JPH09236121A - 直線ロ−ラ案内装置 - Google Patents

直線ロ−ラ案内装置

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JPH09236121A
JPH09236121A JP35892996A JP35892996A JPH09236121A JP H09236121 A JPH09236121 A JP H09236121A JP 35892996 A JP35892996 A JP 35892996A JP 35892996 A JP35892996 A JP 35892996A JP H09236121 A JPH09236121 A JP H09236121A
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roller
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moving block
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動ブロックと軌道レール間に介在する4列の
ローラの配置関係および接触構造を工夫することによっ
て、移動ブロックを形状的に剛性を大きくする。 【解決手段】上側2列のローラ21,22を軌道レール
1上面の側端から中央側に片寄せて配置し、軌道レール
1上面と移動ブロック3の水平部4下面にローラ21,
22に対応するローラ転走面61,62を設け、下側2
列のローラ23,24を軌道レール1の左右側面に一列
づつ配置し、軌道レール1の左右側面と移動ブロック3
の支持脚部5,5内側面に下側2列のローラ2,2に対
応するローラ転走面63,64を設け、上側2列のロー
ラ21,22に対応するローラ転走面の法線S1,S2が
垂直線Vに対して所定角度α1,α2だけ傾斜する構造
とし、さらに、前記下側2列のローラ23,24に対応
するローラ転走面の法線S3,S4が水平線Hに対して軌
道レール1側に向かって上向きに所定角度だけ傾斜する
構造としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は転動体としたローラを用い
た直線ローラ案内装置に関し、特に移動ブロックの高剛
性化を図った直線ローラ案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の直線ローラ案内装置とし
ては、たとえば図5に示すようなものが知られている。
【0003】すなわち、この直線ローラ案内装置は、軌
道レール100の左右に上下2列づつ計4列に配列され
た多数のローラ101を介して、移動ブロック102が
軌道レール100に沿って移動自在に案内されるように
なっている。
【0004】軌道レール100には前記4列のローラ1
01が転走案内される4条のローラ転走面103が移動
ブロック102の移動範囲全長にわたって設けられてい
る。
【0005】一方、移動ブロック102には、軌道レー
ル100のローラ転走面103と対向してローラ101
を挟み込む4条のローラ転走面104と、ローラ転走面
103,104間に挟み込まれたローラ101を移動ブ
ロック102のローラ転走面103の一端から他端側に
循環させる無負荷域の4条のローラ循環路105を設け
られている。
【0006】この4列のローラ101は、軌道レール1
00の左右側面に沿って上下2列づつ計4列に配列され
ており、この4列のローラ101の接触構造として、上
側2列のローラ101の中心軸と直交する線である接触
角線Sを水平線Hに対して軌道レール100に向かって
ほぼ45度の角度で下向きに傾斜するように設定し、下
側の一対のローラ101の中心軸と直交する線である接
触角線Sを水平線Hに対して軌道レール100に向かっ
てほぼ45度の角度で上向きに傾斜するように設定し
て、上下左右4方向からの荷重を等しく受け持つような
接触構造が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した直線ロ
ーラ案内装置の場合には、ローラ101の持つ高剛性特
性を利用できないという問題があった。
【0008】直線ローラ案内装置の場合、予圧あるいは
外部荷重による移動ブロック102の変形を無くさない
と、ローラ転走面103,104に対するローラ101
のアタリ(接触状態)が変化し、剛性的に良好な結果が
得られない。
【0009】すなわち、従来は軌道レール100の左右
側面に沿って上下2列のローラ101を上下に離間して
配置していたので、移動ブロック102の支持脚部10
6の付け根から下側ローラ101までの長さLが長くな
る。そのため、ローラ101に予圧を加えた場合、ある
いは外部荷重として移動ブロック102上面に左右から
水平方向の荷重が作用した場合に、支持脚部106を開
かせようとする方向に作用するモーメントが大きくなっ
てしまう。
【0010】また、外部荷重として浮き上がり荷重(移
動ブロック102を軌道レール100から離間させる方
向に作用する荷重)が作用した場合には、移動ブロック
102の左右両端部上面に形成されたねじ穴109を通
して上向きの力が作用し、その反作用として下側ローラ
101のローラ転走面104に下向きの力が作用する。
この上下につり合う力がねじ穴109と下側ローラ10
1間の水平方向距離Mだけ離れて作用しているので、支
持脚部106を106開く方向の曲げモーメントが生じ
る。
【0011】この浮き上がり荷重による曲げモーメント
は、ねじ穴109と下側ローラ101間が水平方向に離
れていることに原因があるので、ねじ穴109と下側ロ
ーラ101とを同一位置とすることが理想であるが、無
負荷域のローラ循環路105があるためにねじ穴109
を中央側に寄せることが困難である。
【0012】これらの支持脚部106に作用する曲げモ
ーメントに対しては、移動ブロック102の水平部10
7における曲げ剛性によって対抗しているが、この水平
部107の厚みを厚くすると、勢い移動ブロック102
の高さ寸法が高くなってしまう。
【0013】また、従来は移動ブロック102のローラ
転走面104の一側縁に設けられた垂直壁104aと、
ローラ転走面104の他側縁に設けられたローラ端面案
内部材108により、ローラ101の軸方向両端面を保
持してローラ101のスキューを防止していた。スキュ
ーとは、ローラ101の中心軸がローラ101の転動方
向に対して直交する直交軸に対して傾いて転がる現象
で、スキューが発生すると、ローラ101の端部に過大
な応力集中が生じ、ローラ101及びローラ転走面の耐
久性劣化を招来してしまうため、スキューの発生は極力
防止しなければならない。
【0014】ところが、従来のようにローラ端面案内部
材108を取り付けても、上記したように移動ブロック
102自体が変形すると、ローラ転走面104が変位し
てしまうために、結果的にローラ101のスキュー発生
と同様の結果となってしまう。
【0015】また、従来は水平部107と軌道レール1
00上面間にローラ101を保持するローラ端面案内部
材108を介装しているので、水平部107と軌道レー
ル100上面間にローラ端面案内部材108のためのス
ペースを要し、移動ブロック102の水平部107の厚
みが薄くなりその剛性を大きくできなかった。
【0016】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
ローラの配置関係を工夫することによって、移動ブロッ
クを形状的に剛性を大きくし得る直線ローラ案内装置を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、軌道レールに4列のローラを介
して移動ブロックを軌道レールに沿って案内するもの
で、前記移動ブロックは、軌道レールの上面と対向する
水平部と、該水平部の両端から下方に突出して軌道レー
ルの左右側面と対向する支持脚部と、を備え、前記軌道
レールには前記ローラが転走案内される4条のローラ転
走面が移動ブロックの移動範囲全長にわたって設けら
れ、一方、前記移動ブロックには前記軌道レールのロー
ラ転走面と対向して4列のローラを転動自在に挟み込む
4条のローラ転走面と、前記軌道レールと移動ブロック
のローラ転走面間に挟み込まれたローラを移動ブロック
のローラ転走面の一端から他端側に循環させる無負荷域
の4条のローラ循環路を設けた直線ローラ案内装置にお
いて、前記4列のローラの内、上側2列のローラを前記
軌道レール上面の側端よりも中央側に寄せて配置し、軌
道レール上面と前記移動ブロックの水平部下面に前記上
側2列のローラに対応するローラ転走面を設け、また、
前記4列のローラの内下側2列のローラを軌道レールの
左右側面の上部に一列づつ配置し、前記軌道レールの左
右側面と移動ブロックの支持脚部内側面に前記下側2列
のローラに対応するローラ転走面を設け、前記上側2列
のローラの回転軸と直交する線が垂直線に対して所定角
度だけ傾斜する構造とし、さらに前記下側2列のローラ
の回転軸と直交する線が水平線に対して軌道レール側に
向かって上向きに所定角度だけ傾斜する構造としたこと
を特徴とする。
【0018】このように、上側2列のローラを軌道レー
ル上面の側端から中央側に寄せ、下側2列のローラを軌
道レールの左右側面の上部に寄せているので、軌道レー
ルの左右側面にそれぞれ2列ずつローラを配置している
場合に比べて、移動ブロックの左右支持脚部の付け根か
ら下側ローラまでの長さを短くできる。
【0019】したがって、ローラに付与した予圧反力
や、軌道レールに対して移動ブロックを水平方向にずら
す方向に作用する横方向荷重によって、支持脚部を開く
方向に作用する曲げモーメントを小さくすることができ
る。
【0020】また、この支持脚部を開く方向に作用する
モーメントによって水平部の中央が軌道レール上面に近
接する方向に曲げられるが、本発明では、水平部と軌道
レール上面間に介在される上2列のローラによって水平
部の曲げ変形が規制され、曲げモーメントが小さくなる
ことと相挨って、支持脚部の開きが可及的に低減され
る。
【0021】このように、ローラに予圧を与えたとき、
あるいは横方向荷重が作用した際に、移動ブロックの支
持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面間の
平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0022】さらに、上側2列のローラを軌道レール上
面の側端よりも中央側に寄せて配置すると共に、対応す
る無負荷域のローラ循環路も下側2列のローラに対応す
る無負荷域のローラ循環路に対して中央側に寄せて配置
し、移動ブロックの水平部の左右両端部上面であって下
側2列のローラの無負荷域のローラ循環路上方位置また
は上方位置よりも中央寄りに、移動ブロック固定用のね
じ穴を設けたことを特徴とする。
【0023】移動ブロックを軌道レールから引き離す方
向の浮き上がり荷重が作用した場合には、ねじ穴を通し
て上向きの力が作用し、その反作用として下側ローラの
ローラ転走面に下向きの力が作用する。この上下につり
合う力がねじ穴と下側ローラ間の水平方向距離だけ離れ
て作用しているので、支持脚部を開く方向の曲げモーメ
ントが生じる。
【0024】この曲げモーメントについても、基本的に
は水平部と軌道レール上面との間に介在される上2列の
ローラによって支持し、支持脚部の開きが可及的に低減
される。
【0025】この浮き上がり荷重による曲げモーメント
は、ねじ穴と下側ローラ間が水平方向に離れていること
に原因があるので、ねじ穴と下側ローラとを同一位置と
することが理想であるが、上側2列のローラの無負荷域
のローラ循環路があるためにねじ穴を中央側に寄せるこ
とが困難である。
【0026】そこで、上側2列のローラを軌道レール上
面の側端よりも中央側に寄せて配置すると共に、対応す
る無負荷域のローラ循環路も下側2列のローラに対応す
る無負荷域のローラ循環路に対して中央側に寄せて配置
することによって、上側2列のローラのローラ循環路と
の干渉を避けつつ、ねじ穴を下側2列のローラの無負荷
域のローラ循環路又はその内側に設けて、ねじ穴と下側
ローラ間の水平方向距離を可及的に短くしたものであ
る。
【0027】このようにすれば、ローラに予圧を与えた
ときや横方向荷重が作用した場合だけでなく、浮き上が
り荷重が作用した場合のモーメントも低減することがで
き、支持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走
面間の平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0028】さらに、軌道レール上面側の上2列のロー
ラの回転軸と直交する線と垂直線とのなす角度をほぼ4
5度、軌道レール側面側の下2列のローラの接触角線と
水平線とのなす角度をほぼ45度に設定すれば、上から
のラジアル荷重(移動ブロックを軌道レールに押し付け
る方向の荷重)、浮き上がり荷重および左右からの横方
向荷重に対し同一の定格荷重となるので、あらゆる方向
からの荷重に対して支承することができ、換言すればあ
らゆる姿勢での使用が可能となって、幅広い用途に利用
できる。
【0029】また、4列のローラに対応して軌道レール
および移動ブロックに形成されるローラ転走面を、2つ
の傾斜面を備えた断面V字形状の軌道溝の一方の傾斜面
に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面と
し、軌道レール側および移動ブロック側の互いに対向す
る軌道溝の案内面間に所定間隔を保ちつつローラ端面を
案内することが効果的である。
【0030】このように軌道溝がV字形状としておけ
ば、ローラピンを用いることによって各軌道溝間の位置
関係を正確に測定することができ、上記各軌道溝の位置
関係に高精度に成形することができる。したがって、軌
道レールと移動ブロック間の4列のローラは対応する一
対の軌道溝に形成されるローラ転走面に正確に接触し、
またローラ端面は一対の軌道溝の案内面によって正確に
案内される。
【0031】上記したように移動ブロックは荷重の方向
にかかわらず剛性があり、軌道レールと移動ブロックの
位置関係は常に一定に保たれる。また、移動ブロックは
軌道レールに対して、各4列のローラに付与されている
予圧の反力がバランスされた位置で支持されており、上
記したように各軌道溝間の位置関係を正確に成形できる
ことと相挨って、ローラ端面と案内面間の間隔は常に一
定に維持できる。特に、移動ブロックを高剛性の形状と
しているので、高い予圧を付与することができ、移動ブ
ロックの高剛性と高予圧が相乗して、ローラ端面と案内
面間の間隔が一定に保たれ、ローラのスキュー防止効果
を高めることができ、ローラの円滑な循環と走り精度を
保持することができる。
【0032】また、従来のように、移動ブロック下面に
ローラ端面案内部材用のスペースが不要となるので、ス
ペース分だけ移動ブロックの水平部を厚肉に設定するこ
とができ、水平部の曲げ剛性を大きくなり移動ブロック
の剛性を大きくすることができる。さらに、移動ブロッ
クの剛性が高まることによって、相乗的によりスキュー
発生防止効果も高くなる。
【0033】また、断面V字形状の軌道溝によってロー
ラ転走面および端面案内面を構成すれば、軌道溝のロー
ラ転走面および端面案内面を研削で同時に仕上げられる
ため、ローラの案内精度および表面粗さも向上し、スキ
ュー防止に高い効果が得られる。また、溝加工も最小限
ですむ。
【0034】また、ローラの保持器を無くして、ローラ
転走面にローラの全長にわたって接触させることによ
り、ローラ自体の剛性を有効に利用できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0036】図1および図2は本発明の一実施の形態に
係る直線ローラ案内装置を示すもので、概略、軌道レー
ル1の左右に上下2列づつ計4列に配列された多数のロ
ーラ21〜24を介して、移動ブロック3を軌道レール
1に沿って案内するようになっている。
【0037】移動ブロック3は、軌道レール1の上面と
対向する水平部4と、この水平部4の両端から下方に突
出して軌道レール1の左右側面と対向する支持脚部5,
5と、を備えている。
【0038】軌道レール1は断面四角形状で、その上面
側に2条、左右側面側に1条づつ計4条のローラ転走面
61〜64が移動ブロック3の移動範囲全長にわたって
設けられている。また、軌道レール1には固定用のボル
ト挿通穴11が長手方向に複数設けられており、各ボル
ト挿通穴11の上端開口部11aは軌道レール1の上面
中央に形成されている。
【0039】一方、移動ブロック3には軌道レール1の
ローラ転走面61〜64と対向して4列のローラ21〜
24を転動自在に挟み込む4条のローラ転走面71〜7
4と、軌道レール1と移動ブロック3のローラ転走面6
1,71;62,72;63,73;64,74間に挟
み込まれたローラ21〜24を移動ブロック3のローラ
転走面71〜74の一端から他端側に循環させる無負荷
域の4条のローラ循環路81〜84が設けられている。
【0040】移動ブロック3は、ブロック本体31と、
このブロック本体31の軸方向両端面に取り付けられる
側蓋32,32と、から構成されており、上記ローラ転
走面61〜64がブロック本体31に設けられ、ローラ
循環路81〜84は、ブロック本体31に各ローラ転走
面61〜64と平行に設けられたローラ戻し通路81a
〜84aと、側蓋32,32に設けられるU字状の方向
転換路81b〜84bとによって構成されている。
【0041】上2列のローラ21,22用のローラ戻し
通路81a,82aはブロック本体31に貫通形成した
貫通孔によって構成され、下2列のローラ23,24の
ローラ戻し通路83a,84aは断面四角形状で、支持
脚部5下端面に設けられた逆V字状の溝85と、この溝
85に被せられる断面V字形状のリテーナ86によって
構成される。
【0042】一方、上2列のローラ21,22は軌道レ
ール1の上面側にその側端よりも所定距離Cだけ中央側
に寄せて配置され、軌道レール1上面と移動ブロック3
の水平部4下面には前記上側2列のローラ21,22に
対応するローラ転走面61,71;62,72が設けら
れている。
【0043】また、この上側2列のローラ循環路を構成
するローラ戻し通路81a,82aは、対応する無負荷
域のローラ循環路81aも下側2列のローラ23,24
に対応する無負荷域のローラ循環路83a,84aに対
して中央側に寄せて配置されている。そして、移動ブロ
ックの水平部31の左右両端部上面であって、下側2列
のローラ23,24のローラ戻し通路83a,84a上
方位置または上方位置よりも中央寄りに、移動ブロック
固定用のねじ穴33が設けられている。これにより、左
右のねじ穴33,33間のピッチPを狭めて下側ローラ
23,24位置に近接させることができる。
【0044】移動ブロック3を軌道レール1から浮き上
がらせる浮き上がり荷重が作用した場合には、上記ねじ
穴33,33を作用点として移動ブロック3を軌道レー
ル1から離間させる方向の力が作用し、下側2列のロー
ラ23,24のローラ転走面73,74にその反力が作
用する。このねじ穴33に作用する力とローラ転走面7
3,74に作用する反力は隅力の関係となるので、支持
脚部5,5を開く方向の曲げモーメントが生じる。
【0045】本実施の形態の場合には、上側2列のロー
ラ21,22を軌道レール1上面の中央に寄せて配置し
ているので、上側2列のローラ21,22とねじ穴33
との干渉を避けることができ、ねじ穴33を下側ローラ
23,24に近接させることで、ねじ穴33と下側ロー
ラ23,24間の水平方向距離Mを短くできるので、支
持脚部5,5を開く方向の曲げモーメントを小さくでき
る。
【0046】また、軌道レール1の横幅Wと高さAとの
関係をA/W<1に設定して、軌道レール1の安定性を
増加すると同時に、軌道レール1上面中央に開口するボ
ルト挿通穴11の上端開口部11aとの干渉を回避して
いる。
【0047】また、4列のローラ21〜24の内下側2
列のローラ23,24は軌道レール1の左右側面に一列
づつ配置され、軌道レール1の左右側面と移動ブロック
3の支持脚部5,5内側面には下側2列のローラ23,
24に対応するローラ転走面63,73;64,74が
設けられている。
【0048】上側2列のローラ21,22の中心軸と直
交する線である接触角線S1,S2はローラ21,22間
の中心を通る垂直線Vに対して、軌道レール1と反対側
に向かって開く方向に所定角度α1,α2だけ傾斜する
構造となっている。この接触角線S1,S2は各ローラ転
走面61,71;62,72の幅方向中心を結ぶ線とし
て記載している。この場合、ローラ戻し通路81a,8
2aの位置は、ローラ21,22よりも左右外側に位置
しているので、ねじ穴33,33形成は、このローラ戻
し通路81a,82aとの干渉を考慮する必要がある。
図示例では、ローラ戻し通路81a,82aの位置をロ
ーラ23,24のほぼ上方に位置させ、ねじ穴33,3
3の位置をローラ戻し通路83a,84aのほぼ上方位
置に位置させている。上側のローラ21,22とローラ
戻し通路81a,82aをもっと中央寄りに配置するこ
とにより、ねじ穴33,33をローラ戻し通路83a,
84aの上方位置よりも中央寄りにして、下側のローラ
23,24の上方位置に近づけることができる。
【0049】この接触構造については、図3に示すよう
に、上側2列のローラ21,22の中心軸と直交する線
である接触角線S1,S2が、ローラ21,22の中心を
通る垂直線Vに対して、軌道レール1と反対側に向かっ
て閉じる方向に所定角度α1′,α2′傾斜する構造と
してもよい。
【0050】このようにすれば、ローラ戻し通路81
a,82aの位置がローラ21,22位置よりも中央側
に寄るので、ねじ穴33,33を形成する際にローラ戻
し通路81a,82aとの干渉を考慮する必要が無くな
り、ねじ穴33,33の位置を、下側2列のローラ2
3,24のローラ戻し通路83a,84aの上方位置よ
りも中央寄りで、ほぼ下側2列のローラ23,24の上
方位置に位置させることができる。
【0051】一方、前記下側2列のローラ23,24の
中心軸と直交する線である接触角線S3,S4が水平線H
に対して軌道レール1側に向かって上向きに所定角度α
3,α4だけ傾斜する構造となっている。この接触角線
S3,S4も各ローラ転走面63,73;64,74の幅
方向中心を結ぶ線として記載されている。
【0052】特に、この例では上記α1〜α4をほぼ4
5度に設定している。
【0053】また、図示例の場合は、ローラ戻し通路8
1a〜84aの位置は各ローラ21〜24の接触角線S
1〜S4の延長線上に形成している。このようにすれば、
ローラ21〜24の転がり方向と方向転換路81b〜8
4bの方向が一致するので、ローラ21〜24をスムー
ズに転動移行させることができる。
【0054】下側2列のローラ23,24のローラ戻し
通路83a,84aについては、図4に示すように、負
荷域のローラ転走面73とほぼ同一高さ位置に設定する
ことにより、支持脚部5,5の突出長さを短くでき、そ
の分軌道レール1の高さも低くでき、全体の高さBを低
くして安定化を図ることができる。
【0055】また、本発明では、上記した軌道レール1
および移動ブロック3に形成されるローラ転走面61,
71;62,72;63,73;64,74を、2つの
傾斜面を備えた断面V字形状の軌道溝6,7の一方の傾
斜面に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内
面6a,7aとしている。
【0056】本発明によれば、上側2列のローラ21,
22を軌道レール1の上面側端よりも中央側に寄せて配
置しているので、移動ブロック3の支持脚部5,5内側
面に1条のローラ転走面73,74を形成するだけでよ
く、支持脚部5,5の付け根から下2列のローラ23,
24までの長さLを短くでき、ローラ21〜24に付与
した予圧の反力や外部荷重により支持脚部5,5に作用
する曲げモーメントは小さくなる。
【0057】また、支持脚部5,5を開く方向に作用す
るモーメントによって水平部4の中央が軌道レール1上
面に近接する方向に曲げられようとするが、本発明で
は、水平部4と軌道レール1上面間に介在される上2列
のローラ2によって水平部4の曲げ変形が規制され、曲
げモーメントが小さくなることと相乗的に、支持脚部
5,5の開きが可及的に低減される。
【0058】このように、軌道レール1上面側の上2列
のローラ21,22および側面側の下2列のローラ2
3,24によって、予圧を与えたときや浮き上がり荷重
が作用した際に、移動ブロック3の支持脚部5,5が開
く方向の変形が防止され、ローラ転走面61,71;6
2,72;63,73;64,74間の平行度が保たれ
てローラ21〜24の片当りが防止される。
【0059】さらに、軌道レール1上面側の上2列のロ
ーラ21,22の接触角線S1,S2と垂直線Vとのなす
角度をほぼ45度、あるいは図3に示すように、上記接
触角線S1′,S2′を垂直線Vに対し手軌道レール1側
に向かって開く方向にほぼ45度に設定し、さらに、軌
道レール1側面側の下2列23,24のローラの接触角
線S3,S4と水平線Hとのなす角度を軌道レール1側に
向かって上向きにほぼ45度に設定すれば、上からのラ
ジアル荷重(移動ブロック3を軌道レール1に押し付け
る方向の荷重)、浮き上がり荷重および左右からの横方
向荷重に対し同一の定格荷重となるので、あらゆる方向
からの荷重に対して支承することができ、換言すればあ
らゆる姿勢での使用が可能となって、幅広い用途に利用
できる。
【0060】また、4列のローラ21〜24に対応して
軌道レール1および移動ブロック3に形成されるローラ
転走面61,71;62,72;63,73;64,7
4を、断面V字形状の軌道溝6,7の一方の傾斜面に設
け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面6a,
7aとし、軌道レール1側および移動ブロック3側の互
いに対向する軌道溝6,7の案内面6a,7a間に所定
間隔を保ちつつローラ端面を案内しているので、各軌道
溝6,7間の位置関係をローラピン等を用いることによ
って正確に測定することができ、各軌道溝6,7の位置
関係に高精度に成形することができる。したがって、軌
道レール1と移動ブロック3間の4列のローラ21〜2
4は対応する一対の軌道溝6,7に形成されるローラ転
走面61,71;62,72;63,73;64,74
に正確に接触し、またローラ端面は一対の軌道溝6,7
の案内面6a,7aによって正確に案内される。
【0061】上記したように移動ブロック3は荷重の方
向にかかわらず剛性があり、軌道レール1と移動ブロッ
ク3の位置関係は常に一定に保たれている。さらに、移
動ブロック3は軌道レール1に対して、各4列のローラ
21〜24に付与されている予圧の反力がバランスされ
た位置で支持されるので、上記したように各軌道溝6,
7間の位置関係を正確に成形できることと相挨って、ロ
ーラ端面と案内面6a,7a間の間隔は常に一定に維持
できる。
【0062】特に、移動ブロック3を高剛性の形状とし
ているので、高い予圧を付与することができ、移動ブロ
ック3の高剛性と高予圧が相乗して、ローラ21〜24
端面と案内面6a,7a間の間隔が一定に保たれ、ロー
ラ21〜24のスキュー防止効果を高めることができ、
ローラ21〜24の円滑な循環と走り精度を保持するこ
とができる。
【0063】また、移動ブロック3とは別体のローラ端
面案内部材が不要なので、その分だけ移動ブロック3の
水平部31を厚肉に設定することができ、水平部31の
曲げ剛性が大きくなる。さらに、移動ブロック3の剛性
が高まることによって、相乗的によりスキュー発生防止
効果も高くなる。
【0064】また、断面V字形状の軌道溝6,7によっ
てローラ転走面61,71;62,72;63,73;
64,74及びローラ端面の案内面6a,7aを構成し
ているので、ローラ転走面61,71;62,72;6
3,73;64,74及び端面案内面6a,7aを、研
削によって同時に仕上げることができ、ローラ転走面6
1,71;62,72;63,73;64,74及びロ
ーラ端面の案内面6a,7aの案内精度および表面粗さ
も向上し、スキュー防止に高い効果が得られる。また、
溝加工も最小限ですむ。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上側2列のローラを軌道レール上面の側端から中央側に
寄せ、下側2列のローラを軌道レールの左右側面の上部
に寄せているので、軌道レールの左右側面にそれぞれ2
列ずつローラを配置している場合に比べて、移動ブロッ
クの左右支持脚部の付け根から下側ローラまでの長さを
短くできる。
【0066】したがって、ローラに付与した予圧反力
や、軌道レールに対して移動ブロックを水平方向にずら
す方向に作用する横方向荷重によって、支持脚部を開く
方向に作用する曲げモーメントを小さくすることができ
る。
【0067】また、この支持脚部を開く方向に作用する
モーメントによって水平部の中央が軌道レール上面に近
接する方向に曲げられるが、本発明では、水平部と軌道
レール上面間に介在される上2列のローラによって水平
部の曲げ変形が規制され、曲げモーメントが小さくなる
ことと相挨って、支持脚部の開きが可及的に低減され
る。
【0068】このように、ローラに予圧を与えたとき、
あるいは横方向荷重が作用した際に、移動ブロックの支
持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ転走面間の
平行度が保たれてローラの片当りが防止される。
【0069】さらに、移動ブロックの水平部の左右両端
部上面であって下側2列のローラの無負荷域のローラ循
環路上方位置または上方位置よりも中央寄りに、移動ブ
ロック固定用のねじ穴を設ければ、上側2列のローラの
ローラ循環路との干渉を避けつつねじ穴と下側ローラ間
の水平方向距離を可及的に短くすることができ、浮き上
がり荷重による支持脚部を開く方向のモーメントを小さ
くすることができる。
【0070】このようにすれば、ローラに予圧を与えた
ときや横方向荷重が作用した場合だけでなく、浮き上が
り荷重が作用した場合のモーメントも低減でき、移動ブ
ロックの支持脚部が開く方向の変形が防止され、ローラ
転走面間の平行度が保たれてローラの片当りが防止され
る。
【0071】さらに、軌道レール上面側の上2列のロー
ラの回転軸と直交する線と垂直線とのなす角度をほぼ4
5度、軌道レール側面側の下2列のローラの回転軸と直
交する線と水平線とのなす角度をほぼ45度に設定すれ
ば、上からのラジアル荷重(移動ブロックを軌道レール
に押し付ける方向の荷重)、浮き上がり荷重および左右
からの横方向荷重に対し同一の定格荷重となるので、あ
らゆる方向からの荷重に対して支承することができ、換
言すればあらゆる姿勢での使用が可能となって、幅広い
用途に利用できる。
【0072】また、4列のローラに対応して軌道レール
および移動ブロックに形成されるローラ転走面を、2つ
の傾斜面を備えた断面V字形状の軌道溝の一方の傾斜面
に設け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面と
し、軌道レール側および移動ブロック側の互いに対向す
る軌道溝の案内面間に所定間隔を保ちつつローラ端面を
案内するようにすれば、ローラピン等を用いることによ
って各軌道溝間の位置関係を正確に測定することがで
き、前提として各軌道溝の位置関係を高精度に成形する
ことができ、ローラとローラ転走面との接触状態および
ローラ端面と案内面との間隔をより高精度に保つことが
できる。
【0073】そして、上記したように移動ブロックは荷
重の方向にかかわらず剛性があり、軌道レールと移動ブ
ロックの位置関係は常に一定に保たれ、さらに、移動ブ
ロックは軌道レールに対して、各4列のローラに付与さ
れている予圧の反力がバランスされた位置で支持される
ので、上記軌道溝の位置関係を正確に加工できることと
相挨って、ローラ端面と案内面間の間隔を常に一定に維
持できる。したがって、軌道レールと移動ブロック間の
4列のローラは対応する一対の軌道溝に形成されるロー
ラ転走面に正確に接触し、またローラ端面は一対の軌道
溝の案内面によって正確に案内される。
【0074】特に、移動ブロックを高剛性の形状として
いるので、高い予圧を付与することができ、移動ブロッ
クの高剛性と高予圧が相乗して、ローラ端面と案内面間
の間隔が一定に保たれ、ローラのスキュー防止効果を高
めることができ、ローラの円滑な循環と走り精度を保持
することができる。
【0075】また、従来のように、移動ブロック下面に
ローラ端面案内部材用のスペースが不要となるので、ス
ペース分だけ移動ブロックの水平部を厚肉に設定するこ
とができ、水平部の曲げ剛性を大きくなり移動ブロック
の剛性を大きくすることができる。さらに、移動ブロッ
クの剛性が高まることによって、相乗的によりスキュー
発生防止効果も高くなる。
【0076】さらに断面V字形状の軌道溝によってロー
ラ転走面及びローラ端面の案内面を構成することによ
り、ローラ転走面とローラ端面の案内面を研削によって
同時に仕上げることができ、ローラ転走面及びローラ端
面の案内面の加工が容易にできしかも案内精度および表
面粗さも向上し、スキュー防止に高い効果が得られる。
また、溝加工も最小限ですむ。
【0077】また、ローラの保持器を無くして、ローラ
転走面にローラの全長にわたって接触させることによ
り、ローラ自体の剛性を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係る直線ローラ
案内装置を示す図である。
【図2】図2は図1の直線ローラ案内装置の一部破断斜
視図である。
【図3】図3は図1の直線ローラ案内装置の上2列のロ
ーラ接触構造の変形例を示す図である。
【図4】図4は図1の直線ローラ案内装置の下2列のロ
ーラのローラ戻し通路の変形例を示す図である。
【図5】図5は従来の直線ローラ案内装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 軌道レール 21〜24 ローラ 3 移動ブロック 31 ブロック本体 32 側蓋 4 水平部 5 支持脚部 6 軌道溝 61〜64 ローラ転走面 6a 端面案内面 7 軌道溝 71〜74 ローラ転走面 7a 端面案内面 81〜84 ローラ循環路 81a〜84a ローラ戻し通路 81b〜84b ローラ方向転換路 S1〜S4 法線 V垂直線 H水平線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道レールに4列のローラを介して移動ブ
    ロックを軌道レールに沿って案内するもので、 前記移動ブロックは、軌道レールの上面と対向する水平
    部と、該水平部の両端から下方に突出して軌道レールの
    左右側面と対向する支持脚部と、を備え、 前記軌道レールには前記ローラが転走案内される4条の
    ローラ転走面が移動ブロックの移動範囲全長にわたって
    設けられ、 一方、前記移動ブロックには前記軌道レールのローラ転
    走面と対向して4列のローラを転動自在に挟み込む4条
    のローラ転走面と、前記軌道レールと移動ブロックのロ
    ーラ転走面間に挟み込まれたローラを移動ブロックのロ
    ーラ転走面の一端から他端側に循環させる無負荷域の4
    条のローラ循環路を設けた直線ローラ案内装置におい
    て、 前記4列のローラの内、上側2列のローラを前記軌道レ
    ール上面の側端よりも中央側に寄せて配置し、軌道レー
    ル上面と前記移動ブロックの水平部下面に前記上側2列
    のローラに対応するローラ転走面を設け、 また、前記4列のローラの内、下側2列のローラを軌道
    レールの左右側面の上部に一列づつ配置し、前記軌道レ
    ールの左右側面と移動ブロックの支持脚部内側面に前記
    下側2列のローラに対応するローラ転走面を設け、 前記上側2列のローラの回転軸と直交する線が垂直線と
    所定角度だけ傾斜し、 さらに前記下側2列のローラの回転軸と直交する線が水
    平線に対して軌道レール側に向かって上向きに所定角度
    だけ傾斜する構成としたことを特徴とする直線ローラ案
    内装置。
  2. 【請求項2】上側2列のローラを軌道レール上面の側端
    よりも中央側に寄せて配置すると共に、対応する無負荷
    域のローラ循環路も下側2列のローラに対応する無負荷
    域のローラ循環路に対して中央側に寄せて配置し、 移動ブロックの水平部の左右両端部上面であって下側2
    列のローラの無負荷域のローラ循環路上方位置または上
    方位置よりも中央寄りに、移動ブロック固定用のねじ穴
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の直線ローラ
    案内装置。
  3. 【請求項3】上側2列のローラの回転軸と直交する線と
    垂直線とのなす角度をほぼ45度に設定したことを特徴
    とする請求項1または2に記載の直線ローラ案内装置。
  4. 【請求項4】下側2列のローラの回転軸と直交する線と
    水平線とのなす角度をほぼ45度に設定したことを特徴
    とする請求項1または2に記載の直線ローラ案内装置。
  5. 【請求項5】4列のローラに対応して軌道レールおよび
    移動ブロックに形成されるローラ転走面を、2つの傾斜
    面を備えた断面V字形状の軌道溝の一方の傾斜面に設
    け、他方の傾斜面をローラ端面を案内する案内面とした
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の直
    線ローラ案内装置。
  6. 【請求項6】ローラはローラ転走面に対して全長にわた
    って接触している請求項5に記載の直線ローラ案内装
    置。
  7. 【請求項7】ローラには予圧が付与されていることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の直
    線ローラ案内装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1471273A3 (en) * 2003-04-23 2009-10-28 NSK Ltd., Linear guide apparatus

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