JP3756080B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
パチンコ遊技機Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的少額の景品との交換に際して、所要量の遊技球を簡単に計量することが可能な構成を備えたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パチンコ遊技機にあっては、遊技機の前面下部に上受皿と下受皿が段設されており、上受皿の遊技球を球送り機構により一球ずつ発射レール始端の発射位置に自動的に供給し、発射ハンドルの回動操作によって発射位置の遊技球を発射杆で打圧することにより、遊技球が遊技盤面に順次打ち出される。また、遊技盤面の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の賞球が払い出される。この払い出された賞球は上受皿に送られるが、上受皿が満杯になると自動的に下受皿側に流れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技者が手持ちの遊技球の一部を、例えば煙草などの比較的少額の景品と交換する場合には、所望の景品の価額に相当すると思われる適量の遊技球を目分量で掴み取って、島(列設された遊技機の一群)の端などに設けられた球計数機まで持っていき、該球計数機に表示される計数量を確認し乍ら所要量の遊技球を流し込む。そして、該球計数機から計数後に発行されるシートやカード等の球数記録媒体を介して景品交換を受けている。
【0004】
しかし乍ら、遊技機から球計数機まで持っていく遊技球は、目分量で掴み取ったものであり、遊技者自身が一々手作業で正確に数えたりはしない。このため、球計数機で計数すると所望の景品に見合う球数が不足していることがあり、このような場合には、その不足分を遊技機まで取りに戻らなければならないという問題点があった。
【0005】
本発明は、かかる問題点の解消を試みたものであって、数十個程度の少量の遊技球を簡単に計量し得るようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前面側の下部位置に遊技球を受け入れる下受皿を備えてなるパチンコ遊技機において、前記下受皿の近傍に、遊技球を装入することにより所定数の遊技球を計量し得る計量皿を配設したことを特徴とするパチンコ遊技機である。
【0007】
かかる構成にあって、計量皿内に遊技球を装入して整列させると、所定数の遊技球を計量することができる。これにより、手持ちの遊技球の一部を比較的少額の景品と交換する際に、一々手作業で数える必要がなく、所望の景品に見合う球数を過不足なく球計数機まで持っていくことができる。
【0008】
また、前記計量皿が、整列された遊技球により所定個数を規定する計量段を、複数段生成し得る容積を備えてなるものとする構成が提案される。これにより、計量皿が占める平面的スペースを縮小することができ、下受皿の近傍の狭小スペースに計量皿を収まりよく配設し得るものとなる。
【0009】
さらに、下受皿に、遊技球を流下させて計量皿内に案内する球通路と、該球通路を開閉可能に遮蔽する遮蔽扉とを設けるようにしているから、下受皿に貯留されている遊技球を、遮蔽扉の開放操作を介して、計量皿内に自動的に装入することが可能となる。
【0010】
また、計量皿を着脱可能に設ければ、計量した所定数の遊技球を移し替えることなく、該計量皿に入れたままで球計数機まで持っていくことができる。
【0011】
さらに、計量皿を前縁側で軸支して回動可能に設け、該計量皿を、遊技球が装入される水平状に保持された定常位置と、後縁が上部前方に回動して計量皿内の遊技球を排出する排出位置とに変換可能にしてもよい。これにより、計量皿の後縁を上部前方に回動させれば、計量皿内の遊技球を簡単に排出することができるとともに、計量皿の紛失を防止し得るものとなる。
【0012】
また、本発明は、前面側の下部位置に遊技球を受け入れる下受皿が配設され、該下受皿の底面に開閉可能な球抜き孔を備えてなるパチンコ遊技機において、前記下受皿内に、遊技球を整列させることにより所定数の遊技球を計量し得る計量領域を区画形成したことを特徴とするパチンコ遊技機である。
【0013】
かかる構成にあっては、下受皿内に区画形成した計量領域で所定数の遊技球を計量し得るので、前記発明と同様に、手持ちの遊技球の一部を比較的少額の景品と交換する際に、一々手作業で数える必要がなく、所望の景品に見合う球数を過不足なく球計数機まで持っていくことができる。また、前記発明における計量皿が不要であるため、該計量皿の配設スペースを必要とせず、さらなる省スペース化が可能となる。
【0014】
また、前記構成にあって、球抜き孔に向けて下方傾斜する計量領域の低位側に、起立状態で所定数の遊技球を係留し、伏臥状態で該遊技球を開放する区画部材を配設する構成が提案される。このように、起立状態と伏臥状態の何れかに変化する区画部材を設けることにより、必要に応じて、下受皿内に計量領域を区画形成することができるとともに、該区画部材を伏臥状態にすると、係留されていた所定数の遊技球を球抜き孔に向けて流下させることができる。
【0015】
さらに、該区画部材の伏臥動作を、球抜き孔の開放操作に連動させるようにしてもよい。これにより、球抜き孔を開放することによって、区画部材に係留されていた所定数の遊技球を球抜き孔から自動的に排出させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第一実施例を、図1〜図6について説明する。パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠2の前面に開閉可能な前面枠3が配設され、該前面枠3には遊技盤面を覆うガラス扉4と、上受皿5を備えた上受皿パネル6とが夫々開閉可能に軸着されている。また、前面枠3の下縁部には、上受皿5の下方に位置させて下受皿7が配設されており、さらに下受皿7の右側方に発射ハンドル8が配設されている。
【0017】
パチンコ遊技機1の左側部にはプリペイド式の球貸し機9が付設されており、該球貸し機9にプリペイドカードを挿入した状態で、所定のボタン操作を介して遊技球の借り受け操作を行うことにより、借り受け希望額に相当する数の遊技球が、上受皿5の球出口10から貸し出される。また、発射ハンドル8の回動操作によって遊技盤面に打ち出される上受皿5の遊技球が、図示しない遊技盤面の入賞口に入賞すると所定数の賞球が払い出される。この払い出された賞球は上受皿5の球出口10から排出されるが、上受皿5が満杯になるとパチンコ遊技機1の裏面に配設されている図示しない振り分け通路を遊技球が流下して下受皿7の球出口11から排出され、該下受皿7内に貯留されるようになっている。
【0018】
また、前記下受皿7の下底面は、図3に示すように、一方向に向けて緩やかに下方傾斜しており、その下位側となる端部に位置させて上下方向に貫通する球抜き孔12が形成されている。該球抜き孔12には、摺動可能な遮蔽蓋13が配設されており、この遮蔽蓋13から延成されたレバー部13’が、図1に示すように、下受皿7の前面側に突設されている。そして、該レバー部13’に対する左右方向のスライド操作を介して前記球抜き孔12を開閉し得るようになっている。
【0019】
前記下受皿7の近傍には、計量皿14が配設されている。該計量皿14は、上述したように下方傾斜する下受皿7の下底面の、その下位側に対応する下受皿7の側壁部15に隣接させて配設されており、遊技球を装入することによって、所定数の遊技球を計量し得るように矩形状の底面を備えた枡状に形成されている。ここで、該計量皿14は、整列された遊技球により所定個数を規定する計量段を、複数段生成し得る容積を備えており、図2ロ,図3には左右方向に沿って6個の遊技球を前後方向に亘って5列整列させることによって、その整列した遊技球により30個を規定する計量段を、上下二段に亘って生成させるようにした構成が例示されている。
【0020】
また、前記側壁部15には、図3に示すように、下受皿7の遊技球を流下させて計量皿14内に案内する球通路16が形成されており、さらに該球通路16を開閉可能に遮蔽する遮蔽扉17が配設されている。この遮蔽扉17は、前後方向に沿って摺動可能に設けられており、常時は圧縮バネ18の弾発力を介して、球通路16を遮蔽する前方向に付勢されている。そして、操作ノブ19に対する後方向への押圧操作を介して球通路16を開放し得るようになっている。
【0021】
さらに、前記計量皿14の背面には、図6イ,ロに示すように、前面枠3に突設された係止部材20に係合可能な係合溝21が形成されており、該係合溝21と係止部材20との係合及びその解除を介して、計量皿14が着脱可能に設けられている。
【0022】
かかる構成にあって、図2イに示すように、下受皿7に遊技球が貯留されている状態において、球通路16を遮蔽している遮蔽扉17の操作ノブ19を後方向へ押圧操作すると球通路16が開放され、図2ロに示すように、遊技球が該球通路16を流下して計量皿14内に装入される。そして、この計量皿14内に装入された遊技球を該計量皿14の底面に整列させることにより、一段で30個の遊技球が計量される。ここで、所望の景品に見合う球数が例えば60個の場合には、図3に示すように、上下二段に亘って遊技球を整列させることにより、所望の球数を簡単に計量することができる。これにより、手持ちの遊技球の一部を比較的少額の景品と交換する際に、一々手作業で数える必要がなく、所望の景品に見合う球数を過不足なく球計数機まで持っていくことができる。また、計量皿14は上述したように着脱可能であるため、該計量皿14を取り外せば、計量した所定数の遊技球を移し替えることなく、計量皿14に入れたままで球計数機まで持っていくことができる。
【0023】
尚、上記第一実施例では、下受皿7の側壁部15に、遊技球を流下させて計量皿14内に案内する球通路16と、該球通路16を開閉可能に遮蔽する遮蔽扉17とを配設して、計量皿14内に遊技球を自動的に装入する装入手段としているが、計量皿14への遊技球の装入は、遊技球を手で掴んで上方から直接計量皿14へ装入するようにしてもよい。この場合には、上述の球通路16と遮蔽扉17とからなる装入手段を除去することができる。また、計量皿14を下受皿7の側傍に隣接させて配設しているが、これに代えて該計量皿14を下受皿7の下側に配設してもよい。
【0024】
また、上記第一実施例では、計量皿14を着脱可能としているが、これに代わる変形実施例として、図7に示すように、計量皿14の前縁側を支軸22で軸支して回動可能に設け、図7イに示すように、該計量皿14を、遊技球が装入される水平状に保持された定常位置と、図7ロに示すように、後縁が上部前方に回動して計量皿14内の遊技球を排出する排出位置とに変換し得るように構成してもよい。これにより、計量皿14の後縁を上部前方に回動させれば、計量皿14内の遊技球を簡単に排出することができ、また、計量皿14がパチンコ遊技機1から離脱しないため、該計量皿14の紛失を防止することができる。
【0025】
図8〜図10は、本発明の第二実施例を示し、この実施例は、遊技球を整列させることにより所定数の遊技球を計量し得る計量領域23を、下受皿7内に区画形成したものである。
【0026】
前記計量領域23は、図8イに示すように、左右方向に沿って10個の遊技球を前後方向に亘って6列整列させ得る広さを備えている。また、球抜き孔12に向けて下方傾斜する計量領域23の低位側には、図9イに示すように、起立状態で所定数の遊技球を係留し、かつ図9ロに示すように、伏臥状態で該遊技球を開放する区画部材24が配設されている。
【0027】
該区画部材24は、支軸25により起倒可能に軸支され、常時は引張バネ26の付勢を介して起立状態に保持されている。また、球抜き孔12に配設されている左右方向に摺動可能な遮蔽蓋13の後端縁が、これに対向する区画部材24の下部側縁に当接可能に設けられている。そして、レバー部13’に対するスライド操作を介して、遮蔽蓋13を開放方向(図9イにおいて左方向)にスライドさせることにより、図9ロに示すように、区画部材24の下部側縁が押圧されて回動し、該区画部材24が伏臥状態となる。これにより、区画部材24の伏臥動作を球抜き孔12の開放操作に連動させ得るようになっている。
【0028】
かかる構成にあって、図8イに示すように、下受皿7の計量領域23内に遊技球を整列させることにより、60個の遊技球が計量される。ここで、図8ロに示すように、計量領域23に一列毎の球数を示す目盛り27を表示しておくことにより、極めて容易にその球数を把握することが可能となる。そして、このように所定数の遊技球を計量した後、レバー部13’に対するスライド操作を介して、遮蔽蓋13を開放方向にスライドさせて球抜き孔12を開放すると、図8ロ,図9ロに示すように、その開放操作に連動して区画部材24が伏臥状態となり、係留されていた所定数の遊技球が開放されて球抜き孔12から流出することとなる。これにより、所定数の遊技球を球抜き孔12から抜き取ることができ、手持ちの遊技球の一部を比較的少額の景品と交換する際に、一々手作業で数える必要がなく、所望の景品に見合う球数を過不足なく球計数機まで持っていくことができる。
【0029】
尚、計量領域23で計量した所定数の遊技球は、下受皿7から手で直接掻き出すことも可能であり、この場合には、区画部材24の伏臥動作を球抜き孔12の開放操作に連動させる構成は必要ない。また、区画部材24を、起立状態と伏臥状態の何れかに変化するように設けることにより、必要に応じて、下受皿7内に計量領域23を区画形成し得る利点がある。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上述したように、下受皿の近傍に、遊技球を装入することにより所定数の遊技球を計量し得る計量皿を配設したパチンコ遊技機であるから、計量皿への装入によって所定数の遊技球を簡単に計量することができる。これにより、手持ちの遊技球の一部を比較的少額の景品と交換する際に、一々手作業で数える必要がなく、所望の景品に見合う球数を過不足なく球計数機まで持っていくことができる。
【0031】
また、前記計量皿が、整列された遊技球により所定個数を規定する計量段を、複数段生成し得る容積を備えているように構成することにより、計量皿が占める平面的スペースを縮小することができ、下受皿の近傍の狭小スペースに計量皿を収まりよく配設し得るものとなる。
【0032】
さらに、下受皿に、遊技球を流下させて計量皿内に案内する球通路と、該球通路を開閉可能に遮蔽する遮蔽扉とを設けることにより、下受皿に貯留されている遊技球を、遮蔽扉の開放操作を介して、計量皿内に自動的に装入することが可能となる。
【0033】
また、計量皿を着脱可能に設ければ、計量した所定数の遊技球を移し替えることなく、該計量皿に入れたままで球計数機まで持っていくことができる。
【0034】
さらに、計量皿を前縁側で軸支して回動可能に設け、該計量皿を、遊技球が装入される水平状に保持された定常位置と、後縁が上部前方に回動して計量皿内の遊技球を排出する排出位置とに変換可能にすることにより、計量皿の後縁を上部前方に回動させれば、計量皿内の遊技球を簡単に排出することができるとともに、計量皿の紛失を防止し得るものとなる。
【0035】
また、本発明は、下受皿内に、遊技球を整列させることにより所定数の遊技球を計量し得る計量領域を区画形成したパチンコ遊技機であるから、計量領域に遊技球を整列させることによって、所定数の遊技球を簡単に計量することができる。これにより、手持ちの遊技球の一部を比較的少額の景品と交換する際に、一々手作業で数える必要がなく、所望の景品に見合う球数を過不足なく球計数機まで持っていくことができる。また、前記発明における計量皿が不要であるため、該計量皿の配設スペースを必要とせず、さらなる省スペース化が可能となる。
【0036】
また、前記構成にあって、球抜き孔に向けて下方傾斜する計量領域の低位側に、起立状態で所定数の遊技球を係留し、伏臥状態で該遊技球を開放する区画部材を配設すれば、必要に応じて、下受皿内に計量領域を区画形成することができるとともに、該区画部材を伏臥状態にすると、係留されていた所定数の遊技球を球抜き孔に向けて流下させることができる。
【0037】
さらに、前記区画部材の伏臥動作を、球抜き孔の開放操作に連動させるようにすれば、球抜き孔を開放することによって、区画部材に係留されていた所定数の遊技球を球抜き孔から自動的に排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例にかかるパチンコ遊技機の下半部を示す斜視図である。
【図2】計量皿と下受皿の平面図である。
【図3】計量皿と下受皿の縦断面図である。
【図4】計量皿の斜視図である。
【図5】計量皿を取り外した状態を示す斜視図である。
【図6】計量皿の作用状態説明図である。
【図7】変形実施例にかかる計量皿の作用状態を示す側断面図である。
【図8】第二実施例の平面図である。
【図9】同上の縦断面図である。
【図10】区画部材と遮蔽蓋の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
7 下受皿
12 球抜き孔
14 計量皿
15 側壁部
16 球通路
17 遮蔽扉
23 計量領域
24 区画部材
Claims (6)
- 前面側の下部位置に遊技球を受け入れる下受皿を備えてなるパチンコ遊技機において、
下方傾斜する下受皿の下底面の、その下位側に対応する下受皿の側壁部に隣接させて、遊技球を装入することによって、所定数の遊技球を計量し得るように矩形状の底面を備えた枡状計量皿を配設すると共に、
下受皿の側壁部に、遊技球を流下させて計量皿内に案内する球通路と、該球通路を開閉可能に遮蔽する遮蔽扉とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 計量皿が、整列された遊技球により所定個数を規定する計量段を、複数段生成し得る容積を備えていることを特徴とする請求項1に記載したパチンコ遊技機。
- 計量皿を着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したパチンコ遊技機。
- 計量皿を前縁側で軸支して回動可能に設け、該計量皿を、遊技球が装入される水平状に保持された定常位置と、後縁が上部前方に回動して計量皿内の遊技球を排出する排出位置とに変換可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したパチンコ遊技機。
- 前面側の下部位置に遊技球を受け入れる下受皿が配設され、該下受皿の底面に開閉可能な球抜き孔を備えてなるパチンコ遊技機において、
前記下受皿内に、遊技球を整列させることにより所定数の遊技球を計量し得る計量領域を区画形成すると共に、球抜き孔に向けて下方傾斜する計量領域の低位側に、起立状態で所定数の遊技球を係留し、伏臥状態で該遊技球を開放する区画部材を配設したことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 区画部材の伏臥動作を、球抜き孔の開放操作に連動させるようにしたことを特徴とする請求項5に記載したパチンコ遊技機。
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