JP3757614B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話交換機や相手先のファクシミリ装置などから送出されてくる発信元情報を有効に利用して、特定の発信元からファクシミリ受信した場合に、特定のジョブ処理を指定実行することができる、新規な機能を備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、オフィスなどにおいて、原稿の画像データを送受信するためにファクシミリ装置が広く使用されており、もはや必需品となっている。
このようなファクシミリ装置では、画像データの送受信を行う前に、送信側と受信側との間で、所定の送信前手順を実行しており、送信前手順を実行している間には、画像データの送受信のために必要な情報が互いに送受信されている。
【0003】
このような送信前手順では、発信元情報が送信側から受信側に送出されているが、発信元情報には、例えば、発信元の名称、発信元のファクシミリ番号、サブアドレスがあり、これらはそれぞれ、NSS(非標準機能設定信号)、TSI(送信端末識別信号)、SUB(サブアドレス信号)に格納されて送出される。
受信側では、これらの通信手順信号から発信元情報を判別しており、NSS(非標準機能設定信号)、TSI(送信端末識別信号)のそれぞれから、発信元の名称、発信元のファクシミリ番号を判別して、続いて受信する画像データを印字出力するときに、発信元の名称、発信元のファクシミリ番号を記録紙の所定位置に記録するようにしている。
【0004】
また、受信側に受信ボックスがある場合には、SUB(サブアドレス信号)が使用されているが、このサブアドレスを受信すれば、親展受信を実行して、続いて受信する画像データを指定された受信ボックスへ格納する。
更に、発信元情報として、電話交換機からコーラーIDと呼ばれる信号が送出される場合もあり、これを受信側で解析し、発信者識別番号を表示し、ユーザー側で確認できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のファクシミリ装置では、電話交換機や送信側から送出されてくる発信元情報を受信しても、受信した発信元情報を記録、あるいは表示したり、親展受信を実行して、受信した画像データを指定された受信ボックスに格納するのみであり、発信元情報を十分に有効利用しているとはいえなかった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて提案されるものであり、マクロキー機能として、電話交換機や相手先のファクシミリ装置などから送出されてくる発信元情報を有効に利用して、特定のジョブ処理を予め指定実行することができるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のファクシミリ装置では、ファクシミリ受信した画像データに対する印字、転送などの特定のジョブ処理に必要な基本設定項目を、発信元情報に対応させて、予め登録設定できるようにしたプログラムキー(マクロキー)を備えている。
【0008】
ここに、プログラムキーは、装置本体に複数個設けられており、本発明では、1つのプログラムキーに対して、発信元情報と、それに対応する特定のジョブ処理に必要な基本設定項目とを組み合わせて登録設定できるようにしている。
このファクシミリ装置では、着呼があったときには、交換器や相手先のファクシミリ装置などから送出されてくる発信元情報を受信した後、プログラムキーに登録設定されている発信元情報を順次検索して、一致しているものがあるかどうかを判別し、一致しているものがあれば、その発信元情報に対応して登録設定されたジョブ処理の実行の有無を判別して、その発信元情報に対応してジョブ処理が登録設定されていれば、ジョブ処理を実行する基本動作をなす。
【0009】
また、プログラムキーには、発信元情報に対して実行すべき印字、転送などのジョブ処理を、少なくとも、機能設定、実行条件とに分けて登録できるようにし、ファクシミリ受信を受けたときに、印字または転送処理の機能のみが設定されているときには、そのプログラムキーに対して、それぞれ、手動印字、手動転送のフラグをセットし、手動印字部数または転送先番号の入力を要求するチェックメッセージを出力し、再度そのプログラムキーが操作されたときには、手動印字または手動転送のフラグがセットされていれば、手動印字部数または転送先番号の入力を受けつけて、印字または転送処理をなす。
【0010】
ここに、機能設定とは、ジョブ処理実行の設定の有無を意味する一方、実行条件とは、例えば、印字部数、転送先FAX番号など、登録設定されたジョブ処理を実行するための必要な具体的な設定項目を意味する。
請求項2に記載のファクシミリ装置では、プログラムキーには、発信元情報に対応させて、更に、サブアドレスとパスワードとを登録設定できるようにしている。
【0011】
ここに、サブアドレスとパスワードは、それぞれサブアドレス信号(SUB)とパスワード信号(SID)に格納されて送出され、ファクシミリ装置では、サブアドレスとパスワードとを受信すれば、プログラムキーに予め登録設定されているサブアドレスとパスワードとを順次検索して、一致しているものがあるかどうかを判別し、一致しているものがあれば、ファクシミリ装置は、予めプログラムキーに登録設定されたジョブ処理を実行する基本動作をなす。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のファクシミリ装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明のファクシミリ装置Fの構成の一例を示したブロック図である。
このファクシミリ装置Fは、CPU等で構成され、以下の各部を制御する主制御部1,電話回線Lにダイヤル信号を送出したり、電話回線Lに対する接続制御を行うNCU2,ファクシミリ通信を行うために信号の変調と復調を行うモデム3,画像データを格納する画像メモリ4,発呼ダイヤル番号などを記憶するRAM5,このファクシミリ装置Fの動作に必要な各種プログラムを記憶したROM6,液晶画面やLEDランプなどで構成された表示部7,各種キーなどで操作手段を構成し、複数のプログラムキー80,80,・・・を備えた操作部8,スキャナーにセットされた原稿から画像データを読み取る読取部9,読取部9で読み取った画像データや受信した画像データを、予めセットされた記録紙に印字出力する印字出力部10,画像データを1ライン毎に符号化、あるいは復号化する符号化/復号化部11,パーソナルコンピュータを接続して、画像メモリ4に格納した画像データをアップロードするための外部I/F12を備える。
【0013】
このファクシミリ装置Fにおいて、画像メモリ4は、複数の画像データを格納できるように、複数のメモリボックスで構成されており、各ボックスには、ボックス番号が割り当てられ、各ボックス番号に対応させて格納状況(使用状況)が管理されるようになっている。
また、RAM5には、複数のプログラムキー80,80,・・・に登録設定される各種情報を記憶するプログラムキー情報記憶部50を備えている。
【0014】
なお、ここでは、プログラムキー情報記憶部50は、RAM5の一部を利用して構成しているが、本発明はこれには限定されず、RAM5と独立して構成してもよい。また、プログラムキー80,80,・・・は、発呼ダイヤルキーやファンクションキーなどのワンタッチキーを利用して設けることができる。
次に、プログラムキー情報記憶部50の構成について説明する。
【0015】
図2は、プログラムキー情報記憶部50の構成の一例を示した図である。
プログラムキー情報記憶部50は、複数のプログラムキー80,80,・・・(#1〜#N)に対して登録設定された各種の情報を記憶できるように、複数のメモリボックスで構成されており、各々のプログラムキー80,80,・・・(#1〜#N)には、発信元情報とジョブ処理のための基本設定項目とを組み合わせて、最大で256件登録設定できるようにしている。
【0016】
ここに、発信元情報としては、NSS(非標準機能設定信号)情報50d、TSI(送信端末識別信号)情報50e、コーラーID情報50f、SUB(サブアドレス信号)情報50g、SID(パスワード信号)情報50hが登録設定でき、NSS情報50dとして発信元の名称を例えば16文字以内、TSI情報50eとして発信元のFAX番号を例えば20桁以内、コーラーID情報50fとして発信者識別番号を例えば10桁以内、SUB情報50gとして発信元のサブアドレスを例えば20桁以内、パスワード情報として発信元のパスワードを例えば20桁以内で登録設定できるようにしている。
【0017】
更に、ジョブ処理のための基本設定項目としては、それぞれ、機能設定と実行条件とを区分して登録設定できるようにしており、ジョブ処理の機能設定としては、PCアップジョブ50aの有無(Y/N)、印字ジョブ50bの有無(Y/N)、転送ジョブ50iの有無(Y/N)を登録設定できるようにしている。
ここで、PCアップジョブ50aとは、ファクシミリ装置Fに接続されたパーソナルコンピュータに、外部I/F12を介して、受信した画像データをアップロードすることを意味し、印字ジョブ50bとは、受信した画像データを印字出力部10で印字出力することを意味し、転送ジョブ50iとは、受信した画像データを第3者のファクシミリ装置などに転送することを意味する。
【0018】
一方の実行条件としては、印字ジョブ50bを実行するために必要な印字部数50c、転送ジョブ50iを実行するために必要な転送先FAX番号50jなどを基本設定項目に含めて登録設定できるようにしている。
なお、PCアップジョブ50aについては、特別な実行条件はない。
また、図中では、転送先FAX番号50jとして、1箇所の転送先しか登録設定していないが、本発明はこれには限定されず、複数箇所の転送先を登録設定してもよい。更に、受信ボックスナンバー50kは、画像メモリ4に受信ボックスを設けている場合に、受信した画像データを、画像メモリ4のどの受信ボックスに格納したかを示すものである。
【0019】
加えて、上記した各種の情報は、特定のプログラムキー80,80,・・・を指定して、公知の方法で登録設定することができ、ガイダンスなどを表示部7で表示したり、スピーカ(不図示)で音声誘導するようにすれば、ユーザーにとって、登録設定する作業が容易にできる。
次に、ファクシミリ装置Fの動作について、図3〜図5を用いて説明する。
【0020】
まず、着呼時における動作について、図3のフロー(100〜109)を用いて説明する。
まず、着呼があれば(100)、ファクシミリ装置Fは、プログラムキー情報記憶部50を参照して、PCアップジョブ50aの設定が「Y」になっているものがあるかどうかを順次検索する。(101)
PCアップジョブ50aの設定が「Y」になっているものが1つでもあれば、ファクシミリ装置Fは、NSS(非標準機能設定信号)情報50dを順次検索して、受信したNSS(非標準機能設定信号)に格納されている発信元の名称と一致するものがあるかどうかを判別し(102)、一致しているものがあれば、メモリ受信処理(後述)を実行する。
【0021】
一方、ステップ101において、PCアップジョブ50aの設定が「Y」になっているものがなければ、ファクシミリ装置Fは、印字ジョブ50bの設定が「Y」になっているものがあるかどうかを順次検索し(103)、印字ジョブ50bの設定が「Y」になっているものが1つでもあれば、ステップ102以降の動作を実行し、印字ジョブ50bの設定が「Y」になっているものがなければ、転送ジョブ50iの設定が「Y」になっているものがあるかどうかを順次検索する。(104)
ステップ104での検索の結果、転送ジョブ50iの設定が「Y」になっているものが1つでもあれば、ファクシミリ装置Fは、ステップ102以降の動作を実行する一方、転送ジョブ50iの設定が「Y」になっているものがなければ、ファクシミリ装置Fは、通常受信を実行して、続いて受信する画像データを、画像メモリ4の空いている受信ボックスに格納し、印字する。
【0022】
また、ステップ102における判別の結果、受信したNSS(非標準機能設定信号)に格納されている発信元の名称と一致するものがなければ、ファクシミリ装置Fは、TSI(送信端末識別信号)情報50eを順次検索し、受信したTSI(送信端末識別信号)に格納されている発信元のFAX番号と一致しているものがあるかどうかを判別する。(105)
この判別の結果、一致しているものがあれば、ファクシミリ装置Fは、メモリ受信処理(後述)を実行する一方、一致しているものがなければ、コーラーID情報50fを順次検索して、受信したコーラーIDに格納されている発信者識別番号と一致しているものがあるかどうかを判別する。(106)
この判別の結果、一致しているものがあれば、ファクシミリ装置Fは、メモリ受信処理(後述)を実行する一方、一致しているものがなければ、SUB(サブアドレス)情報50gを順次検索して、受信したSUB(サブアドレス)情報に格納されているサブアドレスと一致しているものがあるかどうかを判別する。(107)
この判別の結果、一致しているものがあれば、ファクシミリ装置Fは、パスワード情報50hと受信したSID(パスワード情報)に格納されているパスワードと一致しているものがあるかどうかを判別し(108)、一致しているものがあれば、ファクシミリ装置Fは、メモリ受信処理(後述)を実行する一方、一致しているものがなければ、通常受信を実行して、続いて受信する画像データを、画像メモリ4の空いている受信ボックスに格納し、印字する。
【0023】
一方、ステップ107における判別の結果、一致しているものがなければ、ファクシミリ装置Fは、通常受信を実行して、続いて受信する画像データを、画像メモリ4の空いている受信ボックスに格納し、印字する。
なお、このルーチンでは、ジョブ処理に必要な基本設定項目を判別した後に、発信元情報を照合しているが、本発明はこれに限られず、発信元情報の照合を行った後に、ジョブ処理に必要な基本設定項目を判別してもよい。
【0024】
次に、メモリ受信処理について、図4のフロー(200〜216)を用いて説明する。
まず、ファクシミリ装置Fは、受信した画像データを、画像メモリ4の空いている受信ボックスに格納する。(200)
このとき、ファクシミリ装置Fは、プログラムキー情報記憶部50を参照し、受信した発信元情報と一致している発信元情報(NSS情報50d、TSI情報50e、コーラーID情報50f、SUB情報50g、SID情報50h)が登録設定されているメモリボックスに受信ボックスナンバー50kを登録する。
【0025】
続いて、ファクシミリ装置Fは、受信ボックスナンバー50kが登録されたメモリボックスを参照し、PCアップジョブ50aの設定が「Y」になっているかどうかを判別する。(201)
この判別の結果、PCアップジョブ50aの設定が「Y」になっておれば、ファクシミリ装置Fは、自装置がパーソナルコンピュータと接続されているかどうかを判別し(202)、接続されていなければ、チェックメッセージを表示部7によって表示、あるいは印字出力部10によって印字出力して、ユーザーに接続を指示する。(203)
なお、このチェックメッセージは、少なくとも、発信元の名称、発信元のFAX番号、パーソナルコンピュータの接続を指示する旨をユーザーに通知するものであればよい。また、チェックメッセージは、スピーカ(不図示)からの音声によって、ユーザーに通知されるものであってもよい。こうすれば、ユーザーに対して、より指示を明確にできる。
【0026】
一方、ステップ202において、自装置がパーソナルコンピュータと接続されておれば、画像メモリ4に格納した画像データを、外部I/F12を介して、パーソナルコンピュータにアップロードして(204)、ステップ205以降の動作を実行する。
また、ステップ201における判別の結果、PCアップジョブ50aの設定が「Y」になっていなければ、ファクシミリ装置Fは、ステップ205以降の動作を実行する。
【0027】
ステップ205では、印字ジョブ50bの設定が「Y」になっているかどうかを判別しており、この判別の結果、印字ジョブ50bの設定が「Y」になっておれば、ファクシミリ装置Fは、印字部数50cの設定が「0」であるかどうかを判別し(206)、「0」であれば、手動プリントのフラグをセットして(207)、ステップ209以降の動作を実行する一方、印字部数50cの設定が「0」でなければ、画像メモリ4に格納した画像データを、印字出力部11によって、登録設定された部数だけ印字出力して(208)、ステップ209以降の動作を実行する。
【0028】
また、ステップ205における判別の結果、印字ジョブ50bが「Y」になっていなければ、ファクシミリ装置Fは、ステップ209以降の動作を実行する。
ステップ209では、ファクシミリ装置Fは、続いて同じメモリボックスを参照して、転送ジョブ50iの設定が「Y」になっているかどうかを判別しており、転送ジョブ50iの設定が「Y」になっておれば、ファクシミリ装置Fは、転送先FAX番号50jが登録されているかどうかを判別し(210)、転送先FAX番号50jが登録されておれば、登録されている転送先を発呼して、画像メモリ4に格納された画像データを転送する。(211)
一方、ステップ210において、転送先FAX番号50jが登録されていなければ、ファクシミリ装置Fは、手動転送のフラグをセットする。(212)
以上の動作を繰り返して、全ジョブのチェックが終了すれば(213)、ファクシミリ装置Fは、手動プリント、あるいは手動転送のフラグがセットされているかどうかを判別し(214)、手動プリント、あるいは手動転送のフラグがセットされていなければ、画像メモリ4に格納した画像データをクリアした後(215)、プログラムキー情報記憶部50のメモリボックスに登録した受信ボックスナンバー50kをクリアして、メモリ受信処理を終了する。
【0029】
一方、ステップ214において、手動プリント、あるいは手動転送のフラグがセットされていれば、チェックメッセージを表示部7によって表示、あるいは印字出力部10によって印字出力し、ユーザーに手動プリント部数、あるいは転送先FAX番号の入力を指示して(216)、手動プリント,手動転送処理(後述)を実行する。
【0030】
なお、このチェックメッセージは、少なくとも、発信元の名称、発信元のFAX番号、受信ボックスナンバー50kを登録したプログラムキー80の番号、手動プリント部数、あるいは転送先FAX番号の入力を指示する旨をユーザーに通知するものであればよい。
また、チェックメッセージは、スピーカ(不図示)からの音声によって、ユーザーに通知されるものであってもよい。こうすれば、ユーザーに対して、より指示を明確にできる。
【0031】
次に、手動プリント,手動転送処理について、図5のフロー(300〜309)を用いて説明する。
まず、ファクシミリ装置Fは、表示部7によって、例えば、「プログラムキーを押して下さい。」といったメッセージを表示して、ユーザーに対して、プログラムキーの入力を指示する。(300)
そこで、ユーザーが、ステップ216(図2)において表示あるいは印字出力された番号のプログラムキー80を操作すれば(301)、ファクシミリ装置Fは、手動プリントのフラグがセットされているかどうかを判別し(302)、手動プリントのフラグがセットされていれば、例えば、「手動プリント部数を入力して下さい。」といったメッセージを表示して、ユーザーに対して、手動プリント部数の入力を指示する。(303)
ユーザーが、手動プリント部数を入力すれば(304)、ファクシミリ装置Fは、画像メモリ4に格納した画像データを、印字出力部10によって印字出力した後(305)、手動プリントのフラグをクリアして(306)、ステップ307以降の動作を実行する。
【0032】
一方、ステップ302において、手動プリントのフラグがセットされていなければ、ファクシミリ装置Fは、ステップ307以降の動作を実行する。
ステップ307では、ファクシミリ装置Fは、手動転送のフラグがセットされているかどうかを判別しており、手動転送のフラグがセットされていれば、例えば、「転送先FAX番号を入力して下さい。」といったメッセージを表示して、ユーザーに対して、転送先FAX番号の入力を指示する。(308)
ユーザーが、転送先FAX番号を入力すれば(309)、ファクシミリ装置Fは、入力された転送先を発呼して、画像メモリ4に格納した画像データを転送した後(310)、手動転送のフラグをクリアする。(311)
ファクシミリ装置Fは、上述した動作を実行すれば、画像メモリ4に格納された画像データをクリアして(312)、手動プリント,手動転送処理を終了する。
【0033】
なお、ステップ312において、画像データのクリアを行った後は、プログラムキー情報記憶部50のメモリボックスに登録された受信ボックスナンバー50iもクリアされる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、請求項1に記載のファクシミリ装置では、ファクシミリ受信した画像データに対する印字、転送などの特定のジョブ処理に必要な基本設定項目を、マクロキー機能として、予めプログラムキーに登録設定するようにしているので、特定の発信元からファクシミリ受信したときに、予めプログラムキーに登録設定されている各種ジョブ処理を実行でき、発信元情報を有効に利用することができる。
【0035】
また、プログラムキーには、発信元情報に対して実行すべき印字、転送などのジョブ処理を、少なくとも、機能設定、実行条件とに分けて登録できるようにし、ファクシミリ受信を受けたときに、印字または転送処理の機能のみが設定されているときには、手動印字部数または転送先番号の入力を要求するチェックメッセージを出力するようにしているので、ユーザが、このチェックメッセージを参照して、手動印字部数または転送先番号の入力をすればジョブ処理が実行され、融通性がよく、実際の使用にあたっての使い勝手がよい。
【0036】
請求項2に記載のファクシミリ装置では、プログラムキーには、発信元情報に対応させて、サブアドレスとパスワードとを少なくとも登録設定できるようにしているので、サブアドレスとパスワードさえ登録設定しておけば、受信した、サブアドレスとパスワードが一致すれば、予めプログラムキーに登録設定されているジョブ処理が実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】プログラムキー情報記憶部の構成の一例を示した図である。
【図3】ファクシミリ装置の基本動作について説明するための図である。(着呼時)
【図4】ファクシミリ装置の基本動作について説明するための図である。(メモリ受信処理時)
【図5】ファクシミリ装置の基本動作について説明するための図である。(手動プリント,手動転送処理時)
【符号の説明】
F・・・ファクシミリ装置
50・・・プログラムキー情報記憶部
50a・・・PCアップジョブ
50b・・・印字ジョブ
50c・・・印字部数
50d・・・NSS情報(発信元の名称)
50e・・・TSI情報(発信元のFAX番号)
50f・・・コーラーID情報(発信者識別番号)
50g・・・サブアドレス情報(発信元のサブアドレス)
50h・・・パスワード情報(発信元のパスワード)
50i・・・転送ジョブ
50j・・・転送先FAX番号
80・・・プログラムキー
Claims (2)
- ファクシミリ受信した画像データに対する印字、転送などの特定のジョブ処理に必要な基本設定項目を、発信元情報に対応させて、予め登録設定できるようにしたプログラムキーを備えており、
このプログラムキーには、発信元情報に対して実行すべき印字、転送などのジョブ処理を、少なくとも、機能設定、実行条件とに分けて登録できるようにし、
ファクシミリ受信を受けたときに、印字または転送処理の機能のみが設定されているときには、そのプログラムキーに対して、それぞれ、手動印字、手動転送のフラグをセットし、手動印字部数または転送先番号の入力を要求するチェックメッセージを出力し、
再度そのプログラムキーが操作されたときには、手動印字または手動転送のフラグがセットされていれば、手動印字部数または転送先番号の入力を受けつけて、印字または転送処理をなすことを特徴とするファクシミリ装置。 - 請求項1において、
上記プログラムキーには、発信元情報に対応させて、更に、サブアドレスとパスワードとを登録設定できるようにしているファクシミリ装置。
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