JP3751101B2 - 直線ロ−ラ案内装置 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本発明は転動体としたローラを用いた直線ローラ案内装置に関し、特に移動ブロックの高剛性化を図った直線ローラ案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の直線ローラ案内装置としては、たとえば図5に示すようなものが知られている。
【0003】
すなわち、この直線ローラ案内装置は、軌道レール100の左右に上下2列づつ計4列に配列された多数のローラ101を介して、移動ブロック102が軌道レール100に沿って移動自在に案内されるようになっている。
【0004】
軌道レール100には前記4列のローラ101が転走案内される4条のローラ転走面103が移動ブロック102の移動範囲全長にわたって設けられている。
【0005】
一方、移動ブロック102には、軌道レール100のローラ転走面103と対向してローラ101を挟み込む4条のローラ転走面104と、ローラ転走面103,104間に挟み込まれたローラ101を移動ブロック102のローラ転走面103の一端から他端側に循環させる無負荷域の4条のローラ循環路105を設けられている。
【0006】
この4列のローラ101は、軌道レール100の左右側面に沿って上下2列づつ計4列に配列されており、この4列のローラ101の接触構造として、上側2列のローラ101の中心軸と直交する線である接触角線Sを水平線Hに対して軌道レール100に向かってほぼ45度の角度で下向きに傾斜するように設定し、下側の一対のローラ101の中心軸と直交する線である接触角線Sを水平線Hに対して軌道レール100に向かってほぼ45度の角度で上向きに傾斜するように設定して、上下左右4方向からの荷重を等しく受け持つような接触構造が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した直線ローラ案内装置の場合には、ローラ101の持つ高剛性特性を利用できないという問題があった。
【0008】
直線ローラ案内装置の場合、予圧あるいは外部荷重による移動ブロック102の変形を無くさないと、ローラ転走面103,104に対するローラ101のアタリ(接触状態)が変化し、剛性的に良好な結果が得られない。
【0009】
すなわち、従来は軌道レール100の左右側面に沿って上下2列のローラ101を上下に離間して配置していたので、移動ブロック102の支持脚部106の付け根から下側ローラ101までの長さLが長くなる。そのため、ローラ101に予圧を加えた場合、あるいは外部荷重として移動ブロック102上面に左右から水平方向の荷重が作用した場合に、支持脚部106を開かせようとする方向に作用するモーメントが大きくなってしまう。
【0010】
また、外部荷重として浮き上がり荷重(移動ブロック102を軌道レール100から離間させる方向に作用する荷重)が作用した場合には、移動ブロック102の左右両端部上面に形成されたねじ穴109を通して上向きの力が作用し、その反作用として下側ローラ101のローラ転走面104に下向きの力が作用する。この上下につり合う力がねじ穴109と下側ローラ101間の水平方向距離Mだけ離れて作用しているので、支持脚部106を106開く方向の曲げモーメントが生じる。
【0011】
この浮き上がり荷重による曲げモーメントは、ねじ穴109と下側ローラ101間が水平方向に離れていることに原因があるので、ねじ穴109と下側ローラ101とを同一位置とすることが理想であるが、無負荷域のローラ循環路105があるためにねじ穴109を中央側に寄せることが困難である。
【0012】
これらの支持脚部106に作用する曲げモーメントに対しては、移動ブロック102の水平部107における曲げ剛性によって対抗しているが、この水平部107の厚みを厚くすると、勢い移動ブロック102の高さ寸法が高くなってしまう。
【0013】
また、従来は移動ブロック102のローラ転走面104の一側縁に設けられた垂直壁104aと、ローラ転走面104の他側縁に設けられたローラ端面案内部材108により、ローラ101の軸方向両端面を保持してローラ101のスキューを防止していた。スキューとは、ローラ101の中心軸がローラ101の転動方向に対して直交する直交軸に対して傾いて転がる現象で、スキューが発生すると、ローラ101の端部に過大な応力集中が生じ、ローラ101及びローラ転走面の耐久性劣化を招来してしまうため、スキューの発生は極力防止しなければならない。
【0014】
ところが、従来のようにローラ端面案内部材108を取り付けても、上記したように移動ブロック102自体が変形すると、ローラ転走面104が変位してしまうために、結果的にローラ101のスキュー発生と同様の結果となってしまう。
【0015】
また、従来は水平部107と軌道レール100上面間にローラ101を保持するローラ端面案内部材108を介装しているので、水平部107と軌道レール100上面間にローラ端面案内部材108のためのスペースを要し、移動ブロック102の水平部107の厚みが薄くなりその剛性を大きくできなかった。
【0016】
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ローラの配置関係を工夫することによって、移動ブロックを形状的に剛性を大きくし得る直線ローラ案内装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、上面と側面を有する断面四角形状の軌道レールに4列のローラを介して移動ブロックを軌道レールに沿って案内するもので、前記移動ブロックは、軌道レールの上面と対向する水平部と、該水平部の両端から下方に突出して軌道レールの左右側面と対向する支持脚部と、を備え、前記軌道レールには前記ローラが転走案内される4条のローラ転走面が移動ブロックの移動範囲全長にわたって設けられ、一方、前記移動ブロックには前記軌道レールのローラ転走面と対向して4列のローラを転動自在に挟み込む4条のローラ転走面と、前記軌道レールと移動ブロックのローラ転走面間に挟み込まれたローラを移動ブロックのローラ転走面の一端から他端側に循環させる無負荷域の4条のローラ循環路を設けた直線ローラ案内装置において、前記4列のローラの内、上側2列のローラを前記軌道レール上面の側端よりも中央側に寄せて配置し、軌道レール上面と前記移動ブロックの水平部下面に前記上側2列のローラに対応するローラ転走面を設け、上側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路を、上側2列のローラよりも移動ブロックの側端側であって、且つ、下側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路よりも中央側に配置し、また、前記4列のローラの内下側2列のローラを軌道レールの左右側面の上部に一列ずつ配置し、前記軌道レールの左右側面と移動ブロックの支持脚部内側面に前記下側2列のローラに対応するローラ転走面を設け、前記上側2列のローラの回転軸と直交する線が垂直線に対して移動ブロックの側端側に向かって外向きにほぼ45度傾斜する構造とし、さらに前記下側2列のローラの回転軸と直交する線が水平線に対して軌道レール側に向かって上向きにほぼ45度傾斜する構造とし、移動ブロックの水平部の左右両端部上面であって、下側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路の上方位置、または、上方位置よりも前記下側の負荷域のローラ寄りに、外部荷重が作用する移動ブロック固定用のねじ穴を設け、軌道レールの上面と側面に断面V字形状の4条の軌道溝を設けると共に、移動ブロックの水平部下面と支持脚部内側面に断面V字形状の4条の軌道溝を設け、前記軌道溝の一方の傾斜面をローラ転送面とし、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面としたことを特徴とする。
【0018】
このように、上側2列のローラを軌道レール上面の側端から中央側に寄せ、下側2列のローラを軌道レールの左右側面の上部に寄せているので、軌道レールの左右側面にそれぞれ2列ずつローラを配置している場合に比べて、移動ブロックの左右支持脚部の付け根から下側ローラまでの長さを短くできる。
【0019】
したがって、ローラに付与した予圧反力や、軌道レールに対して移動ブロックを水平方向にずらす方向に作用する横方向荷重によって、支持脚部を開く方向に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。
【0020】
また、この支持脚部を開く方向に作用するモーメントによって水平部の中央が軌道レール上面に近接する方向に曲げられるが、本発明では、水平部と軌道レール上面間に介在される上2列のローラによって水平部の曲げ変形が規制され、曲げモーメントが小さくなることと相挨って、支持脚部の開きが可及的に低減される。
【0021】
このように、ローラに予圧を与えたとき、あるいは横方向荷重が作用した際に、移動ブロックの支持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面間の平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0023】
移動ブロックを軌道レールから引き離す方向の浮き上がり荷重が作用した場合には、ねじ穴を通して上向きの力が作用し、その反作用として下側ローラのローラ転走面に下向きの力が作用する。この上下につり合う力がねじ穴と下側ローラ間の水平方向距離だけ離れて作用しているので、支持脚部を開く方向の曲げモーメントが生じる。
【0024】
この曲げモーメントについても、基本的には水平部と軌道レール上面との間に介在される上2列のローラによって支持し、支持脚部の開きが可及的に低減される。
【0025】
この浮き上がり荷重による曲げモーメントは、ねじ穴と下側ローラ間が水平方向に離れていることに原因があるので、ねじ穴と下側ローラとを同一位置とすることが理想であるが、上側2列のローラの無負荷域のローラ循環路があるためにねじ穴を中央側に寄せることが困難である。
【0026】
そこで、上側2列のローラを軌道レール上面の側端よりも中央側に寄せて配置すると共に、対応する無負荷域のローラ循環路も下側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路に対して中央側に寄せて配置することによって、上側2列のローラのローラ循環路との干渉を避けつつ、ねじ穴を下側2列のローラの無負荷域のローラ循環路又はその内側に設けて、ねじ穴と下側ローラ間の水平方向距離を可及的に短くしたものである。
【0027】
このようにすれば、ローラに予圧を与えたときや横方向荷重が作用した場合だけでなく、浮き上がり荷重が作用した場合のモーメントも低減することができ、支持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面間の平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0028】
さらに、軌道レール上面側の上2列のローラの回転軸と直交する線と垂直線とのなす角度をほぼ45度、軌道レール側面側の下2列のローラの接触角線と水平線とのなす角度をほぼ45度に設定すれば、上からのラジアル荷重(移動ブロックを軌道レールに押し付ける方向の荷重)、浮き上がり荷重および左右からの横方向荷重に対し同一の定格荷重となるので、あらゆる方向からの荷重に対して支承することができ、換言すればあらゆる姿勢での使用が可能となって、幅広い用途に利用できる。
【0029】
また、4列のローラに対応して軌道レールおよび移動ブロックに形成されるローラ転走面を、2つの傾斜面を備えた断面V字形状の軌道溝の一方の傾斜面に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面とし、軌道レール側および移動ブロック側の互いに対向する軌道溝の案内面間に所定間隔を保ちつつローラ端面を案内することが効果的である。
【0030】
このように軌道溝がV字形状としておけば、ローラピンを用いることによって各軌道溝間の位置関係を正確に測定することができ、上記各軌道溝の位置関係に高精度に成形することができる。したがって、軌道レールと移動ブロック間の4列のローラは対応する一対の軌道溝に形成されるローラ転走面に正確に接触し、またローラ端面は一対の軌道溝の案内面によって正確に案内される。
【0031】
上記したように移動ブロックは荷重の方向にかかわらず剛性があり、軌道レールと移動ブロックの位置関係は常に一定に保たれる。また、移動ブロックは軌道レールに対して、各4列のローラに付与されている予圧の反力がバランスされた位置で支持されており、上記したように各軌道溝間の位置関係を正確に成形できることと相挨って、ローラ端面と案内面間の間隔は常に一定に維持できる。特に、移動ブロックを高剛性の形状としているので、高い予圧を付与することができ、移動ブロックの高剛性と高予圧が相乗して、ローラ端面と案内面間の間隔が一定に保たれ、ローラのスキュー防止効果を高めることができ、ローラの円滑な循環と走り精度を保持することができる。
【0032】
また、従来のように、移動ブロック下面にローラ端面案内部材用のスペースが不要となるので、スペース分だけ移動ブロックの水平部を厚肉に設定することができ、水平部の曲げ剛性を大きくなり移動ブロックの剛性を大きくすることができる。さらに、移動ブロックの剛性が高まることによって、相乗的によりスキュー発生防止効果も高くなる。
【0033】
また、断面V字形状の軌道溝によってローラ転走面および端面案内面を構成すれば、軌道溝のローラ転走面および端面案内面を研削で同時に仕上げられるため、ローラの案内精度および表面粗さも向上し、スキュー防止に高い効果が得られる。また、溝加工も最小限ですむ。
【0034】
また、ローラの保持器を無くして、ローラ転走面にローラの全長にわたって接触させることにより、ローラ自体の剛性を有効に利用できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0036】
図1および図2は本発明の一実施の形態に係る直線ローラ案内装置を示すもので、概略、軌道レール1の左右に上下2列づつ計4列に配列された多数のローラ21〜24を介して、移動ブロック3を軌道レール1に沿って案内するようになっている。
【0037】
移動ブロック3は、軌道レール1の上面と対向する水平部4と、この水平部4の両端から下方に突出して軌道レール1の左右側面と対向する支持脚部5,5と、を備えている。
【0038】
軌道レール1は断面四角形状で、その上面側に2条、左右側面側に1条づつ計4条のローラ転走面61〜64が移動ブロック3の移動範囲全長にわたって設けられている。また、軌道レール1には固定用のボルト挿通穴11が長手方向に複数設けられており、各ボルト挿通穴11の上端開口部11aは軌道レール1の上面中央に形成されている。
【0039】
一方、移動ブロック3には軌道レール1のローラ転走面61〜64と対向して4列のローラ21〜24を転動自在に挟み込む4条のローラ転走面71〜74と、軌道レール1と移動ブロック3のローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74間に挟み込まれたローラ21〜24を移動ブロック3のローラ転走面71〜74の一端から他端側に循環させる無負荷域の4条のローラ循環路81〜84が設けられている。
【0040】
移動ブロック3は、ブロック本体31と、このブロック本体31の軸方向両端面に取り付けられる側蓋32,32と、から構成されており、上記ローラ転走面61〜64がブロック本体31に設けられ、ローラ循環路81〜84は、ブロック本体31に各ローラ転走面61〜64と平行に設けられたローラ戻し通路81a〜84aと、側蓋32,32に設けられるU字状の方向転換路81b〜84bとによって構成されている。
【0041】
上2列のローラ21,22用のローラ戻し通路81a,82aはブロック本体31に貫通形成した貫通孔によって構成され、下2列のローラ23,24のローラ戻し通路83a,84aは断面四角形状で、支持脚部5下端面に設けられた逆V字状の溝85と、この溝85に被せられる断面V字形状のリテーナ86によって構成される。
【0042】
一方、上2列のローラ21,22は軌道レール1の上面側にその側端よりも所定距離Cだけ中央側に寄せて配置され、軌道レール1上面と移動ブロック3の水平部4下面には前記上側2列のローラ21,22に対応するローラ転走面61,71;62,72が設けられている。
【0043】
また、この上側2列のローラ循環路を構成するローラ戻し通路81a,82aは、対応する無負荷域のローラ循環路81aも下側2列のローラ23,24に対応する無負荷域のローラ循環路83a,84aに対して中央側に寄せて配置されている。そして、移動ブロックの水平部31の左右両端部上面であって、下側2列のローラ23,24のローラ戻し通路83a,84a上方位置または上方位置よりも中央寄りに、移動ブロック固定用のねじ穴33が設けられている。これにより、左右のねじ穴33,33間のピッチPを狭めて下側ローラ23,24位置に近接させることができる。
【0044】
移動ブロック3を軌道レール1から浮き上がらせる浮き上がり荷重が作用した場合には、上記ねじ穴33,33を作用点として移動ブロック3を軌道レール1から離間させる方向の力が作用し、下側2列のローラ23,24のローラ転走面73,74にその反力が作用する。このねじ穴33に作用する力とローラ転走面73,74に作用する反力は隅力の関係となるので、支持脚部5,5を開く方向の曲げモーメントが生じる。
【0045】
本実施の形態の場合には、上側2列のローラ21,22を軌道レール1上面の中央に寄せて配置しているので、上側2列のローラ21,22とねじ穴33との干渉を避けることができ、ねじ穴33を下側ローラ23,24に近接させることで、ねじ穴33と下側ローラ23,24間の水平方向距離Mを短くできるので、支持脚部5,5を開く方向の曲げモーメントを小さくできる。
【0046】
また、軌道レール1の横幅Wと高さAとの関係をA/W<1に設定して、軌道レール1の安定性を増加すると同時に、軌道レール1上面中央に開口するボルト挿通穴11の上端開口部11aとの干渉を回避している。
【0047】
また、4列のローラ21〜24の内下側2列のローラ23,24は軌道レール1の左右側面に一列づつ配置され、軌道レール1の左右側面と移動ブロック3の支持脚部5,5内側面には下側2列のローラ23,24に対応するローラ転走面63,73;64,74が設けられている。
【0048】
上側2列のローラ21,22の中心軸と直交する線である接触角線S1,S2はローラ21,22間の中心を通る垂直線Vに対して、軌道レール1と反対側に向かって開く方向に所定角度α1,α2だけ傾斜する構造となっている。この接触角線S1,S2は各ローラ転走面61,71;62,72の幅方向中心を結ぶ線として記載している。この場合、ローラ戻し通路81a,82aの位置は、ローラ21,22よりも左右外側に位置しているので、ねじ穴33,33形成は、このローラ戻し通路81a,82aとの干渉を考慮する必要がある。図示例では、ローラ戻し通路81a,82aの位置をローラ23,24のほぼ上方に位置させ、ねじ穴33,33の位置をローラ戻し通路83a,84aのほぼ上方位置に位置させている。上側のローラ21,22とローラ戻し通路81a,82aをもっと中央寄りに配置することにより、ねじ穴33,33をローラ戻し通路83a,84aの上方位置よりも中央寄りにして、下側のローラ23,24の上方位置に近づけることができる。
【0049】
この接触構造については、図3に示すように、上側2列のローラ21,22の中心軸と直交する線である接触角線S1,S2が、ローラ21,22の中心を通る垂直線Vに対して、軌道レール1と反対側に向かって閉じる方向に所定角度α1′,α2′傾斜する構造としてもよい。
【0050】
このようにすれば、ローラ戻し通路81a,82aの位置がローラ21,22位置よりも中央側に寄るので、ねじ穴33,33を形成する際にローラ戻し通路81a,82aとの干渉を考慮する必要が無くなり、ねじ穴33,33の位置を、下側2列のローラ23,24のローラ戻し通路83a,84aの上方位置よりも中央寄りで、ほぼ下側2列のローラ23,24の上方位置に位置させることができる。
【0051】
一方、前記下側2列のローラ23,24の中心軸と直交する線である接触角線S3,S4が水平線Hに対して軌道レール1側に向かって上向きに所定角度α3,α4だけ傾斜する構造となっている。この接触角線S3,S4も各ローラ転走面63,73;64,74の幅方向中心を結ぶ線として記載されている。
【0052】
特に、この例では上記α1〜α4をほぼ45度に設定している。
【0053】
また、図示例の場合は、ローラ戻し通路81a〜84aの位置は各ローラ21〜24の接触角線S1〜S4の延長線上に形成している。このようにすれば、ローラ21〜24の転がり方向と方向転換路81b〜84bの方向が一致するので、ローラ21〜24をスムーズに転動移行させることができる。
【0054】
下側2列のローラ23,24のローラ戻し通路83a,84aについては、図4に示すように、負荷域のローラ転走面73とほぼ同一高さ位置に設定することにより、支持脚部5,5の突出長さを短くでき、その分軌道レール1の高さも低くでき、全体の高さBを低くして安定化を図ることができる。
【0055】
また、本発明では、上記した軌道レール1および移動ブロック3に形成されるローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74を、2つの傾斜面を備えた断面V字形状の軌道溝6,7の一方の傾斜面に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面6a,7aとしている。
【0056】
本発明によれば、上側2列のローラ21,22を軌道レール1の上面側端よりも中央側に寄せて配置しているので、移動ブロック3の支持脚部5,5内側面に1条のローラ転走面73,74を形成するだけでよく、支持脚部5,5の付け根から下2列のローラ23,24までの長さLを短くでき、ローラ21〜24に付与した予圧の反力や外部荷重により支持脚部5,5に作用する曲げモーメントは小さくなる。
【0057】
また、支持脚部5,5を開く方向に作用するモーメントによって水平部4の中央が軌道レール1上面に近接する方向に曲げられようとするが、本発明では、水平部4と軌道レール1上面間に介在される上2列のローラ2によって水平部4の曲げ変形が規制され、曲げモーメントが小さくなることと相乗的に、支持脚部5,5の開きが可及的に低減される。
【0058】
このように、軌道レール1上面側の上2列のローラ21,22および側面側の下2列のローラ23,24によって、予圧を与えたときや浮き上がり荷重が作用した際に、移動ブロック3の支持脚部5,5が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74間の平行度が保たれてローラ21〜24の片当りが防止される。
【0059】
さらに、軌道レール1上面側の上2列のローラ21,22の接触角線S1,S2と垂直線Vとのなす角度をほぼ45度、あるいは図3に示すように、上記接触角線S1′,S2′を垂直線Vに対し手軌道レール1側に向かって開く方向にほぼ45度に設定し、さらに、軌道レール1側面側の下2列23,24のローラの接触角線S3,S4と水平線Hとのなす角度を軌道レール1側に向かって上向きにほぼ45度に設定すれば、上からのラジアル荷重(移動ブロック3を軌道レール1に押し付ける方向の荷重)、浮き上がり荷重および左右からの横方向荷重に対し同一の定格荷重となるので、あらゆる方向からの荷重に対して支承することができ、換言すればあらゆる姿勢での使用が可能となって、幅広い用途に利用できる。
【0060】
また、4列のローラ21〜24に対応して軌道レール1および移動ブロック3に形成されるローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74を、断面V字形状の軌道溝6,7の一方の傾斜面に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面6a,7aとし、軌道レール1側および移動ブロック3側の互いに対向する軌道溝6,7の案内面6a,7a間に所定間隔を保ちつつローラ端面を案内しているので、各軌道溝6,7間の位置関係をローラピン等を用いることによって正確に測定することができ、各軌道溝6,7の位置関係に高精度に成形することができる。したがって、軌道レール1と移動ブロック3間の4列のローラ21〜24は対応する一対の軌道溝6,7に形成されるローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74に正確に接触し、またローラ端面は一対の軌道溝6,7の案内面6a,7aによって正確に案内される。
【0061】
上記したように移動ブロック3は荷重の方向にかかわらず剛性があり、軌道レール1と移動ブロック3の位置関係は常に一定に保たれている。さらに、移動ブロック3は軌道レール1に対して、各4列のローラ21〜24に付与されている予圧の反力がバランスされた位置で支持されるので、上記したように各軌道溝6,7間の位置関係を正確に成形できることと相挨って、ローラ端面と案内面6a,7a間の間隔は常に一定に維持できる。
【0062】
特に、移動ブロック3を高剛性の形状としているので、高い予圧を付与することができ、移動ブロック3の高剛性と高予圧が相乗して、ローラ21〜24端面と案内面6a,7a間の間隔が一定に保たれ、ローラ21〜24のスキュー防止効果を高めることができ、ローラ21〜24の円滑な循環と走り精度を保持することができる。
【0063】
また、移動ブロック3とは別体のローラ端面案内部材が不要なので、その分だけ移動ブロック3の水平部31を厚肉に設定することができ、水平部31の曲げ剛性が大きくなる。さらに、移動ブロック3の剛性が高まることによって、相乗的によりスキュー発生防止効果も高くなる。
【0064】
また、断面V字形状の軌道溝6,7によってローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74及びローラ端面の案内面6a,7aを構成しているので、ローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74及び端面案内面6a,7aを、研削によって同時に仕上げることができ、ローラ転走面61,71;62,72;63,73;64,74及びローラ端面の案内面6a,7aの案内精度および表面粗さも向上し、スキュー防止に高い効果が得られる。また、溝加工も最小限ですむ。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上側2列のローラを軌道レール上面の側端から中央側に寄せ、下側2列のローラを軌道レールの左右側面の上部に寄せているので、軌道レールの左右側面にそれぞれ2列ずつローラを配置している場合に比べて、移動ブロックの左右支持脚部の付け根から下側ローラまでの長さを短くできる。
【0066】
したがって、ローラに付与した予圧反力や、軌道レールに対して移動ブロックを水平方向にずらす方向に作用する横方向荷重によって、支持脚部を開く方向に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。
【0067】
また、この支持脚部を開く方向に作用するモーメントによって水平部の中央が軌道レール上面に近接する方向に曲げられるが、本発明では、水平部と軌道レール上面間に介在される上2列のローラによって水平部の曲げ変形が規制され、曲げモーメントが小さくなることと相挨って、支持脚部の開きが可及的に低減される。
【0068】
このように、ローラに予圧を与えたとき、あるいは横方向荷重が作用した際に、移動ブロックの支持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面間の平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0069】
さらに、移動ブロックの水平部の左右両端部上面であって下側2列のローラの無負荷域のローラ循環路上方位置または上方位置よりも中央寄りに、移動ブロック固定用のねじ穴を設ければ、上側2列のローラのローラ循環路との干渉を避けつつねじ穴と下側ローラ間の水平方向距離を可及的に短くすることができ、浮き上がり荷重による支持脚部を開く方向のモーメントを小さくすることができる。
【0070】
このようにすれば、ローラに予圧を与えたときや横方向荷重が作用した場合だけでなく、浮き上がり荷重が作用した場合のモーメントも低減でき、移動ブロックの支持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面間の平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0071】
さらに、軌道レール上面側の上2列のローラの回転軸と直交する線と垂直線とのなす角度をほぼ45度、軌道レール側面側の下2列のローラの回転軸と直交する線と水平線とのなす角度をほぼ45度に設定すれば、上からのラジアル荷重(移動ブロックを軌道レールに押し付ける方向の荷重)、浮き上がり荷重および左右からの横方向荷重に対し同一の定格荷重となるので、あらゆる方向からの荷重に対して支承することができ、換言すればあらゆる姿勢での使用が可能となって、幅広い用途に利用できる。
【0072】
また、4列のローラに対応して軌道レールおよび移動ブロックに形成されるローラ転走面を、2つの傾斜面を備えた断面V字形状の軌道溝の一方の傾斜面に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面とし、軌道レール側および移動ブロック側の互いに対向する軌道溝の案内面間に所定間隔を保ちつつローラ端面を案内するようにすれば、ローラピン等を用いることによって各軌道溝間の位置関係を正確に測定することができ、前提として各軌道溝の位置関係を高精度に成形することができ、ローラとローラ転走面との接触状態およびローラ端面と案内面との間隔をより高精度に保つことができる。
【0073】
そして、上記したように移動ブロックは荷重の方向にかかわらず剛性があり、軌道レールと移動ブロックの位置関係は常に一定に保たれ、さらに、移動ブロックは軌道レールに対して、各4列のローラに付与されている予圧の反力がバランスされた位置で支持されるので、上記軌道溝の位置関係を正確に加工できることと相挨って、ローラ端面と案内面間の間隔を常に一定に維持できる。したがって、軌道レールと移動ブロック間の4列のローラは対応する一対の軌道溝に形成されるローラ転走面に正確に接触し、またローラ端面は一対の軌道溝の案内面によって正確に案内される。
【0074】
特に、移動ブロックを高剛性の形状としているので、高い予圧を付与することができ、移動ブロックの高剛性と高予圧が相乗して、ローラ端面と案内面間の間隔が一定に保たれ、ローラのスキュー防止効果を高めることができ、ローラの円滑な循環と走り精度を保持することができる。
【0075】
また、従来のように、移動ブロック下面にローラ端面案内部材用のスペースが不要となるので、スペース分だけ移動ブロックの水平部を厚肉に設定することができ、水平部の曲げ剛性を大きくなり移動ブロックの剛性を大きくすることができる。さらに、移動ブロックの剛性が高まることによって、相乗的によりスキュー発生防止効果も高くなる。
【0076】
さらに断面V字形状の軌道溝によってローラ転走面及びローラ端面の案内面を構成することにより、ローラ転走面とローラ端面の案内面を研削によって同時に仕上げることができ、ローラ転走面及びローラ端面の案内面の加工が容易にできしかも案内精度および表面粗さも向上し、スキュー防止に高い効果が得られる。また、溝加工も最小限ですむ。
【0077】
また、ローラの保持器を無くして、ローラ転走面にローラの全長にわたって接触させることにより、ローラ自体の剛性を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係る直線ローラ案内装置を示す図である。
【図2】図2は図1の直線ローラ案内装置の一部破断斜視図である。
【図3】図3は図1の直線ローラ案内装置の上2列のローラ接触構造の変形例を示す図である。
【図4】図4は図1の直線ローラ案内装置の下2列のローラのローラ戻し通路の変形例を示す図である。
【図5】図5は従来の直線ローラ案内装置を示す図である。
【符号の説明】
1 軌道レール
21〜24 ローラ
3 移動ブロック
31 ブロック本体
32 側蓋
4 水平部
5 支持脚部
6 軌道溝
61〜64 ローラ転走面
6a 端面案内面
7 軌道溝
71〜74 ローラ転走面
7a 端面案内面
81〜84 ローラ循環路
81a〜84a ローラ戻し通路
81b〜84b ローラ方向転換路
S1〜S4 法線
V垂直線
H水平線
Claims (3)
- 上面と側面を有する断面四角形状の軌道レールに4列のローラを介して移動ブロックを軌道レールに沿って案内するもので、
前記移動ブロックは、軌道レールの上面と対向する水平部と、該水平部の両端から下方に突出して軌道レールの左右側面と対向する支持脚部と、を備え、
前記軌道レールには前記ローラが転走案内される4条のローラ転走面が移動ブロックの移動範囲全長にわたって設けられ、
一方、前記移動ブロックには前記軌道レールのローラ転走面と対向して4列のローラを転動自在に挟み込む4条のローラ転走面と、前記軌道レールと移動ブロックのローラ転走面間に挟み込まれたローラを移動ブロックのローラ転走面の一端から他端側に循環させる無負荷域の4条のローラ循環路を設けた直線ローラ案内装置において、
前記4列のローラの内、上側2列のローラを前記軌道レール上面の側端よりも中央側に寄せて配置し、軌道レール上面と前記移動ブロックの水平部下面に前記上側2列のローラに対応するローラ転走面を設け、
上側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路を、上側2列のローラよりも移動ブロックの側端側であって、且つ、下側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路よりも中央側に配置し、
また、前記4列のローラの内、下側2列のローラを軌道レールの左右側面の上部に一列ずつ配置し、前記軌道レールの左右側面と移動ブロックの支持脚部内側面に前記下側2列のローラに対応するローラ転走面を設け、
前記上側2列のローラの回転軸と直交する線が垂直線に対して移動ブロックの側端側に向かって外向きにほぼ45度傾斜し、
さらに前記下側2列のローラの回転軸と直交する線が水平線に対して軌道レール側に向かって上向きにほぼ45度傾斜する構成とし、
移動ブロックの水平部の左右両端部上面であって、下側2列のローラに対応する無負荷域のローラ循環路の上方位置、または、上方位置よりも前記下側の負荷域のローラ寄りに、外部荷重が作用する移動ブロック固定用のねじ穴を設け、
軌道レールの上面と側面に断面V字形状の4条の軌道溝を設けると共に、移動ブロックの水平部下面と支持脚部内側面に断面V字形状の4条の軌道溝を設け、前記軌道溝の一方の傾斜面をローラ転送面とし、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面としたことを特徴とする直線ローラ案内装置。 - ローラはローラ転走面に対して全長にわたって接触している請求項1に記載の直線ローラ案内装置。
- ローラには予圧が付与されていることを特徴とする請求項1または2に記載の直線ローラ案内装置。
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