JP3751157B2 - 浴室換気乾燥機 - Google Patents

浴室換気乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP3751157B2
JP3751157B2 JP36707998A JP36707998A JP3751157B2 JP 3751157 B2 JP3751157 B2 JP 3751157B2 JP 36707998 A JP36707998 A JP 36707998A JP 36707998 A JP36707998 A JP 36707998A JP 3751157 B2 JP3751157 B2 JP 3751157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
bathroom
ventilation
outlet
radiant heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36707998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000193263A (ja
Inventor
一弘 渡辺
Original Assignee
松下エコシステムズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下エコシステムズ株式会社 filed Critical 松下エコシステムズ株式会社
Priority to JP36707998A priority Critical patent/JP3751157B2/ja
Publication of JP2000193263A publication Critical patent/JP2000193263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3751157B2 publication Critical patent/JP3751157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内の湿気の排気および浴室内に吊り下げられた洗濯物等の被乾燥物の乾燥および浴室の暖房も行うことのできる浴室換気乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般家庭における浴室の設置が多くなるに伴い、浴室を利用して洗濯物等の被乾燥物を乾燥させる浴室換気乾燥機が普及されており、小形で低コストで暖房も可能な浴室換気乾燥機の要求が高まってきている。
【0003】
従来、この種の浴室換気乾燥機の一例として図9に示されるような構成のものが知られていた。
【0004】
以下、その構成について図9を参照しながら説明する。図に示すように、浴室(図示せず)の天井面に設置される箱状で側面に屋外に連通する排気口101を有した本体102内に、換気用吸込口103を有し、排気口101と連通するように換気用ファン104を設け、本体102の内壁に沿い吹出口105を形成し、循環用吸込口106を有し、吹出口105と連通するように換気用ファン104と吹出口105間に吐出口107を延設し、吹出口105に直角に循環空気が流入するように循環用ファン108を設け、吹出口105には石英管ヒータ109を設けていた。
【0005】
そして、循環用ファン108により吹出口105に循環風を送り石英管ヒータ109で加熱した温風を浴室内に送風して洗濯物等の被乾燥物の乾燥させ、浴室内の湿気は換気用ファン104により排気していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の浴室換気乾燥機によれば、循環用ファン108からの吐出空気が吹出口105に直角に流入するため、吹出口105に流入される流入口110近傍では送風量が多いが、流入口110より遠ざかった位置では風量が少なくなり、温風化する熱交換が不均一となって熱交換効率が悪くなるので、循環用ファン107を大形にして流入口110より遠ざかった位置にまで所定の風量が行きわたることが図られていたが、本体102が大形化するとともに、未だ石英管ヒータ109における熱交換効率が十分なものでないという課題があった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、ヒータにおける温風化の熱交換効率を向上し、小形化することができ、効率良く被乾燥物を乾燥または浴室を暖房することができる浴室換気乾燥機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の浴室換気乾燥機においては、浴室の天井面等に設置される長方形の箱体状で側面に屋外に連通する排気口を有し、下面には長手方向に並設される換気用吸込口と循環用吸込口および前記換気用吸込口と循環用吸込口に隣設して長手方向に設けられる吹出口とを設けた本体と、この本体内に前記換気用吸込口に対向し、前記排気口と連通し設けられる換気用ファンと、この換気用ファンと隣設し、前記循環用吸込口に対向し、前記吹出口と連通し設けられる循環用ファンと、前記吹出口に浴室側に輻射熱が放熱されるように設けられるヒータとを備え、前記循環用ファンの吹出流が前記ヒータのほぼ中心位置より循環用ファン側の吹出口内に斜めに吐出する吐出口を設け、前記ヒータの輻射熱を反射する反射板を前記ヒータ近傍に設け、前記反射板を浴室の浴槽に隣設する洗い場に向けヒータの輻射熱が放射されるように傾斜して設け、前記反射板の内面側に向かい切り起こし形成される切り起こし片およびこの切り起こし片の切り起こしにより形成される通風口を、前記通風口から逃げようとする前記ヒータの輻射熱を前記切り起こし片によりさえぎり、前記切り起こし片を前記反射板の一部として前記ヒータの輻射熱が浴室側に放射されるように、備えたものである。
【0009】
この本発明によれば、ヒータにおける温風化の熱交換効率を向上し、小形化することができ、効率良く被乾燥物の乾燥ができ、通風口よりヒータに低温の循環風が接触し、ヒータの温度上昇を抑制しヒータの長寿命化を図ることができるとともに、通風口から逃げようとする輻射熱を切り起こし片によりさえぎり、切り起こし片を反射板の一部として輻射熱が浴室側に放射され輻射熱のロスが防止できる浴室換気乾燥機を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、浴室の天井面等に設置される長方形の箱体状で側面に屋外に連通する排気口を有し、下面には長手方向に並設される換気用吸込口と循環用吸込口および前記換気用吸込口と循環用吸込口に隣設して長手方向に設けられる吹出口とを設けた本体と、この本体内に前記換気用吸込口に対向し、前記排気口と連通し設けられる換気用ファンと、この換気用ファンと隣設し、前記循環用吸込口に対向し、前記吹出口と連通し設けられる循環用ファンと、前記吹出口に浴室側に輻射熱が放熱されるように設けられるヒータとを備え、前記循環用ファンの吹出流が前記ヒータのほぼ中心位置より循環用ファン側の吹出口内に斜めに吐出する吐出口を設け、前記ヒータの輻射熱を反射する反射板を前記ヒータ近傍に設け、前記反射板を浴室の浴槽に隣設する洗い場に向けヒータの輻射熱が放射されるように傾斜して設け、前記反射板の内面側に向かい切り起こし形成される切り起こし片およびこの切り起こし片の切り起こしにより形成される通風口を、前記通風口から逃げようとする前記ヒータの輻射熱を前記切り起こし片によりさえぎり、前記切り起こし片を前記反射板の一部として前記ヒータの輻射熱が浴室側に放射されるように、備えたことにより、循環風は吐出口より吹出口内に斜めに吐出され、吹出口全体に循環風がいきわたり、ヒータとの熱交換効率が高まり、循環用ファンも大形にする必要がなくなり、本体を小形化することができコスト低減が図られ、乾燥の効率の向上を図ることができ、通風口よりヒータに低温の循環風が接触し、ヒータの温度上昇を抑制しヒータの長寿命化を図ることができるとともに、通風口から逃げようとする輻射熱を切り起こし片に よりさえぎり、切り起こし片を反射板の一部として輻射熱が浴室側に放射され輻射熱のロスが防止できるという作用を有する。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図1〜図8を参照しながら説明する。
【0012】
参考の形態1)
図1および図2に示すように、浴室1の天井2等に設置される長方形の箱体状で側面に屋外に連通する排気口3を有し、下面には長手方向に並設される換気用吸込口4と循環用吸込口5および換気用吸込口4と循環用吸込口5に隣設して長手方向に吹出口6を設け本体7を形成し、本体7内に換気用吸込口4に対向し、排気口3に連通し換気用ファン8を設け、換気用ファン8と隣設し、循環用吸込口5に対向し、吹出口6と連通する循環用ファン9を設け、吹出口6には浴室1側に輻射熱が放熱されるようにヒータ10を設け、循環用ファン9の吹出流がヒータ10の長手方向の中心位置より循環用ファン9側の吹出口6内に斜めに吐出する吐出口11を設け、ヒータ10のほぼ全体に循環風が流れるように送風せしめるように構成し、本体7の下方にはルーバー12を設け、ヒータ10の輻射熱が浴室1側に向け反射されるように反射板13を設け構成する。
【0013】
上記構成において、洗濯物等の被乾燥物(図示せず)を乾燥するときには、浴室1内に被乾燥物(図示せず)を吊下げ、浴室換気乾燥機を運転すると、浴室1内の空気が循環用吸込口5より循環用ファン9内に吸い込まれ、循環用ファン9の吐出口11より吹出口6内に斜めに送風され、吹出口6全体に行きわたった循環空気がヒータ10により加熱され、温風となって吹出口6より浴室1内に送られ、被乾燥物が乾燥される。
【0014】
このとき、反射板13によりヒータ10の輻射熱が吹出口6より放射されて被乾燥物の乾燥が促進されることとなる。
【0015】
一方、被乾燥物から蒸発した湿気は、換気用ファン8により換気用吸込口4より吸い込まれ、排気口3より屋外に排気される。
【0016】
このように参考の形態1の浴室換気乾燥機によれば、換気用ファン8と循環用ファン9に隣設した長手方向に吹出口6を設け、吹出口6にはヒータ10を設け、循環用ファン9の吹出流がヒータ10のほぼ中心位置より循環用ファン9側の吹出口6内に斜めに吐出する吐出口11を設け、ヒータ10のほぼ全体に循環風が流れるように送風せしめる構成としたので、ヒータ10と循環風との熱交換効率が高まり、循環用ファン9を大形にしなくても、所要の温風を効率良く得ることができ、本体7を小形化することができる。
【0017】
参考の形態2)
図3に示すように、ヒータ10の輻射熱を反射する反射板13Aをヒータ10近傍に設け、浴室1の浴槽14に隣設する洗い場15に向け、ヒータ10の輻射熱が放射されるように反射板13Aを傾斜して設けた構成とする。
【0018】
上記構成において、洗濯物等の被乾燥物16を浴室1内に吊下げ、浴室換気乾燥機を運転すると、浴室1内の空気が循環用ファン9に吸い込まれ、吹出口6内に送られ、吹出口6に設けたヒータ10により加熱されて、傾斜した反射板13Aにより斜め方向に温風が送られ、被乾燥物16に接触して被乾燥物16が乾燥されるとともに、ヒータ10の輻射熱が被乾燥物16に放射されて乾燥が促進されることとなる。
【0019】
このように参考の形態2の浴室換気乾燥機によれば、浴室1の浴槽14に隣設する洗い場15に向けヒータ10の輻射熱が放射されるように反射板13Aを傾斜して設けたので、被乾燥物16に対し温風が斜め方向より送風されることにより、被乾燥物16の下方部分が温風の風にゆれて輻射熱を受けるときの被乾燥物16による陰が少なくなり、輻射熱が被乾燥物16に大量に輻射されることとなって乾燥能力が高められる。
【0020】
また、入浴時に浴室1を暖房するときにもヒータ10の輻射熱が、入浴者が身体を洗う洗い場15に向け放射されるとともに、入浴前の予備暖房として洗い場15を暖房しておくことにより低温時に入浴者に寒さを感じさせることなく快適感を与えることができる。
【0021】
参考の形態3)
図4に示すように、反射板13Bの可動中心に可動軸17を設け、可動軸17を支点に可動自在に吹出口6Aに設け、反射板13Bの傾斜角度を可変自在とする角度可変手段18を構成する。
【0022】
上記構成において、浴室換気乾燥機を浴室(図示せず)の天井等に設置するときに、吹出口6Aから送風される温風が浴室の洗い場に向かうように角度可変手段18により斜めに反射板13Bを可動して調整し、所定位置で反射板13Bを保持し、ヒータ10で加熱された温風が所定角度に傾斜した状態で使用するようにして実施の形態2と同様の作用効果をもたらす。
【0023】
また、被乾燥物の種類や大きさに応じて反射板13Bを電動で可動したい場合等には正逆できるタイミングモータ(図示せず)等を可動軸17に連結することにより可能となるものである。
【0024】
このように参考の形態3の浴室換気乾燥機によれば、反射板13Bの傾斜角度を角度可変手段18により可変自在としたので、浴室換気乾燥機の設置時に所定の場所に向け反射板13Bを可動調整することができ、被乾燥物の乾燥に適した方向に温風を送風することが容易にできるとともに、浴室の大きさおよび浴室換気乾燥機の設置位置に関係なく最適な方向に温風を送風することができる。
【0025】
また、入浴時に暖房に利用するときにも、ヒータ10の輻射熱が入浴者が身体を洗う洗い場に向け放射されるとともに、入浴前の予備暖房として洗い場を暖房しておくことにより、低温時に入浴者に寒さを感じさせることなく快適感を与えることができる。
【0026】
なお、参考の形態3においては、角度可変手段18を反射板13Bに設けた可動軸17を吹出口6Aに可動自在に設けることにより構成したが、角度可変手段18は実施の形態3の構成に限定されるものではなく、要は反射板13Bの傾斜角度を可変できる構成であれば同様の作用効果をもたらすことはいうまでもない。
【0027】
参考の形態4)
図5に示すように、反射板13Cの上部に歯形19を有したラチエット棒20を吹出口6Bと吹出口6Bの上板部分となる本体7を貫通して上下自在に設け、本体7上のラチエット棒20の歯形19に係合する歯車21を有したギヤー電動機22を設け、切替スイッチ(図示せず)等でギヤー電動機22の運転を操作できるようにして、反射板13Cの上下可動手段23を構成する。
【0028】
上記構成において、被乾燥物を乾燥するときのように、温風量が多く必要なときには、上下可動手段23のギヤー電動機22を正回転することにより、ギヤー電動機22によりラチエット棒20が上昇し、反射板13Cが引き上げられる。
【0029】
そして、反射板13Cが上方位置にあるときには、循環用ファン(図示せず)の吐出口11から送風される空気が反射板13Cの影響を受けることなく多量に吹出口6Bに送風され、ヒータ10により加熱されて多量の温風が浴室内に送られ被乾燥物が乾燥されることとなる。
【0030】
また、暖房に利用するときには、温風量が少なく、ヒータ10の輻射熱が多い程効率も良く入浴者にドラフト感を与えることがなくなるので、暖房をするときには、上下可動手段23のギヤー電動機22を逆回転することにより反射板13Cは下降位置に移動する。この状態では、吹出口6Bは反射板13Cでほぼ閉鎖される状態になるので、循環用ファンからの空気は最小限度で吹出口6Bより送風されることとなるが、ヒータ10が吹出口6Bの最下降位置に移動したことにより浴室内の洗い場に近づくこととなって、洗い場がヒータ10の輻射熱により効率良く暖房され、入浴者にドラフト感を与えることがなくなる。
【0031】
また、暖房時に循環用ファンの運転を停止しても暖房は可能となる。このように本発明の実施の形態4の浴室換気乾燥機によれば、上下可動手段23により反射板13Cを吹出口6B内で上下自在に設けたので、乾燥時には反射板13Cを上方位置に上昇させることにより、多量の温風を吹出口6Bより被乾燥物に向け放散でき、乾燥を効率良く行うことができる。
【0032】
また、暖房時には上下可動手段23により反射板13Cを下方位置に下降することによりヒータ10が浴室側に近づくことになり、輻射熱を多く放射し暖房を効率良く行うことができるとともに、循環用ファンの運転を停止することが可能となり、省エネルギーを図ることができる。
【0033】
なお、参考の形態4においては、上下可動手段23を、反射板13Cに設けたラチエット棒20をギヤー電動機22で上下するようにして構成したが、上下可動手段23は実施の形態4の構成に限定されるものではなく、要は反射板13Cが上下自在となる構成であれば、同様の作用効果をもたらすことはいうまでもない。
【0034】
参考の形態5)
図6に示すように、反射板13Dの両端部に設けられ、本体7Aに形成された吹出口6Cの内壁に沿い嵌挿される箱形状で、ヒータ10Aを支持する取付台24によりユニット化されたヒータユニット25を形成し、ヒータユニット25を吹出口6Cに配設するため、ヒータユニット25の取付台24が吹出口6Cに装着されたときに、取付台内部26の空間部分と本体7A外部とを連通する空気抜き孔27を吹出口6C側壁となる本体7Aに設け構成する。
【0035】
上記構成において、被乾燥物の乾燥時等に湿気を含んだ循環風がヒータユニット25部分を通りヒータ10Aにより加熱され温風化されるときに、湿気がヒータユニット25に付着し、取付台内部26の空間部分にも浸入することとなるので、このように取付台内部26の空間部分に溜まる湿気を本体7Aに設けた空気抜き孔27より本体7A外部に放散し、取付台内部26に露出しているヒータ10Aと電源との接続部分等の充電部に湿気が接触あるいは浸入して漏電を起こしたり損傷するのを防止することができる。
【0036】
このように参考の形態5の浴室換気乾燥機によれば、ヒータユニット25の装着時に取付台内部26と連通するように本体7Aに空気抜き孔27を設けたので、取付台内部26に溜まる湿気が空気抜き孔27より本体7A外部に抜け、取付台内部26に露出している充電部分等に湿気が浸入するのが防止され、安全性が高められるとともに、ユニット化することによりメンテ時の交換が容易となる。
【0037】
(実施の形態
図7に示すように、反射板13Eの内面側に向かい切り起こし形成される複数の切り起こし片28および切り起こし片28の切り起こしにより形成される通風口29を設け構成する。
【0038】
上記構成において、循環風ファン(図示せず)により循環される低温の循環空気は、吐出口11より吹出口6に送られ、ヒータ10の輻射熱により加熱され温風となって浴室1内に送風され、乾燥あるいは暖房が行われる。
【0039】
このとき、吐出口11より吹出口6に送風される低温の循環空気の一部が通風口29より反射板13Eの内面側に送られヒータ10に接触し、ヒータ10の急激な温度上昇が緩和される。
また、通風口29から反射板13Eの外部へ逃げようとする輻射熱が切り起こし片28によりさえぎられるとともに、切り起こし片28に放射された輻射熱は反射熱の一部として反射板13Eで反射された熱とともに浴室1側に放射されることとなる。
【0040】
このように本発明の実施の形態の浴室換気乾燥機によれば、反射板13Eの内面側に向かい切り起こし形成される切り起こし片28および通風口29を設けたので、通風口29を通り送られた低温の循環空気がヒータ10に接触することとなり、ヒータ10の温度上昇が抑制され、ヒータ10の長寿命化が図られるとともに、切り起こし片28により通風口29より逃げる輻射熱がさえぎられ、輻射熱のロスを防止できる。
【0041】
(実施の形態
図8に示すように、吹出口6を形成する本体7Bの内壁との間に低温の循環空気が通る通風路30が形成されるように反射板13Fの一端を延長して構成する。
【0042】
上記構成において、循環用ファン(図示せず)により循環される低温の循環空気は吐出口11より吹出口6に送られ、ヒータ10の輻射光により加熱され温風となって浴室1内に送風され、乾燥あるいは暖房が行われる。
【0043】
このとき、吐出口11より吹出口6に向かい送風される低温の循環空気の一部が反射板13Fの上面側を経て通風路30を通ることとなり、吹出口6を形成する本体7Bの内壁が冷却され、本体7Bの温度上昇が緩和される。
【0044】
このように本発明の実施の形態の浴室換気乾燥機によれば、反射板13Fと本体7Bの内壁との間に通風路30を形成したので、本体7Bの温度上昇が抑制され安全性が高められる。
【0045】
【発明の効果】
以上の実施の形態から明らかなように本発明によれば、浴室の天井面等に設置される長方形の箱体状で側面に屋外に連通する排気口を有し、下面には長手方向に並設される換気用吸込口と循環用吸込口に隣設して長手方向に設けられる吹出口を設けた本体と、この本体内に前記換気用吸込口に対向し、前記排気口と連通し設けられる換気用ファンと、この換気用ファンと隣設し、前記循環用吸込口に対向し、前記吹出口と連通し設けられる循環用ファンと、前記吹出口に浴室側に輻射熱が放熱されるように設けられるヒータとを備え、前記循環用ファンの吹出流が前記ヒータのほぼ中心位置より循環用ファン側の吹出口内に斜めに吐出する吐出口を設け、前記ヒータの輻射熱を反射する反射板を前記ヒータ近傍に設け、前記反射板を浴室の浴槽に隣設する洗い場に向けヒータの輻射熱が放射されるように傾斜して設け、前記反射板の内面側に向かい切り起こし形成される切り起こし片およびこの切り起こし片の切り起こしにより形成される通風口を、前記通風口から逃げようとする前記ヒータの輻射熱を前記切り起こし片によりさえぎり、前記切り起こし片を前記反 射板の一部として前記ヒータの輻射熱が浴室側に放射されるように、備えた構成としたので、循環風の通気抵抗の少ない効率の良い小形の浴室換気乾燥機を提供でき、また、入浴中および予備暖房時において、洗い場に向けヒータの輻射熱が放射されるとともに、乾燥時には被乾燥物に効率良く温風が接触し、暖房および乾燥を効率良く行うことができ、さらに、反射板の内側面に向かい切り起こし形成される切り起こし片およびこの切り起こし片の切り起こしにより形成される通風口を、前記通風口から逃げようとする前記ヒータの輻射熱を前記切り起こし片によりさえぎり、前記切り起こし片を前記反射板の一部として前記ヒータの輻射熱が浴室側に放射されるように、備えたので、通風口よりヒータに低温の循環風が接触し、ヒータの温度上昇を抑制しヒータの長寿命化を図ることができるとともに、通風口から逃げようとする輻射熱を切り起こし片によりさえぎり、切り起こし片を反射板の一部として輻射熱が浴室側に放射され輻射熱のロスが防止できる浴室換気乾燥機を提供できる
【0046】
また、反射板と吹出口を形成する本体内壁との間に低温の循環空気が通る通風路を形成したので、本体内壁の温度上昇が抑制され安全性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考の形態1の浴室換気乾燥機の一部破断した下面図
【図2】 同浴室換気乾燥機の設置状態を示す断面図
【図3】 参考の形態2の浴室換気乾燥機を設置した浴室の構成を示す断面図
【図4】 参考の形態3の浴室換気乾燥機の反射板の状態を示す断面図
【図5】 参考の形態4の浴室換気乾燥機の反射板の状態を示す断面図
【図6】 参考の形態5の浴室換気乾燥機のヒータユニットの装着状態を示す斜視図
【図7】 本発明の実施の形態の浴室換気乾燥機の反射板の状態を示す断面図
【図8】 本発明の実施の形態の浴室換気乾燥機の反射板の状態を示す断面図
【図9】 従来の浴室換気乾燥機の構成を示す下面図
【符号の説明】
1 浴室
2 天井
3 排気口
4 換気用吸込口
5 循環用吸込口
6 吹出口
6C 吹出口
7 本体
7A 本体
7B 本体
8 換気用ファン
9 循環用ファン
10 ヒータ
10A ヒータ
11 吐出口
13A 反射板
13B 反射板
13C 反射板
13D 反射板
13E 反射板
13F 反射板
14 浴槽
15 洗い場
18 角度可変手段
23 上下可動手段
24 取付台
25 ヒータユニット
26 取付台内部
27 空気抜き孔
28 切り起こし片
29 通風口
30 通風路

Claims (2)

  1. 浴室の天井面等に設置される長方形の箱体状で側面に屋外に連通する排気口を有し、下面には長手方向に並設される換気用吸込口と循環用吸込口および前記換気用吸込口と循環用吸込口に隣設して長手方向に設けられる吹出口を設けた本体と、この本体内に前記換気用吸込口に対向し、前記排気口と連通し設けられる換気用ファンと、この換気用ファンと隣設し、前記循環用吸込口に対向し、前記吹出口と連通し設けられる循環用ファンと、前記吹出口に浴室側に輻射熱が放熱されるように設けられるヒータとを備え、前記循環用ファンの吹出流が前記ヒータのほぼ中心位置より循環用ファン側の吹出口内に斜めに吐出する吐出口を設け、前記ヒータの輻射熱を反射する反射板を前記ヒータ近傍に設け、前記反射板を浴室の浴槽に隣設する洗い場に向けヒータの輻射熱が放射されるように傾斜して設け、前記反射板の内面側に向かい切り起こし形成される切り起こし片およびこの切り起こし片の切り起こしにより形成される通風口を、前記通風口から逃げようとする前記ヒータの輻射熱を前記切り起こし片によりさえぎり、前記切り起こし片を前記反射板の一部として前記ヒータの輻射熱が浴室側に放射されるように、備えた浴室換気乾燥機。
  2. 反射板と、吹出口を形成する本体内壁との間に低温の循環空気が通る通風路を形成した請求項記載の浴室換気乾燥機。
JP36707998A 1998-12-24 1998-12-24 浴室換気乾燥機 Expired - Fee Related JP3751157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36707998A JP3751157B2 (ja) 1998-12-24 1998-12-24 浴室換気乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36707998A JP3751157B2 (ja) 1998-12-24 1998-12-24 浴室換気乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000193263A JP2000193263A (ja) 2000-07-14
JP3751157B2 true JP3751157B2 (ja) 2006-03-01

Family

ID=18488405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36707998A Expired - Fee Related JP3751157B2 (ja) 1998-12-24 1998-12-24 浴室換気乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3751157B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102213488B (zh) * 2010-04-12 2016-06-08 广东松下环境系统有限公司 浴室用取暖换气扇
JP5511726B2 (ja) * 2011-04-01 2014-06-04 富士工業株式会社 浴室暖房機
JP5230769B2 (ja) * 2011-04-01 2013-07-10 富士工業株式会社 浴室暖房機
CN104748194B (zh) * 2015-04-22 2017-09-29 广州科技职业技术学院 浴室空调系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000193263A (ja) 2000-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005177234A (ja) ヘアドライヤー
JP3751157B2 (ja) 浴室換気乾燥機
JP3973807B2 (ja) 浴室用乾燥機
JP4305188B2 (ja) 浴室換気乾燥機
JP4802596B2 (ja) 浴室空調装置及び浴室
JPH0713670Y2 (ja) 換気扇
JP2011027310A (ja) 浴室暖房乾燥機
JP3595502B2 (ja) 暖房装置
JP3886288B2 (ja) バス換気乾燥機
JP5304367B2 (ja) 送風装置
JP3764220B2 (ja) 浴室換気乾燥機
JP3554618B2 (ja) 暖房乾燥装置
JP2006275345A (ja) 浴室空調装置
JP3820077B2 (ja) 浴室用衣類乾燥暖房換気装置
JP3751150B2 (ja) 換気乾燥機
JP3951684B2 (ja) 浴室用換気装置
CN221956396U (zh) 一种烘干模块及晾衣机
JP3973805B2 (ja) 浴室用換気乾燥機
CN219656152U (zh) 集成灶
JP4796706B2 (ja) 浴室暖房機
JP2005076988A (ja) 輻射暖房装置を有する空気調和機
CN115435375A (zh) 取暖器
JP7375720B2 (ja) 浴室乾燥機
JP2006022989A (ja) 乾燥暖房機
JP2005201588A (ja) 浴室換気乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081216

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081216

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees