JPH0824792A - 破砕物分別方法および装置 - Google Patents
破砕物分別方法および装置Info
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- JPH0824792A JPH0824792A JP18180694A JP18180694A JPH0824792A JP H0824792 A JPH0824792 A JP H0824792A JP 18180694 A JP18180694 A JP 18180694A JP 18180694 A JP18180694 A JP 18180694A JP H0824792 A JPH0824792 A JP H0824792A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 家屋等の破砕物から木屑、紙屑を分別すると
ともに、粒度に応じた分別も可能とし、埋設土等へ再利
用できるようにする。 【構成】 破砕物が投入される傾斜シュート14を設
け、この傾斜シュートに通気孔を穿設しておき、傾斜シ
ュートの背面側から破砕物流層へ送風する送風口18を
設ける。傾斜シュートの表面部に対面して開口し吸引ブ
ロア22に接続された吸引ダクト24を設け、このダク
トの途中に直列に複数の収容容器26、28を設けると
ともに、前記ダクトは各収容容器内で分断開口されてい
る。前記吸引ブロア22の排気口を前記傾斜シュート背
面に配置された送風口18に連絡して循環させるように
する。
ともに、粒度に応じた分別も可能とし、埋設土等へ再利
用できるようにする。 【構成】 破砕物が投入される傾斜シュート14を設
け、この傾斜シュートに通気孔を穿設しておき、傾斜シ
ュートの背面側から破砕物流層へ送風する送風口18を
設ける。傾斜シュートの表面部に対面して開口し吸引ブ
ロア22に接続された吸引ダクト24を設け、このダク
トの途中に直列に複数の収容容器26、28を設けると
ともに、前記ダクトは各収容容器内で分断開口されてい
る。前記吸引ブロア22の排気口を前記傾斜シュート背
面に配置された送風口18に連絡して循環させるように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は破砕物分別方法および装
置に係り、家屋やビル等を解体した時に発生する廃物を
破砕処理した破砕物を種別および粒度に応じて分別し、
特にその中に含まれる木屑や紙屑等を取除き、残りを埋
設土等に再利用させることができる破砕物分別方法およ
び装置に関する。
置に係り、家屋やビル等を解体した時に発生する廃物を
破砕処理した破砕物を種別および粒度に応じて分別し、
特にその中に含まれる木屑や紙屑等を取除き、残りを埋
設土等に再利用させることができる破砕物分別方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に家屋等を解体するには破砕機を用
いて粉砕処理しているが、この破砕処理によって発生す
る副産物には鉄や木屑、紙屑等の埋設土等に再利用でき
ないものが含まれている。このような破砕物の分別処理
は、従来から、鉄屑をマグネットにより吸着分離し、木
屑や紙屑は送風機により吹き飛ばし処理することにより
分離している。
いて粉砕処理しているが、この破砕処理によって発生す
る副産物には鉄や木屑、紙屑等の埋設土等に再利用でき
ないものが含まれている。このような破砕物の分別処理
は、従来から、鉄屑をマグネットにより吸着分離し、木
屑や紙屑は送風機により吹き飛ばし処理することにより
分離している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鉄屑はマグ
ネットにより分離可能であったが、木屑や紙屑は送風に
より分離しようとしても不完全であり、分離処理された
破砕物をそのまま埋設土その他のものに利用することが
できなかった。また、吹き飛ばされた木屑や紙屑等の収
集取扱処理が困難であった。
ネットにより分離可能であったが、木屑や紙屑は送風に
より分離しようとしても不完全であり、分離処理された
破砕物をそのまま埋設土その他のものに利用することが
できなかった。また、吹き飛ばされた木屑や紙屑等の収
集取扱処理が困難であった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に着目し、家
屋解体等に伴う破砕物から木屑や紙屑等、また一定粒度
以下の破砕石を的確に分離することができ、残りの粒度
の大きい破砕石を埋設土等に利用できる分別処理するこ
とができる破砕物分別方法および装置を提供することを
目的とする。
屋解体等に伴う破砕物から木屑や紙屑等、また一定粒度
以下の破砕石を的確に分離することができ、残りの粒度
の大きい破砕石を埋設土等に利用できる分別処理するこ
とができる破砕物分別方法および装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る破砕物分別方法は、搬送される破砕物
流動層の背面から送風して軽量物を表層面側に浮揚さ
せ、この浮揚軽量物をダクトを通じて吸込み吸引するこ
とにより一次分別し、前記吸引通路のダクトを分離させ
て分断路による二次分別し、吸引通路の終段部でフィル
タによる分別処理をなすとともに、吸引手段による排風
を前記搬送される破砕物流層の背面に循環供給するよう
に構成した。
に、本発明に係る破砕物分別方法は、搬送される破砕物
流動層の背面から送風して軽量物を表層面側に浮揚さ
せ、この浮揚軽量物をダクトを通じて吸込み吸引するこ
とにより一次分別し、前記吸引通路のダクトを分離させ
て分断路による二次分別し、吸引通路の終段部でフィル
タによる分別処理をなすとともに、吸引手段による排風
を前記搬送される破砕物流層の背面に循環供給するよう
に構成した。
【0006】また、本発明に係る破砕物分別装置は、破
砕物が投入される傾斜シュートを設け、この傾斜シュー
トに通気孔を穿設しておき、傾斜シュートの背面側から
破砕物流層へ送風する送風口を設け、傾斜シュートの表
面部に対面して開口し吸引ブロアに接続された吸引ダク
トを設け、このダクトの途中に直列に複数の収容容器を
設けるとともに、前記ダクトは各収容容器内で分断開口
させた構成とした。この場合において、前記吸引ブロア
の排気口を前記傾斜シュート背面に配置された送風口に
連絡した構造とすればよい。
砕物が投入される傾斜シュートを設け、この傾斜シュー
トに通気孔を穿設しておき、傾斜シュートの背面側から
破砕物流層へ送風する送風口を設け、傾斜シュートの表
面部に対面して開口し吸引ブロアに接続された吸引ダク
トを設け、このダクトの途中に直列に複数の収容容器を
設けるとともに、前記ダクトは各収容容器内で分断開口
させた構成とした。この場合において、前記吸引ブロア
の排気口を前記傾斜シュート背面に配置された送風口に
連絡した構造とすればよい。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ブロアにてある一定の粒度
以下の破砕石と、木屑、紙屑等を吸引し、複数の収容容
器に分別することができる。すなわち、ベルトコンベア
などにより運ばれてきた破砕物流を傾斜シュートに沿っ
て落下させることにより層状にし、その背面からの送風
により軽量物を表層部に浮上させることができる。この
状態で表層部に吸引ダクトを通じて吸引空気を作用させ
ると、表層部の軽量物はダクトに吸込まれる。重量物は
傾斜シュートをそのまま落下し、ここで一次分別が行わ
れる。そして、ダクトにより吸引搬送された軽量物はダ
クトの分断部で比重差により先に重いものが最初の収容
容器に収容され、これらより軽量のものは分断吸引口か
ら後段のダクトに吸引されることを繰り返しながら順次
重いものから直列配置された収容容器に取り込まれて分
別される。終段ではフィルタによる分別され、細粒破砕
物と軽量で比較的大きな紙屑等が分別されるのである。
このようにして分別された破砕物は粒度が異なるように
分別され、かつ埋設土として再利用することができない
木屑や紙屑などが適格に取り除くことができる。
以下の破砕石と、木屑、紙屑等を吸引し、複数の収容容
器に分別することができる。すなわち、ベルトコンベア
などにより運ばれてきた破砕物流を傾斜シュートに沿っ
て落下させることにより層状にし、その背面からの送風
により軽量物を表層部に浮上させることができる。この
状態で表層部に吸引ダクトを通じて吸引空気を作用させ
ると、表層部の軽量物はダクトに吸込まれる。重量物は
傾斜シュートをそのまま落下し、ここで一次分別が行わ
れる。そして、ダクトにより吸引搬送された軽量物はダ
クトの分断部で比重差により先に重いものが最初の収容
容器に収容され、これらより軽量のものは分断吸引口か
ら後段のダクトに吸引されることを繰り返しながら順次
重いものから直列配置された収容容器に取り込まれて分
別される。終段ではフィルタによる分別され、細粒破砕
物と軽量で比較的大きな紙屑等が分別されるのである。
このようにして分別された破砕物は粒度が異なるように
分別され、かつ埋設土として再利用することができない
木屑や紙屑などが適格に取り除くことができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る破砕物分別方法および
装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は実施例に係る破砕物分別装置の構成
を示す斜視図、図2はその断面構成図である。これらの
図に示すように、当該装置は破砕物10を搬送するコン
ベア12の終端部に配置されており、最初にコンベア1
2から投下される破砕物10を受け入れる傾斜シュート
14が設けられている。この傾斜シュート14は投入さ
れた破砕物10を所定の厚みの流動層として流下される
もので、このため傾斜角αは破砕物10の性状に合わせ
て設定され、流下速度があまり速くならないように調整
される。また、傾斜シュート14は通気孔16が多数穿
設された多孔板によって形成されており、シュート背面
からの吹出口18を通じてエア吹込みを可能としてい
る。これによりシュート14を流下している破砕物流動
層は、層背面の送風吹出口18からの吹込みエアにより
空気浮上状態となって流下し、流動層の厚み方向で表層
側に粒度が小さくものや軽量物が移動されるとともに、
下層側には粒度が大きく重量の重い破砕物が分布した状
態となる。なお、吹込みエアがシュート14の全面に均
等に吹込まれるように、シュート14の背面にチャンバ
を形成し、送風ダクトをこれに接続するようにできる。
を示す斜視図、図2はその断面構成図である。これらの
図に示すように、当該装置は破砕物10を搬送するコン
ベア12の終端部に配置されており、最初にコンベア1
2から投下される破砕物10を受け入れる傾斜シュート
14が設けられている。この傾斜シュート14は投入さ
れた破砕物10を所定の厚みの流動層として流下される
もので、このため傾斜角αは破砕物10の性状に合わせ
て設定され、流下速度があまり速くならないように調整
される。また、傾斜シュート14は通気孔16が多数穿
設された多孔板によって形成されており、シュート背面
からの吹出口18を通じてエア吹込みを可能としてい
る。これによりシュート14を流下している破砕物流動
層は、層背面の送風吹出口18からの吹込みエアにより
空気浮上状態となって流下し、流動層の厚み方向で表層
側に粒度が小さくものや軽量物が移動されるとともに、
下層側には粒度が大きく重量の重い破砕物が分布した状
態となる。なお、吹込みエアがシュート14の全面に均
等に吹込まれるように、シュート14の背面にチャンバ
を形成し、送風ダクトをこれに接続するようにできる。
【0010】このような傾斜シュート14を流下する際
に、背面の送風吹出口18から吹出される空気によって
破砕物流動層は表層部に軽量物が浮揚した状態となる
が、この表層部の浮揚物を吸引分別する手段が設けられ
ている。この吸引分別手段は、傾斜シュート14の表面
部分に吸引口20を臨ませ、終端部を吸引ブロア22に
接続した吸引ダクト24を備えている。そして、この吸
引ダクト24の吸引通路の途中に直列に配置された二つ
の回収容器26、28を備えており、前記吸引ダクト2
4は各容器26、28部分で分断され、この分断部を通
じて吸引搬送されている破砕物を分別して各容器26、
28に回収させるようにしている。
に、背面の送風吹出口18から吹出される空気によって
破砕物流動層は表層部に軽量物が浮揚した状態となる
が、この表層部の浮揚物を吸引分別する手段が設けられ
ている。この吸引分別手段は、傾斜シュート14の表面
部分に吸引口20を臨ませ、終端部を吸引ブロア22に
接続した吸引ダクト24を備えている。そして、この吸
引ダクト24の吸引通路の途中に直列に配置された二つ
の回収容器26、28を備えており、前記吸引ダクト2
4は各容器26、28部分で分断され、この分断部を通
じて吸引搬送されている破砕物を分別して各容器26、
28に回収させるようにしている。
【0011】このため、まず前記吸引ダクト24は前記
傾斜シュート14に対面するとともに第1の回収容器2
6に接続される第1ダクト24Aと、第1回収容器26
と第2回収容器28とを連絡する第2ダクト24B、お
よび第2回収容器28と吸引ブロア22との間を接続す
る第3ダクト24Cとによって構成され、これらはダク
ト中心がほぼ一致するように水平配置されている。前記
第1ダクト24Aは前記傾斜シュート14に対面開口す
る吸引口20を有しているが、これは先端を絞り形成し
て小断面積の幅広口にすることにより、傾斜シュート1
4にからの吸引負圧が大きくなるように形成され、か
つ、前記傾斜シュート14の幅員とほぼ同じ幅寸法とな
るように設定されている。このような吸引口20を有す
る第1ダクト24Aの後端出口部30は、上述したよう
に第1回収容器26に挿入接続され、この回収容器26
の内部で後続する第2ダクト24Bの吸込み口32に対
面されている。そして、後部の第2ダクト24Bの直径
は第1ダクト24Aの直径より大きくなるように形成す
るとともに、第1回収容器26の内部で両ダクト24
A、24Bの後端出口部30と吸込み口32は距離Lを
隔てて分断され、この分断隙間34から吸引されつつも
比較的粒度の大きい中間粒度破砕物10Bを落下させ、
第1回収容器26内に収容するものとしている。
傾斜シュート14に対面するとともに第1の回収容器2
6に接続される第1ダクト24Aと、第1回収容器26
と第2回収容器28とを連絡する第2ダクト24B、お
よび第2回収容器28と吸引ブロア22との間を接続す
る第3ダクト24Cとによって構成され、これらはダク
ト中心がほぼ一致するように水平配置されている。前記
第1ダクト24Aは前記傾斜シュート14に対面開口す
る吸引口20を有しているが、これは先端を絞り形成し
て小断面積の幅広口にすることにより、傾斜シュート1
4にからの吸引負圧が大きくなるように形成され、か
つ、前記傾斜シュート14の幅員とほぼ同じ幅寸法とな
るように設定されている。このような吸引口20を有す
る第1ダクト24Aの後端出口部30は、上述したよう
に第1回収容器26に挿入接続され、この回収容器26
の内部で後続する第2ダクト24Bの吸込み口32に対
面されている。そして、後部の第2ダクト24Bの直径
は第1ダクト24Aの直径より大きくなるように形成す
るとともに、第1回収容器26の内部で両ダクト24
A、24Bの後端出口部30と吸込み口32は距離Lを
隔てて分断され、この分断隙間34から吸引されつつも
比較的粒度の大きい中間粒度破砕物10Bを落下させ、
第1回収容器26内に収容するものとしている。
【0012】第1回収容器26は片傾斜底板26Bを有
し、回収した中間粒度破砕物10Bを排出する作業を容
易にしている。もちろん、回収容器26の上部には蓋2
6Cを有し、メンテナンスを可能としている。そして、
容器26の側壁部分にはレベルセンサ36を取り付けて
おき、回収した破砕物10Bが一定量貯まったときに信
号を出力し、自動排出作用を行わせることが可能となっ
ている。
し、回収した中間粒度破砕物10Bを排出する作業を容
易にしている。もちろん、回収容器26の上部には蓋2
6Cを有し、メンテナンスを可能としている。そして、
容器26の側壁部分にはレベルセンサ36を取り付けて
おき、回収した破砕物10Bが一定量貯まったときに信
号を出力し、自動排出作用を行わせることが可能となっ
ている。
【0013】次に、第1回収容器26で、ダクト分断隙
間34から落下せずに第2ダクト24Bに吸込まれる搬
送物は、第2ダクト24Bを通じて次段の第2回収容器
28に導かれる。第2回収容器28にダクト後端開口部
38が接続されるが、容器内部にはこの開口部38に離
隔対面してバッフルプレート40が取り付けられてい
る。そして、このバッフルプレート40の下縁部に連続
して多孔板42が形成され、このバッフルプレート40
と多孔板42により第2回収容器28の内部を2室に分
離している。第2回収容器28は第1回収容器26と同
様に片傾斜底板28Bが設けられているが、前記多孔板
42はこの底板28Bの傾斜開始点で容器28の側壁に
接続され、底板28Bと逆傾斜面になるように設定され
ている。これにより、第2ダクト24Bを通じて第2回
収容器28に導入された搬送物は、最初にバッフルプレ
ート40に衝突して下方に落下し、多孔板42上に積層
されるが、この孔よりも小さい粒子は多孔板42を通過
して他方の室内に移動するのである。これにより、第2
回収容器28の内部では、バッフルプレート40と多孔
板42により区画された上流側の室内に軽量であるが嵩
ばるサイズの木屑や紙屑が細粒度破砕物10Cとして分
別され、更に多孔板42を透過した粒子は微細粒度破砕
物10Dとして分別されることになる。
間34から落下せずに第2ダクト24Bに吸込まれる搬
送物は、第2ダクト24Bを通じて次段の第2回収容器
28に導かれる。第2回収容器28にダクト後端開口部
38が接続されるが、容器内部にはこの開口部38に離
隔対面してバッフルプレート40が取り付けられてい
る。そして、このバッフルプレート40の下縁部に連続
して多孔板42が形成され、このバッフルプレート40
と多孔板42により第2回収容器28の内部を2室に分
離している。第2回収容器28は第1回収容器26と同
様に片傾斜底板28Bが設けられているが、前記多孔板
42はこの底板28Bの傾斜開始点で容器28の側壁に
接続され、底板28Bと逆傾斜面になるように設定され
ている。これにより、第2ダクト24Bを通じて第2回
収容器28に導入された搬送物は、最初にバッフルプレ
ート40に衝突して下方に落下し、多孔板42上に積層
されるが、この孔よりも小さい粒子は多孔板42を通過
して他方の室内に移動するのである。これにより、第2
回収容器28の内部では、バッフルプレート40と多孔
板42により区画された上流側の室内に軽量であるが嵩
ばるサイズの木屑や紙屑が細粒度破砕物10Cとして分
別され、更に多孔板42を透過した粒子は微細粒度破砕
物10Dとして分別されることになる。
【0014】第2回収容器28には前記バッフルプレー
ト40を挟んで対向する位置に第3ダクト24Cの吸引
口44が臨まれており、これにはエアフィルタ46を取
り付け、回収室内の空気を清浄化して吸引可能となって
いる。第3ダクト24Cは、図1に示しているように、
吸引ブロア22に接続される。吸引ブロア22の排気口
48は図示しない外部ダクトを通じて前述した傾斜シュ
ート14の背面の送風吹出口18に接続され、ブロア2
2からの排風をシュート14に向けて吹き出させるよう
にして循環送風路を形成している。
ト40を挟んで対向する位置に第3ダクト24Cの吸引
口44が臨まれており、これにはエアフィルタ46を取
り付け、回収室内の空気を清浄化して吸引可能となって
いる。第3ダクト24Cは、図1に示しているように、
吸引ブロア22に接続される。吸引ブロア22の排気口
48は図示しない外部ダクトを通じて前述した傾斜シュ
ート14の背面の送風吹出口18に接続され、ブロア2
2からの排風をシュート14に向けて吹き出させるよう
にして循環送風路を形成している。
【0015】このように構成された破砕物分別装置によ
れば、コンベア12から投入され傾斜シュート14を流
下する破砕物流動層には背面からの送風作用により、表
層部に粒度が小さく、軽量の物が位置するような粒度分
布となる。この状態で、吸引ダクト24の吸引口20が
流動層表面部に臨んでおり、表層部の破砕物を吸引除去
する。これによってシュート14面に残留して流下する
分別された破砕物は木屑、紙屑を含まないある一定粒度
以上の破砕石10Aとなる。ダクト24により吸引され
た一定粒度以下の破砕物は、気密性を有する第1回収容
器26に導入され、ダクト分断隙間34から、比重の大
きいある一定粒度以上の破砕石が集積し易いように傾斜
を付けた底板26Bに沿って落下し、堆積される。比重
の小さいある一定以下の粒度をもつ破砕石と、木屑や紙
屑は第1ダクト24Aより大径の吸込み口32から第2
ダクト24Bに吸引され、やはり気密性のある第2回収
容器28に吸引される。第1回収容器26による第2回
目の分別により得られた中間粒度破砕物10Bは木屑、
紙屑を含まない一定範囲の粒度をもつ破砕石となる。
れば、コンベア12から投入され傾斜シュート14を流
下する破砕物流動層には背面からの送風作用により、表
層部に粒度が小さく、軽量の物が位置するような粒度分
布となる。この状態で、吸引ダクト24の吸引口20が
流動層表面部に臨んでおり、表層部の破砕物を吸引除去
する。これによってシュート14面に残留して流下する
分別された破砕物は木屑、紙屑を含まないある一定粒度
以上の破砕石10Aとなる。ダクト24により吸引され
た一定粒度以下の破砕物は、気密性を有する第1回収容
器26に導入され、ダクト分断隙間34から、比重の大
きいある一定粒度以上の破砕石が集積し易いように傾斜
を付けた底板26Bに沿って落下し、堆積される。比重
の小さいある一定以下の粒度をもつ破砕石と、木屑や紙
屑は第1ダクト24Aより大径の吸込み口32から第2
ダクト24Bに吸引され、やはり気密性のある第2回収
容器28に吸引される。第1回収容器26による第2回
目の分別により得られた中間粒度破砕物10Bは木屑、
紙屑を含まない一定範囲の粒度をもつ破砕石となる。
【0016】次に、第2回収容器28に導入された搬送
物は、最初バッフルプレート40に衝突し、下方に落下
する。バッフルプレート40は真上に延長させるのでは
なく、図2に示すように、オーバハングさせることによ
り木屑や紙屑が多孔板42を詰らせた場合でも、ブロア
22を停止させることで自然落下し、自動的に多孔板4
2の清掃を行うようにしている。
物は、最初バッフルプレート40に衝突し、下方に落下
する。バッフルプレート40は真上に延長させるのでは
なく、図2に示すように、オーバハングさせることによ
り木屑や紙屑が多孔板42を詰らせた場合でも、ブロア
22を停止させることで自然落下し、自動的に多孔板4
2の清掃を行うようにしている。
【0017】下方に落下したある一定の粒度の破砕石、
木屑、紙屑は多孔板42により更に分別される。この第
3回目の分別作用により、多孔板42の上部には木屑や
紙屑10Cが、下部には孔径によって調整された微細破
砕石10Dが集積される。微細破砕石10Dが紙屑や木
屑を含んでいても、粒度が小さいために埋設土等として
充分再利用することができる。
木屑、紙屑は多孔板42により更に分別される。この第
3回目の分別作用により、多孔板42の上部には木屑や
紙屑10Cが、下部には孔径によって調整された微細破
砕石10Dが集積される。微細破砕石10Dが紙屑や木
屑を含んでいても、粒度が小さいために埋設土等として
充分再利用することができる。
【0018】なお、第2回収容器28の各室にもレベル
センサ50、52を取り付けることにより、自動排出機
能をもたせることができるのは第1回収容器26と同様
である。図2中、28Cは第2回収容器28の蓋であ
る。
センサ50、52を取り付けることにより、自動排出機
能をもたせることができるのは第1回収容器26と同様
である。図2中、28Cは第2回収容器28の蓋であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送される破砕物流動層の背面から送風して軽量物を表
層面側に浮揚させ、この浮揚軽量物をダクトを通じて吸
込み吸引することにより一次分別し、前記吸引通路のダ
クトを分離させて分断路による二次分別し、吸引通路の
終段部でフィルタによる分別処理をなすとともに、吸引
手段による排風を前記搬送される破砕物流層の背面に循
環供給するようにしたので、家屋等の破砕物を粒度に応
じて分別することができるとともに、木屑や紙屑等の再
利用ができない物を確実に分別処理できるので、破砕物
を埋設土等へ再利用することができるものとなる効果が
得られる。
搬送される破砕物流動層の背面から送風して軽量物を表
層面側に浮揚させ、この浮揚軽量物をダクトを通じて吸
込み吸引することにより一次分別し、前記吸引通路のダ
クトを分離させて分断路による二次分別し、吸引通路の
終段部でフィルタによる分別処理をなすとともに、吸引
手段による排風を前記搬送される破砕物流層の背面に循
環供給するようにしたので、家屋等の破砕物を粒度に応
じて分別することができるとともに、木屑や紙屑等の再
利用ができない物を確実に分別処理できるので、破砕物
を埋設土等へ再利用することができるものとなる効果が
得られる。
【図1】実施例に係る破砕物分別装置の全体構成図であ
る。
る。
【図2】同装置の分別処理工程の説明図である。
10 破砕物 12 コンベア 14 傾斜シュート 16 通気孔 18 吹出口 20 吸引口 22 吸引ブロア 24 吸引ダクト 26 第1回収容器 28 第2回収容器 30 出口部 32 吸込み口 34 分断隙間 36 レベルセンサ 38 開口部 40 バッフルプレート 42 多孔板 44 吸引口 46 エアフィルタ 48 排気口 50、52 レベルセンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送される破砕物流動層の背面から送風
して軽量物を表層面側に浮揚させ、この浮揚軽量物をダ
クトを通じて吸込み吸引することにより一次分別し、前
記吸引通路のダクトを分離させて分断路による二次分別
し、吸引通路の終段部でフィルタによる分別処理をなす
とともに、吸引手段による排風を前記搬送される破砕物
流層の背面に循環供給することを特徴とする破砕物分別
方法。 - 【請求項2】 破砕物が投入される傾斜シュートを設
け、この傾斜シュートに通気孔を穿設しておき、傾斜シ
ュートの背面側から破砕物流層へ送風する送風口を設
け、傾斜シュートの表面部に対面して開口し吸引ブロア
に接続された吸引ダクトを設け、このダクトの途中に直
列に複数の収容容器を設けるとともに、前記ダクトは各
収容容器内で分断開口されていることを特徴とする破砕
物分別装置。 - 【請求項3】 前記吸引ブロアの排気口を前記傾斜シュ
ート背面に配置された送風口に連絡されていることを特
徴とする請求項2に記載の破砕物分別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18180694A JPH0824792A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 破砕物分別方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18180694A JPH0824792A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 破砕物分別方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824792A true JPH0824792A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16107177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18180694A Pending JPH0824792A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 破砕物分別方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824792A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006015298A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 粉粒体の静電分離装置 |
JP2014028685A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Seiken Kogyo Kk | 搬送装置 |
CN103586946A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-02-19 | 福建省永安林业(集团)股份有限公司 | 一种隧道式木片风洗结构 |
JP2015136681A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 株式会社幸袋テクノ | 風力選別装置 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP18180694A patent/JPH0824792A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006015298A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 粉粒体の静電分離装置 |
JP2014028685A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Seiken Kogyo Kk | 搬送装置 |
CN103586946A (zh) * | 2013-11-08 | 2014-02-19 | 福建省永安林业(集团)股份有限公司 | 一种隧道式木片风洗结构 |
JP2015136681A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 株式会社幸袋テクノ | 風力選別装置 |
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