JP2006109248A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンピュータを起動することなく受信データの受信件数を確認することができるファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ装置1は、LAN2を介してパーソナルコンピュータと接続されており、ペーパレス受信状態に設定されているときにはファクシミリ通信により受信した受信データを印刷することなく、パーソナルコンピュータに配信する。ファクシミリを受信したときにパーソナルコンピュータが起動していないときには、その受信データは画像メモリ20に格納される。また、送信元からサブアドレスが指定されているときには、そのサブアドレスに対応する受信BOX30に受信データが格納される。そして、留守番ボタン19が押下されたときには、画像メモリ20に蓄積されている受信データの受信件数が受信BOX30ごとに音声出力部15から音声データにて出力される。
【選択図】図2

Description

本発明は、LAN等のネットワークを経由して接続されたコンピュータに受信データを配信するファクシミリ装置に関する。
周知のように、ファクシミリ装置にはメモリ受信の機能が実装されており、メモリ受信状態のときにファクシミリ装置は受信したデータを印刷することなく一旦メモリに格納する。特許文献1には、メモリ受信をオフにしたときに、メモリ受信の受信件数を報知する技術が開示されている。
一方、近年はLAN(Local Area Network)に接続可能なファクシミリ装置も普及しつつある(例えば、特許文献2参照)。このようなファクシミリ装置は、LANを介してパーソナルコンピュータ等と接続されており、ペーパレス受信状態に設定されると、受信データを印字することなくパーソナルコンピュータに配信する。利用者は、印字された紙ではなく、パーソナルコンピュータ上にてFAXの受信内容を確認する。
特開平5−344260号公報 特開2000−101776号公報
しかしながら、上記のようなLANを介してファクシミリ装置とパーソナルコンピュータとが接続されたシステムにおいて、ファクシミリ装置がペーパレス受信状態に設定されているにも関わらず、パーソナルコンピュータが起動していないときには、当然に受信データをパーソナルコンピュータに配信することができない。例えば、パーソナルコンピュータを起動していない留守中のオフィス等ではこのような状態になることがある。
このような場合は、上述したメモリ受信の機能を利用して、受信データを一旦ファクシミリ装置内のメモリに格納しておくようにすることができる。利用者は、例えばオフィスに戻ってからパーソナルコンピュータを起動し、ファクシミリ装置のメモリから受信データを読み出して受信内容を確認することができる。
ところが、単に留守中のFAX受信の有無だけを確認したいような場合もある。また、留守中のFAX受信の件数だけを知りたい場合もある。このような件数確認のためだけにパーソナルコンピュータを起動するのは煩雑な作業であるし、また、留守中にFAX受信が無かった場合には無駄な作業となる。
また、オフィス等で複数の利用者がファクシミリ装置を共同で利用しているような場合は、ファクシミリ装置内のメモリに複数の受信BOXを設定し、受信したデータを受信BOXごとに区分けして記憶させておくこともできる。このような場合は、自分と関係のある受信BOXに振り分けられて格納された受信データの件数を知ることができれば便利である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コンピュータを起動することなく受信データの受信件数を確認することができるファクシミリ装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、送信元の要求に応じて区分けされた区分ごとの受信件数を確認することができるファクシミリ装置を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、請求項1の発明は、ネットワーク経由にて接続されたコンピュータに受信データを配信するファクシミリ装置において、前記コンピュータが起動していないときに受信した受信データを蓄積する受信データ記憶手段と、所定の機能ボタンの押下に応答して前記受信データ記憶手段に蓄積された受信データの受信件数を音声メッセージにて出力する音声出力手段と、を備える。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係るファクシミリ装置において、ワンタッチまたは短縮ダイヤル操作により自動発呼を行う電話番号と当該電話番号の相手先名称とを予め関連づけて登録した電話番号登録テーブルを格納するテーブル格納手段をさらに備え、前記受信データ記憶手段に、前記コンピュータが起動していないときに受信した受信データを当該受信データの送信元の電話番号と関連づけて記憶させ、前記音声出力手段に、前記所定の機能ボタンが押下されたときに、前記受信データ記憶手段に記憶された送信元の電話番号のうち前記電話番号登録テーブルに登録されている番号に関連づけられた相手先名称を音声メッセージにて出力させる。
また、上記第2の目的を達成するため、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係るファクシミリ装置において、前記受信データ記憶手段に、送信元の要求に応じて受信データを区分けして記憶する複数の記憶領域を備え、前記音声出力手段に、前記所定の機能ボタンが押下されたときに、前記受信データ記憶手段に蓄積された受信データの総受信件数および前記複数の記憶領域ごとに記憶された受信データの個別受信件数を音声メッセージにて出力させる。
請求項1の発明によれば、コンピュータが起動していないときに受信した受信データを受信データ記憶手段に蓄積し、所定の機能ボタンの押下に応答して受信データ記憶手段に蓄積された受信データの受信件数を音声メッセージにて出力するため、コンピュータが起動していないときにファクシミリ装置が受信した受信データの受信件数を、コンピュータを起動することなく機能ボタンを押下するだけで簡単に確認することができる。
また、請求項2の発明によれば、所定の機能ボタンが押下されたときに、受信データ記憶手段に記憶された送信元の電話番号のうち電話番号登録テーブルに登録されている番号に関連づけられた相手先名称を音声メッセージにて出力するため、コンピュータが起動していないときにファクシミリ装置が受信した受信データの送信元名称を、コンピュータを起動することなく機能ボタンを押下するだけで簡単に確認することができる。
また、請求項3の発明によれば、所定の機能ボタンが押下されたときに、受信データ記憶手段に蓄積された受信データの総受信件数および複数の記憶領域ごとに記憶された受信データの個別受信件数を音声メッセージにて出力するため、コンピュータを起動することなく機能ボタンを押下するだけで送信元の要求に応じて区分けされた区分ごとの受信件数を簡単に確認することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明に係るファクシミリ装置が接続されているネットワークシステムの構成例を示す図である。ローカルエリアネットワーク(以下、「LAN」とする)2には、ファクシミリ装置1の他にパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)3が接続されている。PC3は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、ネットワーク接続インターフェイス、ディスプレイ、キーボードおよびマウス等を有する一般的なコンピュータである。なお、LAN2に接続されるPC3は一つに限定されるものではなく、複数であっても良い。
ファクシミリ装置1は、PSTN等によって構成される公衆電話回線網4とアナログ回線5を介して接続されている。ファクシミリ装置1は、公衆電話回線網4を介して他のファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うことができる。
また、本実施形態のファクシミリ装置1は、受信内容を印刷するという通常のファクシミリ受信の他に、受信データをLAN2を経由してPC3に配信するといういわゆるペーパレス受信を行う機能を有している。配信された受信内容はPC3上で起動する所定のアプリケーションによってディスプレイに表示される。
図2は、ファクシミリ装置1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ファクシミリ装置1は、主制御部10にNCU11、読取部13、印刷部14、音声出力部15、表示部17、操作部18、画像メモリ20およびデータメモリ22等をバスライン23を介して接続して構成されている。
主制御部10は、CPUで構成されており、ファクシミリ装置1の各部を制御するとともに、ROM21に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによってモデム切替、通信手順およびイメージデータの符号化や復号化等の基本的なファクシミリ通信処理を行う。
モデム12は、バスライン23に接続されており、ファクシミリ通信が可能なFAXモデムとしての機能を備えている。また、モデム12は、バスライン23に接続されたNCU(Network Control Unit)11と直接的に接続されている。NCU11は、アナログ回線5の閉結および開放の動作を行うハードウェアであり、主制御部10の制御に従ってモデム12をアナログ回線5と接続する。なお、ファクシミリ装置1にDSU(Digital Service Unit)を備えることによって、ベースバンド伝送方式のデジタル回線に接続するようにしても良い。
読取部13は、CCD等のラインセンサによって紙媒体の原稿を走査して読み取り、白黒2値のイメージデータを取得する。印刷部14は、電子写真方式のプリンタ装置を備え、イメージデータを印刷用紙に印刷する。また、音声出力部15は、バスライン23を介して送信された所定形式のデータを音声信号に変換する音声合成部と、その音声信号を音声として出力するスピーカとを備えており、該データを音声メッセージとして出力する。
LANインターフェイス16は、主制御部10およびバスライン23に接続された各処理部をLAN2に接続するためのインターフェイス回路であり、プロトコル変換等の処理を行う。これにより、ファクシミリ装置1とPC3との通信機能が実現される。
表示部17は、大型の液晶ディスプレイを用いて構成されており、ファクシミリ装置1の動作状態を表示したり、送信すべきファクシミリメッセージおよび受信したファクシミリメッセージ等の表示を行う。
操作部18は、ファクシミリ装置1を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種ファンクションキーの他に、留守番ボタン19を備えて構成される。留守番ボタン19を押下したときのファクシミリ装置1の動作についてはさらに後述する。なお、表示部17にタッチパネル機能を付加することにより、この操作部18の各種キーの一部または全部を代用することも可能である。
画像メモリ20は、DRAM等の読み出しおよび書き込みのいずれもが可能なメモリによって構成され、読取部13によって読み取られた送信すべきデータやファクシミリ通信によって受信されたデータを記憶する。また、画像メモリ20には、受信データを区分けして記憶する複数の受信BOX30が設けられている。
図3は、受信BOX30の構成を概念的に示す図である。それぞれの受信BOX30は、画像メモリ20内に設定された記憶領域である。このような複数の受信BOX30は、ファクシミリ通信によって受信された受信データを宛先に応じて振り分けるために設けられている。例えば、オフィスに設置されたファクシミリ装置1を複数の作業グループが共同で使用するような状況においては、ファクシミリ装置1にて受信FAXを作業グループごとに振り分けた方が便利であり、このような場合に作業グループごとに一つの受信BOX30を割り当てる。そして、ある作業グループ宛の受信データは受信BOX30aに振り分けて記憶し、他の作業グループ宛の受信データは受信BOX30cに振り分けて記憶するというようにする。なお、図3の例では、3つの受信BOX30を設定しているが、これに限定されるものではなく、受信BOX30の個数は任意のものとすることができる。また、受信BOX30a,30b,30cを特に区別する必要のないときには単に受信BOX30と記載する。
受信BOX30への振り分けについてより詳細に説明する。まず、受信BOX30a,30b,30cごとに予め固有のサブアドレスを割り当てておく。図3の例では、受信BOX30aにサブアドレス”*01”を、受信BOX30bにサブアドレス”*02”を、受信BOX30cにサブアドレス”*03”をそれぞれ割り当てている。そして、FAXの受け取り先とサブアドレスとの対応関係についても予め送信元に通知しておく。送信元は、FAXの宛先に対応するサブアドレスを例えばファクシミリ装置1の電話番号の末尾に付加して送信する。このようなファクシミリ通信によって受信された受信データは、ファクシミリ装置1の電話番号に付加されたサブアドレスに応じて主制御部10がいずれかの受信BOX30に格納する。例えば、ファクシミリ装置1の電話番号の末尾にサブアドレス”*02”が付加されていることを認識した主制御部10は、サブアドレス”*02”に対応する受信BOX30bに受信データを格納する。すなわち、それぞれの受信BOX30には送信元の要求に応じて受信データが区分けして格納されるのである。なお、サブアドレスの指定のない受信データについては、画像メモリ20内の受信BOX30以外の領域に格納される。また、本明細書において、「電話番号」というときには通常の電話番号の他にいわゆるファクシミリ番号も含むものとする。
また、ファクシミリ通信によって受信した受信データを主制御部10が画像メモリ20に格納するときには、図3に示すように、受信データをその送信元の電話番号と関連づけて格納する。なお、イメージデータと送信元の電話番号とを併せて受信データとするようにしてもよい。
図2に戻り、ROM21は、ファクシミリ装置1の動作に必要な種々のコンピュータプログラムやデータを予め格納した読み出し専用のメモリである。
また、データメモリ22は、適宜変更される各種のデータを記憶するメモリであり、フラッシュメモリやMRAM等の読み出しおよび書き込みのいずれも可能な不揮発性のメモリにて構成される。データメモリ22には、電話番号登録テーブル40が記憶されている。
図4は、電話番号登録テーブル40の一例を示す図である。電話番号登録テーブル40は、ファクシミリ装置1において短縮ダイヤル操作またはワンタッチダイヤル操作を行うときに使用されるものである。電話番号登録テーブル40には、ワンタッチダイヤル操作または短縮ダイヤル操作により自動発呼を行う電話番号と当該電話番号の相手先名称とが予め関連づけられて登録されている。このような電話番号登録テーブル40は、ファクシミリ装置1のユーザがワンタッチダイヤル登録または短縮ダイヤル登録を行うときに主制御部10が逐次作成してデータメモリ22内に格納するものである。例えば、ユーザがファクシミリ装置1において、あるワンタッチダイヤルキーに、相手先名称”CD”とその電話番号”012−345−6789”を割り当てたとすると、主制御部10が当該ワンタッチダイヤルキーと相手先名称”CD”と電話番号”012−345−6789”とを相互に関連づけて電話番号登録テーブル40に追記する。これにより、ユーザは相手先名称”CD”に割り当てたワンタッチダイヤルキーを押すだけで、主制御部10がそのワンタッチダイヤルキーに対応する電話番号”012−345−6789”をデータメモリ22から読み出して自動発呼を行う。
以上のような構成を備えることによって、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ機能、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能などの複数の機能を有する複合機として利用することができる。さらに本実施形態のファクシミリ装置1は、LAN2を経由してPC3と接続されており、受信データをファクシミリ装置1からPC3に配信したり、PC3の操作によってLAN2を介してファクシミリ装置1の上記諸機能を利用することも可能である。
次に、以上のような構成を有するファクシミリ装置1の処理動作について説明する。図5は、ファクシミリ装置1におけるFAX受信時の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、ファクシミリ装置1がペーパレス受信状態、すなわちファクシミリ通信によって受信した受信データを印刷部14にて印刷するのではなく、LAN2経由にてPC3に配信するモードに設定されているものとする。まず、ステップS1において、ファクシミリ装置1に公衆電話回線網4を経由したファクシミリ通信の着信がある。着信時にファクシミリ装置1は、相手機(送信側)との通信機能確認やファクシミリ通信のための諸設定を所定の手順に従って実行する。
続いて、ステップS2に進み、LAN2を介して接続されたPC3の起動の有無を主制御部10がチェックする。そして、PC3が起動していれば、ステップS5に進み、ファクシミリ通信によって受信した受信データをPC3に配信する。配信を受けたPC3では、所定のアプリケーションを起動することによって受信内容を確認することができる。
一方、ファクシミリ着信時にPC3が起動していない場合には、ステップS3に進み、サブアドレスの指定の有無を主制御部10がチェックする。サブアドレスの指定が無い場合、つまり送信側において単にファクシミリ装置1の電話番号のみが指定されているときには、ステップS6に進み、ファクシミリ装置1が受信処理を実行してその受信データを主制御部10が画像メモリ20に格納する。なお、この場合、受信データは画像メモリ20内の受信BOX30以外の領域に格納される。また、受信データは送信元の電話番号と関連づけて画像メモリ20内に記憶される。さらに、画像メモリ20に格納されている受信データの総受信件数を示す総件数カウンターが主制御部10によってインクリメントされる。
サブアドレスの指定がある場合、つまり送信側においてファクシミリ装置1の電話番号の末尾にサブアドレスを付加している場合には、ステップS4に進み、ファクシミリ装置1が受信処理を実行してその受信データを主制御部10が指定されたサブアドレスに対応する受信BOX30に区分けして格納する。例えば、ファクシミリ装置1の電話番号の末尾にサブアドレス”*01”が付加されている場合には、主制御部10が受信データをサブアドレス”*01”に対応する受信BOX30aに格納する。このときにも、受信データは送信元の電話番号と関連づけて画像メモリ20内の各受信BOXに記憶される。また、画像メモリ20に格納されている受信データの総受信件数を示す総件数カウンターおよび指定されたサブアドレスに対応する受信BOX30に格納されている受信データの件数を示す個別件数カウンターの双方が主制御部10によってインクリメントされる。なお、かかる個別件数カウンターは、複数の受信BOX30のそれぞれについて設定されている。
以上のようにして、ペーパレス受信状態であるにもかかわらず、PC3が起動していないときにファクシミリ装置1が受信した受信データについては送信元の電話番号と関連づけて画像メモリ20に順次蓄積される。そして、特に送信側においてファクシミリ装置1の電話番号の末尾にサブアドレスを付加している場合には、その送信元の要求に応じて受信データが該サブアドレスに対応する受信BOX30に区分けされて格納される。
ファクシミリ装置1が設置されているオフィス等において、PC3が起動していないときは通常そのオフィスに人が不在のときである。このような状況において、オフィスに人が戻ってきたときに、PC3を起動することなくFAX受信件数を確認できるようにすることが望まれている。そこで、本発明に係るファクシミリ装置1においては、以下のようにしてFAX受信件数を確認できるようにしている。
図6は、ファクシミリ装置1における受信件数確認の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップS11にて、留守番ボタン19が押下されたか否かが主制御部10によってチェックされる。留守番ボタン19が押下されていないときには、図5の受信処理手順が継続して続行される。
一方、留守番ボタン19が押下されたときには、ステップS12に進み、画像メモリ20に蓄積されている受信データの受信件数が音声出力部15から音声メッセージにて出力される。具体的には、画像メモリ20に格納されている受信データの総受信件数を示す総件数カウンターを主制御部10が読み出してその数値を所定形式のデータにて音声出力部15に伝達する。音声出力部15は、そのデータを音声信号に変換してさらにスピーカから音声メッセージにて出力する。総件数カウンターは受信BOX30に受信データが格納されたときにもインクリメントされるため、このときに音声出力部15から音声データにて出力されるのは、画像メモリ20に蓄積された受信データの総受信件数である。
続いて、ステップS13に進み、画像メモリ20内の複数の受信BOX30のそれぞれに格納されている受信データの受信件数が音声出力部15から音声メッセージにて出力される。具体的には、受信BOX30のそれぞれに格納されている受信データの件数を示す個別件数カウンターを主制御部10が読み出してその数値および対応する受信BOX30の識別符号(例えば、サブアドレスをそのまま代用しても良い)を所定形式のデータにて音声出力部15に伝達する。音声出力部15は、そのデータを音声信号に変換してさらにスピーカから音声メッセージにて出力する。個別件数カウンターは、受信BOX30のそれぞれに格納されている受信データの件数を示すものであるため、このときに音声出力部15から音声データにて出力されるのは、複数の受信BOX30ごとに記憶された受信データの個別受信件数である。なお、留守番ボタン19が押下されて受信件数が報知された後に、総件数カウンターおよび個別件数カウンターはゼロにリセットされる。
以上のようにすれば、留守番ボタン19の押下に応答して画像メモリ20に蓄積されている受信データの受信件数が音声出力部15から音声データにて出力されるため、ペーパレス受信状態であるにもかかわらずPC3が起動していないときにファクシミリ装置1が受信した受信データの受信件数を、PC3を起動することなく留守番ボタン19を押下するだけで簡単に確認することができる。
また、画像メモリ20に蓄積された受信データの総受信件数とともに、複数の受信BOX30ごとに記憶された受信データの個別受信件数も音声出力部15から音声データにて出力されるため、PC3を起動することなく留守番ボタン19を押下するだけで送信元の要求に応じて区分けされた区分ごとの受信件数をも簡単に確認することができる。その結果、例えば、オフィスの作業者は自分と関係のある受信BOXに振り分けられて格納された受信データの件数を容易に知ることができる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のファクシミリ装置1の構成については第1実施形態と全く同じである。また、第2実施形態のファクシミリ装置1の処理内容も基本的には第1実施形態と同じであるが、PC3が起動していないときにファクシミリ装置1が受信した受信データの受信件数のみならず、送信元の名称をも音声メッセージにて出力するようにしている。
具体的には、図6のステップS13の後工程として、まず受信データとともにそれに関連づけられて画像メモリ20に記憶されている送信元の電話番号を主制御部10が読み出す。このときには、受信BOX30に格納されているか否かに関わらず、画像メモリ20に蓄積されている全ての受信データに関連づけられている送信元の電話番号が読み出される。続いて、主制御部10がデータメモリ22に格納されている電話番号登録テーブル40を検索することによって、それら送信元の電話番号のうち電話番号登録テーブル40に登録されている電話番号とそれに関連づけられた相手先名称を抽出する。そして、主制御部10が抽出した相手先名称を所定形式のデータにて音声出力部15に伝達する。音声出力部15は、そのデータを音声信号に変換してさらにスピーカから音声メッセージにて出力する。なお、このときに複数の受信BOX30ごとに送信元の相手先名称を音声出力部15から音声データにて出力するようにしても良い。
電話番号登録テーブル40にはワンタッチダイヤル操作または短縮ダイヤル操作により自動発呼を行う電話番号が登録されているため、そのようなワンタッチダイヤル登録または短縮ダイヤル登録されている送信元からPC3が起動していないときにファクシミリ装置1に着信したような場合であっても、PC3を起動することなく留守番ボタン19を押下するだけで簡単にその相手先名称を知ることができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、PC3が起動していないときにファクシミリ装置1が受信した受信データの受信件数や送信元の名称を音声出力部15から音声データにて出力するようにしていたが、これに代えて表示部17に表示するようにしても良い。或いは、受信データの受信件数や送信元の名称を音声出力部15から音声データにて出力するとともに表示部17に表示するようにしても良い。
本発明に係るファクシミリ装置が接続されているネットワークシステムの構成例を示す図である。 本発明に係るファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。 受信BOXの構成を概念的に示す図である。 電話番号登録テーブルの一例を示す図である。 ファクシミリ装置におけるFAX受信時の処理手順を示すフローチャートである。 ファクシミリ装置における受信件数確認の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
2 LAN
3 パーソナルコンピュータ
4 公衆電話回線網
5 アナログ回線
10 主制御部
15 音声出力部
17 表示部
18 操作部
19 留守番ボタン
20 画像メモリ
22 データメモリ
23 バスライン
30 受信BOX
40 電話番号登録テーブル

Claims (3)

  1. ネットワーク経由にて接続されたコンピュータに受信データを配信するファクシミリ装置であって、
    前記コンピュータが起動していないときに受信した受信データを蓄積する受信データ記憶手段と、
    所定の機能ボタンの押下に応答して前記受信データ記憶手段に蓄積された受信データの受信件数を音声メッセージにて出力する音声出力手段と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置において、
    ワンタッチまたは短縮ダイヤル操作により自動発呼を行う電話番号と当該電話番号の相手先名称とを予め関連づけて登録した電話番号登録テーブルを格納するテーブル格納手段をさらに備え、
    前記受信データ記憶手段は、前記コンピュータが起動していないときに受信した受信データを当該受信データの送信元の電話番号と関連づけて記憶し、
    前記音声出力手段は、前記所定の機能ボタンが押下されたときに、前記受信データ記憶手段に記憶された送信元の電話番号のうち前記電話番号登録テーブルに登録されている番号に関連づけられた相手先名称を音声メッセージにて出力することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のファクシミリ装置において、
    前記受信データ記憶手段は、送信元の要求に応じて受信データを区分けして記憶する複数の記憶領域を備え、
    前記音声出力手段は、前記所定の機能ボタンが押下されたときに、前記受信データ記憶手段に蓄積された受信データの総受信件数および前記複数の記憶領域ごとに記憶された受信データの個別受信件数を音声メッセージにて出力することを特徴とするファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018014636A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ファクシミリ装置、及びそれを備えた画像形成装置

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