JP3751438B2 - 機械式駐車設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転操作手段からの運転操作によって車輌の入出庫を行う機械式駐車設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、この種の機械式駐車設備として、図8および図9に示されるような多段式の機械式駐車設備1があり、フレーム2による枠組みによって仕切られた上下3段、左右3列の9個の収納スペースA〜Iを有した構造とされている。そして、中段の各収納スペースD〜Fは地上位置に対応して配置され、下段の各収納スペースG〜Iは地下に配置された構造とされている。
【0003】
また、この駐車設備1には、8個の車輌搭載用パレット3が配設されており、通常状態では、上段および下段の各収納スペースA〜C、G〜Iにそれぞれパレット3が収容されると共に、中段の収納スペースD〜Fのうち2個の収納スペースにパレット3が収容されている。
【0004】
上段および下段の収納スペースA〜C、G〜Iに収容された各パレット3は、それぞれフレーム2側に昇降自在に支持され、図示省略の昇降駆動手段によりそれぞれ中段の収納スペースD〜F位置に昇降移動されるように構成されている。また、中段の収納スペースD〜Fに収容されている2個のパレット3は、フレーム2側に左右方向に移動自在に支持され、図示省略の横行駆動手段によりそれぞれ隣接する収納スペースD〜Fに横行移動されるように構成されている。
【0005】
また、中段の収納スペースD〜Fにおける車輌5の搬出入口6に対応して、柵、フェンス、シャッター、ドア等からなるゲート7が、昇降自在に備えられており、ゲート7の下降位置で搬出入口6を閉鎖状態として、収納スペースD〜Fに対する車輌5の入出庫を規制し、ゲート7の上昇位置で搬出入口6を開放状態として、収納スペースD〜Fに対する車輌5の入出庫を許容する構造とされている。なお、ゲート7は各収納スペースD〜Fにわたる左右方向連続状に構成されている。
【0006】
そして、駐車設備1を利用する各利用者は、フレーム2等の適宜高さ位置に備えられた図10に示されるような運転操作手段としての運転盤9に対する運転操作によって車輌5の入出庫操作を行っていた。
【0007】
即ち、運転盤9は、運転盤ボックス10の前面側に装着された操作パネル11と、操作パネル11の前面側を開閉自在に覆うべく、運転盤ボックス10にヒンジ結合された開閉蓋12とを備え、開閉蓋12には閉状態で運転盤ボックス10側に施錠されるシリンダー錠13が備えられており、駐車設備1を運転制御し、駐車設備1の後部に設置された図示しない制御部を有する制御ボックスとケーブルにて接続されている。
【0008】
また、操作パネル11には、パレット番号や暗証コード等を入力するための押しボタン方式のテンキー14、テンキー14によって入力されたコードを実行するためのスタートボタン14a、テンキー14によって入力された番号情報等を表示するディスプレイ15、ゲート7開閉操作用の開ボタン16および閉ボタン17、非常停止用の非常停止ボタン18、およびこれらテンキー14等に対する運転操作が受付可能となるための運転準備操作としての電源を入り切りするための電源キースイッチ19等が備えられている。
【0009】
なお、駐車設備1自体を駆動制御するための主電源スイッチは、例えば制御ボックス内等、別途、適宜備えられている。
【0010】
そして、各利用者が駐車設備1を利用する場合には、先ず、携帯している操作キーを電源キースイッチ19に挿入して電源投入操作を行った後、テンキー14により予め利用者に割り当てられたパレット番号を入力、もしくは暗証コードを入力した後、パレット番号を入力すれば、対応する番号のパレット3が搬出入口6に呼び出される。
【0011】
所望のパレット3が搬出入口6に到着すると、次に、開ボタン16によりゲート7を開操作して、車輌5をパレット3上に入庫、もしくはパレット3上の車輌5を出庫し、その後、閉ボタン17によりゲート7を閉操作した後、電源キースイッチ19により電源切断操作を行い、操作キーを電源キースイッチ19より離脱させればよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来方式の駐車設備1の構造によれば、駐車設備1を利用するためには、利用者は操作キーを常時携帯しなければならず、操作キーの紛失、携帯忘れ、駐車設備1における機械隙間等への落下等の不慮の事態を招くおそれがあり、使い勝手に劣るという問題があった。
【0013】
そこで、本発明は上記点に鑑み、使い勝手に優れる機械式駐車設備を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段は、運転操作手段からの運転操作によって、車輌が搬出入口に搬出される機械式駐車設備において、前記運転操作手段に押しボタン方式の暗証コード入力手段が設けられ、運転準備暗証コードの受付待機状態とされている暗証コード入力手段に対する運転準備暗証コードの入力によって、運転操作手段に対する前記運転操作が受付可能となるための回路に対して運転準備操作としての電源投入が実行される点にある。
【0015】
また、前記暗証コード入力手段に対する車輌呼び暗証コードの入力によって、該車輌呼び暗証コードに対応する車輌が前記搬出入口に搬出される構造としてもよい。
【0016】
さらに、前記搬出入口に車輌の入出庫を解除自在に規制するゲートが設けられ、前記暗証コード入力手段に対するゲート操作暗証コードの入力によって、ゲートが開動作される構造としてもよい。
【0017】
また、運転モード切替用のモード切替暗証コードが別途設定可能とされ、前記暗証コード入力手段に対するモード切替暗証コードの入力によって、少なくともa.格納部情報を前記運転操作手段から入力することによって、対応する格納部の車輌を前記搬出入口に搬出する管理人モードと、b.メンテナンスコードを前記運転操作手段から入力することによって、車輌の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードと、のいずれかのモードで運転を行える構造としてもよい。
【0018】
さらに、前記運転操作手段に前記運転準備操作用のキースイッチがさらに備えられ、該キースイッチによって運転準備操作が実行された場合は、少なくともa.格納部情報を前記運転操作手段から入力することによって、対応する格納部の車輌を前記搬出入口に搬出する管理人モードと、b.メンテナンスコードを前記運転操作手段から入力することによって、車輌の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードと、のいずれかのモードで運転を行える構造としてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は運転操作手段としての運転盤30を示しており、前述同様、図8や図9に示される駐車設備1におけるフレーム2等の適宜高さ位置に備えられている。
【0022】
そして、運転盤30には、前述同様、運転盤ボックス10の前面側に液密状に装着された操作パネル11と、操作パネル11の前面側を開閉自在に覆うべく、運転盤ボックス10にヒンジ結合された開閉蓋12とが備えられ、開閉蓋12はマグネットキャッチ方式により運転盤ボックス10側に着脱自在に磁着されることによって、閉状態で保持される構造とされている。
【0023】
さらに、駐車設備1を運転制御し、駐車設備1の後部に設置された図示しない制御部を有する制御ボックスと運転盤30とは、前述同様、ケーブルにて接続されている。
【0024】
また、操作パネル11には、パレット番号や各種暗証コード等を入力するための押しボタン方式の暗証コード入力手段としてのテンキー14、テンキー14によって入力されたコードを実行するためのスタートボタン14a、テンキー14によって入力された番号情報等を表示するディスプレイ15、ゲート7開閉操作用の開ボタン16および閉ボタン17、および非常停止用の非常停止ボタン18等が備えられている。
【0025】
なお、駐車設備1自体を駆動制御するための主電源スイッチは、例えば、制御ボックス内等、別途、適宜備えられている。
【0026】
そして、テンキー14に対する運転準備暗証コードの入力によって、その後のテンキー14等の操作パネル11に対する運転操作が受付可能となるための回路に対して運転準備操作としての電源が投入されるように制御されており、運転準備暗証コードの入力無しに、テンキー14等の操作パネル11に対する運転操作を行っても、その運転操作が何ら受け付けられず、駐車設備1が動作しないように制御されている。
【0027】
また、テンキー14に対する車輌呼び暗証コードの入力によって、その車輌呼び暗証コードに対応するパレット3が搬出入口6のある地上位置に搬出されるように制御されている。
【0028】
そして、駐車設備1を利用する各利用者は、予め設定されている運転準備暗証コードや各自が利用するパレット3に応じた個別の車輌呼び暗証コードが知らされており、このような利用者が駐車設備1に車輌5を入出庫する場合の動作を図2のフローチャートに基づき説明する。
【0029】
なお、駐車設備1の利用待機状態においては、ディスプレイ15が常時点灯状態とされると共に、テンキー14による運転準備暗証コードの受付待機状態とされている。
【0030】
そして、駐車設備1を利用する場合、利用者は、先ず、運転盤30のテンキー14により運転準備暗証コードを入力する(ステップS1)。この運転準備暗証コードの入力により、運転準備のための電源が投入され、その後のテンキー14等の操作パネル11に対する運転操作が受付可能となる。
【0031】
次に、パレット3の呼び出しが必要かどうかを判断して(ステップS2)、パレット3の呼び出しが必要であれば、即ち、利用するパレット3が上段の収納スペースA〜Cもしくは下段の収納スペースG〜Iにある場合には、テンキー14により車輌呼び暗証コードを入力する(ステップS3)。
【0032】
この車輌呼び暗証コードの入力をディスプレイ15で確認した後、誤りがなければ、周囲の安全確認をした後、スタートボタン14aを押せば(ステップS4)、その車輌呼び暗証コードに対応するパレット3が搬出入口6のある地上位置に搬出される(ステップS5)。
【0033】
そして、所望のパレット3が地上位置に搬出されたことを確認した後、開ボタン16を押せば(ステップS6)、ゲート7が上昇して開操作される(ステップS7)。
【0034】
一方、ステップS2において、パレット3の呼び出しが不要であれば、即ち、利用するパレット3が中段の収納スペースD〜Fにある場合には、直接、ステップS6に移行して、その後の操作を行えばよい。
【0035】
そして、ゲート7が開操作された状態で、入出庫動作、即ち、パレット3に対する車輌5の入庫動作もしくはパレット3からの車輌5の出庫動作を行う(ステップS8)。
【0036】
この入出庫動作が終了すれば、閉ボタン17を押し(ステップS9)、上昇していたゲート7が下降して閉操作される(ステップS10)。
【0037】
そして、操作終了かどうかが判断され(ステップS11)、例えば、ゲート7が閉操作された後、予めタイマー設定された所定時間(例えば、20秒程度)以内に、運転盤30に対する次の操作がなければ、自動的に終了と判断され、運転準備操作としての電源が自動的に切断され、駐車設備1は初期状態としての、テンキー14による運転準備暗証コードの受付待機状態に復帰する。
【0038】
また、忘れ物等により、再度、入出庫動作を行う必要がある場合には、前記所定時間以内に、開ボタン16を押し操作することにより、ステップS6に戻り、ステップS6以降の操作が可能となる。
【0039】
本実施形態は以上のように構成されており、運転準備操作のための電源投入が運転準備暗証コードの入力だけで行えるので、一般の各利用者が従来のようにそれぞれ操作キーを携帯する必要がなく、従って、操作キーの紛失、携帯忘れ、駐車設備1における機械隙間等への落下等の不慮の事態を招くおそれがなく、使い勝手に優れる。
【0040】
また、従来のように、操作キーを使用する方式の場合には、駐車設備1の利用回数分、操作キーの抜差し操作があるため、摩耗等による電源キースイッチ19の損傷により、操作不能となるおそれもあり、電源キースイッチ19の定期的な交換が必要とされ、維持コストがかさむという欠点があり、さらには、パレット3の利用者数分、あるいはこれに予備を加えた操作キーを用意するためのイニシャルコストもかさむという欠点があったが、本実施形態によれば、操作キーが不要となるため、機械的なキースイッチによるスイッチの故障がなくなり、キー孔に対する防水対策も不要となり、コスト低減が有効に図れる。
【0041】
さらに、操作キーを不要としているため、操作キーの共通する別の駐車設備1に対するいたずら運転や、操作キーの複製による駐車設備1や駐車車輌5に対するいたずらや盗難も有効に防止できる。
【0042】
また、パレット3の地上位置への呼び出しに際して、車輌呼び暗証コードの入力により、対応するパレット3を呼び出す方式としているため、単にパレット3番号等の直接の格納部情報を入力して出庫できる方式のように、他の利用者が他人の車輌5に対してアクセスできず、セキュリティー性が向上できる。
【0043】
この場合、車輌呼び暗証コードは、駐車する車輌5に1対1に対応させる必要があり、契約利用者の場合は、各利用者に付与する識別コードや、一定の格納場所に設定した暗証コード等を使用する方式がある。また、一時的な時間貸しの一般利用者の場合は、入庫時に入力した暗証コードを出庫時に利用すること等の方式がある。
【0044】
従って、運転準備操作に使用する運転準備暗証コードと車輌呼び暗証コードとは同じ暗証コードとは限らない。また、運転準備暗証コードと車輌呼び暗証コードの入力手段をテンキー14で共用することによってコストダウンも図れる。
【0045】
なお、本実施形態における運転準備暗証コードは従来における操作キーに相当するため、利用者全員に共通の運転準備暗証コードを周知徹底しておく方式や、各利用者毎に識別コードを持たせたり、あるいは車輌5の格納場所、即ち格納するパレット3が決まっている場合には、その場所毎に設定した運転準備暗証コードや車輌呼び暗証コードを使用する方式としてもよい。
【0046】
また、駐車設備1の利用待機状態において、ディスプレイ15が常時点灯状態とされている場合を示しているが、利用待機状態で消灯状態とされ、運転準備暗証コードのテンキー14に対する最初のボタン操作でディスプレイ15が点灯表示する方式としてもよい。
【0047】
さらに、ゲート7の開閉を開ボタン16および閉ボタン17の押し操作により行う方式を示しているが、ゲート開操作用のゲート操作暗証コードやゲート閉操作用のゲート操作暗証コードをテンキー14により入力することによって、ゲート7が開閉操作される方式としてもよい。この場合、セキュリティー性がより向上できると共に、入力手段のテンキー14の共用により、コストダウンも図れる。
【0048】
また、スタートボタン14aの押し操作により(ステップS4)、パレット3が呼び出される(ステップS5)方式を示しているが、車輌呼び暗証コードの入力によって(ステップS3)、自動的にパレット3が呼び出される(ステップS5)方式を採用してもよい。
【0049】
図3は、第2の実施形態におけるフローチャートを示しており、第1の実施形態における運転盤30の操作パネル11に、開始ボタンや終了ボタンがさらに備えられた構造とされた場合である。
【0050】
そして、開始ボタンの押し操作によって(ステップS21)、ディスプレイ15が点灯し(ステップS22)、テンキー14の入力受付状態となり、その後、ステップS1に移行して上記第1の実施形態と同様に動作される。
【0051】
また、ステップS11において、操作終了かどうかが判断され、操作終了であれば、終了ボタンの押し操作によって(ステップS23)、ディスプレイ15が消灯し(ステップS24)、駐車設備1は初期状態としての、テンキー14による運転準備暗証コードの受付待機状態に復帰する。
【0052】
なお、ゲート7の閉め忘れや電源の切り忘れを警告すべく、ゲート7が開放状態となった後、所定時間(例えば、15秒程度)経過後よりブザーを鳴らす構造としてもよい。この場合、ステップS23における終了ボタンの押し操作によりディスプレイ15の消灯とブザーの停止が行われる方式(ステップS24)とすればよい。
【0053】
図4は、第3の実施形態におけるフローチャートを示しており、運転盤30は、直接の格納部情報(パレット3の番号情報)をテンキー14から入力することによって、対応する格納部のパレット3を車輌5と共に搬出入口6に搬出する管理人モードと、所定のメンテナンスコードをテンキー14から入力することによって、車輌5の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードとに、運転モードの切り替えが行えるモード切替暗証コードが別途設定可能とされている。
【0054】
即ち、ステップS1における運転準備暗証コードを入力した後、引き続き、テンキー14によりモード切替暗証コードを入力すれば(ステップS31)、ステップS32に移行して、モード切替暗証コードが管理人モードか保守モードかが判断され、管理人モードであれば、管理人モードに移行して管理人モードで作動される(ステップS33)。また、モード切替暗証コードが保守モードであれば、保守モードに移行して保守モードで作動される(ステップS34)。
【0055】
そして、ステップS31において、モード切替暗証コードが入力されなければ、ステップS2に移行して上記第1の実施形態と同様に動作されるように構成されている。
【0056】
図5は、管理人モードのフローチャートの一例を示しており、先ず、パレット3呼びが必要かどうかを判断して(ステップS41)、パレット3呼びが必要であれば、即ち、呼び出すパレット3が上段の収納スペースA〜Cもしくは下段の収納スペースG〜Iにある場合には、テンキー14により直接、パレット3の番号情報を入力した後(ステップS42)、スタートボタン14aを押せば(ステップS43)、そのパレット3の番号情報に対応するパレット3が搬出入口6のある地上位置に搬出される(ステップS44)。
【0057】
そして、所望のパレット3が地上位置に搬出されたことを確認した後、開ボタン16を押せば(ステップS45)、ゲート7が上昇して開操作される(ステップS46)。
【0058】
一方、ステップS41において、パレット3呼びが不要であれば、即ち、呼び出すパレット3が中段の収納スペースD〜Fにある場合には、直接、ステップS45に移行して、その後の操作を行えばよい。
【0059】
そして、ゲート7が開操作された状態で、入出庫動作、即ち、パレット3に対する車輌5の入庫動作もしくはパレット3からの車輌5の出庫動作を行う(ステップS47)。
【0060】
この入出庫動作が終了すれば、閉ボタン17を押し(ステップS48)、上昇していたゲート7が下降して閉操作される(ステップS49)。そして、次のパレット3の呼び出し操作が必要かどうかが判断され(ステップS50)、必要であれば、ステップS42に戻って、同様の操作を繰り返せばよい。また、次のパレット3の呼び出し操作が必要なければ、例えば、ゲート7が閉操作された後、予めタイマー設定された所定時間(例えば、20秒程度)以内に、運転盤30に対する次の操作がなければ、自動的に管理人モードの終了と判断され、駐車設備1は初期状態としての、テンキー14による運転準備暗証コードの受付待機状態に復帰するように構成されている。
【0061】
また、保守モードに切り替えられた場合にあっては、所定のメンテナンスコードをテンキー14から入力することによって、車輌5の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とされており、保守点検が行えるように構成されている。
【0062】
本実施形態は以上のように構成されており、上記第1の実施形態の利点に加えて、各利用者が運転準備暗証コードや車輌呼び暗証コードを入力して自動入出庫を行う通常の運転モードから、管理人または保守員のみが知るモード切替暗証コードを入力することによって、管理人モードまたは保守モードに容易に切り替えが可能となるため、簡単な操作で駐車設備1の運転モードを効率よく変更することができ、使い勝手が向上する利点もある。
【0063】
また、各利用者が自分の運転準備暗証コード等で駐車設備1を運転中に何らかの異常が生じた場合、管理人や保守員が復旧運転をするために、モード切替暗証コードを入力することによって、容易に管理人モードや保守モードに切り替えることができる利点がある。
【0064】
そして、管理人モードにあっては、例えば、駐車設備1を運転する場合に、各利用者の運転準備暗証コード等を入力する必要なく、パレット番号、格納部番号等の直接の格納部情報を入力するだけで、全車輌に対してアクセスが可能となる利点があり、保守モードにあっては、例えば、移動させたいパレツト番号に続いて、上昇・下降・右横行・左横行等のメンテナンス番号を続けて入力する所定のメンテナンスコードの入力によって、対応するパレット3がメンテナンス番号に応じた移動方向に、通常の運転モードにおける自動運転ではインタロックがかかるような禁止動作であっても、強制的に低速移動を開始して、保守点検が可能となる利点がある。
【0065】
以上のように、モード切替暗証コードは、管理人モード用と保守モード用とをそれぞれ異なる暗証コードを設定してもよいが、両モードのコード入力方法が全く異なるため、両モードへ切り替えるためのモード切替暗証コードを共通化しても、特に不都合は生じないため、両モード共通の暗証コードを設定し、その後のテンキー14による入力によって対応するモードで動作する構成としてもよい。
【0066】
図6は、第4の実施形態におけるフローチャートを示しており、運転盤30の操作パネル11に、前記運転準備操作用の運転準備キースイッチがさらに備えらた構造とされた場合である。また、運転準備キースイッチには、直接の格納部情報(パレット3の番号情報)をテンキー14から入力することによって、対応する格納部のパレット3を車輌5と共に搬出入口6に搬出する管理人モード位置と、所定のメンテナンスコードをテンキー14から入力することによって、車輌5の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モード位置とが備えられている。
【0067】
そして、運転準備キースイッチに運転準備キーが挿入されたかどうかが判断され(ステップS51)、運転準備キーが挿入されていない場合には、上記第1の実施形態と同様に動作される。また、運転準備キーが挿入されている場合には、ステップS52に移行して、運転準備キーが管理人モード位置かどうかが判断され、管理人モード位置であれば、管理人モードに移行して前述同様の管理人モードで作動される(ステップS53)。また、保守モード位置であれば、保守モードに移行して前述同様の保守モードで作動される(ステップS54)。
【0068】
なお、本実施形態の場合、図5に示されるステップS50において、次のパレット3の呼び出し操作が必要なければ、例えば、運転準備キーを運転準備キースイッチから離脱させることによって管理人モードの終了と判断され、駐車設備1は初期状態としての、テンキー14による運転準備暗証コードの受付待機状態に復帰するように構成すればよい。
【0069】
本実施形態は以上のように構成されており、上記第1の実施形態の利点に加えて、運転準備操作に運転準備キースイッチを併用し、この運転準備キースイッチで運転準備操作を行った場合だけ、運転盤30は管理人モードまたは保守モードとして起動する方式であり、必要に応じて管理人モードまたは保守モードに容易に切り替えが可能となり、使い勝手に優れる利点がある。従って、運転準備キーを必要とするのは管理人または保守員だけであり、各利用者は従来のように操作キーを持つ必要がない。
【0070】
図7は、第5の実施形態におけるフローチャートを示しており、運転盤30に、利用者による上記通常の運転モードと、直接の格納部情報(パレット3の番号情報)をテンキー14から入力することによって、対応する格納部のパレット3を車輌5と共に搬出入口6に搬出する管理人モードと、所定のメンテナンスコードをテンキー14から入力することによって、車輌5の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードとに切り替え可能なモード切替手段としてのモード切替スイッチがさらに備えられた構造とされた場合である。
【0071】
そして、モード切替スイッチが通常の運転モードかどうかが判断され(ステップS61)、通常の運転モードであれば、上記第1の実施形態と同様に動作される。また、通常の運転モードでなければ、ステップS62に移行して、モード切替スイッチが管理人モードかどうかが判断され、管理人モードであれば、管理人モードに移行して前述同様の管理人モードで作動される(ステップS63)。また、モード切替スイッチが保守モードであれば、保守モードに移行して前述同様の保守モードで作動される(ステップS64)。
【0072】
本実施形態は以上のように構成されており、上記第1の実施形態の利点に加えて、運転盤30に運転モードを切り替えるモード切替スイッチを設けているため、モード切替スイッチの切り替えによる簡単な操作で駐車設備1の運転モードを容易に切り替えることができ、使い勝手に優れる利点がある。
【0073】
なお、違法行為予防のため、誤った運転準備暗証コード等を例えば3回入力すると、以降の操作を受け付けないように制御する方式としてもよい。この場合、管理人モードで解除できるようにすればよい。
【0074】
また、ゲート7を開放状態で放置するなどの常習者を指導できるように、暗証コード入力後、ゲート7を閉じるまで該当するパレット3番号をディスプレイ15に表示する方式としてもよい。
【0075】
さらに、駐車設備1にゲート7を備えた構造を示しているが、ゲート7を有しない駐車設備1であってもよく、前記終了ボタンを有する構造にあっては、終了ボタンに動作中の非常停止機能を持たせる構造としてもよい。
【0076】
また、運転準備暗証コード等は、定期的に自動的に、あるいは手動操作で変更できるように構成すればよく、車輌呼び暗証コードも契約者交替の際に設定変更できるように構成すればよい。そして、これら暗証コードが数字に限らず、文字や記号のコードであってもよいのは当然のことである。
【0077】
【発明の効果】
以上のように、本発明の機械式駐車設備によれば、運転操作手段に押しボタン方式の暗証コード入力手段が設けられ、運転準備暗証コードの受付待機状態とされている暗証コード入力手段に対する運転準備暗証コードの入力によって、運転操作手段に対する前記運転操作が受付可能となるための回路に対して運転準備操作としての電源投入が実行される構造としているため、運転準備操作のためのキーを携帯する必要がなく、使い勝手に優れるという利点がある。
【0078】
また、暗証コード入力手段に対する車輌呼び暗証コードの入力によって、該車輌呼び暗証コードに対応する車輌が搬出入口に搬出される構造とすれば、セキュリティー性も向上できるという利点がある。
【0079】
さらに、搬出入口に車輌の入出庫を解除自在に規制するゲートが設けられ、暗証コード入力手段に対するゲート操作暗証コードの入力によって、ゲートが開動作される構造とすれば、よりセキュリティー性が向上できるという利点がある。
【0080】
また、運転モード切替用のモード切替暗証コードが別途設定可能とされ、暗証コード入力手段に対するモード切替暗証コードの入力によって、少なくともa.格納部情報を前記運転操作手段から入力することによって、対応する格納部の車輌を前記搬出入口に搬出する管理人モードと、b.メンテナンスコードを前記運転操作手段から入力することによって、車輌の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードと、のいずれかのモードで運転を行える構造とすれば、管理人モードまたは保守モードに容易に切り替えが可能となるため、簡単な操作で駐車設備の運転モードを効率よく変更することができ、使い勝手が向上するという利点がある。
【0081】
さらに、運転操作手段に前記運転準備操作用のキースイッチがさらに備えられ、該キースイッチによって運転準備操作が実行された場合は、少なくともa.格納部情報を前記運転操作手段から入力することによって、対応する格納部の車輌を前記搬出入口に搬出する管理人モードと、b.メンテナンスコードを前記運転操作手段から入力することによって、車輌の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードと、のいずれかのモードで運転を行える構造とすれば、必要に応じて管理人モードまたは保守モードに容易に切り替えが可能となり、使い勝手に優れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる運転盤の正面図である。
【図2】第1の実施形態を示すフローチャートである。
【図3】第2の実施形態を示すフローチャートである。
【図4】第3の実施形態を示すフローチャートである。
【図5】管理モードの一例を示すフローチャートである。
【図6】第4の実施形態を示すフローチャートである。
【図7】第5の実施形態を示すフローチャートである。
【図8】駐車設備の正面概略図である。
【図9】駐車設備の側面概略図である。
【図10】従来例を示す運転盤の正面図である。
【符号の説明】
1 駐車設備
3 パレット
5 車輌
6 搬出入口
7 ゲート
10 運転盤ボックス
11 操作パネル
14 テンキー
15 ディスプレイ
30 運転盤

Claims (5)

  1. 運転操作手段からの運転操作によって、車輌が搬出入口に搬出される機械式駐車設備において、
    前記運転操作手段に押しボタン方式の暗証コード入力手段が設けられ、運転準備暗証コードの受付待機状態とされている暗証コード入力手段に対する運転準備暗証コードの入力によって、運転操作手段に対する前記運転操作が受付可能となるための回路に対して運転準備操作としての電源投入が実行されることを特徴とする機械式駐車設備。
  2. 前記暗証コード入力手段に対する車輌呼び暗証コードの入力によって、該車輌呼び暗証コードに対応する車輌が前記搬出入口に搬出されることを特徴とする請求項1記載の機械式駐車設備。
  3. 前記搬出入口に車輌の入出庫を解除自在に規制するゲートが設けられ、前記暗証コード入力手段に対するゲート操作暗証コードの入力によって、ゲートが開動作されることを特徴とする請求項2記載の機械式駐車設備。
  4. 運転モード切替用のモード切替暗証コードが別途設定可能とされ、前記暗証コード入力手段に対するモード切替暗証コードの入力によって、少なくとも
    a.格納部情報を前記運転操作手段から入力することによって、対応する格納部の車輌を前記搬出入口に搬出する管理人モードと、
    b.メンテナンスコードを前記運転操作手段から入力することによって、車輌の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードと、
    のいずれかのモードで運転を行えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機械式駐車設備。
  5. 前記運転操作手段に前記運転準備操作用のキースイッチがさらに備えられ、該キースイッチによって運転準備操作が実行された場合は、少なくとも
    a.格納部情報を前記運転操作手段から入力することによって、対応する格納部の車輌を前記搬出入口に搬出する管理人モードと、
    b.メンテナンスコードを前記運転操作手段から入力することによって、車輌の搬出入動作に伴う各駆動部の個々の動作を、別々に動作可能とする保守モードと、
    のいずれかのモードで運転を行えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機械式駐車設備。
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