JP3756834B2 - 回転ドラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転ドラムに係り、特に、印刷版を外周面に巻き付けて保持する回転ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷版露光装置等の画像記録装置は、シート状の印刷機用印刷版(PS版)を外周面に巻き付けて保持するための回転ドラムを備えている。この回転ドラムはアルミ等によって形成される円筒形の版胴を有し、さらに、版胴の外周面に印刷版の先端部分を保持するための先端チャックを有している。
【0003】
ここで、印刷版が回転ドラム(版胴)に巻き付けられる際には、印刷版は搬送ガイドユニット等の印刷版供給装置によって版胴の接線方向に向けて供給され、しかる後に先端部分が先端チャックにより版胴の外周面に保持される。
【0004】
このとき、印刷版の先端部分の裏面側と、版胴の外周面であって先端チャックよりも印刷版供給方向上流側直前部分とに相対的な擦れが生ずる。また、印刷版が版胴から取り外されるときにも同様の擦れが生ずる。このような印刷版と回転ドラムの版胴との相対的な擦れは、版胴の外周面の損傷の原因となる。
【0005】
そこで、従来は版胴の外周面に、例えば硬質陽極酸化被膜(硬質アルマイト)等の表面硬質化処理を施すことにより、版胴の外周面の損傷を防止していた。
【0006】
しかしながら、版胴の外周面の全部に表面硬質化処理を施すためには、版胴の大きさに対応した処理槽等が必要となり、回転ドラムの製造コスト高の原因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮して、印刷版と版胴の外周面との相対的な擦れが生じても版胴の外周面に損傷が生じ難く、かつ、低コストで製造することができる回転ドラムを得ることが目的である。
【0008】
【発明を解決するための手段】
請求項1に係る発明の回転ドラムは、円筒形に形成され、外周面に印刷版が巻き付けられる版胴と、前記版胴の外周面に設けられ、前記印刷版の巻き付け時に供給された前記印刷版の先端部分を保持する保持機構と、前記版胴の外周面であって前記保持機構よりも前記印刷版供給方向上流側直前部分に設けられ、前記版胴の外周面と前記印刷版との相対的な擦れによる前記版胴の損傷を防止する損傷防止手段と、を備え、前記損傷防止手段は、前記保持機構が設けられることによって生ずる重量の増減を相殺する重量で形成される、
ことを特徴としている。
【0009】
請求項1記載の回転ドラムでは、印刷版は搬送装置等により版胴の接線方向に向けて供給され、しかる後に先端部分が保持機構により保持されて版胴の外周面に巻き付けられる。
【0010】
このとき、印刷版の先端部分の裏面側と、版胴の外周面であって保持機構よりも印刷版供給方向上流側直前部分とに相対的な擦れが生ずる。
【0011】
ここで、版胴の当該擦れが生ずる部分には損傷防止手段が設けられており、版胴と印刷版との相対的な擦れが生じても版胴の外周面に損傷が生じ難い。
【0012】
しかも、損傷防止手段は、版胴の外周面であって保持機構よりも印刷版供給方向上流側直前部分に設けられているだけである。したがって、回転ドラムの製造コストは版胴の外周面全体に硬質化処理を施す場合に比べ安価である。
【0013】
このように、請求項1記載の回転ドラムは、印刷版と版胴の外周面との相対的な擦れが生じても版胴の外周面に損傷が生じ難く、かつ、低コストで製造することができる。
また、従来の回転ドラムにおいては、版胴の外周面に保持機構が設けられることによって当該部位の重量が版胴の他の部位に比べ重く(若しくは軽く)なっており、高速回転時における動的不釣り合い(アンバランス)が生ずる。従来はこの動的不釣り合いを解消するため、回転ドラムの側面や版胴の保持機構とは反対側の内周面にバランス取りの重りを取り付けていた。
これに対し、請求項1記載の回転ドラムでは、損傷防止手段は、保持機構が設けられることによって生ずる重量の増減を相殺する重量で形成されており、しかも、保持機構と近接して設けられている。したがって、回転ドラムの高速回転時の動的不釣り合いが解消される。また、これにより、他の特別なバランス取りの重りを取り付ける必要がなくなり、コスト削減が可能となる。
【0014】
請求項2に係る発明の回転ドラムは、請求項1記載の回転ドラムにおいて、前記損傷防止手段は、当該部位の表面硬度を前記版胴外周面の他の部位よりも高くした高硬質部とされることを特徴としている。
【0015】
請求項2の回転ドラムでは、印刷版と版胴の外周面とに相対的な擦れが生ずる部分(版胴の外周面であって保持機構よりも印刷版供給方向上流側直前部分)の表面硬度が版胴外周面の他の部分に比べ高いので、印刷版と版胴の外周面とに相対的な擦れが生じても、版胴の外周面に損傷が生じ難い。
【0016】
しかも、高硬質部は版胴の外周面の一部の表面硬度が版胴の他の部位よりも高くされただけであり、版胴の全体を硬質化処理する場合に比べ、大型の処理槽等が不要となり、上記版胴の損傷防止機能を有する回転ドラムを安価に製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図4には本発明の実施の形態に係る回転ドラム10が適用される印刷版露光装置12の概略構成が側面図にて示されている。
【0021】
印刷版露光装置12は、回転ドラム10を中心に構成され、その周辺には搬送ガイドユニット14、パンチャー16、保持機構操作ユニット18及び記録ヘッド20が配置されている。
【0022】
搬送ガイドユニット14は、給版ガイド22及び排版ガイド24からなる。この搬送ガイドユニット14は図示しないローラを有し、印刷版26を所定の方向に搬送することができるようになっている。また、搬送ガイドユニット14は後端部(図4の右側)を中心として回動可能に設けられており、先端部を回転ドラム10又はパンチャー16に対応させることが可能となっている。パンチャー16は、給版ガイド22によって供給された印刷版26の先端部分に位置決め用の切り欠きを形成するようになっている。また、排版ガイド24は印刷版26を次工程の印刷装置等に搬送するようになっている。
【0023】
保持機構操作ユニット18は、先端チャック操作ユニット28、後端チャック着脱ユニット30からなる。先端チャック操作ユニット28及び後端チャック着脱ユニット30は、それぞれ回転ドラム10の外周面に向けて伸縮可能な伸縮ロッド34、36を備えている。また、後端チャック着脱ユニット30の伸縮ロッド36の先端には後端チャック32が設けられている。
【0024】
記録ヘッド20は、回転ドラム10(印刷版26)に向けて画像データに基づいて変調されたレーザビームを照射することによって、印刷版26の画像形成層(感光層、乳剤層)に画像を記録(露光)させる構成となっている。また、記録ヘッド20は回転ドラム10の軸38と平行に移動可能になっている。これにより、印刷版露光装置12は回転ドラム10を高速回転させながら(主走査)記録ヘッド20を同期して移動させる(副走査)、所謂走査露光を行う構成になっている。
【0025】
以下、回転ドラム10について詳細に説明する。
【0026】
図1及び図2には回転ドラム10の構成が斜視図にて示されている。さらに、図3には回転ドラム10の先端チャック46近傍の側面図が示されている。
【0027】
図1に示す如く、回転ドラム10は円筒形の版胴40を備えている。この版胴40はアルミで形成され、両開口端は一対の側蓋42により閉止されている。さらに、この側蓋42の略中央には、一対の軸38が版胴40の外側に向けて一体に設けられている。この軸38は印刷版露光装置12の図示しない軸受に回転可能に軸支されていると共に、図示しないベルトやプーリー等を介してモータ等により回転力が伝達される構成になっている。
【0028】
また、図3に示す如く、版胴40の外周面には、保持機構としての先端チャック46が設けられている。この先端チャック46は、版胴40の外周面を所定の寸法で幅方向に削除して形成される取付溝44に設けられている(本実施の形態では、合計10個の先端チャック46が設けられている)。また、この先端チャック46が設けられることにより、回転ドラム10の当該部位の重量は版胴40の他の部位の重量に比べ重くなっている。
【0029】
先端チャック46は、図3に示す如く一対の支持板48(一方は図示しない)、及び、保持板50を備えている。この支持板48はアルミで形成され、また、保持板50は樹脂で形成されている。保持板50は平行に配置される一対の支持板48の間に配置され、支持板48に設けられた軸受孔52に軸54を介して回転可能に支持されている。保持板50の後端部(図3の左側)は図示しないバネにより回転ドラム10から離間される方向へ弾性力が付与されており、先端部が回転ドラム10の外周面を押圧しており、これにより、印刷版26を版胴40との間で狭持することができるようになっている。また、この保持板50は、図4に示す状態において、先端チャック装着ユニット28の伸縮ロッド34が伸びて後端部が押圧されることにより軸54回りに回動され、先端部が回転ドラム10の外周面から離間する構成となっている。
【0030】
また、図2及び図3に示す如く、版胴40外周面には損傷防止手段としての高硬質部56が形成されている。この高硬質部56は、版胴40の外周面であって先端チャック46の印刷版26供給方向(図4の矢印A方向)上流側直前の部分が回転ドラム10の軸方向に削除加工されて形成される取付溝58、及び、取付溝58に着脱可能に取り付けられる高硬質部材60により構成されている。
【0031】
高硬質部材60は版胴40と同様にアルミで形成されており、表面に硬質陽極酸化被膜(硬質アルマイト)が形成されている。これにより、高硬質部材60の表面硬度は印刷版26の裏面側より高くなっておいる。また、高硬質部材60は取付溝58に対応する所定の寸法で板状に形成されており、版胴40に取り付けられる面は平面状に形成されると共に、反対側の面が版胴40に取り付けられたときに、版胴40の外周面の一部を構成するように版胴40の外周面に対応した円弧状に形成されている。
【0032】
また、高硬質部材60は、版胴40への取付面において図示しない肉抜き加工がなされており、版胴40の高硬質部材60を取り付けるために削除された部分(取付溝58が形成された部分)の重量に比べ、同一寸法で軽い重量で形成されている。この高硬質部材60の肉抜きされた分の重量は、前述の先端チャック46が設けられることにより増加した分の重量と略同一である。
【0033】
さらに、高硬質部材60は、上述の硬質陽極酸化被膜が形成される前に、先ず回転ドラム10の版胴40に取り付けられた状態で図示しない周方向への溝等を形成するための表面加工がされ、その後に版胴40から取り外され硬質陽極酸化被膜が形成され、さらに、この後再び版胴40に取り付けられて最終的な仕上げ加工(表面平滑化加工)がされる。このとき、高硬質部材60は硬質陽極酸化被膜が形成される前においては、版胴40の削除部分より若干小さめに形成されており、硬質陽極酸化被膜が形成されることにより、当該削除部分に対応する形状になっている。また、このとき硬質陽極酸化被膜は、前述の最終的な仕上げ加工が施される前の段階において、版胴40の外周面から僅かに突出する厚さに形成されていると共に、最終的な仕上げ加工によって、表面が版胴40の外周面と面一に形成される。これにより、耐摩耗性部材60は版胴40と一体をなして、段差のない滑らかな回転ドラム10の外周面を形成している。
【0034】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0035】
上記構成の印刷版露光装置12では、図示しない自動枚葉装置等により印刷版26が給版ガイド22に載置される。載置された印刷版26は、給版ガイド22によりパンチャー16に搬送され、位置決め用の切欠が形成された後、再び給版ガイド22に載置される。
【0036】
また、このとき先端チャック装着ユニット28の伸縮ロッド34が伸びて先端チャック46の後端部分を押圧する。これにより、先端チャック46の保持板50の先端部分が版胴40から離間し、印刷版26を保持板50と版胴40との間に挿入可能になる。
【0037】
しかる後に、印刷版26は給版ガイド22によって回転ドラム10の接線方向(図4の矢印A方向)から回転ドラム10の版胴40に向けて供給され、先端部が先端チャック46により回転ドラム10に狭持される。
【0038】
また、回転ドラム10は印刷版26の先端部分を狭持すると、図4における反時計回りに軸38回りに回転すると共に、印刷版26の後端部分が後端チャック32に対向する位置で停止する。回転ドラム10が停止すると、後端チャック着脱ユニット30の伸縮ロッド36が伸びて後端チャック32が回転ドラム10の版胴40の外周面に取り付けられる。これにより、印刷版26は回転ドラム10の版胴40の外周面に巻き付けられると共に、先端チャック46及び後端チャック32により保持されて固定される。
【0039】
回転ドラム10は、版胴40に印刷版26が固定されると、当該印刷版26に画像を記録(露光)するために高速回転される。回転ドラム10が高速回転されると、記録ヘッド20は回転ドラム10(印刷版26)に向けて画像データに基づいて変調されたレーザビームを照射させながら回転ドラム10の軸線方向に平行に移動される。
【0040】
このように、レーザビームを照射する記録ヘッド20が、高速回転される印刷版26に対して(主走査)、当該回転軸に平行な方向に移動される(副走査)ことにより、印刷版26の画像形成層に画像が記録(走査露光)される。
【0041】
また、露光処理が終了すると回転ドラム10は、後端チャック32と後端チャック着脱ユニット30とが対向する位置で回転が停止される。回転ドラム10が停止すると、後端チャック着脱ユニット30の伸縮ロッド36が伸びて後端チャック32が版胴40から取り外される。この後、回転ドラム10は図4における時計回りに回転する。このとき、回転ドラム10の接線方向には排版ガイド24が回動して位置されており、印刷版26は後端側から排版ガイド24に送り込まれる。また、回転ドラム10は、先端チャック46が先端チャック操作ユニット28に対向する位置で回転が停止され、この後、先端チャック装着ユニット28の伸縮ロッド34が伸びて、先端チャック46の保持板50の後端を押圧する。これにより、保持板50の先端が版胴40から離間し、印刷版26が版胴40から取り外し可能となる。この後、排版ガイド24の図示しないローラは、印刷版26を次工程の印刷装置等へ送り込むように駆動され、これにより、印刷版26が回転ドラム10から取り外される。
【0042】
ここで、印刷版26の先端部分が先端チャック46の保持板50と回転ドラム10の版胴40との間に挿入される際は、版胴40の外周面であって先端チャック46の印刷版26供給方向上流側直前の部分に案内されて版胴40の外周面と先端チャック46の保持板50との間に挿入される。したがって、印刷版26の裏面側と版胴40の当該部分とに相対的な擦れが生じる。
【0043】
このとき、版胴40の当該部分には高硬質部材60が設けられている。この高硬質部材60の表面硬度は印刷版26の裏面側より高いので、上記の如く印刷版26と擦れても損傷が生じ難い。
【0044】
また、印刷版26が回転ドラム10から取り外される際にも、印刷版26と高硬質部材60とが擦れるが、高硬質部材60の表面硬度が印刷版26の裏面側より高いので損傷が生じ難い。
【0045】
このように、回転ドラム10は、印刷版26と版胴40の外周面とが相対的に擦れる場合においても版胴40の外周面に損傷が生じ難い。
【0046】
しかも、高硬質部材60は、回転ドラム10の外周面であって先端チャック46の印刷版26供給方向上流側直前の部分に設けられているだけであり、版胴40全体に硬質陽極酸化被膜を形成する場合に比べ低コストで製造することができる。
【0047】
また、高硬質部材60は、版胴40と同一の材料で形成されると共に、先端チャック46取り付けにより増加した重量と略同一の重量分だけ、同一寸法で軽く形成されている。これにより、先端チャック46によって生ずる回転ドラム10の重量の増加が相殺される。また、高硬質部材60と先端チャック46とは、回転ドラム10の外周面の近接した位置に配置されている。したがって、回転ドラム10が高速回転される際において、動的不釣り合いが解消される。
【0048】
さらに、高硬質部材60は、版胴40と一体をなして段差のない滑らかな外周面を形成しており、印刷版26に画像が露光される際にも高硬質部材60の取り付けの影響(例えば、版胴40と高硬質部材60との継目において画像に歪みが生ずるようなこと)がない。
【0049】
なお、本実施の形態においては高硬質部材60は版胴40と同一のアルミにより形成されているが、高硬質部材60の素材はこれに限らず印刷版26に対して耐磨耗性を発揮できるものであれば、例えばステンレスやPPS−GF40%等の材料で形成してもよい。これらの材料を用いる場合であっても、先端チャック46を取り付けることによって生ずる動的不釣合いを相殺する重量で形成することにより本実施の形態の高硬質部材60の如く回転ドラム10全体の重量を均一化して高速回転時の動的不釣合いを解消することが可能である。
【0050】
また、本実施の形態においては、回転ドラム10に先端チャック46が取り付けられることにより当該部分の重量が増加し、これによる回転ドラム10の高速回転時の動的不釣り合いを解消するために高硬質部材60を肉抜きして軽く形成する構成としたが、回転ドラム10に先端チャック46が取り付けられることにより当該部分の重量が減少した場合であっても、高硬質部材60の重量を重く形成することで回転ドラム10の動的不釣り合いを解消することが可能である。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に記載の回転ドラムでは、印刷版と版胴の外周面との相対的な擦れが生じても版胴の外周面に損傷が生じ難く、かつ、低コストで製造することができる。
また、高速回転時の動的不釣り合いが解消される。したがって、他の特別なバランス取りの重り等を設ける必要がなく、コスト削減が可能となる。
【0052】
請求項2に記載の回転ドラムでは、印刷版と版胴の外周面とに相対的な擦れが生じても版胴の外周面に損傷が生じ難く、かつ、上記効果を版胴の一部の表面硬度を高くするだけで達成することができるので、版胴の全体に硬質化処理を施す場合に比べ、回転ドラムを安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る回転ドラムを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る回転ドラムを示し、高硬質部材が取り外された状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る回転ドラムの先端チャック及び高硬質部近傍の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る回転ドラムが適用される印刷版露光装置の構成の概略を示す側面図である。
【符号の説明】
10 回転ドラム
40 版胴
46 先端チャック(版保持機構)
56 高硬質部(損傷防止手段)
Claims (2)
- 円筒形に形成され、外周面に印刷版が巻き付けられる版胴と、
前記版胴の外周面に設けられ、前記印刷版の巻き付け時に供給された前記印刷版の先端部分を保持する保持機構と、
前記版胴の外周面であって前記保持機構よりも前記印刷版供給方向上流側直前部分に設けられ、前記版胴の外周面と前記印刷版との相対的な擦れによる前記版胴の損傷を防止する損傷防止手段と、
を備え、
前記損傷防止手段は、前記保持機構が設けられることによって生ずる重量の増減を相殺する重量で形成される、
ことを特徴とする回転ドラム。 - 前記損傷防止手段は、当該部位の表面硬度を前記版胴外周面の他の部位よりも高くした高硬質部とされる、
ことを特徴とする請求項1記載の回転ドラム。
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