JP3758128B2 - 内視鏡の送気バルブ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡の送気バルブ構造に係り、特に医療用として用いられる内視鏡において、体腔等の内部に空気を供給するための内視鏡の送気バルブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療用の内視鏡は、その手元操作部に送気バルブが取り付けられ、この送気バルブの操作ボタンに形成されている空気リーク孔を術者の指で閉塞することにより、送気バルブに供給されている空気を、内視鏡の挿入部先端に形成された送気口から体腔内に供給するように構成されている(特開平5−228114号公報、特開平6−304128号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の送気バルブ構造は、空気リーク孔を術者の指で直接閉塞させる構造なので、指の腹に空気圧を感じ、空気リーク孔が押さえ難くなるという欠点があった。また、空気リーク孔に対して指の押さえ位置が少しずれただけで空気が空気リーク孔から漏れるという欠点もあった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、空気リーク孔が押さえ易く、押さえた時に空気リーク孔からの空気の漏れを確実に防止することができる内視鏡の送気バルブ構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、内視鏡の手元操作部に設けられた送気バルブであって、該送気バルブの操作ボタンに形成された空気リーク孔を閉成することにより、送気バルブに供給されている空気を内視鏡の挿入部先端に送気する内視鏡の送気バルブ構造において、前記送気バルブの前記空気リーク孔に、該空気リーク孔を開閉させる弁部材が設けられ、該弁部材は、前記送気バルブに供給されている空気の空気圧によって浮上され、前記空気リーク孔が開放されるとともに、前記弁部材が押下操作されることによって、前記空気リーク孔が閉塞されることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、空気リーク孔を閉塞する弁部材を空気リーク孔に設け、この弁部材を術者の指で操作して、空気リーク孔を閉塞するようにした。これにより、指の腹には空気圧を直接感じないので、空気リーク孔が押さえ易くなり、また、空気リーク孔に対して指の押さえ位置が多少ずれていても空気リーク孔は弁部材で閉塞されるので、空気リーク孔からの空気の漏れを確実に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の送気バルブ構造の好ましい実施の形態を詳述する。
【0008】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る送気バルブ構造が適用された内視鏡手元操作部10の外観を示す斜視図であり、図2は手元操作部10の断面図である。
【0009】
図1、図2に示す手元操作部10の本体ケース12の上部には、第1の実施の形態の送気バルブを構成する送気・送水ボタン14が設けられ、この送気・送水ボタン14に隣接して吸引ボタン16、及びシャッタボタン18が並設されている。また、本体ケース12の後端部には図1に示すように、接眼部20が設けられている。更に、本体ケース12の下部にはコネクタ22が連結され、コネクタ22には連結チューブ30が連結されている。この連結チューブ30内に図2に示す給気管24、給水管26、吸引管28、及び図示しないライトガイドケーブル等が収納されている。なお、図1上符号32は鉗子孔であり、符号34はアングル操作用ツマミである。
【0010】
図2に示す前記吸引管28は、吸引ボタン16のバルブを構成するシリンダ36に接続され、このシリンダ36には吸引チューブ38が接続されている。前記吸引チューブ38は、図1に示す挿入部40に挿通され、挿入部40の先端に設けられた図示しない先端硬質部の吸引口に接続されている。また、図2の前記シリンダ36には、前記吸引管28と吸引チューブ38とを連通/遮断させる図示しないピストンが嵌挿され、このピストンの上端部に前記吸引ボタン16が取り付けられている。前記吸引ボタン16又は前記ピストンは、吸引管28と吸引チューブ38とを遮断させる方向に、図示しない付勢部材によって付勢されている。この付勢部材の付勢力に抗して吸引ボタン16が押動操作されることにより、吸引管28と吸引チューブ38とが連通される。これによって、体腔内の液体、汚物等が先端硬質部の吸引口から吸引され、吸引管28及び吸引チューブ38を介して手元操作部10の外部に排出される。
【0011】
前記給気管24、及び給水管26の各々の先端部は、送気・送水ボタン14のバルブを構成するシリンダ42の所定の位置に接続され、このシリンダ42には送気管44及び送水管46の各々の基端部が所定の位置に接続されている。前記給気管24の基端部は、図示しないブロア等の空気供給装置に接続されており、この空気供給装置が駆動されると、空気が給気管24を介してシリンダ42内に供給される。また、前記送気・送水ボタン14の空気リーク孔51が閉塞されると、前記空気は図示しない給水タンクに供給され、これによって上昇される給水タンクの内圧によって給水タンク内の水が給水管26を介してシリンダ42内に供給される。
【0012】
更に、送気管44及び送水管46の各々の先端部は、手元操作部10の内部において1本の送気・送水管(不図示)に連結される。この送気・送水管は、図1の挿入部40に挿通配置され、先端硬質部に形成された送気・送水口(不図示)に接続されている。
【0013】
前記送気・送水ボタン14のバルブ構造は図3に示すように、シリンダ42、送水切換ピストン48、送気・送水ボタン14等から構成されている。また、前記送気・送水ボタン14は、送気ボタン(弁部材に相当)50、及び送水ボタン52から構成されている。
【0014】
前記送気ボタン50は図4に示すように、上部に傘部50A、下部にフランジ50Bが形成され、この傘部50Aとフランジ50Bとは、空気逃げ孔50Cが形成されたロッド50Dを介して一体形成されている。このようにピストン状に形成された送気ボタン50は、傘部50Aが図5の如く術者の指90で押下操作されることによって、送水ボタン52に形成された空気リーク孔51を閉塞することができる。
【0015】
図2に示す前記シリンダ42は、本体ケース12の所定の位置に固定される。また、シリンダ42の外周部及び底部には、図3に示すように4つのポート54、56、58、60が形成され、前記ポート54には給気管24が接続され、前記ポート56には給水管26が接続され、前記ポート58には送気管44が接続され、そして、前記ポート60には送水管46がそれぞれ接続されている。
【0016】
前記送水切換ピストン48は筒状に形成され、前記シリンダ42に複数のOリング62、62…を介して上下方向に摺動自在及び着脱自在に嵌挿されている。また、送水切換ピストン48の下部には連通口64が形成されており、この連通口64を介して送水切換ピストン48の内部空間49と前記ポート54とが図3、図5の如く連通される。これにより、給気管24から供給されてきた空気は、前記連通口64を介して前記内部空間49に吹き出される。
【0017】
前記吹き出された空気は、図3の状態において、前記送水ボタン52に形成された空気リーク孔51から外部にリークされる。即ち、空気リーク孔51に設けられた弁部材である送気ボタン50が図4上実線で示すように、空気圧によって上方に浮上され、これによって空気リーク孔51が開放されているからである。この時、送気ボタン50のフランジ50Bが、送水ボタン52の底部52Aに当接されることによって、送気ボタン50の空気リーク孔51からの抜けが防止される。なお、前記フランジ50Bは、送水切換ピストン48の内部空間49に連通されたポケット49Aに収納されている。また、本実施の形態では、送気ボタン50を空気圧で浮上させるとしたが、スプリング等の付勢部材によって送気ボタン50を予め実線で示す位置に位置させておいてもよい。
【0018】
一方、図4上実線で示した位置の送気ボタン50を、図5に示すように術者の指90で押下すると、前記空気リーク孔51が図4上二点鎖線で示すように送気ボタン50の傘部50Aによって閉塞される。これによって、内部空間49に吹き出された前記空気は、空気リーク孔51側には流れなくなり、図5に示すポート58を介して送気管44に流れる。
【0019】
図3に示すように、前記送水切換ピストン48の略中央外周部には、連通溝66が全周に亘って形成されている。この連通溝66を介してポート56とポート60とが図6の如く連通されると、給水管26から供給されてきた水が、前記連通溝66を介して送水管46に供給される。
【0020】
前記送水ボタン52は、略筒状に形成されたボタン受け部材76にスプリング78を介して挿入配置されている。前記ボタン受け部材76には、送水切換ピストン48が貫通される開口部77が形成されるとともに、シリンダ42の上部開口部43に弾性をもって係合される爪80が形成されている。また、送水切換ピストン48の外周部にはストッパ片82が形成されている。このストッパ片82は図6に示すように、送水切換ピストン48が押下操作された時に、シリンダ42の上部開口部43の底部43Aに当接される。これによって、送水切換ピストン48の押下量が規制される。また、図3、図5に示す状態において前記ストッパ片82は、前記スプリング78の付勢力によって、ボタン受け部材76の底部76Aに押圧当接される。これによって、前記スプリング78の付勢力による送水切換ピストン48の飛び出しが防止されている。
【0021】
このような各部材の構造によって、送水切換ピストン48、送気ボタン50、送水ボタン52、及びボタン受け部材76は一体的化されたボタンユニットとして取り扱われる。したがって、ボタン受け部材76(この場合、送水ボタン52でもよい)を指で摘んでシリンダ42から引き抜けば、前記ボタンユニット全体を一度の引き抜き操作でシリンダ42から引き抜くことができる。これにより、シリンダ42の内部を迅速に露出させることができるので、シリンダ42の内部を直ちに洗浄することができる。
【0022】
ところで、送気ボタン50が押下操作されていない図3の状態では、空気リーク孔51は開放された状態にある。このため、送水切換ピストン48の内部空間49に吹き出された空気は、送気管44に流れずに、空気リーク孔51を介して外部に放出される。
【0023】
しかし、送気ボタン50(弁部材)が術者の指90で押下操作された図5の状態では、空気リーク孔51は送気ボタン50の傘部50Aによって閉塞される。したがって、送水切換ピストン48の内部空間49に吹き出された空気は、空気リーク孔51からリークせず、ポート58から送気管44に導かれ、先端硬質部の先端から体腔内に供給される。なお、この時、前記空気の一部は給水タンクにも供給される。
【0024】
また、送水ボタン52が押下操作された図6の状態では、空気リーク孔51は、図5の状態と同様に送気ボタン50によって閉塞されるが、図6の状態では、送水切換ピストン48が送水ボタン52によって下方に押動されているため、ポート54が送水切換ピストン48の外周面によって閉塞され、そして、ポート56とポート60とが連通溝66で連通された状態にある。したがって、空気の供給が停止され、そして、給水管26からの水が連通溝66を介して送水管46に導かれる。
【0025】
次に、前記の如く構成された送気・送水ボタン14のバルブ構造の作用について説明する。
【0026】
まず、図5に示したように、送気ボタン50を術者の指90で押下操作すると、空気リーク孔51が弁部材である送気ボタン50によって閉塞されるので、前記内部空間49に供給されている給気管24からの空気が送気管44に流れる。これによって、体腔内に空気を供給することができる。即ち、本実施の形態のバルブ構造によれば、送水ボタン52の空気リーク孔51に、弁部材である送気ボタン50を設けたので、空気リーク孔51を閉塞しても、指90の腹には空気圧が感じられず、これによって空気リーク孔51が押さえ易くなる。また、空気リーク孔51に対して指90の押さえ位置が多少ずれていても、空気リーク孔51は送気ボタン50で閉塞されるので、空気リーク孔51からの空気の漏れを確実に防止することができる。
【0027】
次に、図6に示したように、送水ボタン52を押下操作すると、この操作によって、送水切換ピストン48の連通口64がポート54から退避する位置に送水切換ピストン48が押下されるので、空気の供給が停止される。そして、送水切換ピストン48の連通溝66がポート56とポート60とを連通させる位置に、送水切換ピストン48が位置するので、送水管46に水が流れる。これによって、体腔内に水を供給することができる。
【0028】
図7は、第2の実施の形態の弁部材100を示す断面図であり、図4に示した第1の実施の形態である送気ボタン50(弁部材)と同一若しくは類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
【0029】
同図に示す弁部材100と、図4に示した第1の実施の形態の弁部材である送気ボタン50との構造の相違点は、送気ボタン50の空気逃げ孔50Cがロッド50Dに形成されているのに対し、図7の弁部材100ではフランジ50Bに空気逃げ孔50Eが形成されている点である。これにより、前記弁部材100によれば、空気逃げ孔50Eから空気リーク孔51を介して空気をリークさせることができる。また、空気リーク孔51は、送気ボタン50と同様に傘部50Aによって閉塞される。
【0030】
図8は、第3の実施の形態の弁部材110を示す断面図である。
【0031】
同図に示す弁部材110と、図4に示した送気ボタン50との構造の相違点は、送気ボタン50の空気逃げ孔50Cがロッド50Dに形成されているのに対し、図8の弁部材110ではフランジ50Bの上面に凸部50F、50F…を等間隔で4ヶ所形成し、これらの凸部50Fを利用して空気を空気リーク孔51からリークさせるように構成した点である。即ち、前記凸部50Fが送水ボタン52の底面52A(図4参照)に当接されると、底面52Aとフランジ50Bとの間に空気逃げ孔が形成されるので、この空気逃げ孔から空気リーク孔51を介して空気をリークさせることができる。なお、前記凸部50Fの形成数は4つに限定されるものではなく、少なくとも2ヵ所あれば空気逃げ孔を形成することができる。
【0032】
図9、図10は、第4の実施の形態の弁部材120を示す平面図、及び断面図である。
【0033】
同図に示す弁部材120と、図4に示した送気ボタン50との構造の相違点は、送気ボタン50がピストン状に形成されているのに対し、図9の弁部材120は球状に形成されて空気リーク孔51に挿入配置されている点である。前記空気リーク孔51の上部開口部51Aには、弁部材120の抜けを防止する爪51B、51B…が形成されるとともに、空気リーク孔51の下部円形開口部51Cは、前記球体の弁部材120の径よりも小さく形成されている。
【0034】
これにより、弁部材120を術者の指で押下すると、下部円形開口部51Cが弁部材120で閉塞される。また、弁部材120から指を離せば、弁部材120が空気圧によって下部円形開口部51Cから浮上するので、空気を空気リーク孔51からリークさせることができる。
【0035】
図11、図12は、第5の実施の形態の弁部材130を示す断面図であり、図12は、弁部材130が押下された状態を示している。
【0036】
同図に示す弁部材130と、図4に示した送気ボタン50との構造の相違点は、図4の送気ボタン50が押下操作されていない状態で送水ボタン52から突出配置されているのに対し、図11、図12の弁部材130は送水ボタン52に形成された窪み132の内部に配置されている点である。即ち、前記送水ボタン52には、空気リーク孔51の開口部に窪み132が形成され、この窪み132の内部に前記弁部材130が配設されている。前記窪み132は、平面形状が円形に形成されるとともに、縦断面形状が楕円の一部を成すように形成されている。これにより、弁部材130を押下操作した際に術者の指(通常、中指)90の腹90Aが前記窪み132にフィットする。また、前記弁部材130は、図11に示したように、押下操作されてない状態でその上面が送水ボタン52の上面とは同一面になるように配置されている。これにより、弁部材130の上端部が送水ボタン52から突出しないので、弁部材130に物が引っ掛かって弁部材130が損傷することを防止することができる。さらに、術者が弁部材130に指90をのせて(弁部材130を押さずに)待機している時に、指90が送水ボタン52の上面に支持されるので術者は疲れにくいという長所もある。
【0037】
また、図12に示すように、弁部材130を術者の指90で押下操作すると、空気リーク孔51が閉成されて、内部空間49の空気がポート58を介して送気管44(図3参照)に流れる。このとき、術者の指90は、前記窪み132に入り込んで窪み132にフィットするので、弁部材130の操作感が良い。また、指90が窪み132に入り込んでいるので、指90の位置ずれが生じず、指90の位置ずれによる空気漏れを防止することができる。
【0038】
このように第5の実施の形態によれば、弁部材130が窪み132の内部に配置されているので、弁部材130を押下操作した際の操作感が良く、また、押下操作していない時の弁部材130に物が引っ掛かることを防止することができる。さらに、送水ボタン52に窪み132が形成されているので、弁部材130の上面と送水ボタン52の上面とを同一面上に形成しても、弁部材130のストローク長を確保することができ、空気を逃がすための通気路を十分に確保することができる。なお、前記窪み132の形状は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、弁部材130を押下操作した際に術者の指90の腹90Aがフィットしやすい形状であればよい。
【0039】
本実施の形態では図1に示すように、手元操作部10に接眼部20が設けられた直視用の内視鏡について説明したが、電子内視鏡に本実施の形態の送気バルブ構造を適用できることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る内視鏡の送気バルブ構造によれば、空気リーク孔を閉塞する弁部材を空気リーク孔に設け、この弁部材を術者の指で操作して、空気リーク孔を閉塞するようにしたので、空気リーク孔が押さえ易くなり、また、空気リーク孔に対して指の押さえ位置が多少ずれていても空気リーク孔は弁部材で閉塞されるので、空気リーク孔からの空気の漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る送気バルブ構造が適用された内視鏡手元操作部の斜視図
【図2】図1に示した内視鏡手元操作部の断面図
【図3】第1の実施の形態に係る送気バルブ構造を示す断面図
【図4】図3に示した送気バルブ構造の要部拡大断面図
【図5】図3に示した送気バルブの送気ボタンが押下操作された状態を示す断面図
【図6】図3に示した送水バルブの送気ボタンが押下操作された状態を示す断面図
【図7】弁部材の第2の実施の形態を示す半断面図
【図8】弁部材の第3の実施の形態を示す斜視図
【図9】弁部材の第4の実施の形態を示す平面図
【図10】図9に示した弁部材の断面図
【図11】弁部材の第5の実施の形態を示す断面図
【図12】図11に示した弁部材が押下操作された状態を示す断面図
【符号の説明】
10…手元操作部、14…送気・送水ボタン、24…給気管、26…給水管、42…シリンダ、44…送気管、46…送水管、48…ピストン、50…送気ボタン(弁部材)、52…送水ボタン、100、110、120、130…弁部材

Claims (2)

  1. 内視鏡の手元操作部に設けられた送気バルブであって、該送気バルブの操作ボタンに形成された空気リーク孔を閉成することにより、送気バルブに供給されている空気を内視鏡の挿入部先端に送気する内視鏡の送気バルブ構造において、
    前記送気バルブの前記空気リーク孔に、該空気リーク孔を開閉させる弁部材が設けられ
    該弁部材は、前記送気バルブに供給されている空気の空気圧によって浮上され、前記空気リーク孔が開放されるとともに、
    前記弁部材が押下操作されることによって、前記空気リーク孔が閉塞されることを特徴とする内視鏡の送気バルブ構造。
  2. 前記弁部材は、前記送気バルブの操作ボタンと同じ方向に押下操作されることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の送気バルブ構造。
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