JP2000183491A - グリーンシートの積層装置 - Google Patents

グリーンシートの積層装置

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JP2000183491A
JP2000183491A JP35480698A JP35480698A JP2000183491A JP 2000183491 A JP2000183491 A JP 2000183491A JP 35480698 A JP35480698 A JP 35480698A JP 35480698 A JP35480698 A JP 35480698A JP 2000183491 A JP2000183491 A JP 2000183491A
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博幸 渡部
Kenichi Okada
健一 岡田
Masahiro Takagi
正弘 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グリーンシートの外形打抜き及び積層時の導体
の欠落及び転写を防止し、断線不良及びショート不良の
ないグリーンシートの積層体を形成することのできるグ
リーンシート積層装置を提供することにある。 【解決手段】配線パターンを印刷されたグリーンシート
を切断する外形切断下刃14には、上記グリーンシート
に印刷された配線パターンに対応する位置に設けられた
座ぐり部14Aが形成されている。また、グリーンシー
トを保持する上型のストリッパープレート15には、上
記グリーンシートに印刷された配線パターンに対応する
位置に設けられた座ぐり部15Aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックグリー
ンシートを所定の大きさに打ち抜き、積層して、セラミ
ック多層配線基板を製造するためのグリーンシートの積
層装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック多層配線基板は、配線パター
ンを印刷したグリーンシートを積層体に対応する大きさ
に打ち抜いた後、これを加圧積層することにより製造し
ている。この製造方法に用いるグリーンシートの積層装
置としては、例えば、特開平9−19914号公報に記
載されているように、金型にてグリーンシートのガイド
穴及び外周部を同時切断した後、このグリーンシートを
順次積層するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
グリーンシートの積層装置においては、グリーンシート
を打抜く際に、グリーンシート上にスクリーン印刷等に
よってペースト印刷された金属導体からなる配線パター
ン印刷部が、金型と接触することにより、金属導体ペー
ストを構成する金属粒子の一部がグリーンシート側から
剥がれて金型側に付着すると場合があった。また、導体
ペーストがグリーンシートから剥がれた場合、グリーン
シートが構成する層内で断線不良になるという問題があ
った。また、金型に付着した導体ペーストが、次に打抜
かれるグリーンシートの配線パターン印刷部に転写され
ることによって、ショート不良を発生するという問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、グリーンシートの外形打
抜き及び積層時の導体の欠落及び転写を防止し、断線不
良及びショート不良のないグリーンシートの積層体を形
成することのできるグリーンシート積層装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、配線パターンを印刷されたグリーンシー
トを上型と下型により切断した後、切断されたグリーン
シートを順次積層するグリーンシートの積層装置におい
て、上記上型及び下型は、上記グリーンシートに印刷さ
れた配線パターンに対応する位置に設けられた座ぐり部
を備えるようにしたものである。かかる構成により、グ
リーンシートの上面や下面に形成された配線パターン部
が、上型や下型に接触しないため、グリーンシートの切
断時や積層時にも、配線パターン部が剥がれることがな
くなるものである。。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の構成
について説明する。最初に、図1を用いて、本発明の一
実施形態によるグリーンシートの積層装置の全体構成に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施形態によるグ
リーンシートの積層装置の全体構成を示す正面図であ
る。
【0007】本実施形態によるグリーンシートの積層装
置は、積層金型部20と、積層治具テーブル21と備え
ている。積層治具テーブル21は、複数のガイドピン2
が設置された積層治具1を所定の位置に位置決めすると
ともに、積層治具1を積層金型部20へ出し入れするも
のであり、出し入れ機構と、上下微調機構を備えてい
る。出し入れ機構は、積層治具1を矢印X方向に移動し
て、積層治具1を積層金型部20へ出し入れする。上下
微調機構は、積層治具1を矢印Z方向に移動して、積層
治具1を積層金型部20内で上下動する。積層金型部2
0は、配線パターン部の形成されたグリーンシートの外
周部分を所定の大きさの切断した後、切断したグリーン
シートを、積層治具テーブル21の積層治具1に順次積
層するものである。積層金型部20は、上型昇降シリン
ダ8と、下型昇降シリンダ10と、ガイドポスト11
と、ストリッパープレート昇降シリンダ16とを備えて
いる。上型昇降シリンダ8は、上型ベース7を昇降させ
る。下型昇降シリンダ10は、下型ベース9を昇降させ
る。上型ベース7及び下型ベース9は、ガイドポスト1
1によって案内される。
【0008】また、積層金型部20は、ストリッパープ
レート昇降シリンダ16によって昇降されるストリッパ
ープレート15を備えている。ストリッパープレート1
5には、ポンチ12と、外形切断上刃13が設けられて
いる。外形切断上刃13と、下型ベース9に取り付けら
れた外形切断下刃14とによって打ち抜かれたグリーン
シート4は、ストリッパープレート15によって、積層
治具1に移載積層される。ポンチ12は、グリーンシー
ト4の外周部に固定保持するためのガイド穴を打ち抜
く。なお、ストリッパープレート15と、ポンチ12
と、外形切断上刃13と、上型ベース7とによって上型
を構成している。また、外形切断下刃14と、下型ベー
ス9とによって下型を構成している。
【0009】次に、図2を用いて、本実施形態によるグ
リーンシートの積層装置に用いる積層金型部20の要部
の詳細構成について説明する。積層上型は、主として、
上型全体の昇降動作を案内するガイドポスト11と、こ
のガイドポスト11によって案内される上型ベース7
と、ポンチ12と、ポンチ12を固定するポンチ固定板
17と、ポンチ固定版17の外周側面を基準面として位
置決め固定される外形切断上刃13と、外形切断上刃1
3の内周に位置し上下機構を有するストリッパープレー
ト15とから構成されている。
【0010】また、ストリッパープレート15には、ス
トリッパープレート15を吊り下げ固定するストリッパ
ープレート保持板18と、上下駆動させるためのストリ
ッパープレート昇降シリンダ16と、上下方向を案内す
る案内ポスト19とが設けられている。なお、ストリッ
パープレート15の構成については、図3を用いて後述
する。また、ストリッパープレート保持板18の構成に
ついては、図4を用いて後述する。
【0011】また、ストリッパープレート15の下面の
内周部は、グリーンシートの吸着時にパターン配線部に
当たる部分が座ぐり構造となっており、座ぐり部15A
が形成されている。座ぐり部15Aの深さは、15mm
としているが、5mm以上あればよいものである。
【0012】即ち、外形切断上刃13は、上型ベース7
に固定されているのに対して、ストリッパープレート保
持板18によって保持されているストリッパープレート
15は、ストリッパープレート昇降シリンダ16によっ
て、矢印Z方向に上下動可能な構成となっている。
【0013】ここで、図3を用いて、本実施形態による
グリーンシートの積層装置の積層上型に用いるストリッ
パープレート15の構成について説明する。図3は、本
発明の一実施形態によるグリーンシートの積層装置の積
層上型に用いるストリッパープレートの構成を示す下面
図である。
【0014】ストリッパープレート15の外周部には、
グリーンシートを吸着するための複数の上型シート吸着
穴22と、図2に示したポンチ12をガイドする複数の
ガイド穴12Aが設けられている。上型シート吸着穴2
2は、外周部の一辺に5個設けられている。また、ガイ
ド穴12Aは、外周部の一辺に6個設けられている。
【0015】さらに、ストリッパープレート15の内周
部であって、座ぐり部15Aには、複数のストリッパー
プレート大気開放穴23が設けられている。ストリッパ
ープレート大気開放穴23は、合計49個設けられてい
る。
【0016】また、ここで、図4を用いて、本実施形態
によるグリーンシートの積層装置の積層上型に用いるス
トリッパープレート保持板18の構成について説明す
る。図4は、本発明の一実施形態によるグリーンシート
の積層装置の積層上型に用いるストリッパープレート保
持板の構成を示す下面図である。
【0017】ストリッパープレート保持板18の外周部
には、図2に示したポンチ12をガイドする複数のガイ
ド穴12Aが設けられている。ガイド穴12Aは、図3
に示したストリッパープレート15のガイド穴12Aと
同じ位置に設けられている。
【0018】また、ストリッパープレート保持板18の
外周部寄りには、図3に示したストリッパープレート1
5の上型シート吸着穴22を互いに連結する上型真空吸
引溝24が設けられている。上型真空吸引溝24は、図
示しない真空吸引機構に接続されており、上型シート吸
着穴22を真空状態として、切断されたグリーンシート
をストリッパープレート15に真空吸着して保持するこ
とができる。
【0019】さらに、ストリッパープレート保持板18
の内周部には、図3に示したストリッパープレート大気
開放穴23を互いに連結するための大気開放溝25が設
けられている。大気開放溝25と接続されたプレート保
持板開放穴26は、上型上部から大気開放されるため、
ストリッパープレート大気開放穴23を大気に開放する
ことができる。
【0020】図2に示した外形切断上刃13によって、
グリーンシートの外周部が切断されると、切断されたグ
リーンシートは、上型シート吸着穴22によってストリ
ーッパプレート15に吸着されるが、このとき、座ぐり
部15Aは、ストリッパープレート大気開放穴23及び
大気開放溝25により、大気開放されるため、座ぐり部
15Aの真空度が上がって、グリーンシートのパターン
配線部が持上げられることはないものである。
【0021】次に、図2に戻り、積層下型は、主とし
て、下型全体の昇降動作を案内するガイドポスト11
と、このガイドポスト11に案内される下型ベース9
と、外形切断下刃14とによって構成されている。
【0022】外形切断下刃14の上面の内周部は、積層
上型と同様に、座ぐり構造となっており、座ぐり部14
Aが設けられている。座ぐり部14Aの下には、多孔質
盤27によって密閉された下型中空部28が形成されて
いる。下型中空部28は、下型エアー供給溝29を介し
て、図示しないエアー流量の調節が可能なエアー供給機
構に接続されている。
【0023】また、下型中空部28の側面には、エアー
調整穴30が設けられている。外形切断下刃14の上面
の外周部には下型シート吸着穴33が設けられている。
下型シート吸着穴33は、下型真空吸引溝31によって
連結され、さらに、図示しない真空吸引機構に接続され
ている。
【0024】ここで、図5を用いて、本実施形態による
グリーンシートの積層装置の積層下型に用いる外形切断
下刃14の構成について説明する。図5は、本発明の一
実施形態によるグリーンシートの積層装置の積層下型に
用いる外形切断下刃の構成を示す平面図である。
【0025】外形切断下刃14の外周部には、複数のポ
ンチガイド穴32と、複数の下型シート吸着穴33が形
成されている。ポンチガイド穴32は、外周部の一辺に
6個設けられている。また、下型シート吸着穴33は、
外周部の一辺に5個設けられている。下型シート吸着穴
33は、下型真空吸引溝31を介して図示しない真空吸
引機構に接続されており、グリーンシートの外周部分を
吸着する。
【0026】次に、図6を用いて、本実施形態によるグ
リーンシートの積層装置に用いるグリーンシートの保持
枠について説明する。図6は、本発明の一実施形態によ
るグリーンシートの積層装置に用いるグリーンシートの
保持枠の構成を示す斜視図である。
【0027】グリーンシートの保持枠3は、額縁状の枠
である。保持枠3の上に、配線パターン部5の形成され
たグリーンシート4の外周部が接着固定される。
【0028】図中、一点鎖線で示す線は、グリーンシー
トの切断線6Aを示している。図2に示した外形切断上
刃13が、この切断線6Aの位置において、グリーンシ
ート4を切断する。また、図中、矩形の破線6Bと矩形
の破線6Cによって挟まれた矩形領域6Dは、図3に示
したストリッパープレート15の外周部及び図5に示し
た外形切断下刃14の外周部が当接する位置である。矩
形領域6Dに当接するストリッパープレート15には、
図3において説明したように、グリーンシートを吸着す
るための複数の上型シート吸着穴22と、ポンチ12を
ガイドする複数のガイド穴12Aが設けられているの
で、ポンチ12によってグリーンシート4にガイド穴が
形成されるとともに、上型シート吸着穴22によってグ
リーンシート4が上型に吸着可能である。また、矩形領
域6Dに当接する外形切断下刃14には、図5において
説明したように、複数のポンチガイド穴32と、複数の
下型シート吸着穴33が形成されているので、下型シー
ト吸着穴33によってグリーンシート4が下型に吸着可
能である。
【0029】次に、図7を用いて、本実施形態によるグ
リーンシートの積層装置に用いる位置補正テーブルの構
成について説明する。図7は、本発明の一実施形態によ
るグリーンシートの積層装置に用いる位置補正テーブル
の構成を示す斜視図である。
【0030】位置補正テーブルは、シート枠保持テーブ
ル34と、変位計支持部35と、変位計36とを備えて
いる。シート枠保持テーブル34は、図示しない吸着機
構によって、破線で示すようにグリーンシートの保持枠
3を載置して、グリーンシートを固定保持する。シート
枠保持テーブル34は、図2に示した外形切断下刃14
の外形サイズに応じて、中心部がくり抜かれた構造とな
っている。また、シート枠保持テーブル34は、図示し
ない3軸テーブルに保持され、X,Y,θ3軸方向に関
してアライメント可能な構造となっている。
【0031】変位計36は、シート枠保持テーブル34
に固定保持されたグリーンシート4のたるみ量を検出す
る。変位計支持部35は、変位計36を保持するととも
に、この変位計36をグリーンシート上から退避可能な
移動機構を有している。
【0032】位置補正テーブルは、シート枠保持テーブ
ル34にグリーンシートを保持した状態で、図1に示し
た積層金型部20の内部に出し入れするための移動機構
を備えている。位置補正テーブルは、図1に示した積層
治具テーブル21による積層治具1の出し入れ方向とは
別の方向,例えば、方向Hから出し入れ可能である。
【0033】次に、図1〜図7を用いて、本実施形態の
グリーンシート積層装置によるグリーンシートの切断,
積層動作について説明する。積層対象のグリーンシート
は、図7に示したシート枠保持テーブル34上に、XY
θ3軸方向にアライメントされた状態で保持され、図1
の積層金型部20の上型と下型の間に移動される。
【0034】次に、図1に示した下型昇降シリンダ10
によって、外形切断下刃14の上面がグリーンシート4
の下面に接触する位置まで、下型ベース9をガイドポス
ト11の案内で上昇させると同時に、図示しないエアー
供給機構によって、所定の圧力及び流量の予備エアー
が、図2に示した下型エアー供給溝29を介して外形切
断下刃14の下型中空部分28に送り込まれる。その
後、図示しない吸引機構によって、下型シート吸着穴3
3及び下型真空吸引溝31を介して、グリーンシート4
の外周部が、外形切断下刃14に吸着保持される。
【0035】次に、図7に示した変位計36によって、
グリーンシート4上のたるみ量を測定し、たるみ量が規
定範囲外ならば、たるみ量に応じてエアーの流量が制御
されて、たるみ量が規定範囲内とする。送り込まれたエ
アーは、空気抵抗の大きいセラミック焼結体などの材料
を用いた多孔質盤27を介することによって、平面方向
にほぼ均一なバランスで、グリーンシート4の内周部分
を持上げる。過剰なエアーは、エアー調整穴30を介し
て、外部に排出される。
【0036】その後、変位計支持部35によって、変位
計をグリーンシート4上から退避させた状態で、上型昇
降シリンダ8によって、上型ベース7をガイドポスト1
1の案内で下降させる。この時、ストリッパープレート
15は、ストリッパープレート昇降シリンダ16によっ
て、下方に突出させた状態で保持させる。上型ベース7
の下降端付近にくると、まず、ストリッパープレート1
5がグリーンシート4の上面に接触し、ストリッパープ
レート15の外周部下面及び外形切断下刃14の外周部
上面とでグリーンシート4を挟み込む。
【0037】その状態で、ストリッパープレート昇降シ
リンダ16にかかる圧力でグリーンシート4を押さえな
がら、さらに上型ベース7を下降させる。このとき、ス
トリッパープレート昇降シリンダ16にかかる圧力より
も上型ベース昇降シリンダ8の荷重が大きいため、スト
リッパープレート15が押し上げられる。これによって
ポンチ12がストリッパープレート15の表面から突出
し、グリーンシート4にガイド穴を穿孔する。
【0038】さらに、上型ベース7を下降させると、外
形切断上刃13が突出し、グリーンシート4の外形を切
断し、上型ベース7は下降端に、ストリッパープレート
15は上昇端に達する。
【0039】その後、ストリッパープレート昇降シリン
ダ16により、ストリッパープレート15を上昇端の位
置で保持したまま、上型ベース昇降シリンダ8により上
型ベース7を上昇させ、同時に下型ベース昇降シリンダ
10により下型ベース9を下降させ、上下型とも開放状
態とする。この時、切断されたグリーンシート4は、ポ
ンチ12がストリッパープレート15から突出した状態
で、かつ、ストリッパープレート15の下面外周部に吸
着された状態で保持される。
【0040】次に、位置補正テーブルが初期位置に戻っ
た後、積層治具テーブル21が開放された上型と下型の
間に移動する。次に、再び、上型ベース昇降シリンダ8
により、上型ベース7を下降端まで下降させる。
【0041】次に、図示しない上下微調機構によって積
層治具テーブル21上の積層治具1を、積層治具1上に
立設したガイドピン2の先端がストリッパープレート1
5から突出したポンチ12に接触する位置まで上昇させ
る。その後、ストリッパープレート昇降シリンダ16に
より、ストリッパープレート15を下降させ、ストリッ
パープレート15が下降端に達した時点で、真空吸引を
開放することにより、グリーンシート4を積層治具1に
移載する。以上の動作を繰り返すことによって、積層体
を得る。
【0042】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、グリーンシートを金型によって所定サイズに打ち抜
く際には、外形切削下刃14の中央部には座ぐり部14
Aが形成されているので、グリーンシートは、外形切削
下刃14にグリーンシートの外周部分のみを吸着保持さ
れた状態で打ち抜かれるため、グリーンシートの下面側
に形成された配線パターン部が、外形切削下刃によって
剥がれることがなくなるものである。また、その後、積
層治具1に移載される際には、ストリッパープレート1
5の中央部には座ぐり部15Aが形成されているので、
グリーンシートは、グリーンシートの外周部のみをスト
リッパープレート15に吸着保持された状態で移載され
るので、グリーンシートの上面側に形成された配線パタ
ーン部が、ストリッパープレートによって剥がれること
がなくなるものである。さらに、外形切削下刃14の中
央部の座ぐり部14Aの上にグリーンシートが位置して
いる状態で、グリーンシート上のたるみ量を測定し、た
るみ量が規定範囲内となるように、多孔質盤27を介し
てエアーを供給するようにしているので、配線パターン
部は、エアーバランスによってほぼ水平に近い状態に保
たれ、打ち抜かれる。また、さらに、ストリッパープレ
ート15にグリーンシートが吸着された状態で、ストリ
ッパープレート15の座ぐり部15Aは、ストリッパー
プレート大気開放穴23及び大気開放溝25により、大
気開放されるため、座ぐり部15Aの真空度が上がっ
て、グリーンシートのパターン配線部が持上げられるこ
とはないものである。以上のようにして、グリーンシー
トは、積層される過程で、その配線パターン部を金型に
接触させること無く、さらには、グリーンシート自体に
変形の原因となるようなストレスを与えることが無い状
態で、高精度に積層治具に移載されるので、積層工程途
中での導体の欠落及び転写を防止し、断線不良及びショ
ート不良の存在しない多層セラミック基板を得ることが
できる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、グリーンシートの外形
打抜き及び積層時の導体の欠落及び転写を防止し、断線
不良及びショート不良のないグリーンシートの積層体を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置に用いる積層金型部の要部の詳細構成を示す断面
図である。
【図3】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置の積層上型に用いるストリッパープレートの構成
を示す下面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置の積層上型に用いるストリッパープレート保持板
の構成を示す下面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置の積層下型に用いる外形切断下刃の構成を示す平
面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置に用いるグリーンシートの保持枠の構成を示す斜
視図である。
【図7】本発明の一実施形態によるグリーンシートの積
層装置に用いる位置補正テーブルの構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…積層治具 4…グリーンシート 5…配線パターン部 13…外形切断上刃 14…外形切断下刃 14A…座ぐり部 15…ストリッパープレート 15A…座ぐり部 20…積層金型部 21…積層治具テーブル 22…上型シート吸引穴 23…ストリッパープレート大気開放穴 27…多孔質盤 29…下型エアー供給溝 33…下型シート吸着穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 博幸 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 岡田 健一 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 高木 正弘 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 Fターム(参考) 5E346 AA12 AA15 CC17 DD34 EE24 GG01 GG05 GG08 HH21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線パターンを印刷されたグリーンシート
    を上型と下型により切断した後、切断されたグリーンシ
    ートを順次積層するグリーンシートの積層装置におい
    て、 上記上型及び下型は、上記グリーンシートに印刷された
    配線パターンに対応する位置に設けられた座ぐり部を備
    えたことを特徴とするグリーンシートの積層装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグリーンシートの積層装置
    において、 上記下型は、上記座ぐり部にエアーを供給して、上記下
    型上に載置されたグリーンシートの中央部を持ち上げる
    たるみ補正手段を備えたことを特徴とするグリーンシー
    トの積層装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のグリーンシートの積層装置
    において、 上記上型は、上記座ぐり部を大気に開放する大気開放手
    段を備えたことを特徴とするグリーンシートの積層装
    置。
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