JP5315089B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、本体内に加熱コイルを備えた誘導加熱調理器に関するものであり、さらに詳しく言えば、トッププレート上の鍋の最高温度付近をすばやく検出できる誘導加熱調理器に関するものである。
誘導加熱調理器は、本体の上面部に、鍋等が載置されるトッププレートを備え、本体内に環状の加熱コイルやその駆動回路が構成されている。誘導加熱調理器は、加熱コイルに高周波電流を流し、発生させた高周波磁界によって鍋に渦電流を発生させ、この渦電流によるジュール熱により、鍋自体を発熱させて調理を行う調理器である。
従来の誘導加熱調理器は鍋を載置するトッププレートの下面に接触させたサーミスタなどの感熱素子で鍋底の温度を検出していた。しかし、トッププレートは、熱伝導率の小さい結晶化ガラスでできており、鍋底の温度がトッププレートの下面に達するまでに時間遅れが発生する。サーミスタは、鍋底の温度を直接検出するのではなく、トッププレートの下面の温度を検出することで鍋底の温度を間接的に検出するものであるので、サーミスタを用いたときには、鍋底の温度変化を高応答で検知することができなかった。
そのため、鍋底から放射される赤外線をトッププレート越しに直接赤外線センサで検出して鍋底の温度を検知するものが提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2)。
特開2003−347028号公報 特開2007−115420号公報
特許文献に示される構成では、鍋の加熱ムラに関する配慮がなされていなかった。つまり、実際の調理時には、鍋に加熱ムラが生じるため、鍋が加熱されにくい部位の温度と鍋が加熱されやすい部位との温度差が300℃以上になる場合もある。そのため、鍋が加熱されにくい部位の温度を検出していては、加熱ムラによる鍋の異常過熱を検出できず、適切な加熱制御ができない場合があった。
本発明は、上記の問題に対処し、トッププレート上の鍋の最高温度付近をすばやく検出できる鍋温度検出手段を備えた誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明は、加熱コイルの隣り合って巻回される巻線のうち、巻線と巻線の間隔を広げることにより形成される内周側コイルと外周側コイルの間の下方、かつ、前記冷却ファンから前記加熱コイルに至る冷却風路中に、熱伝導率の低い樹脂製の防風ケースに内蔵した赤外線検出素子を設け、赤外線検出素子の加熱コイル中心からの距離を45mm以上55mm以下とすることにより達成される。
本発明によれば、トッププレート上の鍋の最高温度付近をすばやく検出できるので、鍋の温度を安全に制御できる。
実施例1の誘導加熱調理器の外観斜視図。 実施例1の誘導加熱調理器の加熱コイル上面図。 実施例1の誘導加熱調理器の加熱コイル下面図。 実施例1の誘導加熱調理器の断面図。 実施例1の誘導加熱調理器の鍋加熱制御システムの機能ブロック図、および、赤外線検出モジュールの断面図。 従来の誘導加熱調理器の加熱コイル上面図。 従来の誘導加熱調理器の加熱コイルによる鍋加熱分布図。 実施例1の誘導加熱調理器のセンサ位置模式図。 実施例1の誘導加熱調理器のセンサ位置模式図。 実施例1の誘導加熱調理器の加熱コイルによる鍋加熱分布図。 フライパン持ち上げ時の鍋距離を示す図。 実施例2の誘導加熱調理器の加熱コイル上面図。 実施例2の誘導加熱調理器の断面図。 実施例3の誘導加熱調理器の断面図。 実施例2の誘導加熱調理器の赤外線センサモジュール断面図。 実施例2の誘導加熱調理器の他の赤外線センサモジュール断面図。
本発明の実施例について、図面を引用して説明する。
図1は実施例1の誘導加熱調理器の外観斜視図である。図1において、101は誘導加熱調理器の本体、102は電源の入り切りや加熱の設定等を行う操作部、103は表示部、104は耐熱ガラス等で形成された鍋等を載置するトッププレートであり赤外線領域において透過性を有する。105,106は下方に鍋等を誘導加熱する加熱コイルが設置された加熱領域、107は下方に鍋等を加熱するラジエントヒーターが設置された加熱領域、108〜110は鍋底が放射した赤外線をトッププレート104の下方に透過する赤外線透過領域、111は本体101内に設けられた回路等を冷却する冷却風の吸入口である。
図2は加熱領域106の下方にある加熱コイル200近傍の上面図である。加熱コイル200は、同心円状の間隙Gを挟んで同一平面上に設けられた内周側コイル201と外周側コイル202で構成されており、同方向の電流が両コイルに流れるように、内周側コイル201の外端と外周側コイル202の内端が電気的に接続されている。本実施例において、内周側コイル201はコイル中心からの距離約30〜45mmに設けられているものとし、外周側コイル202はコイル中心からの距離約55〜90mmに設けられているものとする。また、203は加熱コイル200を保持するコイルベース、204はコイル中心からの距離45〜55mmに設けられた赤外線センサモジュールの検出エリアで、鍋底から放射される赤外線を、後述する赤外線センサモジュール407に導くエリアである。なお、本実施例では赤外線センサモジュールの検出エリア204の大きさを直径約10mmとする。205〜208はトッププレート104の下面の温度を測定するサーミスタ(接触式温度センサ)である。
図3はコイルベース203の下面図である。図3において、301〜312は放射状に設けられたフェライトコアで、内周側コイル201および外周側コイル202で生じた磁界をトッププレート104上の鍋に効率的に入力するためのものである。なお、フェライトコア301と302の間のピッチは、赤外線センサモジュールの検出エリア204を設けるため、他のフェライトコアのピッチより大きくしてある。
図4は図1のA−A′面の本体断面図である。図4において、401は冷却ファン、402は冷却ファン401を駆動するモーター、403〜405は加熱コイル200に所定の電力を供給する高周波電流供給回路、406は冷却ファン401により吸引される冷却風の流れを表す矢印、407は赤外線センサモジュールである。コイルベース203はバネ(図示せず)によりトッププレート104の下面に密着されている。
図5は、鍋加熱制御システムを示す機能ブロック図である。図5において、501は被加熱物である鍋、502は赤外線センサモジュール407とサーミスタ205〜208の出力に基づいて鍋501の温度を算出する温度算出回路、503は温度算出回路502の出力に応じて高周波電流供給回路405を制御し加熱コイル200に供給する電力を制御する制御回路である。また、508は、鍋501が放射する赤外線を下方の赤外線センサモジュール407に導くとともに、加熱コイル200から放射される赤外線が赤外線センサモジュール407に入射されるのを防ぐ遮光筒である。
次に、赤外線センサモジュール407の構成を説明する。赤外線センサモジュール407の断面図において、504は熱型赤外線検出素子の一種であるサーモパイルである。505はサーモパイル504を内蔵する防風ケースであり、サーモパイル504の周囲温度の急激な変化を防止するため熱伝導率の低い樹脂で構成される。506は防風ケース505の上面に設けられ、防風ケース505を気密構造にする防風窓であり、鍋501からの赤外線を透過するとともに、鍋501からの伝熱によって温められたトッププレート104が放射する昇温効果の高い波長の赤外線(5ミクロン以上)をカットし、防風ケース505内の温度上昇を抑える。
507は赤外線透過部材であり、トッププレート104と同一の素材をレンズ形状に加工したものである。つまり、赤外線透過部材507の波長透過特性は、トッププレート104と同一なので、鍋501が放射した赤外線のうち、トッププレート104を透過した波長の赤外線は、赤外線透過部材507も透過する。一方、トッププレート104でカットされた波長の赤外線は、赤外線透過部材507でもカットされる。赤外線透過部材507には、鍋501からの伝熱で高温になったトッププレート104の下面から放射された赤外線も届くが、この赤外線の大部分は赤外線透過部材507でカットされる波長の赤外線であるので、トッププレート104が放射する赤外線の大部分は赤外線透過部材507でカットされる。すなわち、サーモパイル504に届く赤外線の大部分は鍋501が放射した赤外線であり、トッププレート104が放射する赤外線の影響は小さいので、サーモパイル504は、鍋501からの赤外線量を正確に測定することができる。
次に、本実施例の動作を説明する。ユーザーがトッププレート104上に鍋501を置き、操作部102を操作して加熱を開始すると、制御回路503が高周波電流供給回路405を制御して加熱コイル200に所定の電力を供給する。加熱コイル200に高周波電流が供給されると、加熱コイル200から誘導磁界が発せられ、トッププレート上の鍋に渦電流が発生し誘導加熱される。この誘導加熱によって鍋の温度が上昇し、鍋内の調理物が調理される。
一般に物体は、その温度に応じて自ら赤外線を放射する。この赤外線の強さは、物体の温度が上昇すればそれに伴って増大する。そのため、赤外線センサモジュールを用いて鍋が放射する赤外線量を測定すれば、鍋の温度を瞬時に計測できる。
ここで問題になるのは、加熱コイルを用いて誘導加熱を行うと、鍋底の温度が均一とならないため、赤外線センサモジュールを用いても鍋底の最高温度を正確に計測することができない場合がある。図6,図7を用いて、従来の誘導加熱調理器における赤外線センサによる温度計測を説明する。図6は従来の加熱コイル近傍の上面図であり、601はコイル中心から約36mm〜約88mmの距離で形成された一体化構成の加熱コイル、602はコイル中心から約15mmの位置に設けられた赤外線センサモジュールの検出エリアである。図7は、加熱コイル601を用いて、底の厚みが比較的薄いステンレス製鍋を高火力で加熱し、鍋底表面温度の最高点が約360℃(てんぷら油の発火温度)に達した時点での温度分布を、コイル中心からの距離10mmピッチで測定したものである。図7から分かるように、鍋底の最低温度は中心付近の約30℃であり、鍋底の最高温度はコイル中心からの距離50〜70mm付近の約350〜360℃である。つまり、最低温度と最高温度の温度差は約330度である。これは、一体化コイル601がドーナッツ形状をしており、誘導加熱の原理上、加熱コイル上の鍋の部分が最も渦電流が大きく、温度上昇が大きいが、加熱コイルがない中心部では、渦電流が小さいため、温度上昇が小さいためである。そして、コイル中心から約15mmの位置に設けられた従来の赤外線センサモジュールの検出エリア602では、約60℃という鍋底温度しか観測することができなかった。すなわち、最高温度と観測温度の温度差は約270℃にも達していた。
本実施例の誘導加熱調理器では、鍋底温度が最高になるコイル中心からの距離50〜70mm位置での鍋底温度を測定するため、図2に示すように、加熱コイルを内周側コイル201と外周側コイル202に分割し、コイル中心から50mmの距離に赤外線センサモジュールの検出エリア204を設けた。検出エリア204をコイル中心から50mmの距離に設けたのは、鍋底温度が最高になるコイル中心からの距離50〜70mm位置に含まれる位置であると同時に、図8に示すように、使用頻度の高い鍋のうち最も直径の小さい直径120mmの小径鍋を加熱するときであっても、鍋底が完全に赤外線センサモジュールの検出エリア204の上を覆うことができ、鍋底の温度を測定できる位置だからである。
図10は、加熱コイル200を用いて、底の厚みが比較的薄いステンレス製鍋を高火力で加熱し、鍋底表面温度の最高点が約360℃(てんぷら油の発火温度)に達した時点での温度分布を、コイル中心からの距離10mmピッチで測定したものである。図10から分かるように、鍋底の最低温度は中心付近の約50℃であり、鍋底の最高温度はコイル中心からの距離70mm付近の約360℃である。検出エリア204が設けられた、コイル中心から約50mmの位置で観測される鍋底温度は約320℃である。すなわち、本実施例の構成を用いれば、最高温度と観測温度の温度差をわずか約40℃にでき、観測温度に基づく火力制御も好適に行うことができる。
なお、図2に示す内周側コイル20と外周側コイル202の間隔Gが広いと、検出エリア204上の鍋底温度が低下するため、間隔Gは狭いほどよいが、間隔Gを狭くしすぎると検出エリアも狭くなり、鍋底から放射される赤外線を十分補足することができない。従って、間隔Gをある程度大きく10〜20mm程度に設定するのが望ましく、本実施例では間隔Gを15mmと定めた。
また、図3に示すように、検出エリア204の隣のフェライトコア301の隣にサーミスタ205を設置し、サーミスタ205〜207で略正三角形を形成するようにサーミスタ206,207を配置し、この略正三角形の中心にサーミスタ208を配置した。これにより、図9に示すように、直径120mmの鍋底がコイル加熱範囲である直径200mmの円の範囲で移動しても、必ず鍋底の下に複数のサーミスタがあるので、鍋底の温度検知は可能となる。なお、鍋底の下に赤外線センサモジュールの検出エリア204上が無い場合は、高火力入力は行わず、比較的ゆっくりした加熱制御を行う。
また、図11に示すように、ユーザーがフライパン等を使って調理する場合、フライパン111を傾ける場合があるが、この場合、フライパン111の手前側(操作部側)を持ち上げる動作がほとんどである。本実施例では、赤外線センサモジュールの検出エリア204がコイル中心より操作部側の反対側にあるため、トッププレートとフライパン111の距離Hが短くなるので、多少の持ち上げ時でも正確に鍋底温度を測定できる。
本実施例では、熱型赤外線検出素子としてサーモパイルを例に説明したが、その他の熱型赤外線検出素子(たとえば、焦電素子,ゴーレイセル,ボロメータ等)を用いても同様な効果を得ることができる。また、量子型赤外線検出素子(たとえば、フォトダイオード,フォトトランジスタ,CdSセル,光電管等)を用いても同様な効果を得ることができる。
以上述べたように、本実施例の誘導加熱調理器によれば、トッププレート上の鍋の最高温度付近をすばやく検出できるので、鍋の温度を安全に制御できる。
次に、本発明の実施例2を説明する。実施例2の構成のうち、実施例1と同等の構成については説明を省略する。
実施例2の誘導加熱調理器は、複数の赤外線センサモジュールの検出エリアを設けることで、鍋底の温度を複数地点で観測できるようにしたものである。図12は加熱領域106の下方にある加熱コイル200近傍の上面図である。図12に示すように、本実施例の誘導加熱調理器は、赤外線センサモジュールの検出エリア121と検出エリア122を備えており、検出エリア121および検出エリア122上の鍋底温度を観測することができる。
ここで、赤外線センサモジュール407を検出エリア121,122の真下に2箇所設けると、図4に示す冷却風路の障害となり、コイル200の冷却が困難になるので、本実施例では、図13の断面図に示すように、赤外線センサモジュール407として、2箇所の検出エリア121,122の赤外線を検出できるものを用いる。すなわち、トッププレート104の検出エリア121を透過した赤外線は、遮光筒5081を介し、反射鏡131,132を経由して、赤外線センサモジュール407に至り、トッププレート104の検出エリア122を透過した赤外線は、遮光筒5082を介し、反射鏡134,133を経由して、赤外線センサモジュール407に至る。このように、構成することで、冷却風路の障害となることを避けつつ、検出エリア121および検出エリア122上の鍋底温度を観測することを実現した。
また、赤外線センサモジュールの検出エリア121,122の2箇所から赤外線を検出可能にすれば、図9で示したように、直径120mmの鍋底がコイル加熱範囲である直径200mmの円の範囲で操作部側に移動した場合であっても、赤外線センサモジュールで鍋底の温度を検出できる。すなわち、鍋底の下に赤外線センサモジュールの検出エリア204上が無い状況を避けることができるので、高火力入力を続行するのが容易になる。
次に、図15,図16を用いて、本実施例の赤外線センサモジュール407の詳細を説明する。
図15は、本実施例における赤外線センサモジュール407の第1の形態である。図15に示すように、赤外線センサモジュール407内には、2つのサーモパイル5041,5042が備えられている。右側のサーモパイル5041には、領域121からの赤外線が届き、内部の熱電対151によって赤外線量に応じた電圧値を出力する。また、左側のサーモパイル5042には、領域122からの赤外線が届き、内部の熱電対152によって赤外線量に応じた電圧値を出力する。
このように、二つの熱電対を備えた赤外線センサモジュールを用いることで、赤外線センサモジュールが冷却風路の障害となることを防止しつつ、赤外線センサモジュールとの配線を単純化し、二つの領域に対応する鍋底温度を測定することができる。
図16は、本実施例における赤外線センサモジュール407の第2の形態である。図16に示すように、赤外線センサモジュール407内には、サーモパイル5043が備えられている。このサーモパイル5043は、領域121からの赤外線が届いた赤外線量に応じた電圧値を出力する熱電対161と、領域122からの赤外線が届いた赤外線量に応じた電圧値を出力する熱電対162を備えている。
このように、二つの熱電対を備えた赤外線センサモジュールを用いることで、赤外線センサモジュールが冷却風路の障害となることを防止しつつ、赤外線センサモジュールとの配線を単純化し、二つの領域に対応する鍋底温度を測定することができる。
次に、本発明の実施例3を説明する。実施例3の構成のうち、実施例2と同等の構成については説明を省略する。
図14は、実施例3の誘導加熱調理器の断面図である。図14に示すように、トッププレート104の下には、プリズム141,142が設けられている。トッププレート104の検出エリア121を透過した赤外線は、プリズム141を介し、赤外線センサモジュール407に至る。同様に、トッププレート104の検出エリア122を透過した赤外線は、プリズム142を介し、赤外線センサモジュール407に至る。実施例3の構成は実施例2の構成よりも光路を構成する部品が少なくなるため、実施例2の構成で得られる効果に加えて、製造が容易になるという利点がある。
なお、実施例3の誘導加熱調理器においても、図15,図16で示した赤外線センサモジュールの何れを用いても良い。
104 トッププレート
201 内周側コイル
202 外周側コイル
203 コイルベース
301〜312 フェライトコア
407 赤外線センサモジュール
501 鍋

Claims (5)

  1. 赤外線領域において透過性を有するトッププレートと、
    その下方に設置された加熱コイルと、
    該加熱コイルを冷却する冷却ファンと、
    該冷却ファンを駆動するモーターと、
    を備えた誘導加熱調理器において、
    前記加熱コイルは、隣り合って巻回される巻線のうち、巻線と巻線の間隔を広げることにより形成される内周側コイルと外周側コイルから構成され、
    前記内周側コイルと外周側コイルとの間の下方、かつ、前記冷却ファンから前記加熱コイルに至る冷却風路中に、熱伝導率の低い樹脂製で気密構造の防風ケースに内蔵したサーモパイルを設け、該サーモパイルの周囲温度の急激な変化を防止するとともに、該サーモパイルの前記加熱コイル中心からの距離を45mm以上55mm以下とすることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 請求項1記載の誘導加熱調理器において、
    前記内周側コイルと外周側コイルとの間隔を20mm以下とし、前記間隔の間の下方に、前記サーモパイルを設けることを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 請求項1記載の誘導加熱調理器において、
    前記加熱コイルの出力を前記サーモパイルの出力に応じて制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
  4. 請求項1〜3何れか一項に記載の誘導加熱調理器において、
    更に、本体の前方に設けられ、電源の入り切りや加熱の設定を行なう操作部を設けており、
    前記サーモパイルは、前記加熱コイルの中心より前記操作部の反対側にあることを特徴とする誘導加熱調理器。
  5. 被加熱物を載置するトッププレートと、
    内周側加熱コイルと外周側加熱コイルの間に、同心円状の間隙を有した加熱コイルと、
    前記同心円状の間隙に設けられ、前記トッププレートに載置された被加熱物が放射する赤外線を下方に導く遮光筒と、
    該遮光筒を介した赤外線量に応じた電圧値を出力する赤外線センサモジュールと、
    該赤外線センサモジュールからの出力電圧値に基づいて前記被加熱物の温度を算出する温度算出回路と、
    該加熱コイルを冷却する冷却ファンと、
    該冷却ファンを駆動するモーターと、
    を設け、
    前記赤外線センサモジュールは、熱伝導性の低い樹脂で構成された気密構造の防風ケースと、該防風ケースに内蔵されたサーモパイルで構成されることで該サーモパイルの周囲温度の急激な変化を防止するとともに、前記冷却ファンから前記加熱コイルに至る冷却風路中に配置されており、
    前記内周側コイルの外周はコイル中心からの距離約45mmに設けられており、
    前記外周側コイルの内周はコイル中心からの距離約55mmに設けられており、
    前記遮光筒はコイル中心からの距離45〜55mmに設けられていることを特徴とする誘導加熱調理器。
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