JP3752772B2 - 低発煙性ハロゲン含有樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄含有アルミノケイ酸塩を含むハロゲン含有樹脂組成物及びその製造方法に関するものであり、更に詳しくは、燃焼時の発煙量を低減させた鉄含有アルミノケイ酸塩を含むハロゲン含有樹脂組成物及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に樹脂製品は、その加工性、軽量性、着色性の良さから様々な分野で使われている。しかしながら、これらの樹脂製品は焼却、火災等の着火により一旦燃焼すると発煙量が多く、人体に対しても大きな害を与える問題がある。これは、建物火災による死亡者の内、50%近くが有害ガスや窒息等の煙によるものであると言われていることからも明らかである(消防庁;消防白書1994)。樹脂製品の中でも特に燃焼時の発煙量の多いものにハロゲン含有樹脂が挙げられる。その中でも特に塩化ビニル(以下「塩ビ」という)系の樹脂は、その優れた加工性、耐油性、強度特性等から住宅、自動車の内装材、電線、パイプ類の用途に多く利用されているが、これら塩ビ樹脂製品の発煙量は他の樹脂に比べ極めて多い。
【0003】
このように燃焼時の発煙量の多いハロゲン含有樹脂の問題点を解決するため、従来から様々な検討がなされてきた。例えば、ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛、チタン酸亜鉛、オルソリン酸亜鉛、タングステン酸亜鉛、ジルコン酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛といった亜鉛化合物の添加、あるいはモリブデン化合物(MoO3、MoS2、MoB、MoB2、モリブデン酸アミン)の添加、酸化鉄(FeO、Fe2O3、Fe3O4)、フェロセンといった鉄化合物の添加、銅化合物(酸化銅、シュウ酸銅)、ニッケル化合物の添加、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムといった金属水酸化物の添加、シリカ、クレー、ベントナイトといったケイ酸塩の添加、ゾノトライト、アパタイト、チタン酸カリウム等を添加することが知られており、これらの物質を単独で、あるいは組み合せて樹脂に添加することにより発煙量の低減が図られてきた。また、特開昭56−104966号には、ゼオライトのカチオンをFe、Mn、Co、Ni、Cu、Zn等でイオン交換したモルデナイト、チャバサイト、クリノプチロライト等の添加が発煙量の低減に有効であることが開示されている。しかしながら、これらの効果は不十分であり、さらなる発煙量の低減が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、このような状況と背景において、燃焼時に発生する発煙量が少ないハロゲン含有樹脂組成物及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ハロゲン含有樹脂に対し、特定の組成の鉄含有アルミノケイ酸塩を含ませること、殊に鉄含有アルミノケイ酸塩を製造する際にアルミノケイ酸塩と鉄イオンを含む溶液とを大気中のような酸素が存在する条件下で接触させて製造した鉄含有アルミノケイ酸塩を用いることで、燃焼時に発煙量が極めて少なくなることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】
本明細書において、「樹脂」とは樹脂成分のみならず、難燃剤、可塑剤、安定化剤等の添加剤を含んでなる樹脂組成物をも意味することがある。
【0008】
本発明のハロゲン樹脂組成物は、ハロゲン含有樹脂と、組成がaM2/xO・bFe2/yO・Al2O3・cSiO2・dH2O(式中、xはアルカリ金属又はアルカリ土類金属であるMの原子価であり、aはM2/xOのモル数であって、0〜1.2の実数であり、yはFeの原子価であり、bはFe2/yOのモル数であって、0.5〜2.0の実数であり、cはSiO2のモル数であって、1.5〜5.0の実数であり、dは水のモル数であって、0〜20の実数である)であり、且つ、アルミノケイ酸塩に鉄化合物が担持されている鉄含有アルミノケイ酸塩からなっており、燃焼時に発煙量が少ない、すなわち低発煙性である。
【0009】
ここで、低発煙性とは燃焼時に発煙量の少ないことを意味しており、更に具体的には、鉄含有アルミノケイ酸塩のような低発煙性の効果を有する添加物を含まない樹脂と含む樹脂とで、後者が前者よりもその燃焼時の発煙量が低い場合を指し、本明細書の実施例に記載の発煙性試験はその一例である。
【0010】
又、ハロゲン含有樹脂とは、樹脂中にハロゲン元素を含むものであれば、その形状、大きさ、成分、性状、製造方法、成形方法等には特に制限されない。更に、ハロゲンを含まない樹脂にハロゲン系の添加剤を添加した組成物であっても良い。すなわち、樹脂又は樹脂組成物が燃焼した場合に発煙量の多いものに対し、鉄含有アルミノケイ酸塩を添加した樹脂又は樹脂組成物は極めて高い低発煙性を示す。
【0011】
ハロゲン含有樹脂としては、例えば、電線、住宅、自動車の内装材、パイプ類の用途に多く利用されているポリ塩化ビニル樹脂(以下、「塩化ビニル」を「塩ビ」という)や、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩ビと各種モノマーとの共重合体、ハロゲンを含んだ樹脂と他の合成樹脂との混和物等を挙げることができ、特にポリ塩ビ樹脂が好ましく用いることができる。
【0012】
本発明の低発煙性ハロゲン含有樹脂組成物に用いられる鉄含有アルミノケイ酸塩は、その組成がaM2/xO・bFe2/yO・Al2O3・cSiO2・dH2O(式中、xはアルカリ金属又はアルカリ土類金属であるMの原子価であり、aはM2/xOのモル数であって、0〜1.2の実数であり、yはFeの原子価であり、bはFe2/yOのモル数であって、0.5〜2.0の実数であり、cはSiO2のモル数であって、1.5〜5.0の実数であり、dは水のモル数であって、0〜20の実数である)で表わされ、且つ、アルミノケイ酸塩に鉄化合物が担持されている。
【0013】
ここで、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属であり、例えば、Li、Na、K、Ca、Mg等が例示できる。
【0014】
aはM2/xOのモル数であり、その値としては、0〜1.2である。ここで、その値が1.2を越える場合にはアルミノケイ酸塩を製造した際に、その洗浄が不十分であるためM2/xOの原料が残存したことと考えられる。このようなアルミノケイ酸塩を樹脂に混練すると樹脂自体を劣化させることがあるため好ましくない。又、鉄含有アルミノケイ酸塩を製造する際に、鉄含有溶液とアルミノケイ酸塩とを接触する条件によってその値が変動し、例えば、接触時間を長くすればその数値は徐々に小さくなる。
【0015】
bはFe2/yOのモル数であり、その値としては、0.5〜2.0である。値が0.5より低いと、アルミノケイ酸塩の表面に担持されるFeの量が減少して燃焼時の発煙量を低減させる効果が低下することがあるため好ましくない。また、値が2.0を越える場合には燃焼時の発煙量の低減効果は飽和して変わらなくなる。
【0016】
cはSiO2のモル数であり、その値は1.5〜5.0である。値が5.0を越えると燃焼時の発煙量の低減効果が低下するため好ましくない。又、値が1.5より低くなってもその低減効果は変らなくなることからcの値は1.5〜5.0が好ましい。
【0017】
dは水のモル数であり、その値は0〜20が好ましい。値が20を越えると鉄含有アルミノケイ酸塩を樹脂と混練する際に水分の揮発による発泡等が生じることがあり好ましくない。
【0018】
鉄含有アルミノケイ酸塩の原料となるアルミノケイ酸塩としては、結晶性ゼオライト、非結晶性の無定形アルミノケイ酸塩等が例示でき、更に具体的に例示すると、Linde TYPE A、Faujasite、Afghanite、Linde TYPE N、Natrolite、Cancrinite、Edingtnite、Phillipsite、Sodalite、Thomsonite、Gismondine、NaJ、Liottite、Losod、Chabazite、無定形アルミノシリケート等が挙げられる。この内、樹脂への分散性、経済性の面から、Linde TYPE A、Faujasite、Gismondineが好ましく用いられる。更にこれらは、単独あるいは2種以上を混合して用いることができる。
【0019】
これらのアルミノケイ酸塩に鉄を含有させて鉄含有アルミノケイ酸塩を製造する方法としては、上記記載の組成となる方法であれば良く、特に限定されない。例えば、アルミノケイ酸塩と塩化第一鉄や硫酸第一鉄の溶液等の鉄イオン含む溶液とを接触させ、アルミノケイ酸塩に鉄の水酸化物等の鉄化合物を担持させる、といったような鉄化合物の担持による方法などが挙げられる。
【0020】
ここで、アルミノケイ酸塩と鉄イオン含む溶液とを接触させる際に、窒素雰囲気等の還元条件下で実施する必要はなく、酸素を含む雰囲気、具体的には操作の容易さから大気中で接触させる方法が用いられる。更に、同様に鉄イオン含む溶液を窒素等により溶液中の酸素を除去する操作も必要はない。重要な点としては、鉄イオンを含む溶液が操作中に塊等を生じてアルミノケイ酸塩に担持されないような条件でなければ良い。
【0021】
又、鉄含有アルミノケイ酸塩の粒子の大きさとしては、ハロゲン含有樹脂組成物が燃焼した際、発煙量の低減が認められるものであれば特に限定されないが、通常、表面積平均粒子径として0.5〜10μm程度のものが用いられる。
【0022】
ここで、表面積平均粒子径(d(μm)とする)は、表面積S(m2/g)を測定することで、以下の(1)式より求められるものである。
【0023】
【数1】
【0024】
式中、ρはゼオライト粒子の比重(g/cm3)を表す。又、表面積は、例えばゼオライト粒子のSEM(走査型電子顕微鏡)の画像より求めることができる。その具体的な方法としては、ゼオライト粒子についてそれぞれの粒子の一辺を粒子径dp(p番目の粒子の径)と定義して計測し、下記(2)、(3)式によりp個の粒子の総表面積及び総重量を求め、前記の(1)式を用いて、表面積平均粒子径を求めることができる。
【0025】
p個の粒子の総評面積=Σ(6×dp 2) (2)
p個の粒子の総重量 =Σ(ρ×dp 3) (3)
上記の組成の鉄含有アルミノケイ酸塩をハロゲン含有樹脂に添加して本発明のハロゲン含有樹脂組成物とするが、鉄含有アルミノケイ酸塩の添加量としては、ハロゲン含有樹脂100重量部に対して、2〜30重量部が好ましく、より好ましくは5〜20重量部である。この理由としては、添加量がこの範囲にあれば、燃焼時に発煙量の低減効果が低下することもなく、さらに、樹脂の機械的強度が低下することもないからである。
【0026】
ここで、ハロゲン含有樹脂の重量とは難燃剤、可塑剤、熱安定剤等の添加物を含まない重量のことをいう。
【0027】
また、本発明のハロゲン含有樹脂組成物の製造方法、成形方法等については、本技術分野において通常用いられる方法により製造できる。
【0028】
このようにして得られる、本発明のハロゲン含有樹脂組成物は単独で用いるのみならず、ハロゲンを含有しない樹脂や、金属、無機化合物等の成形体と組み合わせて、貼り合わせたり、成形加工したりして、種々の用途に用いることができる。
【0029】
【実施例】
本発明を以下の実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、評価は以下に示した方法によって実施した。
【0030】
〜発煙性試験〜
ASTM F814−84aに準拠した装置であるSMOKE DENSITY METER(東洋精機製)を使用し、無炎燃焼状態(Nonframing)での煙濃度(Dsmax.)を求めた。試料には75mm×75mm×厚さ0.5mmのシートを用いた。
【0031】
〜組成物中の元素分析〜
アルミノケイ酸塩中のNa、Al、Si、Fe、Co、Mn、Znの量はICP法により測定した。そして、各元素の量をNa2O、Al2O3、SiO2、Fe2O3、CoO、MnO、ZnOに換算して組成を求めた。
【0032】
実施例1、2、比較例9
アルミン酸ナトリウム(NaAlO2=87%)を水に溶解し、これにシリカゾルを加え、この混合物を30分間撹拌して均一にした後水酸化ナトリウム溶液を加え、Na2O/SiO2=0.5、SiO2/Al2O3=4、H2O/Na2O=246の組成を有する混合物とした。この混合物をオートクレーブに入れ、5時間110℃に加熱し、その後、濾過し、イオン交換水で洗浄した。得られたケーキを120℃で一晩乾燥した。こうして得られたNa−A型ゼオライト(表面積平均粒子径1.7μm)30gを、これに含まれるNa量の5倍当量のFeイオンを含むFeCl2溶液(1000ml)に入れ、室温で20時間大気中で撹拌し、その後、濾過し、さらに300mlのイオン交換水を用いて濾過器上で洗浄した。この操作を4回繰り返した後、得られたケーキを100℃で3時間乾燥させることにより鉄含有アルミノケイ酸塩を得た。このアルミノケイ酸塩の組成を上記記載の方法により測定したところ、0.01Na2O・0.6Fe2O3・Al2O3・1.9SiO2・6.4H2Oであった。これを用いて表1に示す軟質塩ビ試料を作製し、75mm×75mm×厚さ0.5mmのシートに加工し、上記記載の発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。表1の結果から、実施例1、2の鉄含有アルミノケイ酸塩を一定量含んだ軟質塩ビの発煙量は極めて少なく、これに対して、比較例9の鉄含有アルミノケイ酸塩の含有量が少ない場合には発煙量が高くなることが分かる。
【0033】
【表1】
【0034】
比較例1〜5
発煙量を低減させる物質として従来から知られているMg(OH)2、Fe2O3、ZnSnO3、ホウ酸亜鉛を用いて表1に示す配合で作製した軟質塩ビを、上記記載の方法により発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。表1の結果から、これらの比較例における発煙量は実施例1、2の鉄含有アルミノケイ酸塩を含んだ軟質塩ビに比較すると多いことが分かる。
【0035】
比較例6、7
実施例1、2で合成したNa−Aゼオライトと同じゼオライト100gをN2雰囲気下で、N2脱気した0.25モル/リットルのFeSO4溶液1000mlに浸漬して、室温で48時間イオン交換し、濾過、洗浄後、100℃で3時間乾燥させた。これの組成はイオン交換されたFeをFe2O3として表すと0.6Na2O・0.2Fe2O3・Al2O3・2.0SiO2・4.6H2Oであった。このイオン交換されたゼオライトを表1に示す配合により作製した軟質塩ビを上記記載の方法により発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。表1の結果から、比較例7では、実施例1と同量の鉄を含んでいるにもかかわらず発煙量が多いことが分かる。これは、発煙量の低減に効果的なFeが少ないためと考えられる。
【0036】
比較例8
モルデナイト(HSZ600NAA)100gを大気中にて、0.12モル/リットルのFeCl2溶液1000mlに浸漬して、室温で20時間イオン交換し、濾過、洗浄を行なった。この操作を4回繰返した後、100℃で3時間乾燥させた。この組成は上記記載の方法により測定したところ、0.01Na2O・0.6Fe2O3・Al2O3・10.5SiO2・5.0H2Oであった。このアルミノケイ酸塩を用いて表1に示す配合により作製した軟質塩ビを、上記記載の方法により発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。表1の結果より、比較例8では発煙量が多いことが分かる。
【0037】
比較例10
実施例1で合成したNa−A型ゼオライトをこれに含まれるNa量の5倍当量のCoイオンを含むCoCl2溶液に入れ、実施例1と同様の操作を実施してCo含有アルミノケイ酸塩を得た。このCo含有アルミノケイ酸塩の組成は、0.06Na2O・1.07CoO・Al2O3・1.88SiO2・6.5H2Oであった。これを用いて表1に示す配合以外は実施例1と同様の操作、発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0038】
比較例11
実施例1で合成したNa−A型ゼオライトをこれに含まれるNa量の5倍当量のMnイオンを含むMnCl2溶液に入れ、実施例1と同様の操作を実施してMn含有アルミノケイ酸塩を得た。このMn含有アルミノケイ酸塩の組成は、0.01Na2O・1.02MnO・Al2O3・1.94SiO2・6.5H2Oであった。これを用いて表1に示す配合以外は実施例1と同様の操作、発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0039】
比較例12
実施例1で合成したNa−A型ゼオライトをこれに含まれるNa量の5倍当量のZnイオンを含むZnCl2溶液に入れ、実施例1と同様の操作を実施してZn含有アルミノケイ酸塩を得た。このZn含有アルミノケイ酸塩の組成は、0.01Na2O・1.07ZnO・Al2O3・1.94SiO2・6.4H2Oであった。これを用いて表1に示す配合以外は実施例1と同様の操作、発煙性試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0040】
表1の結果より、比較例10、11、12では、実施例2と同程度の量のCo、Mn、Znを含んでいるにもかかわらず発煙量が多いことが分かる。これは、発煙量の低減にはFeが効果的であることを示している。
【0041】
【発明の効果】
本発明の鉄含有アルミノケイ酸塩を含むハロゲン含有樹脂組成物は、燃焼時の発煙量が少なく、優れたものである。
Claims (2)
- ハロゲン含有樹脂と、組成がaM2/xO・bFe2/yO・Al2O3・cSiO2・dH2O(式中、xはアルカリ金属又はアルカリ土類金属であるMの原子価であり、aはM2/xOのモル数であって、0〜1.2の実数であり、yはFeの原子価であり、bはFe2/yOのモル数であって、0.5〜2.0の実数であり、cはSiO2のモル数であって、1.5〜5.0の実数であり、dは水のモル数であって、0〜20の実数である)であり、且つ、アルミノケイ酸塩に鉄化合物が担持されている鉄含有アルミノケイ酸塩からなることを特徴とするハロゲン含有樹脂組成物。
- アルミノケイ酸塩に鉄含有溶液を大気中にて接触させた後に、得られた鉄含有アルミノケイ酸塩をハロゲン含有樹脂に添加することを特徴とする請求項1に記載のハロゲン含有樹脂組成物の製造方法。
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