JP3753170B2 - 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法 - Google Patents

斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3753170B2
JP3753170B2 JP2001570907A JP2001570907A JP3753170B2 JP 3753170 B2 JP3753170 B2 JP 3753170B2 JP 2001570907 A JP2001570907 A JP 2001570907A JP 2001570907 A JP2001570907 A JP 2001570907A JP 3753170 B2 JP3753170 B2 JP 3753170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
cords
plate
foundation
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001570907A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2001073204A1 (ja
Inventor
富男 福井
Original Assignee
富男 福井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富男 福井 filed Critical 富男 福井
Publication of JPWO2001073204A1 publication Critical patent/JPWO2001073204A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3753170B2 publication Critical patent/JP3753170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C1/00Design or layout of roads, e.g. for noise abatement, for gas absorption
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C1/00Design or layout of roads, e.g. for noise abatement, for gas absorption
    • E01C1/002Design or lay-out of roads, e.g. street systems, cross-sections ; Design for noise abatement, e.g. sunken road
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D1/00Bridges in general
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D21/00Methods or apparatus specially adapted for erecting or assembling bridges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G3/00Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
    • E04G3/24Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G3/00Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
    • E04G3/24Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
    • E04G3/243Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons following the outside contour of a building
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G3/00Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
    • E04G3/28Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G3/00Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
    • E04G3/28Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms
    • E04G3/30Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms suspended by flexible supporting elements, e.g. cables
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、山地等において、その斜面に沿って道路や工事用足場を作設する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従前において、山地の斜面に緩勾配の道路や工事用足場を作設する場合には、図5及び図6に示すように、その斜面をL字状に切削して道路等となる平坦部11を作設し、且つ、その平坦部11の上下の斜面12、13及び切削によって形成された道路壁部14を、公知の方法によって補強するという方法によっていた。しかし、このような方法は、山地を大きく傷付けるものであった。また、斜面の切削及び補強には、大掛かりの工事が必要であった。
【0003】
斜面に足場を形成する方法の一例は、特開平8−199580号に開示されている。すなわち、特開平8−199580号に記載の発明では、図7に示すような昇降式足場装置21を用いている。当該装置21は、斜面22に沿って足場ビーム23を設置し、当該ビーム23によって、足場となる保護柵24を有する作業床25を昇降させるものである。
【0004】
この装置21を、自然の斜面それ自体に設置できる場合もあるであろうが、通常は、事前に斜面を切削して、平坦部11を形成する必要があると考えられた。また、平坦部11を形成する必要がない場合でも、斜面の断面(又は側面)の全体としての形状が、図7に示されているように直線的であるか、或いは凹状である場合はともかく、凸状である場合には、切削を行わずにこの装置を斜面に取付けようとすると、足場ビーム23の斜面による支持が不十分となると共に、斜面への取付けも困難であると考えられた。したがって、凸状斜面の場合には、事前に切削工事を行う必要があると考えられた。
【0005】
このように、特開平8−199580号に開示の足場装置21を用いる場合にも、山地を傷付けるという問題は、しばしば発生するものと考えられた。
【0006】
さらに、足場ビーム23は、作業床等を相当な高度までスムーズに昇降させるために使用されるものであり、それ自体相当な強度と重量とを有する剛製の構造物であるから、これを安全確実に設置するためには、大掛かりの工事が必要とされた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、このような従来の工事方法の欠点に鑑み、山地を傷つけず且つより小規模の工事で、斜面に道路や工事用足場を作設する方法を検討した。本発明は、そのような検討の結果としてなされたものであり、道路敷或いは足場となる構造物を索を利用して懸垂させることを特徴とする、斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題を解決するための第1の手段は、斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法であって、斜面に沿って少なくとも二本の縦索を懸垂させ、当該縦索には、少なくとも一組の上下二本の横索を所定の間隔を空けて結合させ、当該上下それぞれの横索には、当該横索によって支持されるように、棒状の土台構造物を結合させ、下方の横索に結合された第一の土台構造物に少なくとも一本の支柱を立設し、上方の横索に結合された第二の土台構造物及び当該支柱の上に板状構造物を載置し、当該第二の土台構造物及び当該支柱に当該板状構造物を固定することを含む、方法である。
本発明の課題を解決する第2の手段は、斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法であって、少なくとも2本の縦索に少なくとも2本の横索を、所定の間隔で上下に結合させてネット状物を作成しておき、このネット状物を前記斜面に沿って懸垂させ、前記横索に各々棒状土台構造物を結合させ、下方の横索に結合された第一の土台構造物に少なくとも一本の支柱を立設し、上方の横索に結合された第二の土台構造物及び当該支柱上に板状構造物を載置し、当該第二の土台構造物及び当該支柱に当該板状構造物を固定することを含む、方法である。
【0009】
本発明の課題を解決するための第3の手段は、斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法であって、少なくとも2本の縦索に少なくとも2本の横索を、予め、定められた間隔で上下に結合させ、前記横索に各々棒状土台構造物を結合させてネット状物を作成しておき、このネット状物を前記斜面に沿って懸垂させ、下方の横索に結合された第一の土台構造物に少なくとも一本の支柱を立設し、上方の横索に結合された第二の土台構造物及び当該支柱上に板状構造物を載置し、当該第二の土台構造物及び当該支柱に当該板状構造物を固定することを含む、方法である。
【0010】
本発明の課題を解決するための第4の手段は、斜面に適用される道路であって、該斜面に沿って懸垂された少なくとも2本の縦索、前記縦索に夫々連結され、上下に所定の間隔を有する少なくとも1組の上下の横索、下部の横索に固定された第1の棒状土台構造物及び上部の横索に固定された第2の棒状土台構造物、前記第1の棒状土台構造物上に立設された少なくとも1本の支柱、並びに、前記第2の棒状土台構造物及び前記支柱に取り付けられた板状構造物を有する道路である。
本発明の課題を解決するための第5の手段は、斜面に適用される足場であって、該斜面に沿って懸垂された少なくとも2本の縦索、前記縦索に夫々連結され、上下に所定の間隔を有する少なくとも1組の上下の横索、下部の横索に固定された第1の棒状土台構造物及び上部の横索に固定された第2の棒状土台構造物、前記第1の棒状土台構造物上に立設された少なくとも1本の支柱、並びに、前記第2の棒状土台構造物及び前記支柱に取り付けられた板状構造物を有する足場である。
【0011】
前記板状構造物が、その外周部に柵を有するか、又は、前記板状構造物を第二の土台構造物及び支柱に固定した後に、前記板状構造物の外周部に柵を形成するのが好ましい。
前記構造物が道路である場合には、板状構造物として一般的には長尺のものを使用するため、一本の第一の土台構造物に立設される前記支柱の数が少なくとも二本であり、それらの支柱の中の少なくとも二本は当該第一の土台構造物の両端部に立設されるのが好ましい。
前記構造物が工事用足場である場合には、少なくとも二組の横索が縦索に結合され、板状構造物が斜面に沿って階段状に作設されるのが好ましい。
また、本発明は、前記の本発明の方法によって作設された道路及び工事用足場にも関する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に示す好適実施例を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の方法によって山地の斜面に作設された道路を示す模式的斜視図であり、図2は、その模式的側面図である。
【0013】
本発明第一の態様では、先ず、少なくとも二本の縦索1、1を、一定の間隔を空けて、山又は丘の斜面2に、その上方(例えば頂上)から懸垂させる。次いで、上下二本の横索3、4を、所定の間隔を空けて前記縦索1、1に結合させる。横索3、4には、当該横索3、4によって支持されるように、棒状の土台構造物5、6を結合させる。下方の横索4に結合された第一の土台構造物6には、少なくとも一本の支柱7を立設する。上方の横索3に結合された第二の土台構造物5及び支柱7の上に、板状構造物8を載置し、第二の土台構造物5及び支柱7に板状構造物8を固定する。
本発明第二の態様の場合には、予め少なくとも二本の索1、1に横索3、4を結合させておき、そのような横索3、4付き縦索1、1(索製ネット状物)を、斜面2に沿って懸垂させる。上下それぞれの横索3、4に、棒状の土台構造物5、6を結合させる工程以降は、本発明第一の態様の場合と同様である。
【0014】
本発明第三の態様の場合には、予め少なくとも二本の縦索1、1に横索3、4を結合させておき、次いで、当該横索に、それによって支持されるように、棒状の土台構造物5、6を結合させる。このように作製された横索3、4と土台構造物5、6を随伴する縦索1、1を、斜面2に沿って懸垂させる。下方の横索4に結合された第一の土台構造物6に、少なくとも一本の支柱7を立設する工程以降は、本発明第一の態様の場合と同様である。
なお、少なくとも二本の縦索1、1等を例えば山の頂上から懸垂させた後の、横索3、4や土台構造物5、6の結合や支柱7の立設、板状構造物8の載置は、従来公知の方法によって行う。すなわち、例えば、山の麓又は頂上にクレーンを用意し、当該クレーンによって必要な部材を所定個所に運ぶと共に、山頂から入の乗った箱状構造物を索を使って懸垂させ、その人に結合等の作業を行わせればよい。あるいは、工事用ロボットを使用してもよい。
【0015】
図4は、本発明の方法によって山地の斜面に作設された工事用足場を示す、模式的斜視図である。
このような工事用足場の作設も、上記本発明第一乃至第三の態様の方法によって行うことができる。なお、工事用足場の作設の場合には、図4に示すように、少なくとも二組の横索3、4が二本の縦索1、1に結合され、板状構造物8が斜面2に沿って階段状に作設されるのが好ましい。
【0016】
本発明において用いる縦索及び横索の材料は、特に限定されない。所望の強度を示し、耐水性に優れるものであれば、何れでもよい。その一例として、鋼索が挙げられる。今日実用に供されている鋼索の強度をもってすれば、土台構造物や板状構造物を十分に係留あるいは支持することができる。なお、鋼索には、JIS G 3525に記載のもの等、各種のものがあり、その表面処理の有無、より方、直径等により、切断荷重も様々である。従って、本発明の方法の実施に際し、道路や足場の設置場所、工事規模、索以外の材料の種類等の様々な条件を勘案し、使用する鋼索を適切に選択すればよい。なお、縦索及び横索の材料の他の例としては、鋼製鎖が挙げられる。
【0017】
山又は丘の斜面にその上方(例えば頂上)から縦索を懸垂させるには、公知の方法により、アンカーとしての重量物に、縦索を固定すればよい。そのような用途に用いられるアンカーの例としては、コンクリート・ブロック、金属塊、岩石を詰めた鉄線蛇籠等が挙げられる。また、大木、地盤に連結されているコンクリート建造物等を、アンカーとして用いることもできる。
【0018】
鋼索同士、即ち縦索と横索との結合、連結は、結索であっても、公知の連結金具を用いた連結であってもよい。
棒状の土台構造物としては、コンクリート製や金属製の剛性のものが好ましい。しかし、短期間のみの使用の場合には、その材料は材木等であってもよい。形状は、丸棒状でも角棒状でもよいが、上方の横索に結合される第二の土台構造物は、道路敷や足場となる板状構造物を直接支持するので、少なくとも平坦な面を一つ有する必要があり、角棒状であるのがよい。
【0019】
横索に土台構造物を結合させるための材料及び結合方法は、公知のものでよい。図3に、その一例を示す。
この例では、下方の横索4への第一の土台構造物6の結合又は連結には、噛み合わせることによってリング状となる連結金具9を用いている。リング状となる連結金具9を用いることができるのは、第一の土台構造物6の上面は、支柱7が存在する個所以外は何も存在しないからである。従って、下方の横索4への第一の土台構造物6の結合又は連結は、適切な強度の索等の紐状物を用いた結索(特には緊縛)であってもよい。
【0020】
一方、上方の横索3への第二の土台構造物5の結合又は連結には、U字状連結金具10を用いている。これは、第二の土台構造物5の上面には直接板状構造物8が載置されるため、当該上面には連結部材が存在してはならないからである。 支柱の材料は、第一の土台構造物と同様のものが好ましい。即ち、コンクリート製や金属製の剛性のものが好ましい。また、短期間のみの使用の場合には、木製であってもよい。その形状は、例えば丸棒状や角棒状である。但し、その上面には板状構造物が載置されるため、通常は平坦である。
【0021】
支柱は、第一の土台構造物に形成された穴に挿し込む方法、第一の土台構造物の上面或いは側面において、連結金具を用いて第一の土台構造物と連結させる方法等により、第一の土台構造物に立設される。
道路の場合は、通常、板状構造物の長手方向の長さが大であるので、第一の土台構造物に、支柱を所定の間隔で多数立設させるのがよい。
【0022】
足場の場合は、板状構造物の長手方向の長さが比較的小である場合があり、素のような場合は、板状構造物は主として上方の横索に結合される第二の土台構造物によって支持されるので、支柱は、下方の横索に結合される第一の土台構造物の中央に一本あるだけでもよい場合がある。しかし、一般には、支柱は、下方の横索に結合される第一の土台構造物の少なくとも両端にはある、即ち少なくとも二本ある、ことが好ましい。
板状構造物の材料は、限定はされない。その例として、材木、コンクリート、金属等が挙げられる。なお、材木を用いる場合は、腐食を遅延できるように、表面処理が成されているものを用いるのが好ましい。
【0023】
第二の土台構造物及び支柱への板状構造物の固定は、公知の方法によればよい。即ち、例えば、ボルト及びナットを用いる方法、嵌め込み、連結金具による固定等の方法によればよい。
なお、板状構造物を第二の土台構造物及び支柱に固定した後に、その外周部に、柵を形成してもよいし、或いは、その周囲に柵が形成されてなる板状構造物を用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、山地を傷付けることなく、道路や工事用足場として有用な構造物を作設することができる。また、本発明の方法では、山地を切削、補強する必要がないため、工事が簡便であり且つ短期間に行うことができるので、費用も小さくて済む。
山地において土砂崩れや雪崩が起きたときに、それらは、本発明の方法で作設される工事用足場構造物の上を通過するだけであり、工事用足場構造物は、それらの流下時の破壊力に曝されない。従って、そのような場合に足場下に隠れることを考慮すると、本発明の方法によって作設される足場構造物は、シェルターとしても有用である。
また、本発明の方法によって斜面に階段状に足場を作設すれば、それらの足場を使って所要の資材を順次吊り上げる方法により、山地等において容易に工事を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法によって山地の斜面に作設された道路を示す、模式的斜視図である。
【図2】図2は、本発明の方法によって山地の斜面に作設された道路を示す、模式的側面図である。
【図3】図3は、縦索と横索との結合状態、及び棒状の土台構造物が横索に結合、支持された状態を説明するための模式的線図である。
【図4】図4は、本発明の方法によって山地の斜面に作設された工事用足場を示す、模式的斜視図である。
【図5】図5は、従来の山地における道路の作設状況を説明するための、山地の斜面を示す模式的斜視図である。
【図6】図6は、従来の山地における道路の作設状況を説明するための、山地の斜面を示す模式的側面図である。同図中、破線は、道路作設前の斜面の位置を示す。
【図7】図7は、従来の工事用足場装置の一例を示す模式的側面図である。
【符号の説明】
1 縦索
2 斜面
3、4 横索
5、6 土台構造物
7 支柱
8 板状構造物
9、10 連結金具
11 平坦部
12、13 斜面
14 道路壁部
21 昇降式足場装置
22 斜面
23 足場ビーム
24 保護柵
25 作業床

Claims (10)

  1. 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法であって、斜面に沿って少なくとも二本の縦索を懸垂させ、当該縦索には、少なくとも一組の上下二本の横索を所定の間隔を空けて結合させ、当該上下それぞれの横索には、当該横索によって支持されるように、棒状の土台構造物を結合させ、下方の横索に結合された第一の土台構造物に少なくとも一本の支柱を立設し、上方の横索に結合された第二の土台構造物及び当該支柱の上に板状構造物を載置し、当該第二の土台構造物及び当該支柱に当該板状構造物を固定することを含む、方法。
  2. 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法であって、少なくとも2本の縦索に少なくとも2本の横索を、所定の間隔で上下に結合させてネット状物を作成しておき、このネット状物を前記斜面に沿って懸垂させ、前記横索に各々棒状土台構造物を結合させ、下方の横索に結合された第一の土台構造物に少なくとも一本の支柱を立設し、上方の横索に結合された第二の土台構造物及び当該支柱上に板状構造物を載置し、当該第二の土台構造物及び当該支柱に当該板状構造物を固定することを含む、方法。
  3. 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法であって、少なくとも2本の縦索に少なくとも2本の横索を、予め、定められた間隔で上下に結合させ、前記横索に各々棒状土台構造物を結合させてネット状物を作成しておき、このネット状物を前記斜面に沿って懸垂させ、下方の横索に結合された第一の土台構造物に少なくとも一本の支柱を立設し、上方の横索に結合された第二の土台構造物及び当該支柱上に板状構造物を載置し、当該第二の土台構造物及び当該支柱に当該板状構造物を固定することを含む、方法。
  4. 前記板状構造物が、その外周部に柵を設けた、又は、前記板状構造物を第二の土台構造物及び支柱に固定した後に、前記板状構造物の外周部に柵を形成する、請求項1乃至3の中の1に記載の方法。
  5. 一本の第一の土台構造物に立設される前記支柱の数が少なくとも二本であり、それらの中の少なくとも二本は当該第一の土台構造物の両端部に立設される、請求項1乃至4の中の1に記載の方法。
  6. 前記構造物が工事用足場であって、板状構造物が斜面に沿って階段状に作設される、請求項1乃至5の中の1に記載の方法。
  7. 斜面に適用される道路であって、該斜面に沿って懸垂された少なくとも2本の縦索、前記縦索に夫々連結され、上下に所定の間隔を有する少なくとも1組の上下の横索、下部の横索に固定された第1の棒状土台構造物及び上部の横索に固定された第2の棒状土台構造物、前記第1の棒状土台構造物上に立設された少なくとも1本の支柱、並びに、前記第2の棒状土台構造物及び前記支柱に取り付けられた板状構造物を有する道路。
  8. 少なくとも2本の支柱が各々第1の棒状土台構造物の両端に立設された請求項7の道路。
  9. 斜面に適用される足場であって、該斜面に沿って懸垂された少なくとも2本の縦索、前記縦索に夫々連結され、上下に所定の間隔を有する少なくとも1組の上下の横索、下部の横索に固定された第1の棒状土台構造物及び上部の横索に固定された第2の棒状土台構造物、前記第1の棒状土台構造物上に立設された少なくとも1本の支柱、並びに、前記第2の棒状土台構造物及び前記支柱に取り付けられた板状構造物を有する足場。
  10. 少なくとも2本の支柱が各々第1の棒状土台構造物の両端に立設された請求項9の足場。
JP2001570907A 2000-03-29 2001-03-23 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法 Expired - Fee Related JP3753170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000090429 2000-03-29
JP2000090429 2000-03-29
PCT/JP2001/002320 WO2001073204A1 (fr) 2000-03-29 2001-03-23 Procede de construction de structures utiles telles que des passerelles ou des echafaudages de batiment sans remanier des talus, et passerelles et echafaudages de batiment realises par ce procede

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2001073204A1 JPWO2001073204A1 (ja) 2004-03-18
JP3753170B2 true JP3753170B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=18606036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001570907A Expired - Fee Related JP3753170B2 (ja) 2000-03-29 2001-03-23 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法

Country Status (14)

Country Link
US (2) US6695528B2 (ja)
EP (1) EP1270815A4 (ja)
JP (1) JP3753170B2 (ja)
KR (1) KR100500747B1 (ja)
CN (1) CN1217064C (ja)
AU (2) AU2001239558B2 (ja)
BR (1) BR0109601A (ja)
CA (1) CA2404452C (ja)
EA (1) EA003592B1 (ja)
HK (1) HK1056381A1 (ja)
MX (1) MXPA02009516A (ja)
NO (1) NO20024631L (ja)
NZ (1) NZ521452A (ja)
WO (1) WO2001073204A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102203642A (zh) 2008-10-22 2011-09-28 3M创新有限公司 回射片材
CA2666003C (en) * 2009-05-14 2018-05-29 Aluma Systems Inc. Founding ladder system
JP2012184580A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 道路構造
CN102400470B (zh) * 2011-08-03 2013-08-07 中国建筑第二工程局有限公司 坡地高层建筑物多平台深基础施工方法
CN104164882B (zh) * 2013-05-20 2016-03-09 中建四局第三建筑工程有限公司 在边坡上构建支护结构梁基础的施工方法及结构
CN106917508A (zh) * 2017-02-14 2017-07-04 中天建设集团有限公司 一种混凝土斜向构件上支撑体系及其施工方法
CN106869470A (zh) * 2017-02-27 2017-06-20 成都佰思汇信科技有限责任公司 方便运输器材的脚手架机构
RU2690243C1 (ru) * 2018-07-16 2019-05-31 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Сибирский государственный университет науки и технологий имени академика М.Ф. Решетнева" (СибГУ им. М.Ф. Решетнева) Технологическая лесовозная дорога
CN111764619A (zh) * 2020-06-30 2020-10-13 中国二十二冶集团有限公司 斜坡段满堂脚手架搭设方法
CN113931132B (zh) * 2021-11-11 2023-03-31 浙江钱塘江水利建筑工程有限公司 一种用于水利工程生态护坡的生态袋堆垒装置
CN114182933B (zh) * 2021-12-27 2023-02-28 中国铁道科学研究院集团有限公司 超高陡岩质边坡落地脚手架的施工方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1066599B (de) * 1959-10-08 Wayss &. Freytag A.G., Frankfurt/ M Stützbauwerk für eine am Hang zu verlegende Autobahn
US4047257A (en) * 1976-05-21 1977-09-13 Lawrence Peska Assoc., Inc. Life saving apparatus
US4257491A (en) * 1979-01-29 1981-03-24 Prescon Corporation Scaffold apparatus
US4442920A (en) * 1982-09-30 1984-04-17 Steelstran Industries, Incorporated Collapsible ladder
JPS59109852A (ja) 1982-12-16 1984-06-25 Sumitomo Alum Smelt Co Ltd 溶融金属用酸素センサ−の酸素基準極
US4471854A (en) * 1983-01-10 1984-09-18 Sidewinder International, Ltd. Marine ladder
JPS59109852U (ja) * 1983-01-13 1984-07-24 株式会社応用企画 法面上工事用ステツプ
JPS6156450A (ja) 1984-08-28 1986-03-22 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JPH04239Y2 (ja) * 1984-09-18 1992-01-07
US4683981A (en) * 1986-08-04 1987-08-04 Salvarezza Robert M Molded hard elastomer steps and replacement and spreader steps for rope ladders and fittings therefor, as well as molding method therefor
NO872838L (no) * 1987-07-08 1989-01-09 Modum Stiger A S V Haakon Holo Anordning for hjuloppheng og seksjonsledding av stiger.
US4919182A (en) * 1988-07-28 1990-04-24 Stephen Proulx Motor vehicle emergency tire traction improvement device consisting of polymeric rope
US5074236A (en) * 1990-09-26 1991-12-24 Mac Spenser Canister contained emergency boat ladder
US5080193A (en) * 1991-01-25 1992-01-14 Woof Philip L Improved hunter's ladder stand
JPH08199580A (ja) 1995-01-24 1996-08-06 Tetra:Kk 斜面昇降装置
JPH09248348A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Sankyo Alum Ind Co Ltd 非常脱出用器具取付け装置
US5746287A (en) * 1996-08-29 1998-05-05 Durham, Jr.; Stevenson Ham ladder
US6279681B1 (en) * 1998-05-11 2001-08-28 X-It Products, Llc Collapsible ladder having highly nesting rungs with integral stand-off projections
JP2001146372A (ja) * 1999-11-22 2001-05-29 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーター昇降路の作業装置
JP4421093B2 (ja) * 2000-10-18 2010-02-24 北陸電力株式会社 ハシゴ
US6527081B1 (en) * 2001-05-30 2003-03-04 Aluminum Ladder Company, Embankment stairway
JP2003129779A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Sankyu Inc 仮設型梯子
JP2003129778A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Misao Tani 吊り梯子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20040165951A1 (en) 2004-08-26
NO20024631D0 (no) 2002-09-27
NZ521452A (en) 2004-05-28
HK1056381A1 (en) 2004-02-13
NO20024631L (no) 2002-09-27
US20030103809A1 (en) 2003-06-05
CN1217064C (zh) 2005-08-31
CN1422349A (zh) 2003-06-04
US6695528B2 (en) 2004-02-24
EA200201029A1 (ru) 2003-02-27
JPWO2001073204A1 (ja) 2004-03-18
CA2404452A1 (en) 2001-10-04
EA003592B1 (ru) 2003-06-26
EP1270815A1 (en) 2003-01-02
AU3955801A (en) 2001-10-08
CA2404452C (en) 2006-07-04
MXPA02009516A (es) 2004-05-14
BR0109601A (pt) 2003-02-04
WO2001073204A1 (fr) 2001-10-04
AU2001239558B2 (en) 2004-11-18
KR100500747B1 (ko) 2005-07-12
KR20020087433A (ko) 2002-11-22
EP1270815A4 (en) 2004-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7435038B2 (en) Method and apparatus for lifting and stabilizing subsided slabs, flatwork and foundations of buildings
JP5028561B2 (ja) 避難装置
JP3753170B2 (ja) 斜面に道路や工事用足場として有用な構造物を作設する方法
JP2006226098A5 (ja)
JP2016084690A (ja) 基台型基礎ユニット
CN107227814A (zh) 一种大悬挑混凝土结构分段施工方法
JP2006219972A5 (ja)
KR100925539B1 (ko) 벽체용 피톤 및 이에 의한 벽체용 낙하방지시스템
CN111622126B (zh) 高山岩区高空垂直载人通道的施工方法
JP2787422B2 (ja) 雪崩等の防護柵
JP2005351047A (ja) 防護柵の補強構造
CN211920714U (zh) 上拉下支式外挂自爬塔吊的支撑体系
KR100808291B1 (ko) 거더타입 교량용 안전장치
JP5032255B2 (ja) 落石防護兼雪崩予防施設
CN113338537A (zh) 一种超高、大截面的混凝土框架柱的施工方法
JP3608829B2 (ja) アンカー装置
CN218596961U (zh) 一种坡地临时简易围挡结构
CN218621848U (zh) 一种有限施工区域双柱式高墩施工梯笼临时缆风装置
CN109208609B (zh) 一种组拼式双点固定基坑马道结构及其施工方法
CN218621836U (zh) 一种钢管支架预压装置
CN220847163U (zh) 一种平行钢绞线斜拉索安装平台
CN209412684U (zh) 一种支承渡槽槽身的满堂支架
CN108263973B (zh) 一种支架吊装机构及吊装系统
JP3492329B2 (ja) 拡幅道路
KR200167833Y1 (ko) 매달아 내려치고 되올려치는 콘크리트 건축물 구축장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20031209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees