JP3757359B2 - 電気加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加熱物を加熱調理する加熱調理器、特に被加熱物の温度を測定するための測温機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
加熱コイルを用いて電気で調理を行ない得る電気加熱調理器は、火を使わない安全さと、被加熱物を加熱するためのエネルギー効率の良さ等から需要が伸びてきている。このような電気加熱調理器において、調理中の被加熱物の温度を検知することは加熱コイルの出力を制御することや、調理を的確に行うために必要なことであり、従来でも様々な方法が取られていた。
【0003】
図11に特開2000−268951号公報に記載された従来の加熱調理器の概要図を記載する。同図に示す加熱調理器100は、キッチン101に組込まれた組込み型のものであり、本体天面102には天板103が備えられている。そして、天板103には左加熱部分104、右加熱部分105、中央加熱部分106の3つの加熱部分を有している。また本体手前側面107には、左側にロースタ108が、右側に各加熱部分104、105、106やロースタ108の加熱出力、及び装置の電源管理等の様々な操作を行うための操作部109が設けられている。
【0004】
このような構成を持つ電気加熱調理器の温度検出機構を図12に示す。図12は図11に記載された加熱部分に被加熱物を載置し、被加熱物の温度を検出する機構を説明するための説明図である。同図に示すように左、右、中央のそれぞれの加熱部分104、105、106の下部には、天板103を挟んで加熱コイル110が備えられている。そして加熱部分上に載置された被加熱物111の温度を検出するために温度検知素子112が加熱部分の下部に天板103を間に挟んで設けられている。これにより、加熱コイル110により加熱された被加熱物111の温度は、天板103に伝導し、天板103から温度検出素子112によって温度を検出し得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述のように天板103を挟んで被加熱物111の温度を検出する構成では、被加熱物111の温度が天板103に伝導し、天板103の温度を検出することによって被加熱物111の温度として検出しているため、どうしても温度応答性が悪く、被加熱物111の実際の温度そのものを検出することができなかった。特に加熱による温度上昇率が大きかったりすると、被加熱物111の実際の温度から大きくかけ離れた温度を検出してしまうなどの問題もあった。
【0006】
これに対して、ガスコンロなどでは温度検出素子を天板の加熱部分から突出させ、加熱部分上に載置された被加熱物に直接接触させて被加熱物の温度を検出する構成の加熱調理器も存在した。しかし、このように温度検出素子を被加熱物下部から直接接触させる構成を電気加熱調理器に適用すると、加熱部分より温度検出素子を突出させなければならず、電気加熱調理器特有の特徴である天板が平らなことによる清掃のし易さや、見た目の良さが阻害されてしまうと言う問題があった。
【0007】
本発明は前記課題に鑑みなされたものであり、天板の平滑性を損なわずに正確に被加熱物の温度を計測することができる電気加熱調理器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明にかかる電気加熱調理器は、天面に被加熱物を載置する天板を有する本体と、被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの出力を制御する制御部と、前記本体の天面に設置された前記天板の外周に沿って設けられた枠体と、前記本体より出没自在又は前記本体に対し回動自在に設けられた測温部材と、該測温部材を前記制御部により出没又は回動させる測温部材駆動手段とを有し、前記測温部材は前記本体手前側の枠体に設けられ、前記測温部材に被加熱物の温度を計測するための温度計測手段が備えられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明における電気加熱調理器は、前記加熱コイルを複数設けると共に、前記加熱コイルにより加熱される被加熱物に対応させて前記温度計測手段を複数設けたものである。
また、本発明における電気加熱調理器は、前記加熱コイルを複数設けると共に、前記加熱コイルにより加熱される被加熱物の温度を計測する前記温度計測手段を1つ設けたものである。
【0011】
また、本発明における電気加熱調理器は、前記温度計測手段により検出される被加熱物の温度状況が前記制御部に送られ、前記制御部は前記被加熱物の温度状況によって加熱コイルの出力を制御するものである。
【0012】
また、本発明における電気加熱調理器は、前記温度計測手段が赤外線センサーによって構成されているものである。
【0013】
また、本発明における電気加熱調理器は、加熱コイルの出力状況を表示する表示部を前記天面の手前側に設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を用いて本発明をさらに詳しく説明する。
実施の形態1.
図1に本発明の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成を示す斜視図を記載する。同図に示す電気加熱調理器1は、本体2の天面3に天板4が配置されている。天板4上には被加熱物を載置することで後述する加熱コイルによって被加熱物を加熱することができる左加熱部分5a、右加熱部分5b、中央加熱部分5cがそれぞれ設けられている。
【0016】
また天面3には、天板4の外周に沿って設けられた枠体6を有し、本体天面3の奥手に、本体2内部に気流を取り込むための吸気口が設けられている。そして吸気口該当部分には、枠体6の一部を構成しながら吸気口から本体2内部に異物の侵入を防止するための、吸気フィルタ7が備えられている。
【0017】
さらに本体2手前側面8の左側には、ロースタ9が備えられており、側面8の右側には各加熱部分5a、5b、5cの加熱出力の調整を行うための出没自在なツマミ10やロースタ9の加熱出力の調整、及び電気加熱調理器1の電源、調理時間を設定したり、計測したりするためのタイマ等が備えられた操作パネル11が設けられた操作部12を有している。
【0018】
図2に、図1に記載した電気加熱調理器1におけるA−A´断面図を記載する。同図に示す右加熱部分5bの下方には天板4を挟んで加熱コイル13bが配置されている。さらに加熱コイル13bの下方には加熱コイルの加熱出力を制御するための制御基板14bが設けられている。なお図2においては右加熱部分5bにおける加熱コイルについて説明したが、他の加熱部分5a、5cもここで説明したのと同様に加熱コイル13a、c及び制御基板14a、cを有しており、同様に構成されている。
【0019】
調理器本体2内部は中板15によって上下に分割されており、この中板15下部側の操作部12の後方には操作基板16が配置されている。この操作基板16は、電気加熱調理器1の電力を制御し、操作部12での操作に基づく加熱の為の電力制御を行うものであり、様々な電子素子やマイコン等が載置されている。本実施形態において加熱コイルの出力を制御する制御部は制御基板14a、b、c及び操作基板16の両者を含む形で構成されている。
【0020】
なお、前記制御基板14a、b、c及び操作基板16は電気加熱調理器1の動作によって熱を持つため、前記それぞれの基板14a、b、c、及び16上には放熱フィンなどを設け、さらに本体2内部に電動送風機17を備えている。電動送風機17が動作すると吸気フィルタ7に覆われた吸気口18から本体2内部に外気が導入され、図2に示す構成では、中板15上部において気流が制御基板14bを空冷し、本体前部に設けられた排気口19より本体外部に排出されるようになっている。なお、制御基板14bには、電動送風機17により良好に冷却が行い得るよう、気流のおおよその流れを規定する風向板20により覆われている。
【0021】
また中板15の下方に配置された操作基板16は、中板15に設けられた気流分岐穴21より導入された気流により冷却される。操作基板16を冷却した気流は、図1に示す本体2の側面に設けられた排気口22、及び本体後面に設けられた排気口23より外部に排出されるようになっている。
【0022】
本実施形体における電気加熱調理器1は、図1に示すように、本体天板4表面から出没自在に突出する測温部材24a、b、cが設けられている。図3に本実施形態における測温部材24a、b、cの構成を説明するための断面図を記載する。図3に示すように、これら測温部材24a、b、cには、被加熱物の温度を計測するための温度計測手段である赤外線センサー25a、b、cがそれぞれ備えられており、赤外線センサー25aが左加熱部分5aに載置された被加熱物の温度を、赤外線センサー25bが右加熱部分5bに載置された被加熱物の温度を、赤外線センサー25cが中央加熱部分5cに載置された被加熱物の温度をそれぞれ計測するように構成されている。
【0023】
なお図3に示すように各測温部材24a、b、cは、内部に赤外線センサー25a、b、cが配置されて構成されており、天板4に上保持部材26と下保持部材27によって固定保持されている。
【0024】
このように、温度計測手段が赤外線センサーによって構成されていることにより、被加熱物に直接接触して温度を計測するような部材構成を必要としないため、部品点数が減少し、コストを抑えることができるとともに組立作業を比較的容易にすることができる。また、清掃作業なども簡単に行うことができる。
【0025】
また本実施形態では測温部材24a、b、cの下部に凹凸による歯28が設けられており、さらに、この歯28と噛み合う歯車29を備えた電動機(図示せず)が配置されている。そして電動機が動作することにより歯車29が回転することで、測温部材24a、b、cが上下に動作してが天板4から出没自在となっているため、測温部材24a、b、cの出没により赤外線センサー25a、b、cも天板4から出没自在となっている。
【0026】
このような構成により、被加熱物の温度を赤外線センサー25a、b、cにより測定することができるため、温度を正確に管理しながら良好に調理を行うことができる。また天板4から出没自在であるから必要のないときは測温部材24a、b、cを収納しておくことで天板4の平滑性が損なわれることがない。
【0027】
さらに赤外線センサーが天板4に備えられていることによって、被加熱物の比較的近傍に赤外線センサーを設けることができるため、赤外線センサー25a、b、cによる被加熱物の正確な温度を計測し易くすることが可能となる。
【0028】
また、本実施形態における電気加熱調理器の制御ブロック図を図4に記載する。同図に示すように操作部12で設定される様々な入力情報は制御部30に送信される。そして操作部12の入力により、加熱コイル13a、b、cのいずれか一つでも動作されることが入力された時には、制御部30はその入力情報に基づいて、該当加熱部分の被加熱物の温度を計測する為に、前記歯車29を有する電動機等を駆動させる測温部材駆動手段31に駆動するよう指示を出し、動作される加熱コイルによって加熱される被加熱物の温度を計測するための該当赤外線センサーによる計測を可能とする。また各加熱部分に備えられた加熱コイル13a、b、cの加熱出力を操作部12の入力情報に基づいて出力を制御しながら被加熱物31の加熱を行う。
【0029】
このような動作によって加熱コイル13により加熱される被加熱物32の温度は赤外線センサー25によって計測され、その計測結果は制御部30にフィードバックされるようになっている。そして、制御部30は前述の操作部12で設定される様々な入力情報及び赤外線センサー25から送信されてくる被加熱物32の温度情報に基づいて、加熱コイル13の出力をより良好な状態で制御する。
【0030】
このように前記温度計測手段である赤外線センサー25により検出される被加熱物32の温度状況が前記制御部30に送られ、前記制御部30は前記被加熱物32の温度状況によって加熱コイル13の出力を制御するため、調理に際してより正確な温度管理を行なうことが可能になる。
なお、本実施形態では図示しなかったが、温度計測手段で計測された被加熱物の温度状況を使用者に表示するようにしてもよい。
【0031】
実施の形態2.
図5に本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図を記載する。なお、本実施形態において実施の形態1と同じ構成要素に対応するものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】
本実施形態においては、赤外線センサー25を有する測温部材24a、bが本体手前側枠体6に備えられていること以外は、実施の形態1と同様の構成を有しているおり、図5(a)、(b)に示すように本実施形態においても測温部材24a、bは出没自在となっている。
【0033】
このような構成によれば、実施の形態1で述べた効果に加え、枠体6に測温部材24a、bが設けられることによって、主にセラミック(例えば耐熱強化ガラス等)で構成される天板4に測温部材24などを取付けるための加工等を施す必要が無いため、製造が容易になるとともに、天板4の平滑性がより良好に維持され、清掃のし易さや、見た目の良さを向上させることができる。
【0034】
実施の形態3.
図6に本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図を記載する。なお、本実施形態において実施の形態1と同じ構成要素に対応するものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
本実施形態においては、図6(a)に示すように赤外線センサー25を有する測温部材24が本体手前側枠体6に備えられているとともに、測温部材は平板状で本体に対し回動自在にに設けられていること以外は、実施の形態1と同様の構成を有している。
【0036】
本実施形態における測温部材24は図6(b)に示すように、被加熱物32a及び32bの両者、又は32a或いは32bのいずれか一方の温度を計測する場合には測温部材24が直立し、内部に備えられた赤外線センサー25によって温度計測を行うものである。
また、加熱コイルによる加熱を行わない場合には、測温部材24が倒れて収納され、天板4の表面の平面と略均一な平面とすることができる。
【0037】
このような構成によれば、実施の形態2と同様、実施の形態1で述べた効果に加え、枠体6に測温部材24が設けられることによって、主にセラミック(例えば耐熱強化ガラス等)で構成される天板4に測温部材24などを取付けるための加工等を施す必要が無いため、製造が容易になるとともに、天板4の平滑性がより良好に維持され、清掃のし易さや、見た目の良さを向上させることができる。
【0038】
また、本実施形態では、測温部材24の形状が、被加熱物32aに対向する平面33aと被加熱物32bに対向する平面33bを有しており、被加熱物32aの温度を計測するために、赤外線を取り込むための取り込み口34aが平面33aに、被加熱物32bの温度を計測するために、赤外線を取り込むための取り込み口34bが平面33bにそれぞれ設けられている。
【0039】
なお、このような測温部材24において、取り込み口34a、取り込み口34bそれぞれに赤外線を計測するための赤外線センサー25を設けてもよいし、取り込み口34a、取り込み口34bからそれぞれ取り込まれる赤外線を一つの赤外線センサー25によって計測できるように構成してもよい。
【0040】
本実施形態では一つの赤外線センサー25によって被加熱物32a、bの二つの温度を計測できるように構成されており、一定時間周期(3秒毎)で温度を計測する被加熱物を切替えられるようになっている。
【0041】
このような構成によれば、製造における部品点数を減らすことができるため、コストを抑えることができるとももに、組立作業を容易にすることが可能となる。
【0042】
実施の形態4.
図7に本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図を記載する。なお、本実施形態において実施の形態1と同じ構成要素に対応するものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
本実施形態においては、図7(a)に示すように、枠体6の本体奥手部分が天板4の平面より高く形成されており、天板4の平面より一段高い枠体6の平面35上に吸気口を覆う吸気フィルター7が設けられている。そして、一段高い枠体6の平面35と天板4の平面との間に設けられた加熱部分5a、b方向に面する側面部36に加熱部分5a、5bでそれぞれ加熱される被加熱物から放射される赤外線を取り入れるための取り入れ口37a、37bが設けられている。そして、この枠体6内部には取り入れ口37a、37bから取り入れられた赤外線を計測するための赤外線センサー(図示ぜず)が設けられている。
【0044】
このように構成された本実施形態では、図7(b)に示すように、被加熱物32a及び32bの両者、又は32a或いは32bのいずれか一方の温度を計測する場合、被加熱物背面より赤外線を計測して温度を計測する。
【0045】
このような構成によれば、主にセラミック(例えば耐熱強化ガラス等)で構成される天板4に温度計測手段を取付けるための加工等を施す必要が無いため、製造が容易になるとともに、天板4の平滑性がより良好に維持され、清掃のし易さや、見た目の良さを向上させることができる。
【0046】
さらに、測温部材なども必要としないため、製造における部品点数を減らすことができるため、コストを抑えることができるとももに、組立作業を容易にすることが可能となる。
【0047】
また、温度計測手段が前記本体後方天面の枠体に備えられているので、鍋等の被加熱物の処理に際して温度計測手段が邪魔になることが無く、使い勝手が向上する。
【0048】
実施の形態5.
図8に本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図を記載する。なお、本実施形態において実施の形態4と同じ構成要素に対応するものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】
本実施形態においては、図8(a)に示すように、一段高い枠体6の平面35と天板4の平面との間に設けられた加熱部分5a、b方向に面する側面部36に加熱部分5a、5bでそれぞれ加熱される被加熱物に直接接触して温度を計測する出没自在な測温部材38a、bが設けられている。
【0050】
本実施形態における測温部材38a、bは、図8(b)に示すように、延伸部39と先端部40を有しており、加熱部分5a、5bそれぞれの動作と連動して、加熱部分5a、5bがそれぞれ動作した場合は測温部材38a、38bが被加熱物32に接触するまで延伸され、加熱部分5a、5bが停止していれば、図8(a)に示すように枠体6内部に収納されている。
【0051】
測温部材38a、bそれぞれの先端部40には、被加熱物32への接触を感知する接触検知センサー(図示せず)と、被加熱物32の温度を接触して計測するためのサーミスタ(図示せず)が内蔵されており、制御部30は加熱部分5a、5bがそれぞれ動作した場合、接触検知センサーが被加熱物32との接触を検知するまで測温部材38を延伸する測温部材駆動部を動作させ、接触検知センサーが被加熱物32との接触を検知すると、サーミスタにより被加熱物32の温度の計測を開始する。そして、サーミスタにより計測された温度データは制御部30に送られ、加熱コイルの出力を制御するために利用される。そして調理が終了すると、再び測温部材駆動部を動作させ、測温部材38が枠体6内に収納される。
【0052】
このような構成によれば、主にセラミック(例えば耐熱強化ガラス等)で構成される天板4に温度計測手段を取付けるための加工等を施す必要が無いため、製造が容易になるとともに、天板4の平滑性がより良好に維持され、清掃のし易さや、見た目の良さを向上させることができる。
【0053】
さらに、比較的安価なセンサーにより構成することが可能であるからコストを抑えることができるとともに、被加熱物に直接接触して温度を計測するため正確な温度計測を行うことが可能になる。
【0054】
実施の形態6.
図9に本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図を記載する。なお、本実施形態において実施の形態1と同じ構成要素に対応するものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】
なお、本実施形態では実施の形態1と略同様の構成となっている。以下その違いを順次説明してゆく。本実施形態においては、図9に示すように、本実施形体における電気加熱調理器1は、本体天板4表面から出没自在に突出する測温部材24が一つだけ設けられており、図10に示すように測温部材24には、被加熱物の温度を計測するための温度計測手段である赤外線センサー25がやはり一つだけ備えられている。
【0056】
図10に温度計測手段部分の構成を説明するための断面図を記載する。同図に示すように本実施形態における測温部材24も、内部に赤外線センサー25が配置されて構成されており、天板4に上保持部材26と下保持部材27によって固定保持されている。そして測温部材24の下部に凹凸による歯28が設けられており、さらに、この歯28と噛み合う歯車29を備えた電動機(図示せず)が配置されていることで天板4から出没自在となっている。
【0057】
本実施形態における測温部材24は、この他に測温部材24の軸を中心として回転させる凹凸による測温部材回転歯41と、この測温部材回転歯41と噛み合う歯車42を備えた電動機43が設けられている。この電動機43は測温部材24が天板4から出没するのに伴って、測温部材24と共に上下動し、必要に応じて電動機43を駆動させて測温部材24の軸を中心として回転させることで、赤外線センサー25による温度を計測する方向が可変となっている。
【0058】
このような構成により、操作部12の入力により、加熱コイル13a、b、cのいずれか一つでも動作されることが入力された時には、その入力情報に基づいて、該当加熱部分の被加熱物の温度を計測する為に、前記歯車42を有する電動機43を駆動させ、動作される加熱コイルによって加熱される被加熱物の方向に赤外線センサーを向け、被加熱物の温度計測を可能とする。
【0059】
また各加熱部分に備えられた加熱コイル13a、b、cのうち複数の加熱コイルが動作させられている時には、前記歯車42を有する電動機43を駆動させ、測温部材24を一定時間周期で左右に回転させ、動作される加熱コイルによって加熱される被加熱物の方向に一定時間周期で赤外線センサーが向けられ、1つの赤外線センサーで複数の被加熱物の温度を計測し得るように構成されている。
【0060】
このような構成によれば、使用する温度計測手段の数や、製造における部品点数を減らすことができるため、コストを抑えることができるとももに、組立作業を容易にすることが可能となる。
【0061】
また本実施形態では、図9に示すように加熱コイル13a、13b、13cのそれぞれの加熱出力状態を表示する表示部44a、44b、44cが設けられている。また加熱コイル13により加熱される被加熱物の温度は赤外線センサー25によって計測され、その計測結果は制御部30にフィードバックされ、制御部30は操作部12で設定された様々な入力情報及び赤外線センサー25から送信されてくる被加熱物の温度情報に基づいて、加熱コイル13の出力をより良好な状態で制御するように構成されている。そのため赤外線センサー25から送信されてくる被加熱物の温度情報に基づいて、変化された加熱コイル13の出力状況は、この表示部44に表示されることとなる。
このような構成によって、温度計測手段で計測された温度結果に基づき制御部が加熱コイルの出力を制御している場合でも、現在の加熱コイルの出力状況を表示する表示部を有することで、使用者は容易に加熱コイルの出力状況を確認することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の電気加熱調理器によれば、天面の平滑性を保ったまま、被加熱物の温度の計測を良好に行うことが可能となる。
また本発明の請求項2記載の電気加熱調理器によれば、温度を正確に管理しながら良好に調理を行うことができる。
また本発明の請求項3記載の電気加熱調理器によれば、コストを抑えることができるとともに、組立作業を容易にすることが可能となる。
また本発明の請求項4記載の電気加熱調理器によれば、被調理物の温度状態に応じた加熱制御を行うことができる。
また本発明の請求項5記載の電気加熱調理器によれば、調理器の使用性を向上することができる。
また本発明の請求項6記載の電気加熱調理器によれば、加熱出力の状態を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に記載した本発明の一実施形態である電気加熱調理器におけるA−A´断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態における温度計測手段部分の構成を説明するための断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態における電気加熱調理器の制御ブロック図である。
【図5】 本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図である。
【図6】 本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図である。
【図7】 本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図である。
【図8】 本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図である。
【図9】 本発明の他の一実施形態である電気加熱調理器の概要構成図である。
【図10】 本発明の一実施形態における温度計測手段部分の構成を説明するための断面図である。
【図11】 従来の加熱調理器の概要図である。
【図12】 従来の電気加熱調理器の温度検出機構を示す概要断面図である。
【符号の説明】
1 電気加熱調理器、2 本体、3 天面、4 天板、5a、5b、5c 加熱部分、6 枠体、13a、13b、13c 加熱コイル、14a、b、c 制御基板、16 操作基板、24a、b、c 測温部材、25a、b、c 赤外線センサー、30 制御部、32 被加熱物。

Claims (6)

  1. 天面に被加熱物を載置する天板を有する本体と、被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの出力を制御する制御部と、前記本体の天面に設置された前記天板の外周に沿って設けられた枠体と、前記本体より出没自在又は前記本体に対し回動自在に設けられた測温部材と、該測温部材を前記制御部により出没又は回動させる測温部材駆動手段とを有し、
    前記測温部材は前記本体手前側の枠体に設けられ、前記測温部材に被加熱物の温度を計測するための温度計測手段が備えられていることを特徴とする電気加熱調理器。
  2. 前記加熱コイルを複数設けると共に、前記加熱コイルにより加熱される被加熱物に対応させて前記温度計測手段を複数設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱調理器。
  3. 前記加熱コイルを複数設けると共に、前記加熱コイルにより加熱される被加熱物の温度を計測する前記温度計測手段を1つ設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱調理器。
  4. 前記温度計測手段により検出される被加熱物の温度状況が前記制御部に送られ、前記制御部は前記被加熱物の温度状況によって加熱コイルの出力を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電気加熱調理器。
  5. 前記温度計測手段が赤外線センサーによって構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電気加熱調理器。
  6. 加熱コイルの出力状況を表示する表示部を前記天面の手前側に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電気加熱調理器。
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