JP3751912B2 - フェイスマスク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔面をパックするためのマスク(フェイスマスク)に関する。
また、本発明は、シート状基材としてセルロース質不織布と合成繊維不織布とが接合されたものを用いたフェイスマスクに関する。
さらに、本発明は、折畳みの外方に突出した1つ又は2つ以上の摘み部を両手に持って拡げる際に、基材に伸びや変形がなくスムースに拡がり、顔に貼りつけすることのできる使いやすい化粧用パックに用いるフェイスマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、顔をパックするためにペースト状パック剤を均一に塗り延ばすものがあったが、パック剤を均一に延ばすことが難しく、パック後のパック剤の拭い去りも難しかったり、洗い流すのに手間がかかったりした。
そこで、従来のパック剤の利便性を高めるために、目部、鼻部、口部の位置にスリットや穴を予め設けた不織布などのシート状物にペースト状又はゼリー状のパック剤を塗布又は含浸したシート状パック材が開発された(特開2000−63236公報)。しかし、これらのフェースマスクは折畳まれた状態で包装されるために、使用時に折畳まれたフェイスマスクを顔の形に展開しようとすると、重なり部分がくっついて離れに難く、化粧液が直接手に付着し手が汚れ易い問題があった。これを解消するために、シート基材の片面又は両面に、穴あき樹脂シートを重ねたもの(特開2000−287751公報)、シート状物の周縁部に少なくとも2個の摘み部を設けたもの(実用新案登録第3072027号)などが知られるが、折畳みの外方に突出した1つ又は2つ以上の摘み部を持って拡げると、基材の不織布は濡れた状態で密着しているから僅かな力でも伸びたり、変形しやすく、無理に拡げようとすると、破れたりして化粧用パックに適さなくなり、このようなウェット変形状態を修正することも、きわめて困難で、使用者の満足するものではなかった。
【0003】
また、従来の穴あき樹脂シートと不織布をシート基材を重ねた折畳み式の化粧用パックでは、これを拡げるときに変形をおさえることはできるが、顔にパックして手でおさえると、穴より外に含侵液が漏出元の基材に戻ることなく汚れやすい問題があった。さらに、この化粧用パックでは、化粧液の含侵むらを生じることがしばしばあり、特に化粧液の粘度が高くなると、樹脂シートの影響で均一な含侵ができない欠点があり、しかも、樹脂フィルムを顔面に貼りつけるのになじみが悪く、べとつきがあり、衣服を汚損することもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記の問題に鑑み鋭意検討の結果、使用時に使い易いフェースマスクの実現には、(1)製造する際に、折畳み時の折れじわを防止するとともに、折畳み状態のフェイスマスクへ高粘度のパック化粧液を均一に含浸できるようにすること、(2)使用する際に、伸びや変形や破れることがなく、拡げやすいこと、顔面にフィット性がよく貼布しやすいこと、手へのべとつきや衣服の汚損しないこと、(3)有効成分の蒸散を抑制するとともに適度の通気性を保持して蒸れによる不快感を防止すること、などの課題の解決が必要であることを見出した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、以下の構成を基本とするものである。
(1)フェイスマスクの基材として、セルロース質不織布と合成繊維不織布とが接合されてなることを特徴とするフェイスマスク。
(2)セルロース質不織布の密度が0.05〜0.1g/cm3であり、合成繊維不織布の密度が0.09〜0.2g/cm3であり、前者の密度と後者の密度の比が1:1.1〜2.3の範囲にあることを特徴とする上記(1)に記載のフェイスマスク。
(3)セルロース質不織布の目付が30〜80g/m2であり、前記合成繊維不織布の目付が15〜40g/m2であり、前者の目付と後者の目付の比が1:0.4〜0.9の範囲にあることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のフェイスマスク。
(4)フェイスマスク基材が折畳まれて、外方に突出した1つ又は2つ以上の摘み部を設けてあり、該基材に対して化粧液の含液率が50%以上であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のフェイスマスク。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明のフェイスマスクは、上述するように、シート状基材としてセルロース質不織布と合成繊維不織布とが接合されてなる二層構造を有するものを用いるのが基本的要件である。
本発明のシート状基材に使用するセルロース質不織布は、化粧液を含有させておくために使用するものであり、肌触りがよく親液性の高い素材であるセルロース質のものを使用する。このような素材を例示すると、パルプ、麻又は綿(コットン)などの天然繊維、レーヨンのような再生繊維を加工した不織布が好ましく使用できるが、不織布の構成繊維の一部にセルロース質以外の合成繊維を添加することもできる。
不織布の形態として、例えば、インターレース、スパンボンド、フェルト、スパンレース又はウエブなどの公知のものを使用できる。また、セルロース質不織布を構成する繊維の太さや長さ、形状などは特に限定されるものではないが、繊度は0.1〜3dtex程度のものが好ましく使用できる。素材としてレーヨンや綿を使用したスパンレース品などが好ましい。
【0007】
本発明では、基材としてセルロース質不織布と合成繊維不織布とを接合して用いることによってもたらされる効果としては、含有する化粧液を保持する担体として含液性能を十分備えていること、濡れ状態で密着した不織布を拡げるときに変形や汚れがなく、スムースに拡開できること、肌の貼りつけ面とが容易に判別できて、べとつきや汚れのないこと、貼布のフィット性がよいこと、などであるが、そのためにセルロース質不織布の密度、目付、及び合成繊維不織布の密度、目付について、それぞれ特定領域内において、従来の課題を解決することができたのである。
【0008】
さらに、合成繊維不織布をセルロース質不織布と接合することにより、顔面に貼付たときにパック化粧液の散逸が抑制されるが、適度の通気性を有するために顔面の皮膚が蒸れることによる不快感がない。
この目的に使用する不織布の合成繊維は、ポリエステル類、ポリオレフィン類のような疎水性を有する合成繊維素材が好ましい。これらの合成繊維は、繊維種が一種のみでもよいし、二種以上を適当な比率で混繊して用いることもできる。
また、合成繊維の形態としては、通常繊維から芯鞘型繊維、海島型繊維のような複合繊維も使用することもできるが、これらの目的に合致する合成繊維の1本の太さは0.5〜5dtex程度のものが好ましい。合成繊維の断面形状は特に限定しない。さらに、合成繊維不織布の構造は、メッシュタイプでも、プレーンタイプでもよく、場合によっては合成紙類も使用できる。
【0009】
本発明で用いる合成繊維不織布の密度は、セルロース質不織布の密度より大であることが好ましい。一方、セルロース質不織布はパック化粧液を保持するために低密度であることが必要であるから、これに接合して用いる合成繊維不織布は、延展時マスクの形状を保つためにストレッチ性が小さい方がよいので、上述するようにセルロース質不織布に比べ高密度のものを使用するのである。 具体的には、セルロース質不織布は、密度0.05〜0.1g/cm3程度であり、合成繊維製の不織布は、密度0.09〜0.2g/cm3である。
セルロース質不織布において、密度が0.05g/cm3を下回ると、パック液の含液量が多くなってハンドリング時に剰余の液が垂れ易くなり、逆に0.1g/cm3を越えると、含液量が低下したり、触感が硬くなって顔面へのフィット性も悪くなる。
【0010】
一方、合成繊維不織布の密度が0.09g/cm3を下回ると、保形効果が乏しくなって、製造時に折れじわが発生し易くなったりハンドリング性が低下し易い。逆に密度が0.2g/cm3を越えると、本発明の製品の製造時に高粘度パック化粧液の均一含浸が困難となり、得られた製品の風合いが硬くなる。
さらに、セルロース質不織布の密度と合成繊維の不織布の密度の比は、1:1.1〜2.3の範囲にあることが好ましい。セルロース質不織布の密度と合成繊維不織布の密度比が1.1未満であると、保形効果が小さく、化粧液が含浸されて折畳まれた状態から顔面形状への展開がやりずらくなる。密度比が2.3を越えると、風合いが硬くなり、顔面へのフィット感が良くなくなる。
【0011】
本発明で使用するセルロース質不織布の好ましい目付は、30〜80g/m2 である。セルロース質不織布の目付が、30g/m2未満では、パック化粧液の含液量が不足するために実用的でなく、80g/m2を越えると、含液量は十分であっても厚さが厚くなり過ぎて、折畳みが困難となるが、特に好ましいのは、35〜70g/m2 の範囲である。
合成繊維不織布の好ましい目付は、15〜40g/m2 の範囲であり、目付が15g/m2を下回ると、保形効果に乏しくなり、折畳み品から顔面形状への展開が困難となりやすく、40g/m2 を越えると、硬くなり過ぎるために製造時の折畳みが難しく、顔面に貼着するとき、フィット感も悪くなる。特に好ましい目付の範囲は、20〜35g/m2 である。
【0012】
さらに、セルロース質不織布の目付と合成繊維の不織布の目付の比は、1:0.4〜0.9の範囲が好適である。セルロース質不織布の目付と合成繊維の不織布の比が0.4未満では、保形効果が乏しく、化粧液が含浸されて折畳まれた状態から顔面への展開がやりずらくなり、この目付の比が0.9を越えると、製品の風合いが硬くなり、顔面へのフィット性が悪くなるので好ましくない。
【0013】
本発明では、上述するような要件を備えたセルロース質不織布と合成繊維の不織布の二種類の不織布層を接合する必要があるが、接合の手段は、不織布層が互いに剥離しないように、柔軟性を損なわない範囲で構成繊維同士を絡めたり、ポリオレフィン類やホットメルトなどの低融点接着剤を使用して部分的に熱接合する必要がある。
本発明のフェイスマスクは、片側がセルロース質不織布、片側が合成繊維不織布であるので、表裏の区別が容易にできる。さらには、美観、デザイン性などを考慮していずれか又は両方の不織布層を任意の色に着色することもできる。あるいは、任意の文字や模様をプリントすることもできる。
本発明では、パック化粧液を配置する側(内側)には、密度の小さいセルロース質不織布を配置し、その反対側(外側)にはそれより密度の大きい合成繊維不織布でコシを強くすることが必要である。このような構成を有することによって、2つの摘み部を両手に持って折畳みの濡れ製品を拡げる際に形状の伸びや変形がなく表裏も明確で顔に容易に貼りつけすることができる。
【0014】
本発明のフェイスマスクの製法について具体的に説明する。
本発明の製品における層間剥離を防止するためには、セルロース質不織布と、合成繊維不織布を重ね合わせて、空気流や水流の力を利用したインターレース加工や熱接着の方法などの公知の手段によって接着力を高めて接合する必要があるが、接合は全面接合でも可能ではあるが、製品の柔軟性を考慮すると、部分的あるいはスポット的な接着が好ましい。
前者の接合手段のインターレース加工の好ましい例は、水流交絡処理であるが、製品の層間接着力、柔軟性などを考慮してノズル径、ノズルピッチ、水圧又はノズルヘッドの揺動などの条件を適宜選択するようにする。
また、後者の接合手段の熱接着の方法は、ポリオレフィン類のような低融点成分を接着成分として、低融点繊維を混繊する方法、ホットメルトのような接着成分を添加する方法、繊維の外表面側に低融点成分を導入した複合繊維を使用する方法などがある。熱融着には、エンボスローラ又は高周波ウエルダーなどの公知の装置を使用することができる。
【0015】
上述する方法で得られた合成繊維不織布とセルロース質不織布の接合品を目的の形状に成形するのに、フェイスマスクの形状は任意の形状でよい。例えば、顔面全体をカバーする1枚タイプのフェイスマスクでも、目、鼻、口などを別個に覆うセパレートタイプの形状であってもよい。また、目、鼻、口などの開口部は、完全にくり抜かれた形態でもよく、つなぎ部を一部に残した部分くり抜きの形態でもよい。所望形状への切断は、打ち抜き加工のような機械的加工、高圧水流や又はレーザー光による切断加工などの手段を用いることができる。
【0016】
接合後にセルロース質不織布と合成繊維不織布を接合した乾燥状態の基材を折畳んでいくが、使用時の展開を考えると、好ましい折畳みは、図面に示す六つ折りなどの形状が特に好ましい。Z字状に三つ折り後、さらに二つ折りするか、あるいは二つ折り後にZ字状に三つ折り以上の折畳みすればよい。また、折畳み状態からの顔面への展開の容易性を考えると、外方向に突出する摘み部を設けておくのが好ましい。摘み部を形成する位置は、左右対称又は非対称のいずれでもよいが、折畳み状態で、相対するような位置に設けておくと左右に引っ張るだけで展開が可能となるので好都合である。
このとき、セルロース質不織布と合成繊維不織布の接合形態であると、折畳み状態であっても毛細管効果によって高粘度の化粧液の浸透が容易となり、均一含浸が可能となる。
【0017】
本発明のフェイスマスク及び折畳み方を図面を用いて説明する。図1、図2は使用時(広げた状態)の本発明のフェイスマスク、図3、図4は折畳み方を示す。
製造直後(折畳み前)の、本発明のフェイスマスク基材には、図3(a)に示すように、折り曲げ線3(縦)、4(縦)、5(縦)、6(横)を設けておく。7、7’は左右非対称の摘み部を示す。
本発明のフェイスマスク基材を折畳むには、先ず、図3(b)に示すように、縦の折り曲げ線5によって、右側域を折畳む(点線は、折り曲げ重なった域を示す)。次に、図3(c)に示すように、縦の折り曲げ線4によって、左側域側を折畳む。さらに、図3(d)に示すように、横の折り曲げ線6によって上下を折畳む(図3(d)では、下側域を重ねるようにした状態を示す)。さらに、必要に応じて縦の折り曲げ線3によって折畳むこともできる。
【0018】
図4は、別態様で、8、8’は左右対象の摘み部である。この場合は、摘み部が左右対称となっているだけで、図4(a)〜(d)は、先の図3(a)〜(c)に対応する。図1のものも、図2のものも折畳んだ後は、外観上、同一である。
なお、折り曲げ線3’(縦)、4’(縦)、5’(縦)、6’(横)は、図3のものと同じである。
折畳んだ乾燥状態のフェイスマスクをパウチ包装袋のような密封可能な封入袋に挿入した後、袋の口から化粧液を所定量注入した後、包装袋の口を密封して袋内で化粧液を基材に浸透させる。封入袋は、内部の状態が透視できる透明な袋でもよいし、公知のラミネートフィルムを使用した不透明の袋であってもよい。
【0019】
本発明のフェイスマスクでは、含浸させるためのパック化粧液は乾燥基材重量の5倍〜20倍程度の量を注入するる。化粧液粘度と注液方法によって含液率は異なるが、不織布基材の乾燥時の素材重量に対して、高粘度の化粧液を使用する場合には50%以上の付与となるが、低粘度の化粧液を注入する場合には200%以上、好ましくは300%以上、特に好適には500%以上の含侵が適当である。含液率が50%未満では、顔面に貼りつけて保湿効果等のスキンケアなどの効果を得にくい。さらに好ましくは、15%以上でより優れた効果を発揮できるのである。化粧液を封入袋に大量に注入したときの飽和状態での含液率は、200%から1000%程度となり、化粧液をたっぷり含んだ状態で顔面に貼りつけすると、長時間使用しても十分な滋養成分を皮膚に供給することができる。
【0020】
本発明のフェイスマスクに含浸させる化粧液の粘度は、特に限定されるものではないが、0.1〜4Pa・sec(パスカル・秒)の高粘度の化粧液を使用しても均一な含浸が可能となる。
化粧液の種類は、特に限定されるものでもなく、汎用の溶液状、乳液状、エマルジョン状など化粧用の任意の液を使用することができる。目的に応じて各種の有効成分を添加したり、香料などを加えると好適である。
袋の形態は、再封可能なシール部を設けた形態でもよいし、破断又は切断後は使いきりの形態であってもよい。
【0021】
本発明のフェイスマスクの製品形態は、1袋に1枚の二つ折り以上の折畳んだフェイスマスクを封入する個包装が適当であるが、それ以上の枚数のマスクを重ねて、必要に応じて、面状、帯状、線状など適宜形状の離型用のセパレーターをフェイスマスク間に挿入して封入することもできる。
本発明のフェイスマスクは、製造容易性、製品の包装性、製品の保管性、展開性、使用性などの点からみると、折畳まれた状態の1枚又はそれ以上の枚数のフェイスマスク基材に対して化粧液を含浸せしめ、この状態のままで密封包装することが適当である。
【0022】
【実施例】
【実施例1】
セルロース質不織布として、レーヨン90重量%及びポリエチレンテレフタレート10重量%からなるスパンレース不織布(目付50g/m2、密度0.065g/cm3)と合成繊維不織布としてポリエチレンテレフタレートからなるスパンボンド不織布(目付25g/m2、密度0.14g/cm3)を重ね合わせて、水流交絡処理によって2枚の不織布を接合した。
上記基材の[スパンボンド不織布の目付]/[スパンレース不織布の目付]の比は0.5であり、[スパンボンド不織布の密度]/[スパンレース不織布の密度]の比は2.15である。
上記接合品を乾燥して二層のフェイスマスク用基材を製造した。
この基材をトムソン刃によって打ち抜き加工を行い、図1に示すように一対の左右非対称の位置に摘み部を有するフェイスマスクを製造した。
このフェイスマスクを図3のように六つ折りに折畳んだ後、ポリエチレン製のラミネートフィルムからなる封入袋に挿入し、次いで粘度が2.5Pa・secのローション状化粧液を乾燥基材に対して8倍量注入した。さらに、封入袋の上部をヒートシールして密封した製品を製造した。
化粧液の乾操基材に対する含液率は710%であった。
上記工程で得られたフェイスマスク基材は、折畳み時にも折れじわは発生せず、高粘度の化粧液でも折畳み構造の内部まで均一含浸ができた。
得られた製品を使用する際、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開したところ、重なり部分が粘着せず容易に拡げることができた。また、顔面に貼りつけしたところフィット性も良好であり、剰余の化粧液が垂れ落ちず、衣服を汚損することなく、手のべとつき感も少なかった。
さらに、長時間顔面に貼りつけしたままでも蒸れ感もなく、化粧液の蒸散も少なかった。
【0023】
【実施例2】
セルロース質不織布として、コットン100重量%のスパンレース不織布(目付45g/m2、密度0.063g/cm3)、合成繊維不織布としてポリエチレンテレフタレートからなるスパンボンド不織布(目付25g/m2、密度0.14g/cm3)を重ね合わせ水流交絡処理によって両不織布を接合した。
上記基材の[スパンボンド不織布の目付]/[スパンレース不織布の目付]の比は0.56であり、[スパンボンド不織布の密度]/[スパンレース不織布の密度]の比は2.2である。この基材を用いて、実施例1と同じ方法でフェイスマスクを製造した。
得られた図1に示すような左右非対称の一対の摘み部を持つフェイスマスクを、図3(a)〜(d)に示すように六つ折りに折畳んだ後、ポリエチレン製のラミネートフィルムからなる封入袋に挿入し、次いで粘度が2.5Pa・secのローション状化粧液を乾燥基材に対して8倍量注入した。封入袋の上部をヒートシールして密封した製品を製造した。化粧液の含液率は730%であった。
本実施例のフェイスマスクの折畳み時にも、折れじわは発生せず、高粘度の化粧液にもかかわらず、折畳み構造の内部まで均一含浸ができた。
得られた製品を使用する際、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開したところ、重なり部分が粘着せず容易に拡げることができた。また、顔面に貼りつけしたところフィット性も良好であり、剰余の化粧液が垂れ落ちず、衣服を汚損することもなく、手のべとつき感も少なかった。
さらに、長時間顔面に貼りつけしたままでも蒸れ感もなく、化粧液の蒸散も少なかった。
【0024】
【実施例3】
摘み部の形成位置が図2のように左右対称である以外は実施例2と全く同様の方法で、フェイスマスクを製造した。
セルロース質不織布として、コットン100重量%のスパンレース不織布(目付45g/m2、密度0.063g/cm3)、合成繊維不織布としてポリエチレンテレフタレートからなるスパンボンド不織布(目付25g/m2、密度0.14g/cm3)を使用した。
上記基材の[スパンボンド不織布の目付]/[スパンレース不織布の目付]の比は0.56であり、[スパンボンド不織布の密度]/[スパンレース不織布の密度]の比は2.2である。
このフェイスマスクを図4(a)〜(d)に示すように六つ折りに折畳んだ後、ポリエチレン製のラミネートフィルムからなる封入袋に挿入し、次いで粘度が2.5Pa・secのローション状化粧液を乾燥基材に対して8倍量注入した。次いで封入袋の上部をヒートシールして密封した製品を製造した。化粧液の含液率は725%であった。
本フェイスマスクの折畳み時にも、折れじわは発生せず、また高粘度の化粧液にかかわらず、折畳み構造の内部まで均一含浸ができた。
得られた製品を使用する際、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開したところ、重なり部分が粘着せず容易に拡げることができた。また、顔面に貼りつけしたところフィット性も良好であり、剰余の化粧液が垂れ落ちず、衣服を汚損することもなく、手のべとつき感も少なかった。
さらに、長時間顔面に貼りつけしたままでも蒸れ感もなく、化粧液の蒸散も少なかった。
【0025】
【実施例4】
セルロース質不織布として、コットン100重量%のスパンレース不織布(目付40g/m2,密度0.088g/cm3)を使用、合成繊維不織布として、芯成分がポリエチレンテレフタレート、鞘成分がポリエチレンである芯鞘型複合繊維100%からなる不織布(目付30g/m2,密度0.18g/cm3)を重ね、加熱エンボスローラを使用してポイント状に熱接着してフェイスマスク基材を製造した。
上記基材の[合成繊維不織布の目付]/[スパンレース不織布の目付]の比は0.75であり、[合成繊維不織布の密度]/[スパンレース不織布の密度]の比は2.04である。
この基材をトムソン刃によって打ち抜き加工を行い、図1に示すように左右対称の一対の摘み部を有するフェイスマスクを製造した。
このフェイスマスクを図3(a)〜(d)に示すように六つ折りに折畳んだ後、ポリエチレン製のラミネートフィルムからなる封入袋に挿入し、次いで粘度が3Pa・secのローション状化粧液を乾燥基材に対して7倍量注入し封入袋の上部をヒートシールして密封した製品を製造した。化粧液の含液率は620%であった。
得られたフェイスマスクは、折畳み時にも、折れじわは発生せず、また高粘度の化粧液でも折畳み構造の内部まで均一含浸ができた。
【0026】
このフェイスマスク製品を使用する際、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開したところ、重なり部分が粘着せず容易に拡げることができた。また、顔面に貼りつけしたところフィット性も良好であり、剰余の化粧液が垂れ落ちず、衣服を汚損することもなく、手のべとつき感も少なかった。
さらに長時間顔面に貼りつけしたままでも蒸れ感もなく、化粧液の蒸散も少なかった。
【0027】
【比較例1】
セルロース質不織布として、コットン100重量%のスパンレース不織布(目付20g/m2,密度0.04g/cm3)、合成繊維不織布としてポリエチレンテレフタレートからなるスパンボンド不織布(目付50g/m2,密度0.25g/cm3)を重ね合わせ水流交絡処理によって両不織布を接合した。
上記基材の[スパンボンド不織布の目付]/[スパンレース不織布の目付]の比は2.5であり、[スパンボンド不織布の密度]/[スパンレース不織布の密度]の比は6.25である。この接合基材を使用して実施例1と同じ方法でフェイスマスクを製造した。
このフェイスマスクを図3又は図4のようにして六つ折りに折畳んだ後、ポリエチレン製のラミネートフィルムからなる封入袋に挿入し、次いで粘度が0.1Pa・secのローション状化粧液を乾燥基材に対して8倍量注入した。さらに、封入袋の上部をヒートシールして密封した製品を製造した。
得られたものは、比較的低粘度の化粧液でも浸透性が悪く、含浸が不均一なものとなった。
この比較例1の製品を使用する際、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開したところ、重なり部分が粘着せず容易に拡げることができたが、フェイスマスクとしては非常に硬く、顔面へのフィット性も悪かった。
【0028】
【比較例2】
セルロース質不織布として、コットン100重量%のスパンレース不織布(目付90g/m2,密度0.06g/cm3)、合成繊維不織布としてポリエチレンテレフタレートからなるスパンボンド不織布(目付30g/m2,密度0.05g/cm3)を重ね合わせ水流交絡処理によって2枚の不織布を接合した。
上記基材の[スパンボンド不織布の目付]/[スパンレース不織布の目付]の比は0.83であり、[スパンボンド不織布の密度]/[スパンレース不織布の密度]の比は1.33である。この接合基材を使用して実施例1と同じ方法でフェイスマスクを製造した。
このフェイスマスクを図3又は図4のようにして六つ折りに折畳んだ後、ポリエチレン製のラミネートフィルムからなる封入袋に挿入し、次いで粘度が2.5Pa・secのローション状化粧液を乾燥基材に対して8倍量注入した。さらに、封入袋の上部をヒートシールして密封した製品を製造した。化粧液の浸透性は良好であった。
しかしながら、製品を使用する際に、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開したところ、重なり部分は粘着してうまく拡げることができなかった。また、拡げてもコシがなく、作業性が悪かった。さらに顔面に貼りつけ中も液だれが起きて衣服を汚損した。
【0029】
【比較例3】
合成繊維不織布の代わりに、ポリエチレン製の穴あきフィルムを使用した以外は、実施例4と同様の方法で熱接着してフェイスマスク基材を製造した。
本フェイスマスクの折畳み時、折れじわは発生しなかったが、高粘度の化粧液では折畳み構造の内部への浸透性が悪く均一含浸ができなかった。
さらに、使用する際、封入袋を開封して中身を取り出した後、一対の摘み部を持って展開する際、拡げることはできたが、部分的に接合点での層間剥離が見られた。
また、顔面に貼りつけしたところごわごわしてフィット性は悪く、剰余の化粧液が垂れ落ちて、衣服を汚損しやすかった。
また、長時間顔面に貼りつけしたままにすると蒸れた感じがして、使用感が悪かった。
【0030】
【発明の効果】
本発明のフェイスマスクは、製造時に折畳み時の折れじわを防止し、折畳み状態においてフェイスマスク基材に対して高粘度の化粧液を均一に含浸することができる。得られたフェイスマスクは、折畳み状態からの展開時に層間剥離がなく、容易に広げることができる。また、本発明の製品はコシが強いので、使用の際に過度の変形を防止でき、拡げた状態でのハンドリング性が良好で、顔面へのフィット感も良い。さらに、ハンドリング時の手へのべとつきや衣服の汚損を防止でき、有効成分の蒸散を抑制するとともに適度の通気性を保持して蒸れによる不快感を防止することが達成できる。
本発明のフェイスマスクは、個人用のフェイスマスクのみならず、美容室、エステサロンなど業務用フェイスマスクとして幅広い応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェイスマスクの平面図
【図2】本発明のフェイスマスク平面図(別態様)
【図3】本発明のフェイスマスクの折畳み工程図
【図4】本発明のフェイスマスクの折畳み工程図
【符号の説明】
1 摘み部
2 接合点
3 、3’ 折り曲げ線(縦)
4、4’ 折り曲げ線(縦)
5、5’ 折り曲げ線(縦)
6、6’ 折り曲げ線(横)
7、7’摘み部(左右非対称)
8、8’摘み部(左右対称)

Claims (1)

  1. セルロース質不織布の密度が0.05〜0.1g/cm3、目付が30〜80g/m2、合成繊維不織布の密度が0.09〜0.2g/cm3、目付が15〜40g/m2であって、かつ前者の密度と後者の密度の比が1:1.1〜2.3の範囲、目付の比が1:0.4〜0.9の範囲にある、2種類の不織布が接合されてなるフェイスマスク基材を用いて、外方に突出した2つ以上の摘み部を設けてあり、0.1 〜4 Pa sec の高粘度のパック化粧液が50%以上含液され、六つ折りに折畳まれてなることを特徴とするフェイスマスク。
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