JP4879247B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器においては、例えば、「被加熱物(13)の赤外線量を検出する赤外線温度センサ(8)と、該被加熱物(13)を加熱する電磁誘導式コイル(4)と、該被加熱物(13)の加熱可否を判別する負荷検知手段(6)と、全体を制御する制御回路(5)とを具備した」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−264055号公報(請求項1)
従来の加熱調理器においては、被加熱物から放射される熱や排気口から排出される排気熱などにより、被加熱物の温度を検出する温度検出部の温度が上昇してしまう、という問題点があった。
また、温度検出部の温度が上昇することにより、検出温度の精度低下や、温度検出部が故障する、という問題点があった。
また、被加熱物からの赤外線を検知する温度検出部においては、当該温度検出部と計測対象の被加熱物との間に遮蔽物が載置されると、検出温度の精度が低下する、という問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、温度検出部の温度上昇を抑制することができ、検出温度の精度低下や故障の発生を抑制することができる加熱調理器を得るものである。
第2の目的は、温度検出部と計測対象の被加熱物との間が遮蔽される可能性を低減することができる加熱調理器を得るものである。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレート下方に設けられ、前記被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱部を駆動する駆動部と、加熱指令操作を受ける操作部と、前記被加熱物から放射される赤外線に基づき当該被加熱物の温度を検出する温度検出部と、前記操作部からの入力及び前記温度検出部の検出温度に基づいて前記駆動部への加熱指令を行う制御部と、吸気口と排気口とを有し、前記トッププレートを支持する枠体と、前記吸気口から外気を導入して少なくとも前記加熱部を冷却した後、前記排気口に排出する冷却手段とを備え、前記トッププレートは、前記被加熱物の概略載置位置を示す加熱口が形成され、前記吸気口及び前記排気口は、前記加熱口よりも後方に、左右方向に並んで設けられ、前記温度検出部は、前記枠体の上面のうち、前記排気口とは離れる側の前記吸気口の側方に配置されたものである。
本発明においては、温度検出部は吸気口の近傍に配置されるので、温度検出部の温度上昇を抑制することができ、検出温度の精度低下や故障の発生を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の斜視図である。
図2は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の平面図である。
図1及び図2において、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器は、調理容器などの被加熱物7を載置するトッププレート3と、このトッププレート3を支持する枠体2とが、天面が開口された箱状の本体1の上面に取り付けられるように構成されている。
トッププレート3は、平板状に形成され、例えばセラミックスプレート又は耐熱ガラスなどの非磁性材料にて構成される。
このトッププレート3の表面には、被加熱物7の概略載置位置を示す加熱口4a、4b、4cが形成されている。
トッププレート3の手前右側には、加熱口4aが形成され、手前左側には加熱口4bが形成される。また、加熱口4a及び加熱口4bの間の略中央後方には、加熱口4cが形成される。
この加熱口4a、4b、4c(以下、区別しないときは「加熱口4」という。)は、加熱コイル12による適正な誘導加熱領域を示すものであり、例えば印刷又は塗装により円形に表示されている。
尚、本実施の形態1では加熱口4a及び4bは比較的加熱出力を大きく設定した加熱口であり、加熱口4cは前述の2つの加熱口に対して比較的加熱出力を小さく設定した加熱口である。
枠体2は、トッププレート3の外周を囲むように額縁状に形成され、トッププレート3を本体1の上面開口に固定する。
この枠体2は、例えば非磁性ステンレス板又はアルミ板などの金属板や、耐熱プラスチック成形材などから構成される。
また、枠体2の後方右側には、本体1内部と連通し、本体1内部に外気を取り込むための吸気口8aが設けられ、枠体2の後方左側には、本体1内部と連通し、本体1内部に外気を取り込むための吸気口8bが設けられる。
また、枠体2の後方中央には、本体1内部と連通し、本体1内部に取り込んだ空気を吹き出し排出するための排気口9が設けられている。
尚、本実施の形態1では、枠体2は、トッププレート3の周囲を囲むように形成する場合を説明するが、本発明はこれに限らず、トッププレート3の少なくとも一部を支持する構成としても良い。例えばトッププレート3の後方側のみを枠体2により支持し、手前側及び側方側を本体1により支持する構成としても良い。
本体1の前面側には、使用者からの加熱指令操作の入力を行う操作部6が、各加熱口4ごとにそれぞれ設けられている。この操作部6は、火力を調整するダイヤルや、各種調理設定の操作をするスイッチ等により構成される。
尚、操作部6は、これに限らず、例えば静電式のタッチスイッチやメンブレンシートを用いた接点ボタンでも良い。また、操作部6を、枠体2又はトッププレート3の上面に配置しても良い。
尚、入力操作や設定火力の状態などの情報を表示する表示部を設けるようにしても良い。
枠体2の後方側上面には、温度検出部5a及び5b(以下、区別しないときは「温度検出部5」という。)が配設されている。
この温度検出部5は、赤外線センサーにて構成され、被加熱物7から放射される赤外線を検知することにより、当該被加熱物7の温度を非接触で検出するものである。
温度検出部5aは、吸気口8aの右側近傍に配置される。即ち、温度検出部5aは、吸気口8aの近傍、且つ排気口9とは離れる側に配置される。この温度検出部5aは、加熱口4aに載置された被加熱物7の温度を検出する。
また、温度検出部5bは、吸気口8bの左側近傍に配置される。即ち、温度検出部5bは、吸気口8bの近傍、且つ排気口9とは離れる側に配置される。この温度検出部5bは、加熱口4bに載置された被加熱物7の温度を検出する。
このように温度検出部5は、手前側に形成された2口の加熱口4a及び4bにそれぞれ対応して設けられている。
図3は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の側面図である。
図3に示すように、温度検出部5は、トッププレート3上面より上方に位置しており、トッププレート3上に載置された被加熱物7の例えば底部付近の温度を、側方より検出する。
尚、本実施の形態1では、枠体2の後方に吸気口8を設け、その近傍に温度検出部5を配置する場合を説明するが、本発明はこれに限るものではなく、枠体2の吸気口8を加熱口4よりも後方に設け、その近傍に温度検出部5を配置するようにすれば、任意の位置に配置することができる。例えば枠体2の右側で加熱口4aより後方の位置に吸気口8を設け、その近傍に温度検出部5aを配置するようにしても良い。
このように、温度検出部5を加熱口4よりも後方に配置することにより、調理用具などの遮蔽物により、温度検出部5と被加熱物7との間が遮蔽する可能性を低下させることができる。
また、温度検出部5を加熱口4よりも後方に配置することにより、使用者による調理動作で温度検出部5が邪魔になる可能性を低減することができる。また、温度検出部5に被加熱物7や使用者などが衝突して温度検出部5を破損する可能性を低減することができる。
図4は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の内部構造を示す縦断面図である。
図4に示すように、本体1の内部には、制御部10と、駆動部11と、加熱コイル12a、12b、12c(以下、区別しないときは「加熱コイル12」という。)と、送風機13とが配設されている。
加熱コイル12は、トッププレート3の加熱口4に対向して配設されている。
この加熱コイル12は、渦巻状に巻かれた誘導加熱コイルにより構成され、被加熱物7を誘導加熱するものである。
尚、図4においては、加熱コイル12aのみを図示するが、加熱口4b及び4cに対向して配設される加熱コイル12b及び12cについても同様である。
送風機13は、制御部10により運転制御され、加熱コイル12の加熱や制御部10の動作による発熱などにより加熱された本体1内部を冷却するものである。
この送風機13が運転されると、吸気口8から本体1内部に外気を導入(図4の矢印)し、加熱コイル12や制御部10等の加熱部品などを冷却する。そして加熱部品などで加熱された本体1内の空気を排気口9(図1及び図2参照)より排出する。
尚、加熱コイル12は、本発明における加熱部に相当する。
尚、送風機13は、本発明における冷却手段に相当する。
図5は実施の形態1に係る誘導加熱調理器のブロック構成図である。
図5に示すように、制御部10には、温度検出部5a及び5bと、操作部6と、駆動部11とが接続される。この制御部10は、例えばマイコン等により構成され、操作部6からの入力及び温度検出部5の検出温度に基づいて駆動部11への加熱指令を行う。
駆動部11は、インバータ回路を有し、制御部10からの加熱指令に応じて、高周波電流を生成して各加熱コイル12へ供給する。
尚、本実施の形態1では、加熱部としての加熱コイル12に高周波電流を流して誘導加熱を行う誘導加熱調理器について説明するが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、輻射によって加熱する輻射型熱源を用いる電気ヒータ(例えばニクロム線やハロゲンヒータ、ラジエントヒータ)を用いるようにしても良い。
次に、本実施の形態1における誘導加熱調理器の動作を説明する。
例えば、加熱口4aに被加熱物7が載置され、この被加熱物7を加熱する場合を例に説明する。
使用者からの操作により、加熱口4aに対する加熱操作がなされると、制御部10は、操作部6から入力された操作と、温度検出部5aの検出温度とに基づいて駆動部11への加熱指令を行う。駆動部11は、加熱指令に基づいて加熱コイル12aを駆動する。これにより被加熱物7は誘導加熱され温度が上昇することとなる。
制御部10は、温度検出部5aが検出した被加熱物7の温度に応じて、逐次、駆動部11への加熱指令を行う。
一方、制御部10は、加熱コイル12aを駆動させるのに伴い、送風機13の運転を開始させる。
この送風機13が運転されると、吸気口8a及び8bから本体1内部に外気が吸入される。このとき、吸気口8aの右側近傍に配置された温度検出部5aの周囲には、吸入される外気が流動することとなる。
そして、本体1内に導入された空気は、加熱コイル12や制御部10等の加熱部品などを冷却した後、枠体2の後方中央に設けられた排気口9から排出される。
以上のように本実施の形態においては、温度検出部5は吸気口8の近傍に配置されているので、温度検出部5の周囲には、吸気口8から吸入される外気が流動し、温度検出部5の温度を略一定に保つことができる。
また、被加熱物7から熱が温度検出部5に放射される場合であっても、吸気口8へ吸入される外気により温度検出部5を冷却することができ、温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
これにより、温度検出部5の温度変化を抑制することができ、検出温度の精度低下を抑制することができる。また、温度検出部5の故障の発生を抑制することができる。
従って、検出温度に基づく加熱制御を精度良く行うことができ、被加熱物7が異常に過熱されるのを防止して安全性を向上することができる。
また、温度検出部5は、吸気口8の近傍、且つ、排気口9とは離れる側に配置されているので、排気口9からの排気熱による温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
また、別途、温度検出部5を冷却するための冷却装置等を設ける必要がないので、エネルギー消費量を削減する効果がある。
また、温度検出部5を枠体2の上面に配設しているので、トッププレート3に温度検出部5を臨ませる穴などを設ける必要が無く、トッププレート3の強度低下を回避することができる。
また、温度検出部5を加熱口4よりも後方に配置することにより、使用者による調理動作によって被加熱物7を手前方向又は横方向に移動させる場合、温度検出部5が邪魔になる可能性を低減することができる。これにより加熱調理器の使い勝手を向上させることができる。
また、温度検出部5に被加熱物7や使用者などが衝突して温度検出部5を破損する可能性を低減することができる。
また、温度検出部5を加熱口4よりも後方に配置することにより、温度検出部5と被加熱物7との間に、調理用具などの遮蔽物が載置される可能性を低下させることができる。
尚、本実施の形態1では、吸気口8a及び8bを枠体2の後方両側に設けた場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、吸気口8を1つ又は3つ以上設けるようにしても良い。この場合であっても、温度検出部5を吸気口8の近傍に配置することにより同様の効果を得ることができる。
尚、本実施の形態1では、温度検出部5を吸気口8の右側又は左側に配置する場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、吸気口8の近傍であれば任意の位置に配置することができる。例えば、吸気口8の手前側又は後方側に配置するようにしても良い。このような場合であっても、温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
尚、本実施の形態1では、吸気口8の近傍、且つ排気口9とは離れる側に配置した場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば吸気口8と排気口9とを離して設け、温度検出部5を吸気口8の近傍で排気口9側に設けても良い。このような構成であっても、排気口9からの排気熱による温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
尚、本実施の形態1では、加熱口4が3つの場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、任意の数の加熱口4を備えるようにしても良い。例えば、加熱口4が1つ、即ち加熱コイル12が1つのみ備えた誘導加熱調理器であっても、同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図6は実施の形態2に係る温度検出部の配置位置を示す要部平面図である。
図6に示すように、本実施の形態2に係る誘導加熱調理器は、吸気口8の上部に、吸気口8を覆うようにフィルターカバー81を備えている。
尚、図6においては、吸気口8aに設けられたフィルターカバー81のみを図示するが、吸気口8bについても同様である。また、排気口9にもフィルターカバーを設けても良い。
尚、その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一の構成には同一の符号を付する。
フィルターカバー81は、通気性を有しており、例えば金属製平板に全体に亘り複数の連通孔が形成されている。このフィルターカバー81は、本体1内部への埃や異物侵入を防止するものである。尚、フィルターカバー81は、これに限らず、金網や細かい格子状のものでも良い。
そして、温度検出部5は、フィルターカバー81の一部と接触するように配置される。
例えば、図6に示すように、フィルターカバー81は、温度検出部5の配置位置まで延出され、温度検出部5の両側面及び後方と接触するようにコ字状の切り欠きが形成される。
これにより、温度検出部5は、その両側面の底部及び後面の底部が、フィルターカバー81と接触することとなる。
尚、フィルターカバー81の形状はこれに限らず、フィルターカバー81の少なくとも一部と温度検出部5とが接触すれば良く、任意の形状とすることができる。例えば、図6において、温度検出部5aの左側面とのみ接触するような形状としても良い。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1の効果に加え、温度検出部5は、フィルターカバー81の一部と接触するので、温度検出部5の熱をフィルターカバー81に放熱することができ、温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
また、フィルターカバー81は、吸気口8の上部に配置され、吸気口8から吸入される外気が連通するので、温度検出部5からの熱を、吸気口8から吸入される外気へ放熱することができ、温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
実施の形態3.
図7は実施の形態3に係る誘導加熱調理器の平面図である。
図8は実施の形態3に係る温度検出部の配置位置を示す縦断面図である。
本実施の形態3に係る温度検出部5は、吸気口8の少なくとも一部を覆うように配置される。
例えば、図7及び図8に示すように、温度検出部5は、その後方側が吸気口8の一部を覆うように配置される。そして保持部材82により、温度検出部5の底面後方側と枠体2とが保持される。
尚、その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一の構成には同一の符号を付する。
尚、温度検出部5の配置は、これに限らず、吸気口8の少なくとも一部を覆うように配置すれば任意の位置に配置することができる。例えば温度検出部5の手前側が吸気口8の一部を覆うようにしても良い。また、吸気口8の前後方向の略中央に温度検出部5を配置するようにしても良い。
以上のように本実施の形態においては、温度検出部5は、吸気口8の少なくとも一部を覆うように配置されるので、上記実施の形態1の効果に加え、温度検出部5の周囲には、吸気口8から吸入される外気がより多く流動し、温度検出部5の温度を略一定に保つことができ、温度検出部5の温度上昇を抑制することができる。
また、温度検出部5を配置するスペースを吸気口8とすることができるので、吸気口8の開口をより大きくすることができる。これにより、本体1内部の冷却性能を向上させることができる。
実施の形態4.
図9は実施の形態4に係る誘導加熱調理器の平面図である。
図9に示すように、本実施の形態4においては、温度検出部5aは、加熱口4aを左右に2等分する中心線よりも外側に配置され、温度検出部5bは、加熱口4bを左右に2等分する中心線よりも外側に配置される。
尚、その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一の構成には同一の符号を付する。
ここで、温度検出部5及び被加熱物7の配置位置と、温度検出精度との関係について説明する。
上述したように、温度検出部5は、赤外線センサーにより、計測対象の被加熱物7から発生する赤外線を検知することにより、当該被加熱物7の温度を非接触で検出するものである。
このため、温度検出部5と計測対象の被加熱物7との間が遮蔽されると、正確に温度を検出することができない。
また、トッププレート3上に複数の被加熱物7が載置されている場合、計測対象以外の被加熱物7から輻射される赤外線を検知すると、計測対象である被加熱物7の温度を精度良く検出することができない。
例えば、加熱口4aに載置された被加熱物7の温度を、温度検出部5aにより検出する場合、加熱口4cに載置された鍋の取手等により、温度検出部5aと加熱口4aに載置された被加熱物7との間が遮蔽される可能性がある。
また例えば、加熱口4cに載置された鍋を加熱する場合、温度検出部5aが当該鍋からの赤外線を検出する可能性がある。
従って、温度検出部5と、計測対象である被加熱物7との間に遮蔽物が載置される可能性が低く、また、温度検出部5を計測対象である被加熱物7以外からの赤外線を検知しにくい場所に配設することが望まれる。
本実施の形態4においては、トッププレート3の手前右側には、加熱口4aが形成され、手前左側には加熱口4bが形成され、加熱口4a及び加熱口4bの間の略中央後方には、加熱口4cが形成される。そして、温度検出部5aは、加熱口4aを左右に2等分する中心線よりも外側に配置され、温度検出部5bは、加熱口4bを左右に2等分する中心線よりも外側に配置される。
これにより、加熱口4cに載置された被加熱物7の影響により、温度検出部5aと、加熱口4aに載置された被加熱物7との間が遮蔽される可能性を低減することができ、温度検出部5bと、加熱口4bに載置された被加熱物7との間が遮蔽される可能性を低減することができる。
また、加熱口4cに載置された被加熱物7から発生した赤外線を、温度検出部5a及び5bが検出しにくくなり、温度検出の精度の低下を抑制することができる。
尚、本実施の形態4では、加熱口4cに対向する加熱部として加熱コイル12を用いる場合を説明したが、加熱口4cに対向する加熱部として、輻射によって加熱する輻射型熱源を用いる電気ヒータ(例えばニクロム線やハロゲンヒータ、ラジエントヒータ)を用いるようにしても良い。
このような構成の場合、輻射型熱源からの赤外線の影響により検出温度の低下が懸念されるが、上述したように、本実施の形態4における温度検出部5aは、加熱口4aを左右に2等分する中心線よりも外側に配置され、温度検出部5bは、加熱口4bを左右に2等分する中心線よりも外側に配置されるので、加熱口4cの輻射型熱源からの赤外線を温度検出部5が検出しにくくなり、温度検出部5の温度検出精度の低下を低減することができる。
尚、本実施の形態4においては、上記実施の形態1と同様に、温度検出部5を吸気口8の近傍に配置する場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、温度検出部5は、手前側に形成された加熱口4を左右に2等分する中心線よりも外側に配置するようにすれば、任意の位置に配置することができる。
このような場合であっても、加熱口4cに載置された被加熱物7により遮蔽される可能性を低減して温度検出の精度の低下を抑制することができ、加熱口4cに載置された被加熱物7から発生した赤外線を、温度検出部5a及び5bが検出しにくくなり、温度検出の精度の低下を抑制することができる。
参考例
図10は参考例に係る誘導加熱調理器の平面図である。
図10に示すように、本参考例においては、温度検出部5aは、加熱口4aを左右に2等分する中心線よりも外側に配置され、更に、赤外線を取り込む光軸が、加熱口4aの略中心を通るように配置される。
また、温度検出部5bは、加熱口4bを左右に2等分する中心線よりも外側に配置され、更に、赤外線を取り込む光軸が、加熱口4bの略中心を通るように配置される。
尚、その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一の構成には同一の符号を付する。
温度検出部5が有する赤外線センサーは、その光軸を中心とする所定の範囲から放射された赤外線を検知することが可能である。
一方、加熱口4に載置される鍋などの被加熱物7は、その大きさ(径の大小)・形状は様々である。
また、使用者が被加熱物7を加熱口4からずれるように載置する場合も考えられる。
このような場合、被加熱物7が、温度検出部5の検知範囲を外れる懸念がある。
参考例においては、温度検出部5は、赤外線を取り込む光軸が、加熱口4の略中心を通るように配置されるので、上記実施の形態4の効果に加え、被加熱物7の大きさ(径の大小)・形状にかかわらず、被加熱物7の温度を検出することができる。
また、被加熱物7が、加熱口4からずれるように載置された場合でも、温度検出ができなくなる可能性を低減することができる。
尚、本参考例においては、上記実施の形態1と同様に、温度検出部5を吸気口8の近傍に配置する場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、温度検出部5は、赤外線を取り込む光軸が、加熱口4の略中心を通るように配置するようにすれば、任意の位置に配置することができる。
このような場合であっても、被加熱物7の大きさ・形状にかかわらず、被加熱物7の温度を検出することができ、被加熱物7が、加熱口4からずれるように載置された場合でも、温度検出ができなくなる可能性を低減することができる。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器の斜視図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の平面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の側面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の内部構造を示す縦断面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器のブロック構成図である。 実施の形態2に係る温度検出部の配置位置を示す要部平面図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の平面図である。 実施の形態3に係る温度検出部の配置位置を示す縦断面図である。 実施の形態4に係る誘導加熱調理器の平面図である。 参考例に係る誘導加熱調理器の平面図である。
符号の説明
1 本体、2 枠体、3 トッププレート、4a 加熱口、4b 加熱口、4c 加熱口、5 温度検出部、5a 温度検出部、5b 温度検出部、6 操作部、7 被加熱物、8a 吸気口、8b 吸気口、9 排気口、10 制御部、11 駆動部、12a 加熱コイル、12b 加熱コイル、12c 加熱コイル、13 送風機、81 フィルターカバー、82 保持部材。

Claims (4)

  1. 被加熱物を載置するトッププレートと、
    前記トッププレート下方に設けられ、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を駆動する駆動部と、
    加熱指令操作を受ける操作部と、
    前記被加熱物から放射される赤外線に基づき当該被加熱物の温度を検出する温度検出部と、
    前記操作部からの入力及び前記温度検出部の検出温度に基づいて前記駆動部への加熱指令を行う制御部と、
    吸気口と排気口とを有し、前記トッププレートを支持する枠体と、
    前記吸気口から外気を導入して少なくとも前記加熱部を冷却した後、前記排気口に排出する冷却手段と
    を備え、
    前記トッププレートは、前記被加熱物の概略載置位置を示す加熱口が形成され、
    前記吸気口及び前記排気口は、前記加熱口よりも後方に、左右方向に並んで設けられ、
    前記温度検出部は、前記枠体の上面のうち、前記排気口とは離れる側の前記吸気口の側方に配置されたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 被加熱物を載置するトッププレートと、
    前記トッププレート下方に設けられ、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を駆動する駆動部と、
    加熱指令操作を受ける操作部と、
    前記被加熱物から放射される赤外線に基づき当該被加熱物の温度を検出する温度検出部と、
    前記操作部からの入力及び前記温度検出部の検出温度に基づいて前記駆動部への加熱指令を行う制御部と、
    吸気口と排気口とを有し、前記トッププレートを支持する枠体と、
    前記吸気口から外気を導入して少なくとも前記加熱部を冷却した後、前記排気口に排出する冷却手段と、
    通気性を有し、前記吸気口を覆うフィルタカバー
    を備え、
    前記トッププレートは、前記被加熱物の概略載置位置を示す加熱口が形成され、
    前記吸気口は、前記加熱口よりも後方に設けられ、
    前記温度検出部は、
    前記フィルタカバーの一部と接触するように配置されたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 被加熱物を載置するトッププレートと、
    前記トッププレート下方に設けられ、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を駆動する駆動部と、
    加熱指令操作を受ける操作部と、
    前記被加熱物から放射される赤外線に基づき当該被加熱物の温度を検出する温度検出部と、
    前記操作部からの入力及び前記温度検出部の検出温度に基づいて前記駆動部への加熱指令を行う制御部と、
    吸気口と排気口とを有し、前記トッププレートを支持する枠体と、
    前記吸気口から外気を導入して少なくとも前記加熱部を冷却した後、前記排気口に排出する冷却手段と
    を備え、
    前記トッププレートは、前記被加熱物の概略載置位置を示す加熱口が形成され、
    前記吸気口は、前記加熱口よりも後方に設けられ、
    前記温度検出部は、
    前記吸気口の少なくとも一部を覆うように配置されたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 前記トッププレートは、
    前記加熱口が手前側に2口及び該手前側の加熱口の間の略中央後方に1口形成され、
    前記温度検出部は、
    前記手前側に形成された2口の加熱口にそれぞれ対応して設けられ、前記手前側に形成された加熱口を左右に2等分する中心線よりも外側に配置されたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の加熱調理器。
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