JP3756684B2 - グリーンシートの積層装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セラミックグリーンシートを所定の大きさに打ち抜き、積層して、セラミック多層配線基板を製造するためのグリーンシートの積層装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
セラミック多層配線基板は、配線パターンを印刷したグリーンシートを積層体に対応する大きさに打ち抜いた後、これを加圧積層することにより製造している。この製造方法に用いるグリーンシートの積層装置としては、例えば、特開平9−19914号公報に記載されているように、金型にてグリーンシートのガイド穴及び外周部を同時切断した後、このグリーンシートを順次積層するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のグリーンシートの積層装置においては、グリーンシートを打抜く際に、グリーンシート上にスクリーン印刷等によってペースト印刷された金属導体からなる配線パターン印刷部が、金型と接触することにより、金属導体ペーストを構成する金属粒子の一部がグリーンシート側から剥がれて金型側に付着すると場合があった。また、導体ペーストがグリーンシートから剥がれた場合、グリーンシートが構成する層内で断線不良になるという問題があった。また、金型に付着した導体ペーストが、次に打抜かれるグリーンシートの配線パターン印刷部に転写されることによって、ショート不良を発生するという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、グリーンシートの外形打抜き及び積層時の導体の欠落及び転写を防止し、断線不良及びショート不良のないグリーンシートの積層体を形成することのできるグリーンシート積層装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、配線パターンを印刷されたグリーンシートを上型と下型により切断した後、切断されたグリーンシートを順次積層するグリーンシートの積層装置において、上記上型及び下型は、上記グリーンシートに印刷された配線パターンに対応する位置に設けられた座ぐり部を備え、
上記下型は、上記座ぐり部にエアーを供給して、上記下型上に載置されたグリーンシートの中央部を持ち上げるたるみ補正手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、グリーンシートの上面や下面に形成された配線パターン部が、上型や下型に接触しないため、グリーンシートの切断時や積層時にも、配線パターン部が剥がれることがなくなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を用いて、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の構成について説明する。
最初に、図1を用いて、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の全体構成を示す正面図である。
【0007】
本実施形態によるグリーンシートの積層装置は、積層金型部20と、積層治具テーブル21と備えている。
積層治具テーブル21は、複数のガイドピン2が設置された積層治具1を所定の位置に位置決めするとともに、積層治具1を積層金型部20へ出し入れするものであり、出し入れ機構と、上下微調機構を備えている。出し入れ機構は、積層治具1を矢印X方向に移動して、積層治具1を積層金型部20へ出し入れする。上下微調機構は、積層治具1を矢印Z方向に移動して、積層治具1を積層金型部20内で上下動する。
積層金型部20は、配線パターン部の形成されたグリーンシートの外周部分を所定の大きさの切断した後、切断したグリーンシートを、積層治具テーブル21の積層治具1に順次積層するものである。
積層金型部20は、上型昇降シリンダ8と、下型昇降シリンダ10と、ガイドポスト11と、ストリッパープレート昇降シリンダ16とを備えている。上型昇降シリンダ8は、上型ベース7を昇降させる。下型昇降シリンダ10は、下型ベース9を昇降させる。上型ベース7及び下型ベース9は、ガイドポスト11によって案内される。
【0008】
また、積層金型部20は、ストリッパープレート昇降シリンダ16によって昇降されるストリッパープレート15を備えている。ストリッパープレート15には、ポンチ12と、外形切断上刃13が設けられている。外形切断上刃13と、下型ベース9に取り付けられた外形切断下刃14とによって打ち抜かれたグリーンシート4は、ストリッパープレート15によって、積層治具1に移載積層される。ポンチ12は、グリーンシート4の外周部に固定保持するためのガイド穴を打ち抜く。なお、ストリッパープレート15と、ポンチ12と、外形切断上刃13と、上型ベース7とによって上型を構成している。また、外形切断下刃14と、下型ベース9とによって下型を構成している。
【0009】
次に、図2を用いて、本実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いる積層金型部20の要部の詳細構成について説明する。
積層上型は、主として、上型全体の昇降動作を案内するガイドポスト11と、このガイドポスト11によって案内される上型ベース7と、ポンチ12と、ポンチ12を固定するポンチ固定板17と、ポンチ固定版17の外周側面を基準面として位置決め固定される外形切断上刃13と、外形切断上刃13の内周に位置し上下機構を有するストリッパープレート15とから構成されている。
【0010】
また、ストリッパープレート15には、ストリッパープレート15を吊り下げ固定するストリッパープレート保持板18と、上下駆動させるためのストリッパープレート昇降シリンダ16と、上下方向を案内する案内ポスト19とが設けられている。なお、ストリッパープレート15の構成については、図3を用いて後述する。また、ストリッパープレート保持板18の構成については、図4を用いて後述する。
【0011】
また、ストリッパープレート15の下面の内周部は、グリーンシートの吸着時にパターン配線部に当たる部分が座ぐり構造となっており、座ぐり部15Aが形成されている。座ぐり部15Aの深さは、15mmとしているが、5mm以上あればよいものである。
【0012】
即ち、外形切断上刃13は、上型ベース7に固定されているのに対して、ストリッパープレート保持板18によって保持されているストリッパープレート15は、ストリッパープレート昇降シリンダ16によって、矢印Z方向に上下動可能な構成となっている。
【0013】
ここで、図3を用いて、本実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッパープレート15の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッパープレートの構成を示す下面図である。
【0014】
ストリッパープレート15の外周部には、グリーンシートを吸着するための複数の上型シート吸着穴22と、図2に示したポンチ12をガイドする複数のガイド穴12Aが設けられている。上型シート吸着穴22は、外周部の一辺に5個設けられている。また、ガイド穴12Aは、外周部の一辺に6個設けられている。
【0015】
さらに、ストリッパープレート15の内周部であって、座ぐり部15Aには、複数のストリッパープレート大気開放穴23が設けられている。ストリッパープレート大気開放穴23は、合計49個設けられている。
【0016】
また、ここで、図4を用いて、本実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッパープレート保持板18の構成について説明する。
図4は、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッパープレート保持板の構成を示す下面図である。
【0017】
ストリッパープレート保持板18の外周部には、図2に示したポンチ12をガイドする複数のガイド穴12Aが設けられている。ガイド穴12Aは、図3に示したストリッパープレート15のガイド穴12Aと同じ位置に設けられている。
【0018】
また、ストリッパープレート保持板18の外周部寄りには、図3に示したストリッパープレート15の上型シート吸着穴22を互いに連結する上型真空吸引溝24が設けられている。上型真空吸引溝24は、図示しない真空吸引機構に接続されており、上型シート吸着穴22を真空状態として、切断されたグリーンシートをストリッパープレート15に真空吸着して保持することができる。
【0019】
さらに、ストリッパープレート保持板18の内周部には、図3に示したストリッパープレート大気開放穴23を互いに連結するための大気開放溝25が設けられている。大気開放溝25と接続されたプレート保持板開放穴26は、上型上部から大気開放されるため、ストリッパープレート大気開放穴23を大気に開放することができる。
【0020】
図2に示した外形切断上刃13によって、グリーンシートの外周部が切断されると、切断されたグリーンシートは、上型シート吸着穴22によってストリーッパプレート15に吸着されるが、このとき、座ぐり部15Aは、ストリッパープレート大気開放穴23及び大気開放溝25により、大気開放されるため、座ぐり部15Aの真空度が上がって、グリーンシートのパターン配線部が持上げられることはないものである。
【0021】
次に、図2に戻り、積層下型は、主として、下型全体の昇降動作を案内するガイドポスト11と、このガイドポスト11に案内される下型ベース9と、外形切断下刃14とによって構成されている。
【0022】
外形切断下刃14の上面の内周部は、積層上型と同様に、座ぐり構造となっており、座ぐり部14Aが設けられている。座ぐり部14Aの下には、多孔質盤27によって密閉された下型中空部28が形成されている。下型中空部28は、下型エアー供給溝29を介して、図示しないエアー流量の調節が可能なエアー供給機構に接続されている。
【0023】
また、下型中空部28の側面には、エアー調整穴30が設けられている。外形切断下刃14の上面の外周部には下型シート吸着穴33が設けられている。下型シート吸着穴33は、下型真空吸引溝31によって連結され、さらに、図示しない真空吸引機構に接続されている。
【0024】
ここで、図5を用いて、本実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層下型に用いる外形切断下刃14の構成について説明する。
図5は、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層下型に用いる外形切断下刃の構成を示す平面図である。
【0025】
外形切断下刃14の外周部には、複数のポンチガイド穴32と、複数の下型シート吸着穴33が形成されている。ポンチガイド穴32は、外周部の一辺に6個設けられている。また、下型シート吸着穴33は、外周部の一辺に5個設けられている。下型シート吸着穴33は、下型真空吸引溝31を介して図示しない真空吸引機構に接続されており、グリーンシートの外周部分を吸着する。
【0026】
次に、図6を用いて、本実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いるグリーンシートの保持枠について説明する。
図6は、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いるグリーンシートの保持枠の構成を示す斜視図である。
【0027】
グリーンシートの保持枠3は、額縁状の枠である。保持枠3の上に、配線パターン部5の形成されたグリーンシート4の外周部が接着固定される。
【0028】
図中、一点鎖線で示す線は、グリーンシートの切断線6Aを示している。図2に示した外形切断上刃13が、この切断線6Aの位置において、グリーンシート4を切断する。また、図中、矩形の破線6Bと矩形の破線6Cによって挟まれた矩形領域6Dは、図3に示したストリッパープレート15の外周部及び図5に示した外形切断下刃14の外周部が当接する位置である。矩形領域6Dに当接するストリッパープレート15には、図3において説明したように、グリーンシートを吸着するための複数の上型シート吸着穴22と、ポンチ12をガイドする複数のガイド穴12Aが設けられているので、ポンチ12によってグリーンシート4にガイド穴が形成されるとともに、上型シート吸着穴22によってグリーンシート4が上型に吸着可能である。また、矩形領域6Dに当接する外形切断下刃14には、図5において説明したように、複数のポンチガイド穴32と、複数の下型シート吸着穴33が形成されているので、下型シート吸着穴33によってグリーンシート4が下型に吸着可能である。
【0029】
次に、図7を用いて、本実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いる位置補正テーブルの構成について説明する。
図7は、本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いる位置補正テーブルの構成を示す斜視図である。
【0030】
位置補正テーブルは、シート枠保持テーブル34と、変位計支持部35と、変位計36とを備えている。シート枠保持テーブル34は、図示しない吸着機構によって、破線で示すようにグリーンシートの保持枠3を載置して、グリーンシートを固定保持する。シート枠保持テーブル34は、図2に示した外形切断下刃14の外形サイズに応じて、中心部がくり抜かれた構造となっている。また、シート枠保持テーブル34は、図示しない3軸テーブルに保持され、X,Y,θ3軸方向に関してアライメント可能な構造となっている。
【0031】
変位計36は、シート枠保持テーブル34に固定保持されたグリーンシート4のたるみ量を検出する。変位計支持部35は、変位計36を保持するとともに、この変位計36をグリーンシート上から退避可能な移動機構を有している。
【0032】
位置補正テーブルは、シート枠保持テーブル34にグリーンシートを保持した状態で、図1に示した積層金型部20の内部に出し入れするための移動機構を備えている。位置補正テーブルは、図1に示した積層治具テーブル21による積層治具1の出し入れ方向とは別の方向,例えば、方向Hから出し入れ可能である。
【0033】
次に、図1〜図7を用いて、本実施形態のグリーンシート積層装置によるグリーンシートの切断,積層動作について説明する。
積層対象のグリーンシートは、図7に示したシート枠保持テーブル34上に、XYθ3軸方向にアライメントされた状態で保持され、図1の積層金型部20の上型と下型の間に移動される。
【0034】
次に、図1に示した下型昇降シリンダ10によって、外形切断下刃14の上面がグリーンシート4の下面に接触する位置まで、下型ベース9をガイドポスト11の案内で上昇させると同時に、図示しないエアー供給機構によって、所定の圧力及び流量の予備エアーが、図2に示した下型エアー供給溝29を介して外形切断下刃14の下型中空部分28に送り込まれる。その後、図示しない吸引機構によって、下型シート吸着穴33及び下型真空吸引溝31を介して、グリーンシート4の外周部が、外形切断下刃14に吸着保持される。
【0035】
次に、図7に示した変位計36によって、グリーンシート4上のたるみ量を測定し、たるみ量が規定範囲外ならば、たるみ量に応じてエアーの流量が制御されて、たるみ量が規定範囲内とする。送り込まれたエアーは、空気抵抗の大きいセラミック焼結体などの材料を用いた多孔質盤27を介することによって、平面方向にほぼ均一なバランスで、グリーンシート4の内周部分を持上げる。過剰なエアーは、エアー調整穴30を介して、外部に排出される。
【0036】
その後、変位計支持部35によって、変位計をグリーンシート4上から退避させた状態で、上型昇降シリンダ8によって、上型ベース7をガイドポスト11の案内で下降させる。この時、ストリッパープレート15は、ストリッパープレート昇降シリンダ16によって、下方に突出させた状態で保持させる。上型ベース7の下降端付近にくると、まず、ストリッパープレート15がグリーンシート4の上面に接触し、ストリッパープレート15の外周部下面及び外形切断下刃14の外周部上面とでグリーンシート4を挟み込む。
【0037】
その状態で、ストリッパープレート昇降シリンダ16にかかる圧力でグリーンシート4を押さえながら、さらに上型ベース7を下降させる。このとき、ストリッパープレート昇降シリンダ16にかかる圧力よりも上型ベース昇降シリンダ8の荷重が大きいため、ストリッパープレート15が押し上げられる。これによってポンチ12がストリッパープレート15の表面から突出し、グリーンシート4にガイド穴を穿孔する。
【0038】
さらに、上型ベース7を下降させると、外形切断上刃13が突出し、グリーンシート4の外形を切断し、上型ベース7は下降端に、ストリッパープレート15は上昇端に達する。
【0039】
その後、ストリッパープレート昇降シリンダ16により、ストリッパープレート15を上昇端の位置で保持したまま、上型ベース昇降シリンダ8により上型ベース7を上昇させ、同時に下型ベース昇降シリンダ10により下型ベース9を下降させ、上下型とも開放状態とする。この時、切断されたグリーンシート4は、ポンチ12がストリッパープレート15から突出した状態で、かつ、ストリッパープレート15の下面外周部に吸着された状態で保持される。
【0040】
次に、位置補正テーブルが初期位置に戻った後、積層治具テーブル21が開放された上型と下型の間に移動する。
次に、再び、上型ベース昇降シリンダ8により、上型ベース7を下降端まで下降させる。
【0041】
次に、図示しない上下微調機構によって積層治具テーブル21上の積層治具1を、積層治具1上に立設したガイドピン2の先端がストリッパープレート15から突出したポンチ12に接触する位置まで上昇させる。その後、ストリッパープレート昇降シリンダ16により、ストリッパープレート15を下降させ、ストリッパープレート15が下降端に達した時点で、真空吸引を開放することにより、グリーンシート4を積層治具1に移載する。
以上の動作を繰り返すことによって、積層体を得る。
【0042】
以上説明したように、本実施形態によれば、グリーンシートを金型によって所定サイズに打ち抜く際には、外形切削下刃14の中央部には座ぐり部14Aが形成されているので、グリーンシートは、外形切削下刃14にグリーンシートの外周部分のみを吸着保持された状態で打ち抜かれるため、グリーンシートの下面側に形成された配線パターン部が、外形切削下刃によって剥がれることがなくなるものである。
また、その後、積層治具1に移載される際には、ストリッパープレート15の中央部には座ぐり部15Aが形成されているので、グリーンシートは、グリーンシートの外周部のみをストリッパープレート15に吸着保持された状態で移載されるので、グリーンシートの上面側に形成された配線パターン部が、ストリッパープレートによって剥がれることがなくなるものである。
さらに、外形切削下刃14の中央部の座ぐり部14Aの上にグリーンシートが位置している状態で、グリーンシート上のたるみ量を測定し、たるみ量が規定範囲内となるように、多孔質盤27を介してエアーを供給するようにしているので、配線パターン部は、エアーバランスによってほぼ水平に近い状態に保たれ、打ち抜かれる。
また、さらに、ストリッパープレート15にグリーンシートが吸着された状態で、ストリッパープレート15の座ぐり部15Aは、ストリッパープレート大気開放穴23及び大気開放溝25により、大気開放されるため、座ぐり部15Aの真空度が上がって、グリーンシートのパターン配線部が持上げられることはないものである。
以上のようにして、グリーンシートは、積層される過程で、その配線パターン部を金型に接触させること無く、さらには、グリーンシート自体に変形の原因となるようなストレスを与えることが無い状態で、高精度に積層治具に移載されるので、積層工程途中での導体の欠落及び転写を防止し、断線不良及びショート不良の存在しない多層セラミック基板を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、グリーンシートの外形打抜き及び積層時の導体の欠落及び転写を防止し、断線不良及びショート不良のないグリーンシートの積層体を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いる積層金型部の要部の詳細構成を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッパープレートの構成を示す下面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッパープレート保持板の構成を示す下面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層下型に用いる外形切断下刃の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いるグリーンシートの保持枠の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置に用いる位置補正テーブルの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…積層治具
4…グリーンシート
5…配線パターン部
13…外形切断上刃
14…外形切断下刃
14A…座ぐり部
15…ストリッパープレート
15A…座ぐり部
20…積層金型部
21…積層治具テーブル
22…上型シート吸引穴
23…ストリッパープレート大気開放穴
27…多孔質盤
29…下型エアー供給溝
33…下型シート吸着穴

Claims (2)

  1. 配線パターンを印刷されたグリーンシートを上型と下型により切断した後、切断されたグリーンシートを順次積層するグリーンシートの積層装置において、
    上記上型及び下型は、上記グリーンシートに印刷された配線パターンに対応する位置に設けられた座ぐり部を備え、
    上記下型は、上記座ぐり部にエアーを供給して、上記下型上に載置されたグリーンシートの中央部を持ち上げるたるみ補正手段を備えたことを特徴とするグリーンシートの積層装置。
  2. 請求項1記載のグリーンシートの積層装置において、
    上記上型は、上記座ぐり部を大気に開放する大気開放手段を備えたことを特徴とするグリーンシートの積層装置。
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