JP2005201588A - 浴室換気乾燥機 - Google Patents

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誠 石川
Akihiro Tsuchida
晃宏 土田
Mitsunori Matsubara
充則 松原
Atsushi Muramatsu
篤 村松
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Abstract

【課題】ヒータの輻射方向を可変にして指向性をなくし、あるいは、ワイド化、任意の方向へのスポット化などを可能にした浴室用乾燥換気装置を提供する。
【解決手段】循環ファンモータ15および循環ファン16を有する循環ユニット11と、換気ファンモータ13および換気ファン14を有する換気ユニット12とを備えた浴室換気乾燥機において、循環ユニット11の浴室に面した位置に開口を有し、前記開口の中央部に形成された円形吸込口を囲んで前記円形吸込口の外周より径が大きい内径を有する円形リング状の輻射ヒータ19を配し、輻射ヒータ19の上部に設けた反射板20と輻射ヒータ19の間隙を可変、または、反射板20の向きを可変することにより、浴室内の幅広い範囲を輻射暖房することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室などの室内の空気を換気乾燥する浴室換気乾燥機に関する。
従来、浴室の換気装置に乾燥あるいは暖房機能を持たせ、浴室の空気を換気乾燥する浴室換気乾燥機がいくつか提案されている。たとえば、浴室内の空気を建物外に排気する排気系ユニットと、浴室内の空気を循環させる循環系ユニットを備え、浴室内の入浴者をヒータの輻射熱で暖める構成の浴室乾燥暖房装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−333153号公報(請求項1および請求項5、図2など)
入浴者を暖めるヒータを具備した従来の浴室乾燥暖房装置においては、ヒータは寒冷時に入浴者の体を暖めるために入浴者のいる方向に輻射熱が向かうように設置されている。ところで、この種のヒータは一般に指向性を持っているので、浴室乾燥暖房装置を設置する際にヒータの輻射熱が浴槽隣の洗い場方向に向くような設置位置を選択して設置する必要がある。
また、浴室用乾燥暖房装置は通常浴室の天井や壁面に設置されるが、このとき浴室乾燥暖房装置の循環系ユニットで浴室内に風を循環させる必要があるので、天井や壁面に浴室乾燥暖房装置を取り付ける穴を開け、浴室乾燥暖房装置の本体を天井に埋め込んだり内壁に取り付けている。この場合、上記のヒータの熱輻射方向を所定の方向に向けるように設置しようとすると、天井や壁面に開ける穴の位置に制約がありしかも浴室乾燥暖房装置の大きさや形状による制約も加わって、設置工事の施工がしづらいことがしばしばある。
本発明はこのような課題を解決するもので、ヒータの輻射方向を可変にして指向性をなくし、あるいは、ワイド化、任意の方向へのスポット化などを可能にした浴室換気乾燥機を提供することを目的とするものである。
本発明のほかの目的は、輻射ヒータを備えた浴室用乾燥暖房機の設置、施工時における設置方向の制約をなくした浴室換気乾燥機を提供することを目的とするものである。
本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された円形吸込口を囲んで前記円形吸込口の外周より径が大きい内径を有する円形リング状のヒータを配したことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記吸込口内に照明具が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記ヒータの上流側に温風ヒータを有することを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して反射板が設けられ、前記反射板と前記ヒータの間隙は可変であることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口内に吸込口と吹出口が隣接して配置され、前記吹出口の浴室に面した位置に熱を輻射する直管状ヒータを複数本隣接して配置し、前記各々のヒータごとに反射板を設けることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された吸込口が前記循環ユニット本体の各辺の中央にあり、前記吸込口の周辺における各辺に沿って複数の直管状ヒータを配置したことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記吸込口が前記開口の中央部に、吹出し口が前記吸込口を挟んで配置され、前記吸込口を挟んで複数の直管状ヒータを配置したことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された吸込口が循環ユニット本体の各辺の中央にあり、前記吸込口の対向する辺に沿って複数の直管状ヒータを配置するとともに、前記直管状ヒータを配置していない辺の位置に温風ヒータを配置したことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記直管状ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して前記直管状ヒータに独立して反射板が設けられ、前記反射板と前記直管状ヒータの間隙が可変であることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記直管状ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して前記直管状ヒータを中心に回動する反射板が設けられ、前記反射板は前記ヒータの軸を回動軸として回動可能であることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記複数の直管状ヒータは電気的に直列接続され、直列接続された複数の直管状ヒータ回路に対して安全装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記換気ユニットの換気ファンが2連の軸流ファンであることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記循環ユニットは、前記換気ユニットに対して、前記直管状ヒータの長手方向と連結可能であるとともに、前記直管状ヒータの長手方向に垂直な面について連結可能であり、前記循環ユニットと換気ユニットの連結方向に応じて、前記循環ユニットの吹出口におけるルーバ向きを調整することを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記換気ユニットが複数の吸気口を有し、前記複数の吸気口の各々は異なる複数の室に連結されていることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記循環ユニットと換気ユニットは別々のハウジングに収納され、前記換気ユニットを収納するハウジングが交換可能であることを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、複数の吸気口と1つの排気口を有するボックスに換気ファンモータおよび換気ファンを収納した換気ボックスを設け、前記換気ボックスの1つの吸気口を前記換気ユニットの排気口に連結したことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記換気ユニットの換気ファンをターボファンで構成し、かつ前記循環ユニットの上に配置し、複数の方向に排気可能にしたことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、少なくとも前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記循環ファンと換気ファンを中央部に配置し、前記循環ファンと換気ファンを挟んで一対の前記循環ユニットの吹出口を配置するとともに、前記一対の吹出口の各々の上流風路にそれぞれ複数の直管状ヒータを配置したことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記循環ユニットの排気口に開閉自在なダンパを設けたことを特徴とする。
また、本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、前記循環ユニットの吹出開口に開閉自在なダンパを設けたことを特徴とする。
本発明により、ヒータの輻射方向を可変にして指向性をなくして浴室内の広い範囲にヒータによる輻射熱を照射することができる。したがって、浴室換気乾燥機の設置位置の自由度が向上し、施工工事における制約がない浴室換気乾燥機を提供することができる。
また、入浴者が入浴時にヒータの輻射方向を好みに応じて自由に変えることができる。
また、輻射方向を変える際にヒータ自体の寿命や安全性を損ねないでおこなえる。
本発明の請求項1記載の浴室換気乾燥機の発明は、循環ユニットと換気ユニットとを備え、循環ユニットの浴室に面した開口の中央部に円形吸込口が形成され、前記円形吸込口を囲んで前記円形吸込口の外周より径が大きい内径を有する円形リング状ヒータを配したことにより、循環ユニットは開口の中央部に円形吸込口から吸い込み外周から吹き出す構成とし、輻射ヒータを面積の広い外周部に設けているので、ヒータ面積を大きくすることができる。また、輻射熱も円形上に浴室内に広がるので指向性がなくなり、浴室換気乾燥機を設置する位置の自由度が増して施工位置の制約をなくすことができる。また、浴室の広い範囲で輻射暖房をすることができる。
また、本発明の請求項2記載の発明は、請求項1に記載の浴室換気乾燥機において、吸込口内に照明具が設けられたことにより、浴室インテリアのデザイン性を向上させることができる。また、吸込口内の照明具をスポットライト状に照明することにより、入浴時のムードを向上させることができる。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の浴室換気乾燥機において、ヒータの上流側に温風ヒータを設けたことにより、浴室の暖房効果をいっそう向上させることができる。また、温風ヒータからの温風により、浴室内の乾燥や衣類乾燥、予備暖房機能を持たせることができる。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して反射板が設けられ、前記反射板と前記ヒータの間隙は可変であることにより、ヒータの輻射方向の焦点距離を変更することができるので、輻射熱をスポット状輻射からワイド輻射の間で自由に調整することができる。
また、本発明の請求項5に記載の浴室換気乾燥機の発明は、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口内に吸込口と吹出口が隣接して配置され、前記吹出口の浴室に面した位置に熱を輻射する直管状ヒータを複数本隣接して配置し、前記各々のヒータごとに反射板を設けることにより、個々に輻射熱の角度が可変できる。あるいは輻射熱をスポット状輻射からワイド輻射の間で自由に調整することができる。これによって、輻射方向の指向性を小さくすることができ、浴室換気乾燥機を設置する位置の自由度が増して施工位置の制約をなくすことができる。また、浴室の広い範囲で輻射暖房をすることができる。
また、本発明の請求項6に記載の浴室換気乾燥機の発明は、循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された吸込口が前記循環ユニット本体の各辺の中央にあり、前記吸込口の周辺における各辺に沿って複数の直管状ヒータを配置したこといより、ヒータの輻射方向を多方向にすることができるので輻射方向が拡大する。したがって、浴室の広い範囲で輻射暖房をすることができる。さらに、輻射可変をおこなう場合にヒータ自体の位置は可動させずに、輻射方向を変えられるため、ヒータの寿命を縮めたり、安全性を損なわずにおこなえる。
また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の浴室換気乾燥機において、前記吸込口が前記開口の中央部に、吹出し口が前記吸込口を挟んで配置され、前記吸込口を挟んで複数の直管状ヒータを配置したことにより、ヒータ間隔を大きくすることができるので、輻射範囲を広くすることができる。また、一方のヒータ管から他方のヒータ管への輻射を防止することができるので、ヒータ管の表面温度を下げることができる。
また、本発明の請求項8に記載の浴室換気乾燥機は、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された吸込口が循環ユニット本体の各辺の中央にあり、前記吸込口の対向する辺に沿って複数の直管状ヒータを配置するとともに、前記直管状ヒータを配置していない辺の位置に温風ヒータを配置したことにより、温風ヒータからの温風により、浴室内の乾燥と衣類乾燥、予備暖房機能を持たせ、かつ輻射暖房機能も備えることができる。
また、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項5から8のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記直管状ヒータは浴室とは反対側において可変できる間隙を有して前記直管状ヒータに独立して反射板が設けられることにより、ヒータの輻射方向の焦点距離を変更することができるので、輻射熱をスポット輻射からワイド輻射の間で自由に調整することができる。
また、本発明の請求項10に記載の発明は、請求項5から8のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記直管状ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して前記直管状ヒータの軸を回動軸として中心に回動可能な反射板が設けられることにより、各直管状ヒータの熱輻射方向を入浴者の好みに応じて自由に変更することができる。
また、本発明の請求項11に記載の発明は、請求項5から8のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記複数の直管状ヒータは電気的に直列接続され、直列接続された複数の直管状ヒータ回路に対して安全装置が設けられることにより、複数の直管状ヒータに対して安全装置を共通にすることができるので、コストダウンを図ることができる。
また、本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記換気ユニットの換気ファンが2連の軸流ファンであることにより、換気ユニットをコンパクトでありながら高静圧、低騒音にすることができる。
また、本発明の請求項13に記載の発明は、請求項5から12のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記循環ユニットは、前記換気ユニットに対して、前記直管状ヒータの長手方向と連結可能であるとともに、前記直管状ヒータの長手方向に垂直な面について連結可能であり、前記循環ユニットと換気ユニットの連結方向に応じて、前記循環ユニットの吹出口におけるルーバ向きを調整することにより、浴室あるいは浴槽の形状に応じて循環ユニットにおける直管状ヒータの配置方向を調整したり、天井裏の構造などにより循環ユニット11または換気ユニット12の方向を変えたりすることができる。また、それに応じてルーバの吹出し方向を自由に調整することができる。
また、本発明の請求項14に記載の発明は、請求項1から13のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記換気ユニットが複数の吸気口を有し、前記複数の吸気口の各々は異なる複数の室に連結されていることにより、1台の浴室換気乾燥機で複数の室の換気を行うことができる。
また、本発明の請求項15に記載の発明は、請求項1から14のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記循環ユニットと換気ユニットは別々のハウジングに収納され、前記換気ユニットを収納するハウジングを交換可能としたことにより、もし、換気風量を増やしたい場合は換気風量が多くなるようにファンを大きくした換気ユニットを用意しておけば換気ユニットのみを交換することにより浴室換気乾燥機の施工工事を簡略化し、かつ、コストダウンを図ることができる。
また、本発明の請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、複数の吸気口と1つの排気口を有するボックスに換気ファンモータおよび換気ファンを収納した換気ボックスを設け、前記換気ボックスの1つの吸気口を前記換気ユニットの排気口に連結させたことにより、すでに浴室のみの換気を行う1室換気用の浴室換気乾燥機が設置済みであっても、換気ボックスを追加することにより簡単に多室換気用に変更することができる。
また、本発明の請求項17に記載の発明は、請求項1から16のいずれかに記載の浴室換気乾燥機において、前記換気ユニットの換気ファンをターボファンで構成し、かつ前記循環ユニットの上に配置し、複数の方向に排気可能にしたことにより、排気吹出方向の自由度を広げることができるので、天井裏などの構造の如何にかかわらず、浴室換気乾燥機の設置位置を自由に設定することができる。
また、本発明の請求項18に記載の浴室換気乾燥機は、少なくとも前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記循環ファンと換気ファンを中央部に配置し、前記循環ファンと換気ファンを挟んで一対の前記循環ユニットの吹出口を配置するとともに、前記一対の吹出口の各々の上流風路にそれぞれ複数の直管状ヒータを配置したことにより、輻射ヒータのパワーが大きく、しかも、ヒータの表面温度が上昇しにくい構成とすることができる。
また、本発明の請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の浴室換気乾燥機において、前記循環ユニットの排気口に開閉自在なダンパを設けたことにより、ダンパの開閉度を調整することにより換気量を調整することができる。したがって、浴室の暖房時などにおいて、排気量を0にしたり、小さくして熱を外部に逃がさないようにし、暖房効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項20に記載の発明は、請求項18に記載の浴室換気乾燥機において、前記循環ユニットの吹出開口に開閉自在なダンパを設けたことにより、ダンパの開閉度を調整することにより循環風の吹出量を調整することができる。したがって、換気運転時に循環風による冷風感をなくすことができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例1〜10の説明では、浴室換気乾燥機を浴室の天井面に設置する場合を例に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における浴室換気乾燥機の構成を示す一部断面側面図である。 図2は、本発明の実施例1における浴室換気乾燥機の構成を示す斜視図である。図1、および図2に示すように、浴室換気乾燥機は循環ユニット11と換気ユニット12を備えており、浴室の天井面に開けられた開口内にその大部分を収納した状態で設置され、換気ユニット12の吐出口から吐き出された浴室などの空気は前記吐出口に接続されたダクトを介して屋外に排出されるものである。換気ユニット12内には換気ファンモータ13が配置され、換気ファンモータ13に連結して換気ファン14が設けられる。循環ユニット11内には循環ファンモータ15が配置され、循環ファンモータ15に連結して循環ファン16が設けられる。循環ファン16のファンケース17は円筒形をしており、循環ファンモータ15により循環ユニット11と換気ユニット12の下部に取り付けられるルーバの吸込口(図1、および図2では図示を省略)から吸い込まれた浴室の空気は、ファンケース17の内側に吸い込まれて、矢印Aのようにファンケース17の上部からファンケース17の外側に回りこみ、温風ヒータ18で加温されてルーバの吹出口(図1、および図2では図示を省略)から浴室内に循環する。この温風により浴室内の暖房および乾燥が行われる。
温風ヒータ18の下流には、円形リング状の輻射ヒータ19および円形リング状の輻射ヒータ19から間隙を有して円形リング状の輻射ヒータ19の表面を囲むように反射板20が設けられている。反射板20は、浴室から見て円形リング状の輻射ヒータ19の上方に配置されており、輻射ヒータ19との間隔が変えられるように配置されている。円形リング状の輻射ヒータ19は、寒冷時など温風ヒータ18による暖房では不十分な場合、あるいは、入浴者が洗い場にいる場合に体が冷えないように輻射熱により入浴者の体を暖めるために設けられる。
ファンケース17内部の中央の吸込口近傍には、照明具21が設けられている。この照明具21は、浴室換気乾燥機の機能には直接関係はないが、浴室内を吸込口の中央から照明するので、浴室インテリアのデザイン性を向上させることができる。また、吸込口内の照明具をスポットライト状に照明することにより、入浴時のムードを向上させることができる。
循環ユニット11の中央部からの吸込空気は、ファンケース17内に吸込まれ、循環ファン16により循環ファンの円周方向すべてに吹出され、その後温風ヒータ18、および円形リング状の輻射ヒータ19にて加温されファンケース17の外周側に形成される吹出口より浴室内に吹出される。
また、円形リング状の輻射ヒータ19の上部には4方向に温風ヒータ18が配置されている。
また、浴室からの排気風は換気ユニット12の下部に取り付けられているルーバの排気風吸込口(図1および図2では図示を省略)より換気ファン14により吸込まれ、排気アダプタ22より浴室乾燥機に連通するダクトを通して、屋外に排気される。
本実施例においては、円形状の輻射ヒータ19がファンケース17の外形より大きい内径を有する円形のリング状で構成されているので、ヒータの表面積が大きく、輻射熱も円形上に浴室内に広がるので指向性がない。したがって、浴室内の広い範囲を輻射暖房することができる。また、円形リング状の輻射ヒータ19の輻射方向に指向性がないので、浴室換気乾燥機を設置する位置に制約がなく、施工の手間が大幅に軽減される。
図3および図4に円形リング状の輻射ヒータ19と反射板20の構成を示す斜視図を示す。
円形リング状の輻射ヒータ19の輻射は、円形リング状の輻射ヒータ19と反射板20の間隔を調整することにより制御できる。たとえば、図3のように円形リング状の輻射ヒータ19と反射板20の間隔を小さくすると、反射板20から反射する輻射熱の焦点位置がずれて輻射熱は拡散して放射される。この結果、浴室内での輻射は広い範囲に広がりワイド輻射が行われる。一方、図4のように円形リング状の輻射ヒータ19と反射板20の間隔を大きくすると、反射板20からの反射輻射熱が反射板20により収束される。この結果、浴室内での輻射は狭い範囲に集中したスポット輻射が行われる。
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2における浴室換気乾燥機の循環ユニット11を一部断面にした側面図である。本実施例は、循環ユニット11内には循環ファン16に沿ってファンケース51が形成され、循環ファン16の下流側に直管状の輻射ヒータ52、53および反射板54、55が配置される。吸込開口56と吹出開口57は舌部58を挟んで隣接した構成である。浴室に面した吸込開口56から循環ファン16によって吸込まれた浴室内の空気は矢印Cのようにファンケース51に沿って、直管状の輻射ヒータ52、53および反射板54、55にまで流れ直管状の輻射ヒータ52、53で加温され、吹出開口57を通って浴室内へと循環される。直管状輻射ヒータ52、53は、1本でも良いが、入浴者の体を暖めるためには複数本(図5には2本の場合を示す)配置することが好ましい。複数本の直管状輻射ヒータ52、53は隣接して配置され、各々に反射板54、55が設けられる。
図6〜図12は、隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータ52、53と可動可能な反射板54、55が配置された構成図を示す。
図6は反射板54、55を可動板59で連結した例で、直管状の輻射ヒータ52、53で放射された輻射熱の輻射方向は図の下方向である。可動板59を図7のように図の右方向に移動させると、反射板54、55は時計方向に回転し、輻射熱の輻射方向は図の左下方向に曲げられる。可動板59を図8のように図の左方向に移動させると、反射板54、55は反時計方向に回転し、輻射熱の輻射方向は図の右下方向に曲げられる。このように、可動板59を移動させることにより、直管状の輻射ヒータ52、53から放射された輻射熱の輻射方向を自由に変えることができる。
図9および図10は、2本の直管状の輻射ヒータ52、53のうち、一方の直管状の輻射ヒータ52の反射板54は固定し、他方の直管状の輻射ヒータ53の反射板55を回動自在とした例である。図9は反射板55を時計方向に回動させて、反射板54からの輻射は図の下方向に、反射板55からの輻射は図の左下方向に放射される。図10は反射板55を反時計方向に回動させて、反射板54からの輻射は図の下方向に、反射板55からの輻射は図の右下方向に放射させる。これらの例では、2本の直管状の輻射ヒータ52、53を使用して広い範囲を暖房することができる。
図11および図12は、2本の直管状の輻射ヒータ52、53の両方の反射板54、55を回動自在とした例である。図11は反射板54を反時計方向に、反射板55を時計方向に回動させて、反射板54からの輻射は図の右下方向に、反射板55からの輻射は図の左下方向に放射させて、両者の放射方向を集中させる例である。図12は反射板54を時計方向に、反射板55を反時計方向に回動させて、反射板54からの輻射は図の左下方向に、反射板55からの輻射は図の右下方向に放射させて、両者の放射方向を拡散させる例である。これらの例では、2本の直管状の輻射ヒータ52、53を使用してスポット暖房からワイド暖房まで自由に制御することができる。
また、いずれの場合においても、ヒータ自体は可動させていないため、ヒータ自体の寿命を縮めたり、安全性を損ねたりはせずに、輻射方向を可変させることができる。
図13および図14は、2本の直管状の輻射ヒータ52、53に対して間隔が調整可能な反射板54、55を配置した構成を示す。直管状の輻射ヒータ52、53と反射板54、55の間隔を変えることにより、図3、図4の場合と同様に輻射範囲と輻射エネルギを調節することができる。
図13は、反射板54、55を可動板59で連結した場合で、可動板59を図の上下方向に移動させることにより直管状の輻射ヒータ52、53と反射板54、55の間隔を連動して移動させる例である。
図14は直管状の輻射ヒータ52、53と反射板54、55の間隔をそれぞれ独立に変更させる場合で、反射板54、55をそれぞれ独立に上下方向に移動させる。図14には、反射板55のみを移動させた例を図示しているが、反射板54も同様に移動させることができる。
なお、本実施例のように直管状の輻射ヒータ52、53を複数本使用する場合、各直管状の輻射ヒータ52、53毎にヒューズおよびサーモスタットからなる安全装置を設けても良いが、数が多いとコストアップの原因になる。そこで、複数の直管状の輻射ヒータを直列接続し、その直列接続に1つの安全装置を接続する。これにより、複数の直管状の輻射ヒータに対して安全装置を共通にすることができるので、コストダウンを図ることができる。
(実施例3)
図15は、本発明の実施例3における循環ユニット11、換気ユニット12を浴室側から見た平面図である。本実施例は、円形リング状の輻射ヒータ19の代わりに、複数本の直管状の輻射ヒータ61、62、63、64を使用したものである。本実施例においては、開口の中央部に吸込口65が形成され、吸込口65が循環ユニット11の各辺の中央にあり、吸込口65から循環ファン16にて吸込んだ空気はそれぞれの複数の直管状の輻射ヒータ61、62、63、64、および温風ヒータにて加温されそれぞれの吹出口から温風として吹出される。さらにそれぞれの複数の直管状の輻射ヒータ61、62、63、64から輻射熱が放出される。その他の構成は実施例1で説明した図1、および図2と同一である。
本実施例によれば、直管状の輻射ヒータ61、62、63、64が異なる方向に配置されて輻射方向を多方向にすることができるので輻射方向が拡大する。したがって、浴室の広い範囲で輻射暖房をすることができる。
なお、本実施例においても、実施例2と同様に、図6〜図14で説明したように、直管状の輻射ヒータ61、62、63、64にそれぞれ反射板を設け、各反射板を回動自在にしたり、直管状の輻射ヒータ61、62、63、64と反射板の間隔を調整可能にすることが好ましい。
また、実施例2と同様に、複数の直管状の輻射ヒータ61、62、63、64を直列接続し、その直列接続に1つの安全装置を接続することにより安全装置のコストダウンを図ることができる。
また、浴室の設置箇所によれば、たとえば輻射による暖房は、直管状の輻射ヒータ62、64のみの方向のみ必要であり、直管状の輻射ヒータ61、63の方向は輻射による暖房がいらないといったケースも考えられる。そういったケースにおいては直管状の輻射ヒータ62、64の上流の温風ヒータを省略し、さらに直管状の輻射ヒータ61、63を省略し、温風ヒータのみにすることにより、直管状の輻射ヒータ62、64の方向のみ輻射による暖房、直管状の輻射ヒータ61、63の方向は温風ヒータのみの暖房にすることが可能であり、設置箇所のケースにより容易に輻射暖房する方向、温風暖房する方向を変更することが可能である。同様にたとえば、直管状の輻射ヒータ61の方向のみ輻射暖房したい場合は、直管状の輻射ヒータ61の上流の温風ヒータを省略し、他の直管状の輻射ヒータ62、63、64を省略し温風ヒータのみにすることにより同様に容易にできる。
(実施例4)
図16は、本発明の実施例4における循環ユニット11、換気ユニット12を浴室側から見た平面図である。本実施例は、開口の中央部に吸込口71が形成され、吹出口72、73が前記吸込口71を挟んで配置され、吹出口72、73の各々の浴室に面した位置には熱を輻射する直管状の輻射ヒータ74、75が吸込口71を挟むように配置される。この実施例においても吹出口72、73に配される直管状の輻射ヒータ74、75はそれぞれ1本でも良いが、入浴者の体を暖めるためにはそれぞれ複数本配置することが好ましい。 本実施例によれば、直管状の輻射ヒータ74、75の間隔が広いので、輻射範囲を拡大させることができる。また、直管状の輻射ヒータ74、75同士の相互間の輻射による加熱を防止することができるので、ヒータ管の表面温度を下げることができる。
なお、本実施例においても、実施例2と同様に、図6〜図14で説明したように、直管状の輻射ヒータ74、75にそれぞれ反射板を設け、各反射板を回動自在にしたり、直管状の輻射ヒータ74、75と反射板の間隔を調整可能にすることが好ましい。
また、実施例2と同様に、複数の直管状の輻射ヒータ74、75を直列接続し、その直列接続に1つの安全装置を接続することにより安全装置のコストダウンを図ることができる。
(実施例5)
17は、本発明の実施例5における浴室換気乾燥機の換気ユニット12の内部構造図である。図1においては、換気ユニット12は換気ファンモータ19で1つの換気ファン18を回転させているが、本実施例においては、換気ファンとして2連の軸流ファン81を使用する。換気動作は図1と同一であるので説明は省略する。
換気ファンとして2連の軸流ファン81を使用すると、換気ユニット12をコンパクトでありながら高静圧、低騒音にすることができる。
(実施例6)
図18および図19は、本発明の実施例6における循環ユニット11と換気ユニット12を浴室側から見た平面図である。本実施例は、図5における循環ユニット11と換気ユニット12の連結に関するものである。換気動作は図1、および図2と同一であるので説明は省略する。循環ユニット11が図5のように、複数の直管状の輻射ヒータ52、53を並べて配置した構成においては、その設置位置により直管状の輻射ヒータ52、53からの輻射方向が直管状の輻射ヒータ52、53の長手方向をどの向きにするかにより定まってしまう。ところが、浴室あるいは浴槽の形状と循環ユニット11の配置位置によっては直管状の輻射ヒータ52、53からの輻射方向が入浴者にとって好ましくない場合がある。そこで、本実施例においては、循環ユニット11と換気ユニット12の連結を、循環ユニット11の直管状の輻射ヒータ52、53の長手方向に対して異なる2つの方向に連結可能とする。すなわち、循環ユニット11と換気ユニット12を異なる向きに連結することを可能とする。これにより、浴室あるいは浴槽の形状に応じて循環ユニットにおける直管状の輻射ヒータの輻射方向を容易に調整することができる。
たとえば、図18は換気ユニット12と循環ユニット11のD面を連結した構成である。この場合は直管状の輻射ヒータ52、53から放出される輻射は図の上下方向への輻射となり、上下方向に入浴者が存在する場合に適した構成となる。また、換気ユニット12と循環ユニット11のG面を連結した場合においても、同様の効果のある構成となる。
図19は換気ユニット12と循環ユニット11のE面を連結した構成である。この場合は直管状の輻射ヒータ52、53から放出される輻射は図の左右方向への輻射となり、左右方向に入浴者が存在する場合に適した構成となる。換気ユニット12と循環ユニット11のF面を連結した場合においても、同様の効果のある構成となる。
また、図20および図21は、本発明の実施例6における循環ユニット11と換気ユニット12に被せるルーバの斜視図である。ルーバ82とルーバ吸込口83は分離する構成であり、ルーバ82は循環ユニット11の開口に合わせて大きく穴が開口されており、その箇所にルーバ吸込口83をはめ込む構成である。図20はルーバー82に形成される辺Hに沿ってルーバ吸込口83を取り付ける構成を示したものであり、図18の場合の循環ユニット11と換気ユニット12の連結パターンの場合に適したルーバ82、ルーバ吸込口83の構成である。同様に図21は、ルーバ82に形成される図20の辺I方向の辺に沿ってルーバ吸込口83を取り付ける構成を示したものであり、図19の場合の循環ユニット11と換気ユニット12の連結パターンの場合に適したルーバ82、ルーバ吸込口83の構成である。このようにひとつのルーバ82とひとつのルーバ吸込口83の組み合わせによる構成にすることにより、形状の違ったルーバを各々準備するよりコスト的に安価になる。
(実施例7)
図22および図23は、本発明の実施例7における循環ユニット11と換気ユニット12の一部断面側面図である。図22は循環ユニット11と換気ユニット12を同じ高さのもので連結した構成である。設置場所によって、換気ユニット12から排出する排気風を屋外に排出するためのダクトの長さが長くなったり、曲がりが多くなったりする場合がある。この場合は換気ユニット12の排出する能力のみのアップが必要であり、図23のように、天井高さに余裕がある場合は、ファンの大きさを大きくした換気ファン85を能力がアップした換気ファンモータ86と連結搭載した換気ユニット12より少し高さを高くした換気ユニット84に取り換えることにより容易な施工にて設置箇所にあわせた換気ユニットの調整ができる。また、天井高さに余裕がない場合は図示しないが、換気ユニット幅を大きくしたものに取り換えることにより排出する能力をアップさせることも容易におこなえる。
(実施例8)
図24は、本発明の実施例8における浴室換気乾燥機における換気ボックスの斜視図である。本実施例は、浴室以外に洗面所やトイレなどの他の室の換気も可能にする場合の実施例である。本実施例において、換気ユニット11および換気ユニット12は図1で説明したものと同一である。本実施例においては、換気ユニット12の排気アダプタ22を取り外し、複数の吸気口91、92、93および1つの排気口94を有するハウジングボックス95に換気モータで駆動される換気ファンを収納した換気ボックス90を排気アダプタを取り外した吹出口、吸気口93により連結する。
循環ユニット11の動作は図1と同一であるので説明を省略する。浴室の換気は換気ユニット12に供給された空気を排気アダプタ22を取り外した吹出口、吸気口93から換気ボックス90に導入し、換気ボックス90の排気口94から排気して行う。洗面所やトイレなどの他の室の換気は、各室からの空気をダクトなどにより吸気口91、92から換気ボックス90に導入し、換気ボックス90の排気口94から排気して行う。
この構成によれば、すでに浴室のみの換気を行う1室換気用の浴室換気乾燥機が設置済みであっても、換気ボックス90を追加することにより簡単に多室換気用に変更することができる。
なお、図1における換気ユニット12にあらかじめ複数の吸気口を設け、それらの複数の吸気口の各々を浴室以外の室に連結するようにすれば、換気ボックス90を省略することができる。この場合、使用しない吸気口がある場合は、板などでふさげばよい。
また、図1の構成において、循環ユニット11と換気ユニット12を別々のハウジングに収納し、換気ユニット12を循環ユニット11に対して着脱自在にし、換気ユニット12として1室用換気ユニット、多室用換気ユニットなどの部品として用意し、それらを循環ユニット11に対して交換可能とすることもできる。これによれば、換気したい室の数に応じて換気ユニットのみを交換することにより浴室換気乾燥機の施工工事を簡略化し、かつ、コストダウンを図ることができる。
(実施例9)
図25は、本発明の実施例9における浴室換気乾燥機の内部構造斜視図である。本実施例は、換気ユニット12の換気ファンをターボファン97として、換気ユニット12からの排気を4方向などの多方向に行うことを可能にしたものである。図25では、1つのハウジングの内部を循環ユニット11および換気ユニット12の2つの領域に仕切り、換気ユニット12を循環ユニット11の上にかぶさるように配置しているが、図1のように循環ユニット11および換気ユニット12を横に並べたり、換気ユニット12を循環ユニット11の上に重ねるようにしても良い。
ターボファン97を換気ファンとして使用することにより、換気ユニット12からの排気を4方向などの多方向に行うことができる。したがって、排気吹出方向の自由度を広げることができるので、天井裏などの構造の如何にかかわらず、浴室換気乾燥機の設置位置を自由に設定することができる。
また、図25のように換気ユニット12を循環ユニット11の上に重ねるように配置することにより、コンパクトな浴室換気乾燥機でありながら排気吹出方向の自由度を広げることができるので、天井裏などの構造の如何にかかわらず、浴室換気乾燥機の設置位置を自由に設定することができる。
(実施例10)
図26は、本発明の実施例10における浴室換気乾燥機の内部構造斜視図である。本実施例は、実施例4で説明した図16の構成における直管状の輻射ヒータ74、75で挟まれた開口空間に、ファン98、99を並べて配置し、浴室換気乾燥機を大能力かつコンパクトにした実施例である。
浴室に面した開口の中央部にファン98、99を並べて配置し、それらを挟むように吹出口100、101が配置され、その上流風路に直管状の輻射ヒータ102、103が配置される。直管状の輻射ヒータ102、103は、それぞれ1本でも良いが、本実施例においても複数本(図26にはそれぞれ2本を図示する)配置することが好ましい。直管状の輻射ヒータ102、103には図6〜図14と同様に反射板が設けられる。これらの構成をハウジング104内に収納し、排気口に排気アダプタ22を接続する。この場合、ハウジング104の形状を正方形にすると、直管状の輻射ヒータ102、103の方向を縦横2方向のどちらの方向にも向けて設置することができる。
ファン99の排気アダプタ22内または排気アダプタ22との接続部には、排気開口の大きさを調節するダンパ105が設けられる。ダンパ105はその開閉位置をダンパモータ106によって制御することにより排気アダプタ22から排気される風量を調節することができる。したがって、換気運転の場合はダンパ105を全開にして十分な排気を行い、逆に浴室を暖房する時には、排気開口を0にしたり、排気開口を小さくして浴室の熱を外部に逃がさないようにし、暖房効率を向上させる。
ファン98を運転して、直管状の輻射ヒータ103の輻射により暖房し、さらにファン99を運転して、直管状の輻射ヒータ102の輻射により暖房する。よって大能力の暖房をおこないたい場合は前記の両方を運転し暖房をおこなう。小能力でいい場合はどちらか片方の運転をおこなえばいいので、1台にて小能力の暖房から大能力の暖房まででき、快適性に優れた暖房がおこなえる。
また、排気アダプタ22の接続部は図ではファン99の下流部に配置しているが、ファン98の下流に配置することも可能であり、排気の吹出し口方向を変えることができる。その際はファン99の下流部の排気アダプタ22の接続部は板などでふさげばよい。
図27および図28は本発明の実施例10における浴室換気乾燥機のダンパ形状を変更した内部構造斜視図である。ファン99の下流部の直管状の輻射ヒータ102の手前の吹出開口部に、循環風路の開口の大きさを調節する開閉自在なダンパ107が設けられる。ダンパ107はその開閉位置をダンパモータ108によって制御することにより吹出口100から吹き出される循環風量を調節することができる。したがって、図26の場合は換気運転をしようとしてもどうしても循環の吹出風も発生してしまう構成であったので入浴中の冷風感があるが、図27ではダンパ107により循環の吹出風をなくすことができるため換気運転のみをおこなう場合に浴室内の循環風による冷風感をなくすことができる。
また、図28のようにダンパ107の位置を変えることにより暖房のみも可能であり、また、ダンパ107の位置を循環風も排気風も吹出す位置にすれば乾燥運転も可能である。
また、ダンパ107は図27、図28ではファン99の下流側に配置したが、ファン98の下流側に配置することもでき、排気の吹出し口方向を変えることができる。その際はファン99の下流部の排気アダプタ22の接続部は板などでふさげばよい。
図26〜図28の排気アダプタ22の代わり実施例8で述べた換気ボックス90を配置すれば、本発明の実施例10の浴室換気乾燥機においても容易に浴室以外の洗面所やトイレなどの他の室の換気も可能となる。
本発明にかかる浴室換気乾燥機は、浴室の換気乾燥、浴室内に干された洗濯物などの乾燥、浴室の暖房などを行う浴室換気乾燥機などに適用して有用である。特に、寒冷時の入浴時において、入浴者の体が冷えないように暖める浴室換気乾燥機として有用である。
本発明の実施例1における浴室換気乾燥機の構成を示す一部断面側面図 同浴室換気乾燥機の構成を示す斜視図 同浴室換気乾燥機の輻射ヒータと反射板の動作を説明する斜視図 同浴室換気乾燥機の輻射ヒータと反射板の動作を説明する斜視図 本発明の実施例2における浴室換気乾燥機の循環ユニットを一部断面にした側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の隣接して配置された2本の直管状の輻射ヒータと反射板の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の2本の直管状の輻射ヒータと反射板の他の動作を説明する側面図 同浴室換気乾燥機の2本の直管状の輻射ヒータと反射板の他の動作を説明する側面図 本発明の実施例3における浴室換気乾燥機の循環ユニットおよび換気ユニットを浴室側から見た平面図 本発明の実施例4における浴室換気乾燥機の循環ユニットおよび換気ユニットを浴室側から見た平面図 本発明の実施例5における浴室換気乾燥機の換気ユニットの内部構造を示す斜視図 本発明の実施例6における浴室換気乾燥機の循環ユニットと換気ユニットを浴室側から見た平面図 本発明の実施例6における浴室換気乾燥機の循環ユニットと換気ユニットを浴室側から見た平面図 同浴室換気乾燥機の循環ユニットと換気ユニットに被せるルーバの斜視図 同浴室換気乾燥機の循環ユニットと換気ユニットに被せるルーバの斜視図 本発明の実施例7における浴室換気乾燥機の循環ユニットと換気ユニットの一部断面側面図 本発明の実施例7における浴室換気乾燥機の循環ユニットと換気ユニットの一部断面側面図 本発明の実施例8における浴室換気乾燥機のにおける換気ボックスの斜視図 本発明の実施例9における浴室換気乾燥機の内部構造斜視図 本発明の実施例10における浴室換気乾燥機の内部構造斜視図 同浴室換気乾燥機のダンパ形状を変更した内部構造斜視図 同浴室換気乾燥機のダンパ形状を変更した内部構造斜視図
符号の説明
11 循環ユニット
12、84 換気ユニット
13、86 換気ファンモータ
14、85 換気ファン
15 循環ファンモータ
16 循環ファン
17、51 ファンケース
18 温風ヒータ
19 円形リング状の輻射ヒータ
20 反射板
21 照明具
22 排気アダプタ
52、53、61、62、63、64、74、75、102、103 直管状の輻射ヒータ
54、55 反射板
56 吸込開口
57 吹出開口
58 舌部
59 可動板
65、71 吸込口
72、73、100、101 吹出口
81 軸流ファン
82 ルーバ
83 ルーバ吸込口
90 換気ボックス
91、92、93 吸気口
94 排気口
95 ハウジングボックス
97 ターボファン
98、99 ファン
104 ハウジング
105、107 ダンパ
106、108 ダンパモータ

Claims (20)

  1. 循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された円形吸込口を囲んで前記円形吸込口の外周より径が大きい内径を有する円形リング状のヒータを配したことを特徴とする浴室換気乾燥機。
  2. 前記吸込口内に照明具が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気乾燥機。
  3. 前記ヒータの上流側に温風ヒータを有することを特徴とする請求項1または2に記載の浴室換気乾燥機。
  4. 前記ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して反射板が設けられ、前記反射板と前記ヒータの間隙は可変であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  5. 循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口内に吸込口と吹出口が隣接して配置され、前記吹出口の浴室に面した位置に熱を輻射する直管状ヒータを複数本隣接して配置し、前記各々のヒータごとに反射板を設けることを特徴とする浴室換気乾燥機。
  6. 循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された吸込口が前記循環ユニット本体の各辺の中央にあり、前記吸込口の周辺における各辺に沿って複数の直管状ヒータを配置したことを特徴とする浴室換気乾燥機。
  7. 前記吸込口が前記開口の中央部に、吹出し口が前記吸込口を挟んで配置され、前記吸込口を挟んで複数の直管状ヒータを配置したことを特徴とする請求項6記載の浴室換気乾燥機。
  8. 循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットを備え、前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記開口の中央部に形成された吸込口が循環ユニット本体の各辺の中央にあり、前記吸込口の対向する辺に沿って複数の直管状ヒータを配置するとともに、前記直管状ヒータを配置していない辺の位置に温風ヒータを配置したことを特徴とする浴室換気乾燥機。
  9. 前記直管状ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して前記直管状ヒータに独立して反射板が設けられ、前記反射板と前記直管状ヒータの間隙が可変であることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  10. 前記直管状ヒータは浴室とは反対側において間隙を有して前記直管状ヒータを中心に回動する反射板が設けられ、前記反射板は前記ヒータの軸を回動軸として回動可能であることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  11. 前記複数の直管状ヒータは電気的に直列接続され、直列接続された複数の直管状ヒータ回路に対して安全装置が設けられたことを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  12. 前記換気ユニットの換気ファンが2連の軸流ファンであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  13. 前記循環ユニットは、前記換気ユニットに対して、前記直管状ヒータの長手方向と連結可能であるとともに、前記直管状ヒータの長手方向に垂直な面について連結可能であり、前記循環ユニットと換気ユニットの連結方向に応じて、前記循環ユニットの吹出口におけるルーバ向きを調整することを特徴とする請求項5から12のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  14. 前記換気ユニットが複数の吸気口を有し、前記複数の吸気口の各々は異なる複数の室に連結されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  15. 前記循環ユニットと換気ユニットは別々のハウジングに収納され、前記換気ユニットを収納するハウジングが交換可能であることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  16. 複数の吸気口と1つの排気口を有するボックスに換気ファンモータおよび換気ファンを収納した換気ボックスを設け、前記換気ボックスの1つの吸気口を前記換気ユニットの排気口に連結したことを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  17. 前記換気ユニットの換気ファンがターボファンで構成し、かつ前記循環ユニットの上に配置し、複数の方向に排気可能にしたことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
  18. 循環ファンモータおよび前記循環ファンモータにより回転する循環ファンを有する循環ユニットと、換気ファンモータおよび換気ファンを有する換気ユニットとを備え、少なくとも前記循環ユニットの浴室に面した位置に開口を有する浴室換気乾燥機であって、前記循環ファンと換気ファンを中央部に配置し、前記循環ファンと換気ファンを挟んで一対の前記循環ユニットの吹出口を配置するとともに、前記一対の吹出口の各々の上流風路にそれぞれ複数の直管状ヒータを配置したことを特徴とする浴室換気乾燥機。
  19. 前記循環ユニットの排気口に開閉自在なダンパを設けたことを特徴とする請求項18に記載の浴室換気乾燥機。
  20. 前記循環ユニットの吹出開口に開閉自在なダンパを設けたことを特徴とする請求項18に記載の浴室換気乾燥機。
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