JP3066407U - プッシャ―ゲ―ム装置 - Google Patents

プッシャ―ゲ―ム装置

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JP3066407U
JP3066407U JP1999005928U JP592899U JP3066407U JP 3066407 U JP3066407 U JP 3066407U JP 1999005928 U JP1999005928 U JP 1999005928U JP 592899 U JP592899 U JP 592899U JP 3066407 U JP3066407 U JP 3066407U
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晴美 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入メダルMに対するゲーム板14の前端か
ら落下するメダルMの割合、即ち、ペイアウト率を必要
に応じて適宜変化させる。 【解決手段】 ジャックポットとして多数個のメダル
Mがプッシャー15上に一時に投入されると、かなりの数
のメダルMがゲーム板14の前端から落下するが、このよ
うにペイアウト率が大幅に増大すると、ストッパー42を
後方に移動させることで、落下可能領域Rに占める落下
阻止域Sの幅を減少、換言すれば、ゲーム板14の側端か
らメダルMが落下可能である幅を広くし、ペイアウト率
の平均化を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、プッシャーゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メダル、コイン等(以下、総称してメダルと呼ぶ)を使用するゲーム 装置としては、コインフォールゲーム装置とも称されるプッシャーゲーム装置が 知られており、このものは、多数のメダルが上面に堆積されたゲーム板と、ゲー ム板の上面に摺動可能に支持されたプッシャーと、該プッシャーを前後方向に往 復動させることにより、ゲーム板上のメダルを略前方に向かって押し出す往復動 手段とを備え、遊技者が手持ちのメダルをゲーム板上の適当な場所に投入する一 方で、プッシャーに押されてゲーム板の前端から落下したメダルを遊技者の取り 分とし、ゲーム板の両側端から落下したメダルをゲーム装置の取り分としたもの である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプッシャーゲーム装置にあっては、ゲーム 板の前端におけるメダル落下幅および両側端におけるメダル落下幅は時間の経過 に拘らず常に一定であるため、投入メダルに対するゲーム板の前端から落下する メダルの割合、即ち、ペイアウト率を制御することができないという問題点があ った。
【0004】 この考案は、ペイアウト率を適宜変化させることができるプッシャーゲーム装 置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、多数のメダルが上面に堆積されたゲーム板と、ゲーム板 の上面に摺動可能に支持されたプッシャーと、該プッシャーを前後方向に往復動 させることにより、ゲーム板上のメダルを略前方に向かって押し出す往復動手段 とを備え、プッシャーに押されてゲーム板の前端から落下したメダルを遊技者の 取り分とし、ゲーム板の両側端から落下したメダルをゲーム装置の取り分とした プッシャーゲーム装置において、前記ゲーム板の両側面にそれぞれ摺接し、ゲー ム板の各側端からメダルが落下するのを阻止する一対のストッパーと、これらス トッパーをゲーム板の各側面に摺接させながら移動させることで、メダルの落下 可能領域に占める落下阻止域の幅を調節する調節手段とを設けることにより達成 することができる。
【0006】 前記装置を用いてプッシャーゲームを行う場合には、遊技者が手持ちのメダル をゲーム板上に投入(プッシャー上に投入してもよいが、このときにはプッシャ ーが後退したとき、ゲーム板上に落下)する。その後、プッシャーが前進すると 、前記投入されたメダルを含むゲーム板上のメダルの一部が該プッシャーに押さ れて略前方に移動する。このような移動によりゲーム板の前端あるいは側端から メダルが落下することがあるが、この場合、ゲーム板の前端から落下したメダル は遊技者の取り分となり、一方、ゲーム板の両側端から落下したメダルはゲーム 装置の取り分となる。
【0007】 このとき、調節手段を作動して両ストッパーをゲーム板の各側面に摺接させな がら移動させると、メダルの落下可能領域に占める落下阻止域の幅が調節され、 換言すれば、現実のメダル落下可能範囲が変化する。これにより、投入されたメ ダルに対するゲーム板の側端から落下するメダルの割合が制御され、この結果、 投入メダルに対するゲーム板の前端から落下するメダルの割合、即ち、ペイアウ ト率が変化し、興趣に富んだプッシャーゲームとすることができる。
【0008】 ここで、前記装置がプッシャーゲームの他に別のゲーム、例えば数合わせゲー ムを含んでおり、これにより、遊技者に対する払い出しが時期によって大幅に変 動するような場合には、ストッパーを調節手段により移動させることでペイアウ ト率を平均化させることもできる。
【0009】 また、請求項2に記載のように構成すれば、景品を払い出すことも可能となり 、払い出しの選択の幅を広くすることができる。 さらに、請求項3に記載のように構成すれば、ポイント数に応じて高額景品の 払い出しを行うこともでき、ゲーム後の楽しみが倍増する。 また、請求項4に記載のように構成すれば、ゲーム中に遊技者にボーナス(ジ ャックポット)を与えることができ、これにより、プッシャーゲームの興趣をさ らに向上させることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。 図1、2、3において、11はプッシャーゲーム装置であり、このゲーム装置 11は内部に空間が形成された外枠12を有し、この外枠12の上部前面には上下方向 に延びる背景パネル13が設けられている。この背景パネル13の下端には水平な矩 形のゲーム板14が固定され、このゲーム板14上には多数のゲーム用メダルMが堆 積されている。15はゲーム板14の上面に摺動可能に支持された矩形板状のプッシ ャーであり、このプッシャー15は前記背景パネル13の下端とゲーム板14との間に 形成された貫通窓16を貫通して前後方向に延びている。また、このプッシャー15 はその上面が背景パネル13の下端に摺接するとともに、その上面には前記ゲーム 板14と同様に多数のメダルMが堆積されている。
【0011】 前記プッシャー15の後端には前後方向に延びるラック19が固定され、このラッ ク19には外枠12に取り付けられたモータ20の出力軸21に固定されているピニオン 22が噛み合っている。この結果、前記モータ20が作動して出力軸21、ピニオン22 が回転すると、プッシャー15はゲーム板14上を、図2に実線で示す後退位置Kと 仮想線で示す前進位置Zとの間で前後方向に往復動する。前述したラック19、モ ータ20、ピニオン22は全体として、プッシャー15を前後方向に往復動させること により、ゲーム板14上のメダルMを略前方に向かって押し出す往復動機構23を構 成する。なお、24は前記ゲーム板14、プッシャー15、メダルMを覆う透明のカバ ーである。
【0012】 そして、往復動機構23の作動によってプッシャー15が前進位置Zから後退位置 Kに向かって後方に移動するとき、プッシャー15上のメダルMは背景パネル13の 下端に押されて、その一部がプッシャー15の両側端あるいは前端から落下するこ とがある。ここで、後退位置Kに位置しているときのプッシャー15の両側端は背 景パネル13に摺接しており、この結果、後退位置Kに位置しているときのプッシ ャー15の前端より後側においてはメダルMがプッシャー15の両側端から落下する ことはない。一方、往復動機構23の作動によってプッシャー15が後退位置Kから 前進位置Zに向かって前方に移動するとき、ゲーム板14上のメダルMはプッシャ ー15に押されて、その一部がゲーム板14の両側端あるいは前端から落下すること がある。
【0013】 26はゲーム板14の前端直下に設置された返却機構としての前端ダクトであり、 前端ダクト26は一端がゲーム板14の前端直下において開口し、その他端が外枠12 内に設置された貯留容器27に連結されている。ここで、前述のようにゲーム板14 の前端から落下したメダルMは遊技者の取り分であるため、従来においては、該 メダルMをそのまま払い出すようにしていたが、この実施形態においては、ゲー ム板14の前端から落下したメダルMを、そのまま払い出さずに前端ダクト26によ って貯留容器27に導き、該貯留容器27に貯留するようにしている。
【0014】 28は前記前端ダクト26の途中に設置されたカウンターであり、このカウンター 28は貯留容器27に導かれる途中においてメダルMの数をカウントし、その結果を 外枠12内に設置された制御手段29に出力する。30は背景パネル13の下部に設置さ れた表示器であり、この表示器30は前記制御手段29から出力された表示信号に基 づき、カウンター28がカウントしたメダルMの数に応じたポイントを表示する。 このようにゲーム板14の前端から落下したメダルMを、そのまま払い出さずに貯 留容器27に貯留する一方、前記メダルMをカウントしてその数に応じたポイント を表示器30に表示させるようにすれば、このポイント数に応じて景品を払い出す ことも可能となり、これにより、払い出しの選択の幅を広くすることができる。
【0015】 34は背景パネル13の上部に設置された複数の景品保管機構であり、これら景品 保管機構34には値段の異なった複数種類の景品35が個別に陳列、保管されている 。そして、これら景品35はそれぞれ異なったポイント数に対応しており、この結 果、いずれかの景品35を払い出すと、該払い出した景品35の種類に応じたポイン ト数が表示器30から減算される。36は景品保管機構34の直下にそれぞれ設置され たボタンであり、これらのボタン36のうち、いずれか1個のボタン36を押すと、 該ボタン36の直上に位置する景品35の払い出しが決定される。
【0016】 37はゲーム板14の直下の外枠12に設けられた操作台であり、この操作台37には 払い出しボタン38が設けられている。そして、ある程度のポイントが貯った段階 でプッシャーゲームを終了する場合には、いずれかのボタン36を押して払い出す 景品35の種類を決定した後、払い出しボタン38を押すと、選択された景品35が1 個だけ景品保管機構34から取り出され、外枠12の下部に設けられた払い出し口39 に払い出される。このとき、表示器30には前記払い出された景品35に対応するポ イント数が減算されて再表示される。
【0017】 このように複数種類の景品35を個別に保管する複数の景品保管機構34を設け、 前記表示器30に表示されたポイントに応じていずれかの景品保管機構34を作動さ せることにより、景品35を選択して払い出すようにすれば、ポイント数に応じて 高額の景品35の払い出しを行うこともでき、ゲーム後の楽しみを倍増させること ができる。ここで、表示器30に表示される残ポイントがいずれの景品35をも払い 出すことができない値まで減少すると、この残ポイントは次にプッシャーゲーム を行う遊技者にボーナスとして与えられ、これにより、顧客吸引力を向上させる ことができる。
【0018】 41はゲーム板14、プッシャー15の両側端直下にそれぞれ設置された側端ダクト であり、これらの側端ダクト41は一端がゲーム板14、プッシャー15の側端直下に おいてそれぞれ開口し、その他端は前記貯留容器27に連結されている。そして、 これら側端ダクト41は前述のようにゲーム板14、プッシャー15の両側端から落下 したメダルMを貯留容器27に導く。このとき、前記メダルMは後退位置Kに位置 するプッシャー15の前端からゲーム板14の前端までの落下可能領域Rにおいてゲ ーム板14、プッシャー15の両側端から落下可能である。そして、前述のようにゲ ーム板14、プッシャー15の両側端から側端ダクト41に落下したメダルMはゲーム 装置11の取り分であるため、表示器30のポイントに変化を与えることなく、単に 貯留容器27に貯留されるだけとなる。
【0019】 42はゲーム板14の両側面にそれぞれ密着配置された前後方向に延びる一対の板 状ストッパーであり、これらストッパー42はその上端がゲーム板14の上面より上 方に位置しており、この結果、前記落下可能領域Rのうち、後退位置Kに位置す るプッシャー15の前端からストッパー42の前端までの落下阻止域Sにおいて、ス トッパー42はゲーム板14上のメダルMがその側端から側端ダクト41に落下するの を阻止する。各ストッパー42の後端には前後方向に延びるラック44が連結され、 これらのラック44には外枠12に取り付けられたモータ45の出力軸46に固定されて いるピニオン47が噛み合っている。そして、前記モータ45が作動して出力軸46、 ピニオン47が回転すると、ストッパー42はゲーム板14の各側面に摺接しながら前 後方向に移動し、これにより、落下可能領域Rに占める落下阻止域Sの幅が調節 され、結果として、ゲーム板14の側端から現実にメダルMが落下することができ る幅(落下可能範囲)が増減する。前述したラック44、モータ45、ピニオン47は 全体として、メダルMの落下可能領域Rに占める落下阻止域Sの幅を調節する調 節手段48を構成する。
【0020】 51は後退位置Kにおけるプッシャー15の前端と前進位置Zにおけるプッシャー 15の前端との間、換言すればプッシャー15の往復ストローク範囲内のゲーム板14 に設置された1個以上、ここでは3個のメダル検出センサであり、これらの検出 センサ51はゲーム板14の幅方向に離れて配置されている。各検出センサ51は、例 えば磁気センサーから構成され、その上方をメダルMが通過したとき、該メダル Mを検出して検出結果を制御手段29に出力する。53は背景パネル13の下部に設置 された数合わせゲームであり、この数合せゲーム53は背景パネル13に形成された 窓54に一部が露出した3個のリール55を有し、各リール55はその外周面に1から 9までの数字がランダムに記載されるとともに、図示していないモータにより個 別に回転される。
【0021】 そして、いずれかの検出センサ51がメダルMを検出すると、遊技者に当りとし て、この数合せゲーム53を1回行うチャンスが与えられ、これらリール55が制御 手段29に制御されて回転された後、左端から順次停止される。ここで、前述のよ うにリール55が停止したとき、窓54に同一の数字が並ぶと、遊技者の勝利として 、背景パネル13の下部に設置された受け皿56に所定数のメダルMが払い出され一 時貯留されるとともに、リール55の直上に設置されたランプ57が1個だけ点灯す る。このようにゲーム中に遊技者にボーナス(ジャックポット)を与えるように すれば、プッシャーゲームの興趣を向上させることができる。
【0022】 その後、前述のような数合せゲーム53が多数回行われ、ランプ57が5個全部点 灯すると、受け皿56に貯留されていた多数のメダルMが一時にプッシャー15上に 投入される。このように多数のメダルMがプッシャー15上に一時に投入されると 、かなりの数のメダルMがゲーム板14の前端から前端ダクト26に落下することと なり、ゲームの興趣が向上する。ここで、前記ランプ57が全て点灯する以前にゲ ームを終了する場合には、このランプ57の点灯分は、次にプッシャーゲームを行 う遊技者にボーナスとして与えられ、これにより、顧客吸引力が向上する。
【0023】 59は外枠12の下部に設置された貨幣投入口であり、この貨幣投入口59に貨幣、 例えば硬貨、紙幣が投入されると、投入金額に応じた数のメダルMが操作台37に 設置されたメダル受け口60に支払われる。61はゲーム板14、プッシャー15の直上 をほぼ前後方向に延びる一対のメダルシュートであり、これらのメダルシュート 61は中央部が外枠12に支持され、該支持された中央部を中心として左右に揺動す ることができる。そして、これらのメダルシュート61を適当な位置まで揺動させ た後、メダルMを縦置きで基端部に装着すると、該メダルMは後方に向かって転 動し、その先端からゲーム板14またはプッシャー15上に投入される。
【0024】 次に、この考案の一実施形態の作用について説明する。 前述のようなゲーム装置11を用いてプッシャーゲームを行う場合には、まず 、貨幣投入口59に貨幣を投入し、投入金額に応じた数のメダルMを受け取る。こ のとき、表示器30に残ポイントが表示されていたり、いくつかのランプ57が点灯 している場合には、これらポイント、点灯しているランプ57は今回の遊技者のボ ーナスとなる。
【0025】 次に、遊技者が手持ちのメダルMを適宜揺動させたメダルシュート61に装着し 、適当なタイミングを見計らって該メダルMをゲーム板14またはプッシャー15上 に投入する。ここで、メダルMがプッシャー15上に投入された場合には、プッシ ャー15が後退位置Kに向かって後退するとき、投入されたメダルMを含むプッシ ャー15上のメダルMは背景パネル13によって略前方に押し出されるが、このとき 、一部のメダルMがプッシャー15の両側端から側端ダクト41に、あるいはプッシ ャー15の前端からゲーム板14上に落下することがある。そして、側端ダクト41に 落下したメダルMはそのまま貯留容器27に導かれて貯留されるが、ゲーム板14上 に落下したメダルMは、プッシャー15が前進位置Zに向かって前進するとき、該 プッシャー15により前方に押し出される。
【0026】 このとき、いずれかのメダルMが検出センサ51上を通過すると、検出センサ51 は該メダルMを検出して検出結果を制御手段29に出力する。この結果、制御手段 29は遊技者に当りとして数合せゲーム53を1回行うチャンスを与え、リール55を 回転させた後、左端から順次停止させる。ここで、リール55が停止したとき、窓 54に同一の数字が並んでいると、遊技者の勝利として受け皿56に所定数のメダル Mを払い出すとともに、ランプ57を1個だけ点灯させる。
【0027】 このようにしてプッシャー15が前進位置Zまで前進すると、前述のように押し 出されたメダルMは、前進位置Zにおけるプッシャー15の前端より前方のゲーム 板14上に堆積しているメダルMの山に押し込まれるが、このとき、前記投入され たメダルMを含むゲーム板14上のメダルMの一部が略前方に移動する。なお、こ のような動作は、メダルシュート61によってメダルMをプッシャー15の往復スト ローク範囲内のゲーム板14上に投入した場合も同様に行われる。そして、メダル Mの前述のような移動によりゲーム板14の前端あるいは両側端から一部のメダル Mが落下することがあるが、この場合、ゲーム板14の両側端から側端ダクト41に 落下したメダルMはゲーム装置11の取り分となるため、そのまま貯留容器27に導 かれ貯留されるだけとなる。
【0028】 一方、ゲーム板14の前端から前端ダクト26に落下したメダルMも、払い出され ずにそのまま貯留容器27に導かれて貯留されるが、この前端から落下したメダル Mは遊技者の取り分となるため、貯留容器27に導かれる途中でカウンター28によ りその数をカウントするとともに、表示器30において該カウント数に応じたポイ ントを表示する。
【0029】 このように手持ちのメダルMをメダルシュート61を用いてゲーム板14またはプ ッシャー15上に投入することでプッシャーゲームを繰り返し行うが、このゲーム の最中にランプ57が全部点灯すると、受け皿56に貯留されていた多数のメダルM が一時にプッシャー15上に投入されるため、かなりの数のメダルMがゲーム板14 の前端から前端ダクト26に落下し、大量のポイントが遊技者に与えられる。
【0030】 このように遊技者に対するポイントの付与が大幅に変動、ここでは増大したと きには、調節手段48のモータ45を作動して両ストッパー42をゲーム板14の各側面 に摺接させながら後方に移動させ、これにより、落下可能領域Rに占める落下阻 止域Sの幅を減少させるよう調節、換言すれば、側端における現実のメダル落下 可能範囲を広くする。これにより、投入されたメダルMに対するゲーム板14の側 端から落下するメダルMの割合が増大するよう制御され、この結果、投入メダル Mに対するゲーム板14の前端から落下するメダルMの割合、即ち、ペイアウト率 が平均化される。
【0031】 ここで、前述のような大量のメダルMの投入とは無関係に、連続してあるいは 断続的に両ストッパー42を前後に移動させ、これにより、落下可能領域Rに占め る落下阻止域Sの幅を調節してペイアウト率を変化させるようにしてもよく、こ の場合には興趣に富んだプッシャーゲームとなる。
【0032】 次に、ある程度のポイントが貯った段階でプッシャーゲームを終了するときに は、いずれかのボタン36を押して払い出す景品35の種類を決定した後、払い出し ボタン38を押すと、選択された景品35が1個だけ景品保管機構34から取り出され 払い出し口39に払い出される。このとき、表示器30には前記払い出された景品35 に対応するポイント数が減算されて再表示される。そして、このような動作を、 表示器30に表示される残ポイントがいずれの景品35をも払い出すことができない 値となるまで行う。
【0033】 なお、前述の実施形態においては、ゲーム板14、プッシャー15の双方にメダ ルMを堆積するようにしたが、この発明においては、ゲーム板14上のみにメダル Mを堆積するようにしてもよい。また、前述の実施形態においては、往復動機構 23、調節手段48としてラック・ピニオン機構を用いたが、この発明においては、 リニアモーター、カム機構、クランク機構を用いるようにしてもよい。さらに、 前述の実施形態においては、ストッパー42を前後方向に移動させることで落下可 能領域Rに占める落下阻止域Sの幅を調節するようにしたが、この発明において は、ストッパーの後端部をゲーム板に揺動可能に連結し、該ストッパーを後端部 を中心として揺動させることにより、ゲーム板の上面より上方に突出しているス トッパーの長さを変更し、これによってメダルの落下可能領域に占める落下阻止 域の幅を調節するようにしてもよい。
【0034】 また、前述の実施形態においては、検出センサ51がメダルMを検出したとき、 当りとして数合せゲーム53を1回行うチャンスを与えるようにしたが、この発明 においては、当りとして所定数のメダルをゲーム板、プッシャー上に投入したり 、あるいは、手持ちのポイントに所定値のポイントを加算するようにしてもよい 。さらに、前述の実施形態においては、ゲーム終了時に景品35を払い出すように しているが、この実施形態においては、手持ちポイント数に応じたメダル、チケ ットを払い出すようにしてもよい。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、プッシャーゲーム装置のペイアウ ト率を必要に応じて適宜変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のIーI矢視断面図である。
【図3】図2のIIーII矢視断面図である。
【符号の説明】
11…プッシャーゲーム装置 14…ゲーム板 15…プッシャー 23…往復動手段 26…返却機構 27…貯留容器 28…カウンター 30…表示器 34…景品保管機構 35…景品 42…ストッパー 48…調節手段 51…メダル検出センサ M…メダル R…落下可能領域 S…落下阻止域

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のメダルが上面に堆積されたゲーム板
    と、ゲーム板の上面に摺動可能に支持されたプッシャー
    と、該プッシャーを前後方向に往復動させることによ
    り、ゲーム板上のメダルを略前方に向かって押し出す往
    復動手段とを備え、プッシャーに押されてゲーム板の前
    端から落下したメダルを遊技者の取り分とし、ゲーム板
    の両側端から落下したメダルをゲーム装置の取り分とし
    たプッシャーゲーム装置において、前記ゲーム板の両側
    面にそれぞれ摺接し、ゲーム板の各側端からメダルが落
    下するのを阻止する一対のストッパーと、これらストッ
    パーをゲーム板の各側面に摺接させながら移動させるこ
    とにより、メダルの落下可能領域に占める落下阻止域の
    幅を調節する調節手段とを設けたことを特徴とするプッ
    シャーゲーム装置。
  2. 【請求項2】前記ゲーム板の前端から落下したメダルを
    貯留容器に導く返却機構と、返却機構に導かれる途中に
    おいてメダル数をカウントするカウンターと、前記カウ
    ンターによるカウント数に応じたポイントを表示する表
    示器とを設けた請求項1記載のプッシャーゲーム装置。
  3. 【請求項3】複数種類の景品を個別に保管する複数の景
    品保管機構を設け、前記表示器に表示されたポイントに
    応じていずれかの景品保管機構を作動させることによ
    り、景品を選択して払い出すことができるようにした請
    求項2記載のプッシャーゲーム装置。
  4. 【請求項4】前記プッシャーの往復ストローク範囲内の
    ゲーム板に1個以上のメダル検出センサを設置するとと
    もに、いずれかのメダル検出センサ上をメダルが通過し
    てメダルが検出されたとき、遊技者の当りとした請求項
    1記載のプッシャーゲーム装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125254A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Taito Corp メダルプッシャーゲーム機の親落ち制御装置
JP2013031712A (ja) * 2012-11-12 2013-02-14 Taito Corp メダルプッシャーゲーム機の親落ち制御装置
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