JP3754607B2 - 渦気流吸引装置及びこの渦気流吸引装置を用いた選別装置 - Google Patents

渦気流吸引装置及びこの渦気流吸引装置を用いた選別装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ごみ等を吸引する吸引装置に関し、特に、各家庭等から収集されたごみ袋等の破袋後の袋、フィルムを回収する吸引装置及びこの吸引装置を用いた選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
缶、瓶、プラスチックボトル類の有価物は、ごみ袋に詰められて再資源化プラントに送られる。再資源化プラントにおいては、有価物を梱包しているゴム袋を破袋し、破袋後のごみ袋、缶、瓶、プラスチックボトル等を選別回収している。従来、この破袋後のごみ袋の回収は人手で行われていたが、自動的に回収する除袋装置として以下のものが知られている。
【0003】
▲1▼周囲をパイプで構成した回転ドラムに破袋後の袋を送り込み、中の袋をパイプのフックに引っ掛けて持ち上げ、袋を上面側の受け皿に吹き落し、受け皿上の袋をブロワーで吸い込む除袋装置(特開平9−966号公報参照)。
【0004】
▲2▼破袋後の袋を、周囲に弾性フックを有する回転ブラシで引っ掛けて掻き揚げ、掻き揚げた袋をブロワーで吸い込み、サイクロン集塵機で捕集する除袋装置(特開平9−24916号公報参照)。
【0005】
▲3▼ベルトコンベヤで破袋後の袋が混在したごみを搬送し、コンベヤの終点でごみを落下させ、落下したごみに対してノズルヘッダで下方から上方に気流を噴射し、袋を分別回収する風力選別装置(特開平10−249282号公報参照)。
【0006】
▲4▼破袋装置の破袋ホイールの底部に、破袋ホイールと同じ方向に、同じ速度で回転する除袋スクリーンを設け、ノズルで高圧気流を発生して尖頭状破袋刃と破袋ホイールの回転力で引き裂かれた袋を除袋スクリーンに押し付け、回収シュートで除袋スクリーンに押し付けられた袋を回収する除袋装置(特開平10−203515号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記▲1▼の除袋装置にあっては、袋をフックに引っ掛けて持ち上げるのに機械系が大掛かりとなり、また、袋を空気流にて吸い込むのには大容量の吸引ブロワーが必要となる。
【0008】
また、上記▲2▼の除袋装置にあっても、袋を弾性フックに引っ掛けて掻き揚げるのに機械系が大掛かりになり、また、掻き揚げた袋を空気流にて吸い込むのには大容量の吸引ブロワーが必要となる。
【0009】
また、上記▲3▼の風力選別装置にあっては、確実に袋を回収できないおそれがある。
【0010】
さらに、上記▲4▼の除袋装置にあっても、袋を除袋スクリーンに押し付け、回収シュートで回収すのに機械系が大掛かりになる。
【0011】
そこで、本発明は、大掛かりな機械系を有することなく、小風量の空気流を利用して、確実に袋類を回収できる渦気流吸引装置及び選別装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0013】
破袋後のごみ袋、缶、瓶、プラスチックボトル等が混在しているごみから袋、フィルムを除袋する場合、機械系を簡単にするためには、コンベヤ上を流れるごみから袋、フィルムのみを吸い上げるのが望ましい。従来、吸引口を有するダクトで吸引を行う場合、排出口に吸引ブロワーを連結し、ダクト内部を負圧にし、吸引口から袋、フィルムを吸込むのが常識であった。これは、一般に使われている掃除機とおなじ原理である。しかしながら、この方法でベルトコンベヤ上を流れる袋、フィルムを吹い上げるのには巨大なブロワーが必要となる。なぜならば、実用的な吸引除袋装置において、袋、フィルムを吸引するためのダクトの開口寸法が搬送幅と同等以上で、かつ搬送面から吸引口までの高さが瓶、缶、プラボトル等の資源化物の通過を妨げない寸法、すなわち、開口巾は300mm以上、高さは150mm以上必要とされるためである。この寸法で袋、フィルムを吸引するのは至難の技であった。
【0014】
これに対して、本発明者は、吸引ダクト内に渦流れを起こし、竜巻の原理で袋、フィルムを吸い上げれば、小風量でしかも確実に袋、フィルムを吸い上げられることを知見した。具体的には、本発明は、下細りの截頭円錐形に形成された内周面(9a)及びこの内周面の小径側に設けられた吸引口を有するケーシング(5)と、前記内周面(9a)に沿って気体を噴出する少なくとも一つのノズル(6,6)とを備えることを特徴とする渦気流吸引装置(1)により、上述した課題を解決した。ここで、気体には、空気の他に窒素ガス、炭酸ガス等を用いることができる。特に、防爆等の要求があるときは、窒素ガス、炭酸ガス等を使用する。一般的には、簡単に入手でき、かつ安価な圧縮空気を使用する。
【0015】
ノズルに圧縮空気を吹き込むと、このノズルからケーシングの内周面に沿って高速の空気が噴出する。この空気は上方に開いた内周面の頂角の効果で上向きの速度成分を持ち、結果として吸引口から上方へ向かって螺旋状の空気流を形成する。この螺旋状の空気流は、吸引口外側から空気を吸い込む。このため、例えば吸引口付近にある袋、フィルムを空気流に乗って上方へ吸い上げることができる。
【0016】
また、本発明は、前記内周面(9a)の大径側を塞ぐと共に側面に排出口(10)を有するカバー(7)を備えることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、この渦気流吸引装置に吸引された袋、フィルムは遠心力で内周面に押しつけられるように上昇する。そして、カバーの側面に設けられた排出口から確実に排出される。
【0018】
また、本発明は、前記ノズル(6)が、前記内周面(9a)の中心軸(13)に対して直交する平面内の同一円周上に、周方向に間隔を開けて、複数設けられることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、ケーシングの内部に、安定した旋回流を起こすことができ、吸引と排出がスムーズになる。
【0020】
また、本発明は、前記ノズル(6)が、前記内周面(9a)の中心軸(13)の方向にずらして、複数設けられることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、袋、フィルムを持ち上げる距離を大きくとることができる。
【0022】
また、本発明は、前記排出口(10)に向かって気体を噴出する排出ノズル(11,12)が前記排出口(10)に設けられることを特徴とする。
【0023】
袋及びフィルムを旋回させながら排出する場合、排出口の側面、特に渦気流の下流側の側面に袋及びフィルムが引っ掛るおそれがある。この発明によれば、排出口に向かって気体を噴出する排出ノズルが設けられるので、排出口の側面に引っ掛る袋及びフィルムは強制的に排出される。また、排出ノズルからの噴出気体が回りの気体を巻き込み・誘導するので、渦気流吸引装置から排出される気体が倍増する。この結果、吸引口から吸い込まれる気体の吸込み量が増加し、渦気流吸引装置の吸引力及び排出力が増強する。
【0024】
また、本発明は、前記排出ノズル(11,12)が、前記排出口(10)における、前記ノズル(6,6)が発生する渦気流の下流側の側面に設けられた第1の排出ノズル(11)と、前記排出口(10)における、前記ノズル(6,6)が発生する渦気流の上流側の側面に設けられた第2の排出ノズル(12)とを備えることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、第1の排出ノズルが渦の流れとは反対方向に気体を噴出し、主に排出口の側面に引っ掛った袋、フィルムを強制的に排出する。また、第2の排出ノズルは、主に噴出気体による誘導によって排出される気体を倍増する。
【0026】
また、本発明は、前記ノズル(6,6)及び排出ノズル(11,12)の少なくとも一方から噴出される気体の噴出量が調整可能であることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、渦気流吸引装置の吸引力及び排出力を調整することができ、袋及びフィルムを選別する場合等の選別純度を上げることができる。
【0028】
さらに、本発明は、少なくとも袋及びフィルム(3…)が混在されているごみから袋及びフィルム(3…)を選別する選別装置であって、前記ごみを搬送する搬送コンベヤ(4)と、前記搬送コンベヤ(4)の搬送面(4a)の上方に設けられ、渦気流によって前記袋及びフィルム(3…)を吸引する渦気流吸引装置(1)とを備え、前記渦気流吸引装置(1)は、下細りの截頭円錐形の内周面(9a)、及びこの内周面(9a)の小径側に設けられた吸引口(8)とを有するケーシング(5)と、前記内周面(9a)の大径側を塞ぐと共に側面に排出口(10)が設けられるカバー(7)と、前記内周面(9a)に沿って気体を噴出する少なくとも一つのノズル(6,6)と、を有することを特徴とする選別装置により、上述した課題を解決した。
【0029】
この発明によれば、ノズルに圧縮空気を吹き込むと、搬送コンベヤの搬送面上を搬送されるごみのうち、袋及びフィルムが気体流に乗って上方に吸い上げられる。一方、袋及びフィルムと混在して搬送される缶、瓶、及びプラスチックボトルは、嵩比重が袋及びフィルムに比べて充分大きいため、この気体流の影響を受けずにそのまま搬送される。したがって、大掛かりな機械系を有することなく、小風量の空気流を利用して、確実に袋類を回収できる。
【0030】
また、本発明は、前記搬送コンベヤ(4)の両側に、前記搬送面(4a)に向かって気体を噴出すると共に互いに対向する少なくとも一対の補助ノズル(16a,16b)が設けられることを特徴とする。
【0031】
搬送されるごみは、ガラスビン、缶、プラスチックボトル、破袋後の袋、フィルム等を含む。これらのごみは相互に重なり合って搬送されるので、上方からの吸引のみではガラスビン、缶の下敷きにになった袋及びフィルムの回収が困難になる。この発明によれば、互いに対向する補助ノズルによって噴出される気体が搬送面で反射することによって、袋及びフィルムが上方への浮力を浮け、この袋及びフィルム上に乗っているガラスビン、缶等も若干浮くことになる。これにより、袋、フィルムを引き抜くことができる。
【0032】
また、本発明は、前記補助ノズル(16a,16b)が、前記搬送コンベヤ(4)の搬送方向に細長く延びるように平らに形成されたフラットノズルから構成されることを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、フラットノズルから噴出される気体が回りの気体を巻き込むので、搬送面に噴出される気体量が増し、袋及びフィルムに大きな上方への浮力を与えることができる。
【0034】
また、本発明は、前記搬送コンベヤ(4)がコンベヤ用カバー(13)で覆われ、前記渦気流吸引装置(1)の前記吸引口(8)は、このコンベヤ用カバー(13)に接続されることを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、コンベヤ用カバーが補助ノズルから噴出される気体をコンベヤの搬送面を経由して吸引口に導くので、気体が飛散することなく、最適な気体の流れが形成される。
【0036】
また、本発明は、前記補助ノズル(16a,16b)は、前記渦気流吸引装置(1)の中心よりも前記搬送コンベヤ(4)の搬送方向の上流側に設けられることを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、袋及びフィルムに浮力を与え、袋及びフィルムを浮かすのに時間がかかっても、渦気流吸引装置の下方では袋及びフィルムを浮き上がった状態にすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態における渦気流吸引装置1を組み込んだ選別装置を示す。選別装置は、缶、瓶及びプラスチックボトル2…等が混在する資源ごみを搬送する搬送コンベヤ4と、搬送コンベヤ4の上方に設けられ、渦気流によって袋及びフィルム3…を吸引する渦気流吸引装置1とを備える。この選別装置は資源ごみから破袋後の袋及びフィルムを選別する。
【0039】
搬送コンベヤ4は、両端のベルト車の間に幅広の無端環状のベルトを循環させて、ベルト上面(搬送面)の上に資源ごみを載せて搬送する周知のベルトコンベヤからなる。
【0040】
渦気流吸引装置1は、除袋装置として用いられ、缶、瓶、プラスチックボトル2…等が混在する資源ごみから袋及びフィルム3…のみを回収する。この渦気流吸引装置1は、搬送コンベヤ4上に配置され、下細りの截頭円錐形に形成された内周面9aを有するケーシング5と、このケーシング5の内周面9aに沿って空気を噴出するノズル6…とを備える。
【0041】
バケツ形状のケーシング5は、図2及び図3に示すように、下端から上端に向かうにつれ徐々に径が広くなる円錐部9を備える。円錐部9の上端はカバー7で塞がれ、円錐部9の下端には吸引口8を設けている。カバー7の側面には排出口10が形成される。
【0042】
吸引口8は断面円形で、その開口寸法は搬送コンベヤ4の搬送幅よりも若干小さく設定される。また、搬送コンベヤ4の搬送面から吸引口8までの高さは、缶、瓶、プラスボトル等の通過を妨げないように設定される。例えば、開口幅は300mm以上、高さは150mm以上に設定される。
【0043】
円錐部9は、内周面9aが円錐形に形成され、その頂角αが5度〜30度程度に設定される。この円錐部9は、例えば板材を円錐形に曲げ加工等して製造される。円錐部9の径及び高さは、吸い上げた袋、フィルム3に渦流で遠心力を働かせ、袋、フィルム3を確実に排出できるように設定される。円錐部9の頂角を0に近づけ内周面9aを円筒形にすると、渦流は上向きの速度成分を有さず、円筒形の内周面9aだけで旋回することになり、吸い上げ効果がでにくくなる。なお、この実施の形態では、後述するように円錐部9の上端にカバー7を設け、このカバー7に排出口10を設けているが、袋、フィルム3を確実に排出することができれば円錐部9に直接排出口10を設けてもよい。
【0044】
円錐部9の上端は排出ダクト(カバー)7で塞がれている。排出ダクト7は、円錐部9の上端よりも径を大きくした略円筒状に形成され、その側面には旋回する袋、フィルム3を接線方向に排出するように排出口10が形成される。袋、フィルム3は、遠心力で排出ダクト7の側面に押し付けられ、排出口10から排出される。なお、この排出口10に図示しない吸引ダクトを接続し、吸い上げた袋、フィルム3を吸引ダクトで引っ張り、図示しないサイクロンで集塵処理してもよい。この場合、吸引ダクトに接続されるブロワーは、袋、フィルム3を吸い上げる吸引装置として用いることがないので、補助的で済み、大容量のものを用意する必要がない。
【0045】
円錐部9の吸引口8側には、内周面9aに沿って空気を噴出する一対のノズル6,6が設けられる。一対のノズル6,6は、内周面9aの中心軸13に対して直交する平面内の同一円周上に、周方向に均等間隔、この場合は180度の間隔を開け、しかも同一方向(例えば時計回り)に旋回流を生じるように配置されている。
【0046】
ノズル6,6にはコンプレッサ等から圧縮空気が送られ、ノズル6,6から高速の空気が噴出される。ここで、袋及びフィルム3を吸い上げる吸引力は、空気の流量よりも流速に左右される。このため、吸引力を上げるためには、ノズル6,6の先端の断面積を小さくし、流速を上げるのが望ましい。
【0047】
ノズル6,6は、水平方向の速度成分をもつ空気を噴出するように水平に配置されているが、噴出した空気が上向きの速度成分をもつように先端を若干上方向に傾けて配置してもよい。また、ノズル6は2本設けているが、もちろん2本に限られることなく、1本であってもよいし、2本以上例えば6本であってもよい。このノズル6の本数は吸引する対象の大きさ、嵩比重等によって決定される。
【0048】
図4は、ノズル6,6の配置の他の例を示す。この例では、袋及びフィルム3を持ち上げる距離を大きくとることができるように、ノズル6,6を内周面9aの中心軸13の方向にずらして、複数個例えば2個設けている。
【0049】
袋詰めの瓶、缶、プラスチックボトル等の資源ごみは図示しない破袋装置等で袋が破袋され、図1に示すように、瓶、缶、プラスチックボトル、袋及びフィルム3が混在した資源ごみが搬送コンベヤ4上を搬送される。
【0050】
資源ごみのうち、嵩比重の小さい袋及びフィルム3は、渦気流吸引装置1で回収される。渦気流吸引装置1のノズル6,6に圧縮空気を吹き込むと、このノズル6,6からケーシング5の内周面9aに沿って高速の空気が噴出する。この空気は上方に開いた頂角αの効果で上向きの速度成分を持ち、結果として吸引口8から排出口10へ向かって螺旋状の空気流を形成する。この螺旋状の空気流は、吸引口8外側から空気を吸い込む。このため、吸引口8付近にある袋及びフィルム3は空気流に乗って上方へ吸い上げられる。吸い上げられた袋、フィルム3は、遠心力で内周面9aに押しつけられるように上昇する。そして、ケーシング5の側面に設けられた排出口10から確実に排出される。搬送コンベヤ4上を袋、フィルム3と混在して流れる缶、瓶、プラスチックボトル2は、嵩比重が袋、フィルム3に比べて充分大きいため、この空気流の影響を受けずに搬送される。
【0051】
回収された袋、フィルム3は、比重分離され、塩ビ、ポリエチレン、ポリプロピレンの粒状物に造粒される。また、缶は誘導電磁力によってアルミ缶、スチール缶に分別され、瓶は色別に分別され、プラボトルは材質毎に分別される。
【0052】
図5は、本発明の第2の実施形態における渦気流吸引装置を示す。この渦気流吸引装置は、下細りの截頭円錐形に形成された内周面9aを有するケーシング5と、このケーシング5の内周面9aに沿って空気を噴出するノズル6…と、ケーシング5の大径側を塞ぐと共に側面に排出口10が設けられた排出ダクト(カバー)7とを備える。排出口10の片側の排出ダクト7aは、排出口10に向かって絞られている。この排出ダクト7の排出口10の両側には、排出口に向かって空気を噴出する第1の排出ノズル11及び第2の排出ノズル12が設けられる。第1の排出ノズル11は、ノズル6,6が発生する渦気流1の下流側に設けられ、渦気流1と反対方向に空気を噴出する。第2の排出ノズル12は、渦気流1の上流側に設けられ、渦気流1と同方向に空気を噴出する。第1及び第2の排出ノズル11,12及びノズル6,6から噴出される空気量は、袋及びフィルムの選別純度を上げるために、図示しない調整弁等によって調整される。
【0053】
袋及びフィルムを旋回させながら排出する場合、排出口10の側面、特に渦気流▲1▼の下流側の側面10aに袋及びフィルム3が引っ掛かるおそれがある。この実施形態の渦気流吸引装置によれば、排出口10に向かって空気を噴出する第1及び第2排出ノズル11,12が設けられるので、排出口10の側面10aに引っ掛る袋及びフィルム3は第1の排出ノズル11によって強制的に排出される。また、第2の排出ノズル12の噴出空気が回りの空気を巻き込み・誘導するので、渦気流吸引装置から排出される空気が倍増する。この結果、吸引口8から吸い込まれる空気の吸込み量が増加し、渦気流吸引装置の吸引力及び排出力が増強する。
【0054】
図6及び図7は、本発明の第2の実施形態における選別装置を示す。この選別装置も、缶、瓶、プラスチックボトル2等が混在する資源ごみを搬送する搬送コンベヤ4と、搬送コンベヤ4の上方に設けられ、渦気流によって袋及びフィルムを吸引する渦気流吸引装置1とを備える。
【0055】
この選別装置において、搬送コンベヤ4はコンベヤ用カバー13で部分的に覆われ、渦気流吸引装置1の吸引口8がこのコンベヤ用カバー13に接続されている。コンベヤ用カバー13は、吸引口8の上流側及び下流側に吸引口8と略等しい長さに延ばされている。吸引口8とコンベヤ用カバー13との接続部分14は、下方に向かって径が大きくなるラッパ形状に形成され、その断面は円弧状に形成される。
【0056】
搬送方向と直交する方向における搬送コンベヤ4の両側には、搬送コンベヤ4の搬送面(ベルトの上面)4aに向かって空気を噴出すると共に互いに対向する一対の補助ノズル16a,16bが設けられる。補助ノズル16a,16bは搬送コンベヤ4の両側面のガイド4bを貫通し、斜め下方を向いている。補助ノズル16a,16bと搬送面4aのなす角度βは、30度〜60度に設定される。
【0057】
図8は、補助ノズル16a,16bの平面図を示す。この補助ノズルは、搬送コンベヤ4の両側に対になるように配置され、例えば合計4個設けられる。各補助ノズル16a,16bは、搬送コンベヤ4の搬送方向に細長く延びるように平らに形成されたフラットノズルから構成される。一対の補助ノズル16a,16bは、渦気流吸引装置1の中心よりも搬送コンベヤ4の搬送方向▲1▼の上流側に設けられ、搬送コンベヤの両側から搬送方向と直交する方向に空気を噴出する。
【0058】
搬送される資源ごみは、ガラスビン、缶、プラスチックボトル、破袋後の袋、フィルム等を含む。これらの資源ごみは相互に重なり合って搬送されるので、上方からの吸引のみではガラスビン、缶2…の下敷きにになった袋及びフィルム3…の回収が困難になる。この選別装置によれば、図7に示すように、補助ノズル16a,16bによって噴出される空気が搬送面4aで反射することによって、袋及びフィルム3…が上方への浮力を浮け、この袋及びフィルム3…上に乗っているガラスビン、缶等2…も若干浮くことになる。これにより、袋及びフィルム3…を引き抜くことができる。
【0059】
なお、この補助ノズル16a,16bを設けた選別装置は既存の搬送コンベヤに渦気流吸引装置を取付ける場合等に好適に適用することができるが、他にガラスビン、缶2…の下敷きになった袋及びフィルム3…を浮き上がらせる方法として、コンベヤの搬送面を上下に振動させる方法、コンベヤとコンベヤの乗り継ぎ部で吸引する方法等が考えられる。
【0060】
また、上記実施形態では、本発明の渦気流吸引装置を瓶、缶、プラスチックボトル、袋、フィルムが混在した資源ごみから袋及びフィルムを回収する選別装置として用いたが、もちろん、選別装置に限られることなく、例えば、焼却灰の吸引装置、道路側溝の枯葉吸引装置等としても用いることができる。焼却灰の吸引装置として用いる場合、灰までの距離がある程度離れていても吸い上げることができるので、ロボット化しやすくなる。また、道路側溝には、枯葉と石とが混在して落ちている。道路からの距離がある程度離れていても、石は吸わないで、枯葉のみを吸引して回収することができる。
【0061】
【実施例】
吸引口の径400mm、ケーシングの高さ600mmにて、頂角を変化させ、平面上に置いた袋をどれくらい離して吸い上げられるかをテストした。この結果、頂角15度で、吸引口200mm下面にある袋を確実に吸引できることを確認した。頂角は15度程度がのぞましいが、5度から30度までは同様な効果を期待できる。また、ノズルの本数は1本でもよいが、2本のノズルを円周上の対象の位置に配置すると、ズムーズな吸引と排出が実現できた。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、渦気流吸引装置が、下細りの截頭円錐形に形成された内周面を有し、前記内周面の小径側の一端に吸引口が設けられたケーシングと、前記内周面に沿って気体を噴出する少なくとも一つのノズルとで構成される。ノズルに圧縮空気を吹き込むと、このノズルからケーシングの内周面に沿って高速の空気が噴出する。この空気は上方に開いた頂角の効果で上向きの速度成分を持ち、結果として吸引口から上方へ向かって螺旋状の空気流を形成する。この螺旋状の空気流は、吸引口外側から空気を吸い込む。したがって、小風量で吸引口付近にある袋、フィルムを吸い上げることができ、また、既存の破袋後の搬送ラインに容易に設置することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における渦気流吸引装置を組み込んだ選別装置示す斜視図。
【図2】上記渦気流吸引装置の平面図。
【図3】上記図2の3−3線断面図。
【図4】他のノズル配置の例を示す吸引装置の断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態における渦気流吸引装置を示す平面図。
【図6】本発明の第2の実施形態における選別装置を示す斜視図。
【図7】上記図6の7−7線断面図。
【図8】上記図6の選別装置の補助ノズルを示す平面図。
【符号の説明】
1 渦気流吸引装置
4 搬送コンベヤ
4a 搬送面
5 ケーシング
6,6 ノズル
7 カバー
8 吸引口
9a 内周面
10 排出口
11 第1の排出ノズル(排出ノズル)
12 第2の排出ノズル(排出ノズル)
16a,16b 補助ノズル
13 コンベヤ用カバー

Claims (12)

  1. 下細りの截頭円錐形の内周面、及びこの内周面の小径側に設けられた吸引口を有するケーシングと、前記内周面に沿って気体を噴出する少なくとも一つのノズルとを備えることを特徴とする渦気流吸引装置。
  2. 前記内周面の大径側を塞ぐと共に側面に排出口を有するカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載の渦気流吸引装置。
  3. 前記ノズルは、前記内周面の中心軸に対して直交する平面内の同一円周上に、周方向に間隔を開けて、複数設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の渦気流吸引装置。
  4. 前記ノズルは、前記内周面の中心軸の方向にずらして、複数設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の渦気流吸引装置。
  5. 前記排出口には、前記排出口に向かって気体を噴出する排出ノズルが設けられることを特徴とする請求項2ないし4いずれかに記載の渦気流吸引装置。
  6. 前記排出ノズルは、前記排出口における、前記ノズルが発生する渦気流の下流側の側面に設けられた第1の排出ノズルと、前記排出口における、前記ノズルが発生する渦気流の上流側の側面に設けられた第2の排出ノズルとを備えることを特徴とする請求項5に記載の渦気流吸引装置。
  7. 前記ノズル及び排出ノズルの少なくとも一方から噴出される気体の噴出量が調整可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の渦気流吸引装置。
  8. 少なくとも袋及びフィルムが混在されているごみから袋及びフィルムを選別する選別装置であって、前記ごみを搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤの搬送面の上方に設けられ、渦気流によって前記袋及びフィルムを吸引する渦気流吸引装置とを備え、前記渦気流吸引装置は、下細りの截頭円錐形の内周面、及びこの内周面の小径側に設けられた吸引口とを有するケーシングと、前記内周面の大径側を塞ぐと共に側面に排出口が設けられるカバーと、前記内周面に沿って気体を噴出する少なくとも一つのノズルと、を有することを特徴とする選別装置。
  9. 前記搬送コンベヤの両側に、前記搬送面に向かって気体を噴出すると共に互いに対向する少なくとも一対の補助ノズルが設けられることを特徴とする請求項8に記載の選別装置。
  10. 前記補助ノズルは、前記搬送コンベヤの搬送方向に細長く延びるように平らに形成されたフラットノズルから構成されることを特徴とする請求項9に記載の選別装置。
  11. 前記搬送コンベヤは、コンベヤ用カバーで覆われ、前記渦気流吸引装置の前記吸引口は、このコンベヤ用カバーに接続されることを特徴とする請求項8乃至10に記載の選別装置。
  12. 前記補助ノズルは、前記渦気流吸引装置の中心よりも前記搬送コンベヤの搬送方向の上流側に設けられることを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の選別装置。
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