された便座である。
【0014】
図1は同装置の制御装置の部分回路図である。人体検知は、便座11に人が着座したときの便座11のたわみにより、スイッチ2がONし、この信号を制御手段5に伝えることで行なっている。1は電源、3は抵抗、4はスイッチ2のON/OFFを判定する判定手段である。8はトランジスタで、判定手段4の出力4bにより制御されるもので、4bがHiを出力するとトランジスタ8がONし、4bがLoを出力するとトランジスタ8がOFFする。判定手段4は、頻繁に出力4bをON/OFFさせている。
【0015】
スイッチ2がONのときに、トランジスタ8がONであれば、判定手段4の入力4aには、電源1を抵抗3と、スイッチ2の接触抵抗とで分圧された電圧aが入力される。入力4aは、AD変換機能を内蔵しており、入力されたアナログ電圧を内部でデジタル値に変換することができる。
【0016】
トランジスタ8がOFFであれば、判定手段4の入力4aには、スイッチ2のON/OFFに関係なしに、プルアップ抵抗である抵抗3を通して電源1の+に接続されるので、電源1の電圧である電圧dが入力される。
【0017】
スイッチ2がOFFであれば、判定手段4の入力4aには、トランジスタ8のON/OFFに関係なしに、プルアップ抵抗である抵抗3を通して電源1の+に接続されるので、電圧dが入力される。
【0018】
スイッチ1がOFFであっても結露によりスイッチ1の接点間の抵抗が発生した場合は、トランジスタ8がONのときのみ判定手段4の入力4aには、電源1を抵抗3と、スイッチ2の接点間抵抗とで分圧された電圧bが入力される。
【0019】
スイッチ2の接触抵抗は、スイッチ2の結露時の接点間抵抗よりはるかに小さいので、電圧aは電圧bよりも小さくなる。
【0020】
そこで、判定手段4の入力4aに入力される電圧は、閾値として、電圧aより大きくて、電圧bより小さい値の電圧cを設定し、電圧c以上の電圧が入力されたときは、スイッチ2がOFFと判断する。
【0021】
判定手段4は、頻繁にトランジスタ8をON/OFFさせているので、スイッチ2がONしていてもトランジスタ8がOFFの時には、4aには電圧dが発生するのが普通である。ところが、判定手段4の入力4aに接続されている回路パターンが、電源1の−にショートする故障が発生した場合や、組立ミスで抵抗3の片側端子が電源1の+側へ接続されずに−側へ接続されてしまった場合には、トランジスタ8のON/OFFに無関係に、入力4aには、電圧c以下が入力される。判定手段4は、この時にはスイッチ2をONと判定しないようになっている。
【0022】
従って判定手段4は、入力4aに、トランジスタ8がONのときに電圧c以下が入力され、かつトランジスタ8がOFFとき電圧c以上が入力された場合のみスイッチ2がONと判定する。
【0023】
このとき判定手段4は、スイッチ2のON/OFF情報を4cから5cの経路で制御手段5に伝える。
【0024】
操作装置6の操作で洗浄を開始するようにしたときは、制御手段5は、判定手段4からの信号により、スイッチ2がONであれば人体を検知しているので洗浄水を放出するため洗浄装置7を動作させるが、スイッチ2がOFFであれば人体無しであるので、洗浄装置7を停止させて洗浄水を放出しないようにする。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明の衛生洗浄装置は、人体検知を行うため人体が便座に着座したのを検出するスイッチに、結露によりスイッチ接点間に抵抗が発生しても、スイッチONを検出しないようにしているので、防水型のスイッチを使う必要が無く、安価なスイッチを使うことができる。
【0026】
また、スイッチ回路を所定の周期で断続させるので、スイッチON時にもスイッチONとOFFの信号が交互に繰り返され、この場合のみスイッチONと判定するので、スイッチ入力・検出回路が故障して、スイッチがONしていなくてもONの信号が続いた場合に、スイッチOFFと判定する自己診断機能が実現できるので、スイッチON/OFF検出の信頼性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における衛生洗浄装置の部分回路図
【図2】 従来の衛生洗浄装置の外観図
【図3】 従来の衛生洗浄装置の制御装置の部分回路図
【符号の説明】
1 電源
2 スイッチ
3 抵抗
4 判定手段
Claims (2)
- 電源と、前記電源の電圧を分圧し便座のたわみにより接点をONするスイッチと、スイッチの接点がONであるか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段は、入力された電圧が所定の電圧範囲である場合に限り前記スイッチがONであると判定する構成とした衛生洗浄装置。
- 電源と、前記電源の電圧を分圧するスイッチと、スイッチがONであるか否かを判定する判定手段とを備え、スイッチ回路を所定の周期で断続させることにより、前記判定手段に入力される電圧が、前記周期に同期して所定の電圧範囲とそれ以外の電圧を交互に繰り返す場合に限り、前記判定手段は前記スイッチがONであると判定する構成とした衛生洗浄装置。
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JPH1068161A JPH1068161A (ja) | 1998-03-10 |
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ID=16871168
Family Applications (1)
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JP22809896A Expired - Fee Related JP3855314B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 衛生洗浄装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3855314B2 (ja) |
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1996
- 1996-08-29 JP JP22809896A patent/JP3855314B2/ja not_active Expired - Fee Related
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